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マグロ漁船〜大量虐殺〜
俺はマグロ。しがないただのマグロ。
ここ最近、俺らの海にしょっちゅうでかい鉄の塊がやってくる。
「マグ美、あいつらうざくない?」
マグ美「それなー」
マグ美は俺の彼女。マグロが泳ぎ続けるのと同じように、それなーと言い続けている。
「そろそろ痛い目見せてやるか?」
マグ美「それなー」
ちょうどいいタイミングで網が降りてきた!
「うぉぉぉぉぉ!!!!」
あみをうまいこと尻尾に引っ掛け、反対側に思いっきり泳ぐ。
だが抵抗虚しく陸へ上げられてしまった。
(くそっ、、俺はこんなにも弱い...)
脳裏にマグ美の顔が浮かび上がる。
(俺は、俺はぁっ!)
「こんなところでは終われねぇぇぇ!!!!」
『おぉ、このマグロ生きがいいぞ!』
そう言った漁師の首元へ身を寄せて、思いっきりがぶり!と噛みつく。
「まずい!」
すると、他の漁師たちが網や包丁を持って登場してくる。
...その時!
ざっばあぁん!
大きな波音と共に船がぐらぐらと揺れる。
「これは!」
「他のマグロたち!」
まさか、俺を助けに、、!?
仲間の協力により、船は沈没しかけていた。
他の漁師は振り落とされる中、この漁師だけは踏ん張って耐えていた。
「決着をつけようじゃないか、」
びゅう..と潮風が鮫肌ならぬマグロ肌を撫でる。
「今ッ!」
お互い、血飛沫が飛び散る。
ついに船は沈没した。
海の底、俺はマグ美と共にいた。俺は死にかけだが。
「マグ美、ごめんよ」
「それなー」
「俺、最後にお前に伝えたいことが、あるんだ..」
きらきらと日差しがさしこむ。
「愛してる」
「...それなー」
なにこれ