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Episode.2
はいどうも、テストで死んできた第二だよ☆()
「っ、ぅ……ここ、は……」
寝不足を責め立てるような頭痛に似たガンガンとした痛みを感じながら、エリカは目を覚ました。
ただし────真っ白な天井の病院ではなく、真っ暗な洞窟の中で。
「………………ぇ?」
ボケていた頭から、急速に血の気が引いていく。
「な、に……ここ、どこ……?」
懸命にたどり寄せた記憶の中から、ステージ上のスポットライトのような光がフラッシュバックする。
「ぁ……私、トラックに……」
事故直前の出来事を思い出し、エリカの身が強ばる。しかし、それ以降の記憶は思い出せそうにない。
手のひらにひんやりとした岩の冷たさを感じながら、とりあえず彼女は体を起こした。交通事故に遭ったのが嘘だったかのように、まったく苦痛は感じなかった。
もはや夢だったのではないかと思いつつ、エリカは出口を求め一度周囲を見回す。しかし、人影はおろか地上の光すら見当たらなかった。
わずかに落胆し、わけのわからない現状に困惑と恐怖を覚えながらも、彼女は少しずつ歩みを進め続けた。
▷▶▷
頬に冷たい感触があり、エリカはびくりと肩を震わせる。
どうやら、上から雫が垂れてきたようだった。ほっと胸をなでおろしたのもつかの間、彼女はあることに気が付く。
────水たまりに、少女の姿が映っていた。
袖に金色の装飾が付いた黒いローブが少女の華奢な身を包み、闇を吸い込んだみたいに真っ黒なウルフカットの髪は寝起きのように毛先がぴょこんと跳ねている。無造作に伸びた前髪に隠された紫色の瞳は、まるでアメジストみたいだ。足元には、高級そうなこげ茶の厚底ブーツが収まっていた。
水の鏡に映っていたのは、墨から生まれてきたかのような、そんな少女の姿だった。
エリカは、食い入るようにその鏡を見つめた。その理由は、いつの間にか彼女が知らない服を着せられていたからではない。
……いや、それもあるかもしれないが、彼女にとってそんなことよりも更に衝撃的な事実がそこにはあった。
水面に映ったのは────見知らぬ少女の姿だった。
「……これ…私…?」
呆然とした顔のまま、少女は手を握ったり開いたりする。そしてそのまま、頬をつねった。
じんじんとした痛みが、白い頬に残る。
それは、紛れもない現実を表していた。
真っ白になった頭の中に、一つの言葉が浮かぶ。まさかとは思いながらも、少女は口に出さずにはいられなかった。
「もしかして私────転生、した?」
転生系好きなんですよ…ぐえへへへ((