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第11話
あれから、数ヶ月が経った。師匠は少しだけ、元気になった気がする。
だから…今日…私は…
「師匠、」
「なんだい?」
「好きです」
告白します。いやたった今過去になったから過去形でしましたか。
「…す、す、す、水彩画じゃなくて?」
うふふっ。テンパってるね。私は水彩画も好きだけど、水彩画と出会わせてくれた師匠も水彩画以上に好きなんだよ。
「…師匠のことがですよ」
「…じゃあ…!…両思いじゃん…っ…」
「えええ?」
どういうこと…?はい?頭の整理がつかん。
「…僕も、君のこと好きだから…」
「…あ、ありがと…ございます…」
きゃっ!何…師匠に抱きしめられた…!?こんなの…平常心でいられるわけないじゃない…!
「付き合ってくれる?」
「はい…」
やれやれ。私、もっとしっかりしなよ。声をあげるのだけで精一杯なんだから。
師匠の腕の中…ものすごくあったかい…
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「あれから10年かぁ…早いねぇ、あなた…って聞いてる!?」
「聞いてるよー?だからその記念に描いてるんじゃないか」
あれから私たちは夫婦になった。師匠…じゃなくて奏太は今は画家の仕事してる。私は特筆すべきもない会社員ですよ…
本当に、運命を変える出会いってあるんだと、今となってはそう思う。
まだ、今後そういうチャンスがあるのかもしれない。
それを逃さず、足元を見つめて歩いていこうと思う。(終わり)
変な終わり方でごめんなさい。
でも、なんとか完結できたからよかった…