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第2話
早速、私は色川さんに弟子入りした。これからは『師匠』って呼ばなくっちゃね!
「何描こうかな…」
「じゃあさ、手始めに花なんてどうです?それなら頭空っぽの僕が始めた時でも綺麗に描けたから」
花か…昔、母さんと一緒に生け花教室に通ってたっけ。
あと師匠今自分のこと頭空っぽって言った?なんかこれだけで複雑な境遇に身を置いてたことは分かる気がする。同じ匂いがするから。
「それにします!」
「OK!そこにガーベラあるでしょう?あれ見て鉛筆で薄く書いてみて?」
「分かりました」
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「ふぅ…できました…」
「すっごい上手!僕が初めて描いた時より上手だね…そういえば名前は?」
あっ!名前言うの忘れてた!
「石原志乃です」
「可愛い名前…石原さんは昔絵描いてたりとかしてたんですか?」
そりゃあ学校の図工とかでは描いてたけど…特に描いてなかったかも。
「描いてないですよ?…次は何をすればいいんですか?」
「次は下塗り。何色で塗りたい?」
「ピンクとか…」
「じゃあ極限まで水で薄くしてください」
極限まで!?確かに…『水』彩っていうもんね。
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「乾いたら影をつけようか。明日にしよう?」
「そうします」
宿題もあるしね…今日は幸い少ないけど。最後にどうしても聞きたいことがある。
「…師匠はなんで水彩画始めたんですか?」
「''先輩''に教えてもらったんだ」
先輩?きっと師匠と関わりの深い人なんだろうな…