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魔物吸収、成り上がり。「第一話」
「おいテメェ、ちゃんと働けやゴラ!」
「す、すみません…!」
俺の名前は__|喰代《ほおしろ》|零《れい》だ。
ただいま、“ダンジョンバイト“中…。このバイトは、その名の通りダンジョンでするバイトだ。
「ダンジョンから出る鉱石を掘り出す」というバイト内容で、バイト代が「7万円」と、他のバイトよりも高い。
俺は…金がない。だからバイトをしている。だが、このバイトではうまく働けない。
「もうテメェ、これで何回目だ…!?」
「す、すみません…。」
俺は土下座して謝る。こんな風に毎回怒られる。このバイトでは重労働が多いため、体力がない俺には誰もが心底呆れる。
先輩だって…友達だって…このバイト中では、俺は冷ややかな目でいつも見られるんだ。
けど…金が欲しい…ッ!!!
「お前はもう先に帰れッ!」
「………」
俺は、先輩にそう言われバイトから抜けた。
…突然だが、俺には「特殊能力」がある。…と言っても、生まれた時から“誰もが“特殊能力を持って生まれてくるんだがね…。
俺の特殊能力…いや、呼ぶのがめんどくさいから「異能」とでも言っておこうか。
俺の異能は、「|魂魄吸収《ソウル・アブソプーション》」だ。
この異能は「魔物を吸収」することが可能だ。
しかし、この「魂魄吸収」は、自分よりも格上の魔物は吸収することは不可能だ。
けれど、その欠点は自分がレベルを上げていけばいい。っていうだけなんだけどね…。
俺は拳を握りしめた。お金を稼ごうと思っても、うまく稼げないバカな自分を思って。
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家に帰ってきた。お金がなくて、ここ最近、家賃を払えていない気がする…。
俺は水を一杯、ゴクッと飲み干し、自分に嫌になりながらベッドにぶっ倒れた。