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謎だらけの世界! (3)
「つまり、私達、異世界転移しちゃったってこと!?」
私は思わず叫ぶ。
「え、今気付いたの?」
日乃芽が私の方をみる。
「というか、うちからみればあなた達の住んでいた世界の方が異世界なんだけど…」
その女の子が少し冗談っぽく言う。
「そういえば、あなたの名前は何ですか?」
まだこの人の名前をきいていなかった。
「うちは|庭鳥島 莉緒莉《にわとりじま りおり》だよ。」
「にわとり?」
ことりがフッと笑う。
「それ、毎回言われるんだよ!鶏じゃなくて、家の庭に鳥類の鳥ーー!」
怒っているような口調だが、少し声が笑っている。
「アハハハハッ!」
しばらく私達は笑い、夢が
「今って、多分下校中なんだよね?」
と言う。
「そうだよ。」
「私達、家がわかんないんだけど…」
あ…
「ほんとじゃん!」
「でもうちにきかれても知らないよぉ!」
「ど、どうしよう…」
私がパニクってる中、ことりがふと呟く。
「ことり、家わかるかも…」
へ?
「なんで?」
「なんとなく、わかるの…ここから家までの道、何百回と通ったことがあるきがして…」
「…」
私はよく考えるを
そして、不思議な感覚に襲われた。
ここは来たこともないはじめての場所。でもたしかに、ここから家までの道は何回も通っていて、家の場所が分かる気がする…!
なんとなくだけど、家の方向がわかる。
「たしかに!私、わかる!」
「私も!」
夢も後に続く。
「…そうなの?でも、親とかはどうなってるんだろう…」
それもそう。
私達の親はアールテナ星にいるはず。
でも、この制服、謎の感覚、私達は元からこのチキュウっていう星にいたことになっているのかも。
「ひとまず、その何となくの方向に行ってみよう!」
「その方向はどっちなの?」
莉緒莉がきく。
桜絵中学校の校門からは、右にまっすぐ長く続く道、左に続き、少しして曲り角のある道、前の信号があって、広い道の3箇所。
「「「「…こっち。」」」」
みんなの声が重なり、私達が指差した場所は全員、前の広い道。
「え、みんな一緒?私もその方向に家があるんだけど…」
莉緒莉が呟く。
「じゃあ、みんなで一緒に帰ろう!」
今はこの謎の感覚をたよりに家まで辿り着くしかない!
私達は信号が青になるのをじっと待つ。
信号が赤から青にパッと変わる。
私達は一斉に歩き出した。
投稿、5日くらいあいてごめんなさい!