公開中
異世界(地球)転移しちゃった!? (2)
「ー…ここ、どこ?」
夢がついに、言葉を発する。
とりあえず、目の前にある学校のような場所に近づく。
そこの校門の隣の塀には、|貝山《かいやま》市立|桜絵《さくらえ》中学校と彫られていた。
「貝山市?桜絵中学校?聞いたことないけど…」
私達が戸惑っていると、後ろから声がした。
「?あなた達、そこで何やってるんですか?」
驚いて4人とも、後ろを振り返る。
この学校の生徒だろうか。制服を着た、私達と同い年くらいの、おそらく女の子がいた。
「え?えっとぉ…」
急に知らない人に話しかけられたので、慌てる。
「2年生か、3年生の人ですか?」
え?
なんでこの学校の生徒だって思ってるんだろう…
そう思って、右にいる日乃芽をチラリとみると、
「!?日乃芽、その服、どうしたの?」
突然知らない場所にいた驚きが大きすぎて気づいていなかったが、日乃芽の服が、いつのまにか変わっている。
まわりをみると、日乃芽も、夢も、ことりも、私も、私達が通っている、私立ネリネ中学高等学校とは違うその女の子と同じ制服を着ていた。
「え!?何この服!」
「私達の制服は!?」
「え…!」
私達が混乱していると、その女の子が
「…あの、大丈夫ですか?」
と言った。
私は恥ずかしくなって慌てて、
「あ、違うの…ます!その、私達は中1です!」
「え?名前は?」
女の子が言う。
「私は朝雛 日乃出!この青緑の髪の人は道籏 夢!この水色の髪の人は芽組 ことり!私と同じ赤茶色の髪の人は私と双子の朝雛 日乃芽!」
「朝雛…芽組…道籏…みんな結構珍しい名前のような気がするから、同じ学年だと覚えているはずなんだけど…」
女の子が不思議そうな顔をする。
「あ、その、何て言えばいいか…私達はー…」
私は事情をその女の子に話し始めた。
「…という訳なんです!」
「魔法が使える世界…信じられない!」
「…え?」
魔法が使えることなんて当たり前じゃないの?
「あなたは魔法が使えないんですか?」
「当然!」
え!?この世界に使えない人なんていたんだ…!
そう思っていると日乃芽が、
「あの、この星って、なんて言うんですか?」
と言う。
日乃芽、何言ってるの?そりゃ当然、ここはアールテナ星じゃ…
「ここは地球。あなた達はどこからきたの?」
チキュウ?私達が暮らしている星の名前は、アールテナ星。………え!?つまり私達って、異世界転移しちゃったってこと!?この制服も意味わかんないし…一体何がどうなってるの!?
ちなみに地球とアールテナ星は言語や文字が同じということにしてください!じゃないとストーリーが進まないので…