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フォルティシシモ・スケルツァンド-一寸先のニヒリスト
警察「指紋鑑定の結果が出ました。」缶「やっと出たか。」
あれから1週間。破滅の音楽隊はあれから音沙汰が無い。
警察「恐らくこれは…**柊鯉心**だと思われます」伊「ひいらぎ…こしん?」缶「誰だそいつ」警察「いや、調べてもらったのですが全く情報が出ませんでした」伊「どういうことだ?」警察「彼が15歳になったところから何も記録がなくて…そもそも小学校も幼稚園も行ってないんです…」缶「はあ?そんなんありえるかよ。」警察「本当なんですよ…」そこに、1人の老人が現れた。
矢「探偵さんのお二人いらっしゃいますね」缶「あぁ、昨日の奴か」
矢「あなた達本当にそれでできると?」
伊「どういうことだ?」
老人はコートを脱ぎ捨てる。
そこには、|スーツを着た男《あのときのあのおとこ》がいた。
スーツ「ああ〜もう面白すぎて笑いを堪えるのも難しかったですよ」スーツは手に何かを握っている。
`トライアングル`だ。
スーツはトライアングルを鳴らす。耳障りな金属音が聞こえ、直後そのトライアングルから光が発せられる。
缶「あれは…レーザーだ!避けろ!」トライアングルから光線が放たれる。スーツ「今のを避けるとは、すごいですねぇ…」伊「何嗜んでやがる!」伊織がスーツに拳を振る。しかし、
**キイイィィィーン**
トライアングルは大きな音を出した。
伊織は、額から大きな音を出した。
缶「クソッ、病院だ」スーツ「私は尾を掴まれるのは好きじゃないんでね。」瞬きをする間に、スーツは消えており、そこには額から血を流した伊織と腹を貫かれ、絶命しているであろう警察官がいる。
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?「暇ですねぇ、羊ででも遊びましょうか。」
ベートーヴェンのような容姿をした男は、「|V《ブレス》」という刻印があるピアノを奏でるため、椅子に腰掛ける。観客達は皆、「|D.C.《ダ・カーポ》」と書かれた旗を掲げている。
男は、演奏を始める。「メリーさんの羊」を演奏しているのだろう。
演奏を始めてから、ピアノから音符が具現化して出現し、同時に羊が現れている。
男は、演奏をしながら言う。
?「虚無というものはいい。すべてを包み込むそこには、争いも駆け引きも悲しみも一切存在しない。ただそこに平和があるのみ。私の理想の終着点は、まさにそこなのです」
シ「はじめまして、わたくし、シモン・グレイスと言います」
観客、いや、**`ダ・カーポ音楽隊`**の者は皆、旗を上げ、演奏も終わらぬまま、歓声を上げる。
これは、四御島という日本の小さな島の物語である。