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奥沢「先輩は、ズルい。」
藍葉 塁⚾️
こんにちは!藍葉塁です(^^)今回は奥村と沢村のお話です!奥村の抑え切れない恋心が尊いです笑今回も楽しく読んでくれると嬉しいです☺️
先輩はいつも元気で明るい人だ。すごくアホっぽいけど。
でも俺はそんな沢村先輩が好きだった。
告白する勇気がなくていつも見守っているだけになってしまうけれど。
今日も沢村先輩がすごい顔で納豆を食べているのを見守っている。
「ブハハwwwすごい顔www」
沢村先輩の周りの友達が笑ってる。
でも本当にすごい顔だ。真似できない。
こんな人の恋人になれたらな。俺は思った。
でも多分あっちは俺のことをバッテリーとしか思っていないかな。
吐き気を堪えて食事を食べた後部屋で勉強をしているとバコーンと音がした。
「やあ!奥村少年!御幸先輩はいるか?!」
「ドア開ける音うるさいです。静かに開けてください。後御幸先輩はいません。」
「そうか!ありがとう!ところで何をしているんだ?」
「勉強ですけど。」
「なるほど!わからないところあるのか?」
「まぁ、、、。ここがわからなくて、、、。」
「ここならこの沢村栄純に任せろ!」
そう言って勉強を教えてくれた。
、、、優しいな。馬鹿なとこもあるけど。
ますます好きになってしまった。
「わかったか?」
「はい。ありがとうございます。沢村先輩。」
「おう!じゃあな!おやすみ!」
「おやすみなさい。」
そして沢村先輩は部屋を出て行った。
嗚呼、この気持ちが一気に全部吐き出せたならどんなに楽だったか。
でも俺たちはあくまでピッチャーとキャッチャー。
そんな中で気持ちを伝えることなんてやっぱりできっこなかった。
そんないつも通りの生活をしていたある日。
バレンタインデーの日だった。
「えぇ?!沢村が?!」
金丸先輩がそう叫んでるのを聞いて何事かと思って俺は駆け寄った。
「金丸先輩、どうしたんですか?」
次の言葉は信じられなかった。
「沢村が、、、。女子に告られたんだってよ、、、。」
「え、、、?沢村先輩が、、、?こんなに馬鹿でうるさいのに、、、?」
「失礼だぞ!奥村少年!」
「いやいや。お前はいつもそうだろ。」
「おい!カネマールまで!」
俺は固まった。まさか、沢村先輩が女子に告られるなんて、、、。
俺は心に名状しがたい苛立ちを覚えた。
俺の方が先に好きだったのに。なんで、、、。
「どうしたのか?奥村少年?」
沢村先輩が俺の気持ちも知らずに問いかけてくる。
「あぁ、大丈夫です。ところで誰に告られたんですか?」
「なんかチア部の女子だって。」
「そうなんですか。まぁ、良かったですね。」
「わっはっは!いいだろ!」
「自慢するなバカ村。」
「自慢しないでください。」
チア部の女子か、、、。まぁ、モテるんでしょうね。根はいい人ですし。
でも、ムカつく。
俺は心に蓋をすることしかできないのかよ、、、!
いい加減この気持ちを一刻も早く伝えたいのに、、、!
そして、とうとう覚悟を決めた俺は沢村先輩をルームメイトが席を外していない自分の部屋に呼んだ。
「それで、何の用だ?奥村少年。」
「急に言いますが許してください。」
もうこうなったら当たって砕けろだ。
「俺、沢村先輩のことが好きです。」
「え?!え?!どういうことだ?!」
「こういう意味で。です。」
そう言って俺は沢村先輩の頬にキスをした。
「ッ、、、!」
「俺、今日の告白のこと聞いて沢村先輩のこと取られちゃうのかと思ったんです。」
「、、、あれなら俺、断ったぞ。」
「え、なんでですか?」
「俺に好きな人がいるから。」
「誰なんですか、、、。」
「今目の前にいるお前だよ。奥村。」
「えっ、」
「明日から恋人としてよろしくな!奥村少年!」
「、、、!はい。」
嗚呼、やっぱり先輩はズルい。
ということで!楽しんでいただけましたか?最終的には二人がくっつきましたね笑次回も楽しく読んでくれると嬉しいです☺️それでは!