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太陽 続編
なんか意外と好評だったので。
解説的なものも載せておきます。
より掘り下げたものでーす!
「もういいよ!|厚《あつし》なんか知らない!」
「ま、待てよ|美南《みな》!この辺通り魔が彷徨いてるらしいから危ないって!」
「大丈夫だって言ってるでしょ⁉だって、通り魔は、、っ」
バンッ
ドアが乱暴に閉められる。
今は夜だと言うのに、まったく近所迷惑なのがわからないのかあいつは。
兎に角まずい。
通り魔は流石に危険だろう。
護身用に小型ナイフを持って、美南を追いかけた。
カツカツ、美南のヒールが響く音が聞こえる。
よかった、まだ近くにいた…。
「美南、早く帰」
早く帰ろう、と言おうとしたが。
眼の前に、明らかに普通ではない目つきをした男が現れた。
「っ‥⁉」
あれは、拳銃……⁉
まずいまずい
「うわあぁぁぁ!!!」
勢いでナイフを振り回し、その男に傷を付けた。
動かなかったから、死んでしまったのかもしれない。
でも、他のことを考える余裕は無く、俺はその場を去った。
---
朝、だ。
俺は意識がないまま、自宅に帰ってきていたらしい。
手にはナイフが握られていた。
無意識にそれをポケットに入れ、家を出る。
美南は帰っていなかった。
太陽が、眩しかった。
なんとなく、うざくなった。
だからそこに居た、女を殺した。
何がしたいのかもわからない。
自分のことなのに。
その女は。
美南だった。
あれ、俺はなんでナイフなんか持ってるんだっけ。
なんで殺す直前、美南があんな言葉を呟いたのか。
たしか言葉は、
『やっぱり、やっぱり厚が』
わからない。
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない。
無意識のうちに、そばに居た人たちを切りつけ。
最後には自分の心臓に、ナイフを刺した。
どうですか?
実は美南さん、物語冒頭からずっと、厚が通り魔だということが分かっていたんですね。
厚が最初に切りつけた男は美南が呼んだ警察官です。