公開中
︎︎1
次の日。僕は普通に起きた。
「今日はいつもより身体が軽いのかも。」
階段を降りて家族とは会話をせず朝ごはんも食べずに学校に行った。でも今日は妙だった。
いつも食べなくてもご飯を用意してくれるのに、今日は無かった。
「もうあきれてしまったのかもしれない」
学校に着いた。でも誰にも気付かれなかった。
机だって用意されてなかった。そして、君にも無視をされてしまった。
なんでかよくわからないけど、僕はいつも通りの日を過ごした。
放課後。
僕は君に聞いてみた。「なんで無視をするの?」と。
でも君はまた返事をしない。君はただずっと泣いるだけだった。
そうして僕はまた言った。「どうして涙を流すの?…飽きてしまったの?」と。
でも君は返事をしない。ただ泣いて明日を目指しているだけだった。
気づかれてないと思ったから初めて君に伝えてみた。「僕は君と居ると不思議な気持ちになるけどまず不思議ってなんなのかな?」と。
そうするとようやく君は顔を上げた。そうしてこう言ったんだ。
「なんで居なくなっちゃったの?」
僕はその言葉を聞いて数秒固まった。
「僕は居るよ。“ここ”に。いつも君のこと見守ってるよ」
そうすると君はようやく僕の言葉を理解したのか、「そう、だよね」と答えた。
やっと伝わったのかな。
┈┈┈┈┈ ୨୧ ┈┈┈┈┈
家に帰った。
「…今日もいつも通りか」
もう何もかもうんざりした気分になった。でもうんざりした気分になった日なんて久しぶりだな。
諦めてた。何もかも。
“いつも通りの日常”をするのに飽き飽きしていたあの日。けれど親から言われてわかった。
「いつも通りの日常をして、人間は死んでいくのよ。それが当たり前」
と言われてしまった。そこから僕は心に穴が空いたのか、中の物が全部出た感じだった。
結局何のために僕は生きているんだろう。
…でもその時の僕は“すべてを終わらせよう”なんて発想を思いつかなかった。