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哀情セレナーデ.前編
side.セレナーデ
ずっとずっと、好きな人がいるの。
ユーリって子でね、すっごく優しい、あたしの親友。
出会った時から、ずっと好きなんだ。
ずっと、大好き
それが叶わない恋だとわかってても。
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最近なんだか、辛いんだ。
なんでかわかんないんだけど、
それが本当にそれなのかもわかんないんだけど、
辛いの。
あたしまだ10歳だからわかんない…って言ったら、
年齢を免罪符にしてるって思われちゃうよね。
とにかく、あたしの心のどっかがずきずきするの。
なんでなんだろう…。
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「よ、セレナーデ!!」
「セレナーデちゃん!こんにちは〜」
「カルトくんとるくすくん!!なんか最近よく会うね!」
適当に散歩していたら、双子の兄弟に会った。
そうそう、言い忘れてたんだけど、あたし実はこの街のアイドルみたいなものなんだ!
街のみーんな友達!!
2人はその中でも結構仲が良くて、
あたしの恋愛相談にも乗ってくれるの。
「最近どう?」
「ん〜、まあ喧嘩はしてない!!」
まあ、恋愛相談だけなんだけどね。
最近辛いーなんて言ったら、心配させちゃうでしょ?
それに、この2人はひたすら2人だけの世界しちゃってるから、
あんまり邪魔したら悪いと思うの。
「あ、かるくんそろそろ時間」
「やばっ!!Aqualeoの30個限定ケーキ!!!!!!ごめんセレナーデ、またなーっ!!」
「あはは、ばいばーい!」
そう言って2人は爆速で走っていった。
あそこのカフェのケーキ、美味しいからな〜。
そういえば、ユーリ甘党だったっけ。
30個限定のじゃなくても、何か買いに行こうかな。
そう思い、あたしは2人の背中…があったところを追いかけた。
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わ、すごい行列…大丈夫かな。
あたしの前に30人以上いそうだから、無理か…。
…ん?
前の方に、見覚えしかない子が…。
やっぱり、ユーリだ。
まあそうだよね、ユーリが自分から買いに行かない訳ないよね。
じゃああたしは紅茶の茶葉でも買っていこう。
んーとケーキに合いそうなのは…。
このカフェ、紅茶の種類めっちゃあるからな…。
…翠ちゃんに直接聞いてみるか。
やっとあたしの順番がきた。
「ねえ翠ちゃん、ユーリが買ったケーキに合う紅茶教えて!!」
「んぇ、急だね!!?…ん〜…これかな!」
翠ちゃんが指さしたのは、“ノワールオランジュ”と書かれたもの。
名前おしゃれ〜、翠ちゃんすげー…。
「オレンジ入りチョコレートケーキなら、オレンジ系が合うと思う!!」
「じゃあそれで!!」
ユーリ喜んでくれるかな〜…。
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ユーリの家のドアをノックする。
「セレナーデ?どうしたの?」
さっすがユーリ、あたしのノックの仕方を覚えてるみたいだ。
「一緒に2人っきりの|御茶会議《ティーパーティー》でもしない!!?」
「何それ楽しそう今開ける」
ばたばた走る音が聞こえる。
と思ったらドアが開いた。
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【スーパー会話タイム☆セレナーデ→♪ユーリ→♭】
♭いや〜まさかセレナーデが急に凸ってきてしかもティーパーティーだなんて…
♪ユーリがケーキ買ってるのが見えたから、それに合うやつ買ってきたんだ〜っ!
♭何それすごいお礼に私のお気に入りの薄い本あげる
♪それはいらない
♭ですよね。紅茶いただきまーす…何こればか美味い
♪翠ちゃんに教えてもらったので!!
♭すご!!!!!
ケーキも美味しいよ〜
♪ユーリなんでケーキ2つ買ってたの…
♭絶対セレナーデ買えなくて悲しい悲しいしてそうだったから
♪は?
まあその通りだね!!!
♭…2人っきりだし〜、ちょっとした雑談でもしよっか
例えばー…。…最近セレナーデ辛そうだけど大丈夫?
♪え、
長すぎるので後編に廻します