学園ものです。中でも恋愛多めです。
少しGL要素だったりBL要素が出てくるので苦手な方はここを見たらすぐに閉じることを推奨します。
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目次
第1話 イケメン教師
主人公が2人います。基本的にはその2人(特に教師)の視点ですが2人以外のキャラの視点の話もあるので了承ください。
「松村先生!サインしてください!」
「いいよ」
「ありがとうございます!」
俺は松村翔。30歳の国語教師だ。みんな俺が通り過ぎるだけでキャーキャー言ってくる。告白だってもう何回されたことか。そんな俺には今好きなやつがいるんだ。
「国語始めるぞー!」
「キャー!松村先生!」
1年1組の国語の授業をしに来た。俺の好きなあいつは…
「今日は新作シフォンケーキの発売日だ…だから今日は早く帰らなきゃ!」
いたいた。愛原まひろっていうんだよ。シフォンケーキのことしか頭にないやつさ。俺がどんだけ彼女に話しかけても冷たくあしらわれるんだよなぁ。『女を堕とす言葉』があいつには通用しないんだよ。
俺はなんであいつに恋しちまったんだろ…
第2話 シフォンケーキ狂
今回は生徒、愛原まひろの視点です。
私はシフォンケーキが世界で一番好きなの!あのふっわふわの生地をぱくっと食べると口の中で泡のようにとろけていってもうたまんない!プレーンもいいけど、抹茶とかチョコ、それにフルーツ入れたらとんでもなく美味しいの!
今日は私の行きつけのケーキ屋さん、パティスリー・ラ・フルールで新作シフォンケーキが発売されるの!
楽しみすぎる〜!ただ、そんな私には最近気になることがあって…
「おい。愛原。お前最近国語のテストの成績が落ちてるぞ」
やっぱり来た!松村先生だ。最近放課後になるとめっちゃ喋ってくるの。なんで?松村先生が大好きな子たちいっぱいいるのになんで私ばっかり?その子たちに話しかければいいじゃないの!
「ごめんなさい!今日新作シフォンケーキが発売されるんで、明日聞きますから失礼します!」
いつもなんやかんや言ってうまくすり抜けてるけど…もう意味分かんない!
第3話 相談相手
ったく…いつものように成績の話を建前に話しかけようと思ったらまた断られた。今度は「新作シフォンが発売されるから」って断られたし。はぁ…愛原にとって俺はシフォンケーキ以下なのか…
こうなったらあいつに相談するっきゃない!こういう時だいたいあいつは自分の教室、つまり俺が担任してる1年3組で勉強してるさ。ほーらいた。
「おい紺野。ちょっと話聞いてくれるか」
「はい?またですか?私は今勉強してるんです。早いとこ済ませてください」
彼女は紺野凛。うちのクラスの学級委員でみんなから頼られてる。どうやらこの辺りでは有名な大学に行きたいらしく毎日放課後勉強してるんだ。
「で、なんですか」
「実はさぁ…愛原に話しかけても冷たくあしらわれるの。」
「そりゃそうでしょう。だってまひろはシフォンケーキのことしか頭にないんですから。どうやらまひろにとって松村先生は空気みたいなものなんですから。」
空気…空気…?俺には空気と同等なのか!?今から空気どうやって吸えばいいんだよ!?
「じゃああいつに近づくにはどうしたらいいんだよ」
「さぁね。シフォンケーキ好きになったらどうですか?それか転職してシフォンケーキ職人にでもなったら?」
それじゃあ解決になってねぇ!俺は教師をやめるなんて宇宙が大爆発を起こしたってあり得ない!
俺の恋は薫みたいに宇治の霧の中の奥深くまで踏み込んじまったようだ…
第4話 シフォンケーキ狂の過去
「あっ、そうだ」
紺野は何か呟いた。
「どうした?」
「まひろの前で絶対に硬いお菓子、例えばビスコッティとかハードクッキーの話をしないでくださいね?彼女には妹のひなたちゃんがいますがビスコッティ派なようで毎日喧嘩してるって聞きましたから…」
妹と毎日喧嘩してるって?そんな食感が柔らかいか硬いかの違いだろ?そんなんで喧嘩するなよ…まあ姉が姉なら妹も妹か…納得だ。
「…私とまひろは小学校の同級生なんです。以前のまひろは全然普通の子でした。普通に勉強して、普通に放課後友達と遊んで、普通にゲームして…っていう感じでした。小学6年生の時にまひろはいじめを受けたんです。それで不登校になっちゃって…そっからなんかシフォンケーキ狂になっちゃったんです。だから成績もどんどん落ちてきましたね。」
意外と愛原も辛い過去を送ってきたんだな…
「私がこの高校を選んだ理由は学費が安いのと近いからです。その話をしたらまひろが『凛と一緒のとこに行きたい』って必死に勉強して合格したらしいです」
友達想いなとこもあるじゃねぇかよあいつ。
愛原は、ただのシフォンケーキ狂じゃなかった。
第5話 可愛い弟分
俺には自分のクラスにとっても可愛い弟分がいるんだ。
「おい、黒川。また一人で本読んでんのか」
「松村先生!」
こいつは黒川誠。いっつも一人で過ごしてるんだよ。愛原同様、いじめを受けてそれ以降ずっと一人でいるらしい。
「こうやって一人で過ごしてた方が好きなんです。それより先生と過ごしてる方が何倍も好きですし」
「まあ、お前と過ごしてる時間は悪くないな」
ここで黒川みたいに好きって言えたらいいのにどうしても言えねぇんだよなぁ。
「ねー、先生!今日見た夢に先生が出てきたんです!」
「どんな夢だ?」
「先生と僕がデートする夢でした気がする。僕は第一先生が一番好きなんで嬉しいですけどね」
こいつどんだけ俺のこと好きなん?
「…分かった分かった。そろそろ時間だから早く帰れ」
「じゃあ先生!また明日!」
「じゃあな」
俺も少し素直になれる努力した方がいいのかねぇ。
更新遅れてすみません
第6話 シフォンケーキ狂vsビスコッティ狂
今回はまひろ視点です。
「ただいまー!」
「まひろ、おかえり。今日のおやつビスコッティしかないんだよ。だからこれ食べて?」
は?母さん何言ってんの?シフォンケーキ切らすなっていつも言ってんのに。ビスコッティみたいなあんな硬い菓子誰が食べるの?
「うわぁ!ビスコッティじゃん!いっただきまーす♪」
いました。私の妹、ひなたです。
「あれー?お姉ちゃん全然食べてないじゃん?こんなに美味しいものを食べないなんて。人生の9割方損してるよ?」
「シフォンケーキを食べない方が人生100割方損してるし。ほんっとそんなん毎日食べてたら歯がボロボロになりますよー?」
私とひなたはこうやって毎日いっつもいっつも喧嘩してる。母さんは最初は私たち仲裁してたけどいつものことってもう止めなくなった。
「よくもビスコッティを侮辱したね!?じゃあこっちも言ってやる!シフォンケーキなんてあんな柔らかすぎて硬いもの食べた時にそっちこそ歯がボロボロになるんじゃない?」
「よくも私の生き甲斐で私の結婚相手で私の命より大事なシフォンケーキの悪口を言ったわね!?」
ついに私とひなたは取っ組み合いになった。そして…
『ドシーン!』
あっヤッベ。押し入れの扉を大破しちゃったよ。
「…こら!何やってんの!お前ら弁償しろ!」
この後私たちは帰ってきた父さんに3時間説教されました。
第7話 相談相手も女子高生
今度は凛視点です。
私は帰り道、お気に入りの雑誌を見つけた。
「うわぁMeltyだ!」
Meltyは私の大大大好きなJK向けファッション雑誌なの!そういえば…今日が最新号が出る日だ!
私は早速Meltyを買って帰ってから読むことにしたの!
「たっだいまー!」
「おかえり。今日は随分と嬉しそうね。いいことあったの?」
「うん!そうなの!」
私は自分の部屋に戻るとMeltyのページを開いた。
「うわぁ…珠妃ちゃんだ!」
珠妃ちゃんっていうのは私の大好きなMeltyモデルの天野珠妃ちゃん!私と同い年でこんなに輝いてて…すごいなぁ…ファンレターを送ったら返事をくれたことがあるんだ!
「この珠妃ちゃんが持ってるリップ欲しいな…この服も欲しい!もう欲しいものがありすぎて大変…♡」
「凛!ご飯だよ!」
「はーい!」
私もいつか珠妃ちゃんみたいな女の子になるんだ!
第8話 陽キャ
今回はまひろ視点です。
「凛!陽葵知らない?」
「えー?知らないなぁ。てかなんで?」
「いや私と凛と陽葵で一緒に帰ろうと思って。」
陽葵は凛と同じくらい私の大事な友達!受験する時に話しかけてくれたんだよねぇ。私と違ってバリバリの陽キャなんだよ〜
「まひろ〜凛〜!」
びっくりした!陽葵だ〜!
「ちょうど陽葵も一緒に帰ろって誘おうと思ったんだよ!そしたらいきなり後ろから現れるからびっくりしちゃった〜」
「ホントにマジで。やっぱり陽キャは違うなぁ…」
「何言ってんの?凛も陽キャでしょうが」
ボケもツッコミもできるのすごいなぁ…凛にしろ陽葵にしろどうしたらそんなに友達できるんだろ?私二人以外に友達いないんだけど。陽葵に至っては彼氏いるもんな。
「最近彼氏とはどうなの?」
「うん!良好良好!最近会えてないことだけが悲しい…まあ高校違うからね…」
…そういえば私にも彼氏いるじゃん!シフォンケーキだよん♡
第9話 小心者
…今日も愛原に拒絶された…しかも今日は「最近なんでそんなに話しかけてくるんですか?」って冷たい目で言われたぁ!もう俺は終わりだ…
「…あ、あの…松村先生…明日の学年集会について聞きたいことが…」
「妻木先生。なんでしょうか?」
妻木恵先生はとても教え方がうまいし20代後半にしては教師として申し分のない先生だ。だが、ちと小心者すぎる。なんかいつも俺に話しかける時めっちゃ手が震えてんの。なんでなんだろ。
「…最初が先輩方へのマナーについて、次が遅刻やトラブルへの注意、最後が長期休暇の過ごし方ですよね…?」
「はい。そうですよ」
妻木先生は本当にきっちりしてんだよね。テキトー主義者の俺とは違うよ。
「あと、妻木先生が話す長期休暇のところ、最近クマの出没情報が相次いでるからその注意もよろしくお願いします」
「はい。分かりました」
そういえば…あと2週間ちょっとで冬休みか…冬休みの間愛原に会えないなんて!
悲しすぎる…
第10話 小心者の恋
今回は妻木先生視点です。
私は松村先生のことが好きなの。でも全然話しかけられない…(泣)
昔から私はそうだった。陰キャでいつのまにかコミュ障になってたの。
私と違って松村先生は人気者だし、イケメンだし、優しいし、面白いし…あれ?非がなくない?
それに比べて私は…もうやめよ。思考停止じゃーい!
「そうだ。妻木先生。」
な、なに?まさか私がこんなこと聞いてきたのがアホらしいって?怖ーい!
「妻木先生の授業こないだちらっと見させてもらったけど教え方とっても上手だからもっと自信を持ってもいいと思いますよ」
「…そ、そうですか…ありがとうございます…!」
顔赤くになったのバレたかな…?バレてなかったらいいけど…ダメだ。この人から離れよう。松村先生が近くにいると心臓に悪いから。
やっぱり松村先生は罪な男だ。
いつのまにか第10話まで行ってる!?
第11話 イケメン教師の恋愛歴
…冬休みが始まっちまったぜ…ていうか俺の恋はろくなのがねぇな…
最初に好きになったのは小5の時の先生だったな…とっても素敵な女だった。この人が俺の担任じゃなかったらきっと俺は今教師じゃねぇよ。俺の恩師で、俺をこの世に繋ぎ止めてくれた人だよ。
次に好きになったのは中学生の時。とっても不思議な子だったな。いつも窓の外を眺めてて何を考えてるか分からない。やっぱり自分に全く関心のない女が一番自分を振り向かせたくなる。
でも結局振られちまったなぁ…彼氏がいるんだってさ。まぁ綺麗な女子だったから他の男と付き合ってても不思議じゃねぇな。
その次は大学の同期。その時は中学生の時に振られたことがきっかけで告れなかった。あいつ今何してんだろな。また教師として再会できたらいいんだけど。
で、現在でしょ。全く俺の恋愛歴ろくなのがねぇな。まぁこれも俺がこの美貌で女たちを次々と虜にしてるせいと思えば納得だな。
第12話 シフォンケーキ狂たちの冬休み
まひろ視点です。
暇じゃのぅ。あれからビスコッティとシフォンケーキ禁止されてしまったからね。
だから今日凛の家で陽葵と3人で遊ぶことになってるの。
「やっほー凛!」
「おはよー!陽葵も来てるよー」
「まひまひ!おはよ!」
凛の部屋へ早速お邪魔する。
「でもさー、私の部屋で何にもすることなくない?じゃあショッピングモールでも行こうよ!」
幸い私も陽葵の財布を持ってきてたので、バスで『happiness』に来たよ!happinessは私たちが住んでる朝日奈市のショッピングモールなんだ!
「何買うー?」
「私LUMIÈREのミラー付きコーム買おうかな」
「私100均行きたいな」
みんなそれぞれ買いたいものも行きたいものの違うんですよ。これが『みんな違ってみんないい』ってやつなのかな。それで100均行ったの。
「おい。愛原」
と、誰かに肩を叩かれた。この声は…
「ま、松村先生!?なんでここにいるんですか!?」
「いや?たまたまファイル買いに来たらお前らがいたんだよ。俺、隣の東雲市に住んでるけどhappinessが近いからここに来てんの。」
「先生、さようなら。私たちは女子会ライフ楽しんでるんで!」
凛!ありがとう。やっぱりあなたは私の頼れる親友だわ…♡
「おい待てって!」
私たちは松村先生の声をよそにカフェでタピオカ飲んだりしてて楽しい1日を過ごしたよ!
第13話 若葉ヶ丘高校の悲劇
めっちゃ時間飛びますけど許してください。つまり作者の小説の才能がないということと思っていただいて構いませんので。
さぁ、今日は1年が終わる日だ。今は離任式だ。
「…この高校で4年間お世話になりました、松村先生」
「えー!!!!!!!?????」
ほらやっぱり。女子たちはこういうと思った。俺だってこの高校好きで離れてるんじゃないからな!?
愛原となんの進展もないまま結局異動の内示が出されたし、紺野や黒川とまだ話したいんだ俺は!
誰か俺のわがままを聞いてくれ…あっ、そうだ。もう俺が話す番か。
「みなさん、おはようございます。この度、人事異動により若葉ヶ丘高校を離れることになりました松村翔です。先ほど教頭先生がおっしゃったようにこの高校には4年間お世話になりました。
着任したとき、みなさんが温かく迎え入れてくれてとても嬉しかったのを今でも覚えています。
みなさんが一生懸命課題に取り組む姿や文化祭で思いっきり楽しむ姿を見せてくれたことが私にとって何よりの宝物です。
いつも支えてくれた先生方、保護者や地域の皆様、そして元気いっぱいの生徒の皆さん、本当にありがとうございました。これから別の学校へ行きますが、皆さんのことはずっと応援しています。
新しい学年でも、自分の目標に向かってがんばってください。さようならではなく、またどこかで会いましょう。」
あーあ、女子生徒たちみんな泣いてるよ。俺以上のイケメンが来たらみんなきっと俺のこと忘れてその先生にのめり込むんだろうなぁ…やっぱり女子から見て男は顔を見て価値を判断するものなのか…
さぁて、俺は誰に花束を渡してもらうと思う?もちろん、紺野と黒川だ。
「先生…僕は先生がいなくなったらどうやって生きていけばいいんですかぁ!」
「まぁまぁ黒川落ち着けって。入学当時のお前と今のお前じゃ度胸の度合いが強くなったんだから。俺がいなくてもやってけるだろ」
「先生との思い出は絶対に忘れません!」
「紺野、お前には随分世話になったな。ありがとう」
式終わったのはいいのだがこっからが問題なんだよなぁ。
「松村先生!サインください!」
「嫌だぁ…松村先生がいなくなっちゃうなんて!」
「LINE交換してくれますか!?」
女子たちに囲まれて身動きがとれなくなっちまった。ここに愛原の姿がないってことは、愛原はやっぱり俺のこと空気だって思ってるのか。でも今は、それ以上に若葉ヶ丘高校を離れることが悲しい。
長くなってすみません。次回から新しい舞台『雪村学園』が登場します!
第14話 大学の同期
雪村学園は中高一貫校らしい。そんなことはいいんだけどさぁ…なんで隣のデスクの教員が俺の大学の同期、波多野綾香なんだよ!
おかげで仕事に集中できないじゃん…(泣)
「松村先生。久しぶりですね!」
頼むから話しかけてこないでくれぇ!!!!
「本当にそうですね。大学以来ですからもう8年になりますか」
「そうですよね!本当に時が経つのって早いですよね。…私、去年も1年生の子たちの担当してたんで今年も2年生の担任を松村先生と一緒にやれるの嬉しいです!」
波多野先生はこういうことが平気で言えるから心臓に悪いんすよ。罪な男と罪な女か…自分で自分のことを罪な男っていうのは自画自賛が過ぎたか?まぁでも若葉ヶ丘でたくさん女子たち虜にしてきたからいいよな?
「そ、そうですね。ここの高校の1年の子たちってどんな子なんですか?」
「みんな優しい子たちですね〜そして個性豊かな子たちがいっぱいいます!」
へぇ〜若葉ヶ丘高校の生徒たちも個性が溢れすぎてたけど雪村学園の生徒たちもそんな感じなんだ。
俺が担当するクラス、2年4組の生徒たちがどんな生徒たちが楽しみだ。
第15話 モテない教師
「なー松村先生。今日飲み行く?」
「行きます行きます」
俺に飲み誘ってきたのは中尾弘明先生。なぜか意気投合して仲良くなった。俺より10歳年上だ。
この人は酒飲めないのに俺に飲み行かないかって誘ってくる。だから中尾先生はいつも居酒屋行くと烏龍茶飲んでる。
「いよいよあさってだな…学校が始まるのは」
「そうっすね。先生は去年何年生担任してたんですか?」
「1年生、つまり新2年生の担任」
「じゃあ波多野先生と2年連続で同僚ですか?」
「まぁそういうことだな。あんな美人と2年も同僚なんて肩身が狭いよ…」
中尾先生は彼女いない歴15年らしい。まぁ納得だけど。あっ言い過ぎました。いくら俺がモテるとはいえそんなことは言っちゃいけなかったな…
「今度は『雪村学園一有名な双子』の弟の担任かよ…」
「雪村学園一有名な双子?それってなんですか?」
なんだそりゃ。
「姉はモデル、弟は成績学年トップの双子。いろんな意味でこの学園では名の知られた存在だよ」
うっわまぶいな。すげぇ。
「去年は姉の担任だったし…本当に俺と並ぶといかに俺の顔が悪いか分かるよ…いいよな、松村先生は。イケメンだもん」
「そうっすねぇ。前の高校では全女子生徒を虜にしてました」
「自慢ですか?」
俺は中尾先生ともっと仲良くなりたい。俺と中尾先生は全く正反対だけど、もっと仲良くなれるはずなんだ。
第16話 氷の女王
まぁ中尾先生と波多野先生は100歩譲っていいとして、2年3組の担任、氷室恋雪先生が…
「松村先生。なんで波多野先生ばかり見ているんですか?そんなに波多野先生ジロジロ見てたらセクハラで訴えられるかもしれませんよ。それと学年集会ですが…」
氷室先生は俺の3つ下のくせに、めっちゃうるさいんです。どうやら波多野先生曰く生徒たちから『氷の女王』として「氷の女王が担任になったら終わりだ」とか言われてるらしい。まぁ分かるわ…
「いいですか。いじめは絶対に撲滅せねばいけません。なのでここをもう少し長く話すべきだと思いまして…松村先生はどう思いますか?」
「まぁそれでいいんじゃないですか?」
「それでいいんじゃないですかでいじめが撲滅できると思ってるんですか!?いいですか?いじめっていうのは私たち教員が『絶対に無くす』という信念のもと無くさないと無くならないし、生徒たちにもそれを呼びかけていかなきゃいけないんです!」
あーはいはい分かりました。もう十分です。
紺野、俺はこの高校でやっていけるのだろうか…
第17話 双子の姉
今日が新学期最初の日だ。波多野先生を見つめてる場合じゃないぞ!気を引き締めるんだ松村翔!
「みなさん。おはようございます。今日からみなさんの担任になりました松村翔です」
「キャー!!!!」
「イケメンだー!!!!」
若葉ヶ丘高校の最初の時も同じだ。一回ぐらいシーンとしてる最初の時ないのかな。
今日の休み時間めっちゃ話しかけられたんだけど。うるさい。
「ねー、松村先生。珠妃ちゃんのこと知ってる?」
ある女子生徒は話しかけてきた。
「あー、なんかこのクラスにいたような…」
「知らないか。珠妃ちゃんは『雪村学園一有名な双子』の姉でモデルさんなんだよ?顔の良さでは覚悟しといてね(笑)?」
あいつか!雪村学園一有名な双子の姉っていうのは。
「松村先生。私が天野珠妃でーす!」
あー、これは俺より絶対美形だわ。自分より美形って認めたの初めてかも。
「これからよろしくお願いしますね!中尾先生のこと侮辱したら絶対許しませんから」
「中尾先生のことを誰が侮辱するんだよ…すっげぇいい人なんだから」
まぁ、なんやかんや雪村学園の子たちには馴染んでいけそう。
私も珠妃みたいに美人になりたいなぁ…
第18話 ロングスリーパー
まひろ視点〜♡I love chiffon cake.
久しぶりの若葉ヶ丘高校です!
新学期が始まって私と凛は同じクラスに!陽葵とは離れちゃったけどシフォンケーキも解禁されて毎日ハッピー!
でも凛とは席は離れちゃった。せっかく同じクラスになれたのにぃ…(泣)
で、私の隣の席の子は…
「これからよろしく、愛原さん。てことでおやすみ…」
今枝愛希奈さんって言うんだけど、この子はいつも授業中に寝てるんだよ。
「じゃあ世界史の授業始めます…」
新しく私の担任なったのは妻木先生!まぁ知ってる先生でよかったよ。
「みなさん、こないだマリー・アントワネットの話をしましたね?なんで民衆たちの反感を買ったんですか?…じゃあ今枝さん。今枝さん?起きてください」
「はい!贅沢な暮らしぶりをしており、『パンがなければお菓子を食べればいいじゃない』などと言ったりしたため反感を買ったんですよね?」
「おお…すごいですね!」
ほら、寝てるのに何故か話聞いてるの。なんで?
きっと超能力が使えるんだ!すごーい!
私の超能力は…『必殺シフォンケーキの生クリームをぶちまける!』…かな(笑)?
第19話 ライバル
そういえば今日教育実習生と打ち合わせがあるんだよなぁ。どんな人だろ。
「こんにちは。小鳥遊翼です。よろしくお願いします。」
おーっと?こいつ…とんでもねぇイケメンだ!ヤベェ…俺はこの座を死守せなばならんのだ!
「こちらこそ。松村翔と申します。まず、登校の時間や下校の時間、研究授業について…」
30分も話したらもう疲れた。ていうかまぶすぎてなんにも集中できねぇ…
「分かりました。丁寧に教えてくださりありがとうございます」
「では、1ヶ月後から2週間、よろしくお願いしますね」
「はい」
------------1ヶ月後。
今日か…ついにあのイケメン野郎がこの2年4組に来るのは。
「おはようございます。今日から2週間、教育実習に来ました、朝日奈大学の小鳥遊翼です。担当教科は理科です。たくさんお話ししたいと思っています。趣味は映画鑑賞で、高校時代は放送部でした。短い期間ですが、授業や学校生活を通して、皆さんと一緒にたくさんのことを学びたいと思っています。よろしくお願いします。」
「キャー!!!!!」
この高校生たちはみんなイケメンが来ると同じ反応なのか。まぁいい。
小鳥遊翼…よきライバルになりそうだ。
第20話 転校生
Have you ever been a class representative?
今回は凛視点です!
「みなさん、今日は転校生がいらっしゃいます。仲良くしてあげてくださいね」
転校生!?嬉しいなぁ…どんな子だろ?仲良くなりたい!
「じゃあ八王子さん、入ってきて」
「はい」
うわぁイケメンだ。きっとこのクラスの女子たち虜にしちゃうんだろうなぁ…
「おはようございます。星宮女学院から来ました八王子薫です。趣味はバイオリンの演奏です。たくさん話しかけてくださると嬉しいです!」
えっ?女の子じゃん…ヤバい…どうしよう恋しちゃったかも…実は私、レズビアンなんだ。これに気づいたのは中学生の時。あれからイケメンな女の子を見るとドキドキしちゃう。今回の八王子さんだっけ?私の好きなタイプど真ん中すぎてエグい…
「じゃあ八王子さんは紺野さんの隣に。あの髪を縛った女の子の隣です」
嘘やろ!?私の隣!?
「よろしくね、紺野さん」
「…は、はい…」
果たして席替えまで私の心臓は持つのでしょうか。
第21話 超絶美人教師
どうやら氷室先生が病気になったらしく今休暇を取ってるらしい。俺としてはいない方がありがたいのだが。おっとこれは失礼。言葉を誤りました。
「それで新しい常勤講師の方に来ていただきました。」
どんな人だろ。もしかしたら中尾先生みたいに仲良くなれるかも?
「本日より氷室先生の代替として、2年3組の担任をお引き受けすることになりました、早乙女理緒です。学期途中からの着任となり、至らない点やご迷惑をおかけすることも多いかと思いますが、学年の先生方をはじめ、皆様に色々とご指導をいただきながら、一日も早く業務に慣れるよう努めてまいります。精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」
…なんでかな?今すごい心臓の音がうるさい…しかも光り輝いてる…まさかこれは!?ダメだ、全く俺の心臓の音以外何にも聞こえねぇ…
「よろしくお願いします」
早乙女先生は一人ずつ、一人ずつあいさつしていく。
「…よろしくお願いします」
俺に言う時だけ少し顔を赤らめたような気がしたけど、それは今自分が恋をしてしまったせいだからだろう。
俺の恋は始まってしまった。
もうなんかぶっちゃけ松村とまひろ関わってないからタイトルに矛盾してるような…
第22話 シフォンケーキ狂の変化
Do you like chiffon cake?
まひろ視点です!最近雪村学園→若葉ヶ丘高校→雪村学園って交互になってる…
最近、私の何かがおかしいことに気づいてしまった。あんなに世界一美味しくて神様が私たちにくださったお菓子のシフォンケーキすら喉に通らない。それに松村先生を思い出すと胸が痛い。
これってなに?どういうことなの?…思い出した!困った時は学級委員の凛に聞けばいいんだ!
「ねー、凛。最近シフォンケーキ様も喉を通らないし、松村先生を思い出すと胸が痛むの。なんで?」
「…!?…」
凛は思わずシャーペンを落とした。どうしたんだろ。私の気持ちっておかしいの?
「…まひろ!なんでその気持ちを松村先生がいるうちに気づかなかったの!?」
「え?なんで?」
「それは恋よ!恋!」
これが?恋?初めての感情だから私にはよく分からない。
「…松村先生がいるうちに気づけばまひろと先生は両思いになれたのに」
「えっ?松村先生って私のこと好きだったの?」
「そうだよ!?知らなかったの!?松村先生まひろのこと大好きだからいっぱい話しかけてきたんだよ?」
えー?初耳だなぁ。松村先生はもういないから私の恋は叶わないってこと?
シフォンケーキみたいに甘い恋にはならなさそうだ。
第23話 転校生の秘密
I am not struggling with being a lesbian right now.
今回は凛視点〜
八王子さんはよく私と勉強してくれる。私が人に勉強を教えてもらうことなんて初めてだ。
「凛。ここは…」
やっぱり集中できないや。こんなにかっこいい女の子が隣にいるなんて。私が惚れないわけがないよ。
「あっ。そろそろ時間だから帰ろっか。」
「そうだね。」
口ではそう言いつつも本当はまだまだ八王子さんと一緒に居たいと言えない自分がいた。
「…凛。聞いてほしいことがある。誰にも言わないでよ?」
「約束するよ」
「…実は私ね、FtM…つまりトランスジェンダー男性なんだ。だから自分がおかしいのかなって悩みに悩んで。本当に辛かった。凛は優しいし、正義感あるからきっと約束を破るようなことしないって思って。」
「…話してくれてありがと。辛かったよね。…実はさ、私もレズビアンなんだよ」
「えっ?」
「だから八王子さんの気持ちはよく分かる。私も悩んだもん。今はレズビアンだってみんな同じ人間なんだって気づけたからもう悩んでないよ。そう思えるようになるには時間がかかるから無理強いはしないよ。とりあえず、困ったら私を頼ってね」
「…ありがと…凛…」
八王子さんがいつかFtMであることに悩む毎日から解放されることを祈る。
第24話 超絶美人教師はツンデレ?
「あの、早乙女先生…これについてなんですが…」
今度は俺が妻木先生になったみたい。早乙女先生に近づくと何もかも忘れてしまいそうだ。
「…っ…じ、じろじろ見ないでください! 直せばいいんでしょう?直せば!」
あー、これはどっかの漫画で見たことがあるぞ。えーっと…なんやったっけ?そうだ!ツンデレ?ってやつだ!
「…あ、これでOKです…ありがとうございます」
さっと早乙女先生の元から立ち去る。理性がいつ崩壊するか分からないもんね。
はぁ…あの人ツンデレだったんだ…どうしよう!今はまだツンしかないけど、もし俺にデレの部分をちょっとでも見せてくれたら俺マジで早乙女先生の唇奪っちゃいそう。
「…あー、まだ氷室先生帰ってこないでね」
「おい聞こえてるぞ」
「あっスイマセン」
今の独り言、中尾先生に聞かれたか…独り言って要注意だな。じゃあ心の中で呟く分にはいいんだよな?
『早乙女先生が、俺のことを好きになってくれますように』
なんてことあるのかな?
俺の恋はまだまだ始まったばかりだ。
生きることに疲れたなぁ。
第25話 可愛い弟分の初恋
Even a lonely person falls in love.
誠視点だよ!
…松村先生がいなくなって何ヶ月経ったんだろ。松村先生がいないと、毎日が真っ黒に見える。
でも、最近はその暗闇の中に一筋の光が見えるようになった。
2年連続同じクラスの紺野さん。あの人はいつも明るくて、責任感も強いからとっても眩しい。
紺野さんはいつも一人ぼっちの僕のことを気にかけてくれる。優しい。
僕が風邪ひいた時でものすごくだるかった時に、
「大丈夫?保健室行く?」
こうやって声かけてくれたし、なんならほんのたまにだけど僕に僕の大の苦手の数学を教えてくれる。
もしかしたら松村先生が紺野さんになんか言ったのかな。松村先生は紺野さんのことすごい気に入ってたみたいだし。まぁ紺野さんぐらいの器量があったら松村先生が信頼を置くのも納得だよね。
よく放課後に喋ってるのを見たことがある。どっちか片思いしてたりして?それはないか。
松村先生にとって僕はどういう存在だったんだろ。それは結構気になる。
最近僕は松村先生にとって暇つぶしに過ぎないのでは…って思って心配なんだよ。
でも、もう一つ僕は知りたいことがある。
『紺野さんは、僕のこと好きですか?』
第26話 不良くん
キャラ多すぎていろいろカオスになってきた
「フッ…俺はこの高校の女子生徒たちを惑わす男の座についたのさ…」
「先公またそれかよ…いい加減にしな?目ん玉を空気にでもつけて見ろよ」
「うるさい。俺が目玉を空気につけたら俺が天然記念物になるぞ」
まぁ俺のナルシスト発言をもう10回もしたからいい加減うんざりなのは分かりますよ?まぁウケ狙いで言ってるんだよ。…ま、本当ですけどね?
この目ん玉発言男は神代健といいます。彼は不良です。
「それよりさぁ、俺の妹が…」
「もうお前の妹の話も1453回聞いたんだけど」
「嘘つけ」
シスコン…どうしたらそんなに兄弟と仲良くなれるんだよ。俺なんて弟いるけどめっちゃ仲悪いから帰省の時期ずらしてるくらいなんだぞ!?前、弟が結婚した時に
「お前まだ結婚してねぇの?顔だけで性格が災いしたなwww」
って言ってきたんだよなぁ。
「まさか神代、俺のこといじり甲斐のあるただの暇つぶし相手だと思ってねぇよな?」
「…そ、そ、そんなわけ、な、な、な、ないすけど?」
「喰らえ!教師7年目の男の妖怪さとりの力のパワー!」
「うぎゃー!!心を読まれなかったぜ…!」
俺のこといじってくる上に不良だけどなかなか面白いやつです。
第27話 告白
The time I spend with the person I love is the happiest time of all.
凛視点だよーん
「…ねー、凛。今日の放課後図書室に来てくれない?」
「いいよ」
ってなんか昼休みに八王子さんに言われたので今図書室に向かっている紺野凛です。えー、なんやろ。ちょい不安。
「あっいた」
「じゃあここ座って。」
八王子さんは自身の隣に座るよう私に言った。怖いよぉ…何言われるの?
「…私あれから考えたんだ。…凛のこと、好き」
えっと一旦思考停止していいすか?頭が回らないよ!だって好きな人に好きって言われたんだもん!
嬉しすきて滅だよ!…そうだ。一旦心を落ち着けよう。落ち着け落ち着け…
「…私もね、八王子さんが来た時から好きだったの…」
ダメだ。八王子さんの顔が見れない。
「…凛。付き合って」
こくりと頷くことしかできなくて、少し目線を上げると八王子さんの顔が目の前にあった。
「…じゃあ恋人同士になったから言うけど、八王子さんって呼ばないで。薫って呼んでよ」
「…かおる…?」
「そう。やっと名前で呼んでくれたね」
そう言って私は八王子さん…薫に抱きしめられた。
この物語史上最初のカップル誕生だねぇ。
おめでとう!
松村と誠の絵↓
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第28話 体育祭じゃーい(前編)
若葉ヶ丘高校の体育祭だよ。
理由 昨年度(高校1年)の時は何にも行事の話書いてあげられなかったから。
まひろ視点〜
体育祭か…なんでそんなのやるんだろ。シフォンケーキ体育祭ならいいけどさぁ!
やりたくないよ…
「みんな今日まで私たちは練習頑張ってきたんだ!だから頑張るぞ!」
「おー!!!」
よくこんなんをみんなやろうとするなぁ。最初は綱引きだっけ?
「うぉー!!!」
ちょっと待ってちょっと待ってヤバイヤバイ赤組みんな気合い入れすぎてヤバい!語彙力なくなってる!
「キャー!!!」
前のやつに足を踏まれて転んだよ。もう知らない。赤組が勝ったのは嬉しいけど。
次の種目は玉入れか…
「見て!」
「ギャハハハハ!」
何やってんだこいつら…ショい…シフォンケーキ裁判所の判決で死刑。今から2時間後に執行しまーす。
まぁ私体育祭なんてやる気ないもん。赤組が勝ちようが負けようが好きにしてくださんす。こんなんシフォンケーキ作る対決の方が100倍楽しいことか…
玉入れでなにをしてたのかはお察しください。
第29話 体育祭じゃーい(後編)
凛視点だよ〜
自分でもこの『ある教師とある生徒』がこんなに長くなるとは思ってなかった…
学級委員として私はこの体育祭を勝たせたい!
次は借り物競走だけど私は出ないから見てよー。…私は思うことがあってまひろが心配。だってまひろ体育祭やる気ないもん。…あれ?薫がなんかこっち来てる。
「凛。ちょっと一緒に来て」
私は薫に腕を引っ張られた。えーお題なんやろ。気になる。
「赤組の2年生が一着です!」(司会)
「ありがと。おかげで一着とれた!」
「それはどういたしまして。てかお題何やったの」
「『この高校で一番可愛い人』」
おーっと…このお題考えたのは誰でしょうねぇ?
「薫は私がこの高校で一番可愛いと思ってるのか」
「YES」
まぁいいや。薫が私のことこの高校で一番可愛いって思ってくれてて嬉しすぎてもう他のことに頭が回らないよ…
------------数種目すぎた時
よし!いよいよ次が最後の種目の『クラス対抗リレー』だ!トップバッターはまひろなんだけど…やらかした?
「まひろやる気ある?」
「さらさらないねー」
どうしよう…とにかくまひろにやる気出させるには…そうだ!
「まひろ!リレーで全員抜かしたらシフォンケーキ買ってあげる!」
「なんですって!?」
すげぇ…速い…知性あるのか?見知らぬおじさんに『シフォンケーキあげるからついておいで』って言われたら絶対ついてって誘拐されるやん…次は黒川くんか。彼なら練習でも速かったからいけると思うけど。
「黒川くーん!頑張って!」
「おっしゃー!!!紺野さんのためだけに今から僕は走ります!」
なんか言った気がするけど会場がうるさすぎて聞こえない…って黒川くん速っ!?彼あんなに速かったんだ…
次私やな。頑張るぞ!
「黒川くんサンキュー!」
…よし。今赤組が一番速いね!アンカーは薫だ!
「薫!頼んだよ!」
「凛の期待に応えるから見てて!」
なんか光みたいに速いんだけど…薫って顔も頭もいい上にあんなに運動神経よかったのか…
「赤組が一位でゴール!赤組の勝利!」(司会)
よっしゃあ!!!!!!
「みんな頑張ったね!」
「よっしゃー!!」
私たちの今年の体育祭は大成功だ!
第30話 双子の弟
ついに第30話!
双子の弟出すのど忘れしてた…
今日はこの学年の成績発表される日だ。今俺は中尾先生と喋ってる。中尾先生は昨日徹夜らしくかなりお疲れのようだ。
「今回も双子の弟がトップなのか…」
「そんなに頭いいんすか」
「ああ…去年もずっとあいつがトップだった時はないよ…」
そんなにヤバいやつなのか…見てみたいな。
「耳貸せ。あいつのこと教えてやる。内緒だぞ?」
なんだなんだ?双子の弟に秘密なんてあるのか?
「弟は発達障害なんだ…」
ええー!?成績トップなのに!?すげぇ…
「…あっそろそろ時間だ…」
結局俺と中尾先生は一緒にクラスに行くことに。
「中尾先生。今日の1時間目ってなんでしたっけ?」
「時間割見ろよ…」
「あっそうか!で、なんでしたっけ?」
「…外国語だよ外国語」
「あざす」
誰だろ?てか時間割の存在忘れるのはちょっと心配だな…
「あの子誰ですか」
「あれが双子の弟、天野朔だよ」
あいつが!?へぇー…
いろんな高校で成績トップ見てきたけどあんな例もあるんだ…
第31話 ライバルとはお別れだ
ったく…今日でやってライバルこと小鳥遊翼が消えてくれる日だ…この2週間マジで最悪だった。
女子生徒なんて俺のことを見向きもしない。天野は俺によく話しかけてきたけどね。今日で終わりなら最高だぜ…!
「2週間、本当にありがとうございました。最初は緊張しましたが、皆さんの明るい笑顔と挨拶に何度も救われました。授業やホームルームを通して、高校生の皆さんと真剣に向き合えた時間は、私の一生の宝物です。これから進路や学校生活で悩むこともあると思いますが、自分を信じて頑張ってください。私も先生になれるよう頑張ります。」
「キャー!!小鳥遊先生!行かないでよ!」
もうこの茶番劇かのような女子生徒の声いらねぇよ…
「…じゃあみなさん、今から小鳥遊先生と話す時間をとりますんで最後に小鳥遊先生と好きなこと喋ってください」
ムカつくけど俺も昔、教育実習行った時こんなことしてもらえたから一応してやるか。真面目なやつだったし。
「小鳥遊先生って今いくつなの!?」
「30だよ」
「じゃあそれまでニート暮らししてたの!?」
「いや?今ホストやってんだ。教師になれたらやめるつもり」
ホスト!?俺と同い年でホスト!?すげぇ…
俺は小鳥遊翼に白旗をあげざるを得ないな。
第32話 文化祭っ!(前編)
今日は文化祭だ…気を引きめてやらなきゃ!
「みんなよく似合ってるじゃねぇか」
4組の出し物ね、昭和レトロ喫茶なんだよ。なんかクラス中がメイド喫茶派と昭和レトロ喫茶派でバチバチにやり合ってたんだけど、みんなが俺にどっちか選べってううから昭和レトロ喫茶にしたらこうなったってわけ。まぁみんなは天野のコスプレに夢中でどうでもいいらしい。
「ねぇ先生なんかみんな見てきてちょっと怖いんだけど…」
「おいお前ら天野をじろじろ見るんじゃない」
「先生天野さんのこと好きなん!?へーみんなに広めたろ」
神代黙ってくれないか?それでいじってくるのはマジでムカつく。
「遺言は?」
「冗談です。すみません」
「さぁて!みんな始まるぞ!」
------------閉店(作者が描けなかっただけ)
「松村先生」
なんでここに中尾先生いるの?
「あっ中尾先生」
「一緒に文化祭回ろうぜ」
「いいっすよ」
中尾先生と回る文化祭…正直どうなるのか想像がつきません!
第33話 文化祭っ!(中編)
まぁいろいろあって中尾先生と一緒に回ることになった俺…
「漫研でーす!見てってくださーい!」
中尾先生はいつも死んだ魚のような目してるのに今日だけは少しハイライトが宿っているような気がする。
「松村先生と中尾先生の同人誌でーす!」
「な、な、な、なんちゅうもん売ってんだ!?」
うげー吐きそう…中尾先生とそんなことをするのなんて失礼だけどほんとに気持ち悪い…
「…中尾先生からもなんか言ってやってくださいよ!」
「なかなか絵が上手いじゃん。ストーリーも良さげだし」
は?なんなん!?これのどこがいいんだよ!同人誌だぞ!?
「いくらだよこれ」
「800円でーす!」
「500円に負けてくれたら買ってもいいんだけどなぁ」
「分かりましたー!特別ですよ?でもその代わり私の本にサインしてください!」
「OK」
なんなんこいつら…なんとかハンカチで口を抑えて耐える!
「もう行きましょう中尾先生!」
「えー」
中尾先生の手を無理やり引っ張って安全な場所に俺は行った。
ちなみに漫研で同人誌を売っていたのは2年3組の服部夢奈(ゆめな)って言います。
バリバリの腐女子。
第34話 文化祭っ!(後編)
どうしても俺は中尾先生に聞きたいことがある。
「ねー先生の元カノってどんな人なんすか」
「…ほう。それを俺に聞くとはかなりの度胸がおありで…?」
あっ地雷踏んだっぽい。
「いいだろう。教えてやるよ」
いいんかい。どっちなんだよ。
「俺は25の時にある美人と付き合ってたんだよ。当時22だったけど10代に見えるくらいの美人だったね。スタイルもいいし。なんで彼女が俺と付き合ってたのか不思議だけどな…で、忙しい忙しい言ってたら振られた。本当にあの時のこと後悔してるんよ。あの頃いくら忙しいからって彼女に言うんじゃなかったなーって」
たぶんその元カノが中尾先生のことが好きでもない限りこの人は一生独身でしょう。
「だからお前も彼女できたらって…すぐできるよなぁ…」
「続きは?」
「…彼女できたら絶対に大事にしよろって話」
「彼女かぁ…」
早乙女先生!俺と結婚してくれ〜!
タブレットやりすぎて今日は誕生日ってことでなんとか回避しましたが明日から日曜日まで禁止になりました。なので小説の投稿、ファンレターへのお返事はできかねますがじゃんじゃん送ってください!
第35話 モテない教師の家族
やったー!タブレット解禁じゃー!
中尾先生視点だよー!
さぁて、今日はせっかくの休日だから書類の整理でもしようかな。最近なかなかできてなかったし。
『ピンポーン』
誰やろ。最近ネットで買い物もしてないしなぁ…
「ちわーす!兄さーん!子供連れて遊びに来たよー!」
「兄貴!久しぶりー!」
俺の妹の舞と弟の大輔、舞の子供たちもいた。
「なっ…せっかくの休日によくも来たなぁ!てか舞は100歩譲って近くに住んでるから分かるとしてなんで東京勤めの大輔がここにいるんだよ!」
「えー第一声がそれ?せっかく俺兄貴に会いたくて来たのに!あと今日兄貴の家泊まるねー!」
「はぁ!?聞いてねぇぞ!?お袋のとこ泊まればいいじゃねぇかよ!」
「まぁまぁまぁ。兄さん、キレると白髪とシワが増えて40なのにもうヨボヨボの年寄りになっちゃうよ?」
なんなんだこいつら。急に押しかけてきやがって。
「まぁ俺もバカじゃないんでちゃんと手土産持って来ましたよ。姉貴もだよねぇ?
「もっちろん!こないだ旅行行って来たから!」
「それはありがたく頂戴しておこう」
手土産持ってくるとか持ってこないとかそういう問題じゃねぇんだよなぁ…事前に連絡しろよ。二人とも俺とLINEも繋いでるし電話番号も知ってるだろ!?
「おじさーん!お邪魔しまーす!」
あっそうか。甥っ子姪っ子もいるのか。まぁ甥っ子の拓海は小5だし礼儀正しいからまぁよしとして、問題は朱音と実華だな…まだ小3と小2だもん。俺の書類たちに何をするか分からないし。
「はいお茶」
「あざす」
「サンキュー。それで兄貴は彼女できた?」
「その言葉そっくり返してやる」
「…そ、それはま、まだですけど…」
「中尾家に生まれた男子は結婚できない運命って決まってるのかね」
いいこと言ったように見えて違う。まぁ舞も大輔も面白いやつだけどな。
「こないだ好きな同僚が落ち込んでたんで肩にポンって手置いたら『セクハラで訴えますよ』って言われたし」
「何やってんだ…」
「おじさーん!何これー!なんかおじさんと知らない男がイチャイチャしてる漫画見つけたー!」
なっ…それは俺が文化祭で買った同人誌!
「お母さん!これみてよ」
「うっわぁひどい。これR18やろ。兄さんはこんなに絵上手くないから誰が描いたんだろうねぇ?」
「やめろぉ!!」
俺は舞の手から同人誌を奪い取ったが時すでに遅し。
「兄貴?どういうわけか説明してくださいね?」
「大輔の言う通り。さっ、早く説明して?」
「…う、うるさーい!」
まぁいつもこんな感じだけど俺はやっぱり家族が好きだ。
ちなみに舞と拓海、朱音、実華の苗字は木原です。
第36話 元カノから今カノへ
誰か絵を描く時に消しカスを床に落とさない方法をファンレターで教えてくれぇ!!!
中尾先生視点です!!!
ったく、昨日は最悪だったぜ…あいつめちゃ食うから家中の食い物がすっからかんになるんだよ!
てなわけで買い物に来てます。あと買わなきゃいけないのは卵か…卵のコーナー行きたいんだけど誰かがいるんだよなぁ…待ってるか。
「あっ」
「あ」
…最近の俺はラッキーでアンラッキーなようだ。なぜここに元カノの谷口小百合がいるんですか。
「…久しぶり」
「…ひ、久しぶりだね…弘明さん…」
すげぇ気まずいんだけど。…口説きたいけど正直言って気まずくて無理だな。
「…じゃ…」
俺はこの絶好のチャンスを逃してしまうのか。そんな俺が嫌いだ。
「…待って…あ、あのさ…話したいことあるから…どこか食べに行かない…?私が奢るからさ」
「…わかった。あと小百合に奢らせるわけにはいかない。俺が奢る」
「じゃあ…お言葉に甘えて…」
小百合にこんな言わせてる俺が情けねぇ!女に奢らせるには俺が納得いかない!
------------(料理屋に移動した)
「…まず小百合に謝らなきゃいけないことがある。ごめん。ずっと忙しさを言い訳に既読スルーしたりとか誘いとか全部断ってた。本当にごめん」
「…えっ?」
えっ?こっちがえ?なんだけど。どういうこと?
「弘明さんは何にも悪くないよ。もっと当時の私があなたの忙しさ理解できてればあんなことにはならなかったのかなってずっと悩んでた。だから私からも謝らなきゃいけない。ごめんね」
俺小百合が悪いって思ったことないんだけど。もしかしたら、もっと早く仲直りできたのかな。
…今、俺には気になることがある。小百合の薬指。明らかに指輪の痕がある。
「…小百合。その薬指のあと、どうしたの?」
「あーこれ?最近離婚したんだ。『顔が良かったから結婚したけど、今ではお前より若い女の方がよっぽどいいわw』って不倫されたからさ」
「元旦那死刑にしていいか」
マジでそいつ許せない。小百合ほどこの世に美人で性格のいい女いねぇぞ!?
「…ふふっ」
「何が面白いんだ?」
「…私の方から振ったのにこんなにまだ想ってくれてて嬉しいなって」
「当然だろ。俺には小百合以外の女なんて目に入らないし。…今でも小百合のこと好きだし、愛してる」
いつのまにか俺は彼女に告ってた。これで良かったのか?
「私から言おうと思ってたのに先に言われちゃったなぁ。私も弘明さん以外の男は見てないよ。大好き。もう一回結婚前提に付き合おうよ」
「…ああ」
俺と小百合は口付けを交わした。
今作品2つ目のカップル誕生!
おめでと〜!
第37話 双子の絆は最強です
そろそろ私のモチベが限界になってきましたー
最近中尾先生が出てくる話ばっかり書いてる…なんかアレ(?)だな…
珠妃ちゃん視点〜♡
私には好きな人がいる。それは…中尾先生!
去年、1年生の時に担任だったんだけどとっても面白くて、優しくて…惚れちゃった。
みんな松村先生と小鳥遊先生に夢中なんだよな。なんで中尾先生のことを好きな人いないんだろ。まぁそりゃ二人ともいい人ですよ?でも中尾先生ほど教師としてかっこいい人はいないでしょ。
なので今日告ろうと思ってるの!…怖いな。何か言われそうで。早くこの気持ちにケリつけたい…
「…中尾先生!あ、あの今お時間開いてますか!?」
「…ん?いいよ」
やべぇ…心臓ドキドキしてきた…
「…あの、私、先生のことが好きでした…」
「…あー、気持ちは嬉しいんだけど…」
「…分かってます!私もバカじゃないんで。…それだけです…じゃ…」
涙出ててたのバレたかな。バレてたら嫌だなぁ…お互い気まずくなるし。あ、告った時点で気まずくなってるか。
「ははは…振られることなんて分かってたんだ…もちろん気にしてないよねぇ天野珠妃」
帰り道、ずっと私は自分に言い聞かせるようにそう言っていた。ども、どれだけ自分に言い聞かせても、涙が溢れてくる。そうこうしてるうちに家に着いて
部屋に駆け込んでた。
「珠妃どうした?美人な顔が台無しになってるけど」
妹ならいいにしろ弟と同じ部屋ってちょっとキツい。まぁそんなこと今はどうでもいい。
「朔ー!!!!」
「うおっ!?」
私は朔の胸に飛び込んだ。それで泣きじゃくった。
「中尾先生に振られたよぉ!!振られるって分かってたのに!なのに…こんなに悲しいのぉ!うわぁぁぁぁぁん!!!」
とにかく、泣いた。泣いた。普通こんなことされたら迷惑だろうけど朔は何にも言わなかった。
「落ち着いた?」
私はこくりと頷くことしかできなかった。
「大丈夫だよ。これから本当の春がやってくるんだ。珠妃なら誰よりも珠妃を愛してくれる人が見つかるはずだから」
「…ありがと…」
私たち姉弟の絆は誰にも引き裂けないくらい、強力です。
なんか書いてるこっちが恥ずかしくなったわ…
第38話 氷の女王の思い
氷の女王様視点だよー!
いつもの明るい話や甘い話ではありません。
3ヶ月前のことだった。医者に、
『あなたは余命3ヶ月と思ってください』
と、言われた。この年で癌なんて…もっと生きたかったなぁ…
いつからだろう。私が氷の仮面を被るようになったのは。いじめられて、親にも虐待され…そしたら、自己防衛のために『氷の女王』を演じ始めた。当然、周りは私から離れていく。それで良かったんだ。
こんな私と仲良くしたって意味ないって気づいたんだろね。
「…恋雪」
「…あ、」
でも一人だけ違う。私の彼氏だ。彼氏だけは私がどんなに冷たくしても、どんなに毒舌なこと言っても、私と仲良くしたい、好きって言ってくれた。
「大丈夫か?これ恋雪が前欲しがってたもの」
「うわぁ…私の欲しかったアクセだ!ありがとう!」
「早速つけてみてよ」
私は彼からもらったイヤリングを耳につけた。
「どう?」
「似合ってるよ」
彼は私の病気については何も言わない。彼は誰よりも私のことを想ってくれる。
「…愛してる」
甘くて濃い口付けを終えると、なんだか眠くなってきた。これがこの世の終わりってやつなのかな。
…さよなら、私の大好きなあなた。
第39話 大好きな親友
寂雷先生、一二三、独歩!私に完結させるだけの力をくれぇ!
まひろ視点じゃーい!
自分の初恋は失恋してしまった。が、今は気にしてない。なんせ私には大事な大事な親友がいるから!
「ねー!凛!陽葵!一緒に帰ろ!」
「うん!いいよー!」
3人で家路までの道を歩く。
「───でさぁ、最近小遣いがなくてカフェにも行けないの!悲しい…彼氏がいるのに」
「分かる!私もシフォンケーキに金使いすぎてすっからかんなのよ」
「シフォンケーキの力って恐ろしい…」
本当に3人とは気が合うの。凛と陽葵がもともと親友らしいんだよね。中学生の時に出会ったらしい。
「うわぁもう家着いちゃった!本当に凛とまひろと喋ってると時が経つの遅く感じるわ。じゃあね!」
「バイバーイ!」
凛と二人きり。クラス一緒だから最近ずっと喋ってる。
「ねーまひろ!こないだシフォンケーキの抹茶味食べたんだけど超おいしかったの!」
「マジで分かる!シフォンケーキってプレーンもいいけど抹茶もいいんだよねぇ…アールグレイシフォンケーキ食べてみん!めっちゃうまいから!」
「本当!?食べてみるね!」
今更だけど凛と陽葵といると世界で一番楽しいわ。
この3人組ほぼポッセやん…
第40話 イケメン教師の告白
今日は覚悟を決めた。早乙女先生に告る!
「松村先生、今日手震えてますけど…大丈夫ですか…?あっ、別に心配なんかしてませんよ…」
「…早乙女先生、今日って帰り時間ありますか?」
「…別にありますけど」
「じゃあ仕事終わったら玄関で待ってて欲しいんです…」
はぁ…告るなんて中学生以来だから緊張する…
------------(ついに決戦の時)
「で、なんですか?早くしてください」
ツンなとこも最高です!
「…あの、早乙女先生のことが好きです」
「っ!?」
そりゃ驚くよなぁ。このイケメンが単刀直入に好きって言うなんて。俺って自分に自惚れすぎ?
「…わ、私もあなたのこと好きだから、付き合ってあげてもいいですよっ!」
「本当すか?」
「嘘なわけないじゃないですか!」
やったぁ!告白成功!うぇーい!
------------(家に帰ってから)
なぁ、愛原。ごめんな、今もし俺のこと想ってくれてたら。
お前もいつか一生を共に過ごす伴侶と出会うはずだ。
そういえば、俺が今まで愛してきたのは今まで恋してきた人だけじゃない。俺が見てきた生徒たち全員だ。
彼らに幸せが訪れますように。(終わり)
ついに完結!
読んでくれた方、ファンレターを送ってくださった方、本当にみんなありがとう!
一日坊主な私が完結できたのはみなさんのおかげです!