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第3話 相談相手
れきれい
ったく…いつものように成績の話を建前に話しかけようと思ったらまた断られた。今度は「新作シフォンが発売されるから」って断られたし。はぁ…愛原にとって俺はシフォンケーキ以下なのか…
こうなったらあいつに相談するっきゃない!こういう時だいたいあいつは自分の教室、つまり俺が担任してる1年3組で勉強してるさ。ほーらいた。
「おい紺野。ちょっと話聞いてくれるか」
「はい?またですか?私は今勉強してるんです。早いとこ済ませてください」
彼女は紺野凛。うちのクラスの学級委員でみんなから頼られてる。どうやらこの辺りでは有名な大学に行きたいらしく毎日放課後勉強してるんだ。
「で、なんですか」
「実はさぁ…愛原に話しかけても冷たくあしらわれるの。」
「そりゃそうでしょう。だってまひろはシフォンケーキのことしか頭にないんですから。どうやらまひろにとって松村先生は空気みたいなものなんですから。」
空気…空気…?俺には空気と同等なのか!?今から空気どうやって吸えばいいんだよ!?
「じゃああいつに近づくにはどうしたらいいんだよ」
「さぁね。シフォンケーキ好きになったらどうですか?それか転職してシフォンケーキ職人にでもなったら?」
それじゃあ解決になってねぇ!俺は教師をやめるなんて宇宙が大爆発を起こしたってあり得ない!
俺の恋は薫みたいに宇治の霧の中の奥深くまで踏み込んじまったようだ…