編集者:カタワレ
デスノートの夜神月を異世界に転生させる話です。
バッリバリにデスノートのネタバレがあります
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目次
夜神月を異世界に転生させてみた-①
普通にデスノート本編のネタバレがあります。
「起きてください、昼神陽(ひがみらいと)」
最初に聞こえたのはこの言葉だった。僕は夜神月だ。そう言おうとしたが、目は眩しい光を捉える。辺りが金色に輝く豪華な装飾に囲まれている。
「うっ…ここは…どこ…だ…?」「王の宮殿じゃよ」「王の…宮殿…?」は、ははは、これは夢だな。きっと。でも…僕は一体あの時YB倉庫で何をしていたんだ?
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「いや、死ぬのはお前だ。ライト。」「が…ま…」「君の父さんは…一体何の為に…」
大量の声が頭の中で反響する。あと40…いや…24か?16か?僕は…僕は死ぬのか!?
心臓に衝撃が走る。
「ち…ちくしょう…」
目を覚ますと、真っ暗な場所にいた。周りを見ると、リュークがいた。
リ「起きたか、ライト」ラ「リューク、ここはどこだ?」リ「あの時言っただろう。デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな、と。」ラ「ああ、覚えてるさ。僕はどうなるんだ?虚無になるのか?」リ「いいや、俺は楽しいものが見たい。」ラ「それはどう言う意味だ?リューク。」リ「今からお前を異世界に送る。」ラ「異世界?死神もそういうものを信じているんだな」リ「俺は死神だ。そして、お前が死んでここにいる今、俺はお前の前にいる。実際、俺の姿も見えているし、俺の言葉も聞こえるだろう?」ラ「ほお…」リ「そこでだ、俺があの時お前の名前を書いたのは、あの世界じゃ活躍なんてできないと思ったからだ。」ラ「どういうことだ?Lやニアなどがいたせいで僕が死んだことについて言っているのか?」リ「俺は、異世界でならそんな人間はいないと思った。だからこそ、お前を異世界に転生させてやる。」ラ「なあ、リューク。一つ聞きたいんだが、良いか?」リ「なんだ?」ラ「あの時言った、『俺に頼ってるようじゃダメだな』っていうのはなんなんだ?」リ「お前は器用で賢いからな。そんなやつが俺に頼ってるなんて、つまらないじゃないか。」ラ「そうか、リューク。今度こそ、お前を楽しませてやるよ」リ「今回こそ、信用していいんだな。」
ラ「ああ。たとえ異世界であろうと、僕は新世界の神になってみせる。」
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そうか、僕はあんなことを…
ラ「すみません、あなたは誰ですか?」「私は、この国、ペキグルシア王国の国王である。」ペキグルシア?聞いたことないな。 ラ「何故あなたのような方が僕に話しかけるのですか?」国王「ああ、実はな…遥か昔、ペキグルシアにあるとある村に、魔王がやってきて…全てを破壊し尽くした。何度も兵士達と戦わせなかったが、びくともしなかった。しかし、それを数年間やってきたことで、魔王は衰弱し、国の大魔法使いに封印の魔法を掛けられたんだ。魔法使いはこう言った。『この冬も枯れぬ大木が枯れた時、魔王の封印は解かれてしまうでしょう。』そして、今日、大木が枯れていたのだ。」ラ「しかし、僕は国民の1人に過ぎませんよ?」国王「あなたが生まれた瞬間に、雷が降ったのだ。こんな言い伝えがある。『生まれた瞬間に雷が降った子供は、神の子である。』と。」面白いことを言う。異世界でも、呪いのチェーンメールから何も進化してないんだな。しかし、さっきから後ろに気配を感じる。やけに前世でも感じたものだ。まあいい、この流れからすると、国王はきっと僕に逃げ出した魔王を討伐しろとでも言うのだろうな。ならば、乗ってやろう。 ラ「もしかしてですが、魔王を討伐しろと言うのですか?」国王「ああ、その通りだ。これを持て。」銀色に輝く鎧と、振り下ろせば鉄も切れそうな剣を持った兵士がこちらに近づく。それを手に取り、装備した。 国王「では、ご健闘を。」
夜神月を異世界に転生させてみた-②
デスノートのネタバレが含まれます。
道を歩くたびに、鉄の鈍い音が鳴る。周りに見られている。
ドサッ
切り株に腰掛ける。
ラ「くそっ!やられた!こんな屈辱は生まれて初めてだ!僕は…僕は新世界の神になる男だぞ!僕は騎士などではない!」「ライト、随分と悔しそうじゃないか。」聞き覚えのある声だ。声がした方を見ると、リュークがいた。ラ「リューク、いたのか」リ「ああ、宮殿から居たさ。」ラ「僕にリュークが見えるということは、僕はノートを持っているのか?」リ「少し触らせたぞ。とりあえず、お前のはこれだ。」リュークが「DEATH NOTE」と書かれた黒いノートを出す。
ラ「リューク、面白いものを見せてやる。必ずな。」リ「ああ、期待してるぞ。」腰を上げ、再び道を歩く。
リ「ライト、目の取引はしないのか?」ラ「ああ、しないさ。」道をしばらく歩き続けると、宿に着いた。その頃には、日は暮れており、全身に汗をかいていた。リ「そんな疲れてるようじゃ、魔王を殺すのはノートしかなさそうだな。面白!」ラ(黙れ、リューク!)オーナー「どの部屋に泊まりますか?」ラ「あ、開いているところで。」オーナー「かしこまりました、ではこちらの部屋へ」オーナーに渡された鍵を見て、その部屋へ向かう。
トントントン。階段を上る。
トントントン
*トントントントン!*
後ろから恐ろしく早い足音がする。その猫背の男は、足早に駆けていった。Lに似ている…いや、Lはデスノートを使って効果を試したいと思っていたが、触るだけに留まった。転生はしないだろう。部屋の扉を開ける。
ラ「なあ、リューク。デスノートを使わずに、触っただけでも転生するのか?」リ「さてな。俺はまた楽しいのを見たいからライトを無理矢理転生させただけだからわかんねえや。そのリンゴ、食っていいか?」リュークがシャキシャキとリンゴを噛み砕く。
ラ「さて、デスノートの力、試すか。」*天音 板色*これは道中にいた村人が悪人だと話していた人間の名前だ。ついでにもう一つ書く。*Kuria=Anl*これも同じだ。スペルが合ってるかはわからないが、これで発動したら大丈夫だろう。顔は、村人達に怒鳴りつけていたのでよく覚えている。
翌日
「午前8時のニュースをお伝えします」どうやらこの世界にも電化製品は存在するらしい。しかし、銃火器などはないのだろうか。
「天音板色容疑者と、クリア=アンル容疑者が同時刻に心臓麻痺で死亡しました。」
ラ「は、はは…はははははははは!!はははははははは!!やはり…間違っていなかった…デスノートは殺人兵器でもない…キラは大量殺人犯でもない…キラは罪人に裁きを下す者、デスノートは裁きの道具なんだ!」快く、部屋から出る。途端、後ろから手を肩に置かれる。誰だ。一体。
「昼神陽、生まれた瞬間に雷が落ちたため、神の子と見なされ、今は魔王の討伐の旅に出かけている勇者様。」ラ「なんだ?」「今朝のニュースは見ましたか?」
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「ペキグルシア王国各地の村は、この事件を、摩訶不思議な力を持つ『キラ』の反抗として見ています」
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「もし、誰にも話さないと言うのであれば、キラ事件に関する重大なことをお話ししたいと思います。」
「ああ、なんだ?」
待て、これ、どこかでー
**「私はFです」**
…F?
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前日の夜
「この事件について、村の警察は」その瞬間、ノイズが走り、画面が切り替わる。
「私はFだ」そう言った男が映し出されている。Fは村人の話にも出ていた、恐ろしい程に賢いが人前に姿は出さぬ探偵だそうだ。
「キラ、もしこの放送を見ているのであれば、私はお前に宣戦布告をする。」名札がある。
*リンド=F=テイラー*39…29…23…12…6…5…4…3…2…1…
「うっ」Fは、死んだ。
Fは、死んだのだ。
そうか、やっと思い出した。
Lも同じことをしてきたな。