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目次
ジジイの美少女Vtuber配信! 〈第一話〉
わしは、|茶柱《ちゃばしら》|縁蔵《えんぞう》じゃ!
もう、元気たっぷりの72歳のジジイじゃ!わしにはのう、孫がおるんじゃ!
名前は|茶柱《ちゃばしら》|円錐《えんすい》じゃ!この名前はわしが付けたんじゃぞ!?
孫はもう14歳なんじゃ…!あと六年後に、わしは孫と一緒に酒を飲めるわい!
未だに酔っ払えるんじゃぞ、わしはッ!!そこらのジジイとは桁違いなんじゃぞ!?
「ねぇジジイ、『Vtuber』やってよ。」
円錐は、わしのことを毎回「ジジイ」と呼んできおる!
んで…ぶいちゅーばー?な、なんじゃそれ!?…あぁ!
「美容の動画を出してる、綺麗なお姉さんのことじゃな!?」
わしは絶対に合ってると思って自信満々に孫にそう言い放った!
フッ、孫よ。わしを舐めてもらっちゃ困るぜい…。わしは、そこらへんのジジイよりも“知識“というものが詰まっておるのだよ…!!
「ジジイ…それ、美チューバーと勘違いしてない?」
ぬわにぃ!?この…わしが、か、勘違いだって…?おかしい…おかしいぞぉ〜〜!!!!!
「孫よ…それも勘違いしているのではないか?」
そうだ…わしが14歳の孫に知識で負けるなど…そんなこと、あってはなら〜ぁん!!
「はぁ…ジジイ、この動画を見なさい。」
孫は、わしの眼球の目の前に携帯を近づけてきた。
動画が再生されて、何やら…なッ!?
な、中のイラストの人が…動いているではないか!?これはプログラムなのか?
これは…一体どういうことなのじゃぁ〜!?
「これが『Vtuber』なの。」
こ、これが本当の『美チューバー』なのか…!クッ…わしの知識よりも孫の知識の方が一枚|上手《うわて》だなんて…。孫も大きくなったもんだな…!
「最近の技術も発展したものじゃなぁ…。」
わしが10歳の時は携帯なんてなかったのにな…。
「んで、Vtuberを知ったね?」
「そりゃもちろんじゃわい!」
「おっけ、おっけ。んで、ジジイにVtuberをやってほしいの。」
いや…わしが美チューバー?いやいや、あんな動くイラストのやつなんて作れるはずがないじゃろう!
「あの…動くイラストみたいなの、わしが作れると思ってるのか?孫。」
「あ〜…。それね、もう俺が作った。」
な、な、なぬぅ〜!?孫が作った…じゃと?
もう孫はあの動くイラストみたいなのを作れるようになったのか…!
わしの孫は天才じゃのぉ…!!
「どんなイラストなのじゃ!?」
「これ。」
孫はまたもや、わしの眼球の近くに携帯を近づけてきた。わしは、そのイラストを見て驚愕した。
「**な、なんじゃこの美少女はぁ!?**」
わしの叫び声は家の全体に響き渡った。
ジジイの美少女Vtuber配信! 「第二話」
「美少女なんて、聞いてないんじゃが!?」
わしは孫に向かって叫んだ。まぁあらすじを説明しよう!
「あらすじ」
孫が急に、「美チューバーやって?」と言ってきたのじゃ。
そんで、わしは「美容の動画を出してる綺麗なお姉さんのことじゃな!?」と自信満々に言い放ったんじゃ。…なのに、孫は「勘違いしてる」って言ってじゃのう…?
そんで、本当の美チューバーの動画を見せてもらったんじゃが、なにやら…イラストが動いてるのじゃ!しかも、驚くことに髪の毛とかの動きも、鮮明に再現されていてのう…?
それをわしにやれ!と孫はいうのじゃ。わしは「そのイラストはどうするんじゃ?」と聞いたら、孫が「もう作ってる」というのじゃ!!それをみてみると…美少女だった…というあらすじじゃ。
「美少女でいいじゃん、ジジイ。けどその代わり、「ジジイ」っていうことがバレないようにね。」
「いや、というかやるとは言ってないんじゃが!?」
「はい?「イラストは?」って聞いた時点で、やる気満々だったじゃん?」
や、やる気満々ではなかったぞ!!(嘘)
けど、具体的になにをすればいいのかが分からんのじゃ。
美容の動画を出せばいいのかのぅ…。そうじゃ、美少女が美容の動画出したら、てんてこ舞するかもじゃ!
「わし、てんてこ舞するかもしれん!!」
わしは孫に向かってワクワク感を出しながらそう言った。
てんてこ舞するって…めっちゃすごいことなんじゃろ!?
「あの…てんてこ舞ってなに…?」
え…?最近の若者は「てんてこ舞」という言葉を知らないのか!?
てんてこ舞なんて「わしの世代」だったらめっちゃ使ってた言葉なのに…!
…「わしの世代」だったらか…。最近の若者はわしの世代じゃないから、分からんかぁ…。
「てんてこ舞とはのう、まぁ、今風に言うと……「バジル?」みたいな感じじゃ!」
「ば、バジル?」
「今風にいうと「バジル」じゃないんか?」
バジルだった気がするんじゃがのう…?
「それ…「バズる」なんじゃないの?」
そうじゃ、そうじゃ!「バズる」じゃ!
今思ってみると、バジルって調味料のやつではないか!
わしとしたことが…なんという失態…ッ!
「それで、わしはなにをすればいいのじゃ?」
「質問解答・ゲーム配信」
「あっ、絶対にゲーム配信は無理じゃよ。」
わしは「ゲーム配信」は速攻拒否した。なぜなら…わしはゲームをした事がないから…。