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目次
【淡本中学校:TRPGリプレイ】異界行き終電、24時44分発。
教師たちがTRPGをやりたがったため、僕がKPしてきました。
クトゥルフ神話TRPG『異界行き終電、24時44分発』
■ シナリオ概要
システム:クトゥルフ神話TRPG(第6版・第7版どちらでも対応可能)
人数:プレイヤー5人(+キーパー1人)
プレイ時間:ボイスセッションで 2〜3時間
ロスト率:低
推奨技能:『目星』『聞き耳』『精神分析』
・PC1:胡散臭い校長
ある中学校の校長。なぜかすごく若い。
偶然、網棚にある「不気味なアタッシュケース」を見つけてしまう。
STR (筋力) 11 平均的な腕力
CON (体力) 13 ややタフで疲れにくい
POW (精神力) 12 精神的な強さ(初期SAN値:60)
DEX (敏捷性) 10 平均的な身のこなし
APP (外見) 11 親しみやすい外見
SIZ (体格) 13 成人男性の平均的な体格
INT (知性) 14 頭の回転が速い(興味の幅が広い)
EDU (教育) 15 大学卒。知識が豊富
HP (耐久力) 13 傷に耐えられる強さ
・PC2:心優しい養護教諭
ある中学校の養護教諭。実はロボットらしい。
怪しい乗客を警戒している。戦闘になったら仲間を守る壁役。
STR (筋力) 16 圧倒的な腕力(攻撃にボーナスがつく)
CON (体力) 14 非常にタフで、病気や毒にも強い
POW (精神力) 10 精神面は人並み(初期SAN値:50)
DEX (敏捷性) 15 足が速く、行動順が一番最初に回りやすい
APP (外見) 12 安心感を与える顔つき
SIZ (体格) 15 教師1の長身
INT (知性) 13 的確な判断力
EDU (教育) 16 専門知識が非常に豊富
HP (耐久力) 15 チームで最大のHP(攻撃を受けても倒れにくい)
・PC3:どちらかというとクトゥルフ側の理数教師
ある中学校の理数教師。実は地球外知的生命体。
最近、この路線で噂されている「幽霊列車」の都市伝説を調べていた。
STR (筋力) 10 平均的な筋力
CON (体力) 10 平均的な体力
POW (精神力) 11 平均的な精神力(初期SAN値:55)
DEX (敏捷性) 13 フットワークが軽い
APP (外見) 13 人間に警戒されにくい魅力
SIZ (体格) 12 平均的な体格
INT (知性) 16 天才肌で、アイデアのひらめきが得意
EDU (教育) 14 教育に必要な幅広い知識
HP (耐久力) 11 平均的な体力
・PC4:ビビりな社会教師
ある中学校の社会教師。めちゃくちゃ怖がり。
居眠りをしていたものの、車内アナウンスの”奇妙な声”に気がついた。
STR (筋力) 10 平均的な筋力
CON (体力) 11 平均的な健康状態
POW (精神力) 5 ビビり(初期SAN値:45)
DEX (敏捷性) 11 平均的な速さ
APP (外見) 12 見栄えが良い
SIZ (体格) 10 小柄な体格
INT (知性) 15 ひらめき力が高く、ヒントを得やすい
EDU (教育) 11 高校・専門・大学在学中レベル
HP (耐久力) 11 平均的な体力
・PC5:口をきけない国語教師
ある中学校の国語教師。喋れないので基本筆談。
普通になんか巻き込まれた人。
STR (筋力) 9 やや非力
CON (体力) 8 やや貧弱
POW (精神力) 15 精神力が非常に高い(初期SAN値:75)
DEX (敏捷性) 12 手先が器用
APP (外見) 12 普通より良い外見
SIZ (体格) 11 平均的な体格
INT (知性) 13 的確な判断力
EDU (教育) 14 専門知識が豊富
HP (耐久力) 8 貧弱
【技能目標値】
全員共通
『目星』:50% (怪しい場所やアイテムを見つける)
『聞き耳』:50% (物音や不気味な声に気づく)
『隠れる』:20% (バケモノから身を隠す)
校長
『言いくるめ』:60%
『精神分析』:70%
A先生
『応急手当』:60%
『STRロール』:80%
北先生
『オカルト』:65%
他ふたりは特になし
【事前公開情報】
ストーリー:時刻は深夜、24時40分。
疲れ果てた仕事帰り、あなたたちは地下鉄のホームにいた。
滑り込んできたのは、24時44分発、最終列車。
ガタゴトと揺れる車内、心地よい眠気が襲う。
しかし、電車が長いトンネルに入ったその瞬間、車内の明かりがすべて消えた。
キーーーッ!と耳を突き刺す急ブレーキの音。
気がつくと、他の乗客や車掌の姿はどこにもない。
窓の外に広がっていたのは、星すら見えない底なしの暗闇だった。
不気味なアナウンスが響き渡る。
『まもなく、終点……狂気の世界へ、ご案内いたします』
動き出した列車は、恐ろしいスピードで加速を始める。
あなたたちは無事に、現実の世界へ帰ることができるのだろうか?
持ち物:必須・スマートフォン(ただし、異界に入ると電波は圏外になります)
任意・財布や定期券など、一般的な私物
※「警察官が仕事用の警棒を持っている」など、
自分の役割に合いそうな持ち物があれば自由に決めてOKです
(KPに相談してください)。
---
ぼく「ということで、一旦説明はここまでです」
ぼく「始める前に、持ち物をそれぞれ聞いていきますね」
ぼく「校長先生は何を持っていますか?」
校長「財布と定期券、財布の中身はからっぽ」
ぼく「なんだか悲しいですね...SAN値チェックします?」
校長「僕の財布、神話生物か何かなわけ?」
ぼく「次に、A先生は何を持っていますか?」
A先生「財布と定期券、カルテ...それとアイスピックかな」
ぼく「アイスピックですか??なんで???」
A先生「さあ?いまポケットに入ってるから」
ぼく「そ、そうですか」
ぼく「北先生は何を持っていますか?」
北先生「何も持っていません」
ぼく「!?」
ぼく「無賃乗車ということですか??」
北先生「いかんのですか...?」
全員「「「「「いかんでしょ」」」」」
北先生「そうですか...でも何も持っていないので」
ぼく「わかりました...」
ぼく「南先生は何を持っていますか?」
南先生「お財布と定期券...だけです!」
ぼく「財布の中身は?」
南先生「えっと、どんぐり10個ですね」
ぼく「淡本中学校のお給料ですか???」
校長「やかましいよ」
ぼく「西先生は何を持っていますか?」
西先生「(財布と定期券、それと筆談用のボールペンとメモ帳です)」
ぼく「普通!ありがとうございます!」
ぼく「それでは、シナリオを開始したいと思います...」
---
時計の針は深夜24時40分を回っています。
それぞれの日常を終えた探索者(あなたたち)は、
地下鉄のホームに立っています。
強烈な眠気と疲労感の中、暗闇の奥からガタゴトと音を立てて、
24時44分発の最終列車が滑り込んできました。
あなたたちは吸い込まれるように、
最後尾である「5両目」の車両へと乗り込みます。
プシュー、とドアが閉まり、電車が動き出しました。
ガタゴト、ガタゴト……。
---
ぼく「ではここでそれぞれどこに座って、何をしているかを聞きます」
ぼく「校長はどこで何をしていますか?」
校長「車両に入ってすぐ左の席で、印を結んでるよ」
ぼく「何をしているんですか???」
校長「NARUTOとかに出てくるじゃん、水遁の術とか」
ぼく「はあ...そうですか...(諦め)」
ぼく「A先生はどこで何をしていますか?」
A先生「校長の向かいの席、携帯電話で動画を見ているよ」
ぼく「なんの動画を見ているか聞いてもいいですか?」
A先生「ドーパミンデトックス」
ぼく「A先生もドパガキなんだ...」
ぼく「北先生はどこで何をしていますか?」
北先生「車両に入ってすぐの右側の吊り革で、懸垂をしています」
ぼく「何をしているんですか???」
北先生「最近筋トレに興味があるんです」
ぼく「はあ、ストイックですね...」
ぼく「南先生はどこで何を...あ、居眠りですね」
南先生「はい、北先生の前の席で居眠りしてます...」
ぼく「すごい精神力ですね、普通そんなところで寝れませんよ」
ぼく「西先生はどこで何をしていますか?」
西先生「(校長の隣の席で、印を結んでいるのを眺めています)」
ぼく「確かに、暇つぶしには馬鹿な人を眺めるのがいいですからね」
校長「誰が馬鹿だって?」
ぼく「それでは、シナリオを続けます」
---
電車が長いトンネルに入った、その瞬間でした。
バツンッ!と、不自然な音を立てて車内の明かりがすべて消え、
真っ暗闇になります。
キキキキィィィィーーーッ!!!
耳を突き刺すような激しい急ブレーキの音が響き渡り、
あなたたちの身体は大きく揺さぶられます。
……やがて、静寂が訪れました。
恐る恐る顔を上げると、車内の非常灯がパチパチと頼りなく赤く灯ります。
しかし、異変に気づきます。
先ほどまでパラパラと座っていた他の乗客や車掌の姿が、
影も形も消え失せているのです。
そして、ガサガサと不快なノイズを立てて、
頭上のスピーカーからアナウンスが流れます。
「……まもなく、終点。
……狂気の世界へ、ご案内いたします。
……どなた様も、お降り遅れのないよう
……フフフ、アハハハハ!」
アナウンスの狂った笑い声と同時に、
電車がガタン!と再び動き出しました。
それは、日常の地下鉄ではあり得ないほどの、恐ろしい加速です。
窓の外を見てください。そこにはコンクリートの壁ではなく、
星すら見えない底なしの真っ黒な宇宙のような空間が広がっています。
スマホの画面を見ると、全員「圏外」です。
---
ぼく「日常へ戻る方法を探すため、まずはこの5両目を調べてみましょう」
ぼく「誰か『目星』か『聞き耳』ダイスロールしますか?」
A先生「STRロールします」
ぼく「????????????」
ダイスロール:57 成功
ぼく「A先生は座席のクッションを引っ剥がしました...」
ぼく「するとなんということでしょう、バールのようなものがありました...」
ぼく「このバールのようなもので、4両目の扉がこじ開けられそうです...」
A先生「やはり筋肉」
ぼく「このまま4両目行きます...?それとももう少し調べます?」
A先生「STRロールで」
ぼく「」
ダイスロール:82 失敗
ぼく「A先生は手首を痛めました」
A先生「おや...」
ぼく「今後A先生はSTRロールの目標値が60%になります」
校長「だから調子乗って2回とか振るから」
A先生「緊急手当が成功したらもとに戻してほしいのだけど」
北先生「懲りずにまだ振るんですね」
ぼく「じゃあロールお願いします、失敗したらさらに悪化しますが」
A先生「わかりました」
ダイスロール:44 成功
ぼく「良かったですね、A先生は手首が完治しました!」
校長「やば」
A先生「これが実力です」
ぼく「それではそろそろ、4両目に行きますか?」
校長「まあそろそろね?」
ぼく「それでは、皆さんはバールのようなもので扉をこじ開け、
先に進むことにしました...」
---
あなたたちが4両目のドアを開けて中に入ると、そこもやはり無人です。
しかし、誰も座っていないシートの真ん中に、
ポツンと一つ、黒いアタッシュケースが置かれていることに気づきます。
これは校長が先ほど網棚で見かけたカバンに間違いありません。
---
ぼく「このアタッシュケースが怪しいですね」
ぼく「校長先生、あるいは誰でも構いません。
ケースを詳しく調べるために『目星』のダイスを振ってみてください」
校長「じゃあ僕が」
ダイスロール:23 成功
ぼく「ケースは鍵がかかっておらず、簡単に開きました」
ぼく「中には古い書類が入っています。
表紙には”運行マニュアル”と書かれています」
校長「ふむ、内容は?」
もしも列車が異界の線路に入り込んでしまった場合、
以下の手順を実行せよ。
列車は最前列の【1両目・運転席】にある
【赤い非常ブレーキレバー】を引くことで強制停止し、
現実世界へ帰還できる。
ただし、各車両には異界の封印が施されている。
立ち塞がる謎や試練を乗り越え、
制限時間(終着駅に到着する前)内に1両目を目指せ。
ぼく「...だそうです」
校長「うげ、時間制限付き?」
ぼく「早く1両目に行かなければなりませんね」
ぼく「3両目への扉は開いているようです、先へ進みますか?」
北先生「まあ、それしかないですよね」
南先生「誰か、何もやりたいことが無ければ...」
校長「...無さそうだね、じゃあ次に行こう!」
ぼく「それでは、皆さんは3両目へと足を踏み入れました...」
---
3両目のドアを開けた瞬間、
ツンと鼻を突く「泥とカビの臭い」が漂ってきます。
車内を進んでいくとシートの端に、
ぐったりとした人間の形をした「泥の塊」が座っています。
あなたたちが近づくと、その泥がボロボロと崩れ落ち――
中から、人間の生々しい生首が露出します!
---
ぼく「SAN値チェックのお時間です、説明することはないのでどうぞ」
校長「じゃあまず僕から」
ダイスロール:34 成功
校長「まあここで失敗するのは三流だよね」
ぼく「それでは順番的にA先生どうぞ」
A先生「はい」
ダイスロール:71 失敗
A先生「......(汗)」
校長「あららA先生やっちゃったね」
ぼく「じゃあ1D3振ってください」
ダイスロール:3
校長「あはは!一番でかいの出したね!?」
A先生「......(汗)」
ぼく「まあこの程度じゃ発狂しないので大丈夫です」
ぼく「でもA先生のSAN値は47になっちゃいましたね」
北先生「あと7失ったらまずいですよ」
A先生「校長、精神分析お願いします...」
校長「ああ確か使えたね。いいよ」
ぼく「それではお願いします」
ダイスロール:92 失敗
校長「あっ」
A先生「えっ...?」
ぼく「流石にこれは...一時的発狂お願いします」
ぼく「健忘症、身体症状、暴力衝動、偏執症、カタトニア、
失神、パニック逃走、ヒステリー、恐怖症、マニアを1D10で決定します。
ついでに発狂時間も一緒に決定します」
A先生「マシなの来ますように」
ダイスロール:10 マニア
ぼく「あ な た は 校 長 マ ニ ア で す」
校長「はははははははwwwww」
北先生「これはひどい」
ぼく「A先生の発狂は10分続きます」
A先生「校長...もっと近くに来てください」
校長「やだもんねー」
A先生「は?」
校長「ごめんって!!睨まないで!!」
ぼく「それでは北先生SAN値チェックお願いします」
北先生「A先生よりひどい結果にはならないはずです」
ダイスロール:83 失敗
北先生「あっあっ。。。」
A先生「私がなんですって?」
北先生「なんでもないです...(汗)」
ぼく「じゃあ1D3お願いします」
ダイスロール:1
北先生「これくらいなら許容範囲内ですね」
校長「精神分析やっとく??」
北先生「やめてください」
ぼく「そもそも精神分析は連発で使えないので...」
校長「じゃ無駄遣いしちゃったんだね」
ぼく「言い方」
A先生「校長、匂い嗅がせてください」
校長「チミは変な方向のマニアだな?」
ぼく「それでは南先生お願いします」
南先生「わたしはそもそものSAN値低いので...失敗しそうですね」
北先生「言い訳ですか?見苦しいですね」
A先生「あなたも校長マニアになりませんか?」
南先生「うっ、うるさいですよぉ!」
ダイスロール:78 失敗
南先生「まあまあ」
ぼく「それでは1D3お願いします」
ダイスロール:2
南先生「これくらいなら...まだ大丈夫です」
ぼく「それでは西先生SAN値チェックお願いします」
西先生「(SAN値多いので失敗する気がしません)」
ダイスロール:14 成功
西先生「(これくらい当然ですね)」
A先生「煽っていますか?」
西先生「(私程度だったら当然ですけど、
あなたたちには難しいかもしれませんね)」
A先生「STRロールお願いします(怒)」
校長「早まらないで!!!今の無しで!!」
ぼく「わかりました...」
ぼく「それではそろそろ次に行きましょう」
ぼく「崩れた泥の底を調べると、
2両目へ進むための”小さな銀色の鍵”が見つかります。」
---
手に入れた鍵を使い、2両目へと入ります。
1両目の運転席へ続くドアはもう目の前です。
しかし、そのドアの前に、不気味な影が立ちはだかっています。
それは、人間の子供ほどの大きさですが、肌はぬめぬめとした深緑色で、
顔には目がなく、大きな口に無数の鋭い牙が生えている「異形のバケモノ」です。
バケモノはあなたたちに気づくと、
シャーッ!とよだれを垂らしながら威嚇してきました!
---
ぼく「戦闘です!足の速いA先生から順番に行動していきます」
ぼく「それではA先生、ダイスロールどうぞ」
ダイスロール:4 クリティカル
ぼく「なんということでしょう...
バケモノはA先生のキックで四散爆発しました...」
A先生「なんだ、骨がない化け物もいたものだね」
A先生「校長、褒めてください」
校長「そうだった...チミ校長マニアだったね...」
ぼく「それではバケモノ倒しちゃったので、次へ行きましょう...」
---
バケモノを倒し、あなたたちはついに最前列の
「1両目・運転席」へとたどり着きました。
ガラス窓の向こう、線路の先を見てください。
そこには、星々を飲み込むほど巨大な
「光り輝く巨大な一つの目(狂気の神の影)」が、
大きな口を開けてこちらを待ち受けています。
あと数十秒で、列車はあの目に衝突し、
完全に飲み込まれてしまうでしょう!
運転台には、マニュアルにあった通りの
「赤い非常ブレーキレバー」があります。
しかし、そのレバーには、天井から伸びた
不気味な黒い植物のツタがギチギチと巻き付いており、ビクともしません!
---
ぼく「ここでは皆さんの所持品や技能でツタをどかしてもらいます」
A先生「STRロールお願いします」
ぼく「はい......」
ダイスロール:60 成功
ぼく「ちょっとは効いてますが、まだまだです!」
西先生「(ボールペンでツタをぶっ刺してもいいですか?)」
ぼく「いいですよ、40%でいきましょうか」
ダイスロール:45 失敗
ぼく「ボールペンが折れました。西先生は筆談ができません」
西先生「...」
南先生「あの...どんぐり投げてみてもいいですかね...?」
ぼく「はあ、いいですが...25%でお願いします」
ダイスロール:23 成功
ぼく「なっ、なんか効いてるっぽいです!あと一息!」
校長「ちょっとツタを言いくるめてみてもいい?」
ぼく「ツタを...?いいですが...」
ダイスロール:98 ファンブル
校長「あっ」
ぼく「ツタに悪口を言ってしまったせいで、拗ねられました。
先程よりもギチギチに巻き付いているっぽいです」
A先生「もういい私がやります」
A先生「STRロールをアイスピック持ってやります」
ぼく「じゃあ出た目を5ぐらい引きましょうか」
ダイスロール:6→1 クリティカル
ぼく「A先生の渾身の一突きで、ツタは木っ端微塵になりました...」
A先生「まあこんなもんですよね」
校長「これ僕らいらなかったよね?」
ぼく「それでは、A先生によりレバーが引かれました」
---
レバーを引いた瞬間、キィィィィィーーーーーッ!!!と、
本日一番の急ブレーキの音が響き渡りました。
窓の外を見てください。迫りくる「巨大な光る目」の怪物が、
まるでガラスのようにパリンとひび割れ、砕け散っていきます。
それと同時に、あなたたちの視界は、目が眩むほどの真っ白な閃光に包まれます。
あまりの光の強さに、あなたたちは思わず目を閉じ、
意識が遠のいていきました……。
……ガタゴト、ガタゴト。心地よい電車の揺れと、
親しみのあるアナウンスの声で、あなたたちはゆっくりと目を覚まします。
「……まもなく、終点...淡本町です。お出口は、
右側です。お忘れ物のないよう……」
パッと目を開けると、そこには蛍光灯の明るい光が灯る、
いつもの地下鉄の車内が広がっています。
窓の外を見れば、暗いコンクリートの
トンネルの壁が流れていくだけです。
スマホの画面を見ると、電波はしっかりと
「バリ5(圏内)」に戻っており、時刻は25時00分を指しています。
校長の隣を見れば、ただの古びた
ビジネスバッグが置かれているだけ。
ただ、あなたたちのポケットの中には、
あの3両目で手に入れた「小さな銀色の鍵」だけが、
冷たく残っているかもしれません。
プシュー、とドアが開きます。
流れ込んでくる夜の涼しい風を感じながら、
あなたたちは確信します。
「私たちは、無事に現実の世界へ帰ってきたのだ」と...
クトゥルフ神話TRPG『異界行き終電、24時44分発』
――これにて幕を閉じます。全員生還です!お疲れ様でした!
---
ぼく「という感じで終わりです!」
校長「全部A先生がやってたね...」
北先生「次はひ弱なPCでお願いしましょうか」
A先生「負け惜しみですか?情けないですね」
西先生「...」
南先生「次はもう少し長めのもやってみたいですね...!」
ぼく「そうですね!」
校長「そういえば、あれの執筆は順調かい?」
ぼく「はい、アキラさんのとこまでは書けてますよ」
校長「そっか...まあ、まだまだ先は長いよね」
--END--
シナリオ作成、KP、リプレイ執筆:心汰くん
参加者
・校長
・A先生
・北先生
・南先生
・西先生
またやりたいと言われているので、近々やると思います!
ちなみに僕と校長たちとの関係性を、読者から聞かれました。
僕は淡本中学校の卒業生...なのですが、度々お邪魔させていただいている身です。
そして校長に淡本中学校についての記録を頼まれ、執筆を開始しました。
......という感じです。それでは、ここまで見てくださりありがとうございました!
【淡本中学校:TRPGリプレイ前編】淡い命のもとを絶やさず
まーたまたKPです。
シナリオは今度、遊びやすい形で公開する予定です。
クトゥルフ神話TRPG『淡い命のもとを絶やさず』
■ シナリオ概要
システム:クトゥルフ神話TRPG(第6版・第7版どちらでも対応可能)
人数:プレイヤー5人(+キーパー1人)
プレイ時間:未測定
ロスト率:中〜高
推奨技能:『説得』『応急手当』『精神分析』『信用』
PC1:胡散臭い校長
淡本中学校の校長。なぜかすごく若い。
最初に怪異と遭遇した。
STR (筋力) 11 平均的な腕力
CON (体力) 13 ややタフで疲れにくい
POW (精神力) 12 精神的な強さ(初期SAN値:60)
DEX (敏捷性) 10 平均的な身のこなし
APP (外見) 11 親しみやすい外見
SIZ (体格) 13 成人男性の平均的な体格
INT (知性) 14 頭の回転が速い(興味の幅が広い)
EDU (教育) 15 大学卒。知識が豊富
HP (耐久力) 13 傷に耐えられる強さ
・PC2:心優しい養護教諭
淡本中学校の養護教諭。実はロボットらしい。
パワーイズパワーな精神。
STR (筋力) 16 圧倒的な腕力(攻撃にボーナスがつく)
CON (体力) 14 非常にタフで、病気や毒にも強い
POW (精神力) 10 精神面は人並み(初期SAN値:50)
DEX (敏捷性) 15 足が速く、行動順が一番最初に回りやすい
APP (外見) 12 安心感を与える顔つき
SIZ (体格) 15 教師1の長身
INT (知性) 13 的確な判断力
EDU (教育) 16 専門知識が非常に豊富
HP (耐久力) 15 チームで最大のHP(攻撃を受けても倒れにくい)
・PC3:どちらかというとクトゥルフ側の理数教師
淡本中学校の理数教師。実は地球外知的生命体。
生徒を守るとかやってらんねぇとか思ってる。
STR (筋力) 10 平均的な筋力
CON (体力) 10 平均的な体力
POW (精神力) 11 平均的な精神力(初期SAN値:55)
DEX (敏捷性) 13 フットワークが軽い
APP (外見) 13 人間に警戒されにくい魅力
SIZ (体格) 12 平均的な体格
INT (知性) 16 天才肌で、アイデアのひらめきが得意
EDU (教育) 14 教育に必要な幅広い知識
HP (耐久力) 11 平均的な体力
・PC4:ビビりな社会教師
淡本中学校の社会教師。めちゃくちゃ怖がり。
さっさと逃げ出したいが、それを良心が叱責する。
STR (筋力) 10 平均的な筋力
CON (体力) 11 平均的な健康状態
POW (精神力) 5 ビビり(初期SAN値:45)
DEX (敏捷性) 11 平均的な速さ
APP (外見) 12 見栄えが良い
SIZ (体格) 10 小柄な体格
INT (知性) 15 ひらめき力が高く、ヒントを得やすい
EDU (教育) 11 高校・専門・大学在学中レベル
HP (耐久力) 11 平均的な体力
・PC5:口をきけない国語教師
淡本中学校の国語教師。喋れないので基本筆談。
実はこの状況を、少し楽しんでいる...?
STR (筋力) 9 やや非力
CON (体力) 8 やや貧弱
POW (精神力) 15 精神力が非常に高い(初期SAN値:75)
DEX (敏捷性) 12 手先が器用
APP (外見) 12 普通より良い外見
SIZ (体格) 11 平均的な体格
INT (知性) 13 的確な判断力
EDU (教育) 14 専門知識が豊富
HP (耐久力) 8 貧弱
【技能初期値】
校長
説得:30%
信用:25%
近接戦闘:30%
A先生
応急手当:60%
精神分析:50%
近接戦闘:40%
北先生
科学(化学):50%
ほかの言語:30%
近接戦闘:30%
南先生
伝承:50%
歴史:60%
近接戦闘:70%
西先生
言いくるめ:40%
聞き耳:50%
近接戦闘:20%
【事前公開情報】
開始時点での持ち物
校長:生徒名簿、教師名簿、古びたデジタルカメラ、ハンマー
A先生:カルテ、聴診器、アイスピック
北先生:理科の教科書、数学の教科書、ハサミ
南先生:社会の教科書、なにかのおくすり、包丁
西先生:国語の教科書、だれかの頭蓋骨、ドライバー
ストーリー
あなたたちは、”淡本町私立淡本中学校”という学校に勤める教師です。
日差しが降り注ぐ真っ昼間、職員室に校長が駆け込んできて言いました。
「大変だ、この学校になんらかの怪異が侵入した!」
教師たちは笑いました。
また校長が、ふざけておかしなことを言っているぞ...と。
ですが、彼らはすぐに自分が間違っていたことに気が付きました。
職員室の窓に、大きなタコの足のようなものが張り付きました。
あなたたちは生徒を守るため、学校に出現した怪異を討伐、
または仲間にしたり話し合うことで、安全区域を広げる必要があります。
エンドについて
開始時点で全校生徒の数は50人、10人減るごとにSAN値チェックが入り、
生徒が全員死亡した場合は”デッドエンド”
最初より減った場合は”トゥルーエンド”
教師含む全員生存した場合は”ハッピーエンド”にたどり着きます。
教師が全員死亡、もしくは精神崩壊した場合、”ワーストエンド”
最悪のエンドになってしまいます。
---
ぼく「こんな感じです、分かりましたか?」
校長「まあ、ちょっと僕らがホワイトな淡本中学校ってことね」
ぼく「そうですね、実際本当にこんなことになったら、
あなたたち生徒置いて自分らだけ逃げますよね」
校長「はは、違いない!」
北先生「そりゃ命は惜しいですもの」
ぼく「人でなしだぁ...」
ぼく「それではシナリオを続けます」
---
教師たちは、全校生徒を体育館へ避難させました。
ざわざわ...生徒たちは、口々に不安の言葉を投げかけ合いました。
今もなお校舎全体に張り付くタコ足のせいで、
建物がきしんで、ギシギシと鳴いていました。
体育館の扉を叩く音が聞こえます、きっとそれは怪異です。
「...ここにずっといても仕方がない。チミたち、分かってるね?」
教師たちは、それぞれに武器を取りました。
どういうわけか、彼らは全員腕っぷしに自信があるようです。
はじめに体育館の扉を叩く怪異の討伐、もしくは説得や和解が必要ですが、
扉を開ければすぐに入ってきてしまい、生徒が危険にさらされるでしょう。
いかにして素早く怪異を無力化できるかに、すべてがかかっています。
---
ぼく「それでは準備フェーズです。各々技能などを使って
怪異無力化の準備を行ってください」
ぼく「なお、あなたたちはやろうと思えばどんな技能も使えます。
初期値は極めて低いですが、試行回数ごとに高くなっていきます」
西先生「(怪異に話しかけた後、聞き耳を立てて言語が通じるか調べます)」
ぼく「お、いいですよ」
ダイスロール:55 失敗
ぼく「生徒のざわめきがうるさくて、よく聞こえませんでした」
西先生「(生徒に近接戦闘ロールお願いします)」
校長「待て待て!今のナシだよね!?」
西先生「(何人か摘んでおいたほうがいいかと...)」
校長「ダメだよ!?」
北先生「目星で怪異の強さを予測してもいいですか?」
ぼく「どうぞ、目星程度なら初期値は20%です」
ダイスロール:51 失敗
ぼく「なんだか扉の向こうの怪異が強い気がしてきました」
北先生「気がしてきちゃったんです」
A先生「これじゃ何も分かりませんね」
校長「じゃ、僕が扉越しに怪異を説得してみるよ!」
ぼく「それではダイスロールどうぞ」
ダイスロール:93 失敗
ぼく「説得が効いているのか、あまりよく分かりませんでした」
校長「危ない、もう少しでファンブルだったよ」
南先生「北先生、別言語で怪異に話しかけてみたり...してみてはどうでしょう?」
北先生「そうですね、やってみましょう」
北先生「別言語で怪異におはこんばんちわって言ってみます」
ぼく「ダイスロールどうぞ」
ダイスロール:77 失敗
ぼく「なんだかよくわかりませんでした」
北先生「腐ってますよこのダイス」
A先生「そうですよ、ずっと失敗ばかりじゃないですか」
ぼく「そんなこと言われても...」
校長「それじゃどうしよう?怪異を倒せることに賭けてもう進む?」
南先生「ですねぇ...」
ぼく「それでは進みましょう。ちなみに皆さんが今回使った技能は、
5%だけ目標値が上がっています」
---
準備が整った教師たちは、生徒を奥の方へ誘導してから、
体育館の扉を開きました。
そこにはこの世のものとは思えない、悍ましい姿の何かがいます。
教師たちは、今までに感じたことのない恐怖に襲われました。
ひとの理解が及ばない、この世の不条理を体現したものが”怪異”だと察したのです。
ですが、彼らの背の後ろには、守るべき命があります。
どんなに恐ろしくても、自分たちがやるしかないのです。
---
ぼく「対峙フェーズです。怪異のHPは40、
戦闘についてはこちらをご覧ください」
戦闘の行い方:足の速さ順に1d100を振る
失敗した場合攻撃は当たらない。
成功した場合、1d10を振ってダメージを決定する。
南先生のみ、ダメージ決定の振り直しが可能。
校長「なるほどー」
A先生「戦闘は南先生が鍵を握ってますね」
南先生「が、頑張りますぅ!!」
ぼく「あと、2周しても怪異を無力化できていない場合、
生徒が1d10人死亡します」
校長「!?」
ぼく「そして悍ましいものを見たのでSAN値チェックお願いします」
全員「「「「「!?」」」」」
ぼく「それでは校長から」
校長「このダイス腐ってるからなぁ」
A先生「言い訳やめてください反吐が出ます」
校長「勝手に出しといてよ」
ダイスロール:67 失敗
ぼく「じゃあ1d6お願いしますね」
校長「終わった...」
ダイスロール:3
校長「まあまあ、こんくらいなら大丈夫」
北先生「しかし、本当にこのダイス腐ってますね」
A先生「そんなの言い訳です、私は成功させますから」
ぼく「それではどうぞ」
ダイスロール:68 失敗
A先生「腐ってますねこのダイス」
北先生「でしょう?」
ぼく「それじゃ1d6どうぞ」
ダイスロール:5 一時的発狂
A先生「誰かこのダイス捨ててきてください」
ぼく「では一時的発狂で」
校長「チミ発狂好きだねー?」
A先生「キチゲ解放ですね」
ぼく「発狂一覧はこちらをどうぞ」
1.あわもと症候群:手が震える、足に力が入らないなど
2.パニック:その場から逃げ出そうとしたり、大声を出す
3.気絶:読んで字のごとく
4.恐怖症:おおこわいこわい
5.自殺衝動:自分の攻撃は自分に向かう
6.奇妙な性的嗜好:これは時間経過で解除されない
7.偏執症:他人の話を信じられない
8.幻覚:なんか見える
9.幻聴:なんか聞こえる
10.マニア:何かのマニアになる。時間経過で解除されない
ぼく「それでは時間合わせて2個振ってどうぞ」
A先生「はい...」
ダイスロール(発狂):8 幻覚
ダイスロール(時間):8 8分
ぼく「A先生には8分間幻覚が見えます。
この間、各技能の目標値が5だけ引かれます」
A先生「なにか見えます...あれは...深きもの...!?」
校長「SAN値チェックじゃん」
A先生「さすがに連鎖はやめてほしいです」
ぼく「それでは北先生SAN値チェックどぞ」
北先生「はい」
ダイスロール:18 成功
北先生「お、腐ってませんねこのダイス」
A先生「いいえ腐ってます」
北先生「幻覚では?」
A先生「うっ...」
校長「可哀想」
ぼく「それでは南先生どうぞ」
南先生「はっ、はい!」
ダイスロール:59 失敗
南先生「まぁ...」
ぼく「では1d6お願いします」
ダイスロール:6 一時的発狂
南先生「そっ、そんなぁ」
校長「南先生は戦闘の要だから、マシな発狂出してね」
南先生「わかりましたぁ...!」
ぼく「じゃあ2個どうぞ」
ダイスロール(発狂):10 マニア
ぼく「マニアは特にデメリットない代わりに時間経過解除不可です」
南先生「ということは...?」
ぼく「あ な た は 怪 異 マ ニ ア で す」
A先生「何やら見覚えのある光景ですね」
校長「校長マニアよりいいんじゃないの?」
北先生「少なくともあれよりは現実にいそうですし...」
校長「ま、デメリットなくて良かったね」
南先生「そうですね...(涙)」
ぼく「それでは西先生SAN値チェックお願いします」
西先生「(はい)」
ダイスロール:91 失敗
西先生「(は?)」
ぼく「筆談でキレないでください...」
西先生「(おかしいですよこのダイス)」
校長「ほらほら1d6振りなよ...w」
西先生「(後で殴りますよ)」
ダイスロール:5 一時的発狂
西先生「...ちっ」
ぼく「あっ筆談関係なく舌打ち...」
A先生「あなた前に私を煽ってましたけどね、こういうことですよ」
西先生「...うるさいですよ.......。」
ぼく「あっ普通に喋った」
校長「まあ彼は声ちっさくて滑舌悪いだけで普通に喋れるからね」
ぼく「ではダイス2個お願いします」
ダイスロール(発狂):7 偏執症
ダイスロール(時間):6 6分
ぼく「これから6分間、西先生が人からの意見を聞き入れるとき
聞き耳のダイスロールが必須になります」
校長「めんどくさいの当てたね」
西先生「(ダイスが腐ってるので)」
A先生「言い訳ですね」
北先生「A先生が昭和の体育教師みたいになってますね」
ぼく「それではとっとと戦闘に移りましょう」
校長「やっべそうだったね」
ぼく「それではA先生からどうぞ」
A先生「近接戦闘振ります」
ダイスロール:24 成功
ぼく「それでは1d10も振ってください」
A先生「はい」
ダイスロール:6
怪異の残りHP:34
校長「これ削りきれる?」
ぼく「さあ...目星成功してたらもう少し低い数値でしたけどね」
北先生「では私が責任持って削りましょう」
ぼく「それでは2番目に速い北先生どうぞ」
北先生「科学(化学)を振ります」
ぼく「え...?ど、どうぞ」
ダイスロール:99 ファンブル
全員「「「「!!!??!?」」」」
北先生「あれ?またなんかやっちゃいました?」
ぼく「混ぜたら危険的なやつを混ぜたせいで、大爆発が起こりました。
魔物の残りHPは20になりましたが、北先生は大怪我を負いました」
ぼく「全技能目標値が20引かれます」
北先生「まずい...」
A先生「あとで手当てしますね」
校長「でもナイスファンブルだ!結構削ったね!」
ぼく「それでは西先生どうぞ!」
ダイスロール:64 失敗
校長「ま、そもそもチミは戦闘って柄じゃないもんね」
南先生「つ、次は私ですか...」
ぼく「ですね、どうぞ」
ダイスロール:53 成功
ぼく「それではダメージ確定振りましょう」
南先生「は、はい!」
ダイスロール:4
南先生「振り直します!」
北先生「これより大きい数字が出る確率のほうが高いですからね」
ぼく「では振り直しどうぞ」
ダイスロール:7
怪異の残りHP:13
校長「ナイスだ南先生!!」
南先生「えへへ...見てくださいあの怪異、よく見ると目がくりくりで」
校長「あ、怪異マニアだったね...」
ぼく「そういえば、西先生の偏執症が解除されました!」
西先生「(特に何もなかったですね)」
ぼく「A先生ももう少しですよ」
A先生「見てください、深きものが天井に張り付いてますよ」
北先生「何してるんですか深きものは?」
ぼく「では校長お願いします!」
校長「はーい」
ダイスロール:97 ファンブル
ぼく「校長は勢い余って自分を攻撃しました」
校長「やっちゃったんだよね...」
ぼく「しかも武器がハンマーなので結構痛いですね
技能目標値を全部20引きましょうか」
A先生「またですか...困りますね患者がたくさんで。
あなたもそう思いますよね?深きもの」
校長「一番の患者はチミなんじゃないの?頭の方」
北先生「いつの間にか深きものと仲良くなってます?」
ぼく「それでは2周目です、ここで倒せないとまずいですよ」
A先生「任せてください」
ダイスロール:77 失敗
校長「何を任せろって?」
A先生「このダイス腐ってるって深きものが言ってます」
校長「アホか」
ぼく「それでは北先生どうぞ」
北先生「科学(化学)振ります」
ぼく「またファンブル出せばワンチャンありますね」
北先生「普通に成功したいです」
ダイスロール:26 成功
北先生「劇薬を投げるので10ダメージください」
ぼく「はい...」
怪異の残りHP:3
ぼく「それでは...西先生どうぞ」
西先生「(どうせ無理ですね)」
A先生「事前に断り入れるのって卑怯だと思うんです」
西先生「(あなたの主観で話さないでください)」
ダイスロール:4 クリティカル
全員「「「「!!!??!??」」」」
西先生「(あれ?また何かやっちゃいました?)」
ぼく「西先生の投げたドライバーが怪異の秘孔に突き刺さりました。
木っ端微塵に消し飛びましたね」
校長「これでいいのか...」
ぼく「あなたたちは怪異を倒し、生徒は全員助かりました...」
---
怪異を無力化したことにより、安全区域が広がりました。
体育館から第2理科室までの廊下は、安全に動くことができます。
ですが、第2理科室からはただならぬ気配が漂っています。
扉は締められているため、何がいるのかはわかりません。
ただ分かるのは、”ここにも怪異がいる”ということだけです。
ここでも、先ほどと同じようにまずは準備が必要になります。
教師たちの技能、持ち物、もしくは仲間になった人物をうまく使い、
この怪異にどんな対応が必要か見定めましょう。
---
A先生「まずは北先生の応急手当てをします」
ぼく「そうすると校長の緊急手当ては、成功率の低い
他の誰かにやってもらうことになりますが」
A先生「まあ大丈夫でしょう」
ぼく「雑!あとA先生の幻覚はすでに治っていますね!」
ダイスロール:98 ファンブル
A先生「あっ...」
北先生「えっ...?」
ぼく「A先生は北先生の治療をしている最中、誤って秘孔を突きました。
北先生は死にました」
北先生「えっ...?」
校長「始まったねTRPG」
西先生「(応急手当のファンブルでトドメ刺すのはあるあるです)」
A先生「医学振ります」
ぼく「A先生は医療用ロボなので、まあ45%でいいでしょう」
ダイスロール:100 ファンブル
ぼく「ん?」
A先生「あっあっ...」
ぼく「えっと...A先生は誤って北先生の心臓を抉り出しました。
もう蘇生不可能です」
北先生「それでは」
校長「これあるあるだよねー、更にファンブルしちゃうの」
南先生「意外と出ますよねぇファンブルって」
校長「というか誤って心臓えぐり出すってなに?」
A先生「すみません...」
ぼく「A先生の持ち物に北先生の遺体が追加されました」
北先生「有効活用お願いします」
A先生「どうすれば...」
---
中編に続く
【淡本中学校:TRPGリプレイ中編】淡い命のもとを絶やさず
引き続き自作シナリオのリプレイです
今回西先生がひどい目にあってます。ご注意ください。
【現在の技能初期値】
校長
説得:35%
信用:25%
近接戦闘:35%
(負傷のため、ここから20引く)
A先生
応急手当:65%
精神分析:50%
近接戦闘:50%
北先生
(A先生の応急手当てファンブルで心臓を抉り出され死亡)
科学(化学):60%
ほかの言語:35%
近接戦闘:40%
南先生
伝承:50%
歴史:60%
近接戦闘:70%(元が強いので、この数値は上がらない)
西先生
言いくるめ:40%
聞き耳:55%
近接戦闘:25%
【現在のSAN値】
校長:57
A先生:45
南先生:39
西先生:70
---
ぼく「一応親しい人の遺体っていうことですし、SAN値チェックしますね」
A先生「またですか」
校長「チミのせいなんだけど???」
南先生「ハッピーエンドは迎えられなくなりましたねぇ...」
ぼく「では校長からどうぞ」
ダイスロール:11 成功
校長「ふいー助かった」
ぼく「それではA先生どうぞ」
A先生「はい」
ダイスロール:17 成功
A先生「このくらいは当然ですね」
ぼく「つぎは南先生どうぞ」
南先生「はっ、はい!」
ダイスロール:18 成功
南先生「なんだか出目が可愛くなりましたね...?」
A先生「さっきファンブル出まくったからですかね」
ぼく「では西先生お願いします」
ダイスロール:70 成功
西先生「(危なかったですね、今のSAN値70ですから)」
校長「まあみんな無事で良かったよ!」
南先生「約1名無事じゃない人がいるんですけどぉ...」
校長「あっ...」
A先生「すみません」
西先生「(そういえば校長、治療はどうしますか?)」
校長「いやね...あれ見ちゃったらちょっと怖いよ?」
A先生「そうそうあんなこと起こりませんから」
校長「じゃあ、南先生にお願いしようか」
南先生「わっわたしですか!?わかりましたぁ...!」
ぼく「じゃあ10%でダイス振ってください」
南先生「低い!」
ダイスロール:6 成功
ぼく「おお!」
校長「ええええええええ!!?!?!」
南先生「うわああああああああ出たああああああ!!!!」
校長「ナイスだ南先生!A先生とは大違いだね!!」
A先生「まあ私が事前にファンブルを出しまくって
運を集めておいたおかげとも解釈できますよね?」
西先生「(できねぇよ)」
A先生「おっ、戦います?」
校長「チミたち仲悪いよねー」
ぼく「それでは、第2理科室にいる怪異と対峙する準備をお願いします」
校長「あっ、そうだったね...衝撃的な出来事が多すぎて忘れてたよ」
西先生「(では一旦話しかけてからの聞き耳で)」
ぼく「ダイスロールお願いします!」
ダイスロール:52 成功
ぼく「”人間が、容易く話しかけるな”そう呟く声が聞こえてきました。
どうやらこの怪異は、人語を話せて理解できるようです」
校長「じゃあ、和解できるかも」
A先生「校長が扉越しに説得してみては」
校長「まーそれしかないよね」
ダイスロール:74 失敗
校長「えぇ?」
A先生「では私が説得を使いましょう」
ぼく「25%くらいですかね」
A先生「ちなみに私が信用を使った場合、どれくらいですか?」
ぼく「A先生は信用できるので、40%ですかね」
A先生「信用と説得を同時に使うので数値を足してください」
ぼく「お?」
A先生「サイコロは2回振ります」
ぼく「面白いので許可します、65%でお願いします」
ダイスロール:50 成功
ダイスロール:61 成功
ぼく「A先生は”生徒を襲わないと約束してほしい”と説得を試みました。
ですが怪異はそれを拒否します。
”復活のために、必要な犠牲なのだ”と言っているようです」
A先生「成功してもこれということは、和解は無理そうですね」
南先生「じゃ、じゃあわたしが目星使って強さを予測しますね...!」
ぼく「20%でお願いします」
ダイスロール:21 失敗
ぼく「強さはわかりません...ただ、強い気がします」
南先生「気がしちゃったんです」
校長「またかぁ!!!」
A先生「今回も強そうですね」
西先生「(少なくとも、まともに戦いたくはないです)」
校長「...じゃ、もう戦おっか!!」
西先生「(だからまともに戦いたくないっつってんだろ)」
校長「大丈夫さ、僕に考えがあるんだ!」
ぼく「では、あなたたちは第2理科室の扉に手をかけました...」
---
準備が整った教師たちは、生徒を奥の方へ誘導してから、
第2理科室の扉を開きました。
そこには明らかな知性を感じる、悍ましい姿の何かがいます。
教師たちは、またしてもひどい恐怖感に襲われました。
先ほどとは違う、知性を有した上位生命体への恐怖感です。
怪異は一目散に生徒たちがいる体育館へ向かおうとしましたが、
なんとか食い止めました。
こいつを体育館へ行かせたらまずい...
全員が、そう肌で感じました。
---
ぼく「前回と同じように、2周しても怪異を無力化できていない場合、
生徒が1d10人死亡します。怪異のHPは60です」
ぼく「あとSAN値チェックもしますよ、校長からお願いします」
校長「はいはーい」
ダイスロール:27 成功
校長「まあこれくらいはね」
A先生「それより怪異のHPのほうが心配なんですけど」
ぼく「まあ校長、いい考えがあるんですよね」
校長「あるよ!」
ぼく「らしいので、頑張ってください。A先生SAN値チェックどうぞ」
A先生「はい」
ダイスロール:18 成功
A先生「調子出てきましたね」
校長「ファンブル出しまくったからでしょ?」
ぼく「では次南先生お願いします!」
南先生「はいっ...!」
ダイスロール:68 失敗
南先生「くぅっ...」
ぼく「では1d6どうぞ」
南先生「はい...」
ダイスロール:5
南先生「あっ」
ぼく「開始時点のSAN値の...5分の1、どこ行きました?」
南先生「浜に捨てましたぁ...」
ぼく「不定狂気ですね」
南先生「精神分析してもらうべきでした...」
A先生「私が気づけなかったのも悪いです、すみません」
校長「北先生死亡に全部持ってかれて忘れちゃってたね」
ぼく「では南先生のマニアが悪化します」
校長「ということは...」
ぼく「そうですね」
ぼく「あ な た は め っ ち ゃ 怪 異 マ ニ ア で す」
校長「ぶははははははwwwww」
A先生「おはようございますめっちゃ怪異マニアさんw」
西先生「(トイレの花子さんにサインもらわなくていいんですか?w)」
南先生「うるさいですって!」
校長「まあこれだったら無理に治す必要もないね」
南先生「ひどい...」
ぼく「ということで次は西先生お願いします」
西先生「(はい)」
ダイスロール:5 クリティカル
西先生「(お、これはどういう処理ですか?)」
ぼく「逆に正気すぎて現実の異常さを再確認してしまいました」
西先生「!?」
ぼく「SAN値減るので1d6振ってください」
校長「可哀想」
A先生「これはひどい」
西先生「...うるさいです.....。」
ダイスロール:5 一時的発狂
西先生「(終わりました)」
ぼく「ではダイス2個振ってどうぞ」
ダイスロール:3 気絶
ダイスロール:6 6分
西先生「うっ」
ぼく「西先生は気絶しました」
校長「はははははw」
A先生「あの戦力減ったんですが...」
ぼく「それでは戦闘です!A先生からどうぞ!」
A先生「近接戦闘振ります」
ダイスロール:84 失敗
A先生「ちょっとここで外すのはまずいです」
校長「大丈夫だって!」
ぼく「次西先生が気絶しているので、南先生お願いします」
南先生「はいっ!近接振りますね!」
ダイスロール:77 失敗
南先生「ああっ!」
ぼく「次校長お願いします!」
校長「近接戦闘振るね」
ダイスロール:10 成功
ぼく「それではダメージ確定も振りましょう」
A先生「校長、頼りにしてますよ」
ダイスロール:5
怪異の残りHP:55
A先生「ダメージしょっぱいですけど」
南先生「このままじゃ倒しきれませんって!」
西先生「(大丈夫です、私が起きました)」
ぼく「お、気絶から復帰しましたね」
A先生「でもひとり増えたところで...」
ぼく「それではA先生お願いします」
A先生「まあ近接を振るしかありませんね」
ダイスロール:78 失敗
A先生「ああもう...」
ぼく「誰かクリティカル出さないと無理ですね」
A先生「頼みましたよ西先生」
西先生「(でも私はあまり戦闘できないので...とりあえず近接振りますが)」
ダイスロール:54 失敗
西先生「(南先生お願いしますよ、クリティカル出してください)」
南先生「ね、狙って出せるものじゃないですから!」
ダイスロール:87 失敗
南先生「そっそんな...」
A先生「でも校長、なにかいい案があるんですよね?」
校長「ああ、あるある」
西先生「(頼みましたよ校長)」
校長「任せてよ!じゃあ近接振るね!」
ぼく「どうぞ」
ダイスロール:79 失敗
A先生「あの...これはどういうことですか?」
校長「必殺”何人か死んでも他の生徒には内緒にしておこう”大作戦!」
南先生「あのぉ...人の心とか...」
校長「無いね、そんなもの淡本中学校には不要だ!」
西先生「(流石に道徳がなさすぎでは)」
校長「でもこれが今できる一番良い選択なんだよ」
校長「北先生はA先生の応急手当てと医学の連続ファンブルで死んじゃったでしょ」
A先生「その節はどうも」
校長「だからもう僕たちはハッピーエンドには辿り着けないわけだ。
あと、生徒が全員生存していても回収できるエンドは何だと思う?」
南先生「ワーストエンド...一番最悪なエンドですね...」
校長「だから僕らはトゥルーエンドを目指す必要がある。
そのためには犠牲が必要だというわけだ。
よくできたシナリオだよね、まさに淡本中学校を体現している!」
ぼく「すごいですね...ちなみにそれは完全に僕のシナリオ設計ミスなんですけど」
校長「ミスを褒めちゃうとかなんか恥ずかしい」
ぼく「それでは生徒が何人死亡するか、1d10を校長が振ってください」
校長「あいあい」
ダイスロール:10
校長「あっ」
A先生「ちょっと校長これ死にすぎです!」
ぼく「ということで今の生徒数は40に減少、10人減ってしまったので
SAN値チェックが入ります。校長からどうぞ」
校長「まあ仕方ないね」
ダイスロール:26 成功
校長「いやあこのダイスいいね!」
南先生「それ腐ってますよ!」
校長「あ、どしたのめっちゃ怪異マニアさんw」
南先生「うぅ...」
ぼく「それではA先生どうぞ」
ダイスロール:35 成功
A先生「調子いいですね」
校長「北先生にファンブル出しまくったからね」
A先生「やめてください、もう時効です」
校長「あんな盛大な医療ミスでもう時効だとかほざくのヤバすぎ!」
ぼく「では南先生どうぞ」
南先生「は、はい!」
ダイスロール:12 成功
南先生「た、耐えました...」
校長「さすがに南先生もうSAN値まずいからね」
ぼく「では西先生お願いします」
西先生「(はい)」
ダイスロール:1 クリティカル
西先生「あっ」
ぼく「逆に正気すぎて現実の異常さを再確認してしまいました」
校長「なんかデジャヴなんだけど」
A先生「その運をもっと別のところに使ってください」
西先生「お前もな」
A先生「それはごもっともですけど」
ぼく「あれ西先生今喋ってました?」
校長「あんなはっきり喋るのは珍しいねー、ウミガメの産卵くらい珍しいかな」
ぼく「ウミガメの産卵と西先生は同列なんですね...では1d6どうぞ」
ダイスロール:4
西先生「(ちょっとまずいですこれ)」
ぼく「あとほんとにちょこっとで不定狂気でしたね」
A先生「後で精神分析しましょうか」
西先生「(ファンブル出さないでくださいよ)」
A先生「フラグ立てないでください」
---
怪異を無力化したことにより、安全区域が広がりました。
第2理科室から保健室までの廊下は、安全に動くことができます。
ですが、保健室からはまたしてもただならぬ気配が漂っています。
扉は締められているため、何がいるのかはわかりません。
ただ分かるのは、”ここにも怪異がいる”ということだけです。
保健室を制圧できれば、不定狂気の治療が1回だけできる他、
A先生は精神分析や応急手当、医学のダイスロールを
1回だけ振り直すことができるようになります。
ここでも、先ほどと同じようにまずは準備が必要になります。
教師たちの技能、持ち物、もしくは仲間になった人物をうまく使い、
この怪異にどんな対応が必要か見定めましょう。
---
ぼく「と、まあだいたい同じような流れですが」
A先生「ここを制圧できればかなり楽になりますね」
西先生「(A先生、精神分析お願いします)」
A先生「分かりました、精神分析振ります」
ぼく「どうぞ」
ダイスロール:100 ファンブル
ぼく「なっなんと!A先生が精神分析中に”いあいあくとぅるふふたぐん”
などと口走ってしまいました!西先生の頭の中には
大いなるクトゥルフの姿が浮かんできます...!!」
西先生「(お前何してんだよ)」
A先生「西先生がフラグを立てるのが悪いです」
ぼく「では西先生SAN値チェック入ります」
西先生「(まだ、ここ成功すればいいだけですから)」
ダイスロール:89 失敗
西先生「あっあっ。。。」
ぼく「もう西先生はどれが出ても不定狂気確定ですね」
西先生「...」
ダイスロール:6
ぼく「ちゃんと一番でかいの出していきましたね」
校長「エンターテイナーだね!」
西先生「(うるさいですよ)」
ぼく「では不定狂気ガチャどうぞ!」
ダイスロール:6 奇妙な性的嗜好
校長「ってことは...?」
ぼく「そうですね」
ぼく「あ な た は 精 神 分 析 に 興 奮 し ま す」
ぼく「されてるところを見るのも、自分がされるのにも
性的な興奮を覚えるでしょう」
西先生「(終わりました 人として)」
校長「やばい面白すぎるwwwwww」
A先生「西先生、精神分析しますか?w」
西先生「(せ...セクハラですよ...///)」
校長「もう精神分析がナニの隠語じゃん」
南先生「わたしなんてめっちゃ怪異マニアなので...
その、強く生きてくださいね」
西先生「(今は励ましの言葉が辛いです)」
校長「じゃあすっかり忘れそうになってたけど準備に移ろうか」
A先生「そうでした、今は準備フェーズでしたね」
西先生「(では私が聞き耳をいつものように使います)」
ぼく「どうぞ」
ダイスロール:81 失敗
ぼく「精神分析のことでちょっと頭が煩悩だらけだったんですかね?
ムラついてたせいで、全部聞き逃したみたいですね」
西先生「(これはA先生が悪いです)」
校長「二次被害そこそこあって面白い」
南先生「まあ食欲でもなんでも、煩悩だらけのときは集中できませんよねぇ...」
A先生「なんか全部私のせいみたいになってますけど」
全員「「「いや実際お前のせいだろ」」」
校長「北先生殺したのもA先生でしょ」
南先生「せっ、戦闘でも攻撃外しまくってましたしぃ!!」
西先生「(性癖歪まされましたし)」
南先生「じゃあ、わたしが目星で怪異の強さ調べますね...!」
ぼく「25%でお願いします」
ダイスロール:2 クリティカル
ぼく「なっなんだか!!この怪異がすごく弱い気がしてきました!
いや!!実際弱いと確信できます!!」
南先生「できるんです」
校長「ナイスすぎ南先生!!もう戦闘行っちゃおうか!」
A先生「ですね、すごく弱いらしいので」
ぼく「では行きましょう!」
---
準備が整った教師たちは、生徒を体育館に待機させ、
保健室の扉を開きました。
そこにはこの世のものとは思えない、悍ましい姿の何かがいます。
教師たちは、またしてもひどい恐怖感に襲われました。
---
ぼく「怪異のHPは20です、まずはSAN値チェックから行きましょう」
校長「じゃ、行きまーす」
ダイスロール:67 失敗
校長「あらら」
ぼく「では1d6と行きましょうか!」
校長「チミって好きな言葉とかある?」
ぼく「1d6と1d10、不定狂気と一時的発狂ですかね」
校長「だと思ったよ!」
ダイスロール:3
校長「助かった...」
ぼく「校長も地味に危ないですけどね...
では次、A先生お願いします」
A先生「はい」
ダイスロール:14 成功
A先生「さっきファンブル出したからでしょうか、出目がいいです」
西先生「(よかったですね、本当に)」
A先生「はい、よかったです」
西先生「(殴りますよロボカス)」
校長「ここの会話だけだと怖すぎ」
ぼく「では、南先生どうぞ」
ダイスロール:16 成功
南先生「さすがにこれ以上減りたくないので、助かりました...」
校長「保健室制圧したら精神分析してもらわないとね」
南先生「でも、あれ見たあとだと怖いですよぉ...」
A先生「安心してください、振り直しもあるので」
南先生「そっそれでも怖いですぅ!!」
校長「じゃ僕がやってあげようか?ちょっとはできるから」
南先生「それがいいです!」
西先生「(あなたたちいつまで卑猥な会話をするつもりなんです!)」
校長「待って今までの会話全部怪しく思えてきちゃうじゃん!」
A先生「校長の”僕がやってあげようか”が一番怪しいですよ」
校長「そんなつもりないよ!」
ぼく「では猥談はそこそこに、西先生SAN値チェックお願いします」
校長「猥談じゃないよ!」
ダイスロール:29 成功
西先生「(助かりました)」
校長「チミはこれ以上ひどい目にあったら
たまったもんじゃないだろうからね...」
ぼく「それではA先生から順番に戦闘どうぞ!」
A先生「フェーズが変わったので、精神分析使えたりしませんか?」
ぼく「え?まあ使ってもいいですけど、戦闘中ですよ」
A先生「魅惑も同時に使います」
ぼく「はぁ...魅惑が20%で精神分析が55%なので、75%ですね」
A先生「じゃあダイス振りますね、西先生を精神分析します」
西先生「!?!!?!?」
校長「なんで今?」
ダイスロール:5 クリティカル
ダイスロール:39 成功
ぼく「なんか西先生がすっごい可哀想な状態に!!!!!」
西先生「(刺激が強すぎました...)」
A先生「これを見た怪異はどんな反応ですか?」
ぼく「...あっ、すごい照れて体育館とは逆の方向に逃げましたね」
A先生「こういうことですよ」
西先生「(今までファンブル出しまくってたとは思えないほど
すごいテクで精神分析されました)」
校長「それほんとに精神分析なのかな...」
南先生「なんだかものすごいものを見てしまった気分ですぅ...」
---
怪異を無力化したことにより、安全区域が広がりました。
体育館から保健室までのは、安全に動くことができます。
ですが、保健室の近くの職員室からは、またしてもただならぬ気配が漂っています。
扉は締められているため、何がいるのかはわかりません。
ただ分かるのは、”ここにも怪異がいる”ということだけです。
職員室には、ライフルなどの銃器があります。
校長がライフルの免許を持っているため、ライフルを確保できれば
戦闘面で優位に立てるでしょう。
ここでも、今までと同じようにまずは準備が必要になります。
教師たちの技能、持ち物、もしくは仲間になった人物をうまく使い、
この怪異にどんな対応が必要か見定めましょう。
---
ぼく「いつも通り準備フェーズです」
A先生「そういえば校長はライフル撃てるんでしたっけ」
校長「まあ、腕がなまってなければ今でもそこそこ撃てると思うよ」
ぼく「あ、マジで撃てるんですか?」
校長「うん?知らなかった?生徒に逃げられたら困るからね」
ぼく「怖すぎますって!!」
---
後編に続く
TRPGでわかる!教師の相性
【校長+南先生】
相性バツグン!褒め上手な校長と、
褒めたら伸びるタイプの南先生のタッグはもう止められません!
【校長+A先生】
あまり良くないようです。A先生が校長をあまり信用していません。
校長からしても、A先生はあまり信用できないという印象らしいです。
【校長+北先生】
相性良し!北先生が従順で逆らわないタイプなので、
基本誰と一緒でも相性がいいです。
【校長+西先生】
良くないです。そもそも西先生は人をからかうのが好きな性格なので、
基本誰といてもうまくいきません。
【A先生+西先生】
隔離しておいてほしいくらい仲が悪いです。
西先生が喧嘩を売るタイプで、A先生がそれをすぐに買うタイプだからです。
ふたりとも大人しそうな印象ですが、意外とそうでもありません。
【淡本中学校:TRPGリプレイ前編】神々集うオーディション
すっかり味を占めたので、本編の息抜きにリプレイ書きまくります。
本編がどんどんお辛い方向行ってるので現実逃避
校長がひどい目にあってるので注意
クトゥルフ神話TRPG『神々集うオーディション』
■ シナリオ概要
システム:クトゥルフ神話TRPG(第6版・第7版どちらでも対応可能)
人数:プレイヤー5人(+キーパー1人)
プレイ時間:ボイスセッションで 3〜4時間
ロスト率:中
推奨技能:なし
PC1:胡散臭い校長
淡本中学校の校長。なぜかすごく若い。
一攫千金を狙うため、教師たちとオーディションに参加。
STR (筋力) 11 平均的な腕力
CON (体力) 13 ややタフで疲れにくい
POW (精神力) 12 精神的な強さ(初期SAN値:60)
DEX (敏捷性) 10 平均的な身のこなし
APP (外見) 11 親しみやすい外見
SIZ (体格) 13 成人男性の平均的な体格
INT (知性) 14 頭の回転が速い(興味の幅が広い)
EDU (教育) 15 大学卒。知識が豊富
HP (耐久力) 13 傷に耐えられる強さ
・PC2:心優しい養護教諭
淡本中学校の養護教諭。実はロボットらしい。
パワーイズパワーな精神。
STR (筋力) 16 圧倒的な腕力(攻撃にボーナスがつく)
CON (体力) 14 非常にタフで、病気や毒にも強い
POW (精神力) 10 精神面は人並み(初期SAN値:50)
DEX (敏捷性) 15 足が速く、行動順が一番最初に回りやすい
APP (外見) 12 安心感を与える顔つき
SIZ (体格) 15 教師1の長身
INT (知性) 13 的確な判断力
EDU (教育) 16 専門知識が非常に豊富
HP (耐久力) 15 チームで最大のHP(攻撃を受けても倒れにくい)
・PC3:どちらかというとクトゥルフ側の理数教師
淡本中学校の理数教師。実は地球外知的生命体。
もうお前審査員側でいいよ
STR (筋力) 10 平均的な筋力
CON (体力) 10 平均的な体力
POW (精神力) 11 平均的な精神力(初期SAN値:55)
DEX (敏捷性) 13 フットワークが軽い
APP (外見) 13 人間に警戒されにくい魅力
SIZ (体格) 12 平均的な体格
INT (知性) 16 天才肌で、アイデアのひらめきが得意
EDU (教育) 14 教育に必要な幅広い知識
HP (耐久力) 11 平均的な体力
・PC4:ビビりな社会教師
淡本中学校の社会教師。めちゃくちゃ怖がり。
さっさと逃げ出したいが、みんなの一発芸を見てみたい。
STR (筋力) 10 平均的な筋力
CON (体力) 11 平均的な健康状態
POW (精神力) 5 ビビり(初期SAN値:45)
DEX (敏捷性) 11 平均的な速さ
APP (外見) 12 見栄えが良い
SIZ (体格) 10 小柄な体格
INT (知性) 15 ひらめき力が高く、ヒントを得やすい
EDU (教育) 11 高校・専門・大学在学中レベル
HP (耐久力) 11 平均的な体力
・PC5:口をきけない国語教師
淡本中学校の国語教師。喋れないので基本筆談。
この状況をかなり楽しんでいる。
STR (筋力) 9 やや非力
CON (体力) 8 やや貧弱
POW (精神力) 15 精神力が非常に高い(初期SAN値:75)
DEX (敏捷性) 12 手先が器用
APP (外見) 12 普通より良い外見
SIZ (体格) 11 平均的な体格
INT (知性) 13 的確な判断力
EDU (教育) 14 専門知識が豊富
HP (耐久力) 8 貧弱
【技能初期値】
校長
芸術(音楽):80%
投擲:25%
射撃(ライフル):25%
魅惑:30%
A先生
応急手当:60%
精神分析:50%
近接戦闘:40%
重機械操作:20%
北先生
科学(化学):50%
ほかの言語:30%
クトゥルフ神話:30%
オカルト:40%
南先生
伝承:50%
歴史:60%
近接戦闘:70%
隠れる:30%
西先生
言いくるめ:40%
聞き耳:50%
芸術(文学):70%
手さばき:40%
なお、ここに記載がない技能も
プレイヤーはすべて使用することができる。
だが、その場合初期値はKPの
独断と偏見(この人にこれは使えそうかなど)で決める。
---
さあさあ、始まりました! 宇宙を統べる神々のための
極上エンターテインメント!
『第一回・全宇宙一発芸オーディション』ーーー!!
司会を務めますは、輝くトラペゾヘドロン、
お馴染みのニャルラトホテプでございます!
そして本日、遥か辺境の地球からお越しいただいた挑戦者は、
こちらの5名の凡人の皆さんです!
ルールは至ってシンプル!
あなた方が持つ『技能』を1つ選び、
それを駆使した最高の一発芸を披露していただきます!
目の前に並ぶ3人の審査員のうち、
2人以上から【合格】をもぎ取れば、元の世界へ生還!
もし退屈な芸を披露したり、不合格になった場合は……
その場で神々の『おやつ』、あるいは『実用的な家具』に
改造されてしまいますので、どうぞ命を懸けて楽しませてくださいね!
それでは審査員の方々の紹介です!
まずは向かって左、ンカイの暗黒からお越しのツァトゥグア様です!
今日も眠そうですねぇ。彼を満足させるには、
くだらない笑い、あるいはヨダレが出るような
美味しそうなパフォーマンスが有効かもしれません。
続いて中央、ハリ湖の彼方からお越しの、
名付けえぬあのお方...ハスター様です!
黄色い衣をまとったそのお姿、まさに芸術の神!
知性、美、そして狂気的な芸術センスを厳しく審査されますよ!
最後に向かって右、フォーマルハウトからお越しの
燃え盛る生ける炎、クトゥグア様です!
すでにスタジオの温度が50度を超えております!
彼が求めているのは、勢い! 爆発力! パッション! 体育会系の熱い魂です!
それでは、最初の挑戦者はあずm...じゃなくて!
校長さんです!準備ができましたらお越しください!
---
ぼく「という感じです」
校長「ふむふむ...僕は元音楽教師だし、音楽系の何かやりたいな」
A先生「ですが、音楽だけではハスターにしかウケなさそうですよ」
校長「そこなんだよね...どうやって他の要素を融合させるかだ!」
北先生「裸でヴァイオリンを演奏したら、ツァトゥグァにもウケるのでは」
校長「やだよそんなの!知的生命体としての尊厳は捨ててないよ!」
校長「まあ最初だし、無難に演奏...あっ」
南先生「なっ、なにか思いつきましたぁ...?」
校長「ねえ、これって道具とか使いたいのあったらもらえる?」
ぼく「ものによって支給されます。まあ大体は言えばもらえますね」
校長「オタマトーンちょうだい」
A先生「なるほど、あの腑抜けたビジュアルの楽器で
ツァトゥグアのウケを狙おうという魂胆ですか」
ぼく「なるほど」
校長「てことでバックアップ技能もいらないから行ってくるね!」
---
準備が整った校長は、ステージ上に上がった。
ニャルラトホテプに、一発芸の内容を聞かれる。
「楽器を演奏します!」
校長は、そう自信ありげに答えた。
懐から奇妙な楽器を取り出し、演奏する。
だが、審査員の反応は微妙...どころか、段々般若のように変わっていく。
「あーあ、やっちまった! それは神々の逆鱗に触れる最大のタブーですよ!」
ニャルラトホテプは、不気味な笑みを浮かべながらそう言った。
クトゥグアから火の粉が飛び、ハスターの不快な囁きが脳内に直接響きます。
挑戦者はSAN値チェック、さらに神の威圧によって耐久力が1点減少します。
審査員は、満場一致で不合格の赤ランプ!
それでは控室に戻ってチェックをお願いします。
次の挑戦者、タイプAさんは準備をお願いします。
---
北先生「なんでこうなってしまったんです?発想は良かったですが」
校長「はは、芸術振ったらこうなった」
ダイスロール:98 ファンブル
北先生「一発目で引くとは、持ってますね」
A先生「ご愁傷さまです」
ぼく「ということでSAN値チェックどうぞ」
校長「くっそぉ...」
ダイスロール:80
校長「なんでぇ!?」
ぼく「じゃあ1d6お願いします!」
ダイスロール:5 一時的発狂
校長「ちょっと!?踏んだり蹴ったりなんだけど!?」
A先生「何気校長は発狂初めてですね、私は校長マニアになったことありますが」
南先生「わたしは怪異マニアが悪化してめっちゃ怪異マニアになったことが」
西先生「(私は精神分析で性的に興奮する変態になったことが)」
校長「やだよー...ましなの来てくれー...」
ぼく「発狂の一覧です」
1.あわもと症候群:手が震える、足に力が入らないなど
2.パニック:その場から逃げ出そうとしたり、大声を出す
3.気絶:読んで字のごとく
4.恐怖症:おおこわいこわい
5.自殺衝動:自分の攻撃は自分に向かう
6.奇妙な性的嗜好:これは時間経過で解除されない
7.偏執症:他人の話を信じられない
8.幻覚:なんか見える
9.幻聴:なんか聞こえる
10.マニア:何かのマニアになる。時間経過で解除されない
ぼく「ちなみに次の自分の番が終わるまで解除されません」
校長「やばいって!」
ダイスロール:4 恐怖症
ぼく「あ な た は オ タ マ ト ー ン 恐 怖 症 で す」
校長「まずい!!!!オタマトーン怖い!!!!!!」
A先生「限定的すぎませんか?」
西先生「(オタマトーンどうぞ)」
校長「おいおいおい近づけるんじゃないよオタマトーンを!!!!」
A先生「さて、私はどうしましょうか」
北先生「そういえばA先生、最近なにかにハマってませんでしたか?」
A先生「ああ、パンジャンドラムですか」
校長「なぜパンジャンドラム...」
A先生「完全にロマン全振りの機能性皆無なのが好きで」
A先生「......パンジャンドラムって言ったら用意してくれます?」
ぼく「まあ...しますかね」
A先生「では私はパンジャンドラムを改造して
操作が可能な機能性ありの破壊兵器にします。
それをステージ上で操作し、最後に爆発しましょう」
ぼく「??????」
北先生「ですが、パンジャンドラムを操作なんて...」
A先生「一応リモコンで操作できるような機構は開発しているんですよ」
北先生「最近何をしているのかと思えば...」
A先生「それではバックアップ技能、電子工学お願いします」
ぼく「ああ...では15%でお願いします」
A先生「あの、ボーナスとかあります?」
ぼく「確かに、発想が面白いので追加で10して...25%でどうでしょう」
A先生「ありがとうございます」
ダイスロール:16 成功
ぼく「A先生はパンジャンドラムの改造に成功しました」
A先生「自走式爆弾β-Aと名付けましょう」
西先生「(これは期待できますね)」
ぼく「これで使用予定の技能の目標値が20上がります!」
A先生「ありがとうございます、それでは行ってきますね」
---
準備が整ったA先生は、ステージ上に上がった。
ニャルラトホテプに、一発芸の内容を聞かれる。
「自分で改造したパンジャンドラムの解説、及び自走。
最後には爆発力もお見せしたいと思います」
A先生は、そう淡々と答えた。
神々たちは、彼が何を言っているのかさっぱり分かっていないようだ。
そこで、ステージ上にパンジャンドラム...自走式爆弾β-Aが登場する。
「こちらは車輪の回転を完全に止め、
その場に停止することができるパンジャンドラムです。
スライダー車輪を用いた機体よりも速度は劣り、
いまいち存在感が薄い車輪構造かもしれませんが、操作性は確かです。
ただ、旋回時には速度の殆どを失ってしまうほか、加速も軽量の割には遅いですね」
一通りパンジャンドラムの説明をするA先生だったが、
神々たちにはよく分かっていないようだ。
こうなったら実際に操作して、それがウケるのを狙う他ない。
A先生は懐からリモコンを取り出し、パンジャンドラムを操縦する。
これは神々にもウケたようだが、まだ足りない。
となれば最後は、爆発だ。
「それではみなさん、大きな揺れにご注意ください」
ロケットが点火し、パンジャンドラムは物凄い勢いで
空の観客席へと突っ込み、派手に爆発した。
爆風が、審査員席に激しく吹き荒れる。
ニャルラトホテプは、興奮冷めやらぬといった様子で口を開いた
「ほう、凡人の割にはなかなか見せるじゃないですか。
審査員の反応は……?ハスター様とクトゥグア様から2票獲得、合格です!」
誰もいない観客席から、拍手喝采の音だけが響き渡った。
それでは控室に戻ってください。
次の挑戦者、北さんは準備をお願いします。
---
校長「すごいじゃないか!特に爆発オチが完璧だ!」
A先生「ありがとうございます」
北先生「ちなみに何を振ったんですか?」
A先生「重機械操作を振りました」
ダイスロール:36 成功
A先生「電子工学失敗してたら無理でしたね」
ぼく「これは面白かったですね、特にパンジャンドラムというチョイスが」
A先生「次は北先生ですね、何をします?」
北先生「私はでんじろう先生みたいなことをやりたいです」
北先生「でもひとりでは出来なさそうな内容で...」
校長「あ、じゃあ僕が手伝おうか?」
北先生「いいんですか?では校長にバックアップ技能として
魅惑を振ってもらいたいんですけど」
校長「え?魅惑使うって何事?」
北先生「ただの客寄せです」
校長「まあいいけどさ」
ダイスロール:18 成功
ぼく「これで使用予定の技能の目標値が20上がります!」
北先生「じゃあ行きますね、校長も来てください」
校長「えっ、結局内容は?」
---
準備が整った北先生は、ステージ上に上がった。
ニャルラトホテプに、一発芸の内容を聞かれる。
「服だけが溶ける薬品を開発しました。
ここにいる容姿端麗な彼で実演しましょう」
「は?????」
北先生は、そう淡々と答えた。
だが隣の校長は、驚きを隠せない様子だ。
神々たちは、興味深そうに話を聞く。
北先生は懐から、例の薬品を取り出した。
逃げようとする校長を、彼の束ねられた髪を掴んで制止する。
「あだだだだ痛い痛い」
「それではこいつに薬品をかけます」
「いやほんとに勘弁していただいて」
「うるさいですね」
そう言って北先生は、薬品を校長にぶっかける。
するとなんということだろう、校長が可哀想な姿に。
審査員たちのボルテージはマックスだ。
ニャルラトホテプは、少し顔を赤らめながらも口を開いた。
「ほう、凡人の割にはなかなか見せる(意味深)じゃないですか。
審査員の反応は……?ツァトゥグア様とハスター様から2票獲得、合格です!」
誰もいない観客席から、黄色い声援だけが響き渡った。
だが、全員男性の声なのが気になるところ...
それでは控室に戻ってください。
次の挑戦者、南さんは準備をお願いします。
---
校長「まったくもう、着替えがもらえたから良かったけど...
髪ゴムまで溶けちゃったじゃないか!」
北先生「髪を下ろしてた方が可愛いですね、最初から溶かしておくべきでした」
校長「やめてよ!」
西先生「(ほら、オタマトーンがあなたの帰りを待ってましたよ)」
校長「ぎゃっ!!近づけないで!!!」
A先生「そういえば、どんな出目だったんですか?」
ダイスロール:42 成功
北先生「余裕がありましたね」
校長「僕は無いんだけど!!!」
北先生「南先生はなにをしますか?」
南先生「パッと見面白い技能がないです...」
A先生「おっ、パンジャンドラム改造しますか?」
南先生「しませんから!近付かないで!」
校長「うーん、伝承は使えそうかもね?怪談とか!」
A先生「存在自体怪談寄りな人に怪談話してどうするんです?」
南先生「でも、それしかないですよねぇ...」
南先生「バックアップ技能、オカルトお願いします...!」
ぼく「25%でお願いします!」
ダイスロール:86 失敗
南先生「ああ...」
ぼく「他に無ければもう行くしかないですね」
南先生「じゃあ行ってきますぅ...」
---
準備が整った南先生は、ステージ上に上がった。
ニャルラトホテプに、一発芸の内容を聞かれる。
「えぇっと...こわーい話をしますぅ...」
北先生は、そう震える声で答えた。
神々たちは、まだイマイチ興味がそそられていなさそうだ。
南先生は、知識をフル活用して怖い話を始める。
「えっと...うちの中学校は...その、”出る”んですよね...
その日も、いつものように夜遅くまで仕事をしていたんですけどぉ...
急に、教員用の物置の扉のロックが解除されたと、警告が来たんです...
そこまでは、西先生のいたずらかと思ったんですけどぉ...
向かってみると、生徒が立ってたんですぅ...生徒がロック開けれるはずないのに...」
神々たちは、南先生の話に聞き入っている。
どうやら、うまく話に引き込めたようだ。
「でもその生徒...急に、地面に吸い込まれるように消えちゃって...
なんだろうって思ってたら...思い出したんです」
「あっ、あそこ...わたしたちが間違って殺した生徒を埋めた場所だったなって...」
「そう思って振り返ったときには...もう遅かったんです...
だってもう、わたしを恨みがましそうに見る彼女がそこに...」
審査員席から、悲鳴が上がった。
ニャルラトホテプは、顔を真っ青にしながらも口を開いた。
「素晴らしい! ブラボー! 宇宙の理すら超越した見事な一発芸です!
審査員席をご覧ください!ツァトゥグアは腹を抱えて笑い、
ハスターはスタンディングオベーション、
クトゥグアは激しく火柱を上げて歓喜しています! 文句なしの満点合格です!」
誰もいない観客席から、拍手喝采だけが響き渡った。
それでは控室に戻ってください。
次の挑戦者、西さんは準備をお願いします。
---
A先生「ものすごくウケましたね」
ぼく「あの...その話ってマジのやつですか?」
南先生「一応、マジのやつですぅ...」
校長「まあ色んなとこに埋めてるから、色んなとこに出るよね」
北先生「ちなみに、ダイスロールはどんな感じでしたか?」
ダイスロール:5 クリティカル
南先生「えへへ、いい出目が出ましたぁ...」
校長「いいなぁ、僕なんてファンブルなのに」
西先生「(ファンブルもクリティカルも、出る確率は同じなんですけどね)」
北先生「運命力の差といったところでしょう」
校長「西先生は何やるの?」
西先生「(手さばきで校長の服を脱がすのが一番ウケそうです)」
校長「いい度胸だねチミ、そうなったら僕も射撃振るよ」
A先生「絶対に脱がせたい男と絶対脱ぎたくない男の戦い」
北先生「これウケますよ」
校長「冗談だって!チミたちなんで僕を頼るわけ!?」
北先生「だって校長が唯一の男性ですし」
校長「あれ!?西先生は!?」
西先生「(私は身体に傷があるので除外していただいて)」
南先生「確かに...西先生脱がせるのは可哀想ですもんねぇ...」
校長「じゃあA先生!!胸誤魔化せば完全に男だよ!!」
A先生「でも、ここでもう一度校長が脱がされるのが面白いのでは」
西先生「(ではバックアップ技能でゲイ術振ります)」
ぼく「ゲイ術ですね、40%でどうぞ」
校長「芸術だよね!?芸術って言って!!」
ダイスロール:63 失敗
校長「助かった...」
西先生「(校長も魅惑振ってください)」
校長「やだもんねー」
西先生「(では正々堂々戦いましょうか)」
北先生「これは楽しみ」
南先生「こ、校長が勝つに全ベット!」
A先生「海外のオッズでは西先生が1.8倍、校長が0.9倍ですよ」
校長「賭博しないで???」
---
準備が整った西先生と校長は、ステージ上に上がった。
ニャルラトホテプに、一発芸の内容を聞かれる。
「(このひとを脱がせます)」
「23歳、拳で抵抗します」
「(拳の後に銃ってついてませんかそれ?)」
ふたりは、それぞれそう答えた。
校長の再々登場ということもあり、期待は高まっているようだ。
校長は早速懐からライフルを取り出し、西先生に撃った。
だが容易く避けられてしまったようだ。
その後の展開は誰でもわかる。
銃弾を避けた西先生はそのまま校長に接近。
それから殴り合いに発展したが、校長が負けた。
そして校長はまたしても可哀想な姿に。さすがに下は見逃されたが。
ニャルラトホテプは、少し顔を赤らめながらも口を開いた。
「ほう、凡人の割にはなかなか見せる(意味深)じゃないですか。
審査員の反応は……?ツァトゥグア様とハスター様から2票獲得、合格です!」
誰もいない観客席から、黄色い声援だけが響き渡った。
だが、全員男性の声なのが気になるところ...
それでは控室に戻ってください。
次の挑戦者、校長さんは準備をお願いします。
---
校長「もう脱がない、誰がなんと言おうと(涙)」
西先生「(そういう趣味はないので、流石にズボンは行けませんでした)」
校長「いいんだよそれが正解だよ!!」
北先生「ちなみにダイスの出目は?」
射撃ダイスロール:47 失敗
手さばきダイスロール:18 成功
校長「そしてまたすぐに僕のターンだよ!」
北先生「引っ張りだこですね」
校長「嬉しくないなぁ」
校長「じゃあちょっと僕も誰かに手伝ってもらおうかな」
A先生「ほう」
校長「演奏してみたい楽器があるんだよね、ファラリスの雄牛っていうんだけど」
全員「「「「!!!?!!?!?!?!」」」」
---
後編へ続く
本編で衝撃の事実が発覚した校長ですが...
ちょっとこっちとの温度差すごいですね、風邪ひきそう
【淡本中学校:TRPGリプレイ総集編】キルキルイキル
シルバーウィークということで手を出した、
言わずと知れた名作シナリオ。
良いお買い物でした。
なので今回は自作シナリオじゃないです。
シナリオ全編のネタバレが含まれます。
プレイの予定がある人は、閲覧をお控えください。
かなりのシナリオ改変が含まれます。
(文字数削減のために、不要そうな部分を端折ったり)
ついでに淡本中学校本編の重大なネタバレも含まれます。
KP:A先生
参加者:校長 西先生
リプレイ作成:心汰
**『生き残りたければ、もうひとりを殺せ。』**
---
A先生「さあ早速イカれた探索者を紹介しますよ」
東さん「どうも東ケッカだよ、東さんって呼んでね」
---
探索者ステータス【東ケッカ】
STR (筋力) 11
CON (体力) 13
POW (精神力) 12(初期SAN値:60)
DEX (敏捷性) 10
APP (外見) 13
SIZ (体格) 13
INT (知性) 14
EDU (教育) 15
HP (耐久力) 13
IDE(アイデア) 55
幸運 50
知識 70
芸術(楽器演奏) 60
言いくるめ 40
説得 45
パンチ 50
運転 15
目星 65
隠す 75
---
東さん「地元じゃ敵無し 喧嘩は負け無し YO」
A先生「馬鹿なこと言ってないでさっさと自己紹介」
東さん「音大首席卒業だけど、何故か今は売れないバンドの
ギターボーカルをやっている人だよ。月収?そんなの聞かないでよ!」
A先生「なるほど、ニートですか?」
東さん「ちがいますー、未来ある若者です!」
A先生「そういえば、推奨技能の聞き耳ないですけど大丈夫ですか?」
東さん「あ、聞き耳推奨技能なの?僕説明書読まないタイプでさ」
A先生「ぶん殴りますよ」
A先生「では次の探索者紹介に移ります」
西さん「(西マツロです)」
---
探索者ステータス【西マツロ】
STR (筋力) 9
CON (体力) 8
POW (精神力) 15 (初期SAN値:75)
DEX (敏捷性) 12
APP (外見) 12
SIZ (体格) 11
INT (知性) 13
EDU (教育) 14
HP (耐久力) 8
IDE(アイデア) 60
聞き耳 55
目星 65
芸術(小説執筆) 60
精神分析 50
信用 50
心理学 45
パンチ 25
言いくるめ 70
説得 65
---
西さん「(ある有名作家のゴーストライターです。
休日は東さんのバンドを手伝っています。
一応ドラムです)」
A先生「なるほど...西先生がドラムとは意外ですね」
西さん「(西先生って誰ですか?)」
A先生「もうロールプレイ開始してましたか...」
A先生「それではキルキルイキル、セッション開始致します。
よろしくお願いします」
探索者「「よろしくお願いします」」
---
あなた達はふたりでルームシェアをしている。
ある朝目を覚ますと、そこはふたりが共有で使用している
リビングダイニングであった。
食卓に腰掛け、そのまま机に突っ伏して眠っていたらしい。
どうしてこんなところで寝ているのか?
...まったく覚えていない。
あなた達が身を起こすと、卓上には見慣れぬ1枚の紙が置かれていた。
卓上のメモには、ミミズが這ったような文字でこう記されている。
”生き残りたければ、もうひとりを殺せ”
---
東さん「いやぁよく寝た...って、この紙文字汚いな。
絶対チミが...おっと、いやぁ誰が書いたんだろうねー...」
西さん「(なんですかうるさいですよ せっかく羊を数えていたのに)」
東さん「いやそれ眠れてないよね?それよりこれ見てよ」
西さん「(...生き残りたければ、もうひとりを殺せ?
ああ、おやすみなさい)」
東さん「ちょっとスルーしないでよ!これチミが書いたでしょ?」
西さん「(私こんな文字汚くないです)」
東さん「嘘つかないでよ!」
西さん「(ああ、おやすみなさい)」
東さん「ちょっと待ってって!じゃあ誰がこれを書いたわけ?」
西さん「(どうせ、犯人はヤスですよ)」
東さん「やかましいな」
東さん「あー、僕ちょっと熊狩ってくるね」
西さん「(お花摘んでくるの対義語ですか?)」
東さん「そうそうおトイレ行ってくる」
西さん「(最初からそう言えばいいものを)」
---
あなた達が部屋を出ようとすると、気が付きます。
室内は明るく、まるで新築のようにピカピカだ。
掃除も隅々まで行き届いており、使用感もあまりない。
ワックスを引いたばかりのフローリングに、
簡素なキッチンと、椅子が2脚セットされた食卓。
そしてそれぞれが好きなものを置くための飾り棚と、
テレビが置かれている。
また水場へ向かう扉、それぞれの部屋へ通じる扉、
玄関へ向かう扉、計4枚の扉がある。
---
東さん「うーん、これって本当に僕らがいつもいる部屋なのかな?」
A先生「それではアイデアロールどうぞ」
ダイスロール:54 成功
東さん「うっわギリギリ!」
A先生「あなたはあることに気が付きました。
ここはいつもの部屋ではない...ただの直感とは思えない、
妙な確信を持っています。それに加え...」
A先生「いつからふたりでここに住んでいるのが、思い出すことができません」
東さん「なんか部屋が妙に綺麗だよね」
西さん「(筋肉の妖精のおかげでは)」
東さん「なるほどー、納得...納得?え、チミ何いってんの?」
西さん「(というか東さん、トイレはいいんですか?)」
東さん「そうだトイレ!行かないと!」
A先生「ふたりは水場へ向かいました」
東さん「じゃあ僕はトイレ行ってくるから、西くんは自由にしてて」
西さん「(了解です)」
A先生「トイレから戻る時間を1D10お願いします」
東さん「えぇ?最大10分?大のほうじゃないよ」
西さん「(ウォシュレットで頭でも洗うんでしょう)」
A先生「はははw」
ダイスロール:7
A先生「はははw」
東さん「ああ、じゃあ僕ついでにウォシュレットで頭洗ってくるね...」
A先生「まずい面白すぎますけどこれ」
A先生「では、残された西さんはどうしますか」
西さん「(うーん、玄関に行きます。ということですので、
ウォシュレット浴び終わったら東さんも来てくださいね)」
東さん「パワーワードすぎるんだけどウォシュレット浴び終わったらって...」
西さん「(そういえば、歯磨き粉買いに行かないといけませんね)」
東さん「ん?まだ結構なかった?」
西さん「(え?)」
東さん「え?」
西さん「(うーん、確かにまだあった...ような?)」
東さん「あったよ全然!まだ買わなくていいよ」
A先生「ここで東さんは鏡を見て気が付きました。
自分の顔の額と髪の生え際に、小さな見慣れぬ傷があります」
東さん「突然も突然だね。なんだろうこの傷」
西さん「(さあ?では私は玄関に行ってくるので、これで)」
東さん「はいはーい」
---
A先生「あなたは玄関に行きました。何をしますか?」
西さん「(とりあえず玄関を開けてみます)」
A先生「ですが扉はびくともしませんでした。鍵はかかっていないようです」
西さん「(えぇ?なんで開かないんです?
ならマスターキーの出番ですかね...)(拳を握りしめる)」
A先生「便利な拳ですね」
ダイスロール:20 成功
A先生「扉はどんなに叩いても殴ってもびくともしません」
西さん「(やけに頑丈だぜこのトビラ...)」
A先生「人造人間編の天津飯ですか?」
西さん「(何やってもびくともしないだなんて、
一体どうなっているんですかこの扉は?)」
西さん「(では次はポストを調べてみましょうか)」
A先生「中には貴方宛てのガス料金の催促状が入っています。
4000円らしいですよ」
西さん「(これを紙飛行機にして飛ばしてもいいですか?)」
A先生「は?」
西さん「(手さばきと投擲振ります)」
A先生「は?」
ダイスロール:18 成功
ダイスロール:25 成功
A先生「西さんはガス料金の催促状を紙飛行機にして飛ばしました」
西さん「(これで東さんには怒られませんね)」
A先生「もっと怒られるの間違いでは?」
西さん「(じゃあ、次はドアスコープを覗いてみます)」
A先生「西さんがドアスコープを覗いてみると、見慣れぬ薄汚れた壁のようなものが
見えました。普段なら、ここからは外の風景が見えるはずです」
西さん「(うーん、なぜここに壁が?)」
東さん「ごめんごめん、ちょっと長くなっちゃったよ」
西さん「(ああ東さん、玄関の扉が開かないんですよ。
私が殴ってみてもびくともしなくて)」
東さん「ならもう開かないだろうね」
西さん「(そしてドアスコープを覗いてみたら、汚い壁が見えたんです)」
東さん「壁?外の景色じゃなくて?」
西さん「(そこなんですよね...)」
A先生「東さんもドアスコープを覗き込んでみました。
すると、東さんはこの壁に見覚えがあることに気が付きました」
東さん「うーん、なんかさ...いや、なんでもないや」
西さん「(どうしましょう。あ、スマホとか持ってますか?)」
東さん「確かに!えっと...あれ?いつもポケットに入ってるはずなのに...」
西さん「(私のも見当たりません...)」
東さん「ちょっとスマホ探そうか、リビングに戻ろう!」
A先生「ふたりはリビングに戻りました」
東さん「うーん、とりあえず周りを見渡してみるよ」
A先生「目星ですか?」
東さん「うん」
ダイスロール:40 成功
A先生「目についたものは、写真立てと救急箱と金庫とテレビ、
それとゲーム機があります。テレビに繋がっていますね。
お目当てのスマホはないようですが」
東さん「写真立て見ていい?」
A先生「写真立てには、幼いときの西さんと東さんが写っています」
東さん「わー、西くん写真写り悪い」
西さん「(ぶっ飛ばしますよ。というか、私たちは
幼い頃からの知り合いなんですか?)」
A先生「あなた達は、今それを思い出しました」
A先生「そして、東さんだけがあることを思い出しました。
この写真を撮ったあと、ふたりで決して近付いてはならないと
言われた、裏山に行ったことを...です」
東さん「ふむふむ?」
西さん「(私ゲームやりたいです)」
東さん「あっ僕もやりたい」
A先生「先にニュース見ませんか?(汗)」
東さん「ちょっとKP焦ってない?」
西さん「(じゃあニュースを見てあげますよ)」
A先生「テレビを付けると、いつものニュース番組が流れています。
東さんのみアイデアロールお願いします」
ダイスロール:26 成功
東さん「なんかこれ昨日見たニュースと同じだよね」
西さん「(そうなんですか?再放送ですか?)」
東さん「でも、ニュースがそんな千と千尋の神隠しみたいなことするかな?」
西さん「(千と千尋の神隠しと再放送ってあなたの中でイコールなんです?)」
東さん「しかし、これはどうなっているんだろうね。
なんかのバラエティの企画だとしか思えないけど」
西さん「(だったら怖すぎますよ、プライバシーって言葉知ってますか)」
東さん「どうせチミが勝手にそういうのに応募したんだろ?」
西さん「(してませんよ!バカ!)」
東さん「なんだと!バカ!」
探索者「「バカバカバカバカバカバカ」」
A先生「ちょっと落ち着きなさいバカ」
西さん「(あの、私救急箱を調べたいです)」
東さん「うわ急に落ち着かないで?」
西さん「(ということで調べます)」
A先生「これはふたりで共有している救急箱です。
開けると、中には一箇所不自然に空いている箇所があります。
ちょうど何かの薬箱がひとつ収まりそうなくらいですね。
ここに何を入れていたのか、あなた達は思い出せません」
東さん「なんかここ入ってないけど???」
西さん「(あなたまたODしましたね!?あれほどやめろと言ったのに!)」
東さん「いや今回は違うよ!僕じゃないって!」
西さん「(今回”は”?どでかい墓穴ですね)」
東さん「あっあっ...」
東さん「じゃ、じゃあ次は西くんの部屋探索しない?」
西さん「(いいですよ)」
A先生「では、ふたりは西先生の部屋に向かいました」
東さん「やっぱチミの部屋って面白みないや。調べなくていい」
A先生「ちょちょ!秘匿だけ伝えさせてください」
東さん「秘匿あるの?この部屋に?」
西さん「(ずいぶんと私の部屋をコケにしてくれますね)」
A先生「まあ西さんが隠さない限り、どちらも知れる情報です」
A先生「西さんは、机の上に新聞記事が置いてあるのを発見しました。
どうやら、行方不明事件についての記事のようです。
内容はこうです」
---
昨日未明、淡本町に住む10歳の児童2名
東ケッカ、西マツロが行方不明となった。
彼らはふたりで外出したその後、行方不明になっている。
ふたりが訪れたと思われる山には、何者かの血痕が残されており、
警察では誘拐、殺人の両面で捜査を続けている。
---
東さん「これ絶対僕らだね」
西さん「(そうですね)」
東さん「僕以外にケッカって名前の人間いると思う?」
西さん「(私以外にマツロって名前の人間いると思いますか?)」
探索者「「だははははははwww」」
東さん「...」
西さん「...」
東さん「えっ、じゃあなんなのこれは?誘拐された覚えとかないけど」
西さん「(今が誘拐っぽい状況ではありますが、私たちは大人ですもんね)」
東さん「よく分からないな。まあ、一応持っておこうか」
東さん「じゃあリビングに戻ろうか」
A先生「ふたりはリビングに戻りました」
---
再びダイニングルームに戻ると、何かが腐ったような異臭を覚えるだろう。
新築のようにまっさらだった室内は、一瞬で数年の時が経ったかのように
色褪せてしまっており、いたるところが劣化している。
---
東さん「あー...僕はケッカ、これは劣化。なんつって」
西さん「(殴られたいんですか?)」
東さん「ごめんって!ぶたないで!」
西さん「(あなたを殴る時間すら惜しいです。
なんなんですかこの異様な光景は?さっきまで普通でしたよね?)」
東さん「まあたまにはこういうこともあるよ。じゃあ次僕の部屋行こうか」
西さん「(たまにありますよねこういうこと。ってアホですか?ねぇよこんなこと)」
A先生「じゃあ行くんですか?東さんの部屋」
東さん「行くよ」
A先生「え、東さんの部屋に行くんですか?」
東さん「なになに、怖いんだけど」
A先生「西さんの部屋行きません?」
東さん「誘導下手くそだな!さっき行ったんだよ!」
A先生「行きましょう」
西さん「(じゃあ行きましょうか)」
東さん「いいよ、そこまで言うなら行こうか」
A先生「ふたりは再度、西さんの部屋に向かいました」
---
扉を開けると、そこは子供部屋になっていた。
西が幼い頃使っていた子供部屋とまるきり同じ内装をしている。
大きくとられた窓からは、朝の柔らかい光が燦々と差し込み、
とても心地の良い暖かさを感じるだろう。
部屋の真ん中には丸いラグが敷かれており、
その上には子供時代の東と西の姿があった。
彼らはラグの上に座り、何やら雑談をしているようだった。
近付いてもあなた達に反応することはないし、
それらに触れることもできない。
どうやら彼らに、こちらは見えていないらしい。
---
東さん「僕の貴重なショタ時代が...!」
西さん「(見方次第じゃロリに見えますよ)」
東さん「ちょっと西くーん?何いってんのー?」
西さん「(俺にそういう趣味はないので大丈夫です)」
東さん「というかこれ、何話しているのか聞けたりしない?」
A先生「聞けますよ、聞き耳使います?」
東さん「じゃあ西くんお願い」
西さん「(了解です)」
ダイスロール:15 成功
---
子供時代のふたりは、ひどく他愛ない会話をしている。
それは日常の一部分を切り取ったようなもので、
話している内容に違和感などはなかった。
「昨日の晩御飯、家族でレストランに行ったんだ。
ハンバーグ美味しかったよ」
「...うん......」
「テスト100点取ったご褒美だって、デザートも食べれたんだ」
「...うん......」
「あ、そうだ。今度一緒に宿題しよう。
算数で分からないところがあって」
「...うん......」
このような具合で、会話を聞いていればすぐに、
幼い東は相槌を打っているだけで、ほとんど喋っていないことに気が付く。
その会話に、得体のしれない違和感を感じた。
そしてその直後、先程あなた達が入ってきた扉の向こうから、
テレビでニュースを読み上げる声が聞こえてきた。
『先週起きた行方不明事件、児童1名の安全は確認されたものの、
もうひとりの行方はいまだに分かっておりません。
警察では、引き続き目撃情報を募集しております。
行方不明になった児童の、西マツロくん10歳。
西マツロくん10歳です、お心当たりのある方は、警察までご連絡を』
それは、西が行方不明になっていることを告げるニュースだった。
---
A先生「さてここでSAN値チェックのお時間です」
東さん「じゃあまず僕から」
ダイスロール:68 失敗
SAN値:1減少 残り59
東さん「なんで失敗!?このダイス腐ってるよ!」
西さん「(では次は私が)」
ダイスロール:42 成功
---
ニュースの音声が一巡し、繰り返し始めると同時に
室内が激しい縦揺れを起こす。
壁はミシミシと軋みを上げ、天井からはパラパラと
破片が床に落ちていった。
それは、わずか数秒の揺れであった。
揺れが収まり、ふたりが身を起こすと、
室内の様子が一変していることに気がつく。
暖かい印象を受けた室内は今や薄暗く、
大きく開かれていた窓には、段ボールとガムテープによって
目張りがされている。
床や家具などは、まるで物取りでも入ったかのように荒れ、
散らかり放題といったさまであった。
日差しも差し込まず、明かりもついていない部屋の
真ん中には子供がひとり、へたり込むようにして床に座っている。
彼の眼の前には、無機質な金属の箱がひとつ、
ぽつんと佇んでいた。それは先程リビングダイニングで目撃した、
あの金庫によく似ているようだ。
彼は、うわ言のように何かをつぶやく。
時折力なく、楽しげに笑いながら。
まるで、親しい友人と会話をするかのように、
目前の箱に向かって話しかけている。
胡乱な目をしたその子供は、幼い東であった。
痩せこけ、虚ろな表情をした幼い東が呟く言葉は
先程ここで幼いふたりが交わしていた会話と、全く同じ内容だ。
ただ、相槌を打つものはいない。
あなたが耳を澄ますと、時折箱の中から
なにかうめき声のようなものが聞こえることに気がついた。
---
A先生「聞き耳お願いします」
西さん「(では私から)」
ダイスロール:21 成功
東さん「僕はどうかな」
西さん「(絶対失敗しますよ)」
ダイスロール:2 クリティカル
東さん「ここで出た!」
西さん「(有用な情報が手に入るかもしれませんね)」
---
箱の中から、声が聞こえてくる。
「開けて」「苦しい」「助けて」「家に帰りたい」という、
苦しげに助けを求める声だということに気がついた。
それは何か、質の悪いスピーカーを通したような
幼い子供の声だった。時折ゴポゴポと、口から泡を吹くような
水が泡立つような音が混じっている。
東は気がついた。それが、幼い頃の自分の声であると。
---
A先生「SAN値チェックお願いします」
東さん「えぇ、また?」
A先生「文句言わないで」
東さん「はいはい...」
ダイスロール:50 成功
A先生「さらに東さんは思い出します。あなたはその光景に見覚えがない。
西の家で遊ぶことは多々あったはずだが、箱に向かって
話しかけるようなことなど、なかったはずです。
あそこに座っているのは、本当に自分でしょうか?」
東さん「それについてはいささか疑問を感じるよね...
なんか、僕っぽくない気がするんだ」
西さん「(それは俺も思ってました)」
A先生「対して西さんですが、あなたはその光景に見覚えがある。
あの会話をしたのは自分で、相槌を打っていたのが
東であったはずだ。あなたは床にへたり込む
幼い東に対して、”これは自分なんじゃないか”という
疑念を抱くでしょう」
西さん「(どういうことなんでしょう、これは)」
東さん「さあ、まだ分からないけど...」
A先生「あなた達が呆然としていると、箱の蓋が軋みを上げながら
わずかに開く。幼い東は意にも介さず話し続けており、
金属製の重苦しい蓋はキィキィと僅かに揺れているばかりでした」
探索者「「まずいまずいまずい」」
西さん「(これ何が出てくるんです)」
東さん「SAN値チェックは嫌だー!!SAN値チェックはもう嫌だー!!」
西さん「(蓋を抑え込んで出てこないようにはできますか?)」
A先生「いいえ、その金庫に実体はありません」
西さん「(らしいですが)」
東さん「SAN値チェックはもう嫌なんだ...」
A先生「あなた達が箱に近づくと」
探索者「「近付きません」」
A先生「近付くと、まるで弾かれるようにして
金属製の蓋が勢いよく開くでしょう」
東さん「あーあ絶対神話生物じゃん」
西先生「(私ももうSAN値チェック嫌なんですけど)」
---
中からひとつの影が飛び出す。
それは、大きな虫のような何かであった。
甲殻で覆われた桃色の身体から、関節肢を持つ
いくつかの足が生えている。
両腕と思わしき関節肢の先端には、蟹のハサミによく似た
形状の手が生え、生物であれば本来頭部があるべき部位は、
桃色の渦巻く触手で覆われていた。
その背に生えている、虫の羽によく似た膜状の双翼を羽ばたかせ、
その生物はあなたに向けて飛びかかってくるだろう。
しかし、その生き物はあなたの身体を通り抜け
いつの間にか開いていた扉の外へと飛び立っていってしまった。
---
A先生「SAN値チェックですよー」
東さん「嫌だぁ!!!!もうSAN値チェックは嫌だ!!!!」
西さん「(しかも神話生物相手なので1d6ですかね)」
東さん「ああ、それは私が最も苦手とする単語です」
西さん「(Google翻訳とか使ってます?)」
A先生「ということでダイスロールどうぞ」
東さん「はいはい...」
ダイスロール:16 成功
東さん「うわぁ助かった!!!」
西さん「(ちっ面白くないですね)」
東さん「チミが失敗したら面白くなると思うんだ」
西さん「(人の失敗を面白がるとか、どんな神経してるんです?)」
東さん「ちょっと待って、向こうからでっかいブーメラン来てるよ」
西さん「(では俺の運命力見せてあげましょう)」
ダイスロール:42 成功
東さん「え?」
西さん「はい?」
東さん「いや...なんかここで成功しちゃうのってさ...
どうなの?失敗する流れじゃんこれは」
西さん「(そんなのダイスに聞いてみてくださいよ)」
A先生「じゃあシナリオ進めるので静かにしてくださいね」
---
それは、円筒状の金属物質であった。
床に落ちた円筒体は、コロコロと転がり、
あなたの足元でその運動を停止させるだろう。
そこから、声が聞こえる。
それは幼い東の声であった。
質の悪いスピーカーを通したような
泡混じりの声が、円筒体から発せられている。
「苦しい」「出して」「助けて」「誰か」
あなた達はそんな声を聞いているうちに、気を失ってしまうだろう。
次に目覚めると、そこは相変わらず子供部屋の中であった。
だがそこには幼い東の姿も、金庫も、あの円筒体も存在しない。
ただ何もない廃墟のような、伽藍堂の部屋があるだけだった。
---
東さん「そういえばすぐ聞き耳使っちゃったせいで調べれなかったんだけど、
窓の外を覗いてみていい?絶対何かあったでしょ?」
A先生「重要なのありましたよ、誘導忘れていました」
東さん「チミの誘導下手くそだからいいよ」
A先生「ではあなた達は窓の外を覗いてみました」
---
あなたが窓に近づくと、暖かな陽射しが目を包みこんだ。
それは、少し切なさにも似た夕暮れの陽射しだった。
外の風景は見慣れた町並みではなく、
どこかの山のような、牧歌的な風景が広がっている。
空は薄暗く、日が落ち始めていた。
そして少し向こうの開けた草むらの上に、
子どもが二人座っていた。
ふたりはなにか会話をしながら、地面に穴を掘って
クッキーの缶を埋めようとしているようであった。
そうしてふたりで、それを土の中へと埋めた。
程なく、ふたりの背後からひとりの女が歩み寄ってきた。
その女は片目を髪で隠しており、近くには目のようなオブジェクトが
ふわふわと浮遊していた。
女はぎこちない足取りで幼いふたりに近づくと、
何やら声をかけている様子だった。
そして、ポケットからひとつの石を取り出した。
幼いふたりはその後、女と二言三言交わした後、
歩いていく女の後を追って、山の中へと姿を消してしまった。
---
A先生「ではおふたりとも目星ダイスロールお願いします」
東さん「じゃあ僕から!」
ダイスロール:3 クリティカル
東さん「やったぁクリティカル!!」
西さん「(ダイスに細工なんて、汚い真似しますね)」
東さん「チミは僕のことなんだと思っているの?」
西さん「(では私も振ります)」
ダイスロール:5 クリティカル
東さん「おっとこりゃ汚いw」
西さん「(はっ倒しますよ。俺のこと何だと思っているんです?)」
東さん「だからブーメランフルスイングしすぎだって」
---
ふたりは少し向こうへ目線をやってる。
すると、すっかり日も落ち暗くなった山の向こうで、
一筋の人工的な光が、いびつな動きで空を飛び立ったのを目撃した。
あなたたちは、窓の外で繰り広げられた光景に
見覚えがあることを思い出した。
どうしてか今の今まで忘れていたが、
そういえば写真を撮ったあの日、ふたりで裏山に
タイムカプセルを埋めに行ったのだった。
そのために山を登る途中、綺麗な石を拾った。
東はその石を持ち帰り、西はその石をタイムカプセルに入れて、
大人になってそれを掘り出したとき、
お揃いのアクセサリーを作ろう、なんて話していたはずだ。
そのとき、あの妙な女に出会った。
女は言った。
「そういう綺麗な石が、向こうにたくさんありましたよ。
案内してあげましょう」
幼い東と西は、その言葉にまんまと騙されて
喜んで着いていってしまったのだ。
そのあと、何があったのか。
どうやって家に帰ったのか、全く思い出すことができない。
考えれば考えるほどに、ひどい頭痛に苛まれた。
---
A先生「SAN値チェック入りますよ」
東さん「また!?もう嫌なんだけど!」!
西さん「(では今回は私が先に振りましょう)」
A先生「どうぞ」
ダイスロール:75 成功
西さん「(ギリギリでしたね)」
東さん「いやすごいギリギリだね、1個でも多かったら失敗だったよ」
西さん「(でも成功したので結果オーライですよ)」
東さん「確かにね?じゃあ僕も成功させるよ」
ダイスロール:39 成功
西さん「...ちっ」
東さん「おっとお行儀悪い」
A先生「では続けてアイデアロールもお願いします」
ダイスロール:90 失敗
ダイスロール:41 成功
A先生「では東さんは思い出しました。
近くあの女性を見たことがあります、どこだったかまでは
思い出すことはできません」
東さん「うーん、僕あの女性見たことあるよ」
西さん「(奇遇ですね、私もです)」
A先生「あれは北先生じゃありません(圧)」
西さん「(あ、はい...)」
東さん「西くんはどう?見覚えある?」
西さん「(あの光景を見るに、1回は会ったことがあるのでしょうけど。
昔のことだからか、あまり覚えていませんよ...
確かに、見覚えがある気はしますけど)」
東さん「まあそうだよねー、10年以上前のことなんて」
西さん「(逆に、あなたはよく覚えていましたね)」
東さん「A先生、これって”近く”って言っているけど、
最近会った覚えがあるってこと?」
A先生「そうですね、あなたは最近あの女性に会った覚えがあります」
東さん「えー?どこでだろうね。宝くじ売り場かな」
西さん「(あの女性宝くじ売り場に閉じ込められてる人なんですか?)」
東さん「あまりあの状態を閉じ込められてるって言わないよね...あれ?
確かにあそこってどこから出るの?」
西さん「(怖いですね)」
A先生「それで、ここからどうします?」
東さん「とりあえず、まだ調べられてない僕の部屋を調べに行こうよ」
西さん「(そうですね)」
A先生「では、あなた方は東さんの部屋に向かうため、
一度リビングに戻りました」
東さん「あれ、無理やりリビングの描写入れられた」
西さん「(何かありそうですね?)」
A先生「そして、西さんは部屋を出るときに気が付きました。
窓の反射で写った自分の顔が、一瞬東のものになったいたことを」
西さん「(気持ち悪いですね)」
東さん「ナチュラル暴言に僕のSAN値減少」
A先生「では1d10お願いします」
東さん「冗談ですやん!!」
西さん「(1d10とかこの世の終わりですかね)」
---
部屋の内部の様子が、更に変化していた。
薄汚れている程度の印象であった室内は、
今や廃屋のように至るところが劣化し、壁や天井には薄いヒビが入っている。
あなた達が床を踏むたびに、乾いたフローリングは
ギチギチと不愉快な音を出してたわみ、
ともすれば、崩壊してしまいそうな印象を受けた。
---
東さん「まーた劣化進んでるね」
西さん「(ですね)」
東さん「劣化進んでる...劣化...レッカ...ケッカ...
そぉれぇ!!!!僕の名前はケッカだ!!!!!」
西さん「(カスのゴー☆ジャスみたいなのやめてください)」
東さん「これ...まだ助かる?まだ助かる...マダガスカル...
そぉれぇ!!!!ここ!!!!!マダガスカル!!!!!」
西さん「(はっ倒しますよ)」
A先生「www」
西さん「(KPツボんないでください)」
東さん「じゃあ冗談もそこそこに」
西さん「(お前が始めたんだろ)」
東さん「あれ?あの生き残りたければ...とか書いてる紙、
なんかびっしり文章追加されてるよ?」
西さん「(えっ?ああ、本当ですね。包丁も添えられてますよ)」
東さん「そろそろ、どっちか殺さないといけないのかな...」
---
机の上に置かれた紙に書かれていた内容は、こういうものだった。
東の名前と、昨日の日付が記載されている。
更に、担当医の欄には知らない女性の名前が記されてある。
症状と書かれた欄には、頭痛・記憶の混濁
解離性同一性障害の疑いあり・脳に甚大な損傷の疑いあり
後日精密検査を行う...そう記されていた。
---
東さん「あらら...僕なんかヤバい状態みたい」
西さん「(ヤバいとかの領域を超えている気がするんですけど...
今日精密検査の予定だったんですか?)」
東さん「ああ...今思い出したよ。そうだった。早く行かなくちゃなのに、
家がこんな状態じゃどうにもならないかな」
西さん「(なら、早くここから出なければ。
まだ調べていない、あんたの部屋をさっさと調べましょう)」
東さん「うん、そうだね...ありがとう」
A先生「では、東さんの部屋に向かいますか?」
東さん「うん。行こうか」
西さん「(ですね)」
A先生「では、東さんが先に部屋に入りました。
すると扉が閉まり、開かなくなってしまいます」
西さん「...え?」
西さん「東さん聞こえます!?ちょ、なんで扉が
蹴破ります!思い切り蹴破ります!!」
A先生「びくともしません。玄関の扉と同じです」
西さん「東さん!?返事をしてください!!」
A先生「返事は返ってきません。完全に外界から遮断されている感じです」
西さん「...」
A先生「では、どうしますか」
西さん「(なら、水場を調べに行こうと思います。
今思えば、あまり調べていませんでしたし)」
A先生「了解しました。では、東さんの描写からやっていきます
次に、西さんの描写を行います」
---
扉を開けると、そこはいつか東が訪れた病院の
診察室になっていた。東の部屋の扉はちょうど、
待合室から診察室へと入室するための扉に置き換わっているようだ。
こじんまりとした診察室の中には、患者が座るべき丸椅子と
医者が座る椅子が、向かい合わせに置かれている。
周囲の器具や壁に触れることができず、
まるで幽霊のように通り抜けてしまう。
東が丸椅子に座ると、程なく白衣を着た医者らしい女が現れる。
それは間違いなく、あなたが以前診察を受けた医者なのだが、
その顔にはなにかモヤのようなものがかかり、しっかり見ることができない。
医者は入室すると、東の向かいの椅子に腰掛け、
そのまま東に向かって話し始めた。
「東さん、診察の結果が出ました」
「驚かずに聞いてくださいね」
「あなたには、解離性同一性障害、
いわゆる多重人格症の疑いがあります」
東はその一言で、それが先日訪れた診察室での
追体験であることに気がつくだろう。
「あなたがお話してくださった、ルームメイトの西さんですが...」
「彼は既に、亡くなっておられます」
「あなた方が10歳の頃、行方不明になってから戻られていないのです」
「おそらくあなたはそのショックから、西さんの人格を...
あなたの中に、作り上げてしまったのでしょう」
「あなたは、あなた達はそのことに気付かないまま、
今日まで互いが互いを、存在しているものであると認識して生きてきたのでしょう」
「そのせいで、あなたの脳には甚大な負担がかかってしまっているようなのです」
「おっしゃっていた頭痛ですとか、記憶の混濁ですとか。
そういった症状は、おそらく今日までふたり分の人生を処理してきた脳に
限界がきてしまったために、現れた症状でしょう」
「そのまま放っておけば症状は進み、あなたという人格は
消えてなくなってしまうかもしれません」
「これ以上、そのお体でふたり分の人生を処理することは不可能です」
「大変申し上げにくいことですが...」
「どちらかの人格を、消さなければ」
「あなたも、彼も、どちらも消えてしまうことになるでしょう」
「近く、あなたは潜在意識の中で西さんに会うことがあるかもしれません」
「その時が、おふたりで話し合える最後になるかもしれない」
「あなたが、あなたとして生き続けたいのであれば
...無慈悲なことを申し上げますが」
「あなたの中の西さんを、殺してしまう他ないでしょう」
東はこのとき、医者に向かってなんと言ったのか、思い出すことはできない。
怒ったのか、泣いたのか、叫んだのか。
その記憶は定かではないが...
今感じている感情と、おおよそ同じことを考えていたに違いない。
「あなたが、あなたがそれでも」
「あなたと西さんが、どちらも消えてしまうことが分かっていても、
それでもふたりで生きたいというのであれば」
「すべての事実を伝え、双方が納得することが大切です」
「相互に理解をすることで、脳への負担はわずかですが軽減されるでしょう」
「ですが、忘れないでください」
「ふたりで生き続ければ、あなた達は間違いなく...
遠からず、おふたりとも消えてしまいます」
「これは決して避けられない事実です」
「私からお伝えできることは、これで以上になります。
もう少し早く、病院に訪れてくださっていれば、
処置のしようもあったのですが......誠に、申し訳ございません」
医者はそういって頭を下げ、椅子から立ち上がり
扉の外へと消えていってしまった。
呼び止めようとしても、あなたの手は
医者の身体をすり抜けてしまい、掴めることはなかった。
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A先生「ということで、自分たちの境遇を知ってしまったあなたは
SAN値チェックをしてください」
東さん「なるほどね?またSAN値チェックか...」
ダイスロール:61 失敗
SAN値:3減少 残り56
東さん「ああ...なんか、現実って重いよね」
東さん「重くのしかかってきて、下ろすことなんてできない
ただ気を紛らわせて、重くないと錯覚することしかできない」
東さん「なるほど、そういうことだったのか」
東さん「なるほど...ね......」
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扉を開けると、中は見覚えのない無機質な部屋になっていた。
足元に敷き詰められた緑色のタイル以外は、部屋に立ち込める
異様な闇のせいで、入口から室内すべてを視認することはできない。
西が室内に一歩足を踏み入れると、すぐさま視界が暗転し、
その場に倒れ込んでしまった。
遠くで、部屋の扉が閉まる音だけが西の耳に届いた。
程なく、まぶた越しにさえ分かるほどの
鋭い光にあてられ目を覚ました。
西は見慣れぬ手術台の上に横たわっており、
その目を刺した光の正体は、手術台についた照明だったようだ。
周囲には生臭く、鉄臭い、湿気を帯びた嫌な臭気が漂っている。
西はその身を起こしたところで気がつくだろう。
自分の身体が、幼い子供の姿に縮んでしまっている。
手術台の脇に置かれた、金属製のワゴンに映りこむ西の姿は、
幼い東の姿になっていた。
割れるような頭痛に頭を触れば、その指先には
ぬるりとした赤い血液が付着する。
西は、この光景に見覚えがある。
幼い頃、この光景を目撃したことがあるはずだ。
そこで西は気がついた。
これが、幼い日の追体験であることに。
幼い東の姿をした身体は制御が効かず、ただその身体の中から
かつての記憶を目撃しているにすぎないようであった。
周囲を見渡せば、西が眠っていた手術台の横に
もう一台手術台が置かれているようだ。
そこに、もうひとり、誰かが眠っている。
恐る恐る近寄れば、それは幼い日の自分であることに気がついた。
力なくだらりと垂れた腕、見開かれた目、血の気の引いた皮膚。
そしてぽっかりと穴の開いた、頭部。
幼い自分の頭蓋は無惨にも割り開かれ、その内部にあったはずの脳髄が
すっかり取り除かれてしまっていた。
確認するまでもなく、気がついてしまった。
そこにいる幼い自分が、もうすでに生きてはいないことに。
程なく、手術室の奥からいくつかの足音と、
虫が羽ばたく羽の音が聞こえてくるだろう。
女のふわふわとしていて甘ったるく、
本心を読めないひどく不明瞭な声が聞こえてきた。
「ああ、片方は死んでしまいました。やはり幼すぎましたか?」
「ひとり生き残っている、それで充分でしょう」
「しかし、現れたのは脳の人格なんでしょう。実験は成功では?」
「それはそうですが、成長によって変化が起こるかもしれません」
「まだまだ観察しなければならないのですよ」
女は誰かと話をしながら、西の方へと歩み寄った。
そこに現れたのは、片目を髪で隠した女性...いや、少女であった。
彼女は西が起き上がっていることを確認すると、
恍惚とした愉悦の笑みを浮かべながら、西に語りかけた。
「おはようございます西マツロ、あなたが無事で何よりです」
「安心してくださいね、あなたはきちんと家に返しますから」
「そうだ、ご友人もお返ししますね」
「入れる予定だった身体が死んでしまったので、
代わりの入れ物に入れたんです。会話くらいはできると思いますよ」
そう言って少女は、西に向かって金属製の
大きな円筒を差し出してきた。
円筒状態の物体からは、ゴポゴポと泡立つような
水の音に合わせて、人のうめき声のようなものが聞こえてくる。
それは、「苦しい」「助けて」「出して」と懇願する、
幼い東の声であった。
その後気づいたときには、西はタイムカプセルを埋めに訪れた
裏山に立ちすくんでいた。どうやってそこまで戻ってきたのかは
定かではなく、その後すぐさま周囲を捜索していた警察に発見され、
保護されるに至った。
その手に、銀色の円筒体を抱えて。
幼い日の西は、自らの身に起きた出来事を理解することができず、
またそのあまりにも残酷な現実を直視することもできず、
その記憶を、封印してしまっていたようだ。
家に帰った西は、持たされた円筒体そのものを
東だと思いこむようになった。
そこに東が存在していると、思い込むようにしていたのだ。
毎日、毎日、その円筒体と会話をしていた西であったが、
日が経つにつれ、その円筒体から発せられる声は弱々しくなっていった。
その頃、西の中には東の人格が形成され始めていた。
幼い西は、自らの中に生まれた友人の人格を、
本物の友人だと錯覚するようになっていった。
そうして友人の代替品であったあの円筒体を、
そのすべての記憶と共に家にあった金庫に閉じ込め、鍵をかけた。
気がつけば、西は薄暗い診察室の椅子に座っていた。
そこは最近訪れたことのあるような、見覚えのある診察室であった。
目前の椅子には、片目を髪で隠した女が、ひとり向かい合うように座っている。
それはあの日、あの手術台で西に笑いかけた女であった。
「お久しぶりですね西マツロ。元気そうで何よりです」
「あなた達のおかげで、我々の研究は一歩前進しましたよ」
「ご協力感謝いたします」
「我々は、私は。人の心について研究をしているんですよ」
「それは長らく、人の脳に宿るものだと考えられていましたが、
実際のところはそれが事実なのか、判明していないんですよ」
「だから、試すことにしたんです。人間ふたりの脳を入れ替えて、
その身体に現れる人格がどちらになるのかを」
「結果、その身体に現れた人格はあなただったわけですが...
時間とともに変化することも、あるのかと思いまして。
しばらく様子を見させてもらっていたんですよ」
「するとどうでしょう。あなたの中には、失われたはずの
東ケッカの人格が形成されました」
「それがその身体に宿った記憶から生まれたものなのか、
それともあなたが作り出した偽物の人格かどうかについては、
結局わからずじまいですが...これはすごい発見なんですよ」
「これで、次の実験に進むことができます。
あなたには感謝していますよ、西マツロ。いや、東ケッカなんですか?」
「近頃は、東ケッカとしての人格が強くなってきているようですね」
「長く持ったほうでしたが、もうその脳も限界のようです」
「人間の矮小な脳では、ふたり分の人生を処理しきれなかったようですね」
「損傷が激しいです。程なくあなた達の人格は、
ふたつとも消えてしまうでしょう」
「回避するには、どちらかの人格を殺してしまう他ないでしょうね。
勿体ない話ではありますが...」
「そのままふたり分の人格を、その入れ物に入れておくことは不可能です」
「近く、あなた方の脳が崩壊する直前に、潜在意識の中で
東ケッカと会うことができるかもしれません」
「そこで話し合うと良いでしょう。あなたと東ケッカ、どちらが残るのか」
「すべてが崩壊する前に、東ケッカを殺してしまうといいでしょう」
「それは元々あなたの脳なんですから、
あなたが生き残るべきだと、我々は思いますよ」
「それでも、ふたりで生きていたいのであれば...
よく話し合うことです。そのままの生活を続ければ、
間違いなくあなた方はふたりとも消えてしまいますが...」
「それでも互いがそれに同意するのであれば、わずかながら
崩壊の速度は抑えられるでしょう」
「ですが、そうするのであれば、決して今日思い出したことを
彼に話してはいけませんよ。知れば、東ケッカは消えてしまいますから」
「さあ、好きな未来を選んでください。
安心してください、今後あなたがどうなろうと、我々はもう関与しません」
「存分に残りの人生を謳歌するといいでしょう」
少女はそのまま、するりと扉の向こうに消えていった。
そこには、あなただけがポツリと取り残されてしまった。
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A先生「ということで、自分たちの境遇を知ってしまったあなたは
SAN値チェックをしてください」
西さん「............」
A先生「...泣いてます?」
西さん「(泣いてませんよぶっ飛ばしますよ)」
ダイスロール:43 成功
A先生「それでは、話し合いの時間です。
お互いの結末を、しっかり話し合って決めてください」
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西が水場の扉を開けて外に出ると、ほぼ同じタイミングで東も部屋から出てくる。
ふたりはいつものように、リビングの椅子に腰掛けた。
西さん「...すべて、思い出しました」
東さん「...僕も、同じような感じかな」
西さん「要するに、あんたは俺が生み出してしまった人格」
東さん「そうみたいだね。実に面白い!僕自身でさえ、
チミに生み出された人格だとは気づけていなかったよ」
西さん「...そして、どちらかしか出られないわけですが」
東さん「うん、どっちも出たとして...少ししか生きられない。」
西さん「はい...東さん、あなたが出るべきです。残ってるのはあんたの身体だ。
バンド、有名にしてくださいね」
東さん「そんな...まるで思い出したかのようにバンドの設定引っ張ってきたね」
西さん「いや忘れてましたよ」
東さん「...ひとつ、提案があるんだけどさ」
西さん「...俺、それ言われたら...そっちがいいと思ってしまいますよ」
東さん「いいよ、実際そっちのほうがいい気がする」
「「一緒に死のう」」
西さん「あなたがいないのなら、俺が生きる意味はありませんよ。
俺...刃物になりそうなもの、見つけたんですよ」
東さん「...割れた鏡?ああ、チミはさっき水場に行っていたね」
西さん「そうです。俺はこれで、あんたは包丁で首掻っ切りましょう」
東さん「じゃあ、それで決まりね」
西さん「...東さん、あんたとの生活も、悪くなかったですよ」
東さん「うん、楽しかったね」
少しの静寂のあと、床に包丁が落ちた金属音と、
鏡の破片が床に落ち割れる音が響き渡った。
その後聞こえてくる、重みのある音。
喉を掻っ切り倒れ込んだふたりは、恐らくあの10歳の頃から何も変わっていない。
ただ一緒に、来年も再来年も、一緒に遊んでいたかった。
ただの子どもに過ぎなかった。
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キルキルイキル
END
書きながらちょっと泣きました。
余韻がすごいですねこのシナリオは...
西さんが最後筆談じゃないのが、取り繕っていない
本心で話している感じが出てよかったと思っています。
淡本中キルキルイキルのFA大募集です。
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