我々、闇会社UNTITLEDが運営するdangerous gameは今や世界中で話題となっているゲームです。
ですがそれは、世間でよく知られているデスゲームと同じ。
ただ一般的なデスゲームとは違い、殺し合いなどは一切ありません。
この遊戯はプレイヤーのある“選択”で、大切なものを失ってしまいます。
それはプレイヤーの感情です。
勝って生き残ることは果たして本当に良いことなのでしょうか。
そんなことを考えさせられるこの遊戯は、
生き残ったプレイヤー達によって、
「感情崩壊遊戯」と呼ばれるようになりました。
今回皆様が観戦するゲームのプレイヤーは全員で12人。
その中で勝つのは1人だけ。
「観客」である皆様には、誰が勝つか賭けていただきます。
このゲームのルールを簡単に紹介致します。
1つ、ゲームは全部で11個。
2つ、1つのゲームにつき1人脱落する。
3つ、生き残れるのは1人だけ。
4つ、愛も希望も夢も絆も全て抹消。
5つ、自分以外は所詮赤の他人。
どうぞ、このゲームをお楽しみください。
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目次
【GAME0 dangerous game】
「もうそろそろ…でしょうか?」
「そうだな。早く転送準備を」
我々、「闇会社UNTITLED」が運営する『dangerous game』は
「前回の視聴率もなかなかでしたね」
「順調だ。だが、さすがに一般人となるとあまりウケないな」
今や世界中で話題となっているゲームです。
「そうなると、一体誰を次のプレイヤーに?」
ですがそれは、世間でよく知られているデスゲームと同じ。
「…そうだ。あいつらはどうだ?」
「あいつら、?」
ただ一般的なデスゲームとは違い、殺し合いなどは一切ありません。
「グループYouTuberなら、このゲームにぴったりだと思わないか?」
この遊戯はプレイヤーのある“選択”で、大切なものを失ってしまいます。
「確かに…プレイヤー達も良い反応見せてくれそうですし、何よりウケますねw」
それはプレイヤーの感情です。
「仲間割れか、協力か…」
「まぁ協力なんてこのゲームじゃ弱くなるだけだけどな」
勝って生き残ることは果たして本当に良いことなのでしょうか。
「誰が生き残るんでしょうねぇ」
そんなことを考えさせられるこの遊戯は、
「分からない」
「だが、」
生き残ったプレイヤー達によって、
「生き残ったところでそいつは正気でいられるかね」
「|感情崩壊遊戯《ロストゲーム》」と呼ばれるようになりました。
「ですねw」
「じゃあ、準備進めますか」
今回皆様が観戦するゲームのプレイヤーは全員で12人。
その中で勝つのは1人だけ。
「観客も呼ばなきゃだな。こりゃあ過去一の視聴率取れんじゃねえか?」
「観客」である皆様には、誰が勝つか賭けていただきます。
「ほら行くぞ。会場準備」
このゲームのルールを簡単に紹介致します。
「今行く」
1つ、ゲームは全部で11個。
2つ、1つのゲームにつき1人脱落する。
?「きゃは…っ」
3つ、生き残れるのは1人だけ。
4つ、助け合いは後の後悔に繋がる。
?「イッツ…」
5つ、自分以外は所詮赤の他人。
?「`ショータイム♪`」
どうぞ、このゲームをお楽しみください。
「感情崩壊遊戯」イメージBGM
https://audiostock.jp/audio/1100746
【GAME1 マッチアンサー】
⚡️「…ん?」
目が覚めると知らない部屋にいた
窓も家具もない広部屋に
俺たちは閉じ込められたみたいだ
⚡️「皆んな…!?大丈夫か!!おい?!」
🦖「ん…たっつ、、声でか…ぃ」
⚡️「んなことどうでもええからはよ起きろや!!!」
俺の特技(?)である大声でなんとか皆んなを起こした
🦊「ここどこなの…?俺たちさっきまで撮影してて…」
🍫「撮影して…そこから覚えてないね」
立ち尽くして動かない
俺たちはよく面倒ごとに巻き込まれる
今回もそれか
そう思っていた
🍪「るなさんもいるんですね」
❄️「るなただクリームパン食べてただけ…」
🦖「大丈夫?チョコパンと間違えてない?」
❄️「大丈夫です!!」
そんな冗談でも笑えるくらい、
俺たちは閉じ込められたことを深く捉えていなかった
?「やあやあ初めましてっ!」
幼く元気な声がスピーカーから流れ、
思わず身体が反応する
🐏「は!?な、なに急に…!?」
🎸「誰だお前は!!」
?「誰って…私の名前?」
?「うーん、それを言ったところでなんかあるの?私のメリットは?」
早口でそんなことを言われ、言葉に詰まる
?「何もないみたいだし言う必要もないよね!」
?「さてと…ようこそ!dangerous gameへ!」
なんだその悪趣味な名前のゲームは
と心の中で思った
直訳すると「危険なゲーム」?
なんやそれ
🍫「何それ、?私たちが参加者…ってこと?」
?「その通り!君たちにはこのゲームのプレイヤーになってもらうよ♪」
👓「聞くだけで鳥肌立つ…何されるの俺たち…」
ざわつく部屋内
すると、突然全身黒いスーツにガスマスクをつけた奴らが部屋に入ってきた
性別も分からないぐらい包まれている
が、体格からして男だろう
?「最初のゲームだ。ついてこい」
🌷「待ってくださいっ!!僕たち何の説明もされてないんですけど!!」
?「ルールは簡単だよぉ」
スピーカーから先ほどの少女の声が聞こえてくる
俺たちを笑うように彼女は言った
?「最後まで生き残れば勝ち、それがこのゲームだよ!」
最後まで生き残れば…
🐸「死ななきゃいいんだろ?だったら皆んなで協力すれば…」
?「でも勝てるのはぁ…1人だけ、だよ?w」
…は?
全員の表情が期待から不安へ、不安から怯えへと変わった
?「そうだ、そうだよその顔!」
?「いっつもここは山場なんだぁ!その顔が観客達に刺さるからねぇ!」
🍗「観客って…俺たちのこと誰かが見てんのか、?」
?「うん!カラフルピーチの皆んなだから沢山来てくれたよ!」
?「ぱっと見…1000人ぐらいかなぁ?」
⚡️「せ…っ、!?」
そんなに多くの人が俺たちのことを見ているのか
俺たちの殺し合いを楽しむのか
そう思うだけで胸が苦しくなる
?「それじゃあゲーム説明するね!」
?「このdangerous gameは、デスゲームだよ!」
?「でも、殺し合いなんかは一切ない」
殺し合いがない?
そうなると誰も死なないんじゃ…
?「まぁdangerous gameなんて言ってるけど、」
?「プレイヤー達からは|感情崩壊遊戯《ロストゲーム》なんて呼ばれてるね」
🍪「失う、ゲーム?」
?「直訳するとそうなるね!何かを失うゲームってこと!」
何かを失うって、何かってなんや?
仲間か?絆か?
…全部か?
?「このゲームのルールはとっても簡単!」
?「1つ、ゲームは全部で11個」
?「2つ、1つのゲームにつき1人脱落する」
👓「本当に殺し合いはないのか、?」
?「うん!負けたら死ぬだけだもん!」
それが怖いんだよ
?「3つ、生き残れるのは1人だけ」
🦖「本当に…1人しか、」
?「4つ、助け合いは後の後悔に繋がる。」
?「このゲームじゃ、ただのゴミだしね」
⚡️「ふざけんなっ!!何やと思ってるんや!!」
?「だって本当じゃん!w」
?「自分が生きるには仲間を殺さないといけないんだよ?w」
?「そんなのあったら生きられないよ?死ぬんだよ?w」
きゃははと笑う彼女に怒りが沸々と湧いてきたが、
ここでキレたら相手の手のひらで転がされるだろう
?「5つ、自分以外は所詮赤の他人」
?「所詮、ね?w」
🍪「…馬鹿に、してるんですか」
?「いやぁ?w」
キレたらウケるんやろな
そんなことを思いながら心を落ち着かせる
?「ふーん、皆んな怒らないんだ…ちょっと残念」
?「じゃあ!このゲームを楽しんでねっ!」
そして、音声は途絶えた
🦖「…楽しめるわけねえだろ、こんな馬鹿げたゲーム、」
皆んなの表情や声は怒りと不安に満ちていた
---
その後俺たちは個室に案内された
窓もなく、ただ机とパソコンがあるだけの4畳ほどの部屋だった
⚡️「なんやこれ、、」
俺は1人きりの部屋でそう言葉を溢した
確か部屋順は、
奥から🐸、🐏、🍫、🌷、👓、🦊、❄️、🍗、🍪、🎸、⚡️、🦖
だったはずやな
?『あーあー、聞こえてるかなぁ?』
部屋のスピーカーから声が聞こえてくる
机の前に座ると、パソコンはビデオ通話のような画面になっていて
皆んなの顔を見たり、声を聞いたりすることができた
🌷『いったい最初は何のゲームを、?』
?『最初のゲームは…マッチアンサーだよ!』
そう言われると、パソコン画面が白く光った
⚡️「…パレット?」
お絵描きアプリのようになっているが、
使えるペンは黒だけだった
?『皆んなにはこちら側が出したお題に答えてもらうよ!』
?『時間制限内に全員の答えが一致したらゲームクリア!ただ、ランダムで誰か死んじゃうよ♪』
?『あと時間制限内にクリアできなかったら…』
?『みーんな死んじゃうよ♪』
あまりにもさらっと言われたので反応できなかった
🍗『え、し…っ、』
他のみんなも同じようだった
?『でも、もしみんなの回答が揃っている中、1人だけ少数派だったら…』
?『その人だけ死ぬことになるね!』
本気で合わせに行かないと皆んな死ぬ、ってことか…
?『あ、答えを叫んだりとかは無しだよ?反則になっちゃうからね♪』
👓『質問なんだけど』
もふくんが真剣な顔で見つめる
👓『もし2人以上が少数派の場合は?』
?『何もない。少数派が1人だけの場合その人が死ぬ』
1人にならなければセーフ、ってことか?
?『制限時間は30分!』
?『それじゃあ、はっじめっるよ〜!!』
その一言でまたパソコンが白く光った
【あなたの好きな食べ物は?】
🌷「…これ揃いますかね」
🦖「揃う気しない」
🍪「これずっと揃わなかったら…」
🎸「…全員ギッタギタ、?」
⚡️「物騒なこと言うなや」
でも揃っても、誰か死ぬんよな
……とりあえず、これやな
?『全員の回答が出たよ!』
?『結果は〜、?』
?『多数派5人、少数派7人だよ!』
🐏『え、どゆこと?』
🍫『少数派の7人は回答がバラバラってことかな、?』
?『そういうこと!』
なるほど
ゲームを一回やってなんとなく理解できた
?『のあ、シヴァ、えと、なおきり、うりの5人の多数派の回答は「桃」だよ!』
🦖『あ、』
🍪『グループ名の由来忘れないでください!』
?『あとは、「麦芽飲料」とか「ななチキ」とか…』
分かりやすいな最年少組は
?『「魚」っていう人もいるね!』
🎸『そいつ揃える気あるか?』
?『まーとにかく残念!それじゃあ次のお題!』
そしてゲームは続いていった
?『好きなゲーム、多数派は9人で「マインクラフト」!』
?『少数派は3人とも「APEX」!』
🦖『絶対のあたつゆあじゃん』
🍪&⚡️&🍗『なんで分かったんですか/分かったん/分かったの!?!?』
🐸『当てるの逆にすげえよ、w』
?『多数派は8人で「赤」!』
🦊『だからじゃぱゆあに合わせたのに〜!』
❄️『ほんとにごめんなさいっ!!』
👓『黒っておま、えww』
🐸『なんだよ!!ちげーよ!!w』
そして、28分が経ち、
最後のお題となった
ここで揃わなかったら全員死ぬ
揃えばいいんだ
揃えば、《《皆んな生きれる》》んだ
?『最後のお題は〜?』
【あなた達のグループ名は?】
🐏『いや、余裕だろ!』
🍗『良かったぁ!皆んな死なずにクリアできるね!』
歓喜の声が続々と上がる
🍪『…いや、待ってくださいっ!!』
のあさんが急に叫んだ
🍪『もう皆さん回答終わりました、?』
🍫『え?うん…』
他の皆んなも頷いた
🦖『…』
🍪『これ、揃ったら全員生きて帰れませんよ!?』
🍪『誰かは死ぬんですよ!?』
のあさんの叫びではっきりと思い出した
あいつは、「揃ったらランダムで誰か死ぬ」と言っていた
くそっ…さらっと言いやがって…っ
👓『や、やだよ俺…』
🌷『…どうもできませんよね、、』
🦖『…っ』
?『…全員の回答が揃ったよ!』
?『結果は…』
?『多数派11人!回答は「カラフルピーチ」でした!』
🎸『は?』
…あいつは今、なんて言った?
11人?12人じゃなくて、11人、?
?『少数派の答えはぁ…』
?『「俺が死ぬから皆んなは生きてね」でした〜!』
言葉を失った
誰かが、俺たちを守るために犠牲になった
言葉を失うメンバーの中に、
1人だけ悲しいような寂しいような、そんな笑顔を見せたメンバーがいた
⚡️『じゃ、ぱ…っ』
🦖『…ごめんね』
少数派になったのはじゃぱぱだった
メンバーなら絶対に答えられる問題をわざと間違えて答えて、
しかも俺たちに対するメッセージを答えて、
🐏『じゃぱさんっ!?ふざけないでよ!!そんなことしたらじゃぱさんが…っ!!』
🦖『これでいいんだよ』
じゃぱぱが静かにそう言って、ヒロくんは黙った
全員の目にはキラッと光るものが見えた
🍗『なんでだよ…っ、なんでっ!!』
🦖『ランダムで誰か死ぬんだったら、俺が死ぬ』
🦊『そんなこと言ったって…!』
🦖『リーダーとして、最後くらい守らせてよ』
優しい笑顔で彼はそう言った
その声にもう、限界を迎えた
⚡️『嫌やっ!!じゃぱぱっ!!』
⚡️『俺が…っ!!俺が代わりに死ぬっ!!だからじゃぱぱを…っ!!』
?『ルールは絶対。そんなの聞くわけないでしょ?w』
嘲笑うかのような声に腹も立ったが、
それよりも悲しみと後悔が勝った
?『それじゃあ、このゲームの脱落者はじゃぱぱだねっ!』
そう言った瞬間、隣の部屋から機械音がした
🦖『…っ、が…っ、!?』
画面を見ると部屋内で苦しむじゃぱぱの姿
何をされているのか、全くわからない
?『ただいま、じゃぱぱの部屋からは酸素が消えていまぁす!』
?『宇宙みたいな…真空空間にしていっくよ〜!』
人が苦しんでいるところを見て笑う彼女に理解ができなかった
🍪『じゃぱぱさんっ!!』
👓『じゃっぴ…っ!!』
🐸『じゃぱぱ!!じゃぱぱっ!!』
メンバーが画面を見て次々に名前を呼ぶ
🦖『あ…っ、ぁ…』
隣の部屋の壁に耳を当てる
苦しむ声が微かに聞こえてきた
⚡️「じゃぱぱ…っ!!じゃぱぱ!!!」
必死で呼んだ
喉が痛いのも気にせずひたすら
微かにトンっと壁を叩く音が聞こえた
__🦖「い、き…、、て、、、」__
耳にしっかり届いたじゃぱぱの声、
胸が張り裂けそうになって、
顔はぐちゃぐちゃになって、
声は枯れた
そして、
じゃぱぱの苦しむ声は、聞こえなくなった
画面にじゃぱぱは映っていなかった
⚡️「…じゃ、ぱぱ…、?」
返事はなかった
それが俺を壊れさせた
⚡️「…っう、、っ」
もう、会えない
⚡️「じゃ…ぱ、、っ」
もう、あの声を聞けない
🦖『たっつ〜ん!!』
あいつは、最後まで
⚡️「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!ああああああああああああああああああああ!!!!ああああっ!!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!あああああ!!!!あああああああああっ!!!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
かっこいい、リーダーだった
ゲームクリア、おめでとうございます
次のゲームに移ります
壮絶な1話になってしまった
おつなこ!!!
【GAME2 デスイッチ】
地獄のようなゲームがようやく一つ終わった
泣き疲れたのか瞼が重い
たっつんも何とか落ち着けたみたいだった
🍫「…じゃっぴ」
私たちを守るために、
じゃっぴの顔を思い出すたびに胸が痛くなる
?「さぁ!次のゲームは「デスイッチ」だよ!」
私たちの気持ちも知らずに明るく言う彼女
🐏「…いい加減にしろよ」
ヒロくんが今までに聞いたことがないくらい低い声で言う
🐏「こんなゲームやって楽しいかよ…もうやってらんないよ!!」
?「えー、いいのー?」
?「もしやめたら、みーんな今ここで死ぬ」
?「じゃぱぱの死も無駄になっちゃうんだよぉ?」
きゃははと笑いながら言う彼女に言葉が詰まってしまった
👓「ヒロくん、落ち着こう。皆んな思いは一緒だよ」
🐏「くっそ…っ」
俯くヒロくんをもふくんが抱きしめる
🐸「なんか、凄いところだな…」
案内された部屋にあるのは、
ガラス張りの部屋
その中には手術台のようなものがある
その外には壁際に三つのボタンが設置されている
🎸「…これは、一体どんなゲームで?」
?「うーん、説明するよりやってみた方が分かりやすいかもね!」
そう言うと、彼女は私たちを見渡し、
?「じゃあえと!この中に入って!」
🍫「私、?」
手足が震えながらも部屋に入る
すると鍵がかけられた
?「そしたらその台に寝転んでー!」
🍫「…」
正直寝転びたくはなかった
けれど、このまま動かなかったら何をされるか分からなかったため
私は言われた通りに寝転んだ
その瞬間、
ギーッギーッガシャンガタンッ
🍫「っえ」
手足と首を固定されて動けなくなった
何これ、怖い
何、
?「それじゃあ…ボタンを押して!」
🍪「え、、っ」
?「ほら、はーやーく♪」
また機械音がした
今度は何、
そう思って真上を見た
丸鋸のような何かが起動していた
🍫「ひ…っ!?」
ゆっくりと私に近づいてくる
🍫「いやッ!!いやッ!!!いやああッ!!!!」
死ぬ、怖い、
そんな言葉ばかり頭に浮かぶ
手足に繋がれた鎖をガチャガチャと鳴らしながら
必死に抵抗する
👓「…っ押そう!!」
もふくんの叫び声が聞こえた
🦊「…っうん!!」
ガタンッ
三つのボタンが同時に押された
その瞬間機械音は止まり、
丸鋸の動きも停止した
🍫「は…ッ、はッ…」
寿命が縮んだかのように胸が痛い
?「ボタンを押さなかったら死んじゃうよ!」
?「間一髪だったね〜!」
🍗「…でもこれ、ボタン押したら誰も死なないんじゃ」
?「あーそのことなんだけど」
?「ボタン押したら低確率で寝転んでる人死ぬから♪」
さらっと言われて反応できなかった
⚡️「お前、いっつも死ぬとかサラッと言うよな」
?「もう何百人が死んでるの見たからねw」
きゃははと高い笑い声が響く
?「それじゃあ次はヒロ!」
🐏「…っ」
ヒロくんが黙って部屋に入り、台に寝転ぶ
機械音が鳴る
ボタンを、押す
何も起こらなかった
🐏「っはぁ…ッ」
誰かが部屋に入る
台に寝転ぶ
機械音が鳴る
ボタンを押す
何も起こらない
その繰り返しだった
順番はどんどん回っていき、
2周目、3周目に入った
このまま誰も死なないんじゃないか
そう思っていた
🍪「私の番、ですか」
のあさんが部屋に入り、鍵が閉まる
台に乗ると共に手足と首は固定される
丸鋸が高速で回転し、ゆっくりと降りていく
ボタンを押すのは、
私とシヴァさんとゆあんくん
🍫「せーのっ!」
ガチャンッ
音が鳴った
丸鋸が止まる
はずだった
ガシャッ
ガラス張りだったはずの壁は真っ白になった
🍪「え、っ…え、?ボタン、押しました、?」
🐸「押したよ、?」
🍪「丸鋸、止まらないんですけど…っ」
ゆっくりと下に降りていく丸鋸
🍫「なんでっ…!いやだのあさんっ!!!」
ドアを開けようにも開かない
?「きゃはは!のあちゃんが当たっちゃった!w」
🌷「お前…っ!!」
⚡️「駄目やなおきりさん!!!」
なおきりさんが手を出しかけて、それをたっつんが止める
🍪「うああああ!!!うああああああッ!!!!!!!」
抵抗しているであろうガチャガチャ音とのあさんの悲鳴
丸鋸の金属音が部屋内に響く
やがて、
生々しい音と共に、のあさんの悲鳴が大きくなった
🍪「いやッ!!!いやあああ!!!いやあああああああ!!!!!」
ガチャンッ
🍪「あ…ッ」
丸鋸によって鎖が切れた
微かに見えた部屋で
のあさんと目が合った
🍫「…っの、、ッ」
🍪『ぽとぽとぉ〜!!』
かつてのあさんに呼ばれた言葉が、
フラッシュバックする__。
🍪「ッッあああああああああああああああああ!!!!!あああああああッ!!!あああッ!!あああああああああああああああ!!!!!!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!あああああ!!!!あああああああああ!!!!!!!!いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
大きくなっていく生々しい音と金属音
赤く染まっていく部屋
のあさんの悲鳴はだんだんと弱まっていった
🦊「の、ぁさん…ッ、?」
❄️「こんな、こんなのって…っ」
部屋を見るたびに吐き気とつらさと苦しさが湧いて
🍫「…あは、ッ」
ふと笑みが溢れた
🍫「あはは…ッ、のあさんが、死んだ…?」
🍫「ははは…ッ、あはははっ、w」
もう何も考えられなかった
私は、ボタンを押した
ボタンを押して、のあさんを
🍫「私のせい、w私の…ッ、w」
🐸「えとさん違う!!えとさんのせいなんかじゃ!!」
🍫「だって、ボタン押して、のあさん死んだんだよ、?」
🍫「こんなの、私たちのせいじゃん、w」
皆んなの顔色が暗くなる
⚡️「それは…そうやけど、」
?「あーあ!皆んなのせいでのあちゃん死んじゃった!」
?「のあちゃんは死にたくなかったのに!かわいそう〜!w」
追い討ちをかけるように奴は言った
🍫「…いい加減に」
?「てか私、全部同時に押してなんて、一言も言ってないよ?」
🐏「…は?」
?「一個だけでよかったのに!そんなことしたら死亡率高まるだけだよ?」
🎸「そんなのずるいだろ…っ、」
?「話ちゃんと聞いてなかったのが悪いよぉw」
?「ねえ、えとちゃん?」
不意に名前を呼ばれ、顔を上げる
?「ハズレのボタンを押したのはえとちゃんだよ?」
?「えとちゃんがボタン押したから、のあちゃん死んじゃったw」
言葉が出なかった
私がボタンを押したから、のあさんが、?
🍗「そんなデタラメ通用するわけないだろっ!!!」
?「えー?私本当のことしか言わないけどなぁw」
私が、
私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が、
私が、殺した
のあさんを、殺した
🍫「あ…っ、ぁ、」
もう何も考えられなかった
何もかもどうでも良くなった
🍫「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
のあさんの悲鳴が、
あの時の悲鳴が、
脳裏に焼きついて、
忘れることができなかった。
---
じゃぱぱ🦖…【`死亡`】
のあ🍪…【`死亡`】
たっつん⚡️…【`不安定`】
ゆあんくん🍗…【`不安定`】
シヴァ🐸…【正常】
どぬく🦊…【`不安定`】
うり🎸…【正常】
えと🍫…【`異常`】
ヒロ🐏…【`不安定`】
なおきり🌷…【正常】
もふ👓…【正常】
るな❄️…【`不安定`】
ゲームクリア、おめでとうございます。
次のステージに移ります。
おつなこ!!!
【GAME3 ウルフェイク】
?「次のゲームにいっくよ〜!」
無邪気なその声に誰も反応しなかった
もう騒げるような状況じゃなかった
命の危機がすぐそこに迫っている
その事実だけが胸を埋め尽くしていく
案内された部屋には丸いテーブルとそれを囲むように椅子が並べられていた
👓「これは、どんなゲーム…?」
?「次のゲームは、「ウルフェイク」!」
?「人狼ゲームみたいな感じだよ!」
指定された席に座ってルール説明を聞く
?「今から一人一人に役職を配布するね!」
?「9人は「一般人」、でも1人は「殺人鬼」になるよ!」
?「殺人鬼には銃も配布されるんだ!」
?「殺人鬼は誰かを殺さなきゃいけないよ!その誰かは指定されるけど、それに反してもいいよ!」
⚡「…殺し合いはしないって、」
?「殺し合い…はね?」
🎸「…ふざけてんのか」
?「ふざけてなんかないよぉ!」
この場にそぐわない笑顔を彼女は私たちに向けた
?「お互いに戦って殺り合うより、一方的に殺すのを見る方が面白くて好きなんだぁ!」
?「一方的な殺しの方が人間の心を破壊するからね♪」
共感も何も出来なかった
出来るわけがなかった
❄「…狂ってます、こんなの、、」
零れた声は震えていた
?「それじゃあゲームを始めるよ〜!!」
🐸「これ、一般人はどうやったら勝てんだよ」
?「殺人鬼を殺せば勝てるよ?」
🦊「どっちみち殺さないといけないの…?」
🍫「……ふっ、w」
目の前に現れるプログラム
『あなたの役職は__です』
『それでは、ゲームスタート』
🌷「…始まったんですね」
🐑「この中に殺人鬼が1人いる…ってことか、」
⚡「どうにかして全員生き残る術はないか…、、」
もう誰かが死ぬのを見たくない
そんな思いでいっぱいだった
膝は震え、涙は止まらない
人は本当に怖いと何もできないんだと思う
🍫「…生き残る術なんて、あるわけないでしょ」
突然えとちゃんが放った
その言葉に感情は何もこもっていなかった
🐸「何言ってんだよ…えとさん…」
🍫「だってそうじゃん」
🍫「皆んな無力なんだから、何も出来ずに死ぬんだよ」
🍫「じゃっぴも、のあさんも…、」
🍫「何もできずに死んd」
グイッガタンッッ
🎸「ふざけんな…っ!!!」
うりさんがえとちゃんの胸ぐらを掴んで睨む
🎸「じゃぱぱさんものあさんも俺らの為に命を繋いでくれてんだ…!!」
🎸「それをなんで何もできずに死んだって…っ!!」
🍫「繋いだって無駄じゃん」
冷たく冷淡な言葉だった
死ぬことに抵抗も何もないような声でえとちゃんは言った
❄「えとちゃん…っ、」
🍫「…るな、皆んなも、少しは現実見てよ」
🍫「無理なんだよ全員で生き残ることなんて」
🦊「で、でもまだ可能性は……っ」
🍫「皆んな優しすぎるからっ!!!」
えとちゃんの叫び声が部屋の中に響く
🍫「皆んな優しいから…誰かを庇って死んでく…っ」
🍫「そんなんで生き残ったって、何もないじゃん…っ!!」
🍫「皆んな失って、自分の為に命繋いでくれたとしても…」
🍫「皆んながいなかったらどうやって生きていけって言うの!?」
🍫「そんなんで笑顔で過ごせんの!?」
🍫「…私は庇われるぐらいだったら、見捨てる」
🍫「…それが1番、後悔しないから」
誰も何も言わなかった
えとちゃんの考えだって間違ってない
自分が生き残った時ちゃんと生きれるのは、
庇われた命じゃなくて、見捨てて自分の力で繋いだ命
👓「…賛成」
🎸「おいっ!!」
👓「えとさんの考えだって間違ってない」
👓「俺はえとさんの意見を肯定する」
🐑「…俺も」
🦊「そんな…っ、皆んなで生き残ろうよ…!!」
🌷「どぬ、」
なおきりさんが冷たい笑顔でどぬくさんを見た
その顔を見たどぬくさんの目からは涙が零れていた
⚡「…俺は反対やな」
⚡「あいつらの意志を繋ぐって、、俺は決めた」
🐸「たっつん……そうだな、」
🐸「ゆあんくんはどうする?」
全員の視線がゆあんくんに向く
そういえば、このゲームが始まってから一言も喋っていない
なんなら全員が立っているのにゆあんくんだけ座っている
🐑「…ゆあんくん?」
🍗「…はぁ、、」
🍗「ごめんな皆んな」
そう言うとゆあんくんは黒いものを取り出した
❄「ひっ…!?」
ゆあんくんが取り出したものは銃だった
銃口をこちらに向けてゆあんくんは睨んだ
🍫「…そっか」
🍫「いいよ、私たち敵だし」
🍫「別に味方じゃないんだからさ」
ゆあんくんの眉間にシワが寄る
🍗「ああ、味方じゃない」
🍗「お前ら全員俺の敵だ」
バンッッッ
銃声が部屋に鳴り響いた
🐑「え、なんで…」
銃弾は私の真隣を通り抜け部屋の壁を貫通した
🍗「でもな…」
🍗「俺に皆んなは殺せねえわ」
🍗「るなを殺せって命令は……聞けねえわ、w」
ゆあんくんは涙ぐみながら微笑んだ
❄「る、るな…?」
🍗「俺には無理だよ。そんなことできない…」
🍗「でも、誰か1人は殺さなきゃいけないんだよな」
🍗「……ずっと、考えてた」
俯いた彼の瞳からはキラッとしたものが流れていた
🍗「そして1つの答えに辿り着いた」
🍗「…あいつは別に禁止事項は言ってなかった」
🍗「誰を殺してもいい、」
🍗「それは、」
カチャッ
🍗「自分でも、いいんだろ…?w」
⚡「…っお前!!」
ゆあんくんは銃口を自分の頭に向けた
👓「またそんなことすんのかよ…っ」
🍗「すまねえな、俺はこっち側なんでね」
🍗「…全員ドア見ろ」
🦊「え…っ、なんで、?」
🍗「いいから早く!!」
ゆあんくんに言われるがまま、私たちは後ろを向いた
🍗「ありがとな、俺なんかの言うこと聞いてくれて」
🍗「最期に…こんな時に言うことじゃないかもしんないけど、伝えさせてほしい」
🍗「俺からぴちのメンバーで良かった」
🍗「はぁ…っグスッ、俺…っお前らのこと…ポロッ」
❄「ゆあん…くん…っ、ポロッ」
🍗「これからもずっと、大好きだよ」
バァァァン
ゲームクリア、おめでとうございます。
次のステージに移ります。
おつなこ!!!