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【GAME3 ウルフェイク】
?「次のゲームにいっくよ〜!」
無邪気なその声に誰も反応しなかった
もう騒げるような状況じゃなかった
命の危機がすぐそこに迫っている
その事実だけが胸を埋め尽くしていく
案内された部屋には丸いテーブルとそれを囲むように椅子が並べられていた
👓「これは、どんなゲーム…?」
?「次のゲームは、「ウルフェイク」!」
?「人狼ゲームみたいな感じだよ!」
指定された席に座ってルール説明を聞く
?「今から一人一人に役職を配布するね!」
?「9人は「一般人」、でも1人は「殺人鬼」になるよ!」
?「殺人鬼には銃も配布されるんだ!」
?「殺人鬼は誰かを殺さなきゃいけないよ!その誰かは指定されるけど、それに反してもいいよ!」
⚡「…殺し合いはしないって、」
?「殺し合い…はね?」
🎸「…ふざけてんのか」
?「ふざけてなんかないよぉ!」
この場にそぐわない笑顔を彼女は私たちに向けた
?「お互いに戦って殺り合うより、一方的に殺すのを見る方が面白くて好きなんだぁ!」
?「一方的な殺しの方が人間の心を破壊するからね♪」
共感も何も出来なかった
出来るわけがなかった
❄「…狂ってます、こんなの、、」
零れた声は震えていた
?「それじゃあゲームを始めるよ〜!!」
🐸「これ、一般人はどうやったら勝てんだよ」
?「殺人鬼を殺せば勝てるよ?」
🦊「どっちみち殺さないといけないの…?」
🍫「……ふっ、w」
目の前に現れるプログラム
『あなたの役職は__です』
『それでは、ゲームスタート』
🌷「…始まったんですね」
🐑「この中に殺人鬼が1人いる…ってことか、」
⚡「どうにかして全員生き残る術はないか…、、」
もう誰かが死ぬのを見たくない
そんな思いでいっぱいだった
膝は震え、涙は止まらない
人は本当に怖いと何もできないんだと思う
🍫「…生き残る術なんて、あるわけないでしょ」
突然えとちゃんが放った
その言葉に感情は何もこもっていなかった
🐸「何言ってんだよ…えとさん…」
🍫「だってそうじゃん」
🍫「皆んな無力なんだから、何も出来ずに死ぬんだよ」
🍫「じゃっぴも、のあさんも…、」
🍫「何もできずに死んd」
グイッガタンッッ
🎸「ふざけんな…っ!!!」
うりさんがえとちゃんの胸ぐらを掴んで睨む
🎸「じゃぱぱさんものあさんも俺らの為に命を繋いでくれてんだ…!!」
🎸「それをなんで何もできずに死んだって…っ!!」
🍫「繋いだって無駄じゃん」
冷たく冷淡な言葉だった
死ぬことに抵抗も何もないような声でえとちゃんは言った
❄「えとちゃん…っ、」
🍫「…るな、皆んなも、少しは現実見てよ」
🍫「無理なんだよ全員で生き残ることなんて」
🦊「で、でもまだ可能性は……っ」
🍫「皆んな優しすぎるからっ!!!」
えとちゃんの叫び声が部屋の中に響く
🍫「皆んな優しいから…誰かを庇って死んでく…っ」
🍫「そんなんで生き残ったって、何もないじゃん…っ!!」
🍫「皆んな失って、自分の為に命繋いでくれたとしても…」
🍫「皆んながいなかったらどうやって生きていけって言うの!?」
🍫「そんなんで笑顔で過ごせんの!?」
🍫「…私は庇われるぐらいだったら、見捨てる」
🍫「…それが1番、後悔しないから」
誰も何も言わなかった
えとちゃんの考えだって間違ってない
自分が生き残った時ちゃんと生きれるのは、
庇われた命じゃなくて、見捨てて自分の力で繋いだ命
👓「…賛成」
🎸「おいっ!!」
👓「えとさんの考えだって間違ってない」
👓「俺はえとさんの意見を肯定する」
🐑「…俺も」
🦊「そんな…っ、皆んなで生き残ろうよ…!!」
🌷「どぬ、」
なおきりさんが冷たい笑顔でどぬくさんを見た
その顔を見たどぬくさんの目からは涙が零れていた
⚡「…俺は反対やな」
⚡「あいつらの意志を繋ぐって、、俺は決めた」
🐸「たっつん……そうだな、」
🐸「ゆあんくんはどうする?」
全員の視線がゆあんくんに向く
そういえば、このゲームが始まってから一言も喋っていない
なんなら全員が立っているのにゆあんくんだけ座っている
🐑「…ゆあんくん?」
🍗「…はぁ、、」
🍗「ごめんな皆んな」
そう言うとゆあんくんは黒いものを取り出した
❄「ひっ…!?」
ゆあんくんが取り出したものは銃だった
銃口をこちらに向けてゆあんくんは睨んだ
🍫「…そっか」
🍫「いいよ、私たち敵だし」
🍫「別に味方じゃないんだからさ」
ゆあんくんの眉間にシワが寄る
🍗「ああ、味方じゃない」
🍗「お前ら全員俺の敵だ」
バンッッッ
銃声が部屋に鳴り響いた
🐑「え、なんで…」
銃弾は私の真隣を通り抜け部屋の壁を貫通した
🍗「でもな…」
🍗「俺に皆んなは殺せねえわ」
🍗「るなを殺せって命令は……聞けねえわ、w」
ゆあんくんは涙ぐみながら微笑んだ
❄「る、るな…?」
🍗「俺には無理だよ。そんなことできない…」
🍗「でも、誰か1人は殺さなきゃいけないんだよな」
🍗「……ずっと、考えてた」
俯いた彼の瞳からはキラッとしたものが流れていた
🍗「そして1つの答えに辿り着いた」
🍗「…あいつは別に禁止事項は言ってなかった」
🍗「誰を殺してもいい、」
🍗「それは、」
カチャッ
🍗「自分でも、いいんだろ…?w」
⚡「…っお前!!」
ゆあんくんは銃口を自分の頭に向けた
👓「またそんなことすんのかよ…っ」
🍗「すまねえな、俺はこっち側なんでね」
🍗「…全員ドア見ろ」
🦊「え…っ、なんで、?」
🍗「いいから早く!!」
ゆあんくんに言われるがまま、私たちは後ろを向いた
🍗「ありがとな、俺なんかの言うこと聞いてくれて」
🍗「最期に…こんな時に言うことじゃないかもしんないけど、伝えさせてほしい」
🍗「俺からぴちのメンバーで良かった」
🍗「はぁ…っグスッ、俺…っお前らのこと…ポロッ」
❄「ゆあん…くん…っ、ポロッ」
🍗「これからもずっと、大好きだよ」
バァァァン
ゲームクリア、おめでとうございます。
次のステージに移ります。
おつなこ!!!