ある日、恵奈はいつものように布団に入り眠った。はずだったが、起きるとそこは見たことのない場所。一体何が起こるのか!
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目次
第一話 ???
私、|高野 恵奈《たかの えな》はいつものように布団に入り眠った。
「クックック。
彼らは何を見せてくれるのだろうか。
楽しみだ。」
第二話 ここは…どこ?
はぁ、今日も学校あるのか…
だるいなぁ。
そろそろ起きないと遅刻しちゃうから起きようかな。
「…え?」
ここは…どこ?
第三話 ゲーム?
本当にここはどこなの…?
「やぁ。お目覚めかい?」
え?だれ?この人。
黒いマントに仮面をつけていて顔がよく見えない。
「君以外にもあと4人いるから安心してくれたまえ。」
え?誰なんだろう。優しい人がいいな。
遠くの方から人が3人歩いてくる。
「…!」
「|大輝《だいき》!それに|陽奈《ひな》、|桃《もも》まで!」
みんな私の友達なんだけど!
あれ?4人って言ってたけど3人しか来てないな。聞いてみようかな。
「すみません。あと1人は誰なんですか?いつくるんですか?」
「もう1人はあとで来る。そんなことより1人を除いてはみんな集まったようだね。君たちをここに集めた理由はあるゲームをしてもらうためだ。」
第四話 ゲームの始まり
「ゲーム?」
「ルールを説明する。君たちにやってもらうゲームはかくれんぼだ。」
え?普通にかくれんぼするだけなの?
わざわざ集めたのに?
「だが普通のかくれんぼとは少し違って見つかったら殺される。」
「…!」
え…殺される?本当に?
「探す側…要するに鬼だ。鬼は、ゲームを開始してから2分後に放出される。そして見たかったら殺される。」
要するに鬼に見つからなければいいってことね。
「ルールは理解したかい?
さぁ!ゲームを始めようか!」
第五話 探索開始
恐ろしいゲームがついに始まってしまった。
これで…私の友達が死んでしまったらどうしよう。
てかこれって現実なの?
もしかしたらこれが夢の可能性もある。
「夢だったらいいな。」
思わず口にしてしまった。
「恵奈!」
「大輝!」
「殺されるってマジかよ。」
「もしかしたら本当かもしれないからちゃんと隠れたほうがいいかも。」
「おう。」
「まずこのエリアの構造を確認しなくちゃね。」
「そうだな。」
「確か2分経ったら鬼が放出されるから急がないと!」
「あ、そうだそうだやばい!忘れてた!」
「もーちゃんとしてよー。ほら、探索始めるよ!」
「おう!」
「ここは建物なのかな…リビングっぽいね。」
「結構広いな。」
「これじゃあ2分で探索しきるのは無理かな…」
「じゃあ2人で分担しないか?」
「そうだね!じゃあ私はこっち!」
「俺はこっち行くわ。」
「じゃあ、生きてまた会おうね。」
「おう!」
第六話 エリア探索 恵奈side
このエリア結構広いなぁ。
リビングがスタート地点で…その奥がキッチンか。
リビングを調べてからキッチンを調べようかな。
えーっとリビングは大きなテーブルが一つ、椅子が四脚、テレビが一台、ソファが一つって感じかな。
リビングには特に何もなさそうだけど…
テーブルの裏になんかあったりして!
…なしか。
テレビの裏は?
…なし。
椅子の下は?
…これもなしかぁ。
え、じゃあリビングには何もないってこと?
そんなことを考えているうちに放送が鳴った。
「ゲームスタートから2分が経過しました。鬼が放出されます。」
え!やば!
早く隠れないと!
ていうかここスタート地点だからやばいんじゃない?
そう思いながら私はテレビの裏に隠れた。
でも鬼ってどこかな放出されるんだろう…
今のところこっちには来てないってことはスタート地点じゃない別のところから放出されてるのかな…
だとしてもどこから?
とりあえず私が持ってる情報はみんなに伝えたほうがいいよね。
今度会ったら伝えよう。
第七話 エリア探索 大輝side
俺はこっちを探すんだよな。
こっちには風呂場があるな。
調べてみよう。
えーっと。
お風呂にはシャワー、浴槽、椅子、洗面器…ぐらいだな。
特に変わったところはなしか。
次はたくさんある部屋を調べていこう。
…?
部屋一つ一つに数字が書いてあるな…
まずは1の部屋から。
ここの部屋には机が一つ、椅子が一つ、ベッドが一つ、クローゼットが二つって感じか。
ここも特に変わったところはないな。
「ゲームスタートから2分が経過しました。鬼が放出されます。」
まじか!
もう2分経っちまったのか。
とりあえず机の下に隠れるか。
第八話 この音は…何? 恵奈side
テレビの裏に隠れて少しすると、遠くの方からドスドスという音がした。
「え?この音何?」
どんどんどんどん近づいてくる。
え?本当に何が起こっているの?
私は様子を探るべく恐る恐るテレビの裏から顔を覗かせた。
「…!」
見るとそこには見たことのない大きな赤鬼がいた。
手には大きなトゲトゲとした金棒を持っている。
やばい。
私はそれを見た瞬間再びテレビの裏に隠れた。
どんどんどんどん音は近づいてくる。
もしかしたら覗いたときに見つかったのかもしれない。
そう思った瞬間、目の前が真っ赤に染まった。
!
目の前にあの赤鬼がいたのだ。
頭が…痛い…
声を出すこともできない。
せめてリビングの情報だけでも…鬼の特徴だけでも…私が持っている全ての情報をみんなに教えたい…
そんな願いは叶わずに目の前が真っ暗になった。