小説以外メモ2
編集者:Across
遊びのためではなく、わりと小説上手くなりたいと思ってる人たちのためにあげます。
上手くなる秘訣は書くあるのみですから、これ読んでるだけじゃ意味ないでよ。
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目次
小説名文引用 1
元々私的利用だったから躊躇してたんだけど、著作権のページを色々と見て、この程度なら大丈夫そうと判断。「他人の著作物の引用」に該当するため、小説タイトルと著者名を載せています。ページ数はわかりません。
目次(作者別・作品名読破順・敬称略)
1. 綾辻行人(三人称・霧越邸のみ一人称)
・人形館の殺人・黒猫館の殺人・迷路館の殺人
・霧越邸殺人事件
・十角館の殺人・どんどん橋落ちた
2. 鮎川哲也
・リラ荘殺人事件
3. 有栖川有栖
・双頭の悪魔・女王国の城・スウェーデン館の謎
・ブラジル蝶の謎・作家小説・ダリの繭
・乱鴉の島・妃は船を沈める・マジックミラー
4. 歌野晶午
・密室殺人ゲーム2.0
5. アンソロジー小説
・川に死体のある風景・事件現場に行こう
・大密室
6. 折原一
・冤罪者・仮面劇(毒殺者)
・望湖荘の殺人(サプライズ・パーティ!)
・沈黙の教室・暗闇の教室(百物語の夜)
・101号室の女
・沈黙者・漂流者
※ネタバレ防止のため(?)、登場人物が入る所に伏字が使われています。
--- 1.綾辻行人(三人称・霧越邸のみ一人称) ---
---
≪人形館の殺人≫
・前方に目を転ずると、
・せっかく掴みかけたソラの手がかりは、手から砂が漏れるように、あえなく消えてしまったのだ。
・滔々(とうとう)と述べ立てた。
・悲惨な影が忍び寄る徴候も見られなかった。
---
≪黒猫館の殺人≫
・夜は森閑と静まり返っている
・白い海泡石のパイプに葉を詰めて
・あたかも、夜と昼、闇と光の世界は決して溶け合うことがないのだと主張するかのように
・煙草と酒と汗の臭いが綯交(ないまぜ)ぜとなってむっと澱んでおり、顔をしかめたくなるほどだった
・その後の彼の淪落ぶりは悲惨なものだった。
・目だけでお互いの表情を窺った
・ーの足を地面に縫い付ける
・聞き分けのない子供をなだめすかすように
・最近とみに感動する
・吊り上がった三百眼を瞬き・思い至る
・後退(あとじさ)った
---
≪迷路館の殺人≫
・暗い迷宮をさまよっている眩(げん)惑感から解放された
・さざ波が押し寄せる風紋に足跡を付けた。
・をかけたように空が霞がかっている
・表情もなく窓の外に目をやっていた
・~は視線を前方に戻し、話の糸口を探る。
・差し向かいで座った男は、乾いた唇を気難しげに曲げた薄く色の入った金縁眼鏡のレンズの中で、小さな目が・ゆっくりとしばたたかれる。
・うららかな風景の中に身を浸している
・ショートにした艶のいい髪を撫でて
・「――」彼は肩をすくめる。その声には僅かながらの皮肉の響きが聞き取れる。
・毛足の長い絨毯を染めた毒々しい色が、彼の死を如実に物語っていた。
---
≪霧越邸殺人事件≫
・まるで囚人の様子を監視する獄吏(ごくり)のような目で、見て回った。
・朧に霞んだ山々
・叫ぶように鋭い声をこちらに投げつけた。
・~がいい澱むのを見て女はすっと目を細くした。「お気に召さないのですか」
・それまでになく険しい表情で黙考を始めていた。
・窓の外へ視線(目)を投げた
・口許の微笑を頬にまで広げた。
・微笑を浮かべて長い黒髪を撫で下ろした。
・髪を後ろへかき上げた。
・槍中は私の方へ意味ありげな視線を投げる。――と、その目は語っていた。
・底知れぬ絶望感とともに、叫びの衝動が喉を突き上げて来る。抑えようとしたが、出来る筈もなかった。これが自分の声かと思うほどの物凄い叫び声が、その一瞬後、辺りを包んだ静寂を粉々に打ち砕いた。
・両側の壁が、何か奇怪な音を立てながら捻れ、歪み、倒れかかって来るように見える。
・倒れ込んできた人影は支えを失ってそのまま膝を折り、部屋の境目の床へ崩れ落ちるようにうつ伏した。
・言葉を切り、ふっと低い笑いを洩らす
---
≪十角館の殺人≫
・深い水の色に凝然と目を投じていた。
「ずれた、だと?」ーはせわしなく揺すり続けていた足を床に叩きつけた。
・彼は少しずつ眠りから掬い上げられた
・うわ言のように繰り返す声がやがて途切れ、弱々しい啜り泣きに変わる。
・水に滲んだような真っ黒な影が、ゆらゆらと不規則に揺動する。
・波の音は生気を失ったかのように沈滞して聞こえた。
・濛々と吐き出される煙。大気を震撼させる轟音。
・所々小さな深緑色をしたためた茶色い岩肌を、細い石段がジグザグに幾度も折れながら這い上がっている。
---
≪どんどん橋落ちた≫
・他者の多数決におもねろうと血道(ちみち)を上げているのがこの国の人々だよ。
・それまで鬱積していた様々な感情が爆発し、半ば衝動的な「――」の実行に至ったのだ。
・隣で女が寝返りを打った。鼻にかかった甘ったるい声が、――の耳をくすぐった。
・引き締まるべきところは締まり、盛り上がるべきところは隆起している。
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--- 2.鮎川哲也 ---
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≪リラ荘殺人事件≫
・花の緋の色が目に染みるように燃えている
・巨大な包丁で削ぎとったように急な断崖の底に、清冽な水が黒い岩を食(は)み、白い泡をたてて身をよじり、捻らせ、もつれあうようにして激しく流れている。
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--- 3.有栖川有栖 ---
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≪双頭の悪魔・女王国の城≫
・雲間に月が覗いていたのだ。
・安易に軋轢を縫合してはいけない
・そもそも視認してなかったのだと自分に言い聞かせた。
・希望的観測に基づく事実を甘受する
・奇妙な音が彼女の耳朶を打った。
・視線で床をひと掃きしてみたが、見当たらなかった。
・迷妄を捨てよ。邪悪な来訪者を打ち砕くべく、神聖にして善なる超越的存在を解き放つのだ。
・独善的に物事を判別するのは良くない。
・寡聞(かぶん)にして知らない
・入り口の断面は長方形だが、すぐに半円形になる。
・ここ以外のどこにもない景観を呈している。類例のない美しさを感じる。
・賛成の声が澎湃(ほうはい)と上がった
・話の車輪を回す
・~は口を半ば開き、右手の親指を前歯で噛んでいる。悲鳴を圧し殺している。
・左手首を握ると、~は腰を落として「こう見えて」体をねじりながら「柔道は」相手を投げて「三段だ」飛ばした。濡れたタオルで叩いたような音が響く。
・村は深い雪のなかに横たわっていた。
・めいめいが~について話すが、その描写は一致せず、どれもが虚構めいている。
・わけの判らない死が猖獗(しょうけつ)を極めているのに、ただ手をこまねくしかできない。
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≪スウェーデン館の謎≫
・癒えない心の傷を抱えた自らを慰撫(いぶ)している。
・しなやかに流れて肩で渦を巻く髪をいじりながら、答える。
・老後は自然に囲まれた空気のきれいなところで過ごしたい。
・永遠の不在を強調しているようでもあった。
・話に花が咲いた
・彼は首に巻かれた縄を牽かれているかのような足取りで食堂にやってくる。
・黙って聞き入るしかない。これまで闇に葬られていたとんでもない事実が引きずり出されようとしているのだ。
・自由を束縛していた頚(くび)木(き)がはずれたというか、呪縛が解けたというか……。
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≪ブラジル蝶の謎≫
・相手は~と目が合ったことにも気づかなかったのか、さりげなく庭を一望して部屋の奥に下がった。
・「老境のご夫婦と拝察しました」
・火村はここで持って回った言い方をする。直接聞けばいいのに。(回りくどい)
・緑したたる山々が広がっている。
・黒革のコートの裾を翻して彼は歩きだす。
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≪作家小説≫
・天佑われになし。さぁさ、貫くがよい。その切っ先を私の血潮で濡らせ。残忍にして驕傲(きょごう)、愚昧にして遅鈍なこの王の最期をしかと語り継ぐのだぞ。
・無意味に新奇な響きに心惹かれがちだが、冷静に考えてみよ。
・海風に髪をなぶらせながら、彼女は恍惚と言った。
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≪ダリの繭≫
・彼はグラスを光に透かした
・虚飾まみれの情報を垂れ流しながら
・とりとめのない想念に漂いたいのに、思考が弛緩しない。
・半ば口を開いたまま視線を巡らせ、仔細(しさい)に調べた
・轟音が鼓膜を刺し、風がスカートの裾を煽る
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≪乱鴉の島≫
・町の明かりも車のライトも空に届かず、星たちの幽(かそ)けき光を遮らないからだ。
・透き通った美しい歌声で、思わずうっとりと聞き惚れてしまった。
・現実に薄い皮膜が掛かったようになって、目を細く開いたまま意識が遠退いた状態だった。
・月の夜ごとに彼女の夢を見、星の夜ごとにその輝く瞳を見る。だから、私は毎夜、海辺の奥(おく)つ城(き)にて、海のほとりの墓にいるアナベル・リーのそばで眠る。
・ドクターは口許を曲げた。どうにも意味不明の微笑だった。
・「まるでーだな」ドクターは意味不明のことを呟いてから、すかさず解説した。それはーのことだ。
・勇を鼓して、先頭に志願した。
・悲しみは弥(いや)が上にも深まって、肺腑を鋭く抉るでしょう。
・永遠と瞬間、それはどこまでも対立しながら、どこまでも離れることのない概念です。人間が思考するもののなかで、この二つほど魅了し合う組み合わせはないでしょう。
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≪妃は船を沈める≫
・いつの間にか雨は上がったようだ。ナイフを入れたように雲が裂け、細い青空が覗いた。
・何か新事実が浮上するのではないか、という期待も虚しく、彼らの証言は既知のことに終始した。
・ひねくれ者の読者のために――というのはおかしいが――、そういう読み方だってできる。喩え作者が許さなくても、作品は許している。
・近くに侍らせた若い男の子たちを掌で転がしたり、食べ散らかすのが趣味だったと思われているのかも知れませんが。
・たくましい想像をさらにたくましくしても無意味なことです。絵に描いた餅は結局、食べられないですもの。
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≪マジックミラー≫
「たのしみにしてる」
――は少し言葉を切って「そうそう、今日、――さんに会ったわ」
「あらそう」
懐かしく、そして少し胸の痛む名前だ。
「姉さん、贅沢なことした」
恵は――の話を冗談にしたくなかった。
(中略)
恵は暗い湖の彼方を見やっていた。遠い星空のもと、ワープロを打っているであろう、――の姿が浮かんだ。かつて自分が傷付けてしまった男の姿が……。
---
--- 4. 歌野晶午 ---
---
≪密室殺人ゲーム2.0≫
・彼らにとって他人の命は遊び道具。テニスボールやプラモデルのパーツと同等の価値しか持たない。彼らに倫理も情も持ち合わせていない。
・
「さて、どうでしょうね」
――は椅子の上で両膝を抱え、膝頭に顎をのせている。
・それら美しい山脈も、うっすら雪をいただいている。
・「実践ではすべて臨機応変に対応しなくちゃいけない。手順はあっているか? 時間は超過してないか? 誰かに見られてないか――緊張感も尋常ではない。それらを乗り越えて初めて、意義が表出するんじゃないか。なのに、シミュレーションで満足するなんて……」
・その手は手を握っていた。手首から切断された血まみれの手を。
・「これはゲームだ。一般常識の及ばない、正真正銘のゲーム。元々遊びとは無意味を楽しむものだろう。我々は高等遊民であるからして、ゲームをさらに盛り上げるためなら、一般社会では必然性のない行動は有だ」
・人の命は等しいと――は考える。等しく無価値だと。子供の頃からそう思っていた。だから彼は躊躇なく人を殺す。「人」とは他人だけを指しているのではない。自分も例外ではない。だから彼は価値のない自分を守るために全精力を傾けるなど愚かしいと考える。自分を捨てる覚悟はとうにできている。
・
<――の推理を叩き台にしているので、殊勲の半分は向こうにある>
「いらね」――は低く吐き捨てた。褒められるとかえって屈辱だ。
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--- 5.アンソロジー小説 ---
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≪川に死体のある風景≫
・「まるで鳥類の脚をもつ何者かが、大きく爪を立てて顔全体を引っ掻き下ろしたような傷、ですか?」
・信じられない、という風にかぶりを振りながら、彼は呟き落とした。
・川のなかに身を横たえていた。浅瀬らしい岩場に仰向けになって、その体を清流が洗っている。かろうじて顔だけが水面に出ているという状態だ。肩まである髪とスカートの裾のなびき具合から、頭が川上を向いているのが判った。
・誰にも聞こえぬよう、囁き声で喋っているつもりなのだろうが、こういう場所での会話は案外筒抜けになってしまうものだ。
・じりじりと照りつける陽光に、雪面が緩み始めていた。その変化は登山靴に装着したアイゼンを通しても感じることができる。
・若手隊員が戻ってきた。部屋の張り詰めた空気に怪訝な顔をしている。
・ルートを塞ぐ巨大な根をまたぎ越し、額の汗を拭った。
・それで恨みを持つのは、無理からぬことだろう。
・当時の天気は快晴。雪面には強烈な陽光が照りつけていた。サングラスがなければ、雪目を起こし、視力を失う可能性がある。
・水流に押し流され川底にぶつかったであろう頭部は特に擦過傷がひどく、からだのあちこちに生前のものとも死後のものともはっきりしない打撲痕や骨折の跡もある。
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≪事件現場に行こう≫
・記憶の粉飾によるものが働いたのか、しつこく頭に引っ掛かっていて、
・小気味のよい透き通った音が、それでいて不穏な胸騒ぎを煽る嫌らしい響きを含んだ音が、どこか遠くから微かに聞こえてきた。
・彼女はその艶やかな唇に、はっとするような妖しい笑みを浮かべる。
・あなたのその貪欲な目は、こちらの魅力を吸いとろうと必死で、始終私の口元をご覧になっていた様子でした。
・時間の概念が失われ、現実感が消え去って、毛筋ほどの光も見えない闇ばかりが、頭のなかにふくれあがる。
・地霧(じぎり)が地表を薄く白く這っている。
・右手で目を覆い、突然の直射光を避けている。
・天より降り注ぐ光のひびは、地にぶつかり弾け飛ぶ。それは死の孤島の地表を溶かし、生命を焼く。
・喉を絞った細いうめきが、狭い空洞のなかで反響しているようなくぐもった音。空耳でない証拠に、二人の警官も聞き耳を立てている。
・東京タワーの先端が、周囲の汚濁を吸って薄汚れた白い塀の向こうに覗く。
・「深夜に公園に出入りした子供たちを狙った盗難行為やかつあげ、痴漢や暴力沙汰などが横行しており、こちらとしましては看過できない事態だと考えております」
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≪大密室≫
・方位学的な視点で、建物の構造を知ることで、この家の建築家の思想や信仰、信条などの背骨を知ることに繋がる。
・溶解したような様子の塔は、したから見上げていると今にもこちらに向かって崩れてきそうだ。その退廃とした崩壊美がいまだに完成していないとしると、胸が驚きに包まれる。
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--- 6.折原一 ---
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≪冤罪者≫
・なんと乱雑な部屋だろう。この散らかりようは異常としか言いようがない。くしゃくしゃに丸めた紙で、部屋中は足の踏み場のないほどだ。
・変声期前のひどく甲高いボーイソプラノだった。
・母親は~を産んだ時の産褥(さんじょく)熱がもとで死んだし、父親も五年前に胃ガンで死んだ。
・「公園を借景にしてるんだよ。庭みたいでいいだろ?」
・屈辱の汚穢(おわい)にまみれた目から涙が流れた
・人垣が乱れ、まるでモーゼのエジプト脱出のように道が開いた。
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≪仮面劇(毒殺者)≫
・曖昧に言葉を濁した。
・コールタールのような黒い油染みがついているのがみえた。
・笑うとふっくらとした両頬にえくぼができる。スリムな体からは健康的な色気が漂っている。
・恐怖の断片だけがかろうじて、記憶の底にこびりついている。
・あまりに急な話だったので、彼は答えに窮した。
・~は、正の感情と負の感情が顔の中で交錯させた。
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≪望湖荘の殺人(サプライズ・パーティ!)≫
・彼女の全身を覆う動物的な汗のにおい、下半身の脱力感と鈍痛で、何が起こったのか解った。
・大金を受けとる代わりに彼女は身体を差し出した。最近では割り切ってしまっている。情けない。そんな自分がとても情けない。
・水面下に潜んだ憎悪が有るかもしれない
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≪沈黙の教室≫
・雨は降っているが、上空の枝に遮られて木の下道にはそれほど落ちてこない。
・何十年も前にうち捨てられた村は、すでに忘却の彼方にあった。
・神をも恐れぬ傲岸不遜を感じた。これが天の逆鱗に触れなければいいが。
・虫がすだく声が聞こえてくる。新鮮な涼風が谷をわたる。
・暗闇の支配する領域が水に墨汁を溶かすように着実に広がっていった。
・賽の河原に積み上げられた供養の石のように、いくつもごろごろと積み重なっているのだ。
・彼の動物的勘はたとえ漆黒の闇の中であろうと目的地の位置を正確にとらえることができるはずだ。
・校舎の瓦屋根が木の間越しに見えた。
・篠(しの)つく雨が目に突き刺さるため、視界がきかない。
・虫けらな反動分子たちを闇に葬った。これも組織防衛のためだった。
・酔客の声が大きいので、かえって内密の話しには都合がいいのだ。
・根も葉もない噂だが、人々はおもしろい噂に飛びつき、無責任に尾ひれを付けて脚色する。エスカレートしていくのも無理はない。
・金持ちなくせに品性が下劣で吝嗇(りんしょく)な者が多かった。
・涙が滂沱(ぼうだ)として溢れてくる。
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≪暗闇の教室(百物語の夜)≫
・逃げ出したかったのですが、その場に根が生えたようになって、身動きもできなかったのです。
・覚悟を決めたが、案に相違して、~
・~は青々とした陸稲(おかぼ)を連想させてくれる。
・荒涼とした景色がどこまでも続いている。
・悪夢がじわじわと胃壁を伝い、喉元まで這い上がってくる。
・先行きにようやく一つの曙光(しょこう)が見えてきたのだ。
・紅蓮の炎が恐竜の舌のように、窓という窓から外へ出ていた。パチパチと火がはぜる音が見るものの恐怖を煽る。女性たちはいくつかのグループに分かれ、肩を寄せあって震えていた。
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≪暗闇の教室(百物語再び)≫
・この時点で誰も結末を言い当てることは不可能にちがいない。もし、一点の曇りなく完全に言い当てることができるものは、よっぽどの天才かへそ曲がりだ。
・月光の照らす荒涼とした砂漠を歩くものが一人。
・ーが終焉する、その始まりを暗示するシグナルだった。
・日本とオーストラリアは蜜月(みつげつ)関係だ。何かしら裏でつながっていてもおかしくはない。
・どことなく超然とした、茫漠とした目つきをしていた。
・ゲリラ戦の様相を呈していた
---
≪101号室の女≫
・無意識のうちに三本目の煙草に火を点けながら、二十日前の失策を思い起こした。苦い唾液が口いっぱいに広がっていく。
・口の中に、土埃を含んだ強風が入ってきた。ジャリ、とした食感のなかにあるはずのない、仄かな甘さを彼は感じていた。
・最近の僕は疫病神に祟られている。ーはそう思って、すっかり意気消沈していた。
・希望と絶望と閉塞感が複雑に君の胸を去来した。
・忌まわしい思い出が、彼の脳の中を洪水のように埋め尽くす。
---
≪沈黙者≫
・彼は闇に向かって身構えた。しんと不気味な静けさが家を押し潰すように落ちていた。
---
≪漂流者≫
・様々な鳥が囀り、海鳥たちが海上を群舞する
・右手に海上から拳を突き出したような峻険な断崖に取り巻かれた島が見えた。崖に白波が砕け天然の要害そのものだった。
・念仏のようにそう唱えていると、この悪夢から逃れるためにはもはやそれ以外方法がないように思えてきた。
・四囲は見渡す限り茫漠たる海だった
・ーの声にかすかな逡巡の色が加わるのを見逃さなかった。
・夕陽に照り映える岬
一条の光が闇を裂く。
・妻は放心状態になって、その場にくずおれた。
・東の水平線の空は深い藍色になり、まもなく黒くなって闇の密度が濃くなっていくだろう。
・黙して冥するのみである。
・闇が薄墨を溶かしたようになり、刻々と暗さの濃度を増していく。
・黒褐色に変じた血溜まりがあり、黒く疥癬(かいせん)のようになった血痕が点々とあった。
・~の声に彼女の物思いが途切れた。
続きます。
小説名文引用 2
丸パクリ続き。
一部グロ描写・性描写があるためR18とさせていただいてます。
目次(作者別・作品名読破順・敬称略)
7. 島田荘司
・占星術殺人事件
・斜め屋敷の犯罪(神視点・追体験風)
・異邦の騎士(一人称)
・御手洗の挨拶・ダンス
・暗闇坂の人喰いの木(グロ描写注意)
・水晶のピラミッド・眩暈
・アトポス・龍臥邸事件(上下巻)
・御手洗のメロディ・ロシア幽霊軍艦事件
・最後のディナー
8. 高木彬光
・呪縛の家・人形はなぜ殺される
9. 筒井康隆
・ロートレック荘殺人事件
10. 早坂吝
・○○○○○○○○殺人事件・誰も僕を裁けない
11. 東野圭吾
・探偵ガリレオ
12. 辻村深月
・冷たい校舎の時は止まる
13. 外国作品など
・良い感じの言葉(長いです)
・神が憎むもの
・アクロイド殺し
・死の接吻
14. その他(ネット・自作を含む)
※ネタバレ防止のため(?)、登場人物が入る所に伏字が使われています。
--- 7.島田荘司 ---
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≪占星術殺人事件≫
・もとは丘陵を切り開いて造成された土地のため、少し見晴らしの良い場所にある。
・この圧倒的な量の静寂が、たちまちのうちに同量の恐怖に変わっていくに違いないという予感に襲われた。
・「会えば解るよ」御手洗はこう言うとき、決して教えようとしない。
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≪斜め屋敷の犯罪(神視点・追体験風)≫
・堂々と砂糖をまぶしたような声で、ーと言った
・――は一向に男性用の声の調子を崩さない。
・尋ねられてもいないうちから馬脚を現した。(隠し事がばれる様なことを言う事)
・頭上に蓄えた金貨の重みが、多少なりともその人間の精神を押し歪めるという現象は、洋の東西を問わず、まず間違いなく起こるものだ。
・陰鬱な色に染まった上空で、高く低く、呻くような寒風の囁きが、絶えず聞こえた。
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≪異邦の騎士(一人称)≫
・彼女の言い方は、こちらのささくれだった気分をあっさりとほぐす力があるようだ。
・コンクリートの上の打ち水が、朝陽をまぶしく照り返す。その上を、二人で踏みしめる。
・こっちに手を伸ばす。苦しいらしくほとんど聞き取れない。途切れ途切れに、言葉らしいものが口の端に浮かぶ。急いで両膝をつき、耳を近づける。
・怒り、悲しみ、絶望。頭の中が沸騰してなにも考えられなかった。
・一時に十歳も年をとったように思える。喜びよりも悲しみの方が、人間の精神に年齢を刻む。
・ーの光芒だけが、激しく目を射る。
・こう前置きしてから御手洗は、長く、そして驚くべき物語を語り始めた。このときの自分には、無論到底承服のできない話であった。
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≪御手洗の挨拶・ダンス≫
・表で始終、雨のしぶく音がしている
・冬の陽がすっかり落ちきる前のわずかな残り陽が、寒々とさしている。
・明かりを絞られた照明の下、静かにバイオリンの調べが流れ、蝋燭の明りが、私たちのナイフを持つ手許を柔らかく照らしていた。
・光る砂を撒いたように東京の夜景が広がっていた。少年は小さく歓声をあげ、早足になった。
・形容が難しい風変わりな魅力を、僕は彼から絶えず感じた。
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≪暗闇坂の人喰いの木≫ 一部グロ描写あり
・見上げた辺りには、だんだん強くなり始める風に、葉を大海の大波のようにうねらせる、大楠の枝々があった。
・まるで地獄の血の池を這いずり回りながら呻き声をあげているような人間の声が、沢山聞こえるということだ。
・まるで、嫌な色をしたボロ雑巾のようだった。あちこちの肉がザクロの実のように弾け、そこから赤黒い肉とすっかり黒ずんだ血が噴き出し、糸を引くような感じで垂れ下がっていた。頭部は全く原型を留めていない。顔の辺りは特に、表も裏も解らない。
・たっぷり一分ばかり、私はここに佇んだのだが、思えばこれは象徴的なことだった。この木が、これからの陰惨な事件の主役を演ずるのである。
・殺伐とした気配を感じるせいか、あるいは単に奇怪な死人が出た場所だという先入観に毒されたせいなのか。
・謎の本質は永久に解けることのない謎として、時空の迷宮に閉じ込められる。それによって、歴史という巨大な木の、ささやかな年輪の皺の一つとして刻まれるのさ。
・筆者の知性が随所に鏤(ちりば)められたエッセイ
・夕陽は見えないが、西方の空の裾がわずかに茜色に染まっている。
・池に月影が映じる。
・人混みに分け入り、先へ抜けようと思うようなとき、彼は話しかけることもせず、さも当然の面持ちで、手にもったステッキの先を人の体の間に押し込み、こじ開けるように動かして道を作る。
・まだ断定はできないが、その可能性は他を圧している。
・そう考えるのは用心しすぎだとは言えないだろうな。今私たちは歴史の展開を知っているから少々奇妙に思えるだけで、当時の人々からすれば至極当然の発想だと言える。
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≪水晶のピラミッド≫ 一部グロ描写あり
・このいわば母なる土地を血で染め、己の利益のために奪い取ろうとする。この行為は自分たちだけが歴史の主役だといううぬぼれが言わせるのです。
・見上げると、両側から石が、上へ行くほどに少しずつせりだしていって、上空ではとても狭くなるのです。ここは巨大な石の裂け目のような、大変不思議な場所です。
・堂々たる体躯、半白のひげを鼻下と、頬から顎にかけて生やし、ゆったりとした動作と話し方は、周囲の者に対し、威厳と自信を発散させた。
・自分の都合で神の意志を自在に捻じ曲げるのだ。どんな卑怯な行いをしようと、自分の足元からだけは、紙は決して逃げていかぬとうぬぼれている。はらわたの腐った奴らだ。目にものを見せてくれる。
・足元で白く砕ける波を、レースつきの白布のように従え、岩の孤島の上にそれは屹立していた。
・視線をゆっくりと降ろし戻しながら、背後の石積みの塔をみようとした時だった。
・この花崗岩は、表面をきちんと研磨処理したもので、ワックスのような透明な液体が薄く塗られている。鏡のようにつるつると光っていた。
・ここはかつて古代の都市だったのだが、彼方の方角から大量の砂がやって来て、この都市を埋めてしまった。そして、都市は廃墟となった。砂をすべて取り除けば、雄大な古代都市の遺跡が、姿を現すに違いない。
・不思議なことに、その直感は当たっているぞという気分が私を襲い、容易に去らなくなった。耳許で、何者かが、その通りだ、その通りだ、と囁くのだ。
・御手洗はゆっくりと彼女を見た。その目には軽蔑しきった光があった。「金で釣ろうっていう腹積もりかい?」
・数千年も神秘の帳に包まれていたこの場所も、ついにその姿が白日のもとに晒された。
・御主人たちは女奴隷を買ってくると、だいたい“手ごめ”にしていたのですよ。
・私たちは奴隷を使って自分が楽をしようとする誘惑から逃れたのです。
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≪|眩暈《めまい》≫ 一部グロ描写あり
・彼は屈託のない、しかも物慣れた調子で私に訊いてきた。
・こぶのような薄茶色の隆起が顔にいくつも出ていた。鼻孔を二つともすっかり塞いでしまっている。
・顔中が赤黒く変色してしまっていて、腫瘍化を通り越して潰瘍化しているのだ。隆起は鼻を変形させ、唇まで押し開け、口の中からも赤い泡のような物が噴き出している。顔面の半分が固まる途中の溶岩のように真っ赤で、乾いたところは黄色い。片目はも、すっかり潰れている。正視に堪えない眺めだ。
・太陽が消滅し、世界が終わると民が怯えた事件は、過去に何度も起きています。ある民は鐘や太鼓を打ち鳴らし、踊り回って天に祈りを捧げ、またある民は、巫女の首をはねた。まあ、太陽の消失というのは今で言うと「日蝕」のことなんだけどね。
・君のような病魔は野に放つに限る。いずれまた、僕の退屈を救ってくれるだろうからね。
・次の瞬間からは、もう何も記憶がなかった。大きな音を聞いた気もする。すぐそばで、大声で語り合ったり、怒鳴ったりするのを聞いたような記憶もある。救急車のサイレンの音も、微かに記憶がある――が、これらは考えてみれば、事故を起こした人間なら誰でも想像がつく情景だから、昏睡状態にあったぼくが、自分の身に降り掛かった非現実を、あたかも体験したことのように想像してしまったのかもしれない。(一部改変あり)
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≪アトポス≫ 一部グロ描写あり
・「乗馬鞭を」衛兵から鞭を受け取るが早いか、渾身の勢いを込めて、――の裸の尻に打ち下ろした。恐ろしい悲鳴が、迎賓室中に響き渡った。悲鳴の余韻が消えぬうちに、二打目を振り下ろした。鞭が風を切る恐ろしい音。そして肉を打つ鈍い響き、それから激しい悲鳴と喚くような泣き声が続いた。折檻は長く続けられ、――の臀部の皮膚は裂け、血が滲み出た。しかし、――は手加減せず、その血をさらに打ち据えて、飛沫にして飛ばした。
・あまりのことに――は、悲鳴さえ喉の奥深くに引っ込んだ。彼女の声は喉元に絡み付き、夫を呼ぶ言葉も出ず、酸素を求めて喘ぐように、パクパクと口が徒(いたずら)に開閉するばかりだった。
・心臓はほどなくある人物の白い華奢な手のひらに載って、持ち主の身体から離れた。人物の喘ぎ声がひときわ高くなった。心臓は小刻みに震えている。それは、人物の手が震えているせいだった。喘ぎ声は、もう一刻も待てないという人物の激情を示しているらしかった。
・切れ目から黒い血が覗き、盛り上がり、あふれる。
・中国南部に上陸したその流毒(阿片)は.そのためみるみる国土を覆い尽くし.ピクリとも動かぬ程に、眠り込んだ。
・――の裏表のような地区で、治安が劣悪で、薄汚れ、垢抜けず、まるで毒煙に霞む廃墟だった。
・黴臭い路地の壁に寄りかかる彼女たちに、客は立ったままで挑み、そそくさと欲を処理した。
・厚い深紅のカーテンが下がっていた。支配人がこれをはぐりあげ、四人を中に入れた。
・砂漠には強い風が吹く。無闇やたらと肌を晒せば、まるで炎の余韻のようにさえ感じられる乾いた熱風を味わえるだろう。
・ローマは長期政権による権勢をふるって度しがたく傲慢となり、不必要に多くの多民族を抑圧し、その後虐殺した。
・ここの向こう側には、二艘の船がもやわれた死海の渚があった(もやう=停泊)
・夜を根こそぎ揺さぶりたてるような、あの奇怪な音。
・血管が疼き、両手でさっとこめかみを押さえた。頭痛が始まりそうな予兆を感じ取ったからだ。まずい、このままでは頭痛がくる。ああ、窓を開けたい。開けて、外の空気を吸いたい、そう願った。
ベッドから降りて、爪先から室内履きを差し入れた。
・時折泣いたり笑ったり不可解な情動音が電話口から絶えず聞こえてくる。
・吸血鬼やら殺人淫楽症やら麻薬常習犯やら……下らないね! 君は万人に解りやすい、手垢のついたストーリーに飛び付いているだけなのさ。
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≪龍臥邸事件(上・下)≫ 一部グロ描写あり
・部屋の上部には欄間――天井と襖との境目――が設けられており、竜の透かし彫りの入った板が真一文字に填まっている。樹の稜線を生かした意匠にしてある。
・老人は元気のない声で言った。その声や表情は、私の目からは悲しげに見えた。戸惑いや悲しみ、そしてやり場のない怒り、そういう感情が混合された結果、彼はすっかり虚脱状態となっているように見受けられる。
・彼女に大人しく抱かれていて、時折むずがって足をばたつかせた。
・あらゆる憎悪と狂気、因縁が、あの目に凝縮して描き込まれていた。あの絵は、おそらく村人を片っ端から血祭りにあげたあの伝説の夜を描いているのだろう。人鬼の、額の鉢巻きと剣はともに暗褐色で染まっていた。激しい恐怖のなかで死んでいった者たちから跳んだ血飛沫で鮮血に染まり、それからすぐ後に組織片が付着していくそのさまをリアルなタッチで描ききったようだった。
・声は、相変わらず不可解だ。はあはあと喘ぐように聞こえるときもあれば、すすり泣くような細い声が、長く長く尾を引くようなこともある。さらには短い悲鳴が断続的に叫ばれることもあった。
――亡霊の類いだろうか。いや、それにしてはあまりにも人間的すぎる。誰かが危険を感じて叫んでいるわけでもない。ただ、感情の赴くままに長く長く、そしてある時は甲高く叫ぶように、ある時は低く唸るように、いつまでも意味のなく、丁度動物が親に甘える時のような声を立て続けているのだ。
・この手の事件が単純でなかったためしがない。仮に複雑に見えているとしたら、大抵は単純なストーリーが、複数絡み合っているためなんだよ。
・腹に開いた穴からゆっくりと、腸管がせり出した。
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≪御手洗のメロディ≫
・ここの海は陽に炙られた潮と木の匂いがする。風にこの匂いが混じっている。あの海は違う。あれはもっと湿っていて、冷たくて必ず石の匂いがするんだ。茶色の岩場を始終波が洗っている。
・他人の痛みを自分の痛みのように変換して、呼吸さえ苦しくなる。その悲しみと苦痛とで相手と自分との位置を推し量るような、そういった関係になっていたのだ。
・「ビリー、これはゲームだと言っただろう? 否定されてない以上、このように話すことは許される」
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≪ロシア幽霊軍艦事件≫
・――は、両手を胸の辺りで組んでソファーに浅く掛け、両足を行儀悪くテーブルに投げ出していた。
・私はこんな意匠の暖炉を見たことがなかった。火が入る下の部分には緑のタイル、その上の煙突を兼ねているのであろう装飾壁の部分には青のタイルが張られていて…
・
「――はそこで殺されたことになっている」
「なっている?」
「ふん。歴史とは多数の合意による嘘八百。いまとなっては解らずじまいさ」
「じゃあ、これが本物だって言いたいのかい?」
「そうは言ってないさ。判断材料は多分に不足している。簡単には決めない方がいい」
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≪最後のディナー≫
・この店の中は天井が高く、高い窓にはステンドグラスが填まっていて、その横に狭い、テラス席に似た中二階が造ってある。
・火山灰で日夜村は濃霧のような有り様で、一寸先が見えない。地面は灰で真っ白で土も見えない。
・大量の灰で家が押し潰されていました。ご存じだとは思いますが、火山灰は細かいガラス性の粒子です。肺をやられて病気になるもの、目が潰れるものなど、この天災で犠牲者が続出したんですが、最もの被害は農地だったわけです。
・草木は愚か、実ることすら許されなかったがために、ねずみも鳥も姿を消したと。あるのは真っ白な景色と、動かぬ屍だけが漫然と広がっていたらしいんです。
・気分が一時晴れるのだが、麻薬のように、あとで揺り戻しが来る。
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--- 8.高木彬光 ---
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≪呪縛の家≫
・微笑よりかすかな動きが彼の唇に現れ、跡かたなく過ぎ去る。
・警部の問いに女は黙る。だが、途端に赤く染まった頬は、巫女という仕事を忘れ、ただの女に返ったようだ。ここでは明らかにできないある言葉を、沈黙という雄弁さをもって伝えてきたのだ。
・一度勢いを得始め、上げ潮に乗ったときにはもう、止めようがありません。
・嘲るような一言を唇から洩らしたまま、この巫女は濃艶とした口元に妖しい微笑みを浮かべた。
諸君は謎が解けましたか。
何、分からないって? 困りますねえ。そんなにカンが悪くっちゃ。それではここで最後のヒントを与えましょう。ここまで書いて分からないようじゃ、頭がどうかしています。
・「ぼくは今までこの犯人を生まれ変わった悪魔の殺人、正義の余韻に酔ったこの上ない極悪人だと思っていた。だがやはり、上には上がいる。
ああして法廷まで出張ってきて、引きずり出されて演説している人間をほくそ笑み来たんだ。それに比べてあんな人間なんて極悪人じゃない。人に罪を犯させて、その代償を捧げさせてくれる人間をとことん利用し、自分は生ずる利益を総取りする……そういう残酷な考えをまるで楽しむかのように見守る者が本当の極悪人なんだ」
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≪呪縛の家≫
・諸君は謎が解けましたか。
何、分からないって? 困りますねえ。そんなにカンが悪くっちゃ。それではここで最後のヒントを与えましょう。ここまで書いて分からないようじゃ、頭がどうかしています。
≪人形はなぜ殺される?≫
・だが、彼自身も「――」という言葉が喉の奥から出ていながら、辛うじて声帯にこびりついてどうしても唇を離れなかった。
・上流階級の人間は、家柄とか格式とか、そういう下らないものばかり重んじて、自分等の仲間同士で結婚するのです。その結果どうなるか? 当然考えられるのは生物学的な意味で生命力の低下ですよね。
・魔王の夜宴≪サバト≫
ファウスト第一部、ワルプルギスの夜の場面に絢爛と描き出された悪魔の集い――魔法使いが一人残らず箒にのって駆けつける――暗い夜空を流星のごとく、信者たちは何か眼に見えぬ力に掴まれて煙突から外に運び出され、熊手や蛙や牡山羊の背に乗せられて会場へ向かうのです。魔法使いたちは悪魔の膏薬を体に塗りつけ、爬虫類の歯、蟇(かえる)の皮膚、死刑囚の内臓、赤ん坊の脳味噌、梟の糞、牡山羊の胆汁、その他ありとあらゆる奇々怪々なものを並べた祭壇にぬかずき、呪い、悪魔の6誡を実行する…
・ 「悪魔の6誡」
淫猥な踊り 不潔な餐宴 悪魔的な同性愛 復讐 犠牲の殺害 神への冒涜
・ 狂わしいほど調子の激しい恭介の言葉に巻き込まれないと、心のなかで必死に努力を続けながら、ずるずると底抜けで魅惑的な泥沼へ引き込まれていくような気がした。
・ 途端に素早く、電波のような視線を交わすと、~
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--- 9.筒井康隆 ---
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≪ロートレック荘殺人事件≫
・厚紙に描かれた、ベッドの上で絡み合う二人の女。頭の方から描かれているため、隠れている下半身の有り様を想像させられた。見ようによってはいくらでも淫蕩な妄想が可能である。
・まるで見物料を支払っているのだから人間扱いしなくてもいいとでも思っているような目で、俺の体躯をみた。
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--- 10.早坂吝 ---
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≪○○○○○○○○殺人事件≫
俺たちは知り合って三日目とは思えないほど密着し、唇と舌を貪り合った。らいちは素早くしゃがみ込んでフェラチオを始めた。
左手で自分の股間を触りながら、右手を俺の肛門に伸ばしてくる。そこは初めてだったので精神的な抵抗はあったが、実際のものはスムーズに俺の中に入ってきた。人差し指と中指だ。その二本が内側から俺を愛撫する。前後からの快感に耐え切れず、あっという間に口の中に射精した。
慌ててティッシュを取りに行こうとすると、らいちは喉を鳴らして飲み下し、泣き笑いの顔で言った。
「滅茶苦茶にして。全部忘れさせて」
---
≪誰も僕を裁けない≫
1
「しゃぶってくれ」
藍川さんは、やさぐれた口調でいった。
私は跪き、一日の戦いを終えたチンポを口でねぎらった。藍川さんは私の頭を掴み、喉の奥に射精した。そのまま小便も出される。すごい量だ。私に飲ませるためにずっと我慢していたのかと思うと笑える。私はマルセル・デュシャンの『泉』のことを考えた。
私は娼婦だ。一晩五万円。馴染みのお客様はこうやってマンションに招くこともある。
2
突然僕のペニスを掴んだ。そのまま引き寄せられ、僕は彼女に覆い被さる形で布団の上に倒れ込んだ。
その後のことは詳しく描写する必要はないだろう。概略を言えば、犯されたのは僕の方だった。彼女は荒波のように激しく、僕も最初のうちは抵抗しようとしていたのだが、すぐに力尽きて身を任せるしかなかった。やがて僕は快楽の浜辺に導かれた。
かと思えば、またすぐ逆巻く海中に引きずり込まれた。それらは寄せては返す波のごとく交互に繰り返し、僕の岩礁を削り取った。
「男ってバカよね」
彼女が僕の顔面に跨がり、ペニスを咥えている、いわゆる69の最中での発言だった。意識が自分の下半身に吸い寄せられていた僕は思わず聞き返した。「今何て?」
「『男ってバカよね』っていったの。こっちはいつでも噛み切れるし握り潰せるのに、呆れた面で無防備にしゃぶられちゃって」
そう言うと、彼女は竿に歯を立て、袋を握りしめた。僕の悲鳴とともに迸る肉汁のような精液が彼女の口内に放たれた。
僕が放心していると、顔の上で埼が言った。 「何かおしっこしたくなってきちゃったなあ」 「えっと、じゃあトイレに行きますか」
僕は提案した。ところが彼女は邪悪な笑みを浮かべた。
「何言ってるのよ、ここに便器があるじゃない」
「え?」
まさか…………。
「私だって不味い精液飲んであげたんだから。ほら、口開けて」
彼女はしなやかな指で僕の鼻をつまむと、酸素を求めて開いた僕の口に放尿した。
僕は息をしようと、塩辛く温かい液体を必死に飲み下した。それが流れ込んだかのように、僕のペニスは再び膨張し始めた。
やがて雨がやんだ。彼女は全身をぶるっと震わせると、今が我が世の春という表情で言った。
「ありがとう、スッキリしたわ。お返しにあなたのおしっこも飲んであげるけど」
僕はひとしきりむせてから言った。
「……いえ、結構です」
「そう? したくなったら、いつでも言ってね」
そこで彼女は僕の勃起に気付き、それを指で弾いた。
「何よこれ、バッキバキじゃない。おしっこ飲まされて興奮したの、ねえ」
「いや、これは」
「変態」
彼女は馬乗りになってペニスを挿入すると、僕の両腕を押さえ付けて力強く腰を振り始めた。
天井のシミを数えている間に終わるよ――経験豊富な男が処女に言う古い定型句だ。何となくそれを思い出した僕は、蹂躙されている間、ぼんやりと天井のシミを数えていた。
・何カ所か窓が開いていた。だがそこから犯人が出入りした可能性は低い。窓の外には鉤縄を引っかけられるベランダや、よじ登れる雨樋などもないからだ。 ほぼ間違いなく内部犯だろう。
私は持っていた携帯で現場の写真を撮った。
---
--- 11.東野圭吾 ---
---
≪探偵ガリレオ≫
・彼らにしてみれば、娘を失うのは二度目だったのかもしれない。一度目は彼女の心を。そして今回、すべてを失った。
・――の背中が細かく震えた。口許を覆った指の隙間から嗚咽が漏れた。
・黒い瞳に好奇の色を浮かべ、顔を寄せた。
長文☆
「検証することもなく、ただ自分の考えや感覚と合わないからというだけの理由で人の意見を却下するのは、向上心のない怠け者のやることだ」
「怠け者?」
「そう、怠け者。人の意見に耳を傾け、自分のやり方や考え方が正しいのかどうかを常にチェックし続けるのは、肉体的にも精神的にも負担が大きい。それに比べて、他人の意見に耳を貸さず、自分の考えだけに固執していうのは楽だ。そして楽なことを求めるのは怠け者、違いますか?」
・「――は素人の僕の意見を尊重する。女性の、しかも後輩刑事の声にも耳を傾ける。あなたには、彼と同じことはできないのかな?」
・羽虫が飛び回るような音が脳内で響き始めた。
☆長文
「それにだ」彼は鋭い目になって薫のほうを指差してきた。
「相手の対応が期待通りにならないたびに、女だからなのかとぼやくようなら、今の仕事はさっさとやめた方がいい」
――は奥歯を噛み締めた。悔しいが、物理学者のいう通りだった。あらゆるハンディは覚悟の上で、この仕事を選んだはずなのだ。
・――は了承の言葉をいいながら、そんなことは絶対にするものかと心に決めていた。役に立つ男は、刃物や火薬と同じだ。扱い方を間違えるとこちらの身が危うくなる。
・たまたま身体が空いていたので、その日に来てもらった。
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--- 12.辻村深月---
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≪冷たい校舎の時は止まる≫
・また目があった。昭彦はその目に浮かんでいる物言いたげな色に気がついたが、それからふいっと目を逸らした。自転車のペダルに足をかける。そうして、――に背を向けた。
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--- 13.外国作品など ---
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≪良い感じの言葉(長いです)≫
・善良の民をあざける人よ、いつまであざけりを楽しむのか。愚かな人よ、いつまで己を偽り、騙し、乗っ取り続け、そして人を呪い殺すように憎むのか。 私の戒めを受け入れなさい。そうすれば、私の言葉は力を注ぎだし、導かせ知らせよう。
……と、私がそう何度も呼び掛けたのに、彼らはそっぽを向き、拒み続けた。手を差し出しても、誰も注意を払おうともしなかった。一体誰のお陰でこのような生活ができたのか、一体誰のお陰でここまでなに不自由なく生き永らえてきたのだろうか。私の問いは賽を投げられるようにして空を飛び世界を廻った。しかし、彼らは私の存在を否定し,無視した。
だから同じように私も彼らの災難を笑おう。彼らが最も恐れていたことが起きる時,私は嘲笑をくれてやろう。 嵐のような災難が暴風のように荒れ狂う時。苦難と困難が降り掛かる時。その時、彼らは私を呼び、ようやく嘆願するが、私は答えない。私を必死に捜すが、見つけられない。 知識を嫌い,神を畏れようともせず、ただただ不快にさせたからだ。
彼らは私の助言を退け,驕傲さを全く改めなかったので、当然の報いを受け、塵のように死に絶える。死骸が地を埋め尽くし、やがて死の花を咲かせた怪物にしゃぶり尽くされ搾り取られる。自らの運命を悟った愚かな人々は身勝手なので勝手に死ぬことになり,愚かに滅びるのである。
一方で、私の言うことを聞く人は、背中に羽根が生え、大海を飛び、安住の地を踏みしめる。来るべき時に訪れる災いを恐れることも動揺することもない。
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≪神が憎むもの≫
・傲慢な目・嘘をつく舌
・無実なる人の血を流す手
・邪悪なことを企む心
・急いで悪に走る足
・嘘ばかり言う不正直な証人
・兄弟の間に口論を引き起こす者
---
≪アクロイド殺し≫
※外国作品のため翻訳者が上手くない
・幸いなことにとある友人との長い付き合いのお陰で、無表情な顔で当たりさわりのない受け答えが出来てしまう。そういう修練を今まで何回やって来たことか。
・
「実は、あの事件の真相を知っているのです」
「あなたがどうやって知ったのです?」
「自分の妻に聞いた…死ぬ前に」
「いつです?」
「たった昨日だ!!」
「昨日?!」
「ああ、もう十年も昔のことのような気もするが……俺の記憶は確かだ」
輝かしい記憶が頭を混乱させているようだ。実際には十年前にはもう死んでいる。相手が先に続けるのを待って私は黙った。
・「私が自分の義務を怠っているだなんて、誰にも言わせませんわ」高慢なアクロイド夫人はこう言った。
・幸運なことに、言葉というのは上手に用いれば知られたくない醜悪な恥部を覆い隠してくれる。
---
≪死の接吻≫
・女性がラブレターに見入っている時のように、眼に見えないほど微かな笑みを唇に浮かべて。
・すべてがずり落ちてゆく。あらゆるものが浜辺に築いた砂の城に潮が押し寄せて溶けていくように崩れ去っていく。あらゆるものが、あの二つの大理石のような眼の中に彼を突き落とし、問い掛けられた質問が、鐘の内部にいるようにぐらぐら揺れて、鳴り響いていた。
・
「その手紙返してちょうだい! 返して!」数秒経って――ののんきな声が聞こえてきた。
「いいじゃないか。それに僕の好奇心は図々しい奴でね。ちょっと頭のいかれた従妹とか三文小説じみたお話にぶつかると、どうにも収まりがきかなくなるんだ」
・「いずれにしても、彼が三姉妹とも関係があったとなると、彼はすごく善良な性格で、三姉妹の誰か一人と結婚できればいいと思っていた青年だったというわけですよ。要するに誰でも良かったわけだ! まあ、とは言うものの、こいつはそう気違いじみてはいないと思いますね。目的はただひとつ。立身出世、つまり財産目当てだ。結婚や殺人は、目的に到達するための数ある手段に過ぎないと考える非情な男だけど頭はいいと思いますよ」
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--- 14.その他(ネット・自作を含む) ---
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ネット
・地の利はこちらにはないが、「知」の利はこちらの方が上だとでも思っているのだろう。たかが村一つ、簡単に蹂躙できるわと舐めてかかっているに違いない。
・身の安全のためにも軽挙は慎まねば。だが、だからといって侵略される様を間近で、しかも指を咥えて待っているわけにもいかない。さて、どうすべきか……。
・白いドレスが、たちまち赤く染まった。レースのカーテンから深紅の絨毯に変化してしまった。
・会場は人いきれでむっとこもっている。
・おそらくここが分水嶺だったのだろう。自身はどうであれ、傍目から見たら地獄へ通ずる道だというのに、彼は意気揚々と走り続けてしまったのだ。
・尖った岩の峰と花崗岩の山脈が、北アメリカの最北地帯を約1126kmにわたり横断しています。
・窓際の壁を背に、床に座った。
・パープルグレーのドレスを身に纏う彼女。夜空に浮かぶ星座のような刺繍が美しかった。
・皮が切られるような痛みが広がる。
・低張ながら、幾ばくかの感情を含んだ声で彼女を助勢する。
---
未来のオレへ
俺は絶対ビッグになる!
毎日電車に乗って下らない仕事してブサイクな嫁を妥協してもらい、猿みたいなガキを作り、家でも会社でもどやされるようなおっさんには死んでもならねえ。
見てろよ世間! 俺はビッグになる!
☆
昔のオレへ
なぁ、ビッグになるって具体的に何のことだ?
どのくらいの時間をかけて何をしてどんな風になることを指してたんだ?
自分は特別だから、時間経過で勝手になれるってか?
下らない仕事にブスの嫁、中出ししただけの糞ガキを守ることこそ怠惰に見合った幸せだったってのに。
ネットの名文引用
小説名文引用のネット匿名版です。
名言ではなく名文認定(個人的)なもの。
意外とするする読めるなっていう感じ。
私的利用の延長なので、詳細な引用先は忘れました。Twitter、5chがほとんどです。
1 洗い髪芯まで冷えて睨みつける女。鏡の世界。
2 恵体と言われてもいいだろう。スポーツ選手のように胸や腕は大きく発達していて、
3 まるで脳みそを搾られるような激しい頭痛に|苛《さいな》まれる。
4 この事は秘密でもなんでもない。それが見えないとしたら、思考停止しているか、相当ぼんやりしているに違いない。
5 質問の解像度をあげていくと、
6 うちも糖質のやつと話したことあるけど、言葉のサラダみたいになってて意味わからんかったわ。警察に監視されてるとか、ナンバープレートが誰かに改竄されたとか
7 そうめんに働く、厄介な物理法則が発動した。つゆが飛んだ。
8 「精神病者から見ると自分以外の存在は、人間でも、動物でも、風景でも、天地万象の一切合財がみんな影法師か、又は動く絵ぐらいにしか見えない場合がある」
9 こんな深刻不可思議な事件を、一寸した証拠や、概念的な推理で判断するのは絶対危険の大禁物である。
0 軒を連ねている。
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1 落ち葉をずしりと踏み締めると、朝の澄んだ空気に土の香りが溶け出す。
澄んだ空に染みるような朝の光が朝露を輝かせる。
2 私の胸の部分をドロッとした感情が撫でるのが解る。言い表しにくい、負の感情でもない、不安定な何か。
3 その女性は、年の頃は俺と同年代位に見えるが、年を経ても失われることのない類いの美しさを備えており、所謂〝技師〟が持つオーラを放っていた。
4 友人は一体どうしたのか。頭がよほど気の毒なのか、ピュアなだけなのか。
5 私はfじyhcfj。名前を放棄し、忘れられた存在。
6 まばゆい空を雲が泳いでいる。
7 一見なんの変哲もない風景を、芸術にして写しとれた若い絵師がいました。
8 あなたは年がら年中ずっと眉間に皺寄せていて、眉間に砂が詰まっていそうですね。
9 少しずつ心臓が小さくなっていってる感覚
0 夕焼けが煮詰まるまで遊んだ。
7 過敏になっている人は多くいるが、ネタをネタとして楽しむことができない人が多くいることにも、疑問の声が集まってしまっていた
8 小さな誤情報から大袈裟なデマに移り変わるまで、複数のバージョンがあった。人から人へと伝わるうちに少しずつ切り取られ、付け足されるなどして変化するところはウイルスそっくりだ。最終的に一般人のツイートだったものは、医者など医療関係者の助言だとシェアされ、拡散されていく。SNSを通じたデマの拡散性は、ウイルスの感染力より遥かに強力だろう。
このような感染症への誤った対処法の情報拡散のことを、インフォデミック(情報感染症)と呼ぶ。過度な情報があふれる中、正しい情報と誤った情報が入り混じって人々が必要な情報を選別するのが困難な状況のことを特に指す。
9 感染拡大や臨時休校などの対策が演出的でインパクトが強く、買い占めのきっかけを与えた可能性がある
0 障害者の遺族が(我が子を殺したあいつが)死刑にされて良かったって言ってるけど本当にそう思ってんのかね? 施設の費用ってバカにならんと思うし死んだ瞬間は悲しくても後々打算的な考えが巡るだろ。遺族年金と障害者年金が同時にもらえるんだから、うん百万は転がり込むんだ。毎月宝くじが当たってるようなもの。一生働かなくて済むと嫌でも気づくはず。
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1 ハールマンが同性愛に目覚めたのはその直後、25歳の時だった。彼は闇市で知り合った中年男に犯された。それからの彼はやぶれかぶれ。墜ちるところにまで墜ちて犯罪者の仲間入りをした。
2 根拠という大それた物は特になく、ただふと頭をよぎっただけにすぎないのですが――。
3 様々な策を巡らす老獪で食えない人物である
4 普通、知らない人間の名前を尋ねられると、その人はどういう人物なのか聞き返すはず。なのに、彼は知らないと言下に言い切っていることから、接触したことを隠してシラを切っていると確信したのです。
5 彼女の服は、元は上品なドレスだったのだろうが、ぼろぼろになるくらいに着倒した灰色の布切れになっていた。(着倒す=着古した)
6 力を持てば、人はそれを振るわずにはいられない。力を力で返しても、擦りあって新たな火種を生むだけ。
7 怒り、嘆き、悲しみが混ざりあって鉾となり、別の誰かを傷つける……繰り返され、連鎖する光景。一方で広場では子供たちが駆け回り、希望に色づく青い空を見上げる光景もありました。やり場のない怒りや悲しみを抱え、大空に思いを馳せるように。
8 GHQ焚書図書を見れば、日本の歴史も完全に書き換えられてることが判るだろう。日本人は骨の髄から人種差別や奴隷制を嫌悪し、白人を信用せず、鎖国に踏み切った。これが隠された事実だよ。
9 彼女はテレビでも流血淋漓の場面では眼をつぶってしまうくらいでしたから、事件現場に遭遇して、ほとんど腰を抜かさんばかりだったようです。
0 マナーが悪いとか、世間を騒がせたとか、不快な思いをさせたとか、化粧してないとか、サンダル履いてるとか、誰にも実害がないのに、『正義』を振りかざす人はネットでは増える一方の昨今。
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1 憶測からの個人批判を生むだけになっている。転載された動画や元々の視聴者ではない人間による批判や意図的なデマを参考にして報道しているメディア、まとめサイトも散見されます。これらは「公序良俗に反してでも目立ったもの勝ち、儲けたもの勝ち」な現在のYoutubeとネット社会を象徴しています。
2 一般人がプライベートを晒すことになるネット配信では特定やストーキングを避けるために年齢住所プロフィールを偽ることは極普通の文化です。
3 血しぶきが夜を濡らし、引き裂かれた肉の華が咲き乱れる
4 放流された稚魚が泳ぐように
5 規則を弾力的に運用していく方針だ
6 年輪を刻んだ足。
7 悪質投稿を悪びれない本人を擁護する側になびく群衆心理の恐ろしさ。私はネット社会に定着化した常識、例えば自分の名前や子供の顔写真、マンション名などの個人情報を、さも悪口を私語くようにしてネットに載せていたことに言いしれぬ恐怖を感じた。手に入れた情報を隠し持つこともなく、また強請ろうとすることもない。公然と垂れ流す行為が整然と行われ、犯罪を芽吹かせようとする種子の温床となっている。どっちに転ぶか、芽を出すまで判らない。
8 他人を怒っている最中、自分は正義の味方になれると思い込んでしまう。怪獣をやっつけるためならビルを壊して周りに迷惑をかけてもいいというように、正義の名の下だったら何をしてもいいのです。そもそも正義というもの自体が移ろいやすく、一概にどれが正しいと言って振りかざせるものではない。
各メディアでは、政治家の汚職や芸能人の不倫問題など、人の怒りをあおるような話題が大きく取り上げられる。これもまた、人々に「怒り癖」を植え付け、節穴にさせる要因である。
9 死してなお、生にしがみつこうとする人間。これは人間の傲慢さが生む思想そのものだ。そんなミイラを研究だと偽って墓を暴き、周知させる。これも傲慢さの象徴ではあるまいか?
0 欲に目がくらんだものたちを焚き付け、即席の斥候として戦地に向かわせたが、誰一人として戻ってこなかった。
---
1 現在であれば大問題である行動も当時の社会では特段珍しい事ではないというのは頭に入れておく必要があります。
2 男は女性の輪郭を至近距離でなぞり、何度も目配せをする。
3 『余命宣告』は特に若い医師に多いようです。だいたい短めに言って脅し、不安にさせ、救いの手を差し伸べる。心の余裕を患者に与えないために、あえて短めに言うんです。
4 ウサギ小屋とザリガニを足した臭いが充満している。
5 自分たちが気に入るものはOKだが、気にいらないものは毒だとか差別主義者だと言っても大丈夫だという価値観をフェミニストの人たちは持っているのではないか。中には“男女平等”ではなく、女性の権利を獲得するには男性が差別されても構わないというタイプのフェミニストもいる。それは単なる差別主義者だと僕は思う。そして、そういう差別主義者を攻撃せず、フェミニスト同士は仲良くしようと受け入れてしまう部分もあると思う。日本には“保守”と“ネトウヨ”がいるが、本当の保守は“あいつらはネトウヨで差別主義者だから保守じゃない”と攻撃する(フェミニスト)
6 SNSには、テレビで映し出されたものだけが「事実だ」と認識してしまう視聴者がいる。
7 会社からは気がついた日に社長と部長がきてくれて、社長が「お前が帰ってくるのを待ってるから、何かあったらすぐ対応してやる」と言ってくれた。
部長は相変わらずハゲが眩しかったのは覚えてるが、顎がしゃくれてるので何言ってたかは聞き取れなかった。
8 元々神は怒らせたら自然災害させるから人身御供とか何か肉付けしたりしてなんとか怒らせないように接してたんやぞ。あれ、これって完全に悪魔やんけ。
9 郷に入っては郷に従えというのは国際社会の常識です。
0 いつまでも過去に生きてるってのも悲惨な連中だけど、輪をかけて悲惨なのは連中が見てる過去がそもそも実在しないってことなんだよな。虚構の中で生きてるから現実の話をしようとすると全く話が通じなくなる。
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差別
1 日本人はお前らみたいに特定の人種にターゲットを絞って差別をしない。外国人はみな平等に差別する。日本人か日本人ではないか、犯罪者か犯罪者ではないかだ。
白人よ、お前らだけ日本人と同等に扱われると思うなよ。
黒人よ、日本では差別されないと思うなよ。
俺たちは日本人ではないから普通に差別するんだ。日本語喋らなかったら無視するぞ。俺達には何言ってるか解らないんだから。
少しでも嫌だと感じたら肌の色関係なしに母国に帰れ。我慢もできねえ器の小さい奴には、日本っていう平和な国にいたら居心地悪くてすぐに逃げ出すぜ。それが文化の違いってもんだろ。
2 復讐に駆られ、怒りを原動力にする人間は戦場で使い物にならない。視野狭窄。周りが冷静に見渡す事のできない今の君は欠陥品。欠陥の兵士は使えないんだよ。
3 まったく知らない人が心ない言葉で人を追い込む……加減がわからないから相手の未来を千切るまで中傷は終わらない。ネットの悪い風習だよ。
4 今夏には――が実効支配する島の奪取を想定した上陸演習を計画中との噂もある。すでにかの軍の膨張ぶりは自衛の範囲を超えている。やっていることは、力を背景に自らの都合の良いように既存の秩序を変えようとする行為に他ならない。このままでは、軍拡競争に陥るとの懸念が周辺国のなかに生じてしまう。
5 その女の顔は腐乱したようにただれ、髪は抜け落ち思い出すだけでも恐ろしい容貌だった。
6 ベソをかく私を見下ろす瞳は、まるで路傍の石を眺める通行人のソレだった。
7 自分の個人情報を私に握られたり法的に裁かれるのはここまで恐れるのに、加害することには躊躇いがない。
8 凄惨なシーンを含むアニメは「分別のつける大人」になってから視聴出来るようにすべき。
9 腹立った民衆の混乱に乗じて、放火・破壊・略奪する。
0 片手で握手して片手で殴りあっている状態。
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1 話し合う値打ちの無い相手と対話して……時間をムダにすれば、寝首をかかれることもある。
先手必勝だ。相手を駆逐するためには、先に一撃でしとめないといけない。それが「終止符」と呼ばれるものだ。
2 文学は歩く。文学の道を歩みながら、季節の変わり目ごとに一肌脱いで成長していくように、ぼくらは一歩ずつでも歩み出さねばならない。
3 僕は折り紙で作る輪かざりが好きだった。いろんな色を使って、長く長く作ると、きれいな虹みたいになるからだ。
4 昨夜降った雪が、路辺に打ち捨てられた発泡スチロールになっていた。
5 今度はイギリスの貴族だ。華やかな衣装をした女性の前に、着古した子供大人の集団が十人以上。女性の後ろから使用人と思われる人物がかごを持ってきて手渡すと、はとに餌をやるように、下々の民にパンくずを投げる。一回、二回、三回と、勿体ぶるようにわざとらしく遠くに投げる。女性は笑顔だ。
イカれてる。あの光景を目の当たりにすればどんな感情にさいなまれることだろう。だが、なんと言ってもこれが動画として、歴史的価値があると現代までに残存していることがおかしい。誰かが撮影したということだ。
6 「一度勝った程度で調子に乗るのはおやめなさいな。器が知れるというものですわ」
「ふむ。なるほど。確かに、一度負けただけでは格の違いがわからぬということもあるだろうな」
7 あたしは祈った。神に願い、それこそすべてを捧げたっ! だが、なにもかもを投げ打ったというのに、あたしの子供は助からなかった。なぜ、あの子は短命種で生まれてきた? なぜ、神とまで呼ばれた者が、命一つ救うことができない?
ただ人並みの寿命を生きることが、そんなにも大それた望みだったのか? あまつさえ、神父は言ったのだ。信仰が足りなかったのだと、祈りが乏しかったのだと。そんな、馬鹿な話があるものか!
8 あんたらの『可哀想』は難病持ちからすれば煽りでしかない。同情心が芽生えたなら、法改正に協力を。
9 戦争って土木や建設、工芸技術も多く扱われていたし、そういう人夫も沢山参加して、エンタメ小説や漫画よりもっとゴチャゴチャしてたんだよね。交差点に生首などの遺体を埋めて、人が行きかうことで踏み鳴らして二度と出てこないようにするという意味合いの信仰があったし。
0 エレベーターを降りると、そこはもう海の底だ。厚いガラス張りの展望室になっていて、窓の外を泳いでいく魚たちの夢のような美しさ……。いや、この話はよそう。いくら口で言っても無駄だ。海中公園のすばらしさは、行ってみたものじゃないとわからないよ。
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1 うちの庭って広いじゃない。木がいっぱい茂ってるじゃない。だからガラス戸を開けると……さわやかな風が緑の香りを乗せて吹き抜けていくんだよ。ゆっくりしてっていいよ。狭い家に帰りたくないだろう?
2 街の明かりが、矢のように窓の外へ過ぎ去っていく。星空の中を走っていくようだった。
3 鉄は打てば硬くなる。剣は振れば鋭くなる。
【用語】広告・工事の種類
広告・工事の種類をまとめたものです。
ネタの起点としてどうぞ。
広告の種類
・交通広告
バス停広告
ラッピングバス・電車(車内広告)
アドトラック 宣伝カー
デジタルサイネージ
タクシーサイネージ(小画面のやつ)
車内広告
・駅でよく見かけるタイプの広告
デジタルサイネージ 設置型サイネージ
映像パネル 柱巻き広告 フロア広告
ホームドア広告 広告モニター
・電車広告 車内広告
中吊り広告 ドアステッカー
ラッピング電車(アニメコラボ)
ポスター
・モバイル広告
ゲーム内広告
プロモーションビデオ
バナー広告
・屋外広告 看板
ビルボード(繁華街のビル屋上や壁面に設置された大型の看板)
ネオンサイン
手書きのポスターボード(街路に置かれた看板)
広告掲示板 色褪せた看板 電飾看板
設置型大型看板
・その他の広告
ノベルティティッシュ
小冊子
カタログ
三つ折りリーフレット
パンフレット
ポスティング
人間広告塔
広告を身に着けている人物。マラソンランナーのユニフォーム。
芸能人・芸人が観光大使として宣伝するなど。
・駅の広告
電車広告・車内広告
「○○」とロゴの入ったベンチ
自販機
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・工事
路盤工事 造成工事 土木工事 建築工事
道路拡幅工事 舗装工事 塗装工事 造園工事
解体工事 鉄道工事(保線)土地区画整理事業
線路高架化工事 地盤改良工事
基礎工事 水道引き込み工事 電気工事
仮囲いのされた工事中のビル
工事用フェンスを張り巡らされた土地区画
工事などでよく見かけるタイプの丸型照明
廃線レールを部材に使った構造
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・その他
マウスみたいな形の全自動芝刈り機が芝を刈っている
「呪われた創作者」への檄文
「呪われた創作者」とは、
遊びのためではなく、わりと小説上手くなりたいと思ってる人たちのことだと思います。700文字くらいです。もうやめようかな創作って思った時に読むといいかも。
創作というのは「呪い」です。
やればやるほど呪われ、他者・技術・表現で苦しみます。
もし今まで創作をする必要に迫られず生きていられたならば、それは幸運と言えるでしょう。
そんな創作に対し、普通の人なら「苦しむならやらなければいいのに」と思うものです。中には「無理しなくていいよ」なんて声をかけてくれる人もいるかもしれません。
でも、創作を「するしかなかった」人は思うでしょう。
そうじゃない、と。
このつらい世界で自分を生かし続けるためには呪われようが創作するしかなくて、これからも生きるために創作が必要なんだ、と。
だから創作という呪いを引き受けた人間にとっては、普通の人の言葉は「死ね」と同義です。きっと受け入れるのは難しいでしょう。
もしあなたも普通の人の言葉を受け入れられないとしたら、創作をすることで生かされている一人かもしれません。そういう人は「普通」に合わせてはいけません。心が折れそうになっても自分の創作をやめてはいけません。
創作をするほどに呪われて、「自分はなんでこうなんだろう」と苦しむ日もあるかもしれません。この世界の生きづらさに泣いてしまう日もあるかもしれません。
それでも手を止めないでください。あなたの手は心臓なのです。
創作でどれほど呪われようと、創作することで生かされている人間を救えるのは自分の作品だけです。呪われた創作者がこの世界で生き続けるために、まずは自分を救う創作に命を注いでください。
自分を十分に救えたら、次はその経験を活かして他人を救う創作をしてみてください。この生きづらい世界で誰かを生かすために。
2021年5月25日 13:57
「呪われた創作者」への|檄文《げきぶん》
他におすすめなのは、「公開する勇気」です。
ほかは有料記事扱いなので、ソナーズマガジンはほんと微妙です。
呪われた創作者への檄文 ソナーズマガジン note
https://note.com/novel/n/n691796919dd4
公開する勇気 ソナーズマガジン note
https://note.com/novel/n/n443530f792cd
名作から学ぶ! 場面の書き方
森博嗣『すべてがFになる』(講談社文庫 p100〜109)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062639248
からの抜粋です。
ところどころ空行追加と、人名にルビを振ってあります。
未読のかたはネタバレ注意!
一つの名作が消えます。
空行追加
空行追加
そのとき、異変が起こった。
「どうした!」|山根《やまね》が叫んだ。
「わ、わかるかよ」|水谷《みずたに》が息を切らして言う。
部屋の照明が暗くなったり明るくなったりしている。周期はちょうど心臓の鼓動くらいだった。それとともに、どこからともなく、ザーッという電子ノイズが聞こえてきた。
「おい! ドアが開くぞ!」野球の男が叫ぶ。
左手の部屋からもう一人、柔道選手のような頑強な大男が煙草をくわえたまま飛び出してきた。
正面の黄色のドアがゆっくりと上がった。全員がドアの中が見える角度に集まった。
|萌絵《もえ》は、|犀川《さいかわ》に近づいてきて、彼女の腕に軽く触れる。
照明は一定の周期で明滅を繰り返している。耳障りなノイズも止まない。
「デボラ!」山根はドアを見たまま言った。
「照明をチェック」
「異状は認識できます」天井から合成音声。しかし、照明の明滅は止まらない。
黄色のドアは全部上がった。
中には、さらにアルミ製のドアがあり、ガラスの窓が見える。
その中は真っ暗だった
「ドアを開けたのか?」
山根が振り向いてきいた。
「開けてませんよ、まだ……。何もしてません。勝手に開いたんです」
あとから出てきた柔道の男が、|躰《からだ》に似合わないか細い声で答えた。
「女史が中から開けたんじゃないですか?」
「それはできないはずだ」山根が首をふる。「あ!」水谷が叫んで、一歩後ろに下がった。
奥のアルミのドアがスライドして開いた。
「博士!」
山根が叫んだ。彼がドアに一番近かった。「|真賀田《まがた》博士! 山根です!」
暗闇の中で、何か白いものが動いた。
それは、ゆっくりと動いている。
回転している。
全員の目がドアの中の、暗闇の中の、白いものに釘付けになる。
犀川は、最初、マネキン人形だと思った。
奥のドアからさらに部屋の中に数メートルほど入ったところに、ウエディングドレスのようなボリュームのある白い洋服を着た人形が立っている。
「な、なんだ·····ありゃ」と水谷の声。
それは背を向けていた。長い髪に白い髪飾りが見えた。
それは、ゆっくりと回転して、こちらを向こうとしている。
誰も中に入っていけなかった。
照明はずっと、鼓動のように、息をついている。
島田が短い悲鳴を上げて床に跪いた。
人形は、確かにウエディングドレスを着ている。そして、今、こちらを向いて停まった。「博士!」
山根がひきつった声を上げて、一歩前に出る。萌絵は、両手を口に当て、犀川の後ろに下がった。
それは、人形ではない。
しかし、ゆっくりと、こちらに進んでくる。
それは、人形ではなかった。
「ひっ!」誰かが息を詰まらせる音。
「予期しないエラーです」
デボラの声が部屋中に響いた。
人形はこちらに向かってくる。
ドアのところにいた山根は後ろに飛び退いた。彼は、水谷の腹にぶつかり、二人は脚がもつれて尻餅をつく。
「わぁ!」野球帽の男も後ろに下がった。
|島田《しまだ》は、四つん這いになって逃げる。
犀川と萌絵も後退した。彼らは、壁を背にして、その異様な光景を見ていた。
だんだんと明るい場所に出てきて、人形の顔が見えた。
その顔は、この世のものとは思えない形相だった。
それは、人形ではない。
生きている人間でもない。
ウエディングドレスだけが、純白だった。
「予期しないエラーです」デボラの抑揚のない声がする。
萌絵の両手が、犀川の右腕を握り締めていた。
≪第三章≫
島田文子は、部屋の隅で悲鳴を上げ、気を失った。部屋にいた男たちも、凍りついたように動けない。山根幸宏と水谷|主税《ちから》は、床に尻餅をついたままだったし、野球帽の長身の男と、柔道の大男も役に立たなかった。犀川と萌絵は、壁を背にして、かろうじて立っていた。
純白の花嫁は、ついに彼らのいる部屋に出てきた。
照明の鼓動が、花嫁の表情をますます不気味に見せた。
目は落ち込んでいたが、貝殻のように白い。
肌は白粉が塗られているが、今にも剥がれ落ちそうだ。
頬はこけ、開いたままの口から白い歯が見える。
口紅は血のように真っ赤で、そこだけが濡れているようだった。
花嫁は、ゆっくりと向きを変えた。
そして、黒いドアの方向へ進んでいく。
「死んでいるのよ!」
突然、萌絵が震える声で叫んだ。「ワゴンにのっているんだわ!」
不思議なことに、なるほど、と犀川は思った。しばらく思考が停止していたのだ。しかし、それ以上の考えは浮かばない。
「誰か、止めて!」
萌絵がまた泣き叫ぶように言った。
「ロボットにのっているのよ!」
観察だけは冷静だったが、萌絵は、犀川を盾にして、その怪物とは反対に移動している。
廊下へ通じる黒いドアが開いた。
花嫁はそこから部屋を出ていった。
ザーッというノイズとともに、全員の息づかいが聞こえた。誰も動こうとしない。
急に部屋の照明は、薄暗いままで呼吸を止めた。一瞬時間が止まったような感じだった。
恐ろしい花嫁姿は見えなくなった。
萌絵は、犀川の肩に顔を寄せた。
「おい! 彼女の言うとおりだ」山根が立ち上がって言った。
「あれを、止めるんだ」
すぐ、全員が開いたままのドアの方へ走った。犀川と萌絵もそちらに駆け寄る。
今度は廊下の照明が明滅を繰り返している。直線の通路の奥は、闇に吸い込まれていた。花嫁の後ろ姿が、ドアから数メートルのところに見え、トンネルのような廊下の中央を真っ直ぐに奥へ進んでいる。このまま、闇の中に消えていくのでは、と思えたが、彼女の移動にともなって、照明の明滅も奥へ向かっている。
「デボラ!」山根が叫んだ。
「認識しました」天井から電子音声が聞こえた。明るい声がまったく場違いだった。
「デボラ!すべてのP1を止めろ!」
「予期しないエラーです」電子音声がすぐ答えた。
「そのコマンドは現在実行できません」
「リセットしろ!」大声で言った。
「通常のリセットは現在実行できません」デボラが冷静に答える。
「エマージェンシィ・リセットしますか?」
「リセット!」山根が叫んだ。
「認識しました」デボラが言った。
「全システムをリセットします。一分間、すべての機能は停止します。よろしいですか?」
「OK!」山根が答える。
廊下で照明の鼓動が止まった。
花嫁も停止した。
ホワイトノイズは止まない。生き物が死んだような平坦な音。
部屋の隅に倒れている島田文子を残して、六名全員が恐る恐る廊下に出た。
ウエディングドレスの怪物は、ドアから十数メートルくらいのところで止まっている。
犀川と萌絵も近づいたが、それでも、三メートルほど手前で立ち止まった。それ以上近づきたくなかった。急に、何かが腐ったような異臭がした。
「おーい」男の声がする。暗い通路を誰かがこちらに走ってくるのが見えた。
「どうしたんだ!廊下中、真っ暗だぞ!停電か?」
「弓永先生!」山根が走っていく。花嫁の横を注意深く通り過ぎ、反対側からやってきた男を出迎えた。
明るいところまで駆けてきた男は、白衣を着た背の高い中年だった。口を蓄え、ロマンスグレイの髪が目についた。山根が言っていた主治医とは、彼のことであろう、と犀川は思った。
弓永医師は、廊下の真ん中に立っている花嫁人形を凝視して、歩くのをやめた。
「これは……、いったい……、どうしたんだ?」
水谷は、ハンカチを口に当てながら、人形に近づいて観察している。野球帽の男と、柔道の男もそれに近づいた。
「真賀田四季博士ですか?」犀川は、彼らより数メートル離れたところから質問したが、誰も返事をしない。
「そうです、先生。間違いないわ。真賀田博士は……、自殺されたのね」
萌絵が犀川の背中で言った。
「ドレスを着て、自殺して、ロボットにプログラムしたんだわ……」
医師は、決心したように花嫁人形に近づいた。彼は、手を伸ばして、死体を調べ始めた。それから、ドレスの膨らんだスカートの中を覗き込み、こちらを見て言った。
「P1にのせられているのか……」
他の男たちも、跪いてウエディングドレスの裾を持ち上げ、スカートの中を見た。犀川の位置から見ると、それは実に異様な光景であった。
「アングルに固定されている」弓永が死体の背中に触れながら言った。
「亡くなって何日も経っているな……どうしてこんなことに……」
「死んでる……、なんてことだ」
山根が独り言のように呟いた。
「真賀田女史が死んだ?」
「どうする?」
水谷が腹を揺すりながら山根にきいた。
「えらいことになったな……、自殺とは」
そのとき、急に通路の証明が明るくなった。同時に、ずっと耳についていたノイズも消えた。
自然とドアが開き、そこから何かが出てくる。
不気味な移動、人知れず歩く、純白の花嫁。
それはバージンロードを歩くかのように、堂々と……。そして停止するまでを、わずか3500文字で書いている。
3500文字でここまで書けるのか? と、読んでて感動した文章。
三人称視点なのにスピーディな展開の仕方。これはヤバい。鳥肌しか立たない。
僕なりの小説の書き方
僕の小説の学び方などを書いてみました。
全部独学です。検索には載せてません。
質問
Q 短編は書けるのに、シリーズ(長編)になるといつもエタっちゃう。どうして?
A 多くの場合、この四つの理由です。
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① 見切り発車は絶対エタる
見切り発車は絶対にエタります。
考えなしで文章書いてる俺カッコイイ、すらすら書けて天才!って思うでしょ? それ続くの、最初の二~三話、長く続いて五話ぐらいです。
ということで、見切り発車するくらいなら短編書きましょう。エタるのはもう解ってるはずなんで、その威勢よく書いたプロローグを短編にしてすっぱり諦めるのです!
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② 事前にざっくりとした結末を決める
書いてる途中に結末が浮かぶというのはあり得ないことです。確かに世の中には結構な天才がいて、
「いや、おれっちは書いてる途中にいい感じのアイデアが浮かんで、風が吹けば桶屋が儲かる的に繋げられるよ」みたいな人がいますが(もちろんエタッてないことは前提)、あれは経験値が違います。
学生時代からばんばん長い文章を書きなれてるので、こうしてこうすればこういう場面って書けるよねっていうのが自然とわかるのです。
最終的に悪役と戦わせたい!
みたいに相当ざっくりしててもいいので、とりあえず最終局面を事前に書いておきます。それからそれまでのすじを書いていきます。これが基本です。
慣れていくとすじを書いていった先がそのまま最終局面に……、という風に思いつくようになります。
このすじのことをプロットといいます。
最初のうちは、がちがちのプロットは必要ありません。
「こうしてこうして、最終的にこうしたい!」でOK。
これは決意表明に近いです。これを勝手に路線変更するとヤバいです。絶対エタります。
書きながらの検討は慎重に。事前に考えた結末にどうつながるか検討して盛り込むかどうかを決めます。
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③ 連載式はだいたいエタってる
なろうとか見てると、毎日投稿は当たり前ですみたいな感じで投稿してますが、あいつらはニートだと思ってください。
もしくは「全部書き上げてから投稿してる人」「少なくとも十万文字は書いていて、ストックがある人」です。
あと、連載式だと読んでる人が来ないとモチベが低下してエタる確率がかなり高くなります。
だから、なろうの8割ぐらいはだいたいエタってます。書籍化の打診が来てる人でさえ途中でエタってます。そんなもんです。
僕はとりあえず書ききってから考えればいいか、的な気持ちでやってます。
ただ、この方法やってる奴かなり少ないし、いばらの道よ。書いてる途中、反応全くこないからね。完結した後投稿すると良質な感想が来るんだけど。
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④ 単に経験値が足りない
単純に長い作品を書くということに慣れていないだけだと思います。今は短編をひたすら書く期間です。
以下「小説の書き方を教えて」にて書きます。
---
Q 小説の書き方を教えて
A ひと言で言ってくれますね。いやです。
と一息でいったら終了ですが、ある程度段階を踏んだら意外と自由に書けます。
・たくさん読書する
・とりあえず書く
・技術を身につける
・とりあえず書く
・ひたすら書く 推敲する
・いい文章があったらメモっとく
・ひたすら書く&文章メモるを繰り返す
↓
↓
↓
・短編くらいなら書けるようになる
となります。
見た感じ段階はいっぱいありますが、大半は「つべこべ言わずに書け!」です。短編がさくさく書ければ、次は中編、そして長編が書けるようになっていきます。
こんな感じです。
---
・たくさん読書する
まずこれです。すべてにおいてこれです。
まず「文章とはどういったものなのか」を知らないと書けません。
最初のうちは、マンガ・動画はNGです。マンガは、会話文の書き方(あと物語の流れ)くらいなら参考になるのですが、それ以外はまったくといっていいほど身につきません。自由に文章が書けるようになると、マンガ・動画からインプットできるようになるのですが、最初のうちは不可能です。
要するに、本買ってきてはよ読めやと言いたい。
---
・とりあえず書く
10冊ほどの小説を読み終わると、文章が書けます。
なんとなくでかまいませんから、とりあえず目の前のものについて書いてみましょう。
・あなたはどういったところにいるか (場面描写)
・何を見て、何を感じているか (心情描写)
・何が置いてあるのか (物体の説明)
この辺りが地の文担当です。
登場人物は自分一人で充分です。専門用語で「一人称」と呼ばれます。
「一人称」だと場面描写・心情描写・説明、全部地の文で書けます。
「一人称」って何という方は、主語が「私・僕・俺」になる奴だと思ってください。だいたい〇〇を見て、こう思ったとか書ければ今のところはOK。
無理に会話文とか挟まなくていいです。「あれ? 私は?」みたいなダサい会話文(ひとり言)は要りません。
そういう(長くないの)も地の文でそのまま書くことができます。
この時点ではうまい下手などどうでもいいのです。もう書くことがない、気持ちよく書けたら自分をほめましょう。
「読んで書く」。
これでもう、あなたは立派な初級者です。
※ここで「長編とかよゆー」と長編に挑戦すると確実にエタるのでやめとくこと。今は短編をいっぱい書く期間です。
---
・技術を身につける
ここから文章を書く上で、やはり「基本的な文章の書き方」、「小説の書き方」は調べないで進めると痛い目にあいそうな気がします。
しかし、「小説の書き方」で調べると専門用語のオンパレードが出てきます。
人称、視点、地の文、会話文、描写、比喩表現…まだあります。
推敲、視点移動、叙述、説明、布石、伏線、字下げ、段落、体言止め、擬人化…まだまだあります。
メタファー、プロット、世界観構築、テーマ、展開の進め方、場面の描き方、物語の謎…etc.
これ以上はネットで調べればあきれるほどありますから、それ見てください。
でも上に出した技術はだいたい長編を書くための技術なので、初級者にはクソどうでもいいものたちです。
要するに地の文だけの文章だと読者はつまらなく感じるので、いかに面白い作品を書く方法は何かを語ってます。
遊び心を入れる、ネタ(伏線)を入れる、文章を読みやすくする、といったことを、専門用語を使って長々と語ってます。
まだ初級者ですから、長編とかまだ先の話です。
とりあえず短編を書けること、文章を書けること。これが当面の目標です。
だから理解とかは割とどうでもいい。「へー、こんなのがあるんだねー」みたいな感じで読み物としてみて下さい。
全部理解するのに三年はかかります。それだと長すぎるので、途中で飽きるでしょ。
読むの飽きた or「二割」くらい分かったら、次のステップに進んでください。
※人称と視点移動は知っとくといいかも。なんとなくで構いません。
---
・それを踏まえてもう一度書いてみる
「小説の書き方」の指南書なんていくらでもあるため、全部守るとか無理です。
所詮あれらは「絵に描いた餅」なので、多少破っても問題ありません。覚えてる奴、印象的だった奴だけやればいいでしょう。
少しステップアップして、「動かない物体」から「動物」など動きがあるものや、「自宅」から「電車・バス」など時間経過のある場面を書いてみてください。
動物や電車だとほいほい動いて自然と時間経過が発生し、場所もずれます。
上に書いたものをもう一回書きますね。
・あなたはどういったところにいるか (場面描写)
・何を見て、何を感じているか (心情描写)
・何が置いてあるのか (物体の説明)
この辺りが地の文担当です。
場所がずれたら地の文で場面描写を書いて、
・私は今どこにいるか?
・何を見ているか?
・どこが変化したか?
…を中心に描いてみてください。
一人だけの地の文が書けるようになったら、次は登場人物を二人に増やしてみます。もちろん同じように「一人称」で。
二人になると会話文が書けるので、地の文主体ではなく「会話文」でラリーしてみてください。主人公のひとり言(心の声)は、今まで通り地の文で結構。
登場人物のうち一人は「私」なので、意外と苦ではありません。
もっと行けるぜ!の人は、もうワンランク上!
登場人物二人に、猫などの「動くもの」も追加してみてください。
私、相手、絵。
…なんの絵を見ているか?
私、相手、猫。
…猫種は何で、どんな性格か?
私、相手、電車。
…どの駅に降りて何をするか?
…の部分が難しいって思ったら、最初のうちは「私、相手、猫」で構いません。
とりあえず、小説はこの三要素をうまく動かすことが基本だと思ってください。
---
・ひたすら書く |推敲《すいこう》する
この辺りから「読者を意識する」といった部分が出てきます。
推敲という奴です。書き終わった文章は、二・三日時間を置いてからもう一度読み直してください。勘違いしてほしくないのは、誤字脱字を直すこと=推敲ではありません。
なんか読みづらい、違和感があるところは直してください。それが推敲と呼ばれるものです。
技術云々はいったん置いといて、とりあえず書く・推敲するを繰り返してみましょう。
そうすると、いわゆるオリジナリティ…「自分の作風」が分かってきます。
あとはひたすら書くのみです。時々読書も忘れずに。
---
・いい文章があったらメモっとく
読書してたりネット閲覧してると、いい文章という奴が分かってきます。
そういうのは、一度読んだだけでは記憶から抜け落ちてしまいます。スマホのメモ機能などで抜き出して、保存しておきましょう。そして、時折ちらちらとみて、いい文章ですなー(?)と眺めるといいです。眺めてから小説を書くとなんかいい感じになります。
この辺りになると、読みやすい文章とは何かが分かる時が来ます。これは人によって違います。
僕の場合、読みやすい文章とはですが……
①短文
②比喩表現がうまい
③描写が簡潔
「~のように」を使わない比喩(隠喩)はいい文章なので、メモっとくといいです。
※ 逆に「読みづらい文章とは、①長文②地の文が続く③説明」です。
②の地の文が続くですが、展開・物語が進まない、とも言い換えができます。
「読むのだる…」って思うことです(多分)。
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・ひたすら書く&いい文章メモるを繰り返す
この辺りはそのままです。要はインプットとアウトプットです。
ひたすら書いて(アウトプット)、
読書していい文章をメモる(インプット)。
これを交互にやる。
ここをどれだけやるかがカギなので、大体半年~1年くらい続けてください。
「途中、休止期間があったら0に戻る」という気持ちでやってみると成長率が半端ないかと思います。
この辺りで「一人称視点」から「三人称視点」にチャレンジしてみてください。
視点が主観から客観に移動して、主人公の心情描写ができない代わりに情緒的な叙述ができるのが「三人称視点」です。
「三人称視点」が書けると、登場人物をどんどこ増やしても回せます。基本的に「一人称」はせいぜいひと場面に3人くらいしか動かせません。「私、相手、猫」の三要素です。
それ以上動かして「読みやすい文章」となるとプロ級が必要で、僕たちは素直に「三人称」で書いた方が分かりやすくて楽に書けます。
※ここで「三人称視点」を勧めるのは「神視点」と呼ばれる書き方を知ってもらうためです。
「神視点とは?」も、ネットのいたるところで「素人が手を出すとどうしてダメか」を語ってますから、その辺も調べとくといいかも。
---
・短編くらいなら書けるようになる
この辺りインプット&アウトプットを続けていくと、
「短編」が自在に作れるようになります。これで晴れて脱初級者となります。中級者です。
中級者の皆さんがここから上(中編・長編を書く、面白い作品の作り方など)を目指す場合は、相当ディープなものになります。
例を挙げると「地の文と会話文の比率はどの程度がいいか」とかです…。
もう一回執筆技術のサイトに戻ってみると、見方が変わっていると思います。
あとはそれもインプットに加えて、ひたすら作品を書く&読書するという道が開けます。
そこから先は人によるですが。
一つに「長編を一つ完結させる」が多いようです。
長編が書けるやつが一つ短編を書くと異様に面白いのです。
さて、それはどうしてだと思いますか?
あとがき
結局、ネットに載ってる創作論って全然役に立たない。自分なりの作風見つけるまでの間の足かせだと思った方がいい!
~音、~声、~が言ったをなるべく使わない
唸り声、叫び声、獣の声、銃声、うめき声、大声をあげる。
などの~声。
足音、物音、重低音、破裂音、大きな音、かすかな音
などの~音
など、声・音関係はよく使われるものですが、使いやすいからといって使い過ぎると文章に異変が起き、なんか違和感がある。音の描写方法と、その書き分け方について。読書してたら気づいた。
ついでに「~が言った」対策も。
--- 「~音」の回避方法 ---
・動詞を使う
例:ざくざくと、硬い雪の踏みつける音が響く。
→ 残り雪を踏みつけながら歩く。
例:歩みを進めれば進めるほど、階段のきしみ音がギコギコと鳴った。
→ 暗い階段は、一段ずつ異なる音色を立てる。
こうすると、「~音」を使わなくとも音を描写しながら書き進めることができる。
---
--- 「~が言った」対策 ---
「佐藤です」
佐藤がいった
「潮です」
潮がいった。
上の例のように、
|「」《かぎかっこ》の後ろには、地の文で「誰が言った」かを書くことになるのだが、そのバリエーションの話。
---
・「~が言った」のバリエーションを増やす
言った 呟いた 囁いた 声をあげた 語った
述べた 陳述した 高らかにいった 独りごちた
答える
など
でも、こういうのは所詮小手先のテクニックに過ぎない。
応用が利かず、正直微妙。
---
・省略する
「佐藤です」
「潮です」
二人は自己紹介をした。
場面に登場する人数が少なければこれでいい。
ただし、発言者が明確であるとき。
問題は大人数のとき。
---
・登場人物の行動・仕草の後に「」を続ける。
例:
「もしかして外部の人間の仕業なのかも」
彼女の言を聞き、佐藤が腕組みをした。
「よそからやってきた人間か。どういう目的だろう」
このように書けば、佐藤は腕組みしながら「よそから~」と呟いたことが分かる。
この書き方をさらに応用したのが次。
---
・(一人称に多い)相手のセリフのみ地の文で書く
「あ、昆虫採集がお好きなのですか?」
「あれ、どうしてわかりました?」
「楽しそうなお顔をされましたから」
「そうかなあ……、わりとポーカ・フェイスで通っているんですけどね」
「私、対ポーカ・フェイスの戦歴があるんです」
彼女が上目遣いで小さな口を結ぶ「コレクションですか?」
「いえ、とてもそんな……。でも、虫は好きですよ。クワガタの系列が特に」
「別荘にいても面白くなかったのですね?」
彼女は可笑しそうに私を眺める。本当に心を読まれているような気がした。
(森博嗣『今はもうない』p46より抜粋)
このように、
① 場面中に二人のみ
② そのうち一人は自分(私)
なら、「~は言った」は書かなくても読者は判る。
さらに男女の会話なので、口調の違いも付けてやると分かりやすくなる。
というか、そういう会話文を書けばいいんじゃね、とも思う。
統合失調症じみた小説の一部
どこから持ってきたか分からない、と思いたくなるような。まるごとパクリたいほどに読みやすい。
これが統合失調症患者の作ったような「虚像のイカれた文章」。虚構の世界。
僕はお腹で虫を飼っています。こいつは僕の負の感情を喰って育っていく。
虫が育つたびに、僕は快感を得ます。そろそろ育ちきるんじゃないでしょうか。
そうなったら僕自身も喰われるかもしれません。でも僕はそれを望んでる。
喰われると言ってもそんな派手なことにはならないはずです。ただ「やれ。」と命令されるだけ。
その日は近い。
☆
僕の中の虫が「やれ。」と命令してきました。ヤツはもう完全に僕を喰ってしまったようです。
僕は準備を整え、明日に備えました。明日から世界が変わります。待ちに待ったお仕置きタイムです。
今までのイジメを思い出すと、震えるほど楽しくなってきます。準備は万端です。
士気を高めに早紀に会いに行きました。まだ寝たきり状態ですが心の中では応援してくれてるでしょう。いよいよです。
☆☆
数日間の調査の結果、三木は相当な権力者であることが判明した。
アナウンサーまで買収するなんて普通の人間に出来る事じゃない。
ニュースを見るたびにアナウンサーは僕の目を見て喋る。三木に僕を見るように命令されてるんだ。喋る内容も僕に関することばかりだ。ハイジャックの犯人が実名報道に切り替わった。奴等はそのニュースを読むたびに「次はお前だ」って目で訴えてくる。
僕が甲子園を見ようとしたら三木に中止にされてしまったのには驚いた。テレビ局に電話して「三木の言いなりになるのは止めて下さい」と言ってやったけど相手にされなかった。
みんなおかしいよ。みんな三木に洗脳されてるのに気付かないのか?
マトモな人間は僕だけじゃないか。
いつの間にかテレビに水がかかってた。僕もびしょぬれになってた。なんで?
雨が降ってるんだと思って傘をさした。電球に当たって割れてしまった。ガラスの破片が傘に刺さった。傘をさしたまま、僕は途方に暮れた。何も考えたくなくなった。このまま今日が終わってしまえばいいのに。
☆
午後3時。いつもならリビングルームでテレビを見てる時間だ。
何も変わらない部屋だ。「すぐに始まる」僕は何が始まるのか分からなかった。
そして、始まった。僕のパソコンが突然起動した。僕は何も触れてない。勝手に電源が入った。
僕が見守る中、パソコンは生きてるようにCDドライブをオープンしたりした。画面ではポインタが動いてる。
ポインタは迷うことなくまっすぐマイコンピュータに移動した。クリック。マイコンピュータが開いた。僕は何もしてない。次々にフォルダが開かれていく。目的のものが最初から分かっているようだった。
まるでそこにもう一人の僕がいて操作してるみたいだった。しかしパソコンに触れている者は誰もいない。透明人間がいるみたいだ。それが正直な感想だった。フォルダは僕がいつも書いてる日記まで辿り着いた。
透明人間。その言葉をもう一度頭に浮かべた。そうだ。透明人間だ。三木も、透明人間だ。
日記のファイルが開かれる寸前、僕はコンセントを抜いた。モジュラージャックも抜いた。
……『本物の』、ハッキングだ。三木は僕のパソコンに侵入して日記を読んでいたんだ。
だから僕の行動は筒抜けだったんだ。
☆
家に帰ると、私はもう一つとってある記事を机から引っ張り出しました。
二人には見せなかったものです。
訂正記事。荒木さん焼死の記事に対するお詫びが書いてあります。
「一命を取り留めたにも関わらず、死者として報道したことを……」
再び机にしまいました。
☆
「それからお前、知ってたか?ホンモノの荒木が家に戻ってたの」
それはつまり
「そう。お前が燃やしたんだよ」
岩本先生がケケケと笑いました。私は笑えませんでした。
携帯を片手に引き出しを開けました。荒木さん生存の訂正記事。
私が書いた訂正記事。私の希望。私の願望。
脆くも崩れ去りました。
絶望の世界
(電波系サイトのため閲覧注意。腐蝕編と虚像編は名作に近い扱い)
http://aaaaaa.ojiji.net/
【用語】飛行機・航空機・機体・空港・搭乗・離着陸
四国旅行で飛行機使ったので。
適当にまとめました。
--- 飛行機関係の用語 ---
---
・飛行機種別
飛行機・航空機・旅客機・ジェット機
大型航空機・小型航空機
・航空機用語
就航 航路(航空路) 航行 空港整備 駐機場(エプロン) 誘導路
航空灯火 管制塔・管制システム 飛行場 対空通信
・航空機の機体各部位の名称
前輪 後輪 ナビゲーションライト
航空灯 位置灯 右翼 左翼 尾翼 両翼
ジェットエンジン 貨物室 燃焼室
コックピット 前方カメラ 後方カメラ
・機内用語
機内エンタメ(ビデオ・オーディオ・ゲーム)
機内食 機内モード
リクライニングシート
機内持ち込み
・ターミナル(空港)
国際線 国内線
旅客ターミナル
国内線ターミナル 国際線ターミナル
空港ラウンジ
到着ロビー
時刻表
・空港車両
ベルトローダー(手荷物搭載車)
ハイリフトローダー(コンテナ搭載車)
電源車
---
空港関係の仕事
・航空機にかかわる仕事
パイロット 機長・副機長
客室乗務員(キャビンアテンダント・CA)
チーフパーサー ケータリングスタッフ
航空整備士
航空管制官
・空港で利用者をサポートする仕事
税関職員 出入国審査官
検疫 空港警備
---
・フライト情報
搭乗口 搭乗日 行き先 便名 種別
座席(窓側・通路側)
座席種別
ビジネスクラス
エコノミークラス
プレミアムクラス
照会番号 出発時刻 到着時刻
搭乗順(Group1~5)
出発地・到着地
・搭乗手続き関係
搭乗手続き 自動チェックイン機
手荷物を預ける 自動手荷物預け機
航空券・搭乗券・モバイル搭乗券
遅延 定刻通りの出発
搭乗案内の紙(搭乗証明書)
搭乗口付近のベンチ
・保安検査場
かご(トレー) X線
ゲート
金属探知機 アラームが鳴る
保安検査証
---
離着陸時
滑走路 滑走順 滑走路空き待ち
降着装置
前輪を持ち上げ離陸
後輪から接地し着陸
ランディングギア
タラップ
その他空港関連の用語
空席照会 国内ツアー予約
JAL ANA
タービュランス(乱気流)の影響により機体の揺れが生じる
浮遊感 Gがかかる
空港路線(短距離路線・長距離路線)
マイレージポイント
【語句図鑑】しろ〇ん
どう見てもこれは語句のメモなのだが。
このメモのタイトルは「しろ〇ん」になっている。どうしてか、それはその時の僕に聞いてくれ。
たぶん毎回このメモを開くモチベのために設定したのだろう。「語句図鑑」だと僕が開こうとは思わないじゃないか。
そう、大嫌いなものに大好きなものを付ける。ニックネームのようなものなのさ。
ルビをつけ終えたら公開するつもりが、いつまでたってもやらないので、一応公開しておく系。
一万文字あるよ。
【語句】
≪論理≫
・クリティカル シンキング
→暗黙の了解・思考の癖・思い込み・偏見・発言者が大事にしている価値観を認識し、発言者の前提を疑ってそれにとらわれず客観的に考えること。
御大
三跪九叩頭(さんききゅうこうとう)の礼
巌頭之感(がんとうのかん)
→華厳の滝の巌頭にある遺書
狡兎(こうと)
残響
しじま(静寂) 詳述 非の打ち所がない
曹操孟徳(モウトク)
喧々囂々(けんけんごうごう)
砂の壁ハブーブ
唾棄(だき)したくなるような事案
堅忍不抜(けんにんふばつ)
斜視(しゃし)気味
|明眸皓歯《れいぼうこうし》
→ 美しい容姿 美女
空咳をする
裏付けが取れる
一罰百戒
放歌高吟する(声をあげて歌う)
天井を振り仰いだ
判読できる部分
ぬめつけた(睨め付ける)→ねめつける
喉が喜ぶ
口をつぐんだ
微動だにしなかった
思考が空転した
くぎ供儀
憤激(ふんげき)をこらえる
水掛け論
燎原之火(りょうげんのひ)
懸想(けそう)していた男
輾転反側(てんてんはんそく) 鉄砲水
安逸(あんいつ)をむさぼる
揶揄→からかう
無言劇を演じている
沽券(こけん)に関わる=プライドに関わる
沽券が下がる=人の値打ちが下がる
奸計(かんけい)を巡らした犯人
消炭(けしずみ)色
金脈を掘り当てる 金になりそうな予感
換言すると 言い換えると
鞘当てをする 些細な喧嘩
正鵠(せいこく)を射る推理を開陳(かいちん)する
南国感のある棕櫚(しゅろ)の植込み
仙境に入りかかっているような面立ち
→仙人が住むような俗界を離れた
寿(ことほ)ぐ=お祝いの言葉を言う
猜疑心
油紙に火がついたように喋りだす
義憤に駆られる 悪罵(あくば)をされる
安穏(あんのん)として暮らす
次善の策を選ぶ セカンドチョイス
癪(しゃく)に障る 双眸(そうぼう) 両眼
超法規的手段を敢行する
不注意を難詰(なんきつ)する
夜気(やき) 夜の気配 夜の冷たい空気
深窓(しんそう)の令嬢
→身分が高く、大切の育てられた人
木の下闇(このしたやみ)
→木が茂って、その下が暗いこと
推測の域を出ない
問題解決に難渋している
→物事の処理 進行が難しくすらすら行かない
素寒貧=金がない すかんぴん
不穏当な言葉
→不適当で差障りのある
≪女王国の城≫
断簡零墨(だんかんれいぼく)
→ちょっとした書き物 文書の断片
喜捨(きしゃ)された土地
→進んで寺社 僧や貧者に金品を寄付する
蕩尽(とうじん)を楽しむ 金を使い果たす
雪隠(せっちん)詰め
→相手を逃げられない状況にまで追込む
かなりの懸隔(けんかく)がある
→かけ離れている
知悉(ちしつ)している
人手が払底(ふってい)している
→すっかりなくなること
捨て鉢な気になりかける
→望みを失い自棄(やけ)になる
通底している 基本的な所で共通性を持つ
独りごちた 独り言を言う
刺激的な言挙(ことあ)げだな。
→言葉に出して言い立てる
偽作術策(ぎさじゅっさく)
→相手を貶(おとし)めるための策略
何年もかけて憎しみを蒸溜し続けた
虚勢を張る
→実力がないのに上辺だけの威勢を示す
おべんちゃらを言う
→相手を喜ばせるだけの口先だけの言葉
遮二無二(しゃにむに)
→他のことを考えないで、がむしゃらに
汚いアパートに逼塞(ひっそく)し、
→落ちぶれて、みじめな境遇になること
旧弊な考え(の人に言われた)
→古いしきたりの弊害 人に使うと頑固
決然たる語調
→思い切った、覚悟を決めた。
~と比べると長足の進歩 を遂げている
→短期間で大幅な進歩を遂げること
世間と 没交渉 の生活を始める
→交渉がない、無関係
未熟の憾(うら)みがある=残念ながら未熟
弥縫(びほう)策
→その場しのぎの策
寸鉄人(ひと)を刺すという毒を含ませて
→急所をつく例え
けれん
→誤魔化しはったり、奇抜な演出。
霏霏(ひひ)として秋雨が降る夜のこと
→絶えまなく降るさま
各自の証言を鳥瞰(ちょうかん)する
→=俯瞰 全体を大きく見渡すこと
彼の一挙手一投足に注目する=一挙一動
林の梢(こずえ)の合間
鎹(かすがい)
→コの字状の釘。つなぎ止めるやつ
すっかり霧消していた
憔悴しきった顔で出迎える=やつれる
抜けるように白い肌がチラッとのぞいた
悪(あ)しざまに言う→貶す
けんもほろろの態度でドアを閉めきってしまった。
→はねつけるように。取りつくしまもない
まことしやかに囁かれているらしい
疑義をただす
→疑問に思われること
心胆を寒からしめたこと
→心から恐れ戦かさせること
どこかへ逐電してしまおうか
→行方をくらます
陛下に言上(ごんじょう)する
目端が利く
→物事を素早く見抜く
垂涎(すいぜん)の的
→めっちゃほしい
分水嶺
→勝敗の分かれ目
慨嘆(がいたん)
→気が高ぶるほど嘆いて心配する
塵界を脱する 汚れた俗世間
塵埃(じんあい)
→チリとほこり。
我利我利亡者
→欲深く自分の利益を考えている人
歩哨(ほしょう)のように立っていた
→ある場所に武装して立ち、見張る兵
寸毫(すんごう)の悪意もない
→わずかしか ほんの少し
真面目な性格が災いして、つい根(こん)を詰めてしまった
→精神肉体的疲労に耐え、一つの物事を行う
稚戯(ちぎ)
穿った見方をする
→鋭い洞察力と探究心をもって、物事の本質を捉えようとする見方
身罷(みまか)る 死ぬこと
感に堪えた(or堪えない)ようにため息をついた。
→深く感動した様子で。
すえた臭い
→飲食が腐ったような酸っぱいにおい
肌に粟を生じる思い
→鳥肌が立つ
嫋々(じょうじょう)たる音色
→しなやか、音声が長く響いて絶えない
山中の地理に通暁(つうぎょう)している
→詳しい 知り抜いている|徹夜
如才ない受け答えだ。
→気がきいてぬかりない。愛想がよい。
世間に対して斜(しゃ)に構えている
→まともに対応しないでからかいの態度
蛇蝎(だかつ)のごとく嫌い
→すごく嫌い
耳を聾(ろう)する音に思わず耳をふさぐ
→聞こえなくする爆音
薄氷を踏む思いで~
→非常に危険な場面に臨む心境
微に入り細(さい)を穿って描写していく
→非常に事細かに
薄暮(はくぼ)の迫る街 薄暮の中
→日が暮れようとするころ。
鬱屈した気持ちを吐き出す
→心が塞ぎ込む、気分が晴れ晴れしない
へそ曲がりな男
→性格がひねくれていて素直でない人
薄明かりがさす空
→かすかにさす光
→日の出前、日没後の空が明るい様
蜜月(みつげつ)関係=親密な関係
叱責されて僕は鼻白んだ
→興ざめた顔をする 気後れした顔をする
聴衆を前に気後れする
→自信を失って怯む
今後の身の去就(きょしゅう)に迷う
→自分の身の処分、進退。
袖にする
→親しくしていた人を冷淡に扱う
空城の計
→自らの居城を空にして敵を入れ欺く計
油断を誘う。
惨憺経営
→色々なことに苦心して、心を悩まして計画して営むこと
溜飲(りゅういん)を下げる
満天下に知れ渡る
獅子身中(しんちゅう)の虫
→組織などの内部にいながら害をなすものや、恩を仇で返す者
独善に陥る
→自分だけが正しいと信じこんで行動する態度。独りよがり
過褒です、先生。
→褒めすぎるということ
ーとは完全に水をあけられてしまった。
→競争相手との間に差をつける
一枚の葉書に端を発す=物事が始まる
拙速な判断で実行に移す(拙速は実行に移さず)→よく考えずに早急に判断してしま
弱々しい楚々とした顔の箱入り娘
→清潔で美しい女性のさま
裾野を広げる→人口を増やす
かなぐり捨ててまで懇願する
→乱暴に投げ捨て
得々(とくとく)と語った=得意げに
ヒトラーを礼賛(らいさん)する本
→素晴らしい物として誉め称える
峻烈(しゅんれつ)な取り調べ・批判
→態度行為が厳しいこと
姉にしてみれば身びいきな見方をする。
今しも列車は出発するところだった
展望が望めない
ひとしきりしわぶきが続く=咳払い
捜査ははかばかしく進まない。
→順調に進む(必ずない用いて逆の意味)
語弊=少し正確さを欠く表現
口火を切る
→最初に物事を行いきっかけを作ること
険のある言葉→冷たくきつい印象がある
薄くけぶる霧=煙(けむ)る
嫣(えん)然と笑い=美人が艶やかに微笑む
研究資料がすべて散逸してしまった
→纏まっていた書物 文献が散りうせる。
つづら折りの山
感懐があった。
→あることに接して心に抱くこと
誅戮ちゅうりく
→罪あるものを殺すこと
慫慂しょうよう→勧める
磊落(らいらく)に笑った→度量が広い
拝跪(はいき)する→跪いて拝むこと
なんて阿漕(あこぎ)な商売だ
→図々しい 欲張り高過ぎ
神の視座→物事を見る立場。視点 観点
世界を震駭(しんがい)させたテロ事件
→恐れ驚いて震え上がること
人類の歴史は連綿と続く
→途絶えずに長く続く。
雑駁な印象だ
→統一しておらず雑然としていること
肘鉄を食らう→女が男を撥ね付ける
私から稟申(りんしん)したいくらい
玄妙な色彩→奥深くて微妙なこと
自分の動機(失敗)を糊塗(こと)する
→誤魔化す その場を取り繕う
勝敗の帰趨は明らかだ。
→行き着くところ。決着
私は美をひさいでいる
けれん→目眩まし 誤魔化し はったり
罹患(りかん)→病気にかかること
島と大陸は指呼(しこ)の間にある
→(呼べば来る程)短い距離
にべもなく答える→無愛想に
焚書(ふんしょ)
→書物を燃やすこと。通常は組織的で大規模な言論統制 検閲 禁書
極彩色→非常に濃く手の込んだ彩色 派手
彼の主張が正しいことは論を俟(ま)たない
→論じるまでもない 当然である
言い含めた→相手が納得するように言う
優しさを捨て慎ましやかさを捨て、復讐と膺懲(ようちょう)のために狂奔する化物のような人になろうとしている。
→征伐して懲らしめる。
気忙(ぜわ)しく荷物をまとめた。
→気持ちがせかれて、落ち着けない。
反目し合っていた
→仲が悪く睨みあうこと
孤閨(けい)の淋しさ 孤閨を守る=未亡人
→夫が不在の間妻が一人で寂しく寝る
風紀を紊(びん)乱する行為
→道徳秩序などが乱れる。乱す
交通の要衝→重要な地点
俗塵(じん)の魔王→俗世間の
勇躍→勇んで躍り上がる
流麗な筆記体→なだらかで麗しい
挙措に注目して→身のこなし 立ち振舞い
話の前後が撞(どう)着している
→前後が矛盾して辻褄があわない
背後に難題が伏在(ふくざい)している
→隠れて存在している。潜在
ここでは詳(つまび)らかにはしないが
耽溺→良くないことに夢中になってそれ以外出来ない
七色が陸離と染み出される
→入り乱れて美しい様 キラキラとまばゆく美しい様
目から鼻が抜けるような回答をする
→非常に利口で賢い。
彼は言下(げんか)に言った。
→言い終わった後 すぐ
管(くだ)を巻く
→不平不満 訳の解らない事を言う
驚くべき論旨の飛躍=短絡的だ
一顧の余地もなく
→ちらっと見るまでもなく
人を食ったような顔をして
→相手を小馬鹿にしたような顔
荼毘(だび)に付する→火葬
命脈を保つ→生命
縷々として語る
→詳しく語る
次から次へ縷々として続いた
→細く長く途切れることなく続く
のべつまくなしに愚痴を言う
→ひっきりなしに続くさま
狷介(けんかい)→片意地
諸事情を勘案して 総合的に勘案すると
→あれこれ考えて
崇敬→崇め敬うこと
ーをもって嚆矢(こうし)となった
→物事の始め
背後に気取られまいと慎重に歩いた。
話の腰を折る
→割って入る。
透徹した目で
白痴的
歪み(ひずみ・ゆがみ)
この本は筆耕したものだと思うんです。
→報酬を得て筆写をすること。
それなりに私を気鬱から救ってくれはしたが、
→気分がふさいでいて、晴れ晴れしないこと。
さっきから怖気が止まらない。
→おそろしさ
橋の袂(たもと)からなら辛うじて見えるか→陸上の道と橋の境界線。
小川の汀(みぎわ)に立って…
朝まだきに家を出て、
→早朝
彼らは弓矢を取り出し、矢をつがえた。
これより当騎士団は、王宮へ帰投する
闊達して喋る
みんなが触っているからか、顔の一部の塗装が剥げ落ちて金メッキが覗いている
あなたを表敬してここまで来たのです
→敬意を表す。
ええ、彼はご幼少の砌(みぎり)よりー
→高貴なものの、幼い頃を表す言葉。
粒度を細かくして
汗みずくになって
→必死に汗を流して
なしのつぶてにされるからね
信頼度は減殺されるでしょう。
悔悟の情があり情状酌量の余地あり。
→悔い悟ること
互いの勢力が伯仲しており、
→よく似ていて優劣のないこと。
社会の隠微な側面を知る。
→表面には現れにくい微妙なこと。隠されていて、かすかにしかうかがえないさま。
退屈しのぎに――を話の接穂にして無駄口をたたきあっているのだ。
遠雷の唸るような音に
→遠くの方でなる雷
そぼ降る雨の中、
→しとしと雨
零落した貴族の末裔
→落ちぶれた
稟質(ひんしつ)
→生まれつき持っている性質のこと
痘痕(あばた)
→天然痘が治った後のぼつぼつ。疱瘡の跡。えくぼのようになる。
交通の要衝
心象風景
→心のなかのみに存在する想像上、非現実な風景。
窓ガラスに射影していた
→物体に光を当てたときの影・像。
日和見感染
→健康体では感染症を起こさない病原体が原因で発症する感染症。
おこり(瘧)がついたように震え始めた。
→間欠的に発熱、悪寒が走り、震える。
危急
十把ひとからげに
事由
→物事の理由
酷薄げ
制限時間のなさに苦吟し、
一切の仮借を与えない
傲慢かつ野卑と呼ばれる
感情失禁
→感情の調節がうまくいかず過度に感情を表出してしまう情緒障害である。 情動失禁ともいう。 具体的には、些細な刺激で大喜びしたり激怒したり泣いたりするなど、感情が刺激とは不釣り合いに過度に出てしまう状態を指す
活況を呈する
→賑やかなようす
草創期
→物事の始まりの時期
渾然とする
→すべてが解け合って、区別のないさま
佇立(ちょりつ)瞑目
往古の――器具
→大昔の、往昔(おうせき)の
節を曲げてまでやったというのか。
→自分の信念を曲げること。
絶息するまでの何分間か
→息絶える
符節を合わせたようにぴったり収まった
→矛盾なく、ぴったりと合う。符号する
面罵
→相手の目の前で罵倒すること。
冥福を祈って回向(えこう)する
→死者の成仏を願って仏事供養する
愁嘆場を演じる
→芝居で登場人物が嘆き悲しむ所作のある場面。転じて実生活上の悲劇的な局面
雪渓
→雪や氷が夏でも残っている高山の谷
証憑(しょうひょう)
→根拠。事実を証明する拠り所となる。
落魄とした生活
→落ちぶれること。零落
讃仰して
御幣をかつぐ
→迷信からつまらぬことを気にする。 縁起を担ぐ。
無窮の宇宙に馳せると
→無限。永遠。極まりないこと
一日の長がある
→少し年上であること。 また経験や技量が相手より少し優れていること。
風雲急を告げる政界再編の動き
→今にも大きな変動が起きそうな、さしせまった情勢
専横な役人
→我儘で横暴な振舞い
危地にさらす
→危ないこと
自己概念
→自分はこのような人物像であるという思考思想概念
国粋思想を鼓吹(こすい)する。
→意見や思想を盛んに主張し、相手に吹きこむこと。
凄壮な殺気が溢れ、拳を握りしめた
→悲しく寂しい。
焦慮の色を浮かべて
→苛立ち焦ること。
精細にして委曲を尽く説明をした。
→ 説明などを詳しくして、細かいところまで行き届かせること。
揚棄(止揚とも)
→あるものをそのものとしては否定するが、契機として保存する。
霊気療法などあり得ないけど矛盾を指摘する手段として考え方は残すこと
雑考
→系統立っていない、さまざまの考察・考証。
倦(う)む→同じ状態が長く続いて、いやになる。あきる。
尻馬にのる。
考えを異(い)にする。
→別にする。違える。
詭計を弄してまで
→危うい計画
熱心さにほだされて
→絆される。束縛される。人情にひかれて行動が制限されること。
哀切に満ちた
→身に染み透って悲しいこと。
秋波を送る
→女性が色目を使うこと。
→自分の利益のため、相手の関心をひこうとする。
翻意を促す
返事を留保する。
未必の故意
→殺す気はなかったが、死んでもいいと見殺しにする。
虚仮の一念
開会劈頭(へきとう)から紛糾する
→まっさき
平然と孤立して、恬淡(てんたん)としているタイプ
→あっさりして名誉や利益に執着しない
白皙(はくせき)の美青年
→皮膚の色が白いこと。
大阪の外れで逼塞(ひっそく)している
→落ちぶれて、惨めな境遇になること。
閑寂としてる中で、
→ひっそりとする
不仲の隣人に嫌疑を誤導する
放念する。
→忘れてください
倦厭感
神と人の関係は羊飼いと羊に例えられます。特に宗教においてはこのような類推が多用され、
→類似の思考
さして広くもない肩をそびやかして遺憾の意を示す
→聳(そび)やかす。高くあげることで威勢の良い感じを出すこと。
妻の不行状についてぼやく
→素行がよくない、身持ちが悪いさま。
下馬評を覆して(予想に反して)
→第三者があれやこれやと行う批評・評判。世間の評判。
膂力(りょりょく)衆に勝る
→筋力のこと
現状を等閑視した結果の惨事だ
→物事を軽くみて、いいかげんに扱うこと。なおざり。
猪首で腕が太く、胸板が厚い。
咬合力(こうごうりょく)
→噛む力のこと。
含羞の笑みが浮かんだ。
茫洋としている
鉄面皮(てつめんぴ)
心神耗弱(しんしんこうじゃく)
→善悪を判断し、それに基づいて行動する能力がきわめて低下した状態。
戦乱で町が衰微する
→衰えて勢いが弱ること。
皮相で雑駁な
敷衍(ふえん)
愧死(きし)
→恥ずかしさのあまり死ぬこと
この声がまた低く響いて、荘重だった。
蝋纈染め(ろうけつ)の半袖シャツ
蹲踞(そんきょ)の姿勢で
谷底に放擲(ほうてき)しなかった理由
→投げ捨てること。放っておくこと
晨星落落(しんせいらくらく)
→仲の良い友人たちが次第にいなくなってしまうこと。
痛惜の思い
→ひどく悲しみ、惜しむこと
雨が沛然(はいぜん)と降りだした
→雨が一時激しく降ること。
にんきは夙に(つとに)高く
→早くから
拙連載 拙作 拙著
→自分の~をへりくだる。
ニュースバリュー
タレコミ
臨界点を越えると死にたくなる
峻別すべき
水煙
→煙のように細かく飛び散る水しぶき
盗癖(クレプトマニア)
→窃盗症、病的窃盗。精神障害の一つ
ご飯をよそう
本を上梓(じょうし)する
→出版する
襤褸(ぼろ)
→汚ならしい衣服。お洒落で使うことも
纐纈(こうけつ)
→絞り染めの類い
≪21.3.19≫
他人の喧嘩の側杖を食ってけがをする
→自分と関係のないことで思わず災難を受ける
安閑としてはいられない
→のんびり。特に危急のことが起こったのに、何もしないでいる様。
輻輳する
衣手(ころもで)の降る雪
→着物の袖。たもと。和歌に用いる。
嫡嗣(ちゃくし)
嫡男(ちゃくなん)
巧遅であるが拙速を尊ぶ
→巧みであるが遅いこと
→出来上がりが下手であるが速いこと
巧緻な文章
→きめ細かくうまい
鬱病患者にその薬は中毒性があると偽って怠薬させて殺す。
→服薬を怠ること患者が独断で服用しないこと。
以降全くやめることを断薬という。
友人から借金した金を返戻(ヘンレイ)する
→借りていたものを戻す。
首(こうべ)を巡らすと、そこには懐かしい風景が広がっていた。
→後ろを振り向く。昔を思い起こす。
口からアニリン臭がして、
→酒臭い息のこと。
死刑にしたってもうちょい詮議するやろ
→罪人の取り調べ・捜査
花篝(かがり) 心の奥を 紐解きぬ
→夜桜を観賞するために焚く篝火。
花筏(いかだ)
→筏のように流れる、水面に散った花びらの列。
嘲弄
→あざけって、バカにする
錫杖(しゃくじょう)
黒白(こくびゃく)を争う
→物事の是非・善悪・真偽などを決める。決着をつける。
権高(けんだか)に指図する
→気位が高く傲慢なこと
居抜き物件
→設備や什器、家具などがついたままで売買または賃貸借される。
主に飲食店や旅館、店舗、工場など
什器(じゅうき)備品
→食器や道具など。日常生活で用いられるもの全般。
読図
一献(いっこん)傾けたいものです
→さかずきをさすこと。
健啖ぶり
太平楽な人の食った顔をした
沈鬱とした顔
球電(球雷とも)
→大気中を帯電し発光する球体が浮遊する物理現象。
わだかまり
→「心につかえている重苦しい感情、不満や不信、偽りの感情」
モテないからといって当て付けで逮捕しないでください
→報復などを目的に、相手に嫌がらせをすること。
鼎(かなえ)の軽重を問う
→統治者を疑ってこれを滅ぼし、代わって天下を取ろうとすること。
転じてその人の実力を疑って、地位を覆し奪うこと。
波間(なみま)に漂う小舟
→波と波の間
喫驚(吃驚・きっきょう)すべき出来事
→意外な出来事で驚くこと。
EU政策はジュネーブ条約を骨抜きにし、
→物事の中心部分が失われ、空疎なものになり、肝心な中身がなくなること。
適当にあしらう
いぎたない(寝穢い)
→眠りこけていて、なかなか目を覚まさない。寝坊。
いじきたない(意地汚い)
→飲食物や金品に対する欲が強い。
おざなりな食事を済ませて
→行動はしているが、いい加減なこと
被災者をなおざりにしてきた結果だ
→何もしていないこと
底意(そこい)がよくわからない
→心の奥底にある考え
ユンボ
→黄色のショベルカー、油圧式のショベルの総称。
尾籠(びろう)の話で恐縮ですが、
→失礼な話。下世話な話。
摘示(てきし)する
→要点をかいつまんで示すこと。拾い上げ、暴き示すこと
後進の役に立つ
残置物(ざんちぶつ)
→居住していた人が退去の際に残した私物(家具、生活用品など)
重吹(しぶ)く
→ 雨まじりの風が吹きつけたり、激しい雨が吹き付けること。篠突く雨
富士の偉容を仰ぐ
→優れて立派な姿。堂々とした姿
審議会に付託する
→頼んで任せること
目的地の近在に入ったらしい。景色がー
→都内に近い場所。近くの町や村
崖線(がいせん)
→崖地の連なりのこと。
近代医学の濫觴(らんしょう)となった
→ことの始まり
援用する
→自分の主張のたすけとして、他の文献・事実・慣例などを引用すること。
お里が知れる。
→言葉や振る舞いによって、その人の育ちや学歴・素性が分かってしまうこと。人を非難するときに使う。
人を足蹴(あしげ)にする
→他人にひどいことをすること。
世間智
→世間一般に広められている知恵のこと
空涙で同情を誘う
海淵(かいえん)
→海溝の中でも深い場所
雨間(あまま)が少しもない日
→雨がやんでいる日。
刪修(さんしゅう)
→字句などを削って改めること、刪定。
この本粘葉装(でっちょうそう)だから。
→装丁の一種。特に和本。蝶が羽根をひろげたような形から胡蝶装とも
知識は心を涵養(かんよう)にしていく。
→自然に心にしみこむように、徐々に育てること
目を皿にして探す
→目を大きく見開くときの比喩
誹謗中傷の主な行動理由はやっかみです
→妬み、羨み。
箱が拉(ひしゃ)げる
→押し潰されて変形する。
嚢時(のうじ)の思い出が甦る
→先のころ。昔
時過(さだす)ぐ
→適した時機を失する
巨細(きょさい)漏らさず伝えて下さい。
→一部始終。
折敷(おしき)
→お椀や器の下に敷く四角い板のトレイ
.丸形 半月型もあり。
お盆
→運ぶための器。
お膳
→脚のついた折敷。
どうかご海容ください
採録が躊躇われるほど凄惨な内容
→記録などを集めて、文書やテープに収めること。週刊誌に用いられる。
泥濘(でいねい・ぬかるみ)
→泥が深いところ
堅硬
我執にとらわれる
風浪が乱れて
諾(うべな)う
→同意する。肯う、とも書く。
慊焉(けんえん)
→物足りない。もの足りる
邀撃(ようげき)
→迎えうつこと。迎撃。
枳棘(ききょく)
→心にトゲがある悪人
街衢(がいく)
→町並み
粃糠(ひこう)
→役に立たないことの例え
閑暇
→暇なこと
筐底(きょうてい)に秘す
→人の眼にふれないように、箱の底深くにしまっておく
盈虚(えいきょ)
→月の満ち欠け。比喩的に、栄枯。
跳水
→蛇口を捻ると水が輪っかに落ちる現象
言外
虚飾
思考吹入(すいにゅう・糖質患者)
→考えが外から吹き込まれること
断薺画粥(だんせいかくしゅく)
→貧しい暮らしをしながらも勉学に励む
齷齪(あくせく)働く
→細かいところを気にして落ち着かない
目先のことにとらわれて気持ちがせかせかすること。
挫滅した
窮余の一策で生まれたものだった
→追いつめられ、困り果てた末に考えついた方策や手段のこと。
市井(しせい)の人々の暮らしぶりを活写
→人家が多く集まってるところ
起居(ききょ)をともにする
この社宅を起居にして、
→日常生活のこと。
逢着(ほうちゃく)
→出会うこと、出くわすこと。
香餌
→匂いのよい餌。香餌の下必ず死魚あり
狭隘(きょうあい)
→面積などが狭いこと。狭いところ
冷罵
→あざけり罵ること
心頼りにしていた
→心のなかで頼りにすること・人。
稚(いとけな)い
悪賢い
→悪知恵が働く。
一廉(ひとかど)
帯同106
自分が彼の無様な陰画のように思えた。
擦れてない女
→男慣れしてない金が細くない前向き
諧謔(かいぎゃく)趣味 諧謔を弄する
→洒落。ユーモア
要諦を穿つ
物事の要になるところを言い表すこと
権力に迎合する
→自分の考えを曲げても他人の意に従って気に入られるようにする。
瀬踏み行為
→物事をする前にちょっとためすこと
麾下(きか)に入る
→家来
縦框(たてがまち)に固定される南京錠
扉の両端にある縦の太い木材
自生思考
→とりとめもない考えが次々と浮かんで、まとまらなくなる。 考えが自然に出てくる。眠れないときに多い。
浮き橋
→筏のような浮きをたくさん並べて水に浮かして、鎖やロープでつなぎ合わせた上に橋床を渡す。
意想外の人物
為書
旧態依然として
仙花紙本
(例):
≪語彙力≫
話し合う値打ちの無い相手と対話して……時間をムダにすれば、寝首をかかれることもある。
先手必勝だ。相手を駆逐するためには、先に一撃でしとめないといけない。
ペトリコール
→雨が降った時に、地面から上がってくる匂いを指す言葉。石のエッセンス。
ゲオスミン
→雨上がりの時に雨水が蒸発する匂いを指す言葉。大地の匂い。
→ 雨まじりの風が吹きつけたり、激しい雨が吹き付けること。篠突く雨
雨間(あまま)が少しもない日
きか
横ざまに倒れて p406 2巻
身頃
嫌忌
帰宅の途次
→道すがら
鬼籍に入る
→死者の名や死亡年月日などをしるす帳面。
従犯者
傍系
怜悧
屋上屋(おくじょうおく)を架す
→無駄なこと
→屋根の上にさらに屋根を架ける。 むだなことをするたとえ。 屋下に屋を架す。
琴折家の内訌(ないこう)にたまたま巻き込まれた
→内輪揉め
・諂諛(てんゆ)行為
三指(みつゆび)ついて頭を下げる。
旧悪が露見する
→以前おかした悪事
肯(がえ)んずる
→承知する
袒裼裸裎(たんせきらてい)
→無礼な振る舞いのこと
警世の論を張る
→世間に向かって警告を発すること。
醜貌を恥じて
刺を通ずると使用人の取次で表に出た。
→ 名刺を出して、相手に面会を求める。
人に進学先を邪魔されて意欲が阻喪する
→意気込みや元気がくじけ弱ること
要諦を押さえる
遠くから皇居を遥拝(ようはい)する
→はるかに隔たった所からおがむこと。理外の関係
雲穿(う)ぐ→穴があく
侫臣(ねいしん)
→おもねるだけの家来
不定愁訴
→なんとなく体調が悪い、みたいなこと
寝食を忘れる
→読書など没頭したこと。
筐底(きょうてい)に秘す
→人の目に触れないところに隠しておく
手套(しゅとう)を脱す
→見せかけをやめて、本来の力を示すこと。
岳父
→配偶者の父親。義理の父。
隠然たる影響力を見せている
→表立っていないが、どことなく重みや力があること。
赤心
→飾り気のない心。真心。
視程〇〇メートル
→どの程度先まで見えるか、その見通し距離
人の残高に手を突っ込んだみたいな。
指数関数的に漸近していく。
→徐々に近づいていくさま。漸近線。
破断
→亀裂が生じるか、くびれが生じて2つに分離する
背汗(はいかん)
加害行為には応分な措置が必要
→ふさわしい
颶風(ぐふう)
→強く激しい風。台風のような風
万難を排して取り組む
→どんな困難があっても(行う)、何が何でも(実行する)
腕を撫(ぶ)して
アルコールに含浸(がんしん)された
来駕(らいが)に喜ぶ
悪役の定番の動機
2023年の相棒22にて。
初回・第二回拡大スペシャル「無敵の人~特命係VS公安」の一部文字起こしになります。
こちら、悪役における定番の動機をやってます。
悪役側が、危険性があるとみなした団体・危険性の高い者において、今はそこまでの暴威ではないが、我々の敵となると判断して、あくどいことをしていきます。
のちのちめんどうだと判断できるし、今のうちに潰しておこう的なノリで部下を派遣し、潜入調査を行うも、当初の想像より平和だったので、火のないところに煙を立たせて都合の良いことを仕込み、それを基に摘発するというやり方をします。計画段階ではノリノリだった感じが想像できますね。
この悪役側が「危険性があるとみなす」ところがポイントで、過去に相手が何かしらやられたこと(歴史などから)に対して、もう二度と反旗を翻してこないよう、完膚なきまで叩きのめすという奴です。証拠がなければこちらで証拠をでっち上げればよい。
そういえば転スラもこれやってきたし、ファルムス侵攻とか、これが理由だったような。
登場人物と舞台設定
杉下&亀山:特命係
公安:
公安トップ。黒幕的存在
鶴見征一:
公安の調査員。犯人
吉川|崇《たかし》:
鶴見征一が「微笑みの楽園」にて潜入していた時の偽名。様々な工作をする。殺人も犯したりする。
坪内:
宗教団体「微笑みの楽園」のリーダー。穏やかで優しい印象ながら、何かしらを隠しているであろうことも窺える怪しい人物。
平井翔:
平井兄弟の弟。「微笑みの楽園」の熱狂的な信者。1年前に爆破物テロまがいをして逮捕。その後自殺。吉川崇の熱狂的な信者で、爆破物テロは吉川にそそのかされてやった。
平井蓮:
平井兄弟の兄。弟翔の自殺理由を調べるため、「微笑みの楽園」に入信しながら聞き込み。吉川崇に会い、殺される。
微笑みの楽園:
宗教団体。10年前、テロを起こした「神の国」と呼ばれる前団体の残党が別団体にするべく名称が変わり、今に至る。
かなり胡散臭かったが、蓋を開けてみると公安の暗躍により、なすりつけられただけだった。だが、鶴見征一の潜入捜査により、吉川の取り巻きが作られ、爆破テロをされたり、ひそかに拳銃所持などを仕込まれたり、公安に摘発されたりと悪の組織にされつつあった。
---
・摘発後の微笑みの楽園のリーダーとの会話
杉下:どうも。
坪内:警察の方でしたか
亀山:こんな再会は残念だよ
坪内:我々は断じて危険な宗教などではありません。
杉下:上原阿佐子さんを追い払うよう吉川崇から頼まれたのですね?
坪内:私ではありません。それは江端という男が……。彼は吉川を特別慕っていますので。
亀山:慕っている?
坪内:ええ。吉川のためだったらなんでもしたでしょう。私は二人のことを危惧していました。このところどんどん過激になってきたので……。
杉下:また10年前のようにテロを起こすのではないかと?
坪内:それはありえません。我々は神の国(前団体)とは違います。そうしたイメージを払拭するために、微笑みの楽園と名称を変えて地道に努力してきたんです。吉川も特に熱心に活動をつづけ、多くのものたちに慕われ、教団に多大なる貢献をしてくれています。ですが……。
杉下:一部の信者が吉川の親衛隊になってしまった。
坪内:ええ。まあ。
亀山:テロはあり得ないっていうけど。去年、信者の一人が爆破事件、起こしてるよね?
坪内:(口角ピクピク)……だからあの平井翔ってガキには迷惑してるんだ! あの日を境に、再び危険な集団だという目で見られるようになった。信仰を捨てて出ていくものも多く、これまでの努力がすべて水の泡に……。信者の多くは、平井翔を憎んでるよ。
亀山:えっ? でも英雄として(教団本部にて)称えてたじゃないか。
坪内:ハハッ……(乾いた笑い)。それは死後の魂を正しく導くために、教義に則り仕方なくやっていること。我々はこんな風に摘発されるようなことは一切何もやっていない!
杉下:教団本部で拳銃が見つかっていますが……
坪内:ただの食糧庫だ。拳銃なんてあるわけが(はずが)ない
亀山:でも実際あったんだから
坪内:誰かが置いたんだ……。
(台パン)
坪内:はめられたんだ!
杉下:……なるほど。
---
亀山:ちょっと、右京さん待ってください。俺にも分かるように説明してくださいよ。
杉下:もし、教団本部から見つかった拳銃が坪内の言ったとおり、捏造されたものだったとしたら?
亀山:え?
杉下:匿名でタレコミのあった拳銃が数日後に強制捜査で発見される。たしかに出来過ぎた話です。
亀山:じゃあ坪内(微笑みの楽園教団の長)を信じるんですか?
杉下:平井蓮の部屋に会った祭壇、覚えてますか?
(平井蓮の部屋にあった教団の祭壇の向きが違うことに指摘)
杉下:日々、祈りをささげる信者にとって最も基本的な行為を平井蓮は理解していなかった。つまり平井蓮が微笑みの楽園に入ったのは、信者としての活動をするためではなかったということです。
亀山:じゃあなんのために?
杉下:弟がなぜ爆破事件を起こし、自殺したのか。
亀山:真相を探るため。だから殺された?
杉下:ええ。鶴見征一に。公安部がわざわざ事故死で片づけたのですから。鶴見征一の犯行で間違いないでしょう。
亀山:それが例の指紋の件とどう関係あるんです?
杉下:つまり鶴見自身が殺害現場に、爆弾の原料となる薬品を置いたということですよ。平井蓮は信者ではない。爆弾などつくらなかった。すべては鶴見征一がでっちあげたのですよ。
亀山:でっちあげた?
杉下:そして、拳銃の件も怪しい。となると、そもそも昨年の爆破事件も、果たして真実だったのでしょうかねぇ。
---
杉下:教団の摘発お疲れさまでした。
公安:……君は?
杉下:特命係の杉下と申します
公安:特命係……噂には聞いているよ。公安部のヤマにまで首を突っ込むのは勘弁してくれよ。
(公安部、離れようとする)
杉下:昨年の爆破事件の捜査資料を読ませていただきました
(公安部、立ち止まる)
杉下:平井翔の単独犯ということで事件は終了しましたが、捜査資料によれば、「仲間らしき人物を見た」との証言があります。ですが、その証言が、捜査に反映されることはありませんでした。
公安:「らしき人物」ではどうしようもないからね。
杉下:らしき人物とは、鶴見征一でした。
鶴見征一は、微笑みの楽園の活動に危険性を感じ、潜入した。ところがいくら調べてもその影はない。むやみにテロを起こそうなどという10年前の神の国のような危険性は、――少なくともその時点では――微笑みの楽園にはありませんでした。
公安:数が増えればまた同じことを繰り返すさ。
杉下:ええ。鶴見もそう疑ったのでしょう。そこで鶴見は自ら爆破計画を立てた。火のないところに煙を立たせるために。そしてあなたは、鶴見のやろうとしていたことを承知の上で、免職し、送り出した。
つまり、鶴見征一は教団側に寝返ったのではなく、確固たる意志を持って教団を潰そうとしたんです。
……実行犯は平井翔を選んだ。
(鶴見は「これは神のご意思である」と爆発物を仕掛けるようにした)
杉下:熱心な信者であるがゆえに、従順でたきつけやすかったのでしょう。つまり、あの爆破事件の真の目的は、微笑みの楽園がいかに恐ろしい集団であるかを世間に思い知らせることにあった。そのうえで、教団を摘発する。――ええ、それが。
(杉下、振り返って)
杉下:あなたと鶴見の思う描いていたシナリオだったのでしょう。ところが、熱心な信者を実行犯に選んだことが、逆にあだとなってしまった。
平井翔は事件について口を割ることなく自殺。微笑みの楽園は生き残った。そこで今度は拳銃です。大量に武器を所有して、国家への反逆を企てているとの工作を始めました。しかし、そこで思わる邪魔が入った。平井翔の兄である、平井蓮です。
平井蓮は、弟の死後入信しています。おそらく、なぜ弟が爆破事件を起こしたのか、なぜ自殺したのか、その理由を探るために入ったのでしょう。
鶴見は計画の妨げになると感じ、平井蓮に睡眠薬を飲ませ、ベランダから突き落として殺害。さらには爆弾の原料となる薬品を置き、念には念を入れて教団の危険性をアピールした。おそらく彼がそこまでしたのは、10年前にあの薬物テロがあったからではないかと思うのですが、いかがでしょう?
(拍手)
公安:すばらしい。妄想もそこまで行けば立派なものだ。君の想像力に敬意を表してだ。仮に君の言ったとおりだとしてみよう。10年前のあのテロでは、警察と政治家が狙われたうえに、多くの市民が犠牲になり、警察の敗北とまで言われた。あのような忌まわしい事件は二度と繰り返してはならない。
杉下:ええ。もちろんです。
公安:そのためには警察権力の積極的な行使が必要だ。二度と逆らおうなんて気が起きないようにね。
杉下:しかし、そのために一般市民が犠牲になっています。
公安:社会の安全と秩序の維持。それが我々公安の責務だ。多少の犠牲は致し方ない。
杉下:人を守らずして国を守れますか! それは権力の暴走というものです。
公安:暴走? 組織の意向を無視していつも暴走しているのは、君の方ではないのかね?
杉下:その組織の長たる警視庁の上層部は、いや……、上層部の一部は、あなたの意向に乗ったうえで黙認しているのでしょう。衣笠副総監は特に、あなたを支持しているのではありませんか?
公安:私は警察という組織の名のもとに国を守っているだけだ。自らの意思でね。
杉下:私物化した権力が横行する社会こそ、テロが起きる要因となるものです。
公安:いち警察官の君に、組織の何が分かる!?
杉下:ならば伺いましょう! あなたに、いち市民の何が分かるというのですか!?
組織のトップ(公安)が腐っているなら、それ主導で大胆なこと(短時間で出来過ぎた状況の構成)ができるので……、といったあたりが世界の闇感、箱庭感漂う国民の生活を篭絡し傀儡する悪役感が漂います。
トップであれば権力により誰にも邪魔はできません。つまり武力行使となります。
あるいは、組織のトップが無能で裏から操っているタイプは、すべてが発覚したらそれらの責任を負わせ、トカゲのしっぽ切りをすることができる、みたいに途切れることなくシフトできます。主人公側は「やはり、お前が関係してたか……」となって因縁感も演出できます。
使いまわしやすい、いい設定です。
相棒22 第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃~」より
【用語】春夏秋冬 自然 人工物
チャットGPTさんに頼んで、春夏秋冬っぽい単語を羅列してもらいました。
ついでに自然、人工物もリストアップしてもらいました。
まあ、大体この辺で大丈夫だろう。
・春
桜 花 菜の花 陽気 陽射し 新緑
うぐいす蝶々 草花 風薫る ひな祭り
春風 芽吹き 陽ざし 春爛漫 野の花
こもれび 春一番 春夜 春らしい
春らんまん 春の兆し 春めく
春の陽気 春光 春霞 春愁 春待ち
春気分 春の息吹 宵の春
---
・夏
海 砂浜 波 夏祭り アイスクリーム
浴衣 花火 ビーチバレー 日焼け
水着 屋台 シーズン 太陽
冷たい飲み物 プール サーフィン
日差し ハンモック 風鈴 |日陰《シェード》
バーベキュー 帽子 サンダル 蝉
アイス ハイキング アウトドア
---
・秋
カキ 果実 青空 サツマイモ 収穫
収穫祭 林間 梨 秋風 秋晴れ
シイタケ 静寂 霜柱 霜月 霜降り
穏やか ひんやり 日射し 布団
風物詩 ブドウ ハイキング 菊花
木の葉 カボチャ サンマ 炬燵 紅葉
里山 イチョウ
---
・冬
雪 寒 冷 氷 寂 寒風 暖房 寒冷
乾燥 スリップ 氷点下 凍る 寒波
暖房器具 霜 凍結 風邪 凍てつく
寒気 寒気込み 寒気がする 寒帯
寒冷地 氷柱 震える 冷えこむ
凍える 寒色 寒暖差 霜柱 スキー
ゲレンデ 雪山
---
・自然
山 海 森 雲 花 風 雪 空
川 草 波 石 山川 森林 森影
緑葉 波音 霞光 草原 花畑 湖水
滝流 青空 白雲 朝露 夕陽
牙 骨 砂 土
---
・人工物
石 布 紙 針 金 木 羽 皮 革
糸 角 毛 葉 葱 刃 鉄 瓶 鏡
網 環 筆 塊 粉 柱 輪 杖 靴
釘 綿 霧 硝子
暇つぶし用URL集
あー、暇だなあ。
そうだなんか見よう。
お題くれ。
ってなるときの行先のURLをばんばか貼りました。
需要があるのかないのかで言ったら、あったらこんなページは見ないという意味で自分用。
お題名リンク
https://odaibako.net/gacha/424
三題噺スロット
https://slot-maker.com/slot/oWVlfeKasYAyRpAqfyZn/
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com
あなたに書いて欲しい物語
https://shindanmaker.com/801664
腹をすかせた夢喰い
https://hirarira.com/title.html
この書き出しいかがですか?
https://posfie.com/@dreapeter/p/JNWa79d
用例.jp
https://yourei.jp
~読み物~
北九州市立文学館 第14回子供ノンフィクション文学賞作品集
https://www.kitakyushucity-bungakukan.jp/award/%e7%ac%ac1%ef%bc%94%e5%9b%9e%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%83%8e%e3%83%b3%e3%83%95%e3%82%a3%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e6%96%87%e5%ad%a6%e8%b3%9e%e4%bd%9c%e5%93%81%e9%9b%86
上のブラウザ公開版(PDF)
https://www.kitakyushucity-bungakukan.jp/wp-content/uploads/2023/03/No14.pdf
三国志に登場する策略
https://three-kingdom.com/kei.html
雑多ブログ
https://hp.vector.co.jp/authors/VA015862/kamashi/cm.html
【用語】水 湖 海 港 船 水路 水溜り
タイトル通り、用語集です。
水関連をメモったものです。
山
・川、河
谷 大河 川岸 河川敷 川辺
主流 支流 分流 上流 中流 下流域
流域面積 小川 細流 水紋 水紫山明
自然の景観 川の護岸工事
・川の流れ
本流 奔流 激流 濁流 清流
カヌー カヌーのパドル
・谷
渓流 渓谷 沢 せせらぎの音
山あいの川 谷あいの川 渓流釣り
・滝
滝 滝つぼ 瀑布 白滝 飛泉 垂水
急流 急流下り 急斜面
・泉
湧き水 涌き水 清水 山中 澄んだ水 泉水
間欠泉 鉱泉 熱泉 噴泉(噴水)温泉
硫黄泉 すり鉢状の地形 窪地
水草 ハスの葉
・湖、池
沢(山間の小さな流れの溜まり)
沼(沢よりも底が深い。植物が生息)
池(湖より小さい。人工的に作ったものも)
湖(沼、池より大きい。)
湖のほとり 沼沢地(しょうたくち)
湖沼地 湿地 湿原 湖水 レイク 湖畔
薄く水が張っていて映っている。
池の辺の木陰に佇む売店
---
--- 海 ---
---
・海岸(海と陸が接するところ)
海岸線(満潮時・干潮時)
|遠浅《とおあさ》海岸 砂浜 浜
白い渚 浅瀬 岸辺 沿岸
右岸 左岸 両岸 対岸 湾岸 岸壁
海沿いの道 シーサイド 浦 海浜公園
海際 海辺 浦部 海端(海のほとり・うみばた) 波打ち際 海水浴場
・海
大洋 大海原 外海 遠洋 領海
公海 海洋 オーシャン
・海の流れ
海流
・波
白波(波の花)がかかる岩肌 波濤 高波
津波 うねりを起こして 消波ブロック
テトラポット 風浪 波浪 サーフ(磯波)
波間
・崖 岩場
土手 崖 断崖絶壁 切り立った崖
懸崖 山岸 岬 入り江 潮溜まり
岩礁 暗礁 サンゴ礁
隠れ岩 水上岩
・潮の流れ
渦潮 渦流 漂流 潮の香り
引き潮 満ち潮
・その他関連
海蝕洞窟 潮吹き穴 高台
見晴らし台 360°水平線 気象観測所
・海図など(メモ)
総図(長い航海や航海計画案立案)
航洋図(長い航海。沖合の水深、主要灯台) 航海図(陸地の見える沖合)
海岸図(沿岸航海時使用)
港泊図(港湾への出入港 停泊)
三種の神器(海図 ディバイダ 定規)
等深線 航路標識 針路 船位の情報
沿岸部の水深・地形・目標
縮尺 航跡
海上保安庁による測量
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・港地区
臨海部 ウォーターフロント 埠頭 運河
波止場 水辺地区 ハーバー
ドック
→船の建造、修理、係船、荷役作業
・港
防波堤 係船柱の錆硬し
テトラポッド(波消しブロック・消波ブロック)
アンカーブロック
・船
係留船 クルーズ船 漁船 タンカー船
|舟艇《しゅうてい》
→小型の船
|舫《もや》いを解く
→船をつなぎとめる綱。舫い船。
接岸の準備をする
船べり |舳先《へさき》 甲板 |船底《ふなぞこ》
船底天井
・艦隊
・潜水艦
舷窓
気密ロックに細工して事故らせる。
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・水路 道路の水まわり
用水路 排水路 配水管 生活排水 溝渠
暗渠排水 マンホール(雨水・汚水・消防用)
下水溝
側溝
(側溝の蓋の隙間、水路に設けられた柵)
排水溝 自然流路 放水路(河川)
・家の雨水対策
雨樋 軒樋 縦樋 集水器
パイプ 排水溝 排管
雨どいの留め具
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・水たまり(雨)
淀み 澱み
ペトリコール(降り始めた雨の匂い)
ゲオスミン(雨が降ったあとの匂い)
神の静脈を流れる液体
・天気(雨)
→大気中の水蒸気が様々な形を取り、空から降るもの。
雨 みぞれ 氷雨 雪 あられ 雹
【用語】電車 駅前 路線系
用語集です。
・駅構内 近辺
コンコース 動線 駅舎 自由通路
切符売り場 改札機
踏切 連絡橋 駅員室 駅事務室
忘れ物取扱所 みどりの窓口
駅ビル バスターミナル ロータリー
タクシー乗り場 ペデストリアンデッキ
救護室(担架)
・駅
プラットホーム ホームドアの設置 増結車
列車の切り離し作業 構内踏切の踏み板
駅名標 発車メロディー
○番線のりば 番線表示
発車案内ディスプレイ 車庫行き
掘割駅 橋上駅 地上駅 高架駅 地下駅
乗換駅 終着駅 私鉄沿線 JR線
ホームの終端部 先発・後発 直通運転
白線の内側
・駅下 ホーム下
ガード下 土台のヘリ
緊急待避所(ホーム下の穴)
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電車
・電車自体 電車外
幕回し 方向幕 前方方向幕
前5両は切り離し 折り返し〇〇行に
増結車 路面電車 パンタグラフ
後続電車 対向車両 弱冷房車 女性専用車両
各駅停車 特急列車 準急 快速 急行
快速特急 区間準急 グリーン車
特急料金
グリーン券 特急券 乗車券
行き違い待ち 列車風の車両
直通電車(の取りやめ)
塗装の帯が経年劣化で剥がれかけている車両
いい感じの照明がつきそうなしつらえ
・電車内
パイプ型の袖仕切り 手すり
ボックス席 ロングシート
リクライニングチェア
モケット生地の座席 優先席
席をおゆずり下さい
液晶ディスプレイ LCDモニター
網棚 荷棚 吊り革
車掌室 運転席 前面展望 車窓
連結部 貫通路 すのこの形をした金属板
電車のつなぎ目
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線路
・線路
専用線 引込線 廃線 渡り線 留置線
単線 複線 複々線 立体交差
レール(軌条)の継ぎ目 ケーブルカー
折り返し線 安全側線 待避線 高架橋
枕木 架線 架線柱
ポイント通過のため揺れますのでご注意下さい
分岐器 キロポスト 枕木 スイッチバック
・事故
脱線事故 人身事故 お客様救護 遅延
運転見合わせ
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・鉄道専用用語
可動橋 架道橋 貨物ヤード
高架橋 銘板 貨物ターミナル
日照権(日陰問題) 騒音
シールドトンネル(地下鉄)
旅客流動 積み残し ダイヤ乱れ
乗換駅
乗り込む人の列が折れ曲がっており、乗換需要の高そうな駅
・地形(重複あり)
掘割 切り通し スノーシェッド
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・その他用語
造成工事 年季のある建物
エレベーター エスカレーター 階段 動線
天井の低いホーム 照明器具 屋根材 漏水
【用語】道路 歩行者用道路 駐車 車両 街灯 街 町 橋
用語集です。
・道路
・道路全体を指す言葉
道路網 交通の要衝
・道路 通り 車道
国道 県道 市道 公道 農道 私道
パイパス 高速道路 産業道路 幹線道路
一車線 二車線 舗道
ブールバール(街路樹+側道)
・高速道路
インターチェンジ ジャンクション
サービスエリア パーキングエリア
ランプウェイ クロソイドカーブ
料金所 道路交通情報 ETCカード
・山道
パノラマ・ロード ピストン林道(行止まり)
けもの道 獣道 未舗装路(未成道)
廃道 砂利道 |杣道《そまみち》
トンネル 隧道 悪路 斜度の高い道
・大通り 街路
並木通り 桜通り 大通り 表通り 裏通り
アンダーパス(一時的に低くなる道路)
オーバーパス(跨線橋・陸橋) ストリート
メインストリート 目抜き通り
十字路 T字路 三叉路 交通規制情報
街角 曲がりかど 街頭演説
・小道
参道 間道(抜け道わき道) 枝道 通学路
舗装路(↔未成道)アスファルト舗装
泥道 あぜ道 田んぼ道
一方通行 迂回路 通い|路《じ》
生活道路 片側一車線の道路
草の間の通り道
・行き止まり
袋小路(行き止まり 通り抜け不可)
クルドサック(ロータリー式の円形道)
・その他の道
スノーシェッド
S字カーブ
クランクみたいに直角に折れ曲がった道
枡形道路
横丁
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・歩行者用道路
遊歩道 緑道 緑化道路(サイクリングロード)
散歩道 歩道 石畳の小路 石段
アーケード商店街
ショーウィンドウ 横断歩道 歩道橋
ペデストリアンデッキ
歩行者天国
自転車用スロープ付き階段 らせんスロープ
園路 順路 境内 参道
路面 道端 路傍 道のほとり 道路の端
路頭 敷地内通路
道路脇の植え込みのスペース
・側溝
格子状の蓋(グレーチング) 鉄板 石板蓋
道路のあみあみ
・道路付近
歩道橋 地下道 地下駐車場
うらぶれた地下道
交差点の角 車道の縁石 車止め 植樹帯 緑地帯
交通島(交差点の中央にある緑地の島)
料金所 バー
中央分離帯 バス停(留所) 電柱
ガードレール カーブミラー(道路反射鏡)
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・駐車
路肩に停める 幅寄せして停める
歩道に乗り上げて駐車する
車寄せ
切り込み発進
交通事故|惹起《じゃっき》者。
黄色信号から赤信号へ変わり目での交差点進入
居眠り運転 わき見運転
車間距離をあける
追突車輛 追い越し車線 行き違い
蛇行運転してセンターラインを越えてきた。
追突の危険性があった。
・駐車場 駐輪場
地下駐輪場の横に倒した半円柱の換気口
斜向かいに駐車場にて
・路地
路地 抜け路地 路地裏 裏路地
店の裏手に回ってみると 横道 抜け道
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車両
・車
ワゴン車 スポーツカー 乗用車 軽トラック
街頭演説 選挙カー
・車体の名称
ワイパー ボンネット ルーフ(屋根)
バンパー ホイール(車輪・タイヤ)トランク
パイロットランプ パトランプ🚨
ヘッドライト…前照灯 ステアリング
→ハイビーム・ロービーム、遠目・近目
ウインカー(黄色の点滅 方向指示器)
ダッシュボード(運転席・助手席前の前方周辺)
ニューストピック(タクシーの後部で見る機械)
ハンドル フロントガラス パワーウインドウ
テールランプ テールライト ステアリング
シートベルト シートカバー付き
チャイルドシート 助手席 運転席 後部座席
スモークガラス 車内フロント
ルームミラー バックミラー
アクセル ブレーキ シガーソケット
マフラー 車体塗装
・バス
足乗せのある狭い席
・バイク用語
押しがけ
→経年劣化やライトの付けっぱなしなどでバッテリーが上がってしまうとエンジンがかかりにくくなる。停車しながらではもう無理なので、マシンを押しながら加速して、勢いがついたところでエンジンをつけること。
アイドリング
→エンジンをかけてアクセルを開けてない状態
アナログメーター
→針が振れるタイプののメーター)
イグニッション
→エンジンに点火する発火装置。バイクの鍵をイグニッションキーという
・その他
エンジンを吹かして帰る
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・街灯
電灯 LEDライト 常夜灯 非常灯
間接照明 灯具 灯籠 防犯灯
道路照明灯 無影灯
・街
歓楽街 ドヤ街 繁華街 地下街
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・橋
跨線橋 陸橋 橋の袂 浮き橋 橋床
アーチ橋 桁橋 吊り橋 橋脚 橋桁
跳ね橋 歩道橋 石橋 木橋 橋梁
コンクリ橋 道路橋 反橋 可動橋
桟橋
アンカーブロック
→吊り橋のメインケーブルを大きく下に下げるための重り。巨大なコンクリートブロック
・その他雑多
【用語】床 廊下 階段 窓 ドア
用語集です
・床 床材
うぐいす張り フローリング
クッションフロア
カラリ床(浴室)タイル・石材敷き
床の仕上げ(表面)が変わる
カーペット 絨毯 御座ござを敷いて
ウェザリング塗装(わざと古く見せる技法)
化粧床 タイル床
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・廊下
廊橋 渡り廊下 外廊下
雨ざらしの~ 地下回廊 柱廊
通廊
稲妻形の廊下 瓦敷きの廊下
主廊下と袖廊下 東翼・西翼の廊下
ドア脇にある表示板
突き当たりを右に
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・階段
うぐいす張り 外階段 非常階段
階段の踊り場 ささら桁
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ドア / 扉
跳ね上げ式のドア ガラス窓付きドア
ドア・ラッチ |閂《かんぬき》
木製のスイング式でどちら側にも開く
スイングドア
観音開き 木戸 裏木戸 板戸
鎧戸 隣室へと通じる中扉 襖戸(ふすま和室)
襖絵
引き戸式 格子戸
玄関扉のノッカー 片開き扉 両開き扉
奥開きの扉 前開きの扉
ドアクローザー(上部にある金色蛇腹。油圧によりゆっくり閉じられる)
フランス落とし(側面にある開かなくする金具)
ステンレス製の掛け金
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・窓
明り取り窓 クレセント錠 はめ殺し
アルミサッシ 網戸 格子窓 破風窓 上げ下げ窓 鎧戸 屋根窓 出窓付き
馬蹄型をした窓 節孔窓 フランス窓
天窓 点窓
無双窓(無双連子窓)
色・模様ガラス ステンドグラス風
ドーマー窓
ステンドグラスのバラ窓
窓枠 窓の端
・窓周辺
カーテン ドレープ(単体でも可)
【用語】インテリア 間取り 店舗物件 飲食店舗 倉庫 厨房
・インテリア(館内間取)
衣装部屋 撞球室 真鍮製の香炉
ポーチ ハッチ 音楽室 遊戯室
ウォークインクローゼット(衣装部屋)
暖炉 宴会場 書斎
納戸 収納部屋 寝室 天蓋付きベッド
化粧室 メイクボックス
和室 洋室 医務室
続き間
→障子や襖などでゆるやかに仕切る部屋のこと
地下室(シェルター)
通路用シェルター
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・店舗物件
居抜き物件
→すでに設備が整っている物件。
前住民の残置物が大量にある。
路面店
→通りに面した建物の一階部分にある店
ビルイン型
→ビルの中にある店舗。テナントビル。
商業施設型
→複合施設商業施設に入っている店舗
ロードサイド型
→車が多く走る大通り沿いにある独立型の店舗
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・その他キーワード
立地 近隣環境 物件 行きつけの店
賃貸契約 回転率の上がる店舗デザイン
常連客 固定客
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・店内間取り 飲食店舗
エントランス ウェイティングスペース レジ
券売機 接客 調理 配膳 片付け
・客席
テーブル席 カウンター席 テラス席
ボックス席 個室席 一人掛けの席
横長の台に一人掛けの席が並んだカウンター
パーテンション 腰壁 換気設備
炉端 充電席 出窓 帳場
アクリルの伝票入れ
・バックヤード
備品類 倉庫 食材保管室
ヤードクローズ(台風前日など)
ボイラー室(蒸気タービン 発電機 加熱器)
・厨房 台所
パントリールーム(キッチン周りの収納)
厨房機器 設備 冷凍冷蔵庫 リース品
コンロ台 調理台 焼き台 戸棚台 下げ台
サーバー台(ドリンク、ビール)
スープレンジ ガスレンジ 食品庫
コールドテーブル 製氷機 作業台 シンク
排気ダクト サッカー台 作荷台
食洗機 換気扇 寸胴鍋
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バー / 酒場
バーテンダー マスター
・酒の種類
マティーニ ジントニック カクテル
ハイボール モフィート ギムレット
キープボトル(バーの酒)
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・その他
デッドストック(服の売れ残り品)
むき出しの設備配管
【用語】家具 小道具 棚 本棚
≪家具≫
アール・デコ調の家具
ウッディ調(木目調)の内装
ドレスデン製のデミタスカップ
コーヒーソーサー(受け皿)
サービスプレート
ランチョン(プレース)マット
→食卓で食器を乗せるための敷物
キャビネット
グラス類が収められたサイドボード
シーリング・ファン
ロマネ・コンティのロゴ付き木箱
ノルディック柄
象眼細工(寄せ木模様のこと) 骨董家具
ワードローブ
→洋服ダンス、衣装ダンス
長持ち
---
≪小道具≫
姿見全身鏡 壁掛け家具 整理箪笥 天板
螺鈿で飾られた小箱 キャビネット
書画の落款 稀覯本
ランプシェード
ボビンレース 赤い天鵞絨
ピアノ オルガン
パンチ状差し
アロマディフューザー
→フレグランスな香りにしてくれる洒落た高級芳香剤。リビング。
ピルケース
デンキバリブラシ(20万)
ビク 火かき棒
眼鏡のブリッジ
硅藻土コースター 可愛らしい箸置き
タペストリー 操作盤 引き出物
大首絵の絵画
透明のディスプレイケース
表面にひびの走った花瓶
螺旋綴じのメモ帳
サファイアガラス
片隅のグランドファーザー・クロック
観音開きの神壇 骨董的価値の高そうな
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≪棚・本棚≫
飾り棚 吊り棚 戸棚 書架 収納棚
炉棚 マガジンラック キャビネット
コインロッカー
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≪自己啓発本(架空含む)≫
お金の時間 モテ記 人生の勝算
「考え方」の考え方 嫌われる勇気
今変われば人生が変わる
あなたはこうして「変わる」
【用語】椅子 机 照明器具 絵画 遊び
・椅子 机
籐椅子 L字形のベンチシート
スツール オットマン 丸椅子
円卓とソファーセット 寝椅子
マホガニー製(高級木材)の机
丸太を真っ二つにした執筆机 勉強机
猫脚のテーブル ダイニングテーブル
袖机 物書き机 作業机
分厚い杉の一枚板
・机上
独酌のあと ボトルグラス、~入りの小皿 灰皿
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・照明器具
ファンライト
---
・絵画
大首絵 水彩画 油彩画 水墨画
風景画
五十号大のキャンバス 写実的
---
・遊具室・遊び
撞球室 ダーツ
ビリヤード台
キュー(棒のこと)、先角(さきづの)
バックギャモン キックスケーター
トランプ ラフティング 川下り
モノポリー
スコットランドヤード
ツーテンジャック
【用語】FPS用語・軍事系
エロ系単語があるのでR15になってます。
・FPS用語系
サブマガ エイム ワンマガ
デジタルスコープ 標準ストック
遮蔽物 腰撃ち
接敵 接岸 会敵
エイム 照準 粘着してる
弾抜け
引き付けて引き付けて、撃つ
斜め打ち(リーン撃ち)
長物 投げ物
一旦引く(下がる)
コミュニケーションエラーが多い
陽動 撹乱 引っ掻き回す 牽制 軍事行動
フェイント 受け流す
インタラクトする
アーマースワップ
相手の嫌なことをする
敵をはじく
場所取り
漁る 漁夫る
家ナカ戻る
(終盤、相手に)スキル使わせたのはでかい
同居 立て籠もる
しばらくの間守ってもらう
位置を提示する
ちっ、逃げ足の速いヤツだ
確キル入れる
スモーク注意 モク焚いとく
射撃モード 単発&バースト
---
・FPSゲーム配信から
おらおらおら!
仲間を救おうとするその気持ちが、敗北に導いてしまうのだ。ふぁふぁふぁふぁふぁ!
おっ! 狙ってる奴がおりますねぇ。
ちょっとちょっと~? 背中の翼が見えてますよー?
お、行った。おっ、おっ?
どうやらお相手さんは、二人いるようですけど……おっ。
へぇ、ダブルキル持っていったねぇ……。強いねー。強いねきみ~。
それじゃあ、(観察していた遠くの敵をスナイパーで照準を当てる)さよならだ。
そんなに蘇生してあげたいのかい?
だったら、俺が仲間のところへ連れてってあげるよ(ヘッドショット)
ブラックマーケットに上級のアーマー。より取り見取りだなぁ……じゃないんだよ。それ、罠ってことに気付かなきゃあ。(頭を撃ち抜く)
……棒立ちご苦労さん。
敵さん敵さん、もしかして背中に風船がなくて上に上がれないのかな?
ほれ、『蜘蛛の糸』ですよ。
……ねえ、教えてあげるよ。最終的に『蜘蛛の糸』は、独りも救えなかった、プチンと。
これが、神ならぬ悪魔の悪戯だよ。
あー、そっちに行くんだー。
ならこっちは、置きグレネードだー。
入り口をふさぐように一台の乗り物が幅寄せして止められている。そこに乗り込むバカ。
この乗り物は浮遊して移動するものだ。だから、一瞬だけその場で浮遊してから移動することができる。その一瞬を切り取って、狙う!
滅びろ滅びろ!(グレネード連投)
滅びろ! 焼けろ! 倒れろ!(グレネード連投)
おらぁ! おんどれぇ! 爆ぜろ!
あははは! ははははは!(グレネード連投)
いいね、死んでてナイスぅ!
おい誰だよ別部隊呼んだのは!
コミュニケーションエラー多かったね
---
・共通
司令官 副官 三等兵 部隊全滅 別部隊
支援爆撃 銃弾爆撃
蹂躙 殲滅力 砲撃を受けてる 射撃速度
バリケード 盾 防壁 障壁
薬莢 弾薬 タマ 銃弾 弾切れ
装弾数 ジャムる
フルオート射撃 引き金をひく
兵站 軍事輸送 輸送経路 ロジスティクス
補給路 補給基地 補給部隊 補給線を断つ
---
・銃の部位
レーザーサイト
サプレッサー
→拳銃の銃口の先につける、発砲音を無くす筒のようなもの。サイレンサーは間違い。
コッキング
→スナイパーライフルの「カッチャン」って鳴る動作
ヘッドショットを避ける。見事な弾よけ
リロード
リコイル(反動)
ハンド・リコイル
→拳銃を持つ手への反動。サプレッサーをつけると威力が弱まるので、|リコイル《反動》も弱まる。
---
グレ(ネード)投げる
射撃訓練場
安置
斥候 射線切れる場所
遮蔽物を駆使
狙撃
高台から下に撃ちおろす。
立ち回りを確認する
地の利を活かす
包囲網 射線を切る
武装解除
裏取り
敵影なし
塹壕戦
籠城戦
兵糧攻め
兵站
---
・銃の名前
ピストル ライフル スナイパーライフル
対戦車砲 対物ライフル マガジン
テーザー銃 エアガン モデルガン
回転式拳銃(リボルバー)
オートマチックピストル
アサルトライフル
---
バラック小屋
→(軍事的な意味で)簡易の建物
ジャイロ操作
→コントローラスティックの傾き加減で照準を決めている
戦艦
巡洋艦 航空母艦 駆逐艦 潜水艦
---
エロ系
慰み物 慰安婦 捕虜 レイプ
【用語】建物の種類 マンション 館 小屋 店 塔 屋根
・マンション
タワーマンション
メゾネットマンション
マンスリーマンション
ウィークリーマンション
分譲マンション
団地下の寄合所
・マンション以外 宿
モーテル(ラブホとビジホの中間)
タコ部屋 平屋の家
木賃宿 民宿 古民家
相部屋 |椿山荘《ちんざんそう》庭園
テナント(ビル含む)
---
・館 屋敷
屋敷 和館 洋館 擬洋館 母屋 離れ
別荘 別邸
オーベルジュ(宿泊施設付レストラン)
・屋根
スレート屋根の倉庫
トタン製のフード(壁の外側の換気扇)
切妻屋根 茅葺き屋根
車寄せを覆う屋根
・天井
ボールト天井
---
・小屋
バラック小屋 プレハブ小屋 団結小屋
ポンプ小屋 山小屋 船小屋 蒲鉾小屋 馬小屋 火焚き屋 見世物小屋 掘っ立て小屋
離れ 詰所
山小屋
コテージ ロッジ ヒュッテ 山荘 別荘地
バンガロー
---
・店
喫茶店 ジューススタンド
ファンシーショップ
貴金属買取屋 金券ショップ 宝くじ
家電量販店 コンビニ 売店 出店
焼肉店 セレクトショップ
コンベンション協会
・店内インテリア 建物間取りに移動
・席 インテリア 建物間取りに移動
---
・塔
尖塔(モスク建築にあるミナレット)
角塔 鉛筆型の塔 仏塔
多層塔(三重塔 五重塔)
石塔(比較的低い。供養塔 墓塔)
電波塔(スカイツリー)
空港管制塔 時計塔
主塔・東塔・西塔
展望塔
鐘塔 大聖堂
象徴的な左右対称の鐘楼 僧院
農業用サイロ 伽藍 方型屋根の塔屋
---
・その他
エレベーターのない年季の入った雑居ビル
【ネタ枠】書き出しの一文目
とりあえず出しとこう枠です。
書き出しの一文目を思いついたもんがちなところあります。
自作
・ベランダから腕をぶら下げていると、だんだん夜が朝を告げてきた。
・文字だけを見れば、「日本」を構成する50%は、少なくとも「本」でできています。これは何かに転用できるのではと考えています。
・「人生は行動の連続だぞ」
静寂を切り裂く無機質な肉声。あまりの不意打ちの出来事に、私は驚愕してしまった。
・「ちっ、その気になれば、俺たちを皆殺しにできるってことか」
・ある夜、薄暗い住宅街の中を歩いて帰っていた。道沿いの家に目を奪われかけた。
・普段は賑やかな○○の舞台は、一瞬のうちに沈黙の空間となった。それは○○という出来事でのこと。
・「つまり、俺が言いたいのは、印をつけるのが仕事じゃねえぞって話です」
半径二メートル程度が課長の支配領域になった。
・ポタポタと包丁の先から滴る赤いしずくで、クリーム色だった廊下が真っ赤に染まるほどだった。
・壁面に小さな箱が、まばらな足跡のようにつけられている。
・「色のトーンが合わないね、塗り替えるかあ」棟梁の一言で残業が増えた。金の増えないから土木じゃなく、サービスだ。
---
スレ
・そうか、ここが昨日まで「海」だったところなのか……
・「空って…どこにあるの?」
少女は不思議そうな顔をして尋ねた。「だって、見たことがないもん」
・見ろよ、何処の新聞もデタラメばっかり言ってやがる。
---
書き出し大賞
・半年前から玄関で寝ている。
・携帯の充電は残り2%、なのに私はこの文章を打っている。
・あっという間に夕立が降り、あっという間にあがった。君はまだ動かない。
・秒針の音が妙に鋭い。
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本の書き出し
・彼は風変わりな少年だった。
・犯人は考えている。
・夜の海。静寂の時。
---
クイズノック系
・私の虹彩に愛を埋め込んだのは、私の知る世界で一番最低な人間だった。(恋愛系・アンドロイド系)
・酔った|瞼《まぶた》の裏には、現実にならない世界が広がっているんだとさ。
・明けない夜はない、本当にそうだろうか?
・ごめんなさい。何も書けませんでした。
・緑と黄色が半々になったイチョウの落ち葉を見るたびに、あの忌々しくも輝かしい日々を思い出す。
(秋のこと。緑は若々しさを、黄色は成熟を意味する)
(ここだけの話、クイズノック系はいまいち使いづらいです……一文に意味を込めるなって感じです。)
本の書き出し
http://kakidashi.com/
想像が膨らむような一分ストーリーを考えるスレ
http://www.2monkeys.jp/archives/52935283.html
クイズノックの企画
https://www.youtube.com/watch?v=EYnucQPuXrk
・書き出し小説大賞(天久聖一 これまでの記事より)
https://dailyportalz.jp/writer/kijilist/133
【用語】化粧 洋服 アクセサリー 靴 小物 髪型
・化粧
ファンデーション 眉毛描いて
アイメイク ハイライト塗る
チーク塗る リップ仕上げて
クレンジングオイル(化粧落とし)
メーキャップ
---
【女の洋服】
・サロペット
・ドレスデン
・Aラインワンピース
・ 〃 コート
・ 〃 スカート
・ 〃 ドレス
・オフショルダー(肩が透けてる服)
・白いファー付きコート
・ガーリー系の洋服を着てるイメージ
・バルーン型の袖が、露西亜人形を思わせていて、けれどもゴスロリチックに仕上げている。
・バルーンスリーブ
・ロンパース(赤ちゃんベビー服)
・フリースジャケット(モコモコ)
・ネルシャツ
・コーデュロイ
・「私、この袖苦手……」
それは、いかにもプリンセスらしい、くしゅっとゴムで絞られたパフスリーブ。
・彼女の服装はいわゆるマニッシュファッションというものだろうか。
・彼女の服は、儀装束というようだ。
・肉感的な太ももを強調した黒いドレス姿を披露した
・胸元をはだけさせて男の目線を釣っている
---
【男の服】
・柄物のシャツ
・グレーのセットアップに白のニットとスニーカー、頭の上にはちょこんと緑のニット帽が乗せられている。(男)
・前開きのジャージ
・裾リブはサッカー部でくたびれていて、手が出せてしまうほどにだらしなくほつれている。
・赤のタータンチェックのネルシャツ
・黒のアウターに茶色の長ズボンといった出で立ちで。
・ツートンの短パン
・薄手のフリースコートを羽織り、青い布をなびかせた。
・ライトブルーのジージャンにデニムというどこかアメカジ風の出で立ちで(男)
・裏起毛のスウェットパンツを履いて、白のフードつきパーカー男がドアを開ける。少し開いたファスナーからはハロウィンにはもってこいの、露出度高めの魔女が杖を振って踊る
・白のセットアップスーツに薄緑のプリントTシャツ。
・黒ジャケットに黄緑色のカーキタイトスカート。スタイリッシュさが際立つ着こなしを演じている。
・ネイビージャケットにボーダーニットのスカート、黒白のマリン配色だ。
・ぶくぶくに着膨れした男
---
・アクセサリー首
ネックレス
ペンダント
チョーカー
・アクセサリー耳
ピアス
ピアスホール
イヤリング
イヤーカフ
・アクセサリー頭
ヘアアクセサリー
カチューシャ ヘアバンド
バレッタ シュシュ
ヘアクリップ ヘアゴム
花かんむり
・アクセサリー指
リング 指輪
ピンキーリング ファランジリング
・手首周り
ブレスレット バングル 腕時計
・その他のアクセサリー
モノクル
---
・その他アクセサリー
ボディピアス(軟骨ピアス)
→へそピアス
ブローチ
コサージュ
スカーフ
---
・靴
ローファー ピンヒール
|誂《あつら》え靴 注文靴 シークレットブーツ
靴裏 靴底(ソール)靴紐
革靴 革底
製靴
靴擦れ
アイレット(紐を通す穴)
穴飾り メダリオン
中敷き
音鳴り(靴音)
靴べら
足入れがよい / 悪い
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・小物
ウォレットチェーン ピルケース
スマホショルダー
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・髪型
揚げ巻き 花月巻き 夜会巻き
マニッシュ インナーカラー
ショートボブ イヤリングカラー
ボブカット セミロング ショート
ツーサイドアップ
ツインテール ポニーテール
茶髪に黄の差し色の入った髪色
後ろに毛流れのある髪型
濡れ髪を演出したいので、油分の多いスタイリング剤を使う。
波巻きパーマ
うねり(のある)髪
濡れ髪 結い髪
もみあげ 襟足長い
後れ毛触る癖 金と灰色のまだら髪
【中古本】最近読んだ本0527
※日記から移行しました。内容は同じです。
最近書いてないで、別のことをすることが多くなった。
そういうわけで、ブックオフで買った中古本で、読書感想みたいなノリを少々。
通勤電車内で読んでたりするのだ。
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・医者の本音
110円。クーポンを使えば実質10円ということでついでに買った本。
軽いタッチで書かれた感じ。いまいち内容が薄いのに、無理矢理長く書いたような感じがする。要約すればひと言で済む感じはある。
医者の本音というのは前半には書かれていなくて、後半部分にちらりとあったくらい。
医者兼ブログ書きの人っていう感じがする。
興味深かったのは「命の値段」と「安楽死」、「医者の死のとらえ方」の内容。
公費で賄われている高額療育費制度は、若者の保険料によって、高齢者の延命のために使われている。それが少子高齢化社会の進む日本において、これはどうなるのか。
増税になるのでは? あるいは制度自体崩壊するのでは?
というのが医者目線から書かれていた。
でも、このあたりの意見は別に医者でなくても判るところだし、もう少し医学的私見か欲しかった。
また後で調べてみたら、その部分はブログサイトに載せられていたので、別に本を読むまでもないという感じ。
なあんだ。そういうわけで読了後に捨てた。110円である。
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・一瞬で名作が分かる「太宰治」
300円くらい。
ブックオフ内をプラっと歩いていたら「太宰治」と書いてあったので買った。
実をいうと、太宰治の本は全く触れていない・読んでいないでここまで来た感なので、いまいち良さがわからない。でも名作を書いているということだけ知っている。
国語の資料集以来の邂逅。つまり初対面。
中身は太宰何某の名作が何個か収められており、列車、きりぎりす、逆行、富嶽百景、走れメロスなど19作品。
まだ最初の作品とか読んでみたが、いまいち「ん?」である。読んだ気がしないレベルの難解さ。太宰治の作品自体それなのだが、それ以外にこの本には問題がある。
どうやらあらすじのようなものであり、たとえばきりぎりすは四ページくらいしか載せられていない。実際はもっと3倍くらい長いと思う。そのあらすじがあらすじになっておらず、誰かが適当に小説の抜き書きをしてきたみたいな不親切さである。
小説全文を載せているわけではなく、小説としての余韻は全部削除されている。
カタログみたいな感じ。なんだこりゃ。
小説としての場面の描写はへったくれもない。これだったら青空文庫よむわ。となった。
そういうわけで、僕はしょうがなく青空文庫にて太宰作品を読み直し、物語の全文を読んで「なるほどそういうことですね」となっている。すなわちこの作品はこのようなあらすじである、という導入書のようなもの。
①この本であらすじを読む。
②青空文庫にて同じタイトルのやつを読み直す。
③筋が分かり、なるほどとなる。
④しかし意図がよくわからないので、①に戻る。
⑤ネットで太宰治解説を読み、なるほどとなる
という感じで、本来一工程で済むはずなのに、辞書でも参照しながら教科書を読んでいるのかなという感じで、短編ひと作品だけで30分ほどの時間がかかる。
脳みそにするっと入ってこない。それを楽しむという感じ。
たしかにレベルの高い知識人には歯ごたえのある作品という感じはある。
とくに「逆行」を逆から読めば物語に奥行きが出てようやく輪郭がわかる、というネット感想を読んで、そういう理屈ね、だからこのタイトルなのね、と感心した。実際に太宰がそのように書いたのかは知らんけど。
そういうわけで、このような文章の脱線具合からわかる通り、この本は導入書としては最適であるが、以降効用を発揮しない。結末青空文庫の存在意義、青空文庫への宣伝かな? という感じがする。
ただ、この本に手を取らなければ、太宰治の作品を読まずにスルーしていたので、まあ感謝したくもない人に対して感謝しないといけない、みたいな複雑な感情を抱いている。
今も少しずつ消化しており、太宰治を一瞬で……というわけにはいかなそう。タイトル詐欺であるが許せるタイトル詐欺。
・医者の本音
https://amzn.asia/d/09ek8FW6
・一瞬で名作が分かる「太宰治」
https://amzn.asia/d/05joB1u7
プレバト情景描写
二年くらい前のメモ転記。
・文化服飾学院研究室前廊下
無機質な女性用マネキンが、不安定なキャスター付きの木板の上に立たされ、可燃ごみを眺めていた。コルク板には色彩豊かなポスターが十枚以上掲示してあって、どれも服飾関係の企業求人だった。
眺め、進みながら目的のドアに近づき、名札を見た。在室と書かれた方が表だったのを確認。
隣には入室の注意書が貼られている。「ノックをしてドアを少し開け、クラス・名前を名乗ってから先生を呼んでください」
丸顔の安いイラストから吹き出しで、入室例まで記載されている。このカンペを参考にする学生はいるのだろうか?
他:ファッションショー
ランウェイのある小ホール モデル
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プレバト水彩画21.4.29(観光地)
・東京のヴィーナスフォートの噴水
細い水が雨のように飛び出る滝が、ヴィーナス像にしたたっている。足元にも、こちらにも、水しぶきがかかって涼しい。
・東京ドームシティワンダードロップ
奥のスライダーから車が滑り出して迫ってくる。水面に到達すると、大量の水しぶきを発して、空高く飛ぶ。
さぁぁ、と再び水面に降雨した音が美しく響き、それと共に、こちら側にもアトラクションに乗った客の恐怖が迫ってくるようにも感じられる。
・豊洲ウォーターフロント(ビル群の夜)
どっぷりと日が沈んだ豊洲は、もはや夜の帳に包まれてしまっている。砂町運河には流れのよどんだ水で満たされ、その上から色とりどりの光の粒が水面に浮かんでいる。
ぼんやりと、そして美しく、ビル群の階を投影して、夜景は単色の黒というよりは、さまざまな色を混ぜた色という黒を演出している。
うっすらと雲間から覗く月明かりもあいまって、これから東京の地下に沈むだろう有楽町線が素晴らしい夜景の主役を買って出ている。
【用語】門 塀 垣 壁 軒下 柵 フェンス 板 柱
・門
城門 門柱 門壁
玄関まで続く列柱 閂 南京錠
ヴィンテージ感漂うオーク色の柱
通用門 通用口 勝手口 格式高い薬医門
伸縮門扉 ジャバラ門扉
伸縮門扉車止め
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・門まわり
インターホン
グレイスランド、フォスキー、アレス
モノトーン形、床タイル、繊細な質感と面状外装壁タイル、細割ボーダー
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・門扉まわり
開き門扉 引き戸門扉 門戸
表札 サイン 門柱
門袖(明るいウォール、アルミ製)
宅配ボックス ポスト
|機能門柱《ファンクションユニット》
→ポスト、照明、インターホン、表札の機能をまとめて設置できるもの
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・塀
石塀 土塀 板塀 ブロック塀
・垣
石垣 村垣 竹垣 垣根 緑の生け垣
・壁
漆喰塀
合板を張った木目の壁
|壁龕《へきがん》 木彫りの彫刻
玉石を積み上げた、古風な塀を横目に
擁壁
→高低差のある土地・道で、壁状の構造物のこと。
・軒まわり
→外壁、窓、玄関よりも外に出っ張った部分。
ひさしの長い版、家の周りを取り囲む。
軒下の雨落ち 軒先の雨どい
・柵
木の柵 木の毛羽立ち
防護柵 チェーン
|高欄《こうらん》(廊下や橋など、転落防止などに取り付けられる柵)
手すり 補助手すり 子供用手すり
白いペンキが塗られた木の柵
・フェンス
アメリカンフェンス
目隠しフェンス スリットライン
防音フェンス 多段柱フェンス
和風竹垣フェンス
・板
波板 合板 鉄板 化粧板
・柱
支柱の土台
・その他
有刺鉄線 鉄条網 忍び返し
【用語】錠前 鍵の種類
≪錠前≫
・シリンダー錠
鍵穴のある一般的なもの
・ケースロック
箱型でシリンダーとノブが別になっている錠前
・インテグラル錠
戸建ての勝手口。
・プッシュプル錠
戸建ての玄関ドア。縦に長い取っ手のようなもの。
・クレセント錠
三日月形の金具のついた鍵。窓の鍵 室内錠。カタツムリの形。
・シリンドリカルロック
室内側のノブの中央にあるポッチを押すとロックされる
・あおり止め(補助錠)
先端が|鈎《かぎ》になった金具を環状の金具に落とすタイプ
・ねじ締り錠
古いタイプの障子などに付いている、ひと昔前の鍵。穴にねじ込むように締める
---
≪鍵≫
・シリンダーキー
ごく一般的なカギ。鍵の縁には、鍵山と呼ばれる切り溝があり、この法則性に基づきカギが回る仕掛け。
・ディンプルキー
多数のくぼみをつけたカギ。防犯性に優れ、合鍵が作れないほど複雑な形をしている。特注品が多い。
・ウォード錠
古いタイプの錠前。その原型は古代ローマ時代にまで遡る。正規の錠以外を使うと穴の中の障害に引っかかって開けられないようになっている。
・南京錠(ダイアル式)
3桁、4桁の数字錠。
・電気錠
遠隔操作やカードタッチ式で開けられる
名作から学ぶ! 会話の書き方
森博嗣『有限と微小のパン』(講談社文庫 p284~294)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062732949
からの抜粋です。
ところどころ空行追加と、人名にルビを振りました。
未読の方はネタバレ注意! 一つの名作が消えます。
空行追加
空行追加
※語句補足
・ナノクラフト
日本最大のソフトメーカー。数々のソフトゲームを作っている。任天堂感がある。
・ユーロパーク
UFJのような広大な敷地。運営会社はナノクラフト。
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「興味があるなら教えよう。彼女は、僕の愛人だった」
煙を吐きながら|藤原《ふじわら》は言った。
|萌絵《もえ》はその返答に驚いて一瞬黙る。予想していない反応だった。藤原が簡単に答えることに対して、予期できなかった。つまり、彼の性格を見誤っていたことになる。
「それは、公のことですか?」
「まさか……」藤原は相変わらず微かに微笑んでいる。
「君に話したのが最初だよ。こんな恥ずかしいこと、滅多に言えるものじゃない。僕は独身じゃないんだからね」
「では、どうして、私にそれをおっしゃったのですか?」
「少なくとも、ずばりと質問したのは君が最初だ」
「それだけですか?」
「こんなことがあった以上、警察も調べるだろう。いずれ、それが君の耳にも入ることになる。あの刑事さん、君の知合いだそうだね?」
「はい」萌絵は頷く。|芝池《しばいけ》のことである。
「じゃあ、嘘をつかないほうが良いだろう?」藤原は片目を細め、顔に皺を寄せた。
非常に頭の切れる男だ。回転も速い。
考えてみれば、|塙《はなわ》|理生哉《りきや》のパートナーとしてナノクラフトをここまで大きくした人物である。やはりただ者ではない、と萌絵は思った。
「|真賀田《まがた》 |四季《しき》博士をご存知ですか?」
「もちろん知っている。塙君が彼女に傾倒していることも有名だ。君はさっき、真賀田博士に会ったと話していたね。塙君の言動で、変な噂が立っていることも承知しているよ」
「変な噂というのは?」
「真賀田博士をこのナノクラフトで匿っているという噂だ」
「噂でしょうか?」
「噂じゃなかったら、犯罪だ」
「ナノクラフトの研究所はどこにあるのですか?」
萌絵は別の質問をした。「ユーロパークの園内にあると聞きましたが」
「ノーコメント。それは一応秘密にしているんでね。そういう約束なんだ。大したことではないが、一応、そういう決まりだから」
「塙さんが、私をここへ招待した理由は何でしょう?」
「さあね……、僕は関知していない。少なくとも公式にはね。でも、さっきした質問だけど、彼は君と結婚したいんだと思うね」
「なんでも、ずばりとおっしゃるんですね?」
「違うかい?」
「質問が曖昧です」萌絵はすぐに答えた。
「プロポーズされなかった?」
「されてない、と私は認識しています」
「ああ、なかなかの人だね、|西之園《にしのその》さん」
藤原は頷きながらゆっくりと煙を吐く。
「彼が今まで、どうして結婚しなかったのか、友人としてお知らせしよう。やっぱね、いつもこう話していたよ。自分は西之園家の一人娘と婚約しているんだ、ってね。
どれくらい、でかい縁談がこれまでにあったと思う? それを全部無視したんだ。まあ、あの風貌だからね。何もなかったとは言わんよ。しかし、彼は、西之園家のお嬢様を待ってたんだ」
「それにしては、何年もお誘いがありませんでしたわ」
「忙しかったからね。世界中を飛び回っていた。少し落ち着いたと思った頃には、塙|安芸良《あきら》博士が亡くなって、お嬢様に会える機会も消え失せたってわけだ」
「今、作ったお話ですか?」
「そんな高尚な趣味はないよ」藤原は愉快そうに片目を瞑る。
「とにかく、それで、彼はここ、ユーロパークを作ると言いだしたんだ。会社も研究所も長崎に引越しだ。誰だって大反対。俺も反対した。何故だか、わかるかい? どうして、彼は、こんなところに|御伽《おとぎ》の国なんて作ったりしたのか?」
萌絵は黙っていた。
「君を呼ぶためさ。お姫様を呼ぶためだよ。昨夜来たと言ったね。塙君は君をどこへ呼び出した? 当ててやろうか?」
「教会です」
「そう……、あの教会だ。あれはそのために作らせたものだ。普段だって、一般入場者は入れていない。あの建物、立入禁止なんだぜ。広場に建っているだけ。一銭の金にもならない施設なんだ。お姫様と再会する場所だったんだね。びっくりさ。俺が気づいたときには、もう工事が終わっていた。
わかるかい? 塙理生哉がこんな不合理なことに金を使ったことなんて一度だってないんだ。奴は天才なんだ。俺たちとは人種が違う。超天才だ。奴が作ったものを、俺たちはコピィして箱に入れて売っただけなんだ。そいつがだよ、これまでに稼いだ金を全部、お姫様一人のために使っちまったんだ。これ、わかるかい?」
唇を噛みしめたまま、萌絵は答えられない。
「経営者として明らかに失格だ。俺はそのことで相当頭に来てる。だけど……、そう、友人として、これだけは言っておかんとな……、うん。奴は君に一生を捧げてるんだよ。え? 本人は何と言ったって? そう言わなかったのか?」
「おっしゃらなかったわ」萌絵は答える。自分の声が少し震えていると思った。
「情けないじゃないか……」藤原は葉巻を灰皿で揉み消した。
「あの超自信家のぼっちゃんがね。まったく……、とんだラブコメディじゃないか。そう、以前に一度だけ、奴の部屋に入ったことがあるんだ」
藤原は可笑しそうにふっと息を吐いて肩を上げる。
「西之園さん、君の写真でいっぱいだったよ。小学校、中学校、高校、それに大学に入ってからの君の写真が、ずらりと並んでるんだ」
「嘘です!」萌絵は思わず叫ぶ。
「嘘だったら、俺は天才だ」
「そんなこと、私は知りません」
「俺だって知らんよ」
「そんな……」萌絵は頭が混乱していた。
「どうして、私に知らせて下さらなかったのですか?」
「本人に聞いてみな」
萌絵は黙って考える。
中学までの写真だったら、塙安芸良博士が撮ったものだろう。確か、いつも小さなカメラを持ち歩いていた。レンズを彼女に向けることも何度かあった。それは覚えている。息子を西之園家の婿にやろう、と豪語した父親のことだ。彼女の写真を息子に見せたのかもしれない。
しかし、その塙安芸良博士は萌絵が中学生のときに亡くなっている。その後の彼女の写真は、いつ誰が撮影したものだろう? 塙理生哉はそれをどのようにして手に入れたのだろう?
確かに、ビジネスのパートナーとしてナノクラフトで働かないか、という話はついさきほど聞いた。しかし、それと今、藤原が話した内容の間には、光速でも数分かかるほどの隔たりがある。そんなに準備をして、自分を招待したなんて、とても信じられない。
何故、もっと、早く教えてくれなかったのだろう?
もっと、早く?
もし、もっと早かったら、自分は喜んでOKしたのか……。
高校生のときの自分。
大学に入ってからの自分。
この数年間の西之園萌絵が早送りで再生される。
いつだったら、OKしただろう?
そんなことに応じる自分なんて……どこにもいない。
だから、今まで待った?
今なら?
「ちょっとは、ビビってくれた?」藤原は横目で萌絵を見て、尋ねた。
「ええ」
萌絵は素直に頷く。そして大きく溜息をついた。自分が呼吸を止めていたことに気づく。
「驚きました」
「じゃあ、僕の役目はこれで終わりだ」
なるほど、大した交渉人だと思う。藤原|博《ひろし》という男がいて、今のナノクラフトがあるのだろう。
大した男だ。
圧倒されてしまって、自分が取り戻せないまま、萌絵は彼の部屋を出た。
エレベータに乗り、一階のロビィに下りる。
外は明け始めていた。
守衛室の男が、彼女のことを覚えていて、声をかけたが、言葉は耳に入らなかった。
自動ドアが開く。
冬の朝を、彼女は感じた。
まだ、鼓動が速い。
---
≪第4章≫
ナノクラフトの本社ビルから、ユーロパークのゲート前の大駐車場までは三百メートルほどの距離だった。
西之園萌絵は下を向いて歩いている。そんな歩き方は、彼女には珍しい。黒いアスファルトは濡れていた。そんな濡れ方は、アスファルトには心外だったかもしれない。
ときどき後ろを振り返る。東の空が明らみ、そちらに低い山があることがわかった。
萌絵は小さなときから、他人を深く認識し、好意的に理解する努力を放棄していた。
彼女にとって、世界の九十パーセントは、家の中にいる大人たち、親族の大人たち、書物の中の大人たちだった。彼女の周囲にときどき現れる子供たちは、いずれも彼女の友人となるにはあまりにも不完全で、乱暴で、不愉快だった。それどころか、たまに彼女に話しかけてくる大人でさえ、不合理で、恐怖だった。
父から聞く学者たち、母から聞く親族の成功者たち、伝記に登場する科学者、数学者、学者。彼らと彼女らが、世界を構成するほとんどで、その中に自分がいる。それが世界だ。萌絵はそう考えていた。
今思うと、子供向けの番組みたいに、そう教えられただけのことかもしれない。「本当の社会とは、実は……」という最終章を聞かないうちに、両親は逝ってしまったのだ。
あるいは、同様のことが、さらに高いレベルで、さらに純粋な形態で、さらに複雑な理法で、真賀田四季にもあったかもしれない、と萌絵はふと思いついた。
その発想を彼女は即座に確信する。
きっと、同じ……。
でも、それは可哀想ではない。
寂しくもない。
もちろん、不幸でもない。
ただ……足りないだけだ。
だから、求めている。
そう、きっと、同じ。
塙理生哉のことが、頭から離れなくなっていた。
藤原博の投げた網は強力だった。すっぽりと彼女を覆い、小さな針が彼女の全身の皮膚を刺激して、粘着して、逃れられない圧倒的な拘束力を感じさせた。
わからない……。
何だろう?
自分がどう感じているのか、わからなかった。
怒っているのか。それとも嬉しいのか。
それさえも曖昧だった。
半分怒って、半分嬉しいのならば、プラスマイナス・ゼロになる、わけではない。両者のベクトルは一直線上にはない。ベクトルは足し合わされ、平行四辺形の対角に伸びる。怒るの反対は嬉しい、と教えられて満足した子供なら、こんなに悩むことはないのだろう。
だが、彼女はそうではなかった。
いったいどちらが複雑で、どちらが単純なのか。
森博嗣の手掛けるS&Mシリーズ最終巻である本作は、800ページ以上にも及ぶ分厚い本です。
某任天堂的な大企業ナノクラフトの社長である塙理生哉を引き合いに出して、二人が会話を繰り広げています。
「俺たちとは人種が違う。超天才だ」と呟いた藤原が、パークのとある秘密を述べ伝えながら、一途っぽそうな天才の裏面を論理的に話しています。
登場人物が男女の二名ですが、どうしてか会話の中から一名が浮かび上がる構図です。すごいですねこれ。どういうことなんでしょう? 藤原が仕掛けた高度な知略戦が垣間見えます。
会話が終わり、その後のエレベーターの短文の心情描写も、彼女の心の揺さぶり具合を短く描いています。
「冬の朝を、彼女は感じた。まだ、鼓動が速い。」
締めがこれで、流石だと思いました。
これで伝わると作者は確信している。そういった書き方です。
名作で学ぶ! 場面の書き方 2
有栖川有栖『狩人の悪夢』(角川文庫 p5~10)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321810000183/
の抜粋です。
ところどころ空行追加と、ルビを振りました。
未読の方はネタバレ注意?
まあ、最初の場面ですから、そんなことないかも。
断章:奈落の森
巨大なスタジアムの前に立っていた。
とうに廃墟と化しているらしく、壁面の化粧|煉瓦《れんが》はいたるところで|剥《はが》れ落ち、|露《あら》わになったコンクリートに無数の|亀裂《きれつ》が走っているのが雲間から射す月明かりで見て取れる。
壁面の一部を包んでいる|蔦《つた》が風に震えて、乾いた音をたてていた。夜そのものが|囁《ささや》いているようだ。
ぼっかりと口を開けた5番ゲート。左手の弓を持ち直し、そこから中へと入っていった。すぐ右手に階段が延びていたので迷いなく上がる。
硬い靴音が寒々とした空間に響き、背中に回した矢筒が小さく鳴った。何本の矢がそこに収められているのかは知らないが、残りはわずからしい。
手にしているのは竹製の和弓。
よく使い込まれていて傷みが目立ち、鹿革を張った握りの部分は|手垢《てあか》で光っていた。長さはせいぜい一メートルほどなので、おもちゃでしかないようだが、これが心強い武器になるのだ。
上り切ると、|仄暗《ほのぐら》い廊下。
どこにも光源がないのに、ぼんやりと周囲が見えている。立ち止まって耳を澄ましたが、何の音も聞こえてこない。恐ろしいまでの静寂。
スタンドへの出入口の向こうに夜空があった。そこからの光に導かれて進むと、ひと足ごとに視界が開けていき、やがて場内の全景が目に飛び込んでくる。
眼下に広がっているのは陸上競技用のトラックではなく、芝生を敷きつめたピッチでもなければ野球のグラウンドでもない。勾配がきつい|擂鉢《すりばち》状のスタンドに囲まれているのは、鬱蒼たる森だった。
降り注ぐ月光も木立の隙間に分け入ることができず、見渡す限り黒々としている。せいぜいビルの二階分ほどしか階段を上っていないのに地面がやけに遠く見えるのは、何メートルも掘り下げてあるのだろう。
四方を見渡すと観客席も老朽化し、どれも背もたれが|罅《ひび》割れ、赤やら青やらの塗装はすっかり|褪色《たいしょく》していた。放置されてからどれだけの歳月が流れたのか見当がつかない。
――きたことがある。
右手に聳える照明塔を見た時、不意に記憶が|甦《よみがえ》った。
その鉄骨の組み方に見覚えがある。無気味に黒く、超現実的な森も既知のものだ。と同時に、自分が今ここに立っている理由もはっきり理解した。
――ここは狩場だ。
――自分は|狩人《かりうど》。
――だから弓矢を携えている。
そして、狩るべき獲物は目の前の森に潜んでいる。
広くはあるけれど、スタンドで包囲されている森のどこかに、息を殺して隠れている。
――そいつを見つけて、仕留める。
|足許《あしもと》に気をつけながら急な階段を下って行った。
|階《きざはし》の段差は五十センチ近くもあるだろうか。とてもではないが両足を交互に出すことはできず、常に左足を先にして一段ずつ慎重に下りる。奈落まで下降しているのかと思うほど地面が遠かった。
やっとのことで大地に立つと、休憩もせず森へと続く|径《みち》に踏み入った。気分が高揚して、胸の鼓動が感じられるようになる。
今夜の獲物が何なのかは知らないが、出合えばそれと判る。そういうハンティングなのだ。
ごつごつした太い木の根が張り出していて、足場はよくない。低く伸びた枝が行く手を阻んでいる箇所もある。それでも明かりなしに歩けることに感謝しなくてはならないだろう。上から見た時はあんなに暗かったにしては、森に入ってしまうと闇は存外に薄く、十メートルほど先まで見通せる。
右手前方から、囁くような細い音が聞こえてきた。
ろくに起伏のない|平坦《へいたん》な森なのに、いずこからかいずこへと小川が流れているようだ。そのせせらぎもまた、耳に覚えがあるものだった。
頭上を振り仰げば、いつしか雲はなくなり、美しいばかりの星空。刃のごとく鋭い|梢《こずえ》が、中天の満月を縦に引き裂いている。見つめていると体温を奪われそうな、冷え冷えと|蒼《あお》い月だった。
これだけの広さがある森で、どこにいるとも知れない獲物を探し出せるものか? そんな懸念を打ち消したのは、湿った地面に残る足跡だった。輪郭がぼやけて男のものか女のものかも定かではないが、ひと組の靴跡が先へ先へと続いている。何と好都合な。こいつを見失わずたどっていけば、自然と目指す場所に着く。
奥へ奥へと歩いていくうちに、場違いなものに遭遇した。五メートルほど前方の右手から白い馬が躍り出たかと思うと、音もなく左の木立に消えた。|眩《まぶ》しいほど純白の馬で、見事な|鬣《たてがみ》をなびかせていた。突然のことに度肝を抜かれてしまう。
ホウ。
と、樹上で|梟《ふくろう》が|啼《な》いた。
ホウ、ホウ。
それを耳にした途端に、ようやく自分が夢を見ていることを自覚する。いつも梟の声が告げてくれるのだ。
肉体はベッドの上にあり、何の危険もなく眠っている。これはただの夢。打ち捨てられたスタジアムの中に得体の知れない森があっても、白馬がいきなり目の前を横切っても不思議はない。
さっきのあれは……そう、ベッドに入るまでワインを飲みつつ、テレビで動物番組を観ていた。そこに登場した馬ではないか。堂々とした走りっぷりが印象的だった。
――ここからは|明晰《めいせき》夢か。よし。安心して、せいぜい楽しむとしよう。
あまり悠長にかまえてもいられない。明晰夢はそう長くは続かないもの。早くことをすませなければ、楽しむ前に無粋な目覚めが訪れる。
足跡をたどっていくと、木立の間に切妻屋根の二階建ての家が見えてきた。テレビのコマーシャルによく登場するタイプの住宅で、薄闇のせいで定かではないが外壁は明るい色で塗られているようだ。以前に夢でこの森をさまよった時にはなかった。
足跡がそちらに向かっていたので、考えもなく近づいていったのが間違いだった。二階の大きな窓が勢いよく開くなり、風を切って何かが飛んできた。
傍らの木の幹に、カッと矢が刺さる。
棒立ちになっていると、窓に現われた影はさらなる矢を放とうとしていた。慌てて身を隠した木に、狙い|違《たが》わず二の矢が命中する。
狩られるのを待つだけのおとなしい獲物ではなかった。予期せぬ反撃に|狼狽《ろうばい》している間に影は弓を手にしたまま窓から飛び出し、猿よりも軽やかに地上に着地するではないか。そのシルエットからすると、どうやら女らしい。全身が総毛立った。
きた方角へ一目散に駆けだした。
何度も脚が絡まりそうになり、恐怖が心臓を|鷲掴《わしづか》みにする。径に横たわった倒木を乗り越える際に振り返ってみたら、女はみるみる接近してきていた。自分の二倍は速く走れるようだ。
――待ち伏せされていたんだ。こっちが狩られる方だったのか。
とてもではないが逃げ切れない。絶望しながら考えた。
―――迎え撃とう。走りながらでは矢を弓につがえることもできない。背中を見せたりせず、あいつが三の矢を放てないうちに射てしまおう。
正しい判断に思えたが、失敗は許されない。一度打ち損じれば相手は自分の許までやってきてしまうから、チャンスは一回だけ。
矢筒から素早く一本抜き、狙いを定める。
女は長い髪を振り乱しながら、射程距離に入りつつあった。こちらが弓をかまえているのが見えているだろうに、|怯《ひる》む気配は|微塵《みじん》もない。
――はずれても大丈夫。取って食われたりはしない。これは夢なんだから。
そうだ、夢だったではないか、と緊張が緩んだところで異音がけたたましく割り込んできた。神経に障るピピピピという断続的な電子音。
---
右腕を伸ばし、枕許の目覚まし時計を探り当て、アラームを止める。ゆっくりと両目を開け、悪夢の余韻を振り払って気持ちが鎮まるのを待った。
とうに慣れっこになっているはずなのに、つくづく因果だ、とわが身を呪わずにいられない。
世の人々は、眠りの中で恋しい人と語らったり、死に別れた懐かしい人に再会したり、色々と楽しい想いをすることがあるというのに――
生まれてこの方、彼は悪夢しか見たことがなかった。
わりと普通の文章ですが、実は「彼は~」が使われている文章は最後の一文以外ありません。これが驚きです。作者の技巧が出ています。
同じような意味の「自分」も、3000文字中5つのみ使われていて、三人称なのにかなり少ない!と思いました。
序盤の1・2ページはその「自分」すら使われていません。
つまり、読者は背格好も容姿も年齢もわからない、人称代名詞すらない謎の人物の動向を気にして読み進めていくわけです。これが初読では読みづらいところです。
これは、夢だと自覚していく時間推移を表現している気がして、暗中模索感があります。
頑張って読み進めていくと、その人物は明晰夢だと自覚し、その後山姥っぽい女と狩人追いかけっこをして、ようやく悪夢から本格的に覚めていきます。
そして、最後の文の「彼は悪夢しか見たことがなかった」と読んだところで、ああなるほど、この人は夢ではなく「悪夢」を見ていたのか、と分かる感じです。読みづらさは悪夢の不気味さ、悪夢の濃密さ・分厚さを表現しているかのようです。
全体的になんかルビも多いですね。
ルビって多いと目がつまづくんですが、僕的にはこれも狙ってるのではないかと深読みしているんですがどうでしょう。速読させないように、わざと振ってるのではないかと。
3000文字をぜいたくに使って、とある人の悪夢を形作っている。本書のタイトル『狩人の悪夢』から物語が始まるのです。おしゃれ。
【用語】エクステリア(室外装飾)など
インテリア(室内装飾)の対義語がエクステリア(室外装飾)といいます。
車庫 駐輪場 テラス 庭 バルコニー ゴミ収納など
建築用語
アプローチ(玄関→門→道)
サブアプローチ(勝手口→道)
犬走り(隣接した通路状の部分)
ポーチ(建物の外壁から突き出した部分)
公園にあるような|四阿《あずまや》(休憩所)
---
車庫
・ガレージ(車庫)
フーゴ アーキフラン カーポート
ガレージハウス、折戸式、フルクローズ
倉庫式のガレージ
・カーポート
屋根と柱だけの簡素な車庫。
壁で覆うガレージと区別する。駐車しやすい、値段が安い、荷物の積み下ろしがしやすいなど。逆に風に弱い、雪などの重さに弱いことが欠点。
---
駐輪場
フーゴミニ、駐輪場屋根
他
伸縮門扉(ジャバラタイプ)
跳ね上げ式門扉
シャッター、ハンガーゲート
車止め
---
テラス
テラス屋根 テラス囲い
サンルーム ガーデンテラス
ウッドデッキ タイルデッキ
---
庭の種類
・ナチュラルガーデン
普通の庭
・カラーリーフガーデン
花主体ではなく葉の色を活かした庭
・ボーダーガーデン
敷地の境界線、庭の小道、駐車場の脇
・シェードガーデン
半日陰などに作られる庭
---
・庭にありそうなもの
石灯篭 飛び石 石敷 鳥居 祠
毛氈花壇 植え込み 園路
モニュメント
|袖高欄《そでこうらん》( 洒落た和風の橋の手すり)
トピアリー(鳥や動物をかたどる西洋の盆栽技術)
---
・バルコニー周り
ベランダガーデニング ベランダ手すり
手すり用面材 バルコニー 化粧床
モダンパネル
ワンポイントのアクセントを加える装飾用面材。
---
玄関
ダブルエントランス アプローチ
ミッドテリア
→靴を脱ぐところ。ペットとの空間を作るとき、掃き出し窓とウッドデッキの間にタイルを敷いて、床を汚さないようにするなど。
防風ポスト|口《くち》 モダンひさし
広々としたルーフバルコニー
---
ごみ収納庫庫
ダストック
片手で開けられるガススプリング式。手をはさみにくい取っ手。
---
その他エクステリア
アルミ階段
手すり 階段 踊り場 タラップ
【用語】土地 地形 地面
(私・都・区・市・民・国)有地
の部分は、私有地、都有地……という風に分配法則的に考えてください。
・土地
(私・都・区・市・民・国)有地
公有財産 分譲地(分割譲渡)
宅地 窪地 借地
|囲繞《いにょう》地 |旗竿地《はたざおち》
袋地……囲繞地通行権
在日米軍基地 陸軍
国土地理院の地図によると、
---
地形
・築堤(ちくてい)
堤防を築造すること。堤防が決壊することを破堤という。今は陸地でも、元々その地では海岸だった。
・掘割
地面を掘って溝をつくり、そこに道路や鉄道を通すこと。元々は水路だったが通路として転用した。
・切り通し
山や丘などを切り開いて通した道。両方の背の高い岩に挟まれた狭い道、トンネル、地形。
・造成工事
埋め立てや土地の改善を施すことで土地の地形を整え、家の土台として活用しやすいよう平らな土地にする(住宅造成地)、地盤沈下しにくくするなど。
・第三セクター(鉄道・水質・農林・教育など)
鉄道輸送よりバス輸送のほうが適当であるとされた「特定地方交通線」を存続させるため、国と民間企業などが共同出資した会社の形態。債務超過で破綻した赤字列車が資金調達に苦心し、あとがない状態。鉄道以外もやっている。
第一セクター:国、政府
第二セクター:民間企業
第三セクター:国、政府、民間企業の共同出資
---
・地面
地上 陸地 陸上 大地 土地の表面
地べた 地表 土壌 露地 路面 路上
足場 ランド 用地 敷地 区画
ひび割れた地面 波打った跡 湿る地面
雪が溶けて黒い地肌が現れる頃。
囲繞地通行権
https://akiya-pass.jp/column/no-reconstruction/rebuild-a-building-in-a-landlocked-parcel/#i
【用語】番組系 ロケ地 遊園地
番組を見ているときにメモった適当なメモです。
ロケ地 国立競技場 東京ドーム 競馬場 遊園地 式場
・国立競技場
ピッチエリア ピッチリポート
マスコットキャラクター
選手入場 レフリー(審判)
カメラサイン(ペンでサイン・レンズサイン)
ウォームアップエリア
医務室 監督室 更衣室
インタビューエリア
VIPラウンジ 貴賓室からの眺め
---
・東京ドーム
観客席(3階)
選手控室
ラジオブース
オーロラビジョン
→野球スタジアムにあるでっかい画面のこと
マウント
---
・競馬場 国立競技場
競馬 ジョッキー 馬名
最終直線 落馬する 逃げ馬 早馬
着差は同着 日本ダービー 3連単
併せ馬 光が差さない場所
・外から音速の末脚が炸裂する
ゴール前の直線で加速する走りのこと。
・これはもうフロックでもなんでもない
まぐれ勝ち
・ディープインパクト|産駒《さんく》
ある父馬・母馬から産まれた馬のこと。子供。
どっちが先に仕掛けるか 呼吸を合わせている
鼻差で差し切った!
---
遊園地
・アトラクション
ジェットコースター ローラーコースター
観覧車のかご メリーゴーラウンド 木馬
コーヒーカップ 屋内型コースター
トロッコ グライダー お化け屋敷
フリーフォール型
・その他キーワード
スリリング パレード アップダウン
急な起伏 カーブのあるレール 列車
風景の観覧
---
有吉の壁
2023/08/11
フォトスタジオ 衣装 試着室
おみやげ屋さん
パワーストーン屋 アメジスト 幸せを呼ぶ
占い タロットカード 水晶 手相
中継 リポーター 一回引き取ります
一旦お返しします
実家が太いでお馴染みの〜
---
・式場
ウェルカムボード 席次表
集合写真のプラカード
---
・TV系
館内放送 館内共聴 移動番組
制作会社 番組制作 リハーサル バミリ
---
その他
西部劇 タンブルウィード カウボーイ
保安官 館内放送
【用語】カメラ 植物 神社仏閣 薬 その他雑多なもの
メモのため、雑多多め
・カメラ
ファインダー フラッシュを炊く レフカメラ
レンズ
セルフタイマー フィル厶を巻く
ハレーション 多重露光 光学的なアクシデント
シャッターを切る
被写体 ブレがある ぼやける 立ち位置をかえる
被写界深度 全周魚眼レンズ
アタッチメント(補助レンズ)
機材 三脚 照明器具のセッティング
・ヘリコプター
後ろのプロペラ 頭上のローター 機内
バリケード
---
植物
雑草系:|蔦《つた》 |蔓《つる》 植え込み
モンテスラ:植物
・トピアリー
低木を刈り込んで作られるクマや鳥の造作物。
・木の|洞《うろ》
=樹洞。木の幹にぽっかり空いた穴のこと。
枝振りの良い樫にもたれて座り込んだ。
熊笹の茂みを掻き分け、そろそろと降りる。
---
神社仏閣
・|大幣《おおぬさ》(神社)
ジャラジャラした紙がついた棒。左右に振る祭具
・朱印
神社来たよっていうやつ。神主のサインがもらえる。
---
薬系
・アッパー系 気分高揚
・ダウナー系 眠り
酒 睡眠薬
薬漬けの毎日
①アッパー系のドラッグ使う
②気分が高揚し続けるので、夜眠れなくなる
③寝るためにダウナー系のドラッグを使う
④寝起きは気分が沈むのでアッパー系を使う
この繰り返しとなる
---
その他
・黙示録
黙示文学あるいは黙示思想とは、神の選民あるいは義人が苦しみ、異邦人あるいは罪人が栄えるという不条理が、やがて超越的な神が歴史の中へ介入することによって終わりを迎え、一挙に解決されることを待望するものである。歴史の終末における神の世界審判など、明確に黙示思想的である。
【雑多】ゴロゴロトルー
あとがきのURLリンクから飛べばわかりますが、語句まとめです。
マリーゴールド
アンティーク
ウーロンハイ
イヤホン
棒高跳び
会合
麺
ナノプシャン
包囲網
エロ漫画
厚化粧
ふざける
火花
ヒポクラテスの誓い
台本通り
バズビーズチェア
引退
ダージリンナイト
キャップ
シンフォニア・タブカーラ
長方形
音
ホーンテッドマンション
気象レーダー
準決勝
髪の毛
立ちっぱなし
ほころび
ヘリテージング
資本金
酒
修正
竜宮城
レターサイズ
急性アルコール中毒
薔薇戦争
寛永通宝
探し物
絵文字
ぬいぐるみ
車内販売
準備運動
ダイエット
言い出しっぺ
劣等感国語
企む狂犬病
アファンタジア
ひまわり
詐欺師
グラフェン
化学変化
後遺症
スリーポイントシュート
公民権運動
非常勤講師
デンキナマズ
無毒化
ブリクマン指数
迫真の演技
筋肉
除草剤
ティッシュペーパー
なるほど
もずく
アイコン
狼男
ライフゲーム
行ったり来たり
昆虫標本
水色
鼻ニューシングル
トリミング
スケジュール
浮気性
乗御車
美談
ポチッとな
リングワンデルング
浄水場
メアリーの部屋
喜び
アリアドネの糸
文明の利器
暁
ベイリービーズ
焼却炉
日めくりカレンダー
蒸気機関車
上意下達
彼女
下駄箱
セロハンテープ
ノロウイルス
ホームドラマ
積極的
打ちこわし
OK
キャトルミューティレーション
フェルール
ナノマシン
縫い糸
操り人形
トランスジェンダー
天水桶
着る
オウンゴール
甲高い
LINEの通知
目薬
現代アート
ベイカーベイカーパラドックス
正統派
半島
間違いだらけ
ありあわせ
赤ん坊抱っこ
格差社会
国税庁
現代病
サボる
ノンブル
未来
ビスケット
財宝
三億円事件
擬人化
しいたけ
すべり台
ジムノペディ
イタリアン
朱鷺幻覚剤
魔法瓶
イェニチェリ
氷鬼
人妻
温泉街
決勝戦
セル
愛の告白
しっぺ返し戦略
レジAI
文部科学省
肉
どてら空振り
ニュートラル
告白
ハエ
根性焼き
スクリュードライバー
海開き
尊敬語
博士
疾風迅雷
懐中時計
書き入れ時
発電所
肺
ベツレヘムの星
同窓会
影法
牛丼
踊り明かす
アルビノ
老老介護
旅路
煮る
熱放射
人見知り
スケルトン
アヘン戦争
ケータイ大喜利
新興国
編み物
おこぼれ
進捗
雑草魂
オールマイティ
老眼
じゃじゃ馬ならし
町工場
もらい泣き
いちご大福
田舎民
ニホンマムシ
紗がかかる
忍
ハデス
拷問
生徒会長
熱湯風呂
危機的
コンピューター言語
電気陰性度
ウォーターサーバー
連帯保証人
契約社員
悪役
敢闘賞
吹き出物
円グラフ
チリビーンズ
動脈硬化
はさみ将棋
ケータイ大喜利
オンライン
サロン
あぐらをかく
ノロウイルス
一目散
マスターベーション
心臓の音
EXIT
サラウンド
植物
プロ野球
お気に入り
彼方
プロビデンスの目
チリビーンズ
遠隔操作
らくがき
エクメーネ
エントランス
男の子
文化勲章
荷物持ち
サプレッサー
ヒヤリハット
アフリカゾウ
狂おしいほど好き
ランドセル
高級マンション
飛行船
敵対勢力
煮る
カプリチョーザ
断る
ヤンキー
ハブ空港
BB弾
ボディータッチ
ひし形
無責任
デッドフォール
細かすぎて伝わらないモノマネ
エスカレート
アリアドネの糸
アマテラス
緑
読み物
イヤホンジャック
オートミール
赤レンガ
安心
依存
弱体質
落ちものパズル
キルリアン写真
水掛け論
キノコ
重大発表
不快指数
お笑い
釜茹で
臨機応変
クリーニング
四方八方
博覧会
パリ症候群
脱水症状
夏みかん
計画通り
消化不良
初心者マーク
政治思想
カエル
ワードセンス
説得力
男子校
音漏れ
旅カラス
サウスポー
銃刀法違反
明太子
保護観察
北方領土
チリコンカン
平社員
コンビニエンスストア
大ナマズ
生き残り
レイシスト
輪ゴム
全校生徒
天丼
先進国
インチキ
百花繚乱
踏切
悪あがき
摩カニ
期待
中央銀行
歌詞カード
ねこまんま
期待感
ウィツィロポチトリの予言
公用語
家庭裁判所
磨りガラス
無言
ブリ
ごみ問題
諸行無常
平均寿命
トップバッター
最終処分場
立つ鳥跡を濁さず
現代アート
辞世の句
アロマテラピー
じゃんけんぽい
雑魚
総統
Bluetooth
観測所
山
リヴァイアサン
ハレー彗星
砂漠気候
うなぎ
お弁当
発音記号
四十肩
初心者マーク
銃社会
呼吸
急転直下
手ごねハンバーグ
カンガルー
未来予知
ナタデココ
青色発光ダイオード
クリスマスツリー
マンチカン
墓地
栄養価
四書五経
浸す
貿易
転校生
バドワイザー
ポニーテール
総理大臣
シュレディンガーの猫
コンポーザー
誘蛾灯
大坂の陣
https://dailyportalz.jp/kiji/gorogoro-kankyo-eizo
【雑多】小説雑多集
小説で使われている小道具の羅列
すべてがFになる p248
・電動工具の名称たち
ドライバー スパナ モンキーレンチ
ラジオペンチ ニッパー 糸鋸 金切り鋸
スクリュードライバー ドリル
ジグソー サンダ グラインダー
テーブル糸鋸 卓上の旋盤 フライス盤
ドリルのついたままのボール盤
コンプレッサー ヤスリ 金切りバサミ
小型のカートリッジ式のバーナー
モーター ギア ベアリング はんだごて
細かい金属の粉が付着してあり、工作に使用した形跡がある。
圧縮空気で動くリューターがホースの先に装着されていた。
---
・金属素材
アルミ 真鍮 ステンレス 角棒
アングル材 パイプ 板材漫画
専門雑誌 週刊誌 灰皿 コネクタ類
コンピューターのマニュアル類
ロットリング 雲形定規 ガムテープ
スプレー糊 写真 空き箱
誰かが旅先で買ってきたお土産
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封印再度
画具 画材 画具 墨 すずり
文鎮 和紙 座布団
筆 絵皿 布巾 はけ
絵の具の溶き皿
急須と湯飲みと小さなやかん
絵の道具が木製の道具箱に入っていた
少し大きな電気ストーブ お盆
湯飲み 急須 やかん 和紙
二階へ上がるためのはしご
小物入れ 小さな書棚 灰皿
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数奇にして模型
科学雑誌に掲載されている鉄道模型
ラジコン飛行機、無線機、天体望遠鏡
昆虫や化石の標本、高性能カメラ
科学図鑑 コンプレッサー
スポットライト、グラインダー
ドリル、リュータ、スプレー
ピースコン、電子基板、コード類
ソケット、プラグ
エレクトロニクス関連の部品。
レンズ、コイル、歯車か小さな真空管
フライス盤
---
有限と微小のパン
掃除道具、折りたたみの椅子
ダンボールの箱。床は白木の板張り
どこにも切れ目はなく、壁も床も天井も本物だった。
礼拝堂の中央に行き、天井を見上げた。
その高さ、大きさ、文様に造形、柱の配置、ドーム、ボールド。そして今度は周囲を見回す。並んだ座席、祭壇、回廊、入口、十字架。
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変な家2
海外の化粧品、珍しいおもちゃ
ふわっとした甘い匂い(御香を焚いていた)
文学書、図鑑、外国語の辞書
Jリーグのポスター
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日本の発明品とされる革新技術
QRコード 絵文字 電卓
アニメ カラオケ 電子レンジ
コンビニ ATM
レーザープリンタ 薄型テレビ
魚群探知機 IHヒーター
軽自動車 ファスナー 炊飯器
トランジスタラジオ
人工皮革 自動改札
LNGの導入 産業用ロボット
DVD イメージセンサー 液晶
フラッシュメモリ リチウムイオン電池
スパコン デジカメ 炭素繊維複合体
ICカード 太陽電池セル 高速鉄道
【中古本】積読本感想
本の感想を書いたら、積読本(中古本)がなくなるかもしれない、という名目で書いていくやつ。不定期。
・すみません、金利って何ですか? 小林義崇
https://amzn.asia/d/0jlCcQjS
・発達障害のウソ 米田倫康
https://amzn.asia/d/07wMr9Uj
・すみません、金利って何ですか? 小林義崇
2020年刊行。たぶん220円。
表紙にでかでかと「金利」と書いてあったので買った。大変お恥ずかしいことに、タイトル通り、いまいち僕は「金利」というものがよくわかってない。
そりゃ学校で習いましたよ。語句は知ってます。
けど、知識としていまいち定着していない。説明しろといわれたら無理ですね。金利が上がると、なんですか? ゼロ金利政策? ん?
こんな感じで、金融についての基礎知識が抜け落ちている。
金利、源泉徴収、所得税、住民税、社会保険、株、NISA、年金……。全部大人だったら当たり前のように出てきますが、いやあ、いまいち知らん。
しかし、この本の「はじめに」には、そういった僕の感情を写し取ったかのようなことを書いていたので即購入。しかし、長らく積読本となってしまった。だって、難しいんだもん。
この本は、ブックオフの中ではいわゆる「ビジネス書」と呼ばれるジャンルに置いてあったものだ。
正直な話、ビジネス書なんていう棚のところに僕の足は嫌がっていたので、足を踏み入れたことすらなかった。
その中でも手に取りやすそうな、内容が簡単な奴を、という条件に合致したのがこの本なのだが……。
積読本になってしばらくした後、池上彰の本を読み漁った後に再読してみたらわかってきたような気がする。
中古本を買ってみたらわからなかったので、別の中古本を経由して改めて読んでみたら、のパターンだ。なるほど、中古本漁りはこうやって本の海に潜っていくんだね!
ということが分かった。読んだら要点だけ抜き書きして、本は捨てちゃいたい!
---
・発達障害のウソ 米田倫康
2020年刊行。550円。
内容にしてはやけに高いなと思った本。
いわゆる「精神科批判」の本。
精神科に不俱戴天の仇みたいな本。
これはですね、辛口の批評家が書いてますね。
発達障害について、ほとんど記載がありませんでした。知りたかったんですけど。
最終章にちょろっとかいてあるだけ。7割くらいは精神科批判となっております。微妙。
参考:小中学生の8.8%に発達障害の可能性 文科省調査
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE0891U0Y2A201C2000000/
参考:低年齢の「発達障害」、薬で隠される子どもの危機
https://toyokeizai.net/articles/-/535851
【中古本】最近読んだ本0724
結構適当。
・書くのがしんどい 竹村俊助
2020年刊行。たぶん220円。
タイトルにつられて買った。安かったし。
でも、ちょっと読んでみたが、これはスランプとかで「書くのがしんどくなった」人用というより、SNSなどの短文でバズりたくて仕方がない人に向けて書かれた本だった。
タイトルについて書かれた内容は第一章のみ。それ以外は、承認欲求を刺激するような読みやすい文章を書く極意を教えているという本。
うーん。やっぱりもう少し吟味すればよかったかも。
---
・読書の価値 森博嗣
2017年刊行。550円
何でも検索できる時代こそ、本を読む意味がある――。
・速読は読書とは言えない
・「読みやすい本」は流動食と同じだ
というブックカバーの言葉に惹かれる。
この人のネットの評価はごぼう抜きであり、天才、天才といたるところにシリーズ読者(信者)がうじゃうじゃいる。
たしかに信者のいうことは一理あるが、結構ひねくれた文章をしていて、凡人の範疇にはいないと思う。高学歴感が漂い、論理的で着地も納得。
そして、ある種の予言めいたものがあり、それを的中させたり、させなかったりさせている。
森博嗣のシリーズは作者自らが「どこから読んでもよい」といっているのに、信者たちは「S&Mシリーズから読んだほうがいい」と薦めている時点で乖離が生じている。
信者を無視すればまた一味違った読書ができたかもしれんと、この本を読みながら思ったりする。
「ドッグイヤーをつけるだけで、それはアウトプットだよ」的な内容が印象的。
この本はローカル線のお供として読んだ記憶があり、電車に揺れながら昔話のところ(遠視で苦労した云々)がくどいなとか思った。ただ、逆に「遠視が治ってうおーすげーっ!」てなるところがなかなかの伏線回収っぽさがある。
---
・すみません、金利って何ですか? 小林義崇
2020年刊行。たぶん220円。
この本は、ブックオフの中ではいわゆる「ビジネス書」と呼ばれるジャンルに置いてあったものだ。正直な話、ビジネス書なんていうところに足を踏み入れたことがなかったので、その中でも手に取りやすそうな、内容が簡単な奴を、という条件に合致したのがこの本。
大変お恥ずかしながら、タイトル通り、いまいち金利というものがよくわかってない。
というよりも、金融についての基礎知識が抜け落ちている。この本の「はじめに」には、そういった僕のような感情を写し取ったかのようなことを書いていたので即購入。しかし、積読本となってしまっていた。
最近新NISAを始めたりしたので再読。
ちょいちょい読んで、飽きたら捨てよう。
---
・遺言。 養老孟司
2017年刊行。450円くらい。
初読時は結構すいすいと読めて、読後はたしかに無意味なものばかり囲まれているから極端な考えをする人が多くいるな、なんて俯瞰的な感想を抱かせたものだが、時間がたつにつれ、この本の飛躍的な論理に「ん?」と疑問を持ったりすることが多くなった。洗脳が解けたのだろうか。
この人の信者もネット界にはうじゃうじゃいるようで、アマゾンのレビューなどに「遺言ではなく『遺言。』です。「。」に重要な意味が隠されているんですよ」とかのたまってて、うるせえよめんどくせえなとか、信者にドン引きした。
まえがき、あとがきがすごく好み。
ほんとしょうがなく書いた感がすごく好み。
---
・バカの壁 養老孟司
2003年刊行。110円。
平成で最も売れた本という触れ込みで煽ってきたので、とりあえず買ってみた。
バカの壁のレビューがいたるところに書かれているが、それは一部分にすぎなく、実際は結構寄り道しながら結論を導いてるんだなって感じた。
「脳内の一次方程式」の中で触れている「y=ax」のa(比例定数)は「現実の重み」とでもいえばいいのでしょうか。
という言葉の表現が好み。
---
・読んだふりしてたけど、ぶっちゃけよくわからん、あの名作小説を面白く読む方法 三宅香帆
2020年刊行。550円。
数々の名作小説の読み方を紹介している本。
まあ、この本に紹介されている名作小説なんて読んだことがないけど、それでも配慮されている書き方をしていて安心。一部は青空文庫にあるので、緊急で読んで、なるほどへーってできる。
一方前半部分は付録かなっていう感じがする。
「どうして小説を読むのか」についての問いはだいぶ一般的なもので、僕が知りたかった「どうして人は本を読むのか」について期待していたが、小説に特化しているからかその辺は微妙だった。僕が御免といいたくなる。
僕的には文系脳の人ってそんなに深く考え込みながら読書感想を練り練りコネコネしているんかなって思ったりする。何事にも自分なりの答えを導いて出さないと気が済まないっていう印象。
結局作者の想定解なんて読者は知らんし、だから自由な発想をめぐらせて自身を納得させてるんかなっていう感じ。
やっぱり名作小説を読むのって、みんな難しい解釈ばっかりしてるんだなーってなる。
アフロ的ごちゃごちゃ思考はまだ僕には合わない。
けど平易な文章だから読んじゃう。ずるい。
---
・「自分らしさ」はいらない 松浦弥太郎
2017年刊行。220円。
タイトルで買った本。
自分らしさはいらないといいつつ、自分らしさを語っている本。
速攻で捨てた。
---
・これが「週刊こどもニュース」だ 池上彰
2000年刊行。110円。
110円で売られているとは思えない内容の濃さ。
これは掘り出し物感がする。
無知な僕に刺さる刺さる。
無知でよかったと思わせてくれる本。
いいね。
---
・20代で得た知見 F
2020年刊行。990円。
著者名が「F」という匿名性のある名前であるし、タイトルに20代と書いてあったので買った。
パラパラめくっただけだが、これはとてもよかった。
まず表紙がとても洒落ている。
ドッグイヤーつけまくりである。作家が殴り書きをしたメモをかき集めたようなもの。
ただネットで調べてみると、作者に難があるようで、過去に素晴らしい炎上をしたらしい。
この本には他人の文章をコピペしたものを刊行してる疑惑があるとかないとか。
たしかに、アンソロジー的な印象を抱いたのだが、そういうことなのかなあ、と。
まあ、僕は作者と作品を分離する派なので、ポエミーな作品として楽しむことにする。
KADOKAWAの本なんてそんなものよ。
書くのがしんどい
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読書の価値
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すみません、金利って何ですか?
https://amzn.asia/d/0cugcQj4
遺言。
https://amzn.asia/d/02CUxHLk
バカの壁
https://amzn.asia/d/0c2buUdP
読んだふりしてたけど、ぶっちゃけよくわからん、あの名作小説を面白く読む方法
https://amzn.asia/d/072kDXuY
「自分らしさ」はいらない
https://amzn.asia/d/0h7HCC5I
これが「週刊こどもニュース」だ
https://amzn.asia/d/0fXPIJK5
20代で得た知見
https://amzn.asia/d/00K4zDT8
【ネタ帳】タイトルのみ
適当に置かせてもらう奴。
ふとしたきっかけで思いついたものたち。
※「以下自由にお使いください」より下のものは、適当にお使いください。
あとがきなどにこのページのURLを貼ってくだされば無断使用OK。
**中編タイトル(二次利用不可)**
・崩啊の少年
崩啊の少年
崩啊の海浜
崩啊の意思
崩啊の光芒
・幻想四季
幻春感
幻夏感
幻秋感
幻冬感
・~と言った
ねえ、と言った
なあ、と言った
おい、と言った
・山奥の宿
宿泊者は「霧」
応対者は「鬼」
伝言者は「竹」
来客者は「服」
---
**以下自由にお使いください**
過ぎゆく春の落とし物
未来は未定
元気もり森
封
アイデア温泉
失踪錯綜
暴飲暴食赤コイン
愛す、コーヒー
防煙壁手動操作
定額減税
青一つない晴天とやさしい海
巨大な宇宙船
爆音ロケット打ち上げ花火
青い地球
浮遊する身体
月面。
暗闇に広がる宇宙
未知との遭遇…
当てこすり
ピアノの調律
冬枯れを感じさせる植栽
ノスタルジック夕景
悪魔でも可能性の話
空の描写
押されて泣くな
通知の塊
路傍の祠
最も単調なデバイス
広告天獄
雑音が泡立ってる
余命分刻み
エスカレーター、横から見たらジグザグ
闇の底
不夜城に棲む原題
天から与えられたギフト
魔人無骨
心の鍵
深海色の朝
人生ヲ壊ス者
雨上がりの昼下がり
火葬的速やかなる対応
|眩耀《げんよう》天使
零距離デスティネーション
腐敗欲求
淡水洞窟
光の悪夢<ホーリーナイトメア>
死が加速する形
絶対に捕まらない場所
無数の傷跡
原色青で喰われたい
原色青の小袋
黄色の帽子に肩車
虹誤字十字十八時
2時間ドラマ、2時間遅れての撮影
虹、2時24分より2時間後
下限35回転のコンパス
耳寄り店よりお見知りおき
名残
絶望サンドバッグ
絶望ホムンクルス
ミュート(消音)
|贄《にえ》か|鵺《ぬえ》か
海の竪琴
空の時計
ノルマは独り、のろまは二人
朧月夜も月のうち、嫌よ嫌よも好きのうち
架空の滑空
ドライフラワーの脱衣所で
想像力
生きてる証
バス灼ける(夏の陽射しで熱くなる)
スマホ踏み(絵踏み。弾圧される民)
パンテオンゲイム(すべての神々のゲーム)
目撃者みたいに書く
逃走、逃亡、逃避、現実逃避
惑星縮小化計画
沸騰石のない衝動
アイツラだって空を飛んでいる
寝違えたリンゴ
あわい思い出に色を塗る
ネッ友は消耗品
視界の見えない範囲は絶望であるという仮説
今宵は闇夜と勝負がしたい
ロストカード
大丈夫? 君の頭バウムクーヘンみたいになってるけど
空白を濡らすな
夜を弾く星砂
どうして地球には一本道がないのだろう
他界した夜更けに同じ鈴虫を聴く
モズノハヤニエテキニコロサレ
桜の樹の下影の下
サディスティックな彼女
ギフテッド症候群
天罰を欲しがる世の中夜のなか
この電車がひと回りする頃には
僕らは本名を名乗らない
スリルクラブ
透明の支配人
お前珍しい深海魚、飼ってるんだって?
プライベートカオス
空をぶん殴る勢い
地を踏み鳴らす粘り強さ
ななめ45°、ねじれの位置に恋はある
空はカゲロウのごとく燃えている
明日なんて消えてしまえ
どん底まで堕ちてしまえ
ABCD四舞曲(界隈曲)
過去ツイートを読み返してみたら元気だった頃の自分がいた。
窓の反射の先の先
ねじキレた結末
犯人殺しのタケル
半径50mの世界線
時間軸の魔物
ひとしずくの殺人
目立ちたがり屋の死体
彼らは言葉遊びがしたいだけ
おすそわけ
交換殺人斡旋所
ロボット少女
呪いの人形
【メモ1】中文
メモの山から見つけたメモの一部。
中文とは、メモにしてはちょっと多めみたいな意味です。空行で区切られてる感じです。
※自作文章とどっかからメモったやつが混在しています。あしからず。
世の中の答え:
(死ぬくらいなら)逃げてもいいんだよ
(やるべきことから)逃げたらダメだよ
つまりは基本逃げちゃダメだけど死ぬっつうんなら逃げなはれってこと
空気で決まる世論が怖い。
空気で決まる、気分で決まるとかって、もう「中世」じゃないですか。
(あちこちオードリー)
「反AIとは殺すか殺されるけどちらかしかないだろう。死んでからは殺しにいけないから先に殺すしかない。チャンスはそれほど多くない。これ以上傷つけられないために殺す」
(上記の)七瀬葵氏のコミケ殺害予告の文章の何が怖いって、シンプルに削ぎ落とされた無駄の無い殺意よね。私ならコミケ当日は行かない。あれはヤバい。(Twitter)
生きていた痕跡。
生きていた痕跡が残る骨。
と筋肉。
と脂肪の、集合体がそこにある。(作品紹介)
当時の僕らは、女子が夏服になったら下着が透けて見えたとか、ほんとしょうもないことで盛り上がるような、純朴なバカでした。そういう思い出って、心の原風景みたいなものなんです。
後になって『あの時傷ついた人に気付けなかったあなたは罪人です』と言われると、『うち実家の花畑はキレイだなあ』と思っていたら、いきなり戦闘ヘリが飛んできて機銃掃射で荒らされる、みたいな気持ちになるんですよ。(ネットニュース)
このゾウは大昔に罪を犯したために1000年以上もの間歩くことしか許されず海を彷徨っているほか、両目は落ち窪んでいるのか黒い穴のみで眼球が確認できない。(pixiv大百科 ゾウ)
大人を自覚するとは何か。
今まで無料だと思っていたものが、突然有料になることです。
「あーもう、やっちまったぜ」
「かっこよかったぜ」
「早く行けよもう」(水ダウ電気椅子)
そうなんですよね〜。
自治厨というのは、たかだか18くらいの年齢で社会のなんたるかを知らないくせに自分は年齢は上だからと年齢マウントでこのようにしゃしゃり出てくるんですよね。
ファンにも矜持というものがある。
たとえ、憧れの存在の人気が地の底まで失墜したとしても。あの時憧れたものにいっときの感情でヒビなど入れてはならないのだ。
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「俺はやっぱり全員を救う方法を考える」
「そう考えるのは、単に自分が置いて行かれたくないから。「全員」って言えば、少なくとも自分は置いて行かれないからね。優しいフリした自己防衛で、よくある失敗パターンの一つ」
「そういう考えがあってもいいだろ?」
「良いけど無駄。これまでに同じことやって上手く行ったことなどない。ついでに言っておくと、手遅れ系ほど、「全員を何とかしたい!」みたいな、非現実論を振りかざす傾向にある事実は知っておくべき」
(不登校支援ブログ)
日記の「!!!」の数で興奮度を表現する中学生みたいな文章力。さすが短カフェ界の大御所ですね。
人間は考えます。
動物は考えませんが、動けます。
植物は考えもせず、動くこともできません。
アメイジング東京。
あの光一つ一つが、残業に苦しむ労働者たちです。いや、幸せの明るい家族の灯火なのかもしれない。人は、隠されたものが見たい生き物です。壁で隠せば中が見たい。服で隠せば裸身が見たい。隠蔽されれば真実が見たい。
(絶望ライン工)
シュレディンガーカード。
諭吉入れたら津田梅子。樋口か津田梅子か。どっちが入っているのか。
現在、俗に「753」と言って、入社から三年以内に中学卒業者は70%、高校卒業者は50%、大学卒業者は30%が退職すると言われている。
(ネットニュース)
人は通常、知らないこと・経験していないことに不安を覚えるため、なかなか行動に踏み切ることができない。
チャンスとは、敗者復活に近い。
努力をしたうえで、チャンスな機会が巡ってくるのであって、努力しないものにはそもそも来ない。
先日親に首を絞められる夢を見て、うめき声と共に目覚めたけど、自分でも気が付かない内に精神がやられているのかもしれない。
古代中国の考え方の一つに、春は青(青春)、夏は赤(朱、朱夏)、秋は白(白秋)、冬は黒(玄、玄冬)と、季節に色をかぶせる考えがあった
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長い行列ができているようだった。
有名人の訃報が、若い年齢の頃は無自覚な耳となっていたが、年を取るごとにそれは耳たぶの模様に引っかかるようになった。
「苦労して……」って何に苦労したの?
今必要なのは、失敗例の主張ではなく、成功例からのルート提供です。(不登校支援ブログ)
「残酷な現実」と「現実」。
どちらのほうが残酷なのか、考えたくなった。
残酷だと事前に言葉で言ってくれるのか、蓋を開けないと残酷か残酷でないかわからないのか。
例えば、暴力は絶対だめだからといって、全てのアニメから暴力シーンを削除したらどうなるか?
子どもは暴力を知る機会を失い、無自覚な暴力を振るうことになってしまうかもしれない。
一個人が嫌いだからといって、それから目を背ければ、表現の自由から遠ざかることになる。
裏返し。
地下12階から地下13階へ至る階段。それを下りている最中。
地下の仕掛けを解いて、地上へ出た。
ふう、ようやくか。
ようやくこれで建物が現れる。
普段は砂嵐によって視界が灰色に遮られた猛海な砂漠の海。その天候が晴れて、晴れ渡って、天空へと至る高い高い塔を目撃した。
漫画家は、漫画が掲載されなければ一円にもならないというわかりやすい実力主義です。その分、自己責任論的思考が加速しやすい職だったとも言える。生半可な気持ちで始めたら、人生詰んでしまう。(某漫画家)
今思えば
あの時でも、あの時でも
けして遅くはなかったのだ。
年齢は忘れた。忘れることで全年齢に成れる。そう信じているのである。
年齢は忘れたが、少なくとも18歳以上である。
質問内容は「生きるのを諦めた方がよいか」ですか?
それを他人に委ねるのは非常に「卑怯」です。
質問者さまの人生ですから、何を選ぶかは自分で判断して決める。その結果は自己責任だからです。(知恵袋)
病室に六人の被験者たちが集められた。
B製薬会社の投薬治験ということで募集がなされた。3日間の治験を予定しており、最終日の朝になる。
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正々堂々とした蹂躙である。
あくまで敵拠点には抵抗の機会がある状態での蹂躙であり、一方的な略奪・虐殺はしていないつもりである。
「いいかいきみ、人を殺してはいけないんだよ」
「どうしてですか」
サイコパス気味にけらけら笑う少年に、大人はにっこりした。
「こういうことだよ」
大人は銃口を頭に突きつけ、構いなく引き金を引いた。だぁん、と大仰な音を出して、少年の頭は吹っ飛んだ。
深夜0時ごろになるとそいつは現れる。
30歳を超えたオッサン。深夜になるとコンビニにそいつが現れて、数百円程度のお菓子を買う。奇妙な光景だ。(ニート日記)
犬が死んで火葬した数日後に家で掃除機をかけたとき、犬の抜け毛を掃除機で吸い取っていくのがとても寂しかったです。15年間の思い出が消えてゆくようで悲しかったです。
犬が寝ていた布を外でバサバサと払ったときに、布についていた抜け毛が大量に空に飛んでゆきました。
まるで天国に飛んでいくようでした。その日は物すごい秋晴れの晴天の日で、今でもその光景を覚えてます。(ニート日記)
・バカの壁
世の中に正しさや絶対性などというのはありえない。蓋然性が高いというだけで、それを確定するのはどうなのだ? という本。
そもそも現実主義者とはなんなのだろうか。
未来のことを考えない人のことだろうか。
昨今電気代高騰で生活が逼迫している。
その根本的解決は、停止された原子力発電を再稼働させればいいんですよ。そういう人を見かけたことがある。原子力発電は二酸化炭素を出さないことでクリーンなイメージがあるが、設計図を見ればとても危険な代物でもある。
そのくらいの知識量でしかない。
長期化した引きは、国が見捨てる傾向にある。
氷河期世代。生活保護の国の最低ラインも、円安というねあげや増税で真綿を締められる結果となっている。国の方向性としても、生活保護は漸次縮小する見込みですから。
(不登校支援ブログ)
龍野一家6人殺し
『三十九件の真相』は「夫を天とし、夫の頼みとあらば、命でも喜んで捨てよと教育されて嫁いできた」と指摘。菊枝が次夫の殺意を知った時、「兄も父も、断固として正しき道を指示すべきであったのに、彼らはただ女大学の抜け殻を並べて、婦徳をもって夫を翻意させよ、妻としてひたすら夫をいさめよ、と無理なことを言ってやっただけであった」として「まさに女大学の悲劇であろう」と結論づけた。
「女大学」は江戸時代に広く普及した女子教育の指導書のことで、封建的で女性に隷従を強いる道徳を推奨していた。そのことも全否定はできないが、さらに強い思いがあったのではないか。(歴史ブログ)
冷厳の鑑賞には不向きだ。
具有する。
心が派手で、誰とでもすぐ友達になり、一生懸命に奉仕して、捨てられる。それが、趣味である。
深夜、裸形で鏡に向い、にっと可愛く微笑してみたり
(太宰治 ロマン灯籠)
人工的で難解な表現に別れを告げ、素朴な、自然なもの。したがって簡潔な鮮明なもの、そいつをさっと一挙動で掴まえて、そのままに紙に写し取ること。
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一円玉の対局
現金硬貨の断捨離を始める。まずは十円玉を消化中。キャッシュレスの一円と現金の一円は同じじゃないな。今や対極と言ってもいい。
「いよいよきな臭くなりましたね」
「ええ、リスカ代金を請求する&リスカ治療費のダブル請求するくらいのきな臭さです」
少年は思うのだ。
村のひとたちも心から信じてそんな噂をしているのではあるまい。
ふだんから夢のない生活をしているゆえ、こんなときにこそ勝手な伝説を作りあげ、信じたふりして酔っているのにちがいない。
少年は村のひとたちのそんな安易な嘘を聞くごとに、歯ぎしりをし耳を覆い、飛んで彼の家へ帰るのであった。
少年は村のひとたちの噂話を間抜けていると思うのだ。なぜこのひとたちは、もっと大事な事柄を話し合わないのであろう。(太宰治)
刀を構えると、刀は異界とつながっているということが実感される。刀を正眼に構えると、野生の巨大なエネルギーが刀を通じて発動するのがわかる。自分の身体がそのエネルギーの通り道であるということが実感される。
朝の通勤路ならぬ痛勤路。
平日の朝、途中パチンコの前を通るのだが、本当に世の中にはパチンカスというのが存在するのだなと思う。朝9時半か10時にパチンコの営業が始まるのだろうが、これがまた開店前でも列をなすことなすこと……。よく見かけるのだ。
05/〇にグランドオープン。パチンカスが長蛇の列で並んでいる。金髪、サングラス、兄ちゃん、ガタイがいい男、その連れの彼女、けばけばしい服、大学生風味の男女、友達連れ、くわえタバコ、そして物見櫓の外国人。たくさんいる。ぐるなびを総なめしてる人気ラーメン店くらいの長蛇の列。よー並びますね〜、と眺めてしまうくらいの長さ。
車窓の内側に薄っすら水滴の層がついちゃうほど寒い夜。春かよ、って突っ込んでしまう。
手でゴシゴシこすって、車窓を見えるようにした。特に変わらぬ風景。でも、何もやることがないので、「見たい」と自然に思ったのだろう。
手の甲で水滴を拭ったが、その際拭った窓の外側に細い線ができてしまった。爪の跡である。これでは格好がつかないと思って、手を翻して指先で擦る。
手のひらは親和性、手の甲は疎水性である。
普通という概念は、普通の人に対して活用すると親和性・共感性が高いので飲み込みやすいと思います。でも、普通の学生生活を送ったことがない人……、不登校とか引きこもりとかボッチとかネット依存症とかヤングケアラー的な人に対して言うと、反発が起こります。
中学に進学します、次の学年に進学します。となったとき、極当たり前として受け入れる。この受け入れは、了承したことになるだろう。
だから、何に了承しているのかを考えると、それは「普通」と呼ばれる概念なんだろうなって思う。
「母親の、決めたルール通りに遊ぶ子どもなんていない。常に親の顔色をうかがって、抜け道を探ってる」
「で、あなたは何歳なの?」
「十万年以上生きてきた。神からすればまだ子どもさ」
「いつか痛い目に遭うわよ」
「ああ、解ってる。 ……今度はうまくやるさ」
5000文字
【メモ2】中文
メモの山から見つけたメモの一部。
中文とは、メモにしてはちょっと多めみたいな意味です。空行で区切られてる感じです。
※自作文章とどっかからメモったやつが混在しています。あしからず。
線路の上を滑っていく。目の前の店は隣の店へとすり替わる。便利な電車。便利とは、速さだと思う。めまぐるしく変わる変化の速さだと思う。
時間的効率は上がったのだけれども、その変化が瞬間的なコマ送りだから、変化に追いつけず、すぐ過ぎ去ってしまう。そこが不便だなあって思ったりすることが、今抱えている不安や亡失感だったりするのかもしれない。
美しい天使。
絹のように細やかな白い髪。青い瞳は煌めく海を映し出していた。僕はその瞳に魅了されあししげなく通った。小学生中学生高校生。そして大学生。バイト前にも寄ったりもした。
(コピペ)
言論統制の向きがあって、反発があると追い出しが出てくる。根本的な原因は混ぜてはいけないものが混じること。混ぜてはいけない洗剤を混ぜたように過剰反応が発生する。おおむね住み分けがうまくいっていないことに起因すると思う。オリジナルを好む人と二次創作を好む人等のように感性が違う人同士が出会ったときにとる行動としては、攻撃したり追い出したりがよくある。
結局みんな、小説を通して、自分の物語を読んでいる。必ず正しい読解なんて存在しない。
(間違った読解はあると思うけど)
そこにあるのは、自分にとって一番面白い読解、だけだ。
(中略)
もちろんすべての描写を細かくすればいいってもんでもないけれど、私たちは、普通なら切り捨ててしまうような細部を執拗に書くことに対して「文学」を感じる生き物らしい。
(三宅香帆)
肉体精神資産価値。同等の価値を持つ女性を見つけたらいいんじゃないでしょうか。人もおもちゃも一緒です。美しさや希少性で様々な価値を作り出します。あの人じゃないといけないなんてこと、あるんですか?
一緒に過ごした時間、感情的な記憶。そういったストーリーがあなた達を「唯一無二」にしています。(ドラマ)
娯楽が娯楽でなくなってるよね問題。
あー、疲れた。そうだ、現実逃避しよう!
にならず、あー、疲れた。死にたいになってるなって思った。なんでだろ。娯楽がありすぎるから?
娯楽が娯楽になってないから?
娯楽に疲れたから、娯楽に手を付けず、自分の人生って空っぽだ。そう思ってしまうのでは?
帰宅。
カタカナの「ロ」の形をした額縁があって、その中に収められた絵画がある。大きく口を開けた何者かの口内の絵。その絵を見ながら、インスピレーションを働かせる。PCを起動させる間に、頭を無防備に晒した。口内の絵画が僕の脳内へ。捕食して、脳を喰らう。ひと皺に沿い、牙をむき出しにして、一部を……。メモ用に使っているサイトに訪れて、何かを生み出した。
エレベーターな話
エレベーターは車いすの人が使う想定である。
まあ、普通の人も使ってもいい。罰金取られないし。車いすの人を見ていると、駅のエレベーターは同じ場所に作ればいいんでは? と思ってしまった。10両編成で五〜六両目に降りればどこの駅でもエレベーターがある。そのほうが車椅子の方は楽ちんだ。
でも、そうなると階段だって同じ考え方が使えるし、両方ともそれをやるとかち合ってしまう。譲り合うとは、これも込みでしてるのだろうか。
学生に対して「大人っぽいね」と褒める行為は、単に「化粧してブサイクになったね」という意味ではないでしょうか。
だって童顔の方がいいですもん!
気付きについて最近気づいていないと思ってるのなら、それは気づきについて難しく考えていると思った。何かを見てこう思うでも、それはそれで良い。
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早熟なら全部知ってるヤツ!
故に! 知らないなら! 早熟でない!
という背理法を則った形容しがたい読み物。
気づいちゃった。
おいしい牛乳のストロー|口《くち》。
アルミじゃなくて、プラスチックじゃないか!
透けてるぞ……内容液が。普段覗けないものが覗けるという感覚……、これがメイジクオリティ。
下り行きのエスカレーターが入れ替え工事で使用できなくてざまぁとか思ってたら、上り行きのエスカレーターが使えなくなってた。下りだったら階段使えバカとか思ってたのに、上りとなると勝手が違う。ぐぬぬ。50段の階段が……。都会とは、実際のところ階段が多い気がする。だから、エスカレーターさんの力で地下から地上に、地上から橋上駅舎へ向かわなくてはいけない。つまり、田舎のように、階段を数段上ったら駅のホーム!みたいなことがなかったりするのです。
理科の教科書、小扉のページに人体図鑑を見つめる子役の子どもたちが教科書を見ている。劇中劇の効果を持つ小扉の宣材写真だが、撮影時点で教科書はまだ完成してないので子供たちは表紙だけ教科書の白紙ページを見て、興味深げな眼差しを向けている。
勉強とは実際、こんな感じだったような?
側溝男
側溝にあったスマホを拾うが、動画モードのままだったため不審に思い、警察に相談。ロック付きだが、解析の結果男の電話番号と判明。逮捕に踏み切ろうと側溝を歩いていると、男が側溝に入っていたため現行犯逮捕。(ネットニュース)
泡にも硬いとやわらかいがあるとわかった。これは観察実験の結果である。対象物はサイゼのドリンクバー、カプチーノ。
さじでかき混ぜる。さじの回す動作に引っ張られ、下層の液体は混ぜられ、境界の泡の層は引っ張られる。泡は溶けていく。泡の大きさが小さくなっていく。泡のみの層が硬い表情であった。撹拌されるがことにやさしげな柔和さを伴って、表面に被さる。
主人公死亡、RPGパロディ、地球滅亡、殺し屋・死神登場。
描いてる本人はそう思ってないけどジャンプ編集部は腐る程見ているパターン
どれもちゃんと描こうと思ったらクソ面倒いな
やるなら独自性出せってだけでやめろなんて書いてないんだが(ジャンプスレ)
感情を書かずに読者に感情を伝える方法
喜怒哀楽を書いたほうがわかりやすくなる。でも、それはどうだろうか?
「〇〇〜」彼女は口を尖らせる。
この「口を尖らせる」ときはどんな状況だろう。怒っているとき?反論したいとき?
こんなふうに、直接的に感情を書かなくたって、読者に感情を伝えられる。
小さく肩を上げた。腕組みをした。など、表現の仕方は色々ある。
(参考:数奇にして模型 P375)
正直言って少しは分かります。興味はあるし、やってみたいと思うこともありますよ。だけど、それを実際にするかしないかは、大きな違いです。考えるかどうかではなくて、実行するかどうかが、正常か異常かを分ける一線ですから。(数奇にして模型 P248)
意志とは、死の呼び声である。だから、意志の自覚は、死の産声になる。
どれくらい細胞の数が増加したときに、生命は意志を持つのだろう。単細胞であれば、いつまでも生きられるのに。
---
これは科学とかそういう領域に収まる代物じゃない。存在が知られれば、壮大な奪い合いが起こるはずだ。……そこでだ詩織ちゃん、誰かにこのりんごを食べてもらおうと思って。
(じいさんばあさん若返る)
逢魔ヶ時だったこともあって、宵闇の神社で見たこの光景が、今だに現実だったのかどうか疑わしいのです。青うるむ夕空のなかを、鴉の真っ黒な影ばかりが舞っていました。
見えます……見えます!
人が増えるとメンドーだなまったく感が運営には見えます。
怒涛のお知らせラッシュ。
それからお盆は休ませろよガキども、感が文章から垣間見えます。前に僕が「短編カフェはもっと利用者減って欲しい」と呟いた気がするのですが。
それは人が増えると余計なルールが増えるからですね。人が増えれば騒ぎを起こす連中が増える。そいつらの頭の悪い人によって、運営は舌打ちするのです。舌打ちの数だけルールは増えてくるのです。
社会ってこんな感じで出来てくるんだなぁって思ったりしています。
あ、今も舌打ちしました。
僕には見えます。これはあれです。素のやつです。たぶんコードミスったんでしょう。デバッグがメンドーなんだと思います。
舌打ちするなら開発中にしたい。いくらでもしたい。運営ってのはそういう奴です。たぶん。
多様性を尊重し、違いを認め合うことの重要性が説かれる時代である。そんな考えが広まったから生きづらく感じ、結果自殺が増えたような気がする。
という風刺の効いた文章書いてやりたい。
けど思いつかない。むむむ。
不登校児は見るな
って書くと見ちゃうんだよねー!
知ってる知ってるー。
でも、普通に見ちゃいけないと思う。
警告はした。
---
この世で多分一番価値がある資産は『時間』だ。これは100%平等に与えられており、金持ちだろうと貧乏人だろうと貴族だろうと平民だろうと分け隔てなく24時間毎日手に入る。ただし、繰越はできない。毎日使い切りの資産だ。貯金も出来ない。
この掛替えの無い資産を引きこもりの人達は様々な理由があったにせよ、無駄使いしてきた存在だ。そして時が過ぎ、年齢を重ねてしまった。他の人たちはその限られた時間資産を投入し、浪費したり、消費したりしながら生きる為に必要なスキルやもろもろの経験を獲得した。そして今がある。
その時間的マイナス面を短期間に取り替えそうと言うのだから当然、肉体的、精神的負荷は増大する。それを乗り越える事が出来れば『取り返し』がつく訳だ。これは非常にフェアな戦いだと思う。本人のヤル気とチャレンジだけでなんとでもなるし、辞めるのも自由だから。
(中略)
私は少し違和感がある。好きで時間を無駄にしたのだから野たれ死のうが、犯罪者になろうが、それは自然な事で特段なんとかして上げるのはおせっかいだと思うからだ。
まあ、営利団体だからお金を取る以上、儲けている訳だからまったく慈善事業という訳ではないのだろうが。別に引きこもりを否定している訳でもニートを差別する訳でもない。現実問題として、時間が経てば生き辛くなる事は事実だと認識してもらえばいいのである。
これが「不登校児へのジャブ」です。
(ブログ)
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ファンレターを数値としてとらえ始めたら終わりです。ファンレターは中身です。それなのに、あなたは何通というガワだけ見て、判断しようとした。数字に囚われたのです。
おめでとうございます。あなたは数値依存症です。一生数に囚われてください。何事も数えないものなのです。
髪の毛の本数なんて普通数えないでしょ? そういうことなのです。禿げてる人が数えるとは思いますが…。
どうして数えるのかというと、あなたは禿なんです。自信がないからです。今どきの言葉で言えば、自己肯定感が無いからです。自己肯定感って何?っていうと、ひと言で済ますと「ごはん粒を数えなくてもごはんおいしい」って思えるかどうかですね。
「確かにネットで見る限り、自分もヒキの行動には失敗が多いと思う。ただ、その理由がよく分からない」
「それは簡単。自分の思い込みで物事を進めて、他人の意見を全く取り入れてないのが問題。それだけ。勉強でも同じ」
「例えば?」
「受験系で多いのは、『俺はこういう勉強法で行くんだ!』みたいな人ね。俺様主義者。ほぼ100%成績上がらない」
「それはどうして?」
「いや、単に方向性がイカレてる。酷いのになると、『俺は大学の教科書を使って勉強する!』とか言い出す。高校のも出来てないのに」
「それはただの馬鹿では?」
「いや、そこまで行かなくても近いのは結構多いよ。それで騒ぐ。
『俺はこんなに一生懸命やってるのに!』」
q:働く意味が分からない。
a:それが通用するのは10代まで。
「先生、『やる気がない』に対する社会からの返答って何だと思います?」
「『やる気がない』に対する?……いや、分からん。何だろう?」
「私は不登校児でしたが、外に出てから初めて気付きましたよ。たった一言。『なら、死ね』」
参考:
不登校関係
https://www.carpefidem.com/column.html
【メモ3】中文
おんなじ感じです
七、八年前には数億円もしたスパコンと同等の機能を、たかが小学生がカバンに入れて持ち歩いている。僕はこの件に関してずっと「おかしい」と言い続けるつもりだ。
作者が熱暴走を起こしたような文章があるのだが、「シリーズ化しているし、ここまでの巻数読んできた君たちならなんてことないだろう」みたいなものがあって、その通りに読者は読み進めることができる。嫌だな、と思っているが、結末が知りたいので読み進めるしかない。一度放棄したらまた読み直しだ。そうしたくないという読者のプライド的なものを的確に刺激している。
「推し」という言葉が冊子として書かれだした頃から、その変調は見える。バズるみたいな言葉が、紙面に踊るように書かれ出すのは時間の問題だろう。それは、高齢者からではなく低年齢層が自殺などで死亡していくように。それから自殺配信デモしているように、猶予のある絶望でもって、予兆なく行わなければならない。
ある日の仕事場。
正社員の人が派遣の人に言っていた。
派遣の人が搬入日を間違えてしまって、書類修正の手続きをしないといけなくなった。正社員の人に聞くが「私そこ間違ったことないから解んないよ」と返している。「自力でやって」とも。
「間違ってばかりだからわからない」は聞いたことがあるが、その逆を聞けるとは思わなかった。すごい職場だ。正社員と派遣社員の違いを知った気がする。
引きこもりと不登校児の違い
生活相談員は高齢、障害、貧困、虐待とか私生活をうまく過ごせない人のフォローする仕事や
・利用者40代後半
小学生の頃から引きこもり
始めは話をするのすら難しかったけど一年くらいかけて会話ができるようになった
本人に今何歳かわかる?聞いたら長く引きこもってたから20くらいかなと
→鏡みててもわからないもん?
冷たいコンクリート造りの駅舎に、まつわりつくような空気が満ちている。閉じたブラインドの向こうは見えないが、雨脚は衰えを見せてはいないのだろう。待合室に入ってくる学生らの着衣やすぼめた傘から、雫がしたたる。
うーんと、そうだね。僕もよく分からなくってね。わからないことといえば、例えば小学生って大半がクソガキなのにクソ生意気な文章書いて当たり前のようにパスワード忘れて、それが一生残る黒歴史だから早く生年月日をパスワードにしろよって思うのに、なぜか大人ぶってやらないでまた忘れてっていうのを何度も繰り返してるんだけどさ。
君、人に頭悪いねって言われない?
言われないなら相当頭悪いと思うよ。
私は病みアピじゃないって言われても、傍から見たらやっぱりあなたは病みアピ。日記をみたら一目瞭然。それでも言われないってことは、それ相応の病みアピ。
隣り合う席の衝立代わりに観葉植物を植えるタイプのカフェだ。普通に壁でいいのに。葉っぱがだらんと下がっているので頭の毛とバトルしている。チクチクしてうざい。
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学生と社会人の違いってなんだろう?
社食の一区画を陣取って、プロジェクタールームのようにしている。ここから新人研修用のスペースで、ここからは社食用のスペースです、と椅子で仕切りされている。そんなことをスライドに映して、新入社員に問いかけている。
・牛乳パックの法則
こんな比喩はいくらでもあるが、要はインプットアウトプットの話
使い切ったら買わないといけない。
買い溜めしすぎると腐る。
例えば小説かけなくなったとか言ってる人に、「最近読書した?」と尋ねると、してないと言ってきたりする。
どうしてつらいか知りたいか?
それは他人が歩いてきた「自分らしさ」にあこがれて、その道すじをたどってきたからだ。
他人が歩いた道すじをなぞっているだけなのに、なぜか後戻りはできないと勘違いしている。歩いてきた分、苦労してきたと思ってる?
だから、なおさら誤解するんだ。今歩いているのは、自分なりの「自分らしさ」だと。
自分らしさのある生き方なんて、ネットが生んだ幻想だよ。前提として頭が賢くなきゃ。
良かったじゃん、人より早く気づけて。
幻想の逆は現実だよ。幻想にあこがれると、現実を見失うのは当たり前だろ。
早く寝ろ。
偽物の弁護士にするこう尋ねるつもりかい?「あなたは偽物ですか」
胸につけた安物のバッジをひらひらさせながら、「ええ、この通り偽物ですよ」なんて、そんなことを言う偽物を持ってこいって話だよ。
じゃあ本物はどういった反応をする?
笑ってごまかす。もちろん、笑うというのは「あざ笑う」の意味だよ。
「どうして人は自殺するのだと思う?」
「下らないことなのに、さも深刻そうな顔して、自問自答した末路」
「なら俺は、あえて使い古された理由を言おう。『生きることに疲れたから』」
大人になると、どうしてこう下らない疑問が浮かぶのか。それは小さい頃さんざんやった下らない勉強をして覚えたものが、時間とともに払われた反動なのかもしれない。
屋上で、自殺行為をしようとする生徒に向かって、「バカな真似はよせ」と叫ばれるようなことを全力でしているが、それでも「正気かお前!」と言われる必要はない。男たちは正気であるからだ。
多くは望まない。数字と呼ばれる他人の干渉、返信と呼ばれるゆがんだ監視・嫉妬……。さも呟くように、気まぐれに一話だけ読んで去る…それだけで僕は満足です。
電車が走っている。レールのきしみ音は最初の頃は文明開化の音だともてはやされたが今では騒音だ。価値が暴落している。
人が変われば言葉が変わる。説明も変わる。内容が同じでも、受け取り方が変わるかも、ということで、同じ内容でもちょっと耳を傾けて頂ければ嬉しいな、と思います。
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他の作品、神話で「神」というものに関して共通しているのは「神は嘘をつかない」という事である。
これは「神は正直者」という意味では無く、二つの意味がある。
一つは「聞かれていない事は教えない」という意味で、嘘はつかないが本当のコトも言わないというもので、これは実際の詐欺の基本的な手法としても使われている。
もう一つは「神が言った事はすべて現実になる」というものである。これは嘘や空想も神が言葉にしたらすべて真実になってしまうのである。それ故に、神が一度言った事柄はその当事者であっても取り消す事ができないという厄介な性質を持ち、実際の神話でもそんな「神の失敗」がよく記されている。
その為、この厄介な性質の対抗策として、無口に徹したり、最低限の事しか話さなかったり、
影響が出ないように「念話」で話したり、果ては自分のレベルを調整し人の領域にまでランクダウンさせて発動させないようにする。
人には人の悩みがあるように、神には神の悩みがあるようである。
WikiWiki「幻獣:バハムート」 エビソードアーディン
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好きなものは見ても考えてもいい。時間を忘れたっていい。嫌いなものはとことん見ない。それがミュート機能だ。
地平線を赤く焦がしている夕陽。
下から紫、赤、黄、緑、群青、紺。夜の帳は白っぽい紺色
ダイエットしたいのなら味覚障害を患ってしまえばいいのだと思う。それならデザートもココアも甘いものも全部水分摂取と何ら変わらなくなる。
まともに整備された道を歩いて来た人には、びっくり仰天な話かもしれないが、履歴書を真っ正直に書こうとすると、書籍の如くなってしまう。あまりにも高速で入社と退社を繰り返す為、最後に働いた会社名すら浮かばず……
一週間丸々、面接の予定をすっ飛ばし、7連バックレを決めた時代も……(ニート日記)
優越の肩で風を切って去ってゆく。
僕は2~4畳のしけた部屋で、溜め息と言葉を白紙に落とし続けた。(ニート日記)
前頭葉から腐敗臭がする勢いで「くたばれくたばれ」と呪いの言葉を吐き続けた。
(ニート日記)
欲しいものを検索し、流れてくる動画にひきずられ、|映《ば》えるものがあれば反射的にSNSにアップ。友人からのメッセージにはテキトーに「それなー」と返しておき、ゲームに没頭する。スマホを操作しているのか、スマホに操られているのか、もはや不明な状態だ。
気にし過ぎなんだよ。
例えばさ、分別のされていないゴミ箱を見て、「ラベル剥がしてない、剥がしてから捨てなきゃ」とか「ペットボトルキャップ外してからのほうがいいのかな」とか考えてんの? 1ミリたりとも考えないで捨ててるでしょ。
この私でさえ、「竜馬の寿命を超えた」「信長を超えた」などと思うと結構憂鬱になったものですが、「しかし、伊能忠敬が日本地図の測量を開始する前だ」と、自分を慰めています。
罪が重い順
国家転覆>偽札を作る(準備するだけでも逮捕)
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・更新頻度を書かない理由
蛇口 水流 えたる気持ち
ヘドロを受け止めるためにコップを置くか、垂れ流すか。でも一番危惧してるのはヘドロが出てくることではない。ヘドロはある種の救いなのだと感じる。ヘドロは詰まり(蓋のようなもの)なので、それが出てきて、濁った水の色が徐々に薄くなり、やがて透明に。元通りになっていく。そうなればいい。でも、そうでなかったら?
蛇口をひねっても、そのままだったら?カラカラに枯れたかのように水が出てこなかったら?
ずっと待っていても、いくら蛇口を回しても、断水のごとく何も出てこない。……永遠。
えたるの本質はそこにあるように思える。
作り笑いを浮かべながら家に帰り、母に「ただいま」と言ってから部屋へ上がる。彼とふたりきりになると、景子は気が緩み自分の目頭が熱く溶けていく感覚を味わった。涙が止まらなかった。
(冷たい校舎のときは止まる(下)p239)
難民になったばかりだろう物乞いの少年、
何一つ喋りかけてこなかったけど目で訴えてくる。訴えというかその眼力が本当に恐ろしく、濁ったどぶのような目をしていた。生まれて初めてあそこまで恐ろしいものを見た。憎しみと懇願が途轍もなく凝縮されているようで一瞬、全身にびりっときた。
日本は良い国なんかじゃないよ。人々は平和に長いこと浸かり過ぎて心が腐ってるんだ……この町の人達と対照的にね。
その頃の短カフェは、知名度の群雄割拠が行われていた時代もありましたが、このガキはことあるごとにネッ友の数(ネッ友力)を誇示する悪ガキでした。
病み友のことを悪く言って、見下し、逆撫でし、病み友の病み力を増強させてから、
「ごめんね、ストレスが溜まってて書いちゃったんだこんな私を許してくれる?」
などと言って結束力を確かめながらコメントをくれるよう調教・洗脳するなどしていました。
ヒトの殻から出てきたのは化け物だった。ぬるっとした緑色の粘液をあたりに撒き散らしながら、二本の触角がニョッキリ生えてくる。薄く透明な繊維質が両側横に伸び、ブーンと羽音を出した。六本はあろうか、長い脚として生まれ変わろうとしているそれは、生け贄の殻を抱き込もうとして宙に静止している。
部屋にこもって漫画を書くか、アルバイトをするだけの毎日。ニートともフリーターともいえる現状は、将来を不安にさせるには十分でした。(スレ)
書いてみて思った。
履歴書って自分が今まで歩んできた人生そのものなんだなって。自分は、なんてスカスカで薄い人生を送ってきたんだろうと……。大した学歴も職歴もなく、ニート期間もあり、無駄に歳だけ重ねてきた自分。(ニート日記)
「俺はいなくならない」
静馬はみかげを抱きしめた。華奢な身体に抵抗はなかった。キスをすると、彼女の柔らかい唇が強ばりながらも受け入れる。
その夜、静馬はみかげと契りを結んだ。
(隻眼の少女)
音楽作ることと、絵を描くことが趣味というかプロを目指してフリーターしてた。けど諦めた。夢追う楽しさより現実の恐怖の方が上になった。
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彼のことだから、誰にも話せずに悩んだことだろう。かつての愛香のように。割り切ったかのように話している今も、わずかに陰が顔を過ぎっている。
暗い部屋に落ちそうでおちない夕日がさしこんでいます。窓枠に遮られた部分だけがまるで暗い十字架のような影を畳に落としていました。
蛇口をひねって水を出す。勢いよく出た水が浴槽にだーっと流れ込み、泡を立てる。
無職になってからはずっと同じことの塗り重ねだった。寝る、ネットする、ゲームする、その繰り返し。徐々に自分の人生が腐っていき、退廃していく。このまま降雨すらない悲嘆の日照りのなかで生きていくのだろうか。餓死という、暗然たる未来はもう、すぐ目の前まで来ている。ひしひしと実感していた。(ニート日記)
auで働く友人からのLINE。
「今日は一日中謝って終わった。営業所に電話しても直らないことは分かるはずなのに。憂さ晴らしで怒鳴る人。長時間ネチネチと愚痴る人。無言電話もあった。1番怖いのは正義という免罪符をもった人間だね」と笑っていた。
黙って1時間話をきいてハーゲンダッツ券を送った。(Twitter)
現状前任者が残していった地雷をワイが踏みつけてる感じや。一通りの情報だけ伝えてあとよろしくって感じで放任されたから、地雷原突っ走る犬みたいに扱われてるわ
のんきだった私と対照的に、現実はゆっくりと私に背を向けていった。むしろ、今までいい面しか見せていなかった現実がやっと本当の姿を見せてきたのかもしれない。
中身はどうであれ、仮に文章量が多い・少ないだったら少ない方が読まれやすいことは分かっている。世の中あれほど複雑に絡み合って生きているのだから、単純明快な回答を脳は求めて文章の根を探し回っているモグラのようなものだ。太いパイプのような根っこなんて、土中を泳ぐには邪魔で仕方なく、逆はむしゃむしゃ食べるようにできるだろう。要するに考えたくないのだ。なぜこんなところに?みたいなこと、社会の土の中を泳げばいくらでもみつかる。
ほんの一昔前までは目を覚ませば目覚まし時計一直線だったのに、今や手先はスマホです。そして一昼夜手のひらに転がして掴みながら寝る方も中にはいるんじゃないでしょうか。
今やスマホは夜のお供として昇格した道具になっていますね。まあ軽く言っちゃあ人間側の完全敗北・隷属奴隷化・そして使役されたわけですが。
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生きる意味なんて不要。
不要な荷物を背負うことで、負担感を与え、頑張れと強制してる。誰が強制した? 誰かは言えないが存在することは明らかだ。
もちろん、その疑問を発した人物。
つまり、自分だ。
自分が起点なのに、誰が強制した? と周囲に投げかけることで、責任転嫁しようとしている。
荷物を軽くすること自体、誰かの許可など要らない。
だから、生きる意味なんて不要。
死んでなければ生きている。
それに納得できないから、重い荷物を背負っている。生きる意味なんてないと、重い荷物を背負ったまま、なかったコトにしようとする。
僕にはそれは、滑稽だとしか思えない。
参考:
WikiWiki「幻獣:バハムート」 項目 エビソードアーディン
https://wikiwiki.jp/ffdic/%E5%B9%BB%E7%8D%A3/%E3%80%90%E3%83%90%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%91
【メモ4】中文・中長文
メモの山から見つけたメモの一部。
中文とは、メモにしてはちょっと多めみたいな意味です。
デイリーポータルの気に入った文章もコピペしてます。読みやすいって魅力。
※自作文章とどっかからメモったやつが混在しています。あしからず。
今日も1日、
遊びたい。帰りたい。寝たい。食べたい。
しかし、しろ○んに抱きついたら、それなんかどうでも良くなる。
真面目に生きるな。だらけなさい。
画面の君も入信しよう、しろ○ん教。
なんの権威で出演できたのか知らんが、現時点での視聴者(僕)の評価は嘘八百の権威だったな、と納得していた。
嘘八百といえば一つ、浮かんだことがある。それは「老人ほど読書をする」という嘘。
降り始めるの窓際の窓の雨粒。
斜めに走った短い切り傷。
細長だけど、下側がでっぷりと太ってる。上の先端が尖って、矢みたい。
電車の走行中なので、張り付いた雨粒はすこしちぎれかかっている。けれど速度が遅いからか、一向に離れる気配がない。
13時30分。土曜のお昼の電車内。
隣でスイッチいじって座ってるショタ、いや健全な少年がいるのだが、隣でこんな画面を開いててごめんなさいと言いたい。
まあ見られても解らないから大丈夫だろう。
君たちも共有しよう。
開けなかったら年齢制限かプロキシサーバーを恨むんだな。
本の中に封じられているのはなんだろう。
文字の集合体なのか。単なるいっときの娯楽か。作者の過去の記録か。見方を変えたら封じられた物も変わる。封じられた物は変わってない。本の外側が変わっただけだ。
だったら封じられた災厄だって、封じられた希望になるだろう。封じられなかった空白部分も封じられたことになるだろう。
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成績がどうとか勉強がどうとか、みたいな学校生活として当たり前な部分が書かれてないことが多い。書いてあってもひと言で済ませてしまってる部分もある。
それはすでにドロップアウト状態のため、学ばなくたっていいやというあきらめの境地に立っているとも見れる。
人間が何かを決め、何かを生み出したとき、背後で修正が存在するようになる。ある日に学則を制定したとしても、時代が変わり、時が過ぎ、その十年後に見てみれば、その学則は時代遅れだと修正される。光と影のようだ。対比ではないから光と影「のようだ」と付けた。
夜の車窓。
夜の光が見える。ポツポツと。
街灯があるってことは、そこに人がいる、通るってことだろう。そう思ったら、夜の光は人間のナワバリを示すってことになるのかなって思った。
でも、田舎になると人がいなくても街灯は灯っている。ときどきメンテナンスしなければ、フラグメントがパチパチと音を立てて、やがて焼け切ってしまう。その灯火が灯っているまでは人間のナワバリで、街灯としての役目を果たすまで続けられる。消えたら、誰のものでもなくなる。
月の光はずっと灯る。
月は、誰のナワバリ?
月は誰がメンテナンスをしている?
わかりやすさを上げるためにダメージを底上げして素手で殴ってくる感じ。ゲーム用語で「〇〇特攻」というのだが、これは「引きこもり特攻」だろう。引きこもりに大ダメージ。
たしかに、こんなことされたら、どっかの市区町村が引きこもりのことを「こもり人」なんて改称したくなるわ。防御力小アップの効果。変わんないね。
厚生労働省などの調べでは、引きこもりの約3分の1に精神疾患(統合失調症やうつ病など)、3分の1に発達障害、さらに残りの3分の1にはパーソナリティー障害(性格や行動、思考に偏りがあるために自分自身と周囲が苦しむ状態で、さまざまなタイプがある)などがみられるという。
(nippon.com)
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雲に隠れた飛行機 雲隠れか?
私は隠れてなどいない。飛んでいるだけだ
ぐぬぬ……。無機物のくせに詭弁を弄して……。遠くから見れば、隠れているようにしか見えない!答えろ!
遠くから眺めるからそう思うだけだ。地上のものよ。空のものを相手にするな。
何だと?
世の中私よりも遥かに素晴らしい物があると理解するのだ。
Q 血液は1日にどれくらい|造《つく》られるの?
A 1日に造られる量は、体重40Kgの人で25mL、80Kgの人では50mLとなります。血液の量は体重の約1/13です。また赤血球の寿命は120日で、毎日、血液全体の1/120が新しいものに入れ替わっています。これから計算するとこのような数字になります。(わすれた)
危ないですから黄色い線の内側にお下がりください。点字ブロックってそんな使い方されるために生まれてきたわけじゃないでしょって。
どうして電車は事故物件にならないのだろう
→世の中はもの好きがいるもので、廃棄された電車車両を買い取って住むものがいる。
僕もそのもの好きの顰みに倣い、電車車両を買い取りたいと思った。しかし、廃棄されたものとはいえ、車両は高い。僕は考えた。
事故物件が相場より安いように、事故車両を買い取ればいいんじゃないかと。
学タブ制限で生徒が制限を解除した時点で管理者には解ります。しかし、大人とは汚いもので「泳がす」というものを使います。
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昆虫食ってすごいなぁ。今まで罰ゲーム扱いだったのに、今では率先して食えと言ってくるなんて。多様性ってすごい!
コオロギせんべい、は時代を先取りしてたんだな。
なんかぎょっとしてしまった話(雑感用)
隣の人がどう見ても、親指の爪の長さ5ミリ位しかなかったよな?密室殺人ゲーム。求道者の密室。徐々にページが捲れ上がり、パラパラ漫画でもなったかのようにあれはなる。親指のつっかえが役目を果たさなくなり……え?っと思った。
静止などというものは存在しない気がしてきた。物はいつも動き続けている。人間が動くの反対語を作り出そうとして、止まるができたのだ。
見えないもの。よく目を凝らさないといけないもの。遠くのもの。
これらは止まっているように見えるが、実際動き続けている。概念も動き続けている。どうして止まっているように感じるのだろう。簡単な理屈さ。
止まってくれたら観察しやすいだろ?
考えやすいだろ? 現実も動いている。
でも、人間は止まれ止まれと願い続けている。
強く、はっきりと。動き続けているから、やがて死が訪れて、死んでしまうと思ってる。止まるが生まれた根源はそこだ。死んだら意識は止まるからね。
ただの川を渡っている。
名前は恋瀬川というらしい。
ただの川なのに、名前をつけられるとただの川じゃなくなる。
どこまで行っても人間は、ただの川だとして受け入れられないのだろう。存在意味を見出すために、ただの川にまでバックボーンを要求してくる。
恋瀬川は霞ヶ浦に繋がっているという。
霞ヶ浦は、ご存知の通り、海のように広い湖である。
それはただの川にしたくない。
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**中長文(自作)**
どうして性別は男と女の二種類にしたのだろう?
どうして鉛筆を使い続けるのだろう?
黒板とチョーク、まだ使うのはなぜだろう?
疑問(イントロダクション)は用意した。明確な答えはないが考えればいくらか気づきはあるはず。
その他の疑問は自ら作り出すんだ。そしてその謎を解いて、気づきを得よう。そんなの誰もやってない? そうだろうな。でも昔の人はやってたんだ。今の人達は、僕以外の人達は、疑問を持たない人たちは手遅れなのかもしれないな。
どういうこと?って思うか。辺りを見渡しなよ。
そうしない人たちは「禁断の果実」に釘付けだ。機械の板でできていて、食べることができない果実。だから「禁断の果実」と呼ばれてる。
ロゴをリンゴにして、さらにひと齧りしたデザインにした開発社に、僕の疑問は生じる。
どうしてあんなデザインにした?
気づきを得て、深読みせざるを得なかった。
ひと齧りしたリンゴ。
つまり、齧り始めなのだ。
あれを売り出してから何年経った? 未だ芯は見えず、齧り続けている。芯が見えても、捨てずに齧り続ける。しゃぶり続けるだろう。だから、「禁断の果実」と呼ばれるのかもしれない。外で交通事故が起ころうとも、喧嘩で人が傷つける事件があろうと、殺人が起ころうと知ったことではない。
私は今忙しいのだ。「禁断の果実」に夢中なのだ。
そんな未来を、僕は予想する。植物の根のように伸びる、未来の端は現実世界を包み込む。徐々に、というのがポイントだ。
---
**中長文(自作)**
スマホを起動して集音している。
スマホから距離が離れれば音は小さく記録される。
でも、徐々に大声を上げるようにスマホから離れれば、音は大きく記録される。
そんなことなどあるのだろう。
その場面は? 一つだけあるらしい。
〇戸JK道連れ自殺。スマホを屋上に置いて、飛び降りたという達成例。直前まで自殺配信をしていて、つけっぱなしにしたまま飛び降りた。その時の、叫び声は、後者だったという。
「じゃせーので」
「じゃせーので、あっ」
……ァアア! どーん!
(スレ反応)
落ちる寸前で怖くなったのか……。
アアァ!みたいな声が聞こえるのほんま怖い。
屋上に置かれたスマホに集音されとるのに徐々に声が大きくなるの考えたら相当な叫び声やわあれ。
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**中長文(自作)**
朝、個室に置かれた複合機を見たら、何やら張り紙が貼られている。
手差しトレイ給紙不良
エラーメッセージ323
〇〇へ連絡済み。午後15:00〜修理予定
どうやら不具合を起こしているらしい。
手差しトレイということは、印刷機能関連だ。
A4用紙の横にして、手書きで書かれて張られている。だから、主張が激しい。
見たところスキャンは生きてるらしい。
印刷機能を取り上げられても、休みにできない機械にちょっと気おくれを感じつつ、張り紙だらけのふたを開け原稿をセットする。青いマスキングテープだから、複合機のふたをパカパカすると、張り紙もパカパカはためいた。
複合機を後にすると、自分のPCにメールが飛んでこないことが分かった。Outlookの遅延か。クソッ。うまく行かねえ。
舌打ちしたくなる午前の午前。
コーヒーブレイクすることにして、片膝を乗っけた。
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・ブログ1
調べると立方体は『プラトン立体』と呼ばれる五つの正多面体のうちの一つで、『神が作った完璧な立体』とも呼ばれていたりする。あとはもう調べるほどに必殺技のような単語が次々出てくる。一つだけ例を挙げると、スピリチュアルワークを行う際のブースターアイテムとして水晶でできた立方体が売られていた。
そう、すごいのだ。立方体は。
・ブログ2
中学校の時に一回だけ聞いたこの話をずっと覚えていたのは「箸を短く持てばいいじゃん」という極めて無粋で野暮な疑問が頭の中でこだましていたからである。嫌な中学生だ。大人になってから苦労するタイプだろう。
(中略)
胸がキュっとなる。地獄の人々、極楽の人々、そしてこの説話を現代まで語り継いだ人々の「そういうことじゃないんだよ」という声が僕の胸をキュっとさせる。地獄でも極楽でもないここはどこなんだ。ここが本当の地獄なんじゃないか。無いはずの無数の視線を感じながら、食べれちゃったパンを食べる。味を感じない。地獄。
・ブログ3
「大きい 長い」で自分の頭を検索するとすぐスカイツリーと出てきた。東京スカイツリーに省略記号を付けたい。
(中略)
この時点で撮影に割けるのは一日しかなかったので手分けして省略記号を付けることになった。省略記号桃太郎だ。おじいさんは山にスカイツリーを伸ばしに、おばあさんは川にチンアナゴを伸ばしに行きました。
【衝撃】厚生労働省「すまん、引きこもりはほぼ全員が精神疾患だったわ」
https://www.nippon.com/ja/currents/d00332/
ブログ(デイリーポータル)
https://dailyportalz.jp/kiji/shoryaku-kigo-de-nobasu
【メモ5】短文
単なるメモ。
意味不明枠もある。
**芸人の比喩**
・うんこで顔洗ってるみたいに「なんか違うなぁ」って思ってた。
・口の中に麻雀パイ置いてるんかっていうくらい、カチャカチャ動かしてる。
・女の子が下ネタに走ることは、ケーキを常温で保存するようなもの
・子どもの抱っこのロングタイムが出来なくなった。子を下ろすと、「えっ、はえぇな」って顔をする。
・道知らないのに堂々と前歩いたりしてて、根本的にバカなのねコイツって。
・誰か亡くなったみたいな顔してた。(空気が止まった時の比喩)
・野生の猪の鼻が高速回転する想像をして涙をこらえていた。
ゆるキャラが自分の内面書いちゃったみたいな。見たくないんだよね。
・おまえ、雑種の犬みたいな顔してるな!
・……さっきはちょっとやさしく言ってしまったかもしれんなあ。ブッサイクやなぁ!
・付け合わせのきゅうりがサーフボードのように立ってる。
・人の残高に手を突っ込んだみたいな失礼加減。
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**プレバト番組内**
・実景と映り込みをかき分ける。
・床への映り込みにぼかしを入れる。
・左右対称。鏡みがきの場所。
・静かな雰囲気を際立たせる。
・夕方が、商店街の裏を流れている
・夜明け前の月のアザーン
モロッコのモスクから聞こえる礼拝時間を知らせる声。耳の奥、胸の奥へ砂漠の空港へ赴く
・セットファサードの片陰
映画の撮影に使われる舞台用セットの影。
(プレバト水彩画)
向こう側に陽がある。逆光気味。丸い立体感、円柱状に。真ん中が暗くて、両端に光が回り込む明るくちょっと見える。自然な電柱と電線が描かれている。
(プレバト水彩画)
寒川神社の境内の神池。
鯉が泳いでいる。小さい池に大きな鯉がいっぱい生息している。遠くには石の鳥居が。木々の間に、参拝客の落としたカランカルンというお布施の音が。それにびっくりして、鯉のヒレが池の中で瞬く。
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・昨日読んだ本の一節が、アタマの中を漂う。ハエみたいで鬱陶しい。
・世の中に疑問を持つのは、不確定要素の濃淡による摩擦
・この子は〇〇。なんの才能もない、生きている価値のない困った生徒だ。
・秒針の音が聴こえるくらいの非現実感だった。
・花粉飛散量みたいな感じでコロナのこと言うな。
・深夜の電車内は人はおらず、ただ光を運んでいる
・秘密は自分以外の人間に語った瞬間から秘密ではなくなる。
・顕微鏡のピント調節している最中みたいに輪郭が太くなって。
・ひきこもってばかりいると成長が止まる。
学校に行くと、成長せざるをえない状況になって、動かざるを得なくなる。
・形而上絵画とは、引きこもりニートの脳が、自室に飾った室外画を見ているという光景を、僕たちが見ていることだろうか。
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・一般論ですが、頭の悪い学生程書籍だけが増えます。山積みの参考書は、そのまま当人の才能の無さを表しています
・脳による暇つぶしで一杯だった今週。
・一週間ほど大いに悩む。今めっちゃ悩み疲れてる。クソどうでもいいわの状態。
・天井から何本ものワインボトルがシャンデリアのように吊るされていて、とてもお洒落な雰囲気のお店でした。
・不確定とは、たとえば「地図を見なければ分からない」というものではないだろうか?
・結果良かったらしい。紙たちは僕のせいで家出したわけじゃないらしい。
・雨模様から見下ろせば、今日の地面は傘がたくさん流れてるねってなるに違いない。
・努力する資質や道なき道を行くタフさに自信がある。技術向上の努力をする自信があり、自ら道を切り拓く気概がある。ただしこちらは修羅の道です。
・片手でスマホをいじる時、時々蜘蛛みたいに動くなって思ったりする。器用だ。
・結露のすごい窓ぎわから外を見た感じで景色がぼやけてる。なんかすごいぱっとしない。
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・貨物船の船底天井の下で眠った夜。
家出をして、歩道橋の上で何時間も車を見ていた夜。(森博嗣の本)
・全ての失敗が膝に来た。
◯◯という男は膝を折り、軽い正座の態度を取る。
・比熱が小さい=熱しやすく冷めやすい。
比熱が大きい=時間がかかるがハマると長い。
・Nola、緑が減る 赤が増える
・リスカアピをする奴の血管にガンはできるのか
→血管肉腫。日本での生存率は10%止まり。
・目の前から突風が来て、目を細める。これから「突風が眩しい」と言おう。
・遅延の暇つぶし時間がスマホより読書に使われたほうがいい。溶けるように吸い込まれる。
・タバコ厳禁の禁止標識。赤い斜めの線が褪色して消えて、タバコが斬られたかのようになっている。
・薄い灰色 コードの色を変える。色が消えるようでなんか好き。色が消えるとはどういうことなのか。同色になるということだろうか
・夜の空は曇。その中を突っ切るように飛ぶ飛行機。前方ライトの白い光が地上でも解った。先を見据えて飛ぶ。暗中模索の中に見える一筋の光芒とはこのようなものなのかなって思ったり。
・豆腐メンタルと高野豆腐メンタル。普通の豆腐になりたい話。水分量が違う。冷奴食べた。うまい。
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・たたんでくれてありがとう。まったく、最近の紙容器でも「ありがとう」って言えるのに、誰かさんと言ったら……。
・長く生きて死んだほうがいいよね的な常識を疑ってみたい!
常識を疑ってみると、意外と気づきを得ることができる気がします。
・なんで勉強しなきゃいけないの?
①憲法で決まってるから説
②大人と比較して子供はやることなさすぎるから勉強を与えた説
③大人になるまでの時間が長すぎるから説
→なんで長いの?
④そもそも「大人になる」って何なの説
→精神年齢と身体年齢。
→精神年齢が重要視されるようになった説
・電信柱の光の下
遠くの空には冬の一番星が。電信柱の強い光は、一番星を間近で見ている時と同じではないだろうか。
・窓ガラス文字、君のお金は誰のため。
ガラスに写る金は金のまま。文字が作られるときに鏡があったら、全部線対称になってたんじゃないかと思ったりするんよね。そうすれば反転で文字が読みにくくなる現象がなくなるから。
・ゴミ箱分別
弁当屋とコンビニのゴミ箱が違う話。
・アラザン 銀色の粒 銀箔
噛まず舌で転がしてみて、下品だが口の中から取り出して見てみたら銀色の部分が剥がれ、白い硬い玉になってました。
・マウス🖱の水滴
風呂上がりでスウェットを着て、マウスを触ってて、席を外したら水滴がついてた。
・三角コーン。赤いコーンに赤い光。警戒色。
そのコーンの先端の、夜間に光る赤い蛍光がちょうど消えたタイミングに出会う。内蔵電池がなくなった証拠だ。すごいタイミングだな。
帰りの電車に乗り過ごしたからなのか?
え、すごくね?
・40:53
番組の時間枠。最近短くなったくね?
1時間枠で三分の一がCMかー。
とか思って、「あちこちオードリー」の時間枠見直したら、深夜11:06〜11:55だった。
尺46分だった。へー。
**月の描写**
・白く淡い炎。星雲っていう感じ。
・月の香りが広がっている。
・月の香りがしてくる夜空。
・今宵の空は黄金の三日月をくわえ込んでいる。
・月の光が雲の粒で反射して、お月さまがでっかく見えるから季語になるんだね。
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・嗅ぎなれない匂いがして、ドキドキしてしまう。気もそぞろになってます。
・なんでかばうの? 本音は?
そりゃ、特ダネ掴んだんだから、コイツに今恩を売るのは当たり前だろ?
・思い出を思い出にはせず、今後ももっと……。
いや俺達まだ達成してないっすから。
・夜の窓。ガラスに顔を近づけて、自分の身体で影を作って外を覗いてみた。
・「これは黒歴史を作っている」と自覚して作る人間ほど、エグい黒歴史を作る可能性を秘めている。二人羽織系(一人二役)は、黒歴史化しやすい。
・手すりも見えず、網棚も見えず、座席も、床も、色も見えない。不在のみを乗せていた。
・カリスマ性
他人を統率する才能や魅力を持った人のこと。リーダーシップを発揮し、人々を上手にまとめながらも魅力ある言動ゆえに、仕事上の部下など様々な人から慕われる人
・鈍痛の血液が流れた脳内。
・滞留し敷き詰められた馬車のような混雑状況。
・悪意ある言葉は人の脳に一生消えない傷を刻む。人が死ぬ時、その脳はいじめられっ子の机のように呪詛まみれになっているのだろう。
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・昔から「冷えは万病のもと」と言われているように、冷えが起きていると免疫力が低下し病気にかかりやすくなります。体温が1度下がると免疫力は約35%下がり、代謝も10%以上落ちると言われているほど。
・空にある雲は水蒸気か。そう思うなら君は霧の中を歩いたことがないのだろう。今に見てろ、全身がびしょ濡れになる。
・理路整然と収められた人間の内臓みたいな造りをしている。無駄が一切ない。
・お金に困窮している若者Z世代。悪い大人に唆され、はした金(15,000円)で強盗を依頼され無事捕まる。逮捕後世間から罵倒される
・そんなに生きたくないなら、神様にでもなったらどうだ? 神様にでもなって、気長に構えてさ。どうやったら自分が死ぬかについて考えてみればいい。
・彼はシナリオブレイカーであり、バランスブレイカーでもあり。そしてこの物語のリーダビリティそのものでもある。
「まるで豆腐のように柔いからだじゃな。口程にもないふん、自分の状況が掴めてないようじゃな」
「コロして、ワタシをコロして……」
「フォッフォッフォッ、安心せい。もうすぐ自我も消える」
頭を足で踏みつけて、斧を振り下ろされる。無慈悲な鉄槌……。
「はぁ……、はぁ……、ようやく死んだか。ったく、手こずらせやがって」
「エタッた作品を最初から改稿する」という壮大な自殺方法について
待て!早まるな!
エタッたままにした方がいい!
最強寒気週末に来るからとりあえず擬人化してみた。
寒気たん「やだぁー!まだ日本にいるのー!」
だだをこねる。また来年会おうね! 数日後、「やだぁー!やっぱり一緒にいるのー!離れたくないのー!」
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・「その頃にはこっち(外国・この世)にいないと思うから……」
・「異常な音を感知したため確認を行っておりましたが、人身事故だったことが判明いたしました」は初めて聞いたぞ
・【警告】自己肯定感が低い人『自分ができることなんて当然他の人もできるに違いない…!』←これマジでやめろ
・いやー、俺は人を殺すのは好きじゃなくてね。君みたいな人を〝こちら側にそそのかす〟のが仕事だから。
・肌のところどころが青くなっている。正確には青緑か。なんてことはない。静脈が走っているだけだ。
・「脳死」によって臓器がリサイクルできるようになり、死体処分の問題も解決すると、こういうわけだ。
・白い画布の上、何かの絵が描かれている。イーゼルに立てかけられたキャンバス。画板の上を指でなぞり、そして呟いた。
・原因は複数あると思うけど、毎日同じことやってるような大人は、記憶が畳まれて無かったことになっちゃうな
・茶葉の香りが空間を縫ってたなびいている。夕焼けの空を紅茶に漬け込んだらこのような濃密な香りになるかもしれない。
・父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。
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・車内の安全確認を行った影響でこの電車は約5分遅れで運行しています。電車の中というのはとても暇である。一日につき、2.5時間もの間、電車の中にいる。電車の中は、何もできない、という絶望感を運んでいる。
・最近になって、私の邸宅に(開かずの間)らしきものができた。ドアを開けるや、古くさい洋館のような軋み音で出迎えてくる。
・こんな惨状にきれいは見合わない。俺は今、ズタズタな空を見たいんだ。
・あと蛇足かもしれへんけど、事情を知る大人は神隠しっぽい伝説を作り話として捏造して今も祭りにその設定使っとる田舎あるで。
・返り血と白いおぼろ豆腐みたいな欠片にまみれた姿で右手にくわ、左手にカマを持っていた。
・身長が155前後体重はデブスじゃなく鶏がらでもなく、顔はリスみたいな顔でスタイルもいい。本人も自覚してるみたいで生足よくだしている。
・カエルのリュックサックバッグ
サッカーボールのアクセサリーが彼の歩幅に従ってリフティングしている。
・リュックを抱え、胸ポケットにはスマホ。手には別のスマホ。赤いカバーの2代持ち。
・ビルの屋上に設置されたクレーン。タワマンの避雷針のよう
・なんで物価が上がるの? というと、今まで無料だったものが有料になっていくということ。
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・地面のアスファルトと迷走を共にして
・人身事故って、人が死んだの? あんな鉄の塊でひかれたら、即死でしょ。
この言葉言ったの、5歳の子供だよ。
・積雪による車輪空転の影響で、遅れが発生しています。
・小学生の跳び箱の授業みたいに跳べる段数の所に並んだらええな
・あの醜怪な蠢きの群れと遭遇する悪夢に、繰り返し悩まされる覚悟をしなければならないのかもしれない。
・彼らは答えがほしいわけじゃない。
言葉遊びをしたいだけ。
・両手があるのにどうして両手を挙げないんだぃ? 降参したいんだろう?
・新しいテーマが頭脳のストックヤードから引き出される。
・料理ができて後片付けできる、ルンバの多機能ロボットみたいなのください。
・ああもう、ほんとにもう、めんどくさいなぁ。水さえあればなんでも生きられる……。
(洗面所の雑菌)
・顔は丸みを帯び、耳は小さく、鼻筋は平で、目はアーモンド型に少し傾いている。
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・行動の指針となる考えの席が頭の中に一つしかない
・真っ白なジグソーパズルが額縁におさまるように、きれいにまとめる終盤は圧巻
・射すくめるこの瞳が、僕を殺しにかかるのか
・電子マネーは前払いではなくお金を保存しているのではないかと。
・空と大地の間には何がある?風があるのだ
・「有能」が服を着て歩いているような人物
・クライマックスでは行間から強風が吹き付けてきたような衝撃を受けた。
・夜霧のなかで、明るさの保った電車の窓が、横に流れていた。
・飛び降り自殺ってのはな、巨大なコンテナが高いところから落ちたかのような音なんや
・遠目から見たら前代未聞のイリュージョンを成功した奇術師のように大げさだ。
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・豆乳オーレを頼むと、カップの横にシールが貼られる。黄色いシールに白字で豆。
・そういえばムキムキマッチョのショタっていねえな
・身体が弱いのが得意です。意味が分からない文章になりましたが要するに病弱だということです。
・魔法のカードがなくなった!
・高齢化のわりには優先席少なくないか?
・肉付きが悪いと体表に浮き出てしまい、肋骨同士の隙間がすじを生じる事がある。
・どのような巨人でもアリ一匹が体内に侵入され、心臓を噛みちぎられれば倒れるしかない。
・最後は、痛みを感じさせないように首を切ったみたいな。圧勝でしたね。
・植物だって、地球の役に立つために、光合成を始めたわけじゃない。生きるためだよ
・SNSという集合体が一つの巨大生物になった感じがするね
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・遠い昔に滅びたアトランティスの地下神殿には、未だ聖女の祈りが響き渡る
・男側からすれば、顔の造形が良くなく、性格ブスのくせに何故か独占力の強い女などゴミ女同然であるのでこちらから願い下げなのだが、
・静寂を切り裂く無機質な肉声。あまりの不意打ちの出来事に、僕は驚愕してしまった。
・こういう仕事をやっていると、エクセルや紙面に数字が泳いでいるように見える。
・年齢別の「知らなくていい知識量」が増やし、破裂する寸前の頭が考えた最終結論だ
・愉悦の追求より「寿命」を延ばした反動だよ
・風に飛ばされるように意識が飛んでいって、麻酔が切れた頃にはすべてが終わっていた。
・さっきまで命だったものが辺り一面に転がる。
・電車内にいてブレーキをかけられたときのかすかなゆらめきのような。
・色々なものが煮溶けたスープのような味わいがする。
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・のど飴を噛み砕いた音みたいなゲップを披露する。
・親しみと失望の間で反復横跳びさせてくる。
・見えるものではなく見てないものに縋りつこうとする
・かつての上司の言葉が、乾燥した大地に水が染み込むがごとく、深く理解できるようになりました。
・無限に味が滲み出るガムを噛んでるような面白さ
・目覚まし時計は手遅れを差していた。
・モップみたいな猫にマグロをやってた
・砂糖が溶けた分、後悔の味がした。
・死体はほどけたロールキャベツになってしまっていて見るに堪えない。
・お、に濁点が三つくらいついたような声で叫び、相手はもう呂律が回ってない。舌が迷子になってる。
---
・ビルの間にある空が、何故か今日は大きく感じた
・車内の安全確認を行った影響でこの電車は約5分遅れで運行しています。
・頬の産毛が光に触れて、きれいだ。唇も、触りたくなる。
・太い情報筋から得た知識をひけらかす
・人間の心を壊す仕組みは、ほとんどもう出来上がっているじゃないかな
・過去自分が見下してきた人種は今の自分、未来の自分そのものだった。
・大量生産の既製品を使い捨てるように、次から次へと若い能力を求めては乗り換え……
・耳かきで穴の中をかかれると気持ちいいように
・記憶の引き出しの立て付けが悪く、歳を感じる
・お母さんは悲しそうな表情を浮かべて下を向いたまま何も話そうとしなかった。
---
・ついに勤務先でも出勤者がぽつぽつ歯抜けになってきた。
・ふうん、死んでたら儲けもんだな
・山から吹き下ろす風が、彼の声を遠くまで運び、虚しく消していく。
・子供らしい些細な、でも親には言えないような悩み。
・振り返る人の乱れ髪でも見ているような。
・押し殺したような声で呟いて、着ていたガウンの前をかきあわせた。
・ゴミ溜めの中にいるような口臭だった。
・税金のようなパンチをもらって
・精神が病んだものならではの突飛な着想や奇妙な理論の発露がある。
・校長先生の話し並みの速度で、忘れ去られていくのでした。
---
・線路にこびりついた肉片普通に取ってんのすごいな
・柏いたら若い女の人がバッグ置いて線路飛び出して快速に突っ込んでってそのまま轢かれてった。
・たいそう勿体ぶった相槌をついて、悲嘆のこもった息を吐く。
・他の通所者はみんな静かでいいんだが目の奥がみんな漆黒の闇よ
・叱るとインスタント鬱になる模様……
・時代にそぐわないからといった理由で
・悲劇と絶望が口から迸った。
・雪が溶けてアスファルトの路面が見える頃。
・言葉の端々に年相応の気遣いは見られない。粗暴な子供と接しているかのようだ。
・燃え盛るような体温
・昏迷と|惑乱《わくらん》の世界からの脱却
・企業は社会の公器。影響力が大きいのだから、社会の責任を果たすべき。
・尾ひれが付きすぎて曲がってしまったようだ
・湿り気のある夜。夜光灯にしがみつく空気の層。そして誰もいなくなった気配。
・卵はあたかも胎児のように子宮を膨らませながら成長していくが
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**つぶやき系**
いいね数を病的に気にする
昭和の趣を残す邸宅
灰色の目をしている
就縛から逃れてみせよう
暇つぶしにもってこい
細部の迷路に迷い込んだ
霞がかった月の夜
気心を許した
記憶の破片
推理小説通りに人が死ぬ
病みは逃げだからな
上がったり下がったりしてTXも大変だな。
横断的な研究
首筋にスマホ
誰かを操るほど偉くないよ
コンサートでいう半券
奥から押し返される
話に既視感しかない
精彩を欠いた動きしてますが
カタナに秘するもの
過程と結果を見て欲しい
神は波打ち際を歩いていた
別れ話がこじれる
護衛 勝ち名乗り
魂胆 何かしらの意図
打ちひしがれる死体
たゆたうもの
〇〇したら罰金、という話
顔出してくれない
【メモ6】短文
単なるメモ。
意味不明もあり。
これで最後。
・タイムアタックでもやってる感じで記憶の忘却が始まる
・今夜見えなかった星は幻想か?
・声の探偵 脳内の声を元に推理する。
・縛りを設ける神様
・実際は寝てて、親はそれをお金の手段にしている
・質問してそれに答えていく
・〇〇さん、どうして〇〇があるの? どうしてそう思ったの
・現実世界を夢だと錯覚する
・館内のホタルの光を外から聞く。
・私に準備など要らない。弾薬、敵から貰うから
---
・忙しいみんなのかわりにお昼寝しといた!
・目が眠いを呈する。訴えかけてくる。
・誰も見てないから続けられるんじゃないか
・死ぬ予定は生まれる前から決まってるけど?
・新しい国作るなら、没落気味の国乗っ取った方がいいみたいなもんか
・ぼくは呪いを掛けることにした
・雲を浮かべるだけの仕事
(パセリを置くだけの仕事)彩雲を見て、幸せになる。
・西日溜める店、人影が飲んでるように店内は暗い。
・高くて買えないスイカの名産地。
・お前さ、自分の立場わかってんの?(喉輪攻めしながら)
---
・彼らは仲間同士ってわけじゃない。互いに睨みを効かせ、牽制しあってる間柄だ。
・彼らと友誼を得ることは、人心の混乱を避ける以上の意味がある。
・どうせ故郷に戻っても元の強制労働が待ってるだけだ。それが嫌なら俺について来な。
・表象は一意に定まらない(ルビンの壺 顔か壺か)
・エレベーターの、下方向の軽い加速度が感じられ、停止すると同時にドアが開く。
・細い剣 レイピア 突きに特化。急所を狙う
・夢に落ちる顔。夢で煮溶けた目をして、その視点は所在なく胡乱でいる。
・ランドセルのような赤く大きなカバン。
・脳が揺れて声が聞こえない。ああ、これが脳震盪か。
・ただ今ホルモンバランスがゴールデンウィークに入っちゃった感じでぐーたらな気分なのだ。また今度ね。
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・20XX年8月11日。忘れもしない夏だった。
・人を見下すことのメリット。見失った自分を再定義すること。
・ドア閉めてシコってたらノックされた時みたいな緊張感。
・気まぐれにやってきては、好き勝手なことをして去っていく。
・自分の人生への当事者意識の低さ
・頑張ろうと思うだけでは、何も行動できない。
・腹の上冷たき機械を滑らせて、卵巣が見える卵までは見えず。
・実感を伴わないお手軽な絶望は、見てて楽しいですか
・雨が降るたびに、世界はきれいに洗われて新しくなる。
・恐怖と嫌悪感のどん底に陥れるのでした。
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・意味はわからなくても、気持ち悪い事してるのは分かるから。
・誰かの夢の跡が捨てられていた。
・命が燃え尽きるまで、信じていたのに。
・虫刺されみたいな乳首だなあ。
・酸欠のように喘ぎ、思考がまとまらない。
・交通事故を起こしてから丸二日間、何も食べていない。
・幽霊故に、頭がい骨が無い。
・空想上の生き物を空想上で描くようなもの。
・それらに触発された創作であった。周りに先生の作った人形がたくさんある。
・「もしもし学校ですか? 今車がダムに落ちてしまいまして……」
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・片陰に身体を入れて、日差しから逃れている。
・見えないものでラッピングするようになった。
・これまでずっと勘違いしていたことがある。
・朝という字には、|明日《あした》という読み方もあります。
・庭の早咲きの花が、そろそろ開きかけて来た頃
・たいへん匂いの強い純白の小さい花が見事に咲き競っている。
・恐ろしい退屈してくると小説でも書くか、となってくるのである。
・ネッ友は、神様と契約するようなもの。
・学校に疲れた中学生がそのまま老けたみたいな顔
・ざっくりとした見解で生きています。
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・毎日毎日のみぞれのために、道はとろとろ溶けていた。
・今まで開けてこなかった扉が開いた感じ。
・給食費盗んだ真犯人みたいな顔してやがるし。
・忙しい&ネタが無い。ということを理由に、電車に乗って散財してきた。
・|拝謁《はいえつ》の僥倖賜りましたこと、誠にありがたく……
・刀身には美しい波紋が波打っている。
・望外な加速度を体感できる。
・君はもう眠っている。生まれたばかりの左目が、嘘に溶けて夢を見る。
・夢に落ちる顔。夢で煮溶けた目をして、その視点は所在なく胡乱でいる。
・健康診断と称してまで、どうして、命の鼓動を聞く必要があるんだ?
---
・雲間の切れ目から差す陽の光とともに……。
・ここまで来るとブスはブスでもウザいブスしか残っておらず
・そのページ開きすぎてて、本が覚えちゃってて
・車内照明が見えないほど混んでいた。
・ふええ、口に出されちゃった……。っていう気持ちで行けば大丈夫なはずです。
・遠くに炊煙が見えるので、村があるのかも。
・しいたけの飾り包丁の切れ目がすごい。
・地面に斑目を作っていく。雨粒は重みを増し、素早く布から落ちていくようになった。
・普通とは、時と場合による。主語がでかすぎてアレ。
・設定が肥大化した感じのエタりかたなので、大元の設定のみ捉えることに。
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・大変ですねえ。アタマの悪い人は、感情に流されやすくって。
・悪の芽生えは即刻摘み取り、伸びるようであれば根から腐らす。
・毒沼でスリップダメージを受けているみたい。
・後れを取るなんてことあるのだろう。
・この地にはもう、何年も春は訪れていない。
・駅につく前に警笛を鳴らす。もうすぐ着くよ。
・残酷な人の死はエンタメになる。
・ナイフを取り出され、罪状が増えた。
「舐めるなぁ!」
・無責任にも権利があります。権利があれば、義務もある。
・樹液を抜かれるメープルシロップの木になった気分やった。
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・専横的かつ残虐過ぎて批判が出たが、
・社会的破滅・精神的崩壊・金銭的責任を取らされます
・その瞬間、興味が疑惑へと変わった。
・心の叫びが口をついて出た、かな、
・……ようやく物語が動き出したっていう感じがするな
・世の色に染まらずに、揺るがずにいよう
・電柱の光さえ点滅する未来があるのかも
・縁もゆかりも無い校舎が移転してた
・火の用心が消防車を走らせてかるんからんと鳴らして走るようになった。
・星は神の忘れ物のように光ってる
---
・ギター背負ってる人。黒い鍵盤みたいな形
・今夜見えなかった星は幻想か?
・汗水垂らして稼いできたっていう表現
・葉っぱ(白菜)を買うために600円出すとかバカじゃねえの? よく考えたらシリーズ
・コロナの効用について考えてみる。毒にも薬にもなる
・人質で半分帰ってくるなら上下どっち?
ペーパーレス化の時代なのにまだ原稿用紙を使ってるの?
・ドブネズミに動じないパチンカス
・文字情報と汚れ。ダイイングメッセージ。
汚れを落とすように、消えてなくなれ。
・スマホってマジ禁断の果実。アップルのロゴはそういう意味だと思う。
・反射することで景色は倍になる。ただのバイではない。幻想化した倍だ。
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・言葉ってね、自分で信じていないことだって簡単に口から出るものよ。あまり、真剣に考えないほうがいい。私の人生を2つに折り畳んだら、折り目となった記憶はどの部分?(ダリの繭の改変)
・今日僕ができたことは、今日誰かができなかったこと!
・スマホで読書。デカ文字。小指で横へ動かして画面遷移。横書きの一文のみしか映ってない。
・桂林 砂糖が溶けたような匂いがしてくる。
・漫画本、バナナの房のように販売すればいい
・卵子冷凍保存 血涙
・祀ろわぬ神、人間が信仰しない神、つまり人間側で飼育するべき神。
・PCの顔認証システム。
・綿ブラシ 疑似的な夜湯治
・踏切ってうるさいよね
---
・通勤電車のドア再チャレンジ
・大人の世界を知ろうのコーナー
・南千住な話。こうして書いてみると南千住はおかしい。
・圧縮
・今見ている学校の風景と、僕の記憶の中にある心象風景から言語化した物はどのくらい差があるのか。
・ヘリコプターの風切音を聞いていると、濁点のある日本語は重さを意味しているのだと思った。
・一気に死んでとか贅沢なこと言わないから。僕が死ぬとこ見てくれる?
・雨粒のように言葉がこぼれ落ちる
・バスタブは、四本脚で可搬型の気取った奴。たしか猫足バスタブとかいうのだ。給水は水源から延びた金属製のチューブで行う。
・洗脳なんてバカバカしい。そう言っている人間ほど洗脳されやすいものだ。
・何だこの、壊れたラジオのような不安定さは。
・葉がカラスのように黒く、竜の爪のように曲がっている。
・床が黒く、すすけた場所
・間引かれた照明で薄暗い空間。
---
**美しい日本語**
折り行ってご相談があるのですが
心ばかりのことですが
失念しておりました
ご放念ください
ご内聞に願います
些少にて恐縮ですが
天衣無縫のお人柄
有為(うい)転変は世の習い
|巫山戯《ふざけ》んな
---
**数字の変換**
2020年以降の経済財政構想小委員会(20)
どぶ|鼠《ねずみ》作戦
22年目の告白 -私が殺人犯です-(22)
2112年 ドラえもん誕生(21)
25時の愛の歌(25)
26世紀青年(26)
270号バイパス(27)
つらつら
少なくとも数か月以上前の話。
日記よりの個人の見解。
日記一覧を見ていたら、「書けるはずの小説も書けなくなり、ほかの小説も読めなくなり、とうとう書きたいと思える文章も書けなくなった」という意味を汲み取れた日記が転がっていた。
何かしらのコメントを書こうと思ったのだが、思っただけになった。
余計なお世話かもしれない。どうしても説教臭くなってしまう。
今では更新ストップ。
そんな人は短カフェでは10人以上いる。
というわけで、時間が経ってしまった。ここでつらつらすることにする。
まず、こういったニュアンスの投稿は短カフェ以外のサイトでもよく見かけるタイプのものであり、ありていに言えばスランプ。
とりあえず休んでみたら、というのが一つの提案となる。
燃え尽き症候群のようなものだ。
ガソリンが切れちゃったね、てへへ。そんなもん人生で106回くらいあります。
スランプ=挫折なのです。
そもそも文章書きなんていう種族、年単位で長続きする人は化け物です。
ここでいう化け物というのは、頭がおかしい人だという比喩です。
気にしない。気にしない。休め休め。
しかし、数か月以上経過しても、一向に病状が変わらない。
というものなら、それはスランプではなくて、別の理由を疑ったほうが良いだろう。
飽きてしまった。そうであればそれでよい。今やってることに対して頑張って。
問題は、独りで抱え込んで余計なことを考えているんじゃねえのか、という感じの人。
ほかのサイトであれば、どうなのかは知らん。
しかし、ここ短カフェにおいては、閲覧数もないし誰も見ていないようなものなのだから、基本何を書いてもいいのである。
文字数が短いからダメとか、表現力が乏しいからダメとか。
そんなことを言っている人はいない。何を背負っているのか、という話なのである。
というか、誰からそんなことを言われたのか。
自分だ。
全部、自分だ。
自分の作っている文章に対して、みっともないとか、そういったことを言っているのは、他人ではなく自分なのだ。
自分の心が勝手に言っている。
自分でハードルを作り、それを飛び越えないといけないと勝手に思い込んで、どうして書けないのか、どうして書けなくなったのか。
などと、堂々巡りタイプの自問自答をして、自分を追い詰めて苦しくなっていると思う。
抜け出すための提案を一つ。
新しい文章を書きましょう。
たとえば、エタった小説があったとしても、それを書き直してはいけない。
これは、創作界隈ではやってはいけないと類するものである。
ある種の自傷行為なのかもしれない。
向き合いたくない、新しいものを生み出せないと思っているから過去の文章にすがっている。逃避なのだ、という。
エタった事実は、エタった理由があってエタったのであって、それなりの理由がある。
書き直したく気持ちは分かるけど、書き直せるほど単純なものではない。
かなりの時間をそれと向き合うことになる。多分、書き直せないと思う。また「エタる」確率の方が高い。早い話が諦めて、新しいものに手を付けて肩慣らしをしたほうがよい、という話。
読了日記 (海図)
読了日記と海図関係の用語。
用語に関しては適当なので注意。
読んだ本:
海図 面白くてためになる海の地理本
https://amzn.asia/d/2ViHJI8
**読了日記**
雑学本。薄い割にボリューム多め。
海の用語を充実させたいから読んだのだが、海図を通して海の構造をしれた本だった。
船の大きさによって船底の高さが異なるため、座礁しないように水深の深さについて注意しないといけない。そのため、海図は縮尺が重要になってきて、近海用、沖合用、船出用の海図を使い分ける必要がある。観光船は同じ航路を往復するだけなのでそれほど海図の意義はないが、沖合になると、方角以外に目印となるものは何もない。方角を知るための手がかりもないとなるため、昔の人はどうしてたんだ……決死の覚悟があったんだろうと思った。
海底の地形について興味深い。
「ギヨー」と呼ばれる地上と同じような地形……巨大な渓谷、山脈(海底山脈)、火山、広大な平原が広がっているらしい。その中に、一つの集落のように沈没船が沈んでいる。
沈没船引き揚げが難しいのは、コストの面だけではなく、海軍軍人にとって、沈んだ艦こそが墓標だと思ってるかららしい。いわば墓を荒らす行為だと。また、戦争艦が沈んだ船は、原油を保持しており、海面引き上げをすれば漏れて海面汚染の原因になるなど懸案があるっぽい。
温暖化により、新たな航路が開拓される可能性があり、北極海航路ができてリードタイム短縮(1週間短くなる)が図られるかも?
そのため、中国ロシアは航路確保に向けて国を挙げての陣取り合戦をしている。日本はかなり出遅れ。
**用語集**
海図 小型船舶
鉛筆で海図に書き込む
針路 船位の情報 訂正用インク
印刷の裏抜けがない
海岸の地形 海峡
低潮線 危険水域
漁港 漁礁 ヨットハーバー
水深が明確な沈没船 残骸
自船 反航(すれ違い)
地図の端には緯度尺の目盛り(スケール)が付いている
海峡 海溝 海嶺 海底 海面
海上交通路 海上保安庁 測量
島嶼国 大陸棚 海底資源の活用
熱水噴出孔 操船 船籍 船積
貨物船 寄港
海防(大砲設置など)
潜航 |海丘《かいきゅう》 プレート境界
のぞき窓 無人探査機 潜水艇 亀裂や段差
サンゴ礁群
海難事故・船舶事故
衝突事故 乗り上げ 機関故障 火災や爆発 転覆 行方不明
|旗艦《きかん》