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帰蝶様の侍女姉妹『1話』
新しい小説でーす!頑張るぞー!弘治元年あたりでーす!
今年、殿が、清州の城に移られた。慣れ親しんだ場所から離れるのは寂しかったけれど、美しい城に移れてよかったと今は思っている。
「鈴鹿?すーずーかー!」
「あっ、|夕《ゆう》!ごめん、考え事してた!」
「帰蝶さまが!そろそろ殿がお成りになるから準備を手伝いに来てと言っていたわよ!急いで!雪さまはもう行ってるよ!」
「えっ?もう姉様行ってるの?早いなー。急ごう。」
姉様はいつでも完璧だと思っている。どんなに言い寄られても冷たい表情を崩さないし。あっ、急がないと。帰蝶さまをお待たせするわけにはいけない。
「行こう!鈴鹿!」
「帰蝶さま、お待たせいたしました!」
私は夕と一緒に平伏する。帰蝶さまは軽く微笑まれた。美し過ぎて眩しい…
「鈴鹿、夕。待っていたわ。あそこに雪音は見えるわよね?あの辺りに行けばやることはわかるわ。頼んだわよ。」
「はい!承知しました!」
私と夕は軽く走って姉様たちのいるところに行った。見た感じ衣を片付けてるような…?
「鈴鹿。夕。仕事は、衣替えと、殿より送られてきた衣の仕分けよ。」
「「はい!」」
違いがわからない…どれも素敵じゃない。でも、こちらは少し雪のような感じがするから、今の季節には少し早いのかな?
終わった〜。私はもう局に帰る時間ね。姉様は…あれ?清風殿とお話しになられてるわ?幼馴染とでも言える関係だからか姉様ともちゃんと話をなされるの。姉様は大体の殿方とお話しになられないのにね。先に帰ろ。
「夕、曙。先に帰ろ。」
「うん。鈴鹿。__すごい視線を感じるんだけど。よく平気でいられるね。__」
曙がそっと耳打ちする。うーん。もう慣れたの。嫌だけどね。好きな人は今のところいないけれど。
「__もう慣れたの。いいから早く帰ろ。__」
私たちはすぐに局に帰った。それから夜が深まる頃まで姉様は戻ってこなかった。
ふぅ〜。疲れた。平安が抜けきらないわ…五の宮と混ざるぅ!