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問題を解く
「あ、次移動教室だ…」
鈴鹿が一歩廊下に出るとコソコソと聞こえてくる声。
「おい、アイツ入学式で神が見えるとか騒いでた厨二病女じゃね?」
「うわ、ほんとだ高校になってまだ厨二病とか終わってんな」
そんな声を気にも留めず。鈴鹿は次の教室へと移動する。
教室に着くと、ふと黒板に貼ってある張り紙に目が止まる。
「ん??血液検査??」
この時間の途中で血液検査があると知り、途端に寒気が襲う。
注射は苦手な方だが、それとは別の恐怖。背中を冷たい手で撫でるようなそんな感覚だった。体調不良でこのまま欠席してしまおうか…そんな現実逃避が頭をよぎる。
だが、この頃はまだ知らなかった
この採血一つで
人生が____になると言うことを。
***
「ん?今年はどうも高校生の人数がすくないな〜」
薄暗い部屋の中、白い白衣を纏った女性がつぶやく。
彼女の手には大量の資料。
「俺に愚痴んな、つーか、あんま人数関係ないだろ」
そう黒髪の少年はつぶやく。
彼の机には大量の試験管。中には血液が入っているようだ。
白衣の女性は困ったように眉を下げ
「いやまぁ、おん、せやな、全員の血液が集まればええしな」
と言い、資料に目を通し、ため息をつく
「ほら、早く作業始めるぞ」
2人は慣れたような手つきで
資料をめくり、血液を見ていく。
数時間後、白衣の女性は
疲れたように机に伏せる。
「ほんで、今年の該当者はたったの2人ってことやな」
「んやー、やっぱすくないわなぁ」
別に分けられた2枚の資料をトントンと、指で叩く。
「毎年少ないだろ、珍しいんだし」
黒髪の少年が立ち上がり、白衣の女性の机に向かって手を差し伸べる。
「はい、資料please。捕獲部の方に渡さないとだろ?」
白衣の女性は持って行けと言うかのように資料を手渡す。
「ん、どーぞ」
黒髪の少年は資料をめくり、確認するように声に出す。
「今年は真泉鈴鹿、女。と○○××男で合ってるんだな?」
「あぁ、ええで、持っていき」
白衣の女性はフッスラと微笑み、疲れていたのか、眠ってしまった。