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最強勇者御一行は、日本に転生してほのぼのする。②
俺たちは、死んだ。
紛れもなく、全滅だ。
魔王を倒して、最強と謳われて、祝福のパレードの最中であっさり死んだ。
そんな勇者御一行は、後にも先にも俺たちだけだったと思う。
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俺の名前は、|有戸 瑛人《ありと えいと》だ。
俺には、前世の記憶がある。
"アルト・エヴィオン"。勇者だった。
俺には、あと4人の仲間がいた。
俺も含め、全員死んだけど。
本当、なんなんだよ!!ってかんじだよなぁ〜
だって、魔王倒して、やったー!って言って帰ってきて死んだんだぜ??
そりゃないよな…!
ていうか本当に、誰に話してるかわかんねぇし、誰でもいいから。
とにかく、俺の話を聞いてくれ。
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俺は、馬車の上にいた。
大歓声に包まれていた。
ああ、俺は、俺たちは。
やりきったんだ。
と、そう思った。
今後、仲間たちとこの思い出を輝かしいものとして思い出すんだ。
と、そう思っていた。
でも、現実は、そうではなかった。
馬車は、大きくかたむくし。
本当に、時が止まったかと思った。
それくらい、全てがスローモーションのように動いていた。
最強、と謳われた。
何とかできるはずだ、俺たちなら。
魔王を倒したのだから。
でも。
誰も、"動けなかった"。
全身が凍りつくように、金縛りのように、"動かなかった"。
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そう、俺たちは動きたくても、動けなかったんだ。
魔法か。呪いか。
はたまた、"魔王"の仕業か。
今となっては、もうどうでも良いことなのだが。
そうして、俺は死んだ。
まばゆい光に包まれて、目を細めた。
次の瞬間、俺は見知らぬ場所にいた。
「ああ………!」
「ああ………私の愛しい子。あなたの名前は、 "瑛人"よ」
俺は、転生して"有戸 瑛人"として生まれてきた。