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ある噂話
モブA「昔、あの最近有名な何でも屋スターアタックアイズが裏社会の組織を潰して、美術品や金などを奪っていたんだよ。
元々、あの何でも屋は裏社会で活躍してたらしいが、今は足を洗ってこっちで店をやり始めたらしい。
で、その潰した裏社会の組織の中にパーティーナイトってのがあるらしいんだ。」
モブB「あのレストランと名前が似てね?あの…パーティーズだっけ?」
モブA「そう!あのレストラン パーティーズ。あれの店員とか店長が元パーティーナイトらしいんだよ。まぁ、あくまでも噂だけどなw」
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アオ「ふぅん…噂になっているのか…」
薄暗い部屋でパソコンを見ていたアオが呟いた
アオ「暇だから監視カメラでもハッキングしてたら、デタラメな噂話をしてる奴がいるなんて…」
ユウ「デタラメなのか?」
と後ろから声がした
アオ「おぉ!びっくりさせないでくれよユウ!てかいつからいたんだよ!」
アオが座っているゲーミングチェアを後ろに向けて驚いているように喋る
ユウ「お前が監視カメラハッキングしてる所から」
アオ「最初からじゃねぇか…」
ユウ「でさ。その…噂話のパーティーズってそんな元々ヤバい組織だったのか?それともデタラメ?」
アオ「詳しく話すと長いんだが…」
ユウ「良いよ。暇だし」
アオ「そうだな…まぁこれはユウと出会う1年前の話だ」
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アオ「…はぁ。お前はバカなのか?こんな所で何でも屋やったって人が来る訳無いじゃないか!」
ネア「あ゙?だってそんな都会に建物建てる金があんのかっつってんの!」
そう荒々しい声で喧嘩する2人。
こんなボロボロの廃墟に雑な字で書かれた何でも屋の看板が建っている依頼する人などいない。
ここはデジタルネオンシティの第1監視地区。
ネアとアオはある事件をきっかけに出会い、色々あって何でも屋を初めて一ヶ月。
ネア「あぁ…ふざけんなよ。何でも良いから依頼が来ればいいのに」
アオ「そんな良い話があるわけ…」
?「すみません。依頼してもいいですか?」
ネア「…あったけどw?」
アオ「…マジかよ。とりあえず話を聞け」
ネア「命令すんな」
とネアは言ったが、話を聞かないと依頼を取り消されてしまうので渋々アオの言う事を聞いて、依頼者に席と紅茶を用意した。
ネア「依頼内容を教えてください」
ネアはさっき喧嘩してた声とは真逆の真面目で可愛らしい声で喋った。
依頼者は男性で、髪は七三分けで整っており、黒いスーツ一式を身に着けていた。
でかいケースを持っており、まるでどこかの社長のような見た目をしている。
?「単刀直入で言うとこの組織から私の大事な美術品を取り返してきてほしいんだ」
と、言い資料を渡してきた。
組織の名前は…パーティーナイト。
資料によると、美術品を奪い、その美術品金を払えば返すと言って金を奪い取る組織らしい。
ネア「はい…でもなんでこの何でも屋に…?」
?「君達の強さは噂になっているんだよ。あ、後報酬はこれ」
そう言うと、あのでかいケースを開けた。
アオ「マジか…」
ネア「えぇ!?」
ケースの中には数え切れないほどの札束。
?「大体3億くらいかな…」
アオ「なんでこんな大金を…?」
?「美術品を奪い返してきてくれるのならこのくらいは払わないとね」
アオ「…貴方は何者なんd」
ネア「アオ!やろう。てかもう組織ぶっ潰そう!」
ネアがアオの話を遮り、やる気満々に言う。
アオ「え?あ、うん。そうだね」
ネアのやる気に驚き、呆れたようにアオが返事をする。
?「ふふ…ありがとうね。まぁ…」
ネア「まぁ…?」
?「__その組織、噂では数百人で潰しにかかっても帰ってきた人はいないらしいけどね__」
ネア「え…」
?「じゃあ、よろしくね」
と明るい声で言いながらケースを置いていった。
アオ「あいつは一体何者なんだよ…」
ネア「まぁ…やるしかないよね」
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資料に書いてあった場所へ行くと、一際目立つ大きなビルが建っていた。
2人は少し離れた所で様子を見る。
ネア「…バカでかいね」
アオ「感想それだけ?」
ネア「別にどうでもいいでしょ」
ネアはそう言うと、ビルの方に手をかざした。
ネア「奪い返すものは私の攻撃でも壊せないんでしょ?」
アオ「あぁ。ハッキングでしか開かない金庫だ」
ネア「じゃ、一発ぶち込みますか」
ネア「|流星群《スター・コメット》。ビルを爆破」
ネアの周りに流星群のような星の弾丸が現れ、ネアが言った通りビルを半壊させた。
ドゴォォン!!!
アオ「なかなか派手にやったな。じゃあ俺は金庫を開けてくるから、後はよろしくな」
アオはそう言うとビルの裏口に向かって走っていった。
ネア「…頼まれなくてもやるけど」
ビルからぞろぞろと人が出てくる。
おそらくパーティーナイトの奴らだろう。
ネア「|流星群《スター・コメット》。あいつらに弾丸をぶち込め」
ドドドドド!
弾丸で何人かは殲滅できたようだが、こちらの存在に気づいたように人が向かってくる。
ネア「あくまで時間稼ぎをしろとかバカじゃないの。ざっと見たら1対数1000人なのに」
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その頃、アオはビルに潜入し金庫へ向かっていた。
アオ「汚いビルだな。こんな所が組織の中心なのかよ」
アオはネアのためにも急いで曲がり角を曲がった瞬間…
アオ「…っ!」
バンッ!
と銃声が鳴り、銃弾がアオの頬をかすめた。
アオ「マジか…」
部下「侵入者め!」
アオ「ざっと30人くらいか?」
計算では部下などここにいないはずだが…しょうがない。
アオは戦況を把握し、2丁拳銃を握る。
アオ「時間がない…2発で決める!」
アオ「|百発百中《ゴット・アイ》。」
部下「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
パーティーナイトの部下達はアオへ突撃する。
だが、アオには焦りも迷いもなかった。
バン、バンッ!
アオが銃弾を2発打つと
カキン、カキン、カキン
部下「あぁあ゙っ!?なぜ…?」
部下達は一瞬のうちに肩や足、腕などを打たれ動揺している。
アオが跳ね返った銃弾で部下を全員撃ち抜いたのだ。
すると…
?「…部下どもは逃げろ。お前らが相手にできるような奴じゃない」
アオ「…誰だ」
アオが振り向いた瞬間…!
カキーン!
アオの隠し持っていたナイフと?の黒光りする剣がぶつかり合う。
?は黒いコートと白い長袖、ジーンズを履いていて、顔を仮面で隠している
アオ「せめて質問には答えてから戦ってほしいんだがな…」
?「…お前は質問しなくても俺が誰だか知ってるだろう?」
アオ「…まだあくまで予測だ」
アオが後ろに下がり、2丁拳銃を持ち、3発撃つ。
一発目は?の足に、2発目は?の持っている剣に、
?「またあの気持ち悪い弾丸か…もういい。吹き飛べ。美術品くらいくれてやる」
?がそう言うと風が室内なのに吹き出す。
ヒュウウウウ!
アオが吹き飛ばされ、ビルの窓から外へ落ちる。
アオ「まずっ…い!」
その時、
ネア「おりゃあ!こっちが1000人蹴散らしたっていうのに何ミスってんの!」
アオ「ネア!」
ネアはアクロバティックに屋根をつたい、アオをお姫様抱っこする。
そして、見事に向かいの少し低いビルに着地する。
ネア「はは〜w逆お姫様抱っこされてやんのw」
アオ「…お前がしたんだろ」
ネアはアオを抱えたまま同じようにあのビルに戻る。
そして、スタッと屋上に着地し、アオを降ろす。
アオ「美術品くらいくれてやる…?他にもっと大切なものがあるのか…」
アオは呟きながら考える。
それを見てネアは
ネア「…助けたんだから、ありがとうくらい言ってくれていいのに………」
とアオを見ながら言う。
アオ「何、すねてんのかw?まぁありがとな」
ネア「私がいてよかったね」
アオ「もしかして…ツンデレ?」
ネア「どうでもいいでしょ、そんなこと。それより早く行くよ」
アオ「あw話題変えたw」
ネアとアオは階段を降りると、さっきまでアオが戦っていた所を見つけた。
アオ「人の気配がしない…なんでだ…?」
ネア「人がいないならそれでいいでしょ。早く持ち帰ってビル潰そ〜」
アオ「まぁそうだが…」
アオは資料に書いてある部屋へ行くと、一際目立つ大きな黒い金庫があった。
アオはそれを見て、パソコンを開く。
カチッカチカチッ
パソコンのキーボードの音が鳴り響き、ガシャン!と大きな音が鳴る。
アオ「開いたぞ」
2人は中を見る。
中には美術品がたくさんあった。
ネア「はへぇ…凄いね…」
アオ「これを依頼者に…」
プルルルルル…
と電話がかかってくる。
かけてきたのは依頼者からだ。
アオ「はい、美術品取り返しましたよ」
?[そうかい、もう引いて良いよ。後はこっちでやるから]
?[お金は置いてあるから、それじゃあ、ありがとね!]
ガチャッ
電話を相手から切ったようだ。
アオ「それじゃあ引くとするか」
ネア「だから命令すんなって」
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アオ「と言う訳だ」
ユウ「昔のネアなんか尖ってたんだね…てかさ、そのお金はどうしたの?」
アオ「そこ聞く?まぁ…このお金でここの店を開いたんだよ」
ユウ「そうだったんだ。じゃああれも一部デタラメだね」
アオ「そうだな…」
バン!
ネアが勢い良くドアを開ける。
ネア「依頼者来たよ〜!」
ユウ「マジか!行こうぜ〜」
アオ「なんかノリノリだな」
…まだ俺達は知らなかった。
後数ヶ月であんなことになるなんて。