公開中
ーその領収書は受け取れませんー 第一話 二章
アユト
投稿遅れたァァァァ
本当にお待たせしました!!😭
楽しみにしてくださっていた方、本当にすみません…!
さて!『その領収書は受け取れません』第1話・第2章をお届けします!
書類を持ち込んできたルカですが、何やら雲行きが怪しくなってきたようで……?
アルミ先輩の「経理の眼」が光る第2章、ぜひお楽しみください!
「その領収書は受け取れません」 第一話
二章 違和感のある「国境物資の領収書」
「で、でもですねアルミ先輩! 僕が本当に報告したかったのはこっちなんです〜!」
ルカは頭を押さえながら、素早く一枚の書類をアルミのデスクに滑り込ませた。得意げなニヤリ顔を浮かべている。
「これ、ガルドくんの警備隊が国境付近で人族の商人から受け取った物資の領収書なんですけど、絶対におかしいんです。ガルドくんを失脚させる……じゃなくて、魔王城の正義のために持ってきました!」
「お前マジで後で裏に直せよ……」
ガルドが低く唸るが、アルミは無言でその領収書を手にとった。
「項目は『人族側からの輸入・建築用資材(石材・木材)』……」
アルミの瞳が、一瞬で経理特有の鋭さを帯びる。ペンを回しながら、脳内で爆速の計算が始まった。
「金額が相場の三倍。なのに記載されている輸送馬車の重量計算が軽すぎる。石材百トンを積んだ馬車の軸重がこんなに軽いわけがない」
「え? いや、俺たちはただ人族の役人が通した書類通りに荷物を受け取っただけだぞ?」
焦るガルドを無視し、アルミは書類の端に書かれた小さな出資元コードを指でなぞった。
「……これ、中身は資材じゃないわね。高純度の『魔導鉱石』。兵器の精錬に使う軍需物資よ。しかも、代金を支払ってる裏口座は人族のタカ派(戦争再開派)議員のもの」
「「は?」」
「ルカがガルドをハメようとして持ってきた書類、ガチの国家転覆レベルの不正密輸の証拠だわ」
部屋の中が凍りついた。ルカのあざとい笑顔が引きつり、ガルドはポカンと口を開けている。
「ハァ……最悪。私、来週から有休取る予定だったのに」
アルミは頭を抱え、心底ダルそうに天井を見上げた。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
「国家転覆レベルの巨大汚職」を引き当ててしまったルカ。
そして、せっかくの有休が吹き飛びそうで一番キレているアルミ先輩……。
はたしてアルミはこの面倒くさすぎる事件をどう処理するのか!?
「面白かった!」「アルミ先輩苦労人すぎるw」と思ってくださった方は、ぜひお気に入り登録、感想などをいただけると執筆の大きな励みになります!(一週間に一つは絶対出します!何も問題がなければ…)
次回もよろしくお願いします!