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僕はみんなと違う、誰も分かりやしない⑤
蒼斗くんは次の日もその次の日も来てくれた
嬉しい
期待しないって
決めてるから
僕は人間じゃないから
人間だと誰も思いやしない
学校引っ越すって言ってたけど
嫌、かな
友達?みたいになれたから
また、帰ってきたらお母さんに言おう
蒼斗くん、今日、遅いな
なんでだろ
どうしたのかな
いつも5時くらいにきてくれるのに全然こない
僕の体感ではもう6時だ
どうしたんだろ
うずうずしてたらもう7時
8時
9時
お母さんが帰ってきた
「お母さん、今日遅かったね」
「あー、うん、仕事終わらなくて…」
「そう、なんだ」
蒼斗くんのことが気になって学校のことなんか言うのを忘れてた
蒼斗のことも、言おうとも思わなかった
ご飯も食べずに寝てしまった
「おはよって誰もいないか」
今何時だろう
太陽が眩しい
11時くらいかな
そういえば蒼斗…
どうなったんだろ
蒼斗…
5時になるまでが待ちどおしい
ソファに座って何も考えない
机に突っ伏する
ねむ、い
〜夢〜
「ママ?ママ?」
ここはどこだろ
5歳の時に初めてきた、デパートだ
迷子になったな
「ママ?ママ?」
ずっと泣き叫んで呼んでた
「ママはもういない」
「ママはもういない」
「友達はもういない」
「友達はいない」
そこで目が覚めた
そっか僕みんなに見捨てられたんだ
だよね
蒼斗も僕のこと嫌いになったんだ
お母さんも迷惑だとしか思ってないよね
みんな僕なんかいらないと思ってるんだ
消えてしまえばいいんでしょ?
そうだよね?
僕はいらないんでしょ?
みんな嫌いなんでしょ?
僕だって、僕だって、みんなのこと
**`大嫌いだから`**