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ゴブリン転生 第十二話
名も無き旅人
その扉の先には鎖に繋がれた、漆黒の鎧を纏った人型の魔物(?)がいた。
鑑定すると…
名前:アウグスト
種族:ハイデュラハン(魔王種)
詳細:最古の魔王。12人の勇者と英雄が協力したが、倒すまで行かず封印された。
俺は初めて名前のある魔物を見た。いや、もしかすると魔物ではなく魔王かもしれない。
その辺の区別の仕方がわからないからなんとも言えないが、取り敢えずこいつは最古の魔王らしい。
おそらく、このまま封印された状態で倒せばように勝てるだろう。
だが、勇者たちが勝てなかった理由が何かあるのかもしれない。今の俺は勇者より強いのか弱いのかもわからないから倒せるのかも未知数だ。
だが、俺の本能が言っている。
『闘え』と。
俺は本能に従う。そして、俺は鎖を切った。
俺には不老不死と音速再生がある。つまり、俺は不死身だ。どちらか一つだけなら意味をなさないだろうが、合わされば最強だ。
グオオオオオオオオオ!
凄まじい魔力と咆哮により蘇ったのは魔王と言われても疑問を抱かないほど強い。
だが、勝てない相手ではない。
剛力、怪力、身体強化、身体超強化、発動!
俺はデュラハンに突撃する。猪突猛進や韋駄天も発動した。今の俺を止めることはできない。
ガキン!
しかし、デュラハンは俺の一撃を大剣で受け止めた。
だが、俺には魔法もある。
俺は光属性の魔球を創造し、デュラハンに飛ばす。闇属性はデュラハンに効くかわからないから取り敢えず光魔法にした。
デュラハンは後方に飛ばされる。
ここぞとばかりに俺は、火・水・風魔法を発動した。
すると、デュラハンの鎧にひびが入った。
いける!
しかし、デュラハンから莫大な魔力が溢れ出した。
速い!
俺が気づいた時は目の前にデュラハンがいた。剣をいなすので精一杯だ。
そこで、無意識に豊穣之神が発動した。その中でも傲慢、つまり模範だ。
【通知】
神話級技能「身体神強化」「断崖剣」を獲得しました。
なんだかわからないが使うしかない!
俺は身体神強化を発動する。体から莫大な力と魔力が湧き出る。
うおおおおおお
俺はデュラハンを跳ね除ける。
そして、その隙にもう一つのスキル、断崖剣と一刀両断を発動。
デュラハンに向けて放つ。
煙が晴れて出てきたのは真っ二つになったデュラハンであった。
【通知】
レベルが150になりました。
暴食が発動し、固有技能「回転斬り」神話級技能「剣之王」を獲得しました。称号「魔王」を獲得しました。
レベルが80を超えたため、進化可能です。
【進化先】→ハイエストとイクリプスは省略
・ボブゴブリン
・ゴブリンソルジャー
・ゴブリンソーサラー
レベルが150になったため、強制進化します。
選ぶ時間もないのかよ!
取り敢えず上位種っぽいボブゴブリンで。