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第五話 過去
こんにちは。目覚まし時計だよ。
誰か、だって?#メグ#だよ、#メグ#。
ほら、未来から来た〜って言ってたやつ。
本当は…目覚まし時計なんかじゃ無いけど。
正体、知りたい?
実は私は…天使なんだ。
天使って知ってる?
知ってる?それなら大丈夫。
私の…「使命」について、お話しするね。
私達天使は…一人一人に担当の人間がいる。
私の担当の人間は、「猫木眠子」。
私達天使の使命は、担当の人間を「60年以上生かす事」なんだ。
でもね、眠子、あの通り死んじゃったでしょ?
まだ眠子は20代。私は使命を果たせない。
だから、私は「罰」を受けた。
ほら、覚えてる?眠子が死ぬ前に見た「女の子」
あの子さ、お偉いさんなんだ。
その子に、言われたんだ。「死なせてしまったのなら、次は死なせない様にね。」って。
だから私、新しい人間を担当するんだと思ってた。
でも、本当は、「もう一回その人間を担当し、今度は死なせない様に」って意味だったみたい。
お偉いさんにそう言われた日、私はその言葉の意味が理解できぬまま生活し、寝た。
朝、目が覚めたら、私は眠子の部屋の前に立っていた。
その時だよ。言葉の意味が理解できたのは。
そこから、何回も何回も繰り返した。
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1回目は、私が天使と言う事を信じてくれなかった。
2回目は、目覚まし時計を買わなかったけど、元々の時計が壊れた。
24回目は、どう妨害しても目覚まし時計を買った。
56回目は、貴方が見た時。
次は…100回目。
私さ、気づいたんだよ。
どうやってもね、どう足掻いてもね、眠子は死んじゃうんだって。
だから、さ、もう諦めようよ。
眠子が、私に名前をつけてくれた時は、嬉しかったよ。
でもね、でも、どうにもならないんだから。
「ごめんなさい。」
眠子、ごめんなさい。
私はもう、天使じゃ無いよ。