公開中
僕には君しかいらない
ファンレターなんて自分がもらえると思ったことがあると思うか??
流石にないよ。
ていうか僕のしょーもない共依存小説誰かが読んでくれてるだけで幸せなんだよ。
僕は|幽世 契《ふかせ ちぎり》。
中2の…ん ~ キチガイの男の子かな、笑
|永瀬 禊《ながせ みそぎ》っていうす ~ っごくかっこかわいい恋人がいるんだ。
ナガセのことを語ったら多分寿命来そうだし、やめておくか。
僕は学校でいじめられてる。
主犯格が誰なのかは誰もわからないらしい。
…僕は知ってるけどね。
僕が何も知らない訳がない。
ナガセのことなら僕、なんでも知ってるもの。
あっちは何も気がついてなさそうだけど。
「うぇーいボクすごーい☆」みたいなこと思ってそう。
「いや〜ぁフカセってわりと馬鹿だよね☆」とか。
ははっ、単細胞はどっちだか。
全部演技だよ、フカセ。
辛くないしストレスでもない。
君なら何されても耐えられるよ。
だからこれからも一緒にいてね。
---
「…ぇ、?」
一瞬、自分の耳を疑った。
耳が正常だとわかると、今度はこれが夢ではないかと思った。
それも違うと知り、幻聴かと思ったが、それも違う。
…なるほど、これは悪夢でも僕の妄想でもないらしい。
……これが現実ってことかじゃあ!!!?
ちょっと待ってよナガセ、どうしちゃったの!!?
嫌だ、聞きたくない。
…あれ?
なんで?
僕、生きたいなんて思ったことあった?
「…フカセ、大丈夫?」
「だ、だいじょ ~ ぶ…ぁはは、ちょっと頭おかしくなっちゃったみたい、続き話していいよ」
頭なんかとっくのとうに普遍という物を忘れている。
もうすでに狂ってる。
…頭が痛い、
でもナガセの話ちゃんと聞かなきゃ…。
受け入れたくない僕が頭の中で叫んでるけど、そんなのどうでもいい。
聞く気のない自身の耳の気持ちなんて知らない。
これは僕の体だ、僕に従ってくれ。
自分の体くらい従順であってくれよ。
…落ち着かないけど、聞くしかないんだって。
「無理しないでね、…学校行くのやめてさ、ずっとここで2人で過ごさない?」
…そこまで頭がくらくらするような話ではなかったはずだ。
少なくともいつもの僕は「へ ~ そうなんだ、いいじゃん」みたいな感じだったと思う。
じゃあなんで今の僕はこんなにも動揺してるの?
なんで心臓の音がうるさいの?
…あ、そっか。
思ったより簡単なことだった。
ただ単に、嬉しくて、興奮して、胸が高鳴ってるだけだ。
それに気がついた僕の体は、気がつけば笑顔でナガセに抱きついた。
そして、今までで一番楽しそうな声で言った。
「もちろんだよ、っ!!」
「君以外に誰も要らないよ」
共依存洗脳術 / まぼえむ 様.