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攻め子ちゃんと猫ちゃん。十四話から十八話
今回はデート編です。
第十四話
「今日ねぇ猫ちゃんに似てる猫ちゃんがいてさぁ。」
「へぇ。」
猫ちゃんのスマホに通知が来た。
連絡を確認している。
「え、何。あたしが目の前にいるのにほかの女の子と考えてるんだ。」
「まぁそうだけど話は聞いてるよ。」
ボコッ
ガッ
バシッ
腹パン顎クイビンタ炸裂
「ねぇあたしがいるときだけでもいいから、あたしを見てよ。
お願い。」
「ケホッ、カハッ、はぁ、はぁ、、、。(痛い。けど私を見てくれている。)ごめんね。
攻め子ちゃん好きだよーー。ふふ。」
「ごめんね、ついカッとなっちゃって。
あたしも猫ちゃんのこと好きだよ。ごめん、嫌いにならないで。
嫌だった?ごめんね。」
私が嫌がると、攻め子ちゃんが違う人のところへ逃げちゃう。
どうしようか。
「、、、うれしいよ。こうやって、殴ってきてもさ、
うれしい。」
「え?お、おかしいよそれ。あたまおかしい。あたしのために嘘ついてるんでしょ。
いいよ嘘つかなくて。あたしのこと嫌なんだ。あはは。」
「うーんとね。なんだろう。この傷痕、攻め子ちゃんがつけてくれたってことでしょ?」
「まぁそうだけど、、、。」
「攻め子ちゃんが見えなくなってもね、どこか行っちゃったとしてもね、
この傷が、攻め子ちゃんがいた証として残るでしょ?
傷は、愛の証。心配しなくていいよ。」
「、、、????殴られるの嫌じゃないの?え?なんで?
どういうこと?あたしは殴らないといけないの?殴らなかったらあたしはいらない?
わかんないよぉ。あたしバカだから、、、うぇーん。」
「おバカさんはね、私から離れなければいいってこと。」
「、、、?わ、分かった。それならわかる。」
「いい子ですね。」
「そうかも。」
第十五話
猫ちゃんは毎日違う匂いをさせて帰ってくる。
お仕事だから仕方ないけどさ、猫ちゃんのいい匂いが汚されてるようでなんかやだ。
あたしのおうちはここ。
猫ちゃんのおうち。
お外に出てはいけないから、お仕事ができない。
もともとやってなかったけど、ちょっと不安。
こんなあたしを何が悲しくて面倒を見てくれてるのかな。
あたしは、猫ちゃんにとって、本当に必要?
わからないよ。バカだから。
猫ちゃんもあたしをバカだっていう。
間違ってない。
今日も同じ生活。
猫ちゃんの家でゴロゴロダラダラ
「バカだからなぁ、、、。」
猫ちゃんはお出かけしている。
「暇。」
ピンポーン
「誰か来た。居留守しよう。」
ピンポーン
ピンポーン
ピピピピピンポーン
クッションで耳を塞いだ。
「うるさい。大きい音嫌い。」
ピンポーン
誰だろう。
この匂い、この気配。
知らない。
「、、、インターホン。」
インターホンで外の景色をうかがった。
「なんだ。宅配便か。」
ピッ
インターホンの通話ボタンを押した。
「、、、どちら様ですか?」
「宅配便でーす。」
猫ちゃんにお外出ちゃダメって言われたけど、宅配業者のお兄さんもわざわざ来てくれてるから
どうしよう。
「え、えっとぉいまぁおかぁさんいないからぁわからないですぅ。」
よし。完璧。声も高くした。完全に幼児。
お兄さんは固まった。
「通信制限、、、?インターホンで?」
「あ、すみません!でしたらまた時間をおいて後程お伺いします!」
ペコッ
ザッザッザッ
ブロロロロロ
お兄さんはトラックに乗って帰っていった。
「何だったんだろう。」
冷蔵庫からアイスを取り出して食べた。
カチャカチャ
ガチャッ
「ただいまーマイハニーいい子にしてた?」
猫ちゃんが帰ってきた!
「おかえり!!!いい子にしてたよ!」
タッタッタッ
玄関まで迎えに行く。
「、、、なんか、この匂い。」
なにかの花の匂い。
嗅いだことがある、、、なんだっけ。
「あ!宅配業者、、、!」
「え?」
「おんなじ匂いがする。」
ここに残った匂いじゃない。
明らかに猫ちゃんからする。
「今日どこ行ってきたの。」
「怒ってる?普通にペットショップ。」
「ペットショップゥ?なんであのお兄さんとおんなじ匂いがするのさ。」
「お兄さん?お外出たの?勝手に?攻め子ちゃんが?」
「え、出てない出てない。インターホン越しに会話しただけ。」
「、、、話してるじゃん。」
「ダメ、、、?」
「うっ、うぅん。んん。まぁ許してあげる。」
「へへ。」
バカな攻め子ちゃんは、すっかり匂いのことは忘れたようだ。
「明日、久しぶりにお出かけしようか。一緒にだよ?」
「デート!デートだ!」
「あながち間違ってはないわね。」
「おやすみ。今日は早く寝なさい。」
スヤスヤ
「早いわね。いいことだわ。」
チッチッチッ
静かな部屋に
時計の秒針の音が響く。
「おやすみ。」
第十六話w
眩しい光。
朝が来た。
「おはよう。」
「おそよう。」
、、、遅いって言われた。
モグモグ
猫ちゃんは先に起きて、もうご飯を食べたようだ。
服を選んでいる。
「ねぇ攻め子ちゃん。こっちとこっち、どっちがいいかな。」
「もぐもぐ。どっちでもいいと思う。」
「ははは。だっる、それが一番めんどくさい。」
「うっ。でも本当に、猫ちゃんはかわいいから、何でもに会うと思うけどね。」
「そんなこと言って。
ん、、、。
け、結局何も言ってないのと同じでしょ。」
「へへ。しらね。」
ペタペタ
カタカタ
トントン
「よし。行こう!」
靴を履いて、ドアを開けた。
「うっ。眩しい。」
「サングラスでもかければ?けど、マスクにサングラスに帽子は、、、。
不審者ね。」
「不名誉。我慢します。」
サングラスは掛けなかった。
スタスタ
トコトコ
「どこかで草刈ってるのかな。」
「あら、道草食べたいの?」
文字通りだ。雑草バイキング。
「そうじゃなくて、葉っぱのにおいがする。」
「、、、そうかしら。どうでもいいけどね。」
カランカラン
「ペットショップ?」
「そう、昨日話したでしょ。」
第十七話
猫ちゃんと一緒にデートに来たよ!
ペットショップだった!
「、、、人、多い。」
攻め子ちゃんが猫ちゃんの服の裾を引っ張る。
「私たちがリア充として爆発させられそうで怖いわ。」
「、、、リア充?へへ。」
店内を見て回る。
攻め子ちゃんははしゃいでいる。
「猫ちゃんだよ!猫ちゃん見て!」
ややこしい。
「ややこしいわね。」
それなー。
「でも何でペットショップに来たの?
ペットは確かにかわいいけどさぁ、猫ちゃんの愛情がほかの子に注がれるのはちょっとやだ。」
「安心して。ペットが欲しいわけじゃないわ。
ペット用品を買いに来たの。」
「そうなの?よかった。」
でもなんでだろう。猫ちゃんはペット飼ってたのかな。
あたしの知らないところで?
「、、、このワンちゃん、攻め子ちゃんに似てるわ。」
「こんなあほ面犬に?あはは。」
バカがバカと言っている。
馬鹿だ。
「あっち行きましょう。」
ペット用品売り場のほうへ行く。
「へぇこんなのあるんだ。」
ピユ!
プピュウーー
変なおもちゃ。
押すと音が鳴る。
「へっへ。おもしろい。」
犬だ。
「あれは、、、完全に犬ね。」
犬だね。
「ここは、、、リードと首輪ね。」
「いろんな種類があるね。大きさもバラバラ。」
「何色が好き?」
「猫ちゃんからの質問ですね!
どんないろーがっ好き?白!白い色が好き!一番最初になくなるよー白ーいクーレヨン。」
急に歌いだした。
「白ね。この白色のリードと首輪にしましょうか。」
「ん?買うの?まぁそのために来たのか。」
猫ちゃんは大型犬用のでけぇ首輪とリードを買った。
猫ちゃんの名前を首輪に刺繍してもらった。
「よし。」
首輪とリードを手に持った猫ちゃん。
カランカラン
外に出た。
「はい。つけて。」
「、、、だれに?」
「鈍感ね。」
「、、、?」
第十八話
ペットショップにデートしに来た。
白色の首輪とリードを買ったよ。
猫ちゃんは誰かにつけてほしいみたい。
「もういいわ。」
「えっ待って待って。
あたしの勘違いじゃない?」
「勘違いじゃないわ。」
目がキラキラ攻め子ちゃん
「、、、てことは!」
「やっとわかったかしら。」
カチャン
「え。」
攻め子ちゃんは猫ちゃんの首に首輪をつけた。
「待って待って私?私なの?」
「違う?」
「い、いや、これはこれでありか。」
「はいじゃぁ猫ちゃん。行きますよー。」
カチカチ
リードを首輪につけて
リードを攻め子の手に巻き付けて引っ張る。
「、、、今度交代してね。」
「リバってやつ?」
猫ちゃんから聞いたワード。
なんて言葉を教えてるんですか。
攻め子ちゃんは立ち止った。
「トイレ。」
「いつも通りで安心したわ。
ペットショップのトイレ借りなさい。」
「行ってきます。」
リードはガードレールに巻き付けられて
猫ちゃんは放置。
「ほんとにペットとして見られてるわ。」
カランカラン
ペットショップにまた入店。
さっきかっこつけて帰ったのに恥ずかしい。
「トイレ借りまーす。」
パタン
「、、、ふう。
ん?」
この匂い。
配達員と猫ちゃんとおんなじ匂い。
「えぇ、、、トイレと同じ匂いとかやなんだけど。」
匂いの根源を探す。
「あ、芳香剤。なになに?えーっと、桜の香り?」
そんなのあるんだ。知らなかった。
ジャー
手を洗って店を出よう。
「あ。」
昨日の配達員さんがいる。
なんだ、ペットショップのトイレを使っただけなのか。
「戻ってきたぜ、猫ちゃーん。」
「遅いわ。?機嫌いいわね。」
「へへ。じゃ、行こうか。」
「そうね。」
次回最後。
偽りの日常編。