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V&CS③ お試しコラボの会
この小説をきっかけにちょっとVtuberさんの配信とか歌とか見るようになった!
成長だ!(?)
|夕映茜《ゆうばえ あかね》さんとのコラボ前のトーク&ゲーム会の日がやってきた。
「うぅ…どんな感じなんだろう…」
正直、結構緊張してる。
うまく会話出来るかな、初対面だし…
私が音声通話に入ると、夕映さんはもう先に入っていた。
うわ、待たせちゃいましたか…
「遅れてすみません…
改めまして、|千歳《ちとせ》ツバサっていいます。」
「こんにちは!今日はよろしくお願いします。夕映茜です。」
わぁ、夕映さん、配信では明るくて楽しい感じだけど、結構丁寧な人かも…!
「タメ口で話さない?きっと俺ら同年代だしね。
ちなみに俺はもう年齢はオープンにしててさ、26歳だよ。」
「私は…年齢はオープンにはしてなくて。」
「あ、そっか。言いたくなったら言わなくて全然大丈夫!」
「ここだけの話だと、大学と両立でVtuberやってる感じで。
だから結構配信できる時間帯限られちゃうんですよね…w」
「あ、今ですます口調使ったね?w
え、実年齢若くない?落ち着いてるから同い年くらいだと勘違いしてたなぁ。」
「そんな落ち着いてないよ、普通だよ普通。
…ちなみに、夕映さんのことは何て呼べばいい?」
「特にこう呼んでほしいとかはないんだけど、
周りからは“夕映”とか“茜”とか“茜ちゃん”とか呼ばれてるかな?
あ、でも初対面だしハードル高いかな?」
「ハードルがめちゃくちゃ高い…え、茜さんじゃダメですk…ダメかな?」
「いいよいいよ!これから変えていけばいいと思う!
じゃあ、こっちも聞いていい?
“千歳ちゃん“と“ツバサちゃん“だったらどっちがいい?」
「じゃあ、茜さんって呼んでるから…“ツバサちゃん“で!」
「了解。じゃあ、とりあえずゲーム接続しよっか。」
「はーい、あ、ケーブル取ってくるの忘れてたっ…」
茜さんとは人気のバトルロワイヤルゲームをしながらいろんな話をした。
結果的には結構仲良くなれた(?)と思うし、何より楽しかった!
「あー遊んだ遊んだ。たくさん話せて楽しかった!」
「そうだね。私も楽しかった!」
「で、今日のメインの話してもいい?コラボ、どうする?」
そういや今日茜さんと話してるのってコラボするかどうか考えるためだった。
「最初はうまく会話できるかとか、すごくゲームが上手いわけじゃないから
迷惑にならないか心配だったけど、今はコラボしてみたいって思えた…かな?」
「それならよかった!じゃあ、コラボ決定で!」
茜さんのいいところは、収入とかの話を全くしないところ。
お金のためにコラボしてくれとか言われなくて本当によかった。
それからちょっと雑談をして、終了予定時間が来た。
「じゃあ今日はこの辺で。後日コラボ日程とかは話し合おうか。
ツバサちゃん大学もあって大変だしね…頑張って!」
「ありがとう。じゃあ、お疲れ様でした!」
「おう!お疲れ様でした!」
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通話終了になった途端、部屋から音が消えた。
「寂しいな。」
楽しかった…のかな。うん、楽しかったのは事実だ。
私が楽しめたのって、茜さんがリードしてくれたからだし、私は何もしてない。
楽しかったのは私だけで…
茜さんも笑ってたけど、あれは心から楽しかった笑いなのかな?
「私、コラボしてよかったの…?」
結構ノリとかその時の気分でコラボするって決めてしまったところがある。
でもファンの人たちを楽しませるためには私と茜さんのコラボって嬉しいと思うし…
っていうか、私なんで当たり前のようにVtuberやってるの?
趣味を見つける手掛かりにVtuber始めたんじゃなかったの?
今からでもコラボする件キャンセルしちゃう?
いや、ダメだ。茜さんからの信用を全部失っちゃってもおかしくない。
…コラボ、今回の1回きりで終わりにしよう。
で、これからはいつも通り1人で活動するんだ。
その方が誰も傷つかないし、誰も傷つけない。
「ふぅ…一回寝て気持ちを落ち着かせよう…」
コップに水を入れて一気に飲み干し、ベッドにダイブ。
心のどこかで疲れていたのかも分からないけれど、すぐに眠りに落ちた。