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【中古本】しょうがないから遺言を書くことにした

ブックオフで450円で買ってきたものです。 2017年発行の中古本、養老孟司著『遺言。』です。 これは「はじめに」から持ってきたものですが、軽口をたたくように書いてくるので、結構読みやすいです。(でも扱ってる内容は難しめです)。 暇だから本を書こう。遺言作成しよう。 でも当面私は死ぬ予定はない。だからこれはVer1.0だ。みたいな感じ、80歳が書くような文面じゃない。そういうのがいいと思う。
「これが生きているということで、これが幸せということだなあ。それにしては、ヒトの子供のこういう姿をしばらく見ていないなあ」 という部分は「終わりに」のところでこのように触れています。 「「はじめに」に書いたように、私は元宇品の海岸でイヌを見ていた。数十人の子どもたちを連れていたのだけれども、子どもたちよりイヌのほうが幸せそうだったことは間違いない。  ヒトは子どもといえども、むずかしい。イヌは身体が濡れてもいいけれども、子どもはそうはいかない。すでに子どももしっかり現代社会に取り込まれている。子どもなりの予定があり、しなければならないことも多い。子どもだって大人並みに、自殺したり、他人を殺したりするのである。」   養老孟司先生の『遺言。』(新潮社)より https://www.shinchosha.co.jp/book/610740/
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