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月光の花盛り(2巻)
松野武
わけがわからない話しですよねえ
「あはは」 と弥美は笑い出した、
この状況は僕にもわからない。 なぜかさっきの“月光”っと言う言葉に違和感を感じた、それだけではない
僕は弥美を睨みつけた、
「なーに」
その時僕は言葉が言えなかった、あの女だ、こいつはあの女だ、きっとそうだ、
「それはどうかしらね?」
「お前だな?僕を殺したのは!」彼女は微笑みかけた。
「私、忙しいの、帰るわ」
「さようなら」 と言い残し、彼女は、僕に“ある石”で僕を突き刺し、草原の中で花のように、消えた
しかし、僕の体は、痛さも感じない。
なぜ 僕が月光、その言葉に驚いたか。
僕は思い出してしまった。
あの茜色の風景を。
そうだ、僕がここに来る前は、真っ暗な暗闇だった記憶がある、しかしそれは、暗闇ではなく、
僕だったんだ。おそらく 僕がみていたのは、幻想の世界。自分が自分を見つめていたのだ。その時僕は自分をみて恐れていたのだろう。
怖くて怖くて仕方なかったんだ。自分がいつ、人を殺してしまうか。
僕はあの、茜色の湖で死んだんだ。そして、夜景の中、この月光の一部、もしくは 天使、リアムの駒に生まれ変わったんだ。 そう、僕自体が、月光なのだ。
ん?だったら親達は?親はどうなったんだ?
あのお見合いは、、、
!
もしかして ああ そうだったんだね、僕は死ぬ前からずっとあの女の駒だったんだ。
あいつは、僕の親を使い、僕に優しくするよにし、いらなくなったら、親を殺し、そして次の駒は 僕か。
僕もそのうち死ぬと言うわけか。
僕が死ぬと言うことは、次の駒が必要なはずだ。 僕はきっと誰かと出会うだろう、そいつと結婚し、子供ができ、、、 ああもうこっからは、わかってしまう。
と言うと、やること一つ。
月光を壊し、世界を作り直す。そして僕だけは、絶対に生き残ってみせる。
僕に手をつけるとどうなるか、わからせてやる。
こうして僕は、街に出た、
「ひったくりよ!誰か?止めて!』
「どいて!」 僕の横に透き通った肌、キラキラ光る、黄金色の髪の少女が、通り過ぎた。
「ひったくり!、その女よ!」
!捕まえてやる
バンっ!! (銃の音)
「あぁっ!痛!」
「おい、ひったくりはん、盗んだものを返せ。」 この女はまだ言ってきそうな顔をした。
「何よ!あのおばさんが勝手に勘違いしただけよ!」
「あはははははははは」 皆が不思議そうな顔をする
「では、
『この財布はなんだ?』っと僕は女を見下ろした、そして、
「あっごめんなさい、お金がなくて、、、おばさん!返す!』
「お嬢ちゃん、、、」
「ふん」間抜けなこいつに思わず鼻で笑ってしまった。
「な、何よ」
「おい、知ってるか?お前のようにこの町で盗みを働く奴はなただの落ちこぼれ、つまり、
ゴミだ」
「・・・」
「おや、坊や、あたしゃ大丈夫よ?これくらいにしといてやんな」
なんて、愚かなのだろう。同じ人間とは思えない。
「何を言ってるんだ?僕はあんたを庇ったわけじゃないぞ?」
「へっ?」
「僕のものをこいつから取り返すために、僕のものに手をつけたことがどんなことか分からせるために、だけど?」
「なんってガキだっ」 っとおばさんは少し恥ずかしそうな顔で、怒った。
「おいおま、、、」
いない、 もうすでにあの女はいなかった。 まあどうでもいいことだ。
、、とりあえずこの町の、魔法学校へ行く。