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あなたも一つの[VOCALOID]だったのかもしれないけれど、
黒院蓮の過去編
https://tanpen.net/novel/series/b60eae60-f2bd-4397-8929-270784ae60ec/
↑少しこれに関係するかも
ネット上
『あっ、|黒睡蓮P《くろすいれんぴー》の曲上がってる』
『今回はどんな曲なんだろう』
『闇系かな…?』
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ある日、黒睡蓮Pという、ボカロPが生まれた。
最初はただ、『ボーカロイドが好きだから歌わせてみたい』
そんなことだった。
だから、鏡音リン、鏡音レン、KAITOしか購入しなかった。
『どうせ長く続かない』
そう、黒睡蓮P.........|花蓮《かれん》 |彩斗《あやと》はわかりきっていた。
彩斗の活動名は『黒睡蓮P』だが、
彩斗には代理がいた。それが『|黒院《こくいん》 |蓮《れん》』
黒院 蓮から、黒と蓮をとって黒睡蓮という名前にするほど、
彩斗は蓮を大切にしていた。……**`昔`**、は。
彩斗は曲を頻繁に投稿できない。
だからアンチコメントも増えていった。
病み・闇系の曲しか作れない。
そんな曲をアップロードしてもネット上では『病みアピール』と言われるだけ。
だから、徐々に曲を作っていくのが嫌になった。
そして最後に『|黒百合黒薔薇黒睡蓮《くろゆりくろばらくろすいれん》』という曲だけアップロードして消えた。
…蓮も百合花と同じように、|主《彩斗》に忘れられた。
本当に、百合花と同じように、幻想入りした。
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幻想入りしたこと自体、蓮は何も思わなかった。
自分が妖精であったことも、幻想入りして初めて知った。
元々、彩斗の代理として、曲の才能は少しだけどあった。
だからミュージシャンになった。
‘幻想郷の一人ミュージシャン’
‘一人’。三人のミュージカルグループはあったとしても、
蓮‘一人’のミュージシャンはそうそういなかった。
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蓮は何度も何度も曲を練習して、
いつしか幻想郷一のミュージシャンになった。
そして、音楽発表会に出ることになる。
『どうせ、俺が勝つ。』蓮はそう思っていた。
だって幻想郷一のミュージシャンだから。
なのに、新人音楽楽団、**音山音楽楽団**に**`負けた`**。
新人音楽楽団に負けた、審査員が俺を選ばなかった、
負けた、新人なのに、あいつらは四人だから?
俺は一人なのに、一人なのに四人に争った、
なら不公平だ、一対一なら俺の勝ちだった、
なんで、なんで新人に負けるんだ、あいつらなんかに、
なんで、なんで、`なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで`。
蓮の頭の中は混乱だった。だっておかしいから、だってあいつらは四人だから、
そう言い訳していた、自分の実力不足だとわかっていても。
それっきり、蓮も音楽をやめた。
主と代理、どちらも音楽事での挫折。
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蓮の家は霧の湖の近くにある。たまたま風で流れ着いたところ。
妖精が住む湖のようなところ、だから蓮も居心地は悪くなかった。
でも、`あの`大きな挫折のせいで、
良く一緒に遊んでいたチルノや大妖精、リグル、
ルーミア、ミスティアとも遊ばなくなった。
そんな時に、声をかけてくれた。
自分とよく似た年上の青年、|蓮人《れと》。
『大丈夫?』『ご飯は食べたの?』『風邪をひいてしまうよ?』
お節介だけど、蓮にとって蓮人は初めて頼れるような人物だった。
だから、全てを話した。
それでも蓮人は怒らなかった、次への道標も出さなかった。
けど、ある日蓮人が見せてくれたマジックで、
蓮の心が揺らぐ。
蓮人のマジックは魔法みたいで、タネなんてなようだった。
『すごい』
最初の感想はみんなこれだ。
けれど、蓮の想いは違う。
もっと特別な、尊敬のような、憧れのような、不思議な感覚。
それから、蓮は一流マジシャンになることを目指した。
そう、それが今の蓮の夢ができた理由。
蓮人にもいっぱいマジックを教えてもらって、
家族のような関係、いや、兄妹。
蓮人の妹の|蓮花《れか》と|蓮菜《れな》とも仲良くなった。
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そして、賢、薔薇華たちに出会って、
百合花と出会って、特別な関係に。
彩斗とも、再開、できて、関係はすぐに戻った。
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『ごめん、蓮、これからも一緒にやってくれるか?』
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これが喧嘩した時の彩斗の口癖。
ふと思ったけど蓮って結構色々過去あるんだよな