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Abnormal High School ✦003「1ーA」
俺は、黒夜君と琥珀さんと一緒に、泡沫高校へと向かった。
透 「てか、涼人さんは今のところ学級の人数は3人って言ってたんだけど、じゃあここにいる俺、黒夜君、琥珀さんで全員なのかな?」
黒夜「姉ちゃんと俺が聞いたのは4人だった。透が聞いたときから一人勧誘に成功したんだろ」
勧誘って…
そんな宗教みたいな。
琥珀「人外の者たちは交渉が難しいですからね。それに比べると、透さんのような特殊な人間の方が交渉は成功しやすいのかも知れません」
透 「…特殊な人間?」
黒夜「あぁ。透は超能力者なんだろ?涼人様から聞いたよ。透みたいな、特殊な能力だけ持った、素体は普通の人間もいるらしいんだよな。ベースが人間なだけあって、まだ話が通じるらしい」
プライバシー侵害教師。
琥珀「はい。暗殺者とかハッカーとか、色々な方面に異常に秀でた者も1−Aには呼ばれるそうなので。透さんも、判定上はそこに位置するそうです」
高校生の暗殺者怖いね。
世も末って感じだ。
黒夜「お、話してる間に着いたぜ。ここが、泡沫高校だ」
黒夜君が指さす方には、学校があった。
至って、普通の。
透 「…ここで合ってる?」
琥珀「えぇ、合っていますよ。人間社会に溶け込めるようにというのと、1−A以外の生徒は基本的に普通の人間ですからね」
…「基本的に」………?
黒夜「まあ基本的には、普通の学校と同じだ」
だから「基本的に」って何…?
透 「えっと、基本的って」
黒夜「よし行くか」
触れちゃダメな奴…?
琥珀「まずは1ーAに向かいましょうか」
スルーされた。
これはダメな奴か。
俺達3人は、玄関に入る。
黒夜「1-Aは組はAだが奥にあるからな。俺らみたいに見た目で人外だってバレる奴もいるから」
………………。
透 「…黒夜君と琥珀さんって見た目大丈夫なんですか?」
黒夜「あー、それは大丈夫だ。あの最高神のよく分からん権能で、俺らの姿は一般人からは普通の人に見えるからな」
琥珀「つまり、人外である1ーAの人たちにのみ見えるということです。__まあ、だから飛んでるところ見られたら大騒ぎになるんだけど…(ボソッ)__」
黒夜「__ゴメンナサイ__」
透 「…………えっと、じゃあ見た目が普通じゃない人たちも一般人からは普通の人って認識されてるってことで…?」
琥珀「はい、大丈夫ですよ」
流石に天使と悪魔の姿のまま学校に入るわけには行かないんだろうな。
「基本的には」普通の学校らしいから。
琥珀「おっと、着きましたね。ここが、1-Aです」
琥珀さんが立ち止まり、示した先は―――至って、普通の教室だった。
ただし、誰もいない。
透 「…今のところ4人じゃないの?」
黒夜「そうだが…来てねぇな」
琥珀「遅れているのでしょうか?でも、私達もそこまで早く来てないと思うのですが…」
そもそも来てなかったりしないか?
返答「行けたら行く」だったりしないよな…
とりあえず、教室に俺達は入ったが…
突然、背後から首に刃物を当てられた!
透 「ッッッッ!」
???「動かないで。貴方達は、誰?」
黒夜「あ?俺達は涼人様に勧誘されて1−Aに来た、超能力者と悪魔と天使だよ」
字に表すと超能力者・悪魔・天使って異質だなぁ。
???「…そう。私は|黒瀬沙耶《くろせさや》。最高神さんに言われて来た、暗殺者」
この人…沙耶さんが暗殺者か!!
背後から刃物を当てられているので、
透 「…クラスメートの首に刃物を当てるのって、どうなの?」
沙耶「貴方達が私に害を与えない保証がない」
琥珀「透さん…大丈夫ですか?」
透 「大丈夫、俺超能力者だし…『|念能力《サイコキネシス》』!」
ほとんど使ってこなかった、サイコキネシスを使って刃物を弾き飛ばす。
沙耶「!!」
当てられた手の感触から、驚いているのが伝わってきた。
だが、さすがは暗殺者。
すぐさま平静を取り戻す。
沙耶「…刃物がなくたって、貴方くらい殺せる」
そうして、沙耶さんは俺の首を掴む。
まるで、というか首を絞めるような形で…
透 「え?なんで俺殺す前提になってんの?」
沙耶「私のいた世界では、初対面の人に対して油断するのは、死と同義」
あ、暗殺者…
透 「…クラスメイトだし、殺さないでくれるとありがたいんだけど…」
黒夜「ああ。鈴人様も頑張ってるみたいだしな。せっかく勧誘した奴を殺さんといてくれ」
ちょっと待て。
理由…
琥珀「…まぁ理由はともあれ、無差別に人を殺すのはお勧めしません。鈴人様が選別された者なのだし、制裁が下るかもしれないですよ?」
だから理由…
沙耶「…わかった」
え?
わかったの?
でもどうやら本当の様で、沙耶さんは腕を下ろしてくれた。
助けられた理由が理由だから、あんま喜べないけど…
沙耶「…殺そうとしてごめん」
そう言って、沙耶さんは頭を下げる。
透 「…大丈夫」
殺されそうになって何が大丈夫なのか分からないけど、まあクラスメイトとの関係はいいものにしたいしな。
なんにせよ、今のところの1-Aの全メンバーと対面できた。
どこまで増えるかはわからないが、良好な関係を築けていけたらいいな…
そう思っていた時。
鈴人「お、みんな集まってる」
皆 「えっ、鈴人(さん・様 先生)!?」
鈴人「よかったよかった。新しいクラスメイトを連れてきたよ」
連れてきたって…誘拐?
鈴人「違うからね」
「行けたら行く」は「行けるけど行かない」です。
あと人名に「沙」ってつけるの私すき
あと念能力って完全にハンターハンター()
クラスメイトとクラスメートは使い分けが分からないし完全に気分
沙耶ちゃん登場後の黒夜君の心の中
(…『黒瀬』と『黒夜』で黒被るじゃん)