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Abnormal High School ✦002 『天使と悪魔』
うーん全然学校じゃなくて笑う。
あれから、泡沫高校の案内を読んだ。
どうやら特に変わったことはなく、学力も普通、全国クラスの強い運動部も特になし。
所謂「普通の高校」だった。
モチベも、まあ最高神に言われたんなら行くか…くらいのもの。
まあ、それが普通なのか。
あ、試験とかないのは普通じゃないかもしれない。
あの|植草鈴人《最高神》さんが来たのが面接判定になってる可能性もあるけど。
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まあ特に変わったこともなく、普通に入学式の日を迎えた。
思えばこの「普通」にもいろいろな意味が込められてるのかもしれないが、今はこれを論議するのはやめておく。
案内に、学校周辺の簡単なマップもあったしよかった。
朝起きてから簡単に朝食を摂り、案内と筆記用具とか一式を持って外に出る。
家からは歩きで行ける距離で、割と近かった。
まあ案内とか読みながら、歩いていた時。
《《上から、一つの影が下りてきた》》。
そう。上からである。
そして、下りてきたその人物(といえるかは怪しい)は、俺のような見た目普通人外とは違い、明らかに人間ではない見た目をしていた。
まず、頭から二本の角が生えている。
さらに、肩甲骨のあたりに、蝙蝠の羽のような漆黒の翼(俺は中二病じゃない。断じて)がついており、さっき上から下りてきたのは飛んでたのかな、と考える。
いや、飛ぶなよ。
もう一回言う。
飛ぶなよ。
普通に一般人とかもいるんだよ。
見られたら騒ぎになるよ。
俺だってほとんど超能力使ってないのに。
まさかここまで隠す気がないとは。
そして、その人物は話しかけてきた。
いや、あんま関わりたくないんだけど…
???「よう、俺は|城ヶ崎黒夜《じょうがさきこくや》。涼人から聞いたんだが、お前も1ーAの生徒なのか?」
涼人…?
ああ、あの最高神のことか。
ってか、1ーA…?
透 「俺は九條透。確かにあの最高神から泡沫高校?に入学しないかって言われたけど、1ーAってのは…」
そう疑問を口にした時、天使が目の前にいた。
比喩じゃない。
本当に「天使」なのである。
滑らかな金髪に、輝くような青色の眼。だがその頭には、どんな原理で浮いてるのかがわからないあの金色のわっかがある。
黒夜…君とも同じように、肩甲骨のあたりから羽が生えている…ただしこっちは純白の翼で、形状も蝙蝠より鳥に近い形だが。
???「黒夜。あまり最高神様のことを呼び捨てにするのはよくありませんよ。それに、1ーAのことも彼は知らないんですから」
天使は黒夜君にそう言うと、此方に向き直ってきた。
???「申し遅れましたね、九條さん。私は|城ヶ崎琥珀《じょうがさきこはく》。あの黒夜の双子の姉にして、天使をやっています」
そう言って、琥珀さんは頭を下げた。
(…双子の姉?)
透 「あの、今双子の姉って…」
琥珀「はい、そうです。あの子は悪魔、私は天使ですが、れっきとした姉弟ですよ。私達は、普段はこの世の調停を保つ役割を最高神様から拝命されております。ですが、最高神様が学校を開くらしく、私達にもそこの生徒になれと。それで、今は泡沫高校に向かっている最中です」
へぇ…
黒夜「ああ。あと、1ーAってのは涼人…様が開く学級の組だ。『Abnormal』だから、A組だそうだ。まあ、まだ人数は数えるほどしかいないんだけどな。流石の最高神様でも、人外の説得には手こずるらしい」
琥珀「らしいですね。珍しく、愚痴を零されていました。…そういえば黒夜、貴方飛んでいたのですか
?」
黒夜「あっ」
あれ、なんか怒られてる…?
やっぱ飛ぶのは駄目なのか。
琥珀「はぁ…飛んでるところを一般人に見られたら大騒ぎになるって、何度も言ってるのに…」
悪魔の姉の天使様も、どうやら大変らしい。
琥珀さんは溜息をつく。
琥珀「すみません透さん、見苦しいものを見させてしまって…」
透 「あ、いえいえ大丈夫です。それより、1ーAのクラスメートに会えてよかった。涼人さんからもまだそこまで人はいないって言われてたんで、ここで接点を持つことができてよかったです」
琥珀「それはよかったです。この馬鹿弟はあとでしつけておくので、心配しないでください」
よかった。騒ぎにならないようにしてくれるらしい。
黒夜君が震えているのは、きっと気のせいだろう。
そう、気のせいだ。
世の中には、気づいてはいけないものがあるのである。
見た目普通人外ってなんだよ
あと「蝙蝠」って初見で読めなくないですか?
蜻蛉とか蛇舅母とか
(↑気になる人はコピペで調べてみてね)
雨虎とか読ませる気ないよね…
あとがきでこんなふざけてていいのかってよく思うんだけどどうですか?