目が覚めると、目の前に自分がいた ｜夕《ゆう》「どうして…？」 目の前の自分はベッドでスヤスヤと眠っていて目覚める気配がない これってまさか幽体離脱…？ こんな経験もなかなかない ちょっと面白くなってきた

｜夕《ゆう》「ここどこ？」 男「もしやあなたは...」 夕「ここはどこなの」少し怒り口調で言う 男「僕は｜光《ひかる》。ここは黄泉の国らしいよ。」いや、困る。 夕「これは...。」幽霊がたくさんいた。 光「そういえばあなたは夕？」何でわかるの？

夕「いや、は？ここは黄泉の国？いやいや」私は顔の前で手を横にふる。 光「信じられないだろうけど、信じるしかないよ。ここにいる人達、全員身体が透けてるでしょ？」 夕「確かに、そうだけど、、、、、、そんな簡単に信じられないよ」

そもそも黄泉の国って、死者が集う場所でしょ。 私死んでないけど。……幽体離脱はしてるけど。 「どうすれば､ 現世に戻れるの？」 「基本は戻れないよ。まぁ、例外はあるけどね」 「何？」前のめりで訊く。

光「例えば、この国でも死ぬとかここのバランスを崩すようなことをすれば死んでない人は戻れるらしいよ。過去にやった人がいるみたいだけど、ほとんどが失敗で終わって永遠と戻れてないって」 私は驚きで声が出なかった。

夕「なんか…終わった…ﾁｰﾝ_:(´ཀ`」 ∠):」 光「もう戻れそうだけど💧」 夕「えっ、ちょっと待って、一度死を味わなきゃだめ？」 光「ｺｸﾘ」 夕「嫌なんだが？」 稼ぐ わあーぁぁぁぁぁぁあぁ

光「あとこの世界のバランスを崩すようなことをしても戻れるから」 夕「じゃあ例えばどんなことするの？」 光「それが僕にも分からないんだよね」 夕「そっかぁじゃあ光も一緒にバランスを崩す方法を探そうよ！」

せっかくだから、町を探検してみよう そう思った私は、そっと家を出た。 …とは言っても、どこに向かえばいいのかわからない 夕「ん〜…どこ行こうかな〜…」 …ん？あれ？あれあれあれ？ 夕「もしかして…空飛べるんじゃね？」

夕「空…飛べるかな」 空へ手を伸ばしてみると身体がふわりと浮いたような感じがして、次の瞬間私は空を飛んでいた。 夕「うそ、まじで飛べるもんなの…？」 さて、この世界のバランスを崩す方法を考えなければ。