『始まりの春時雨』 あるところにふしぎなふしぎないきもののいちぞくがくらしていました。 あるものはたびにでてひとをすくい、 あるものはざいにんをさばき、 あるものはたたかってせいけいをたてた。 じつにさまざまないきかたのしゅぞくだった。しごとはじぶんできめるのだ。 そのいちぞくはうまれるときに 「のうりょく」を★★★からさずかる。 それによってできるしごともちがうのだ。 そのいちぞくのはじまりは「ぽぽぽ」。 このいちぞく・・カービィ族の先祖である。 それが、ぼくら『アメフラシ一族』の物語の始まりである。 「僕はシグレ。カービィ族の中の アメフラシ一族の末裔。 僕らはカービィ族では珍しく仕事が決まっている。 皆はアメフラシのちからをもってうまれてくる。弟のイヴだけは・・・力がなかった。だから追い出された。僕も一緒に追い出されようとした。自由に雨を降らせてのんびり生きたかったから。 だから殺した。アメフラシ一族の仲間を。 イヴと一緒に僕も出ていく。って言ってるのに一向に行かせてくれないので焦れったいから殺った。 その時に気づいたんだ。罪人を殺しても知られなきゃ罪にはならないはずだ。と。 これが少年が悪魔へと変わった訳である。 表は雨を降らせる優しい少年。 裏は罪人を殺して売り、生計を立てる悪魔の売人「C」である。 でもあくまでもCであると言うことは秘密。だって僕は悪いことしてないから言う必要もない。ただゴミを掃除しているだけ。彼にとっては普通の日常。罪人を殺し血で血を洗う生活だ。 「でもちょっぴり疲れちゃった。」 疲れてしまった彼は二人のカービィ族の人に合い、「ともだち 」がいる良さに気づくのである。