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目次
【活動1周年】ページの向こうに、君がいた。
※めちゃくちゃ長いです
「ん、、」
冷たい感触が頬に伝わる
重い瞼を開けると真っ白な世界が広がっていた
私は…
🫐「私は…なこみつ、、?」
あれ、こんな名前だったっけ
本当の名前があったはずなのに、思い出せない
覚えているのは自分の活動名
🫐「ここは…どこ?」
足を動かしながら辺りを見渡す
真っ白すぎて逆に眩しい
そういえば、私はさっきまで何をしていたんだ?
確か、スマホを見ていて…
そしたら、なんだっけ…?
🫐「…思い出せない」
腕を組みながら恐る恐る前へと進む
すると突然目の前が光に包まれた
🫐「わ…っ!?」
驚いて思わず目を閉じる
?「はじめまして」
目の前で声がして目を開けた
?「あなたと話すのは初めて、だよね?」
思わず固まってしまった
?「あははw」
?「目の前に自分がいるのは流石に言葉失っちゃう?」
私の前で私が笑う
でも少し見た目が違かった
黒髪のミディアムヘアで少し小柄だった
?「へー、私この世界では紫の髪に黄色い目してんだ…」
顔を覗き込むようにして観察してくる私に少し恐怖を覚える
🫐「あ、あなたは…?」
?「うーん…説明が難しいな」
目の前の私は悩む素振りをして、
そして頷き、私を見る
?「あなたは『短編カフェでの__』」
?「私は『現実世界での__』」
🫐「…え?」
最後の部分がうまく聞こえなかった
🫐「…今、なんて、?」
?「あー、、この世界では私の名前言えないのか…」
?「他の人も見るからプライバシーがなぁ…」
他の人も見る?プライバシー?
意味の分からないことだらけで頭が混乱する
🌱「まあ、私のことは「なえ」って呼んでよ」
なえ、
その名前に私はなぜか見覚えがあった
🫐「どうしてなえなの?」
🌱「え?あー…この名前はさ、」
🌱「あなたの最初の活動名である「なーこ」と迷って、結局捨てた名前なの」
そういえば、そうだった
最初の活動名をどうするか悩んで、
「なーこ」と「なえ」の2択まで絞って、「なーこ」にしたんだった
🫐「そのエピソード懐かしいなw」
2人で声を出して笑う
🌱「…ほら、私ばっか見てていいの?」
なえが指差した方を見て私は驚いた
🫐「え…っ!なにこれ…!?」
たくさんの本、絵、メモや鉛筆が散乱していた
近寄って一つ一つ手に取って見る
🫐「これは…だるまさん!こっちは…転まほ、?」
🌱「ほら見て!人形だらけの遊園地に、人狼!あくてんとかもあるよ!」
私の書いていた小説が本となっていた
🫐「「だるま…ディアロス、バク…るな…ルノ、全ての世界が繋がっている」…」
🫐「こんなのそういえば書いてたなぁ…w」
メモには話を書く時の構成や設定が、
🌱「あ、じゃぱたつの絵!こっちは…うりゆあ!」
絵は曲パロのイラストや、まだ描き途中の絵が、
🫐「…懐かしいな」
🌱「そうでしょ?」
触れるだけで心が温かくなる
全部私の宝物であり、思い出だから
🫐「…ん?」
そんな本たちの中に1つの本を見つけた
異常に気になってしまった
🫐「これは、?」
タイトルはなかった
🌱「めくってみな?」
1ページめくると、そこには今の私より少し幼い字が書かれていた
🫐「ねえ、これ…」
🌱「うん、これはね…」
🌱「私たちの物語なの」
文字をなぞりながら見るごとに、
あの時のことを思い出す__。
---
--- 【第1章 はじめまして、なこみつです。】 ---
--- 1年前 1月13日 ---
🌱「小説書きたいっ!」
外で雪が降る中、毛布にくるまってそう言った
今まで私は沢山の小説を書いてきた
私の「好き」を共有したり、与えたりする小説を
でも、
🌱「…この人達は凄いな」
🌱「って、またこんなこと…」
私には嫌な癖があった
それは、“自分と他を比べてしまう”こと
🌱「なんでなんだよ…っ」
自分よりもあの子の方が優れていると、
私はずっとそう考えてきた
🌱「なんで…っ、なんで、なんで…!なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!!!!」
だから、嫌になった
🌱「…もう、書けない…っ」
私がいなくても、
他の人の作品で「好き」が与えられるなら
私はいらない
🌱「…ログアウト。」
そうして、離れてしまった
でも、小説を書くことは好きだった
『これ、なえちゃんが書いたの!?』
『えー面白っ!!文章とか分かりやすくていいなぁ』
『なえ小説家なれるよ!!』
国語の授業で物語を書く時は、
胸が弾んで、つい他の人より長く書きすぎてしまったりした
🌱『でしょ!大好きだからさ!』
それぐらい「好き」なことだった
だからやめたくなかった
🌱「何か他の小説サイトとかアプリとか探すかぁ…」
そして適当に探していた
本当に適当だった
🌱「あ、」
そして、私は
🌱「これは、、」
私の居場所を見つけた
🌱「短編…カフェ…」
気になって開いてみた
そこでは色んな人が沢山の小説を書いていた
驚いたのはコメント機能やいいね機能などがないこと
🌱「これなら、私でも…!」
そう思って私は早速新規登録をした
🌱「…いや、でも、、」
このサイトに私の「好き」を理解してくれる人はいるのだろうか
二次創作にも合わないところと合うところがある
なぜそう思うのか
それは、過去に書こうと思ったサイトは一次創作ばかりで私には合わなかったからだ
でも短編カフェは違かった
🫐「この人アニメの二次創作投稿してる!」
🫐「これは…あのYouTuberさんの!」
私の「好き」を共有できる場所はここだと、
何となく察した
そして小説を作成し、書き始めた
🫐「え、こんな風になるの、!?」
機能も覚えやすくて書きやすかった
だから、私はひたすら書いた
🫐「もっと…もっと…!!」
自分の「好き」を共有するために
自分らしくもあり、大好きな人達らしさもある小説にするために
そして、
🫐「…できた」
私が1番最初に書いた話
それが、
🫐「「天才少女はヤンキー3兄弟に愛される」…!」
だった
初めはあまり反応が良くなかった
でも、
「面白い!」「話の構成が凄い!」「次も待ってます!」
次第に自分を知ってくれる人が増えていった
私の「好き」を理解してくれる人が増えていった
だんだん1つのシリーズじゃ物足りなくなっていった
🫐「…そうだ!」
1つの思いつきで曲パロを書いてみた
好きな曲を、好きなペアで
歌詞に基づくように、感情が、情景が伝わるように、
色んな考察が出るように、頭を使った
🫐「むっず!!もうやだあ!!」
時には放棄したりしたこともあったけど、
🫐「できたー!!」
できた時の達成感は凄まじかった
初めて自主企画も立ち上げた
参加型の小説に、私と同じ「好き」を持っている人が集まった
そこで仲良くなった人も沢山いる
「なーこちゃああああん!!!」「あれ鼻から血が…」
🫐「皆んな優しくてノリ良いなぁ…笑」
でも何より、私にとって1番きっかけを作ってくれたのは
「映画🌈🍑/だるまさん、おかえり。」
だと思う
ずっと書きたかった
映画にも、なかなかならずに来てしまったから
ずっと続きが見たくてたまらなかった
だから書くことにした
最初はこんな大作になるだなんて思いもしなかった
🫐「んーと、、まず設定は…」
メモに設定を書いていった
動画を見返しながらだるまの特徴を書いて、
映画でだるまは兵器利用されていた
なら、他の兵器達も…そう思った
今まで出てきたキャラ達も書きたいと思った
予告を投稿してから数日、
反響も少しだがあった
「楽しみ」という声が上がってやる気が出た
設定や構成を考えながら書いていった
🫐「いきなりこのセリフはおかしいよな、、」
🫐「…いや、これはこの人に言わせよう」
独り言の多い私だった
部屋の中でぶつぶつと呟きながらタブレットとにらめっこしている
そんな私の姿を見た親はどう思ったのだろう
きっと引いていただろう
想像を膨らませて、こうだったらきっと面白いと考えを深めていって、
私の代表作である「映画🌈🍑/だるまさん、おかえり。」は
こんな風にできていった
いつか、こんな映画が投稿されることを祈って
ひたすら書いていった
そこから色んな出会いがあった
今でも仲のいい人もいる
ずっと支えてくれる人もいる
皆んなは私を見つけてくれた
だるまさんである私の背中に触れて、
声をかけてくれた人達を、私は忘れない
---
--- 【第2章 貴方に出会って】 ---
小説を見てた
ただただ小説を見てた
色んな人が投稿している小説を
私は/俺は/僕は
見ていた。
そんな時見つけたんだ
「なーこ…?」
惹き込まれるかのようにこの人の小説を開いていた
心を奪われていた
メンバー一人一人の感情が思い浮かんでくる話の構成、
目が釘付けになった
だからファンレターを送った
「本当神です尊敬します!!」「あなたの物語愛読させていただいてます!」「このお話、本当に素晴らしいです!!!!」
そう言った
更新されていく貴方の作品を見て、
笑って、泣いて、悶えた
どんなに辛くても、しんどくても
貴方の小説を見れば笑顔になれた
貴方はこのファンレターを見てどう思うのだろうか
喜んでくれるだろうか
そんな事を思いながら今日も、明日も、これからも、
ファンレターを送っていく
いつの間にかこんな生活が私/俺/僕の日常になっていて、
そんな生活にもうすっかり慣れてしまっていた
ファンレターの送り合いをしたり、ネッ友になったりして、
絆はどんどん深まっていった
そして、「なーこ」が私/俺/僕のことを
🫐「なこ民の皆んな〜!」
そう呼んでくれた時、
心の底から喜びが溢れてきたんだ
「🌈🍑メンバーとの学校生活楽しまない?」や、「dzl社と神に仕える五人者達」
「リア鬼」に「人形だらけの遊園地」、「人狼ゲーム」と色とりどりな小説を作っていくなーこが
尊敬でしかなかった
投稿頻度も文才能力もキャラ達の扱いも天才的で、
考察も捗る作品を作る彼女に、
いつの間にか虜になっていたのだろう
貴方に出会って、
私/俺/僕は本当に良かった
---
--- 【第3章 白紙になりかけた本】 ---
短編カフェを初めて10ヶ月が経った
今では仲のいいユーザーさんとはあだ名で呼びあったり、
関係者様になったりと仲良く過ごしている
もうすぐ11月になろうとした
私は11月の予定を見て言葉を失った
🌱「定期テスト…実力テスト…模試…!?」
とてもじゃないけど小説を書いてる場合じゃない
というか書けない!!
私はすぐさまお知らせで伝えた
皆んなも理解してくれたみたいでホッとした
テストを乗り越えながら、小説も書いていく
でも上手く書けないものばかりで
できては消して、できては消してを繰り返していた
そんな毎日が過ぎていき
あっという間に12月となっていた
🌱「1つも…書けてない、?」
正直焦っていた
焦って自分を追い込んでいた
12月後半や1月の初めには毎日投稿もある
やばい、の一言しか思い浮かばなかった
焦って書くと自分の小説じゃなくなるみたいで
書いても書いても終わりは見えなかった
🌱「…いや、一旦落ち着こう」
焦るのをやめにして落ち着いて書いていく
完成はいつになってもいい
私らしく書ければいい
追い詰めなければ自然とアイデアは出てきた
そんなこんなで何とか繋げてきた
でも、そろそろ
🌱「もうそろそろ…言う時かもしれない」
ずっと考えていた
書けないのは焦ってるからじゃなくて
私の体力や知識が足りなくなってきたからなんじゃないかって
🌱「…言おう」
私は少しずつ丁寧に文章を書いていって
自分の言葉でしっかり伝えた
「活動終了やなくて安心したわ!休止までの1ヶ月も、復帰後もよろしく!」
「僕はなこのことずっと待ってます!絶対わすれません!!!」
「いつでも復活してや!俺は待ってるで!復活したら、いつものおふざけお姉さんで!いつでも待ってるで!」
そんな言葉を貰って、
自然と涙が出た
なぜかは分からない
ただ嬉しかった
私を待ってくれる人がこんなにいるんだと思って、
本当に嬉しかったんだ
そして、ペースは遅くてもなんとか小説を書いていって、
12月20日、
毎日投稿ということを忘れていてまた焦って書いた
🌱「結局かよ…っ!!」
そんな独り言も消え去るほど一生懸命書いた
それなのに、
🌱「なんで…?」
数日前には溢れていたアイデアが
今ではひとつも思い浮かばなかった
どうして?
なんで?
…とにかく謝らなきゃ
スマホのキーボードを打ち、皆んなに謝る
🫐『まじで書けないどうしよう』
🫐『前から予告してたのにほんとにごめんね』
申し訳なかった
皆んなの期待に応えられなくて
🌱「くっそ…っ!!」
凄く悔しかった
泣きたくなった
でも、皆んなの暖かいファンレターを見たら頑張れた
🌱「皆んな…」
ちゃんと期待に応えられるように頑張ろう
そう思えた
辛さを乗り越えた先にはアイデアがあって、
そのアイデアを拾うと、小説も書けるようになっていった
🌱「書ける…書けるぞ…!」
活動休止までに何個か書けるかもしれない
そう思って頑張った
🌱「最高の小説を届けるために!!」
誕生日も迎えてハッピーライフだと思っていた
白紙になりかけた本に終わりを迎えないように
希望を持って自分の言葉で一生懸命できていると思っていた
でも、
私の身体は、体力は、心は、
既に限界だったのかもしれない
---
--- 【第4章 それでも書き続けた理由】 ---
友達と話していた
短編カフェではなく、普通にLINEでリア友と
他愛のない会話をしていた
『来週一緒に帰ろうぜ〜』
それに対して私は「いいぜい」と送った
ここまでは楽しい会話だった
でも、
『たまにはなえからも誘ってよー』
そんなLINEが来た時、
私の表情から笑顔が消えた
誘う、
その行為は私にとって苦手で大嫌いなことだった
でもそんなことは言えなくて、
「うん、ごめんね笑」
そう言うことしかできなかった
言葉で表現することは難しい
ただ、なぜか辛くてしんどい
🌱「…またこうやって、誤魔化していくんだ」
ああ、なんて自分は優しいんだろう
自分で自分を気持ち悪いぐらい褒めて、
笑顔を偽って過ごしていく
本当は、優しさの欠片なんて一つもない
自分のことしか考えてない自己中な奴なのに
どこにも思いを吐く場所は無くて、
独り言のように呟いても自分に返ってくるだけ
🌱「…それなら」
私は短編カフェを開いて「日記」に思いを綴った
世間からはそれは、「病み日記」と言われるのだろう
なんでもかんでも病みと付けたくはない
本気で悩んで、どこにも思いを吐く場所が無いからネットという場所に吐いているのに
「病み」と言われてしまうのがなぜなのか
それが私には理解できないのだが、今はどうでもいいだろう
思いを吐いて吐いて吐きまくって、
それを公開した
同情してほしいわけでも、大丈夫?と言ってほしい訳でもなかった
ただ、
🌱「…話、聞いてくれるかな」
聞いてもらいたかっただけだ
この日記に対して何個かコメントを貰った
特に何かを言われた訳ではないのに、
涙が出た
止まらなかった
皆んなに愛されているんだと実感した
弱音を吐きながらでも、応えなきゃと思った
これは、私の優しさではない
「そうしなければいけない」と思ったからだ
皆んなの期待に応えられるように書きたい
私だって恩返しをしたい
その一心で書いた
あんなに泣いていた私はもういなかった
🌱「書く理由が、見つかった気がする」
そして、感情に波がありながらも
私は、1月13日を迎えることができた。
---
--- 【第5章 ページの向こうに、君がいた。】 ---
🫐「ほんっと、色んなことありすぎたな…」
🌱「だよねぇw」
本を眺めながら2人で笑う
この一年は私にとってとても濃い一年になった
よくここまで頑張れたなと思う
?「…え?なっちゃん、?」
背後から全然知らない声が聞こえて
驚いて振り返る
そこには知らないはずの人達がいた
初対面のはずなのに、初めて会う気がしない
🌱「この人達は貴方に会いに来たの。短編カフェで絆深めてる貴方なら分かるでしょ?」
そうだ。
私はみんなを知ってる。
会いに来てくれたんだ、私に。
?「えぇと…私からでいい、ですかね?」
碧隠「私、碧隠って言います!なこみつさんに出会って…1、2ヶ月ぐらい経ちますかね、?」
🫐「あ…!碧隠さん、!」
名前を呼ぶと彼女はお辞儀をして会釈をした
碧隠「自主企画に参加したり、ファンレターを少し送ったりさせていただきました」
碧隠「1番好きなのは「だるおか」です…!」
碧隠「いやほんと小説書くの上手で羨ましい。」
碧隠「昔の方に書いた小説は見れてませんけど、最近のは見てます!」
碧隠「これからも頑張ってください!」
柔らかな笑顔を向けられて、私も思わず微笑んでしまう
🫐「私も碧隠さんの自主企画に参加したりしたなぁ」
🫐「仲良くしてくれてありがとう!碧隠さんも頑張ってね!」
そう言うと彼女は寂しそうに後ずさった
せるあ「やほ!!なこ!!せる姉よっ!!」
明るく元気なせる姉に思わず笑ってしまう
🫐「せる姉…!w」
せるあ「いやぁ、なこに出会ってもう半年が過ぎるんだなぁ」
せるあ「僕が好きな小説は…「だるおか」と「リア鬼」かな!」
そう言うとせる姉はわざとらしく咳払いをして私を見た
せるあ「最初になこの存在を知ったのは🌈🍑の自主企画で、楽しそうだなと思って参加させていただきました。」
せるあ「早速自主企画の小説を見てみると、」
せるあ「なこの文章力、語彙力、想像力が溢れた素晴らしい神作だなと思ったんです。」
真面目に言っていたせる姉だったがだんだんと早口になっていき、
もはや私のことを語るオタクのようになっている
せるあ「それからもたくさんの小説を見て、「この人はすごい人だ!!」って確信しました。」
せるあ「毎日ファンレター送ったり、何度も読み返したり、」
せるあ「多分短編カフェで一番読んでる小説はなこの小説しかないと思うw」
せるあ「なこの姉になれたのも、ネッ友として仲良くなれたのも、すごく嬉しく思います!」
せるあ「これからも仲良くしてほしい!」
勢いよく頭を下げて手を伸ばしてきた
うん、なんか告白してるみたいだな
🫐「私も、せる姉がお姉ちゃんでほんとに良かったよ」
🫐「自主企画参加してくれたり、ファンレター送ったり送られたりして」
🫐「本当にめちゃくちゃ仲良くなれて、」
🫐「それが嬉しくてさw」
🫐「ずっと私と仲良くしてくれてありがとう!これからなこのお姉ちゃんでいてね!!」
そう言うとせる姉は満面の笑みを浮かべてくれた
雪乃「なっちゃん!私、若月雪乃やで!」
関西弁が際立つ彼女を見る
🫐「え…もしかして、ゆきちゃん!?」
雪乃「そやで!w」
雪乃「なっちゃんに出会って、7ヶ月ぐらい立つんかな…」
雪乃「私が好きなのはね〜転まほかな?あれおもろいっ!!」
雪乃「うちら、すっかり親友やし相棒やな!!」
もうそんなに経つのかと思いながら、
彼女の目を見る
雪乃「…なぁ、なっちゃん!」
🫐「ん?」
雪乃「紆余曲折あったけど友達になってくれてありがとう!」
雪乃「なっちゃんがおったから、飽きっぽい私でもここまで短編カフェ続けられた!」
雪乃「毎回ファンレター送り合おうって言った時は断られるか思ってたけど、」
雪乃「ほんまに嬉しかった!」
雪乃「たくさん迷惑かけちゃったかもしれんけど、これからも親友でいてほしい!」
そう言いながら手を握りしめてくる彼女に思わず笑顔が溢れる
🫐「私だって…なっちゃんが毎回ファンレターくれたから元気もらえて頑張れたよ!」
🫐「こちらこそ迷惑かけちゃってごめんね…っ」
🫐「私で良ければこれからも、親友として、相棒として仲良くしてくれると嬉しいな…っ!」
手を強く握りしめると彼女の目から涙が溢れる
🌱「あぁ、、駄目だよ…w私もこいつも泣き虫なもんでさw」
自然と涙が溢れてくる
離れたくないな
そう思えるほど短編カフェが私の最高の居場所になっていた
たこす「俺、たまこと!なこは俺のことたこすって呼んでたよなw」
🫐「あ…!たこす!?」
私が大きな声で名前を呼ぶと、
彼はうははっと笑う
たこす「そんな大きい声で呼ばなくてもええやんw」
たこす「なこと出会ってまだ1ヶ月しか経ってねえんだなぁ」
たこす「なこの小説でね、1番好きなのは転まほやな!」
たこす「ネッ友としてよろしく!」
たこす「親友になりたいです!」
そう言うと彼は手を伸ばしてきて、「いい?」と顔を覗くように聞いてきた
🫐「もちろんだよっ!」
🫐「たこす、いつも私の日記や小説に反応してくれてありがとう…っ」
🫐「復活後は親友としてよろしくね!たこす!」
手を握ってそう伝える
涙はやはり止まらない
えく「なこちゃん…っ!!あああ本物のなこちゃんが目の前にッッ」
🫐「えくちゃ…って、ええええぇ!?!?」
私を見て膝から崩れ落ちていく彼女を見て、辺りが明るい雰囲気に包まれる
えく「すいませんほんともう嬉しすぎて」
えく「なこちゃんとはネッ友であり、同担であり、オタ友でもあり…」
えく「私が好きな小説はですね……「ぴちがく」ですかね?うちの子が活躍してますし…」
えく「てか、もうそんなに経っちゃうんですか早すぎますってうわああああん」
また膝から崩れ落ちてしまった…
🫐「えくちゃん落ち着いて…っ!w」
えく「おっとすみません…コホンッ…」
えく「人に気持ち伝えるのがあんまり得意じゃないんだけど…」
えく「いつもありがとう!!!」
えく「これからもネッ友、もしくはそれ以上の関係として、」
えく「それから同担さんとしても!仲良くしてほしいな!」
いきなり真面目に話し始めた彼女に動揺してしまったが、
すぐに私は笑顔を見せた
🫐「多分ね、私短編カフェに来て初めてふざけ合ったのえくちゃんなんだ」
🫐「真面目な人ばっかりだと思ってたから、えくちゃんが私を変えてくれたんだよ」
🫐「えくちゃんのおかげで今の私がいると言っても過言じゃないね!」
🫐「本当にありがとうっ!!」
身体が光り輝く
🫐「え、、何これ、、」
🌱「…時間がない」
そう呟いたなえの一言の意味がなぜか分かってしまった
くらげ「えっと、、海絆くらげと申します!」
くらげ「なこみつさんにはファンレターを送ったぐらいなのですが…」
くらげ「アカウント作る前から見てたので、出会って2ヶ月くらいですね…!」
くらげ「人形だらけの遊園地っていうシリーズ好きですっ!」
丁寧に伝えてくれる彼女に心が安らいだ
くらげ「なこみつさんの小説うますぎるし面白いから飽きないでずっと見てられます!」
🫐「アカウント作る前から私のこと見つけてくれてたんだ…っ!」
🫐「嬉しいよ!ありがとう…!!これからも応援してねっ!!」
そう言うと彼女の顔に笑顔が溢れた
すい「なこみつさん…っ!!すいですっっ!!!」
🫐「すいちゃん…!」
すい「なこみつさんに出会ってどれくらいになるのか覚えてないのだがぁ…」
すい「「リア鬼」と「だるおか」これほんと最高」
すい「ネッ友なってくれたら嬉しいなぁって…」
🫐「うんっ!もちろんだよっ!!」
彼女の笑顔がパッと弾けた
すい「ありがとうございますっ!!!」
すい「あまり長く語ると言いたいことがどんどん遠ざかっていくような気がしたので、一言で言います。」
すい「大好きです。いつも読んでます。神の化身かなんかですか?」
🫐「…そんな風に言ってくれるなんて、嬉しいなw」
🫐「最初にファンレターが来た時、めちゃくちゃ号泣してる!?って驚いたよw」
🫐「すいちゃんと仲良くなれて良かった!ありがとうっ!」
彼女の目にまたあの時のような涙が浮かんだ
読玲「なこちゃんっ!!私だよ読玲だよっ!!」
🫐「よみぃ…っ!!」
読玲「いやぁ、実はうちのクラスのからぴち知らない男子8人をオタクにしちまってさ…」
🫐「すっごいなw」
2人で一緒に笑う
読玲「なこちゃんに出会ってもう7ヶ月経つんだねぇ」
読玲「早いなぁ…私が好きな小説は全部なんだけど、特に好きなのは「だるおか」と「リア鬼」!!」
読玲「あと「転まほ」も好きだな!!」
読玲「…ほんとさ、なこちゃん私の尊敬する人なんだよ」
声色が急に変わり、驚いてしまう
読玲「なこちゃん一周年おめでとう〜!!!!!!」
と思ったがまた普通に戻った
気のせいかもしれないな
読玲「何気につけてるファンマ上の方だしこれはもしや古参なのでは!?!?!?」
読玲「なこちゃんは尊敬してるし、短カフェのリア友にも布教済!!」
読玲「絵がうまくて、投稿頻度高くて、ノリ良くて、、、、」
読玲「ほんとにオール満点!!!な、なこちゃんは大好き〜!!!!
読玲「…私なんか見る専みたいになってて、、、、w」
読玲「これからも小説を楽しみにしております〜!!!!!!」
🫐「よみぃから尊敬されてるなんて、めちゃくちゃ嬉しいよ…っ」
🫐「布教したり、大好きって言ってくれたり、」
🫐「めちゃくちゃ愛されてて、すっごい嬉しいっ!!」
🫐「ありがとうっ!!よみぃ…また一緒にふざけ合おう!!」
そう言うとよみぃは涙を流しながらも頷いてくれた
わん太「なこちゃぁぁぁぁん!!わん太だよぉ!!!」
🫐「わんちゃん…っ!!」
わん太「なこちゃんは親友だし、飼い主さんだっ!!」
わん太「出会ってもうすっごく長いねぇ」
わん太「好きな小説とか、もう全部好きだから選べないよ…っ!!全部神だもん!!」
しっぽをぶんぶん振り回すかのように元気に話す彼女に思わず笑ってしまう
わん太「えっと、まず一周年おめでとぉぉぉぉ!!!!!!」
わん太「初めて見た小説がなこちゃんのなの!」
わん太「最近忙しくて見れないぃぃぃ!!!!!!」
わん太「話せなぃぃぃぃ!!!!!!寂しいよぉ…悲しいヨォ…」
わん太「これからたくさんもっと話そうね!一周年…大先輩ダァ………✨」
🫐「こっちこそ私を見つけてくれてありがとうっ!!」
🫐「最初話した時はまるで犬だ…みたいなこと思ってたよw」
🫐「なかなか話せないけど、また戻ってきたら話そうね!!」
そう言うと彼女は勢いよく頷いた
🌱「…時間だ、なこ」
なえにそう言われて私は彼女の方を見る
雪乃「やっぱり似てるな、なっちゃん達」
せるあ「双子みたい…っ!」
🌱「こうやって、今はなこ民の代表としてこの子達に来てもらったけど」
🌱「忘れるなよ、お前を知ってる奴はもっといるんだ」
🫐「…うん」
肩を叩かれ、目と目が合う
🌱「1年間、お疲れ様」
目の前には光の扉があった
🌱「これからは私が頑張る。お前はちゃんと休め」
🌱「また、「なこみつ」として皆んなに元気な姿見せろよっ!!」
そうして私は光の方へと促された
読玲「なこちゃんっ!!なこちゃん…っ!!」
すい「待ってるよおおおおおっ!!!」
くらげ「ずっとずっと待ってます!!」
碧隠「忘れないからっ!!」
たこす「なこおおおお!!!!帰ってこいよーっ!!!!」
わん太「なこちゃんっ!!ずっと待ってるからね!!!
えく「なこちゃあああああああん!!!!!」
私はこんなに愛されている
1年間でこんなに愛してくれる人たちに出会った
そして今日まで頑張ってきた
🫐「皆んな…皆んな…っ!!」
🫐「絶対戻ってくるからっ!!…私絶対、また皆んなに会うからっ!!」
遠ざかっていく景色
薄れていく記憶
それでも
最大限の力を振り絞って声を出した
🫐「おつなこ…っ!!!!!!」
Until we meet again__
Prologue
この世界に、「私」という者は何人いるのだろう
生身の身体は1つだけだ
でも、あらゆる自分を作ることができる|この世界《インターネット》では?
私という者は今までの人生の中で沢山作ってきた
名前を変えたりしながらも何度も
その数はきっと10本の指にぎりぎり収まるぐらい
その中の1人に貴方は出会っている
この世界に住む何億分の1である「私」を見つけてくれた
それは奇跡ではなく、運命なんだと私は思う
運命には抗えない
「私」と貴方が出会うという運命にも抗えない
運命は簡単には変えることができない
だから、貴方に出会えたのも
《《ここ》》で「私」が生まれたのも
《《ここ》》に足を踏み入れたのも
偶然でも、奇跡でもなく
運命なんだ__。
---
--- 【第0章 名前の無いPrologue】 ---
ブ-ッブ-ッ
耳元で鳴り響く振動音
午前9時に設定されたアラームで私は起きる
重たい瞼を開けると、
いつもと変わらない部屋が視界に映る
淡いオレンジ色のカーテン、
勉強道具が散乱している勉強机、
しろくまの絵が書かれたふわふわの布団カバー、
全部私のいつも通りの光景だった
素足を床に付けると冷たい温度が伝わってくる
その温度に顔をしかめてはストーブを付けて足を布団の中に戻す
寝たい気持ちを押し殺して、スマホを開いては
自分の小説や日記に対するコメントやファンレターを眺める
それを眺めながら気持ち悪い笑顔を浮かべる
そんなことをしているうちに9時10分のアラームが鳴って、
その音で我に返った
時計アプリを開き、9時20分以降のアラームをOFFにする
部屋も暖かくなってきたところで、
私はベッドから出て、1階へと向かった
顔を洗って歯磨きをし、
休日だからと適当な服に着替えて朝食を食べる
その朝食も母が作った野菜スープとヨーグルトにかけたフルグラだけという質素なものだった
朝は食欲が湧かないもんで適当に済ませがちだ
だからせめて栄養が取れるようにと、
フルグラを兄が買ってきてくれていたのだ
牛乳に入れても美味しいが、私はヨーグルト派だ
適当に朝食を食べて再度歯磨きをし、部屋に戻る
とりあえず勉強机に向かってみて、何をするか考える
勉強するならどの教科?どれくらい?
そんな会話を自分の心の中でして、
メモに書いてまとめる
そうでもしないと1日無駄な日になってしまうから
できることをやろう
そう思いながら勉強をしたり、ゲームのミッションをやったり、
本を読んだりと、我ながら充実した午前中を過ごした
お昼ご飯を食べる頃には1時になっていた
お腹がなってお昼だと気づいた
何を食べようか迷い、冷凍庫にあった冷凍うどんを茹でて食べた
麺はやはりうどんが1番だ
とか言いつつ、麺を茹でている時に眺めていたのは、
カップそばの緑のたぬき
内心後悔したが茹でてしまったならもう遅い
適当な具材を入れて、溜まっていたアニメを見ながら食べた
洗い物も終わり部屋に戻る
そしてスマホを眺めた
今日は1月12日…か
カレンダーを見て、早いなぁと思考を巡らせる
去年の思い出を思い返していると、つい微笑んでしまう
そういえばもう明日…
私はスマホのサイトをタップし、
マイページをタップする
何か、小説を書こうかな
そして、「小説新規作成」を押した
と思ったら、「書いた小説一覧」を押していた
この癖がなかなか抜けない
やれやれ…と、戻るボタンを押そうとした時、
1つの小説が目に入った
…「Prologue」?
新しいシリーズを作ろうとしたんだっけ
「編集」を押して登録しているシリーズを見ても
どこにも登録されていなかった
なんだ、これは
間違って作ったのだろうか
だが、無性に気になってしょうがなかった
私はPrologueという小説を開いた
その瞬間、私の意識は途絶えた
途絶えたというか、
何かに吸い込まれた
の方が近いのかもしれない
この小説は私と貴方を繋ぐ架け橋となる小説で、
この橋を渡り終えた時、
そこには感謝と涙と別れが詰まっているだろう__。
おつなこ!!!