オリジナルキャラクター、天下無双の過去を描いた作品
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目次
~今、無双中です。~ 天下無双の無双記録 第一話
<注意事項>
・初心者なので本文におかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・これはオリジナル小説です。
この世界には「異能力」と呼ばれるものが存在する。そして、その力を持つ者を「異能力者」と呼ぶ。異能力者は炎や水を操る者もいればその場から一瞬でワープしたり、ビームを放つ者もいる。
だが、今となっては警察が異能力者に対抗できる力をもっているし異能力者のことを考えた法律も整っている。そして、異能力者は強さごとにランク分けされる。Fランク、Eランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、がある。ホント物騒な世の中だ。世界人口の8割が異能力者なんだ。だが、今はCランク以上の者は基本的に「異能都市」に住むことが義務づけられ、異能力者による犯罪は異能都市に集中し都市外の異能力者による犯罪はほぼなくなった…。
--- キーンコーンカーンコーン ---
金曜日 とある高校の教室
先生「はーい。今日は部活はないので係や委員会の人以外は帰ってくださーい」
生徒A「先生これはどうすればいいですか?」
先生「あーこれはねー…」
生徒B「なぁ、この後どうする?ゲームでもするか?」
生徒C「いいな!実は俺あのゲームの最新作買ったんだわ」
生徒B「え、マジ?俺にもやらせてくれるよな?」
--- 生徒たちの話し声や歩く音 ---
天下「はぁ…」
俺の名前は|天下 無双《てんか むそう》。Fランク(無能力者)として生きている高校生だ。もちろん、俺も異能力者だが、それを隠して生きている。理由は使えないからだ。は?って思う人もいるだろうが事実、俺は命にかかわる状況でしか能力が発動しない。しばらくすると元に戻っている。
天下「…帰るか…」
廊下を何も考えず、少し下を向きスタスタと歩いていく。
生徒C「そういえばさ!例の脱獄犯のやつ、知ってる?」
生徒B「ああ、ニュースの奴だろ。Cランク以上の能力者で、脱獄して今は異能都市外に潜伏してるって」
生徒C「ほんと、マジやばいよな」
生徒B「もしはちあったら?」
生徒C「ボコボコにする」
生徒B「できねぇーだろw」
天下「脱獄犯か…」
---
朝
天下がテレビでニュースを見ている
アナウンサー「続いてのニュースです。先日、異能刑務所から脱獄した人物を追う警察の捜査関係者によると、『異能都市を抜け出して潜伏している可能性があり、都市外の人々は注意してほしい』とのことです」
---
天下「…」
---
夕方
外を散歩している天下
タッタッタッタッと、走ってくる音がいる。
天下は何となくその音が鳴る方向を見る。
???「なぁ君、良ければ近くの病院を教えてくれないか?」
男が早口で急いで聞く。
天下(この人、ケガをしてるわけでもないのに何で病院なんか…)
???「なぁ、頼む。早くしてくれ」
天下「あの、失礼ですが何で病院に行くんですか?」
???「…なんで?そんなの簡単さw病院は素晴らしいところさ!ケガをしても治療できるし、麻酔や人質にしやすい年寄り共がいる。サツから逃げるには最適な場所さ!」
天下「…まさか…お前…」
脱獄犯「ご名答!最近ニュースになってる脱獄犯さ。それにしても残念だったねぇ~、俺にさ~あんな質問しなきゃよかったのに」
天下はその男から感じる狂気に怯えた。
脱獄犯「まぁいい、これでお前を生かしておくのは俺にとってデメリットしかなくなった。お前を殺すには、十分な理由だ」
脱獄犯「だからさぁ、教えてくれよ、びょ・お・い・ん。教えてくれたら殺さないぜ?」
天下「ハハ…脅しのつもりか」
脱獄犯「脅し?俺がそんなかわいい事をするとおもうかw」
脱獄犯「なぁ少年、俺は以外と優しいんだぜ?教えちまえよ」
天下(お、落ち着け。こいつに病院を教えたから殺されないとは限らない。それに、こいつを病院に行かせてみろ。…被害が計り知れない。こいつに教えるべきじゃない…)
天下は右手を出し、グーの手から中指を上げた
天下「死んでも言うか!クソ野郎!」
脱獄犯「笑止」
脱獄犯が使った能力は「|electric shock《エレキタル ショック》」。脱獄犯が天下の心臓目掛けて、電撃を放つ。
脱獄犯「残念だ少年。君ならもっと利口な判断をしてくれると思ったんだが…。と、もう聞こえてないか」
???「聞こえてるぞ」
脱獄犯「⁉」
---
続く―――
ふぅー。ずっと前に投稿するって言っていた天下のストーリーがやっと出来た。短くてほんとすみません。これからも応援よろしくお願いします。
~今、無双中です。~ 天下無双の無双記録 第二話
<注意事項>
・初心者なので本文におかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・これはオリジナル小説です。
???「聞こえてるぞ」
脱獄犯「⁉」
脱獄犯が声の聞こえた方に振り返る。
天下「聞こえてるっつってんだろ」
脱獄犯「な、なんで…。確かにお前の心臓目掛けて撃ったはずだ!何かの能力か?いや、雰囲気的に無能力者だ。間違いない。でも…」
脱獄犯(今のこいつからは最近会った中ではダントツで強い雰囲気が出てる。…まさか、今能力が発現したのか⁉だとしたらこいつの能力は回復系…いや不死身かもしれない!)
天下「おい、どうした?脱獄犯。俺を殺すんじゃなかったのかw」
脱獄犯「お前…、何故生きている!」
天下「なぜ?そりゃあお前ら大好き異能の力だよ。い・の・う!」
天下「というかさっき無能力者と言ったな?残念ながらそれはハズレだ」
脱獄犯「…いったいどんな能力を…」
天下「さっき見た通りだが?」
脱獄犯「じゃあ…まさか不死身⁉」
天下「ははっ、不死身なんて御大層なもんじゃねぇよ。致命傷を喰らうと回復する、それで耐えたんだ」
脱獄犯「てことは…単に回復ができるようになっただけのガキじゃねぇかw」
脱獄犯「だが…お前の気配がさっきと違うのは明白だ。だからチャンスをやろう。一回だけ反撃無しで無防備な俺に攻撃してみろ」
天下「お前もチャンスが好きだなぁ全く…」
脱獄犯「どこでもいい、一か所だけ好きな部位を攻撃するといい」
天下「おいおいw んなことしていいのか?」
脱獄犯「俺はザコじゃねぇんだ。Fランクごときのパンチ一発くらい、痛くもかゆくもないだろうさ」
天下「…はぁ、何から何までFランクFランクと…」
天下「それじゃあ」
天下「遠慮なく」
脱獄犯(なんだ、この、異様な雰囲気は)
と、全身に恐怖が巡った刹那
天下の拳は既に脱獄犯に届いていた。
とてつもない爆音が鳴り響く。
天下「ふぅ…」
俺の一撃は、奴の腹部を直撃と同時その衝撃で奴の体ははじけ飛んだ。
天下「…やっぱりこの力は、後味のよくないものを残すな」
???「…いやぁ、凄いじゃないか少年」
天下「はぁ、今日は少年と言われる事が多いな」
天下「…一応言っておくとこれは正当防衛です」
天下「そもそもこれは貴方方の不始末で外に放った能力者、俺は一切の責任は取りませんからね」
???「ああ、もちろん、その事を咎めるつもりはないよ」
天下「っていうか、見てたなら普通助けないか?」
天下「異能都市からの派遣様よ」
???「ふふ、試すような真似をして悪かった」
???「どの道、君が彼に並べていた言葉がハッタリだとしたら、すぐに助けていたさ」
???「そう、こんな風にね」
は、早い…15mは離れていただろ…
高速移動なんてもんじゃない…なんだこの女…
???「ふふ、まさか都市外に君のような人間が埋もれているとは」
???「それでは法律に従って、君を異能都市に連行させてもらうぞ♪」
…はぁ、こうなるから俺は能力を使ってこなかったのにな
…こうして俺は、自身の能力が国の人間にバレ
「異能都市」という
能力者の格付けにもっとも敏感な場所で青春を送る事となった―――
---
第二話 完