う~ん、私小説と言うのか何と言うのか…
まぁ、そんな感じの物…と感じてくれれば良いよ?
ただ、私のストーリーを作りたいだけの物だから…
うん
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目次
異世界に転生したら【神】の候補者でした プロローグ
この小説は、私の世界線説明の様な感じの物です。
もし、友達と小説コラボするとなった時世界線の無い変態小説家だとちょっと…
と言う事なので…書き始めます…
ピピピピ―
「んぁ…ん…あぁ…」
私は、いつセットしたか分からない時計のアラームによって目が覚めた。
『睡眠は済んだのか?…転生者よ』
???
目が覚めたのと同時に頭に流れ込んでくる声に驚きながら周りを見渡した。
しかし、周りは何も無い…無の空間だった。
「あの…どちら様でしょうか?」
『我は、転生者を導く神…名を―――と言う』
名前を名乗ってくれた…何て言ったのか分からないけど…
「えーっと、何とかさん…私は何故ここに?」
『何とかさん!?ちゃんと名乗りましたよね!?私…ごっほん…それで、ここに来た理由か?それは、お主が死んだからだ…ちなみに我の名は―――である』
頭に、おじさんっぽい声からお姉さんっぽい声になった言葉が流れ込んでくる。
しかし…死んだ?…………何故?
そして、名前は聞きとれない…
「ちなみに、死因は?」
『知りたいのか?』
「はい!」
『変わり者もいたものだ…まぁ、隠すつもりも無いので言おう…死因は…虐めにより自殺だ…哀れな者だ』
…私が…虐められてた?自殺した?記憶に無い…
『記憶が無いのは当たり前…あの時の主は少々…いや…だいぶ正常じゃ無かったからの…その時の記憶が欲しいのなら渡す事は出来るが…』
どんな事をされていたのか…知りたい…だから…
「記憶を…下さい」
『はぁ、転生をする前に嫌な記憶が残るのを嫌う者が多少おったのに…分かった…覚悟は…出来ておるな?』
私は、無言で頷いた。
その瞬間、私の中に何かが流れ込んできた。
何処にでも有る普通の小学校…
「おい、“サダコ”が来たぞ!全員…武器を持て!」
誰かがそう言ったのが聞こえた。
私は、いつもの事だと思い教室の扉を開ける。
その瞬間私に向かって何かが沢山飛んできた。
BB弾に消しゴム…中にはゴミまで投げつけられた。
とっさに、顔の前に腕をおき顔を守った。
服が、ゴミによってどんどん汚れて行く…
また、怒られる…お母さんに…また…
そう考えながらも、抵抗できずその場で座り込んだ。
「うぅ…いだ…い…いだいよぉ…」
誰にも聞こえない声で泣きながらそう言った。
遠くから足音が聞こえる…
先生かと思い少し顔を上げ足音の方を見ると…
案の定、先生が歩いてきていた。
しかも、前を…私の方をしっかりと見ている。
これで…この“遊び”は終わる…私はそう思っていた。
しかし…先生のとった行動は私の予想を上回っていた。
「っが……がっは…」
なんと…私のおなかを蹴ってきたのだ…
私は、そのまま壁にぶつかり肺にあった空気を外に吐き出したため変な声が出てしまった。
「なん…で………?」
わたしが、必死にそう言うと…
「なんで?…理由が聞きたいのか?」
先生は、笑顔で私を見下してきた…
「理由は…そうだな…お前が虐められてると俺が怒られるんだよ!マジでウゼぇから学校来るんじゃねえ!お前は、今すぐにでも帰って部屋で一人寂しく泣いてるのがお似合いだよ!とっとと死ね!」
初めて…こんなに酷い事を言われた…
「うぅ…うわぁあああああああ」
私は、泣きながら家に向かって走り出した。
一つ一つクラスの横を走り抜けるたびに先生の言葉が頭の中に響く…
家に向かう途中の通りすがりの人ですら「死ね」と言っているように聞こえる…
私は泣きながら家に向かった…
家に帰ると、お母さんが玄関に立っていた。
お母さんの顔を見ると…
心配する優しい顔では無く…何故、普通の事も出来ないの?とでも言いたい様な呆れの顔だった。
「あ…あの…」
私が言葉を発しようとした瞬間…
パーン
と、玄関に音が響いた。
その音と同時に私の穂が痛くなった。
私は、痛くなったほうの穂…叩かれた穂を抑えながらその場に座り込んだ。
「なんで!これだけの…事が!できないの!」
お母さんは、一言一言強く強調しながら私を叩いた。
「ごめんなざい…ごめんなざい…」
私は、ただ謝る事しかできなかった。
カランっと金属が落ちる音がした。
「今すぐ…死ね!お前なんか…お前なんか…私の子供じゃない!死ね!」
金属と共に母の言葉が落ちてくる…それは、私にとって聞きたくない言葉だった。
「いやだ!…まだ…まだ生きたい…の!」
私は、母を押しのいて自分の部屋に向かった。
しかし、そんなのは予想されていたのか…母はすぐに体勢を立て直し私の脚の筋を金属で切り裂いた。
体に入ってくる異物の感じに顔をしかめ…痛みから更に涙が出てくる。
しかし、声を出し過ぎて喉を痛めたのか…声は出なかった…
「早くしろ!今すぐ!」
私は、絶望した…こんな親に…こんな学校に…人に…世界に…
なにが、“虐め対策かん”だ!なにが…なにが…
こんな世界…滅んでしまえ!
壊れてしまえ!お前らなんか!お前らなんか…さっさと…――!
そう思いながら私は、自分の首に向けて刃物を突き刺した…
首が熱くなり…体を血が伝っているのがわかる…
神様が…もし…神様が…いるのなら…人に会わずに…自由に長く生きたいです…
私は、そう願いながら段々冷えてきた体を…段々薄れてきた意識を捨てた。
私は、今日…親と学校によって死んだのだ…
お読みいただき有難うございます。
…R指定の方も続きがみたいというものが多かったので週1くらいのペースで投稿しようかな~と言う状態です。
まぁ、これからもお願いします。
第1話:地獄にて…
以外にも早い投稿ごくろうさまです(自分に向けて)
と冗談はさておき、書く事が無いので…お楽しみください!!
ちなみに、R15が付いている理由は…グロってR指定入ったかどうか分からないからです。
応援等で教えて頂けると幸いです(強制じゃ無いので出来ればでいいです)
『どうだ?どうなったか理解できたか?』
私の意識は、その言葉によって今の現状に引き戻された…
「うぅ…おぇ……はぁ…はぁ」
引き戻された瞬間…苦しさの余りその場で吐いてしまった。
「すいま…せん…汚してしまって…」
『大丈夫…お主の心のケアが出来たという風に受け取っておくよ…ぐすん』
最後泣いている様な気がしたが…気のせいだろう…
「それで、私にはこれからどのような仕打ちが待っているのでしょうか?」
『本来なら…自殺者、自害者、殺人者等は地獄に行くのが決まりなのだが…お主はそんなの望んでいないのではないか?』
そんなの…行きたくない…しかし…
「それは、私は地獄に行きたくはありません…苦しくなりたくありません。しかし、私は自殺者…地獄に落ちる義務があります…なので、決められた時間私を地獄に落として下さい…」
『本当に良いのか?地獄では何をされるのか分からぬぞ?』
そんなの分かっている…しかし、もし次生き返るのだとしたら…ズルをしては生き返りたくない…しっかり落としまえを付けて根性を入れ直してから生き返りたいというのが本心がある…だから
「お願いします!」
私は、神様に頼んだ。
『…あはは…気に入った!じゃあ、斬原コノハ…お主に【不老不死】の能力を与える。本来なら地獄に落ちた時点でほぼ魂は消滅するのだが…お主はこの能力で苦痛を受けまくる…処罰の際も死ぬ事の出来ぬ苦痛を受けるだろう…しかし、この苦痛に打ち勝った時お主は…私の所に戻ってこられる…生き残れる事を期待しておるぞ!…出来るだけ早く戻ってくる事だな!』
その言葉を聞こえた瞬間目の前が急に暗くなった。
ジャラ…ジャラと遠くで、鎖を引きずるような音が聞こえる。
気が付いたら、そこはマグマがそこら辺にある門の前だった。
門の前には、赤色の鬼が二人金棒を地面に突き立て立っている。
門は、血の様に赤黒く木製で出来ているように見える…しかし、どれだけ攻撃をしようとも一生壊せる気がし無い程の威圧を放っていた。
そう、マジマジと門を観察していると…
ジャラ…ジャラ…
と音が後ろから聞こえた。
「俺は…俺は…天国に行くんだ!!」
と声が聞こえ、私の横を首に鎖を付けた男性が駆け抜けて行った。
「死者滅殺!」
そんな言葉と共に男性の首が消し飛んだ…
男性の体は、無様に転がりマグマの中に消えて行った。
男性を飲み込んだマグマはシューと音を立て煙を吐いた。
「!!!」
私は、恐怖のあまりその場に座り込んだ。
その瞬間、マグマが動き私を飲み込んだ。
体が火傷をした後に熱い熱湯に入れられたように痛い…
しかし、毎日のようにやられていた私は痛みが少し少なく何とかマグマから戻る事が出来た。
「ゲホ…ゲホ…」
戻って、すぐに咳をして体の中に入った異物を取り除く行為をしていると…
ガチャンと言う音がすぐ近くから鳴った。
何の音か気になり顔を上げると…
「死者連行」
と、呟く赤鬼がいた。
よく見て見ると…後ろには死んだ目をした人達が沢山並んでいた…しかし、何かに縛られているのか全員止まっていた。
「歩行開始!!」
鬼がそう叫ぶと全員が一斉に歩き出した。
まるで、ロボットだ…
そう思っていると、私の体も勝手に立ちあがり歩き出していた。
「…新しい催眠術…かな?」
私は消えそうな意識を頑張って留めながら門を潜った。
潜って初めに見えた世界に私は絶望した。
その光景は…ただの一本道…長い長い…ただの一本道だったのだ。
マグマも無く、迫力も何もない…しかし、ここで死んだらもう帰れないと思った。
本能的にそう感じていた。
門をもう一回潜れば…まだ大丈夫と思って後ろを見ると…
同じ事を考えていた女性が居たようでその女性が先に実行した。
門を潜ろうとした瞬間。
門に拒まれたように弾き飛ばされた。
そして、私の目の前で爆散した。
血が私に飛び散った。
「愚人死亡」
鬼は、女性の死体を横目にそう言って無視して歩き続ける。
私は、辺りを懸命に見渡しながら鬼に付いて行った。
ちなみに、付いて行かず立ち止まれば良いだろう…そう思った人には朗報だ。
鬼の力が強すぎて私の首が消えた…
神様から貰った【不老不死】が無ければ本当に消えていた。
そして、何故神様が【不死】だけでなく【不老】も付けた【不老不死】を渡したかと言う理由も分かった。
地獄の時間は地球の何十、何千と倍の速度で動いているのだ。
この地獄に入ってすぐ目にするこの長い道で命を落としその場で倒れる人がほとんどだった。
神様…ありがとう。
私は、そう名前の分からない神様にお礼を心の中で言っておいた。
歩き初めて体感10時間…実際の時間はどれだけなのかは…分からない…しかし、ようやく長い道が終る…
何故分かるのか?理由は簡単…すこし先に門が見えるのだ…
後ろを見ると…何千何万と居た死者達が今では三百人くらいしか居ない。
後ろを見るのに少し止まってしまいまた首が消し飛んだ。
なんか、鬼が呆れたような眼で見た様な感じがしたが…気のせいだろう。
すこし歩き門を潜ると…そこは、一番初めの所とも長い道の所とも全く違った。
決して綺麗とは言えないが…赤黒い滝が流れる山に建てられる集落は…昔の水墨画等をイメージさせてきた。
お読みいただき有難うございます。
多分、次の投稿はR18になるかもですがよろしくお願いいたします。
第2話:閻魔さまとご対面
R指定は入らないと思う…
多分、いや絶対!
水墨画を思わせるような景色に見とれていると…
「歩行開始!」
と、鬼が言った。
私の体は、その言葉で自分の意志では動かせなくなり勝手に鬼に付いて行った。
正確には、勝手に付いて行ってるのだが…気にしたら負けだ。
身体の支配を長い間受けていたからなのか…意識だけは無くさなくなった。
ただ、身体の自由を奪われるだけになったという事だ。
その為、勝手に動いていてくれる体に任せて頭だけは観光気分だ。
雰囲気としては、中華町と言ったら分かりやすいのだろうか?
そんな雰囲気の家が沢山並んでいる。
【―――――――】
観光気分で周りを見ていると、突如頭に変な音が聞こえた。
いや、声?なのだろうか?しかし、何を言ったのかは聞きとれなかった。
まぁ、気にせず観光を続ける。
そして、鬼が一つの家の前で私達を止まらせた。
「只今到着!」
そう、赤鬼が言うと扉が開いた。
中は、外からでは感じられないほど広く豪華だった。
私からしたら、普通の一軒家でも豪華なのだが…
もしかしたら、今学校に行けば…豪華だと思うかも…ないだろうな…
そう思いながら、中に入る…
その瞬間…何百回も死んだ…そう錯覚するほどの殺気が私に…いや私達に向けられた。
私は何とか立っているが…他の人達は、ほとんどが膝を付いている。
一部立っている人もいるが…顔の色が悪いのが遠くからも分かる…たぶん、やせ我慢してるのだろう…
数分…いや、数時間…?もしかしたら、数日かもしれないほど殺気を浴びようやく解放された。
「『ひざまずけ』」
解放されたと思いリラックスした瞬間…重力が私達を襲った。
「うぅ…む…ね…ん…」
私は、昔の武士の様に小さく吐くと意識を失った。
次、目が覚めると…そこには誰もいなかった…それどころか、私はベッドの上に寝転がっていた。
何故?
「目が覚めた?辛かったね…お姉さんが癒してあげるから…ほら?おいで?」
私が、起きたと同時に隣から声をかけられた。
左を見るが壁だ…
「逆だよ~」
右を見ると…高身長の色々な所がデカイ女性がこっちを座って見ていた。
「やっとこっちを見てくれた~ほら、私の胸に飛び込んでおいで?」
女性はそう私を誘って来る…これは…「許可は下りた!お前ら存分にやれ!」
と言う風に、感じ取っても良いのだろうか?
しかし、断る理由も感じないので私は女性に飛びつく…
その瞬間、ポヨンと言う感覚が…来なかった。
???
私が混乱してもう一回飛びついてみた…そうすると…ポヨンといった気持のいい感覚じゃ無くモフンというクッションのような感覚が来た。
「もしかして…偽乳??」
私がさらっとそう言うと…
「ちちちちがいいますすけどど…」
動揺が凄い…
「大丈夫です…私も小さいので…大きいのには憧れているので…」
私は、何がとは言わず憧れを言う。
「わかる…何がとは言わないけど…小さいと男子が変な事言って来るよね~『夢も希望も無い奴か』とか、『っけ…貧乳が近づくなよ…』とか…色々とさ…あそこまで育つのはほぼ才能なんですよ!って言ってやりたいです…」
あ、これ経験者だ…経験者の話だ…
「…そうなんですね…経験したことが無いので…すいません…」
私は、気が付いたら彼女と“普通に”話していた。
初めての人とは…全然話さないのに…そのせいで、幽霊と言われたっけ?
「あ、また昔の事思い出したでしょ!私はほぼ神と同じなんだから…何でもお見通しよ!」
女性は、胸を張りながらそう言って来た。
…神と同じ?…つまり…強くて偉い人?
私は、気が付いたら床に降り土下座をしていた。
「すいません…頭が高かったですよね?申しわけございません…」
「あ~…私は拝まれるの好きじゃないから…まぁ、楽にして!逆に楽にしてくれないと私が後で“あの人”に何されるか分からないから…元の場所に戻って?」
私は、頭を下げたまま元の場所…ベッドに座る。
「ほら?頭上げて?ね?」
王様を目の前にした時の良い練習になりそうな気がする…しかし、これ以上やったら嫌われそうなので頭も上げる。
「うん、そっちの方が良い…まぁ、私も偽造姿だと仲良くなれないよね?ちょっと待ってね?…『――――』」
女性が何か言うと急に霧が出始めた。
そして、霧が一気に爆発して晴れると…一人の少女がそこに立っていた。
服装は、キョンシ―を連想させる中華服だ。
そして、帽子の所には『閻魔大魔王』と書かれたお札がある。
…閻魔?気のせいだろう…身長は私とそう変わらないと思う…髪色は、燃え盛る様な赤色で瞳はこの地獄には似合わない透き通った水色だった。
「はい…これが、本当の姿だよ!驚いた?」
「…驚いたというよりも…頭が…高いですよね?」
私は、自然の流れで土下座をしようとしていたが…
「待って!なんでそうなるの!?」
と、言われ止められた。
しかし…話していて気が付かなかったが身体がスースーする。
何と言うか…小さい頃小さなプールで遊んだ後…濡れた体が風に吹かれたような感じがする。
あ、何か分かりにくい…
「まぁ、スースーするのは…君が全裸だからだろうね…」
全裸?私は、半信半疑で自分の体を見た。
そこには、さっきでてまだ完全に晴れていなかった霧で隠れた私の肌が見えた。
しかも、霧が良い感じに隠しているので…何と言うか…一部の人の性欲をそそりそうだ。
「…///すいません…服を貸してもらっても宜しいでしょうか?」
「うん…まずは、服着よう…話はそれからだ…」
私は、閻魔さまに服を貸してもらう事にした。
お読みいただき有難うございます…
R指定小説のネタが…ない!!
誰か、下さい…
頑張って書いてみますけど…
第3話:刑罰の内容
なんか…な…うん、どうぞ…
閻魔様に服を貸してもらった。
服装の感じは…チャイナ服別名中華服だ。
「うん…似合うね!可愛いよ~おじさん…ちょっと好きになっちゃかも」
変態さん(閻魔様)の言葉は一回無視しよう…
「そう言えば、ここに来て少し立ちますが…現実世界では何年立ってのですか?」
「あ、時間気になる人?まぁ、君が死んでから10年かな?地獄の1時間はひと月って覚えとけばいいかな?あと、もう友達なんだから…敬語じゃなくて良いよ?」
ふむふむ、1時間=ひと月つまり…1年12カ月だから…10年で120カ月…
つまり、ここにもう5日いるの!?
「あ、でも君がここに来てまだ24時間しかたってないよ?」
つまり、2年しか経ってないの?
「じゃあ、残りの8年は?」
「それはね…」閻魔さまは笑顔で「君が長く天界に居たからさ!」と言った。
天界?どこそれ…
「あー天界を知らないの?地獄は知っているのに?…まぁ、簡単に言えば神様とあった場所」
へーあそこ、天界って言うんだ…私が考えていた、『ただ白い世界』よりも良いね
「うん、興味無さそうだね…まぁ、あそこの時間は1分が7日だったかな?確かそんな感じだったはず…」
つまり…〈計算タイムに突入します〉
1分=7日=1週間 ひと月=4週間 8年=12ヶ月×8=96ヶ月
96か月=96×4=384 384週間=384分=384×7になるから…
2688でしょ? 2688日だからそれを365で割ればいいから…
2688÷365=7年と364日…ほぼ8年…
《――――》
「どう?計算できた?」
閻魔様は退屈そうに空中に寝転がり何処から出したのか分からない漫画を読んでいた。
「はい、出来ました!きっちり8年とはいかなくても…ほぼ8年です!」
「そう…そう言えば、自己紹介まだだったね…じゃあ、友情関係を深めるため…自己紹介をしようか!」
そして、何故か自己紹介が突然始まった。
なにか忘れている気がするが…気のせいだろう…
「じゃあ、まずは私から…私は、77代目閻魔大魔王の血色紅(ケッショク ベニ)だよ!年齢は…今年で、12になる所…若いって思った?ありがと!じゃあ、次は君だね」
「はい!私は、何にも称号も無い自殺した少女!斬原コノハ(キリハラ コノハ)です!ことしで、12歳になるまだまだピチピチの少女!ここに参上!」
ひゅーひゅーと閻魔様…もとい紅ちゃんは相槌をしてくれた。
「あ、忘れてたけど…コノハちゃん…自殺したんだよね?」
「あ、そうだった…刑罰受けないと…」
「なんで?ぶっちゃけ理由のある自殺はほぼ刑罰が軽いからほぼ無償で次の人生に行けるのに…もしかして、理由も無く自殺したの?私、まだ力が弱いから過去はほとんど“見れないんだよ”話してもらえると…有難いな」
私は、紅ちゃんにこれまでの事情を話した。
結果…
「ぐすん…ごめんね…わたし…私…迷惑だったよね?…」
紅ちゃんが泣き出してしまった。
「いや、迷惑じゃないよ…むしろ感謝してるって言うか…こんなにまじめに話を聞いて貰ったのは初めてだから…ありがたかったよ?」
「ほんと?じゃあ、コノハちゃんの意思も聞きとった事だし…刑罰決めよっか?」
「出来るだけ、厳しいのでお願い!幸い私には【不老不死】の能力があるからどんな刑罰でも受け止める事は出来るよ!」
私は、今までと変わりたく紅ちゃんに頼んだ…
「じゃあ、厳しくさせて貰おうかな…う~ん…こうするか!『地獄廻り』これがコノハちゃんの刑罰だよ!」
「それって…ただの観光の様な気が…」
「観光じゃない」紅ちゃんはその顔には似合わない笑みを浮かべ「本当の絶望だよ」と言って来た。
「ちなみに、どんな内容?」
「地獄の最下層から全ての刑罰をそれぞれ10回ずつ受けるっていうものだよ?」
私は、この言葉を聞いた瞬間…紅ちゃんって本当に閻魔様なんだと思った。
しかし…これで私が強くなれるのだったら…
「どうする?止めても良いんだけど…」
煽ってくる紅ちゃんをキッと見つめ…
「やる!私…その刑罰受ける!」
そして、私の刑罰が始まった。
「まぁ、今度会う時壊れてない事を祈るよ…苦しくなったら戻って来ても良いからね?…じゃあ、頑張って!」
私は、その言葉を背中で受け止め最下層に向かった。
「あ、言い忘れてた!私が作った門で最下層まですぐに行けるよ!」
…まじで?
「まじで!」
私は、紅ちゃんの元に戻って門を潜って行く事にした。
「今度こそ…またね!」
「うん!また今度!」
私は、そう別れを言って門を潜った。
門を潜ると、そこは…地獄とはまさにこの事とでも言うべきなのだろうか?
そんな光景が広がっていた。
周りでは、女性の悲鳴が沢山聞こえる…
「お前…新入りか?」
そう、周りを見渡していると声を掛けられた。
声を掛けられた方を見ても誰もいない…
「逆だ!」
あれ?この感じ…何処かで有ったような…気のせいか…
言われた通り逆側を見ると…そこには、青年が立っていた。
髪と瞳が黒く、日本人の特徴を持った青年が…
「あ、新入り?です!」
首を少し傾けながらそう言うと…
「なんで、疑問形なんだよ…まぁ、ここの内容は教えるが…どんな刑罰を言い渡されたんだ?」
青年は、少し上から目線で聞いてくる。
「あ、えーっと言って分かるか分かりませんが…『地獄廻りの刑』です」
「は??何て?」
あ、多分理解されてない奴だ…
「ちょっと待って下さい…紅ちゃんに分かりやすいもの貰ってきます」
私は、さっきまで門があった場所に行き門を潜って紅ちゃんに刑罰内容を書いた紙を貰いに行くのだった。
お読みいただき有難うございます。
時間あるし…もう1話くらい投稿しておこう…
第4話:刑罰執行(?)と懐かしい人(?)
続き…前書きの書く事が無い…
私が、門を潜ると…
「カア!!」
と、鳴き声がして何かが飛んできた。
「っぐは…」
私は、そう吐きながら門の先…地獄の最下層へと戻された。
「おいおい…大丈夫か?」
さっきの青年が私の元に駆け寄ってくる…どうやら、心配しているようだ…
「だ…大丈夫…あはは…」
私は、笑ってごまかす事にした。
と言うよりも…さっきの声…多分鴉だよね?
そう考えながら立ちあがると…
「カア!!」
また、鳴き声がした。
私がいつ来ても良いよう身構えていると…
《――――》
なんか、なったが気にしないでおこう。
『そこの少女よ!我の声が聞こえておるか?』
少し低い声が上から聞こえた。
そこには、羽が赤黒い鴉が居た。
「…私の幻聴?声が聞こえるんだけど…」
私は、そう言いながら隣の青年の方を見る。
青年は首を傾げてこっちを見て来た。
『で?聞こえておるのか?おらぬのか?我は短気だからさっさと言ってくれぬか?ちなみに、聞こえてなかった場合…この場で“消滅”して貰う』
なんか、さらっとヤバい事言ったよね!?多分、消滅するってことは…復活が効かないってことかな?
『一、二、三…』
なんか急にカウントし始めたんだけど…
「はいはい!聞こえてます!」
『なんだ、聞こえておるのか…残念だ』
なにが!?
何が残念なの!?
『そう言えば、何故主は先程閻魔の所に居たのだ?それに、ここ…最下層ではないか…何故だ?』
「う~ん…何て言えばいいのかな?まぁ、私が罪人だから…かな?」
『いや、ここに居る時点でそれは分かる…が、主の様な弱い女子がなぜここに?それについては気になるな』
…私は、仕方なく鴉さんを肩に来るように呼び8年前…まぁ、私からしたらつい2~3日前の事を話し始めた。
あまりにも長かったのか、途中で青年が椅子を持って来てくれた。
『ふむ…しかし、そんな理由があるのなら刑罰など受けなくても良いのではないか?』
結果鴉さんはこの話をした人達と同じ反応をした。
「そこは…私が自殺したって言う事は変わりないでしょ?だから、自分への罰として…」
『そうか…主も大変なのだな…話は聞かせてもらった。この紙を執行官…まぁ、鬼に渡せ刑の内容をさっさと理解して貰える。では、また別の階で会おうではないか!』
そう言って、鴉さんは消えて行った。
…また会おう?名前も知らないのに?無理でしょ…
そう考えたが…まぁ、考えても仕方がないと思いまずは青年に渡す事にした。
「お、話は終わったか?」
どうやら、ずっと待っていたようだ…
「暇なの?」
私がそう言うと…
「いんや、暇では…最近この罰を受ける者が少ないだけでな?」
つまり、暇人なのだろう…
「いま…酷い事考えただろ?」
こういう時…人って勘が鋭いよね…正直怖い…
「いや…何の事だか…」
まぁ、誤魔化すんだけど…
「なら、良いんだが…では、ここの刑を紹介するぞ…まずは、俺の担当している刑からだな…俺の担当している刑は『斬水の刑』だ…」
斬水?水を切るのかな?
「この刑の説明としては…簡単に言えば水に切られていく刑罰だな…」
ふむ…人を切る水…ん?…水って怖い…
「ち、ちなみに…どんな事をしたらこの刑に?」
青年に質問すると…
「詳しい事はあんまり言えんのだが…この刑は自身の肉親を殺した者が受ける刑の一つだ。」
…殺された側…まぁ、いいか…
「ちなみに、やらないという手もあるが…」
「やります!!」
「決断が早い事は良い事だ…では、そこの木の上に立ってくれ」
私は、指示された木の位置に行く…そこで見た景色は絶望だった。
血なのか分からないが赤く染まった水に生首がプカ~っと浮かんでいたのだ。
不思議の国のア○スでもこんなにリアリティーは無いでしょ…
「あ、水にあまり近づき過ぎるな…遅かった」
青年が何か言った瞬間私は水の中に引き込まれた。
自分で入ったのではない…何かによって引きずり込まれたのだ…
「あばばば…なにが!…起きた…の!」
私は、そのまま意識を失った…
次目を開けると…そこには、心配そうにこっちを見る魚が居た。
魚?なのか分からないが…
もしかしたら、ア○エルのような人魚なのかもしれない…
人魚の様には見えないが…何の生物なら近いのか…
そう考えていると…
「大丈夫か?」
突然、青年の声がした。
「わたしは?なんでここに…てか、ここ何処?」
「記憶に異常ありと…一先ず、閻魔様の所に行くか…」
刑は一先ず、お預けになりそうだ…
娘がさっき死んだ…これで…これで食費は数日持つ…
「そうだ、死体片付けないと…」
そう思い、私は死体を運ぶ…
「案外軽いわねwまぁ、学校には自殺したって言っておけばいいでしょう」
そして、私は裏庭に少し穴を掘りそこに死体を埋めた。
「ふふ…これで、あの人も…私だけを見てくれるわ…」
私は、そう呟き家の中の掃除を開始した。
次の投稿は…何時にしよう…
まぁ、投稿はしたい時にします。
次は、どっちを投稿するか…それでは!
第5話:刑罰再執行
無し!
あの後、紅ちゃんの所に行き何にも無い事を確認して処罰の執行を再び受ける事になった。
ちなみに、最初からである。
「良かったな…これが、初めの処罰で…」
青年は優しく言って来るが…
もっと早く教えてくれればよかったのに…
そう拗ねていたが…まぁ、拗ねても仕方がないので一息ついて心をリフレッシュしておく事にした。
「まぁ、もう一回刑に付いて説明するか?」
「嫌、大丈夫!今度は…しっぱ…あばばばばばばば」
フラグ回収の神様なのだろうか?
言った瞬間にまた溺れた。
しか~し…今回の私は前回とは少し違う…
「ぷはぁ…泳げるのだよ!」
「!!急に来るなよ」
青年は、めっちゃ驚いていた。
「…なんかごめん」
私は、一先ず謝っておいた。
「まぁ、良いんだけど…」
なら良かった。
「じゃあ、処罰を執行するぞ?」
「りょーかい!いつでも来て!」
そう言った瞬間、今までなにも無かった水が勢い良く揺れ始めた。
それは、アナ○の両親を巻き込んだ海の様に…
そして…ポチャンと音が鳴った瞬間…景色が急に低くなった。
景色が低くなるのと同時に赤色の雨が降った。
苦痛も何も無く意識を失う…
数分後…
煙を上げながら私は、復活した。
「以外に…気持い?」
「それは無い」
私が、ぼそっと呟いた一言は速攻で否定された。
「まぁ、これが後9回…最高…」
「ヤバい方に目覚めたのかもしれない…」
その後、9回同じ事を繰り返し…
第一関門は終わった…感想は…「最高に気持ち良かった」だ…
変態?何言ってんの?
「これは、最後にもう一回やってもいいかも…まぁ、一先ず他の所にも行かないと」
私は、自分の目的を思い出し他の所に行く事にした。
ちなみに、最後にミスって溺れたというのは…まぁ、裏話だ。
次の所に移動する際…何か嫌な雰囲気を漂わせる女性に出会った。
それは、母親に似ている様な感じ…しかし、私が知っている母親では無いので多分別人なのだろうが…
そう考えていると…
2つ目の刑罰の場所に着いた。
「ここの刑罰内容は?」
「切られて食われる…それだけ」
まて、それって不老不死があったとしても…復活するの腹の中じゃない?
「復活する場所は…腹の中になると思うがまぁ、頑張れ!」
青年は、止む追えないと言った感じで諦めのポーズをしながらそう言って来た。
「ちょっと…それってどうやって出るの?」
「う~ん…気合と根性?」
「そこ!疑問形にしたらダメでしょ!」
「まあ…ガンバ!執行!」
青年は、本気で諦めたようで速攻で刑罰を執行させた。
ヤバい…どうしよう…このままじゃ…
『よし!1回目終わり…後9回食われるだけか…あれ?なんで外に出れないの?…もしかして…排出物までが刑罰?』
とか言う状態になっちゃう…
嫌だぁぁぁぁ絶対に…嫌だ!
《スキル:爆*を**し**た》
ん?なんか聞こえた…スキル?
なにそれ…私がそう考え始めた瞬間…脚に激痛が走った。
「ぐぁ…いだぁい…」
私は、そう呟いた。
しかし、聞こえていないのかどんどん痛みが強く近づいてくる感じがした。
痛みに耐えながら意識を保っていると…
遂に顔部分まで刃が来た。
そして、気が付くと周りにドロッとした黄色い液体があった。
食事中では絶対に見せられない光景だ。
私だったら、絶対にこの状況で食事はしない…
「どうしよう…多分、胃の中だよね?」
私は、不安になってきた。
やはり…不老不死でも復活場所は胃の中…か…
「そう言えば、【スキル】なんて言葉が出て来たような…【スキル】ってなんだ?」
私が頭の中でスキルについて考えていると…
『【スキル】とは…』
と説明が始まった。
ちょっと分かんないかも…私は諦め半分で聞く事にした。
誰だ!私を変態呼ばわりしたの…私だ!
ん?バカ?ちょっとそこで待ってな…すぐ行くから!
第6話:初めてのすてーたす
私の気持ち悪さがほぼ最高潮に達した瞬間ようやく【スキル】についての説明が終わった。
結論から言おう…分かんなかった。
うん…全然分かんなかった。
嘘じゃないよ?
大事な事だから3回言おう…全然分かんなかった。
説明の途中途中で【ゲーム】というワードが出てきて…
「げーむってなに?」
としか思わなかったもん…
親に嫌われている子に何を求めている!
講義したいよ…ほんとに…
まぁ、使い方は分かったから良いんだけど…
「確か…イメージをして…【スキル…発動】」
その瞬間、ドンと言う音と共に私を食べた鬼が消えさった。
…あれ?
何この威力…
「私、なんかやっちゃいました?」
自覚のある犯罪者の言葉をさらっと吐いて心を落ち着かせる。
「はぁ、まぁ…次行こうか…」
私は、そう呟き青年を探しに行くのだった。
数分歩いたころ…
「そう言えば、スキルの説明にすてーたすってのが出て来たような…」
すてーたすって何?
私が、頭の中でそう思うと…
『ステータスとは…』
と、説明が始まった。
聞いても分かる気がしないんだけど…
まぁ、一先ずは聞いておくか…
数分後…
「う~ん…分からん」
結論は、以上の通りだ。
本当に、何聞いても分からない。
例えるなら…興味も無いしまず学んでもいない分野の専門知識(結構難しめ)を言われている感じ…分かりにくい…
分かりにくいと思った人…私に語彙力を求めるな…
まぁ、使い方は分かったけど…
「【ステータスオープン】」
私が、そう唱えると…
私の名前、年齢、称号にスキル、性別と言った個人情報がめっちゃ出てくる。
う~ん…異世界って怖いね…
本当に、そうとしか思わない。
ちなみに、こんな感じだ…
名前:斬原コノハ 性別:女 年齢:7歳(+20) レベル:1(9999)
攻撃力:F(EX) 防御力:F(SSS) 忍耐力:E(EX)
速度:F(EX) 魔力:D(EX)
スキル:語源理解 爆発 スキル生成 合成 不老不死 物質変換
スキル変換
称号:異世界の人間 死者 不死者 不老者
《数字表記》
攻撃力:0(―――) 防御力:10(―――) 忍耐力:100(―――)
速度:100(―――) 魔力:600(―――)
…こんなの見せられても分からないよ!
でも…年齢の所に見えてはいけない物があるような…
まぁ、気のせいでしょ…
それからしばらく歩き…ようやく青年を見つけた。
「…お前…何故…ここに…」
意外な驚き方をしている…
ここは…乗ってあげよう…
「ふっふっふ…私の真の力を解放すればこんなもんさ」
…これ黒歴史だ…
あああああああああ言葉のミスをここで…
「い…今の忘れて!」
「無理だ…どんまい」
青年は真顔でそう言って来る…
こうなったら…物理で記憶を無くすか…
「【生成:風】【合成:爆発+風】」
私は、さっきみたすてーたすの内容物を全力で使い…
「吹き飛べ!【スキル:風爆】」
と、新しいスキルを生み出し青年を吹き飛ばした。
…黒歴史…消さないと…
青年が吹き飛んだ後私はそう思うのだった。
~♪~♪
『無能!無能!無能!~~♪』
やけに心に響く音楽…
第7話:刑罰収録全部の階層
黒歴史消去をした後、何事も無かったかのように青年に近づき洗脳をしておいた。
これで、黒歴史は消えた…
そう確信し、刑罰を執行しにまた歩くのだった。
次は、ギロチン?かな…
「これは、ギロチンだ…この刑はただ首を吹き飛ばされるだけ…」
予想通りギロチンだった…
て言うか、今思ったら説明めっちゃ雑だ…
今まで良く分かった…いや、これは語彙力の差?
まぁ、良いやさっさと刑を執行しよう…
「お願いします!」
「刑罰受ける時にそんな元気なのお前だけだよ…」
私は、渾身の挨拶に青年が突っ込みを入れるが無視して刑罰が始まった…
ちなみに、さっきまで受けていた食われる刑は鬼が不可解な死を遂げたため一先ず一回で終わりらしい…
それから、色々な刑がそれぞれ10回ずつ執行されていった。
ちなみに、内容はこんな感じだ。
・ギロチン・ファオスの雄牛・アイアンメーデ・射殺・鞭打ち・磔・火あぶり
・斬首・電気椅子・首つり・石打ち・薬漬け・鋸引・ハニートラップ・凍結
・生き埋め・血抜き・鬼遊戯・デスマッチ(紅ちゃんと)・トラックに轢かれる
・千切り・さいの目切り・魔術死・首絞め・病殺・滝壺・爆殺・血のワシ
・蛇漬め・切腹・釜茹で・穴吊るし
分かりにくい物で言えば…
滝壺…かな…この刑に関しての説明は至ってシンプル…高さ何百メートルとありそうな滝(水は全部人の血だった)の場所から落とされるだけ…
確か、飛び降り自殺をした人への刑罰だったような…
ちなみに、ほぼ全部実際にあった処刑方法である…
違うもので言えば、病殺、ハニートラップ、トラックに轢かれる、鬼遊戯、さいの目切り、千切り、鞭打ち、デスマッチかな?
多分、ここら辺は無かったはず…
その刑罰を全部終わらせてようやく終わりが見えて来た。
残りの刑は一つ…
一番酷くそして、最難関のもの…
そう…今までの人生の再現を克服する事…
私は、なんだかんだで人に恐怖心があるようでこのままだと転生をするのに一生変わる事が出来ないらしい…
「じゃあ、がんばってね!あ、難易度はMaxだから気をつけて!」
紅ちゃんにそう言われて私は、最後の刑罰を開始した。
いやぁ、読みにくいのあったら教えて下さい…
私、たいてい読めますので…(書いた本人なので)
ちなみに、皆様はどの処刑を受けたいですか?
私は、デスマッチか魔術死です。
デスマッチの方は、紅ちゃんと遊びたいから…で魔術死の方は一瞬でも魔術を使えるのであれば最高かと…え?魔術死って撃たれる方なの!?ちょ…ま!!
と言う訳で、一番快楽なのは…斬水の刑です!
さて、案内は私がしますので!一回限りの快楽を味わいましょう♡
第8話 最後の刑罰Ⅰ
はい、投稿の日になりましたので投稿します。
ヤバい、溜め置きがもうすぐ無くなりそう…
目が覚めると、そこは自室だった。
母は、まだ寝ているらしく珍しくこっちに来ていない。
私は、サッと身支度を済ませると急いで台所に向かった。
母は、元はだらしなく無かったらしく何でもやってくれる最高の人だと父は言っていた。
しかし、今では私に料理を作るのを強制させ不味かったらアツアツのフライパンを腕に当ててくる。
父に相談したが今は耐えてくれとだけしか言われなかった。
そんな生活を小学校に入る前…確か、幼稚園の年小の時からやっていたため起きたら台所に行き料理を作るのが日常になっていた。
まぁ、今では料理に関しては親よりも上手い自信がある。
台所に行くと…意外な人が居た。
そう、私の父だ。
父は元々仕事とか運動、勉強は出来るのに料理は出来なかったらしい…
でも、流石に私にまかせっきりは嫌だったらしく頑張って料理を勉強中らしい…
今日料理をするとは聞いていなかったのだが…
「あ、コノハ…まだ寝ててもいいのに…」
「いいや…大丈夫」
父に私はどのように映っていたのか分からないけどすっごく心配そうな顔をしていた。
朝は、4時に起き父の弁当と家族全員の朝ご飯を作る、昼は学校で夕方帰ったら直ぐに料理を作り洗濯物を畳んだり、お風呂の掃除をしたりと家事全般私がやっている。
まぁ、これが普通と思っているので何にも苦では無いけど…
「手伝うよ?」
「いいや…コノハに手伝って貰う訳にはいかない…まだ寝てきなさい!」
父の言葉には、一つ一つ心配と言う感情が入っていた。
「わかった…じゃあ…もうちょっとだけ寝てくる…」
そう言って、私はまたベッドに向かうのだった。
しかし、二度寝とは何とも難しい…
廊下で母親とばったり会ってしまったのだ。
「あ」
「コノハ?何処に行くつもり?」
「えーっと…お父様に寝なさいと言われたので自室に行こうかと…」
「二度寝をしようと言うのね?」
母は、一つ一つに圧を乗せて脅してくる。
正直、めっちゃ怖い…
しかし、勇気を振り絞って…
「はい、二度寝をしようと思います」
と言った。
しかし、選択をミスったらしく穂を叩かれた。
しかも、お腹を殴られる…
「貴方の仕事は何かしら?」
その声には、優しさが無く選択をミスしたらもう一度殴られそうだ…
「料…理を…つく、る…こと、です…」
私は、痛いお腹を押さえながら答えを言う。
「そうよね?じゃあ、今すぐ台所に行きなさい!」
私は、母に逆らえず台所に向かうのだった。
台所に向かうと、心配そうにこっちを見てくる。
「私なら大丈夫だから…料理に集中して?」
私がそう言うと、父は苦虫を噛んだような苦しそうな表情を見せ料理に戻った。
私は、そんな父を背中に別の料理を作り始める。
確か今日の朝のメニューは…【豚肉の生姜焼き】【白米】【大根の味噌汁】
【キャベツのサラダ】
…豚肉は、解凍して白米はサッと水で洗い炊飯器へ…大根は皮を切ってイチョウ切りに…キャベツは、千切りにしてお皿に乗せてその上に昨日仕込んだ鶏肉を厚さ1cm位の大きさに切って乗せる。健康面を考えてビタミンの採れるトマトも乗せて…解凍した豚肉を少し解し薄力粉をまぶしたらフライパンにごー!
しばらくして豚肉の赤い所が少なくなったら醤油、料理酒、砂糖、生姜で作ったソースを入れて…完成!
丁度白米も炊き終わったし…完成かな?
「お父さん、こっちは終わったけど…って何作ろうとしたらそうなるの?」
私が後ろを向くと…そこには黒焦げの卵(?)があった。
「いやーオムレツでも作ろうかなと思ったんだが…」
多分、火力の出し過ぎと火にかけた時混ぜすぎの様で…オムレツと言うよりも…焦げたスクランブルエッグになっていた。
これは、父が一人で料理を作れるようになるまでは…時間がかかりそうだ…
これは、後で一気に言います!
お読みいただき有難うございました!次の話もお楽しみに!
第9話:最後の刑罰Ⅱ
かくことな~い
料理を机に並べると、母が下りて来た。
さっき私の穂を叩いた癖に何事も無いかのように笑顔で…
多分、父が気づいていないと思っているのだろう…
残念だったな…気づいているぞ…と言いたかったが心の中にしまっておいた。
「今日も良い匂いね…もしかしてよしくんが作ったの?」
よしくんとは、母が父を呼ぶ時の愛称である。
ちなみに、本名は斬原 一輝(キリハラ カズキ)である…
どこに“よしくん”と言うワードがあるのか…それは分からない…父に聞いても「さーな」としか言わなかった。
「いいや、今日“も”コノハが作ってくれた」
母に私が作ったという時に何故か「も」だけ強調して言っていたが…まぁ、気のせいだろう。
気のせいじゃ無くてもまぁ、深い意味は無いと思う…
「そう…なんだか残念…」
…そんな事言うなら食うな!と思ったが仏の顔も47万9876回…と言う事で我慢した。
何時間と感じた朝食が終わり小学校に向かった。
…はぁ、行きたくない…まぁ、父を不安にさせたくないから仕方ないんだけど…
「おい、“サダコ”が来たぞ!全員…武器を持て!」
誰かがそう言ったのが聞こえた…
いや、これ聞いた事が…気のせいか?
そう思った瞬間、BB弾に消しゴム、ゴミ等が飛んできた。
とっさに、顔の前に腕をおき顔を守った。
服が、ゴミによってどんどん汚れて行く…
絶対に怒られる…お母さんに…怒られる…
あれ?なんかおかしい…私はなんでここに来た?
記憶が無い…
「痛く…ない?」
もしかして…【夢】?
いや、そんな訳無い…
思い出せ…ここに来た理由を…ここは何処だ?日本じゃない…この先の展開を知っている…確か先生が来て…
そう思い顔を上げると…
脚が私のお腹に向かって振りかざされていた。
しかし、今まで見た事の無い程遅く感じる…
「あ…そうだ…ここに来た理由は―――」
その瞬間、振り下ろされていた脚だけ残して目の前の全てが消えた。
ボトっと音をたて脚が床に落ちる。
教室の方から叫び声、悲鳴、鳴き声…そう言った声が聞こえる。
「あれ?みんなどうしたの?」
私が教室の方を見ると…
そこには、中華服が似合う少女が立っていた。
私は、その少女を知っていた。
何年も、何十年も、何百年も一緒に居たような感覚…
「――に近くなっちゃてるじゃん…コノハ」
その言葉を聞いた瞬間…全てを思い出した。
「紅…ちゃん?なんでここに?」
「なんでって…目的を達成したから…かな?」
目標って何だっけ?
「あれ?覚えてない?」
私が覚えてない事を察したのか驚いたようにこっちを見てくる。
あれ?本当に思い出せないんだけど…
「よし…目的はこの世界を壊す事!でいい?」
なんか、紅ちゃんがおかしなこと言い始めた…
「ダメでは無いけど…」
「なら…いいか!」
何故か分からないけど、世界を壊す事になりました…
まぁ、ほぼ言って複製だから良いか…
私は、ストレス発散も兼ねて思いっきり壊しまくった。
その後は…まぁ…怒られました…うん…誰に?
初めにあった神様にだよ!
あの人、地獄に居た時もずっと見ていたらしい…変態さんでしょ…もう…
そう言ったら、更に怒られた…何故?
何時か、愚母と天父のお話し書こうかな~
書く気は、しばらくないけど…
第10話:異世界転生
書く事が無い!
へ?何か書かないといけないの?
う~ん、じゃあ…
「世界を壊そうではないか!」
え?ダメ?なんでぇ~?
何も無い空間で土下座+白服の少女二人…何だかシュールだ。
まぁ、原因は私ともう一人の少女…改め閻魔大王の紅ちゃんなんだが…
「さーて、何故ここに呼ばれたか分かる人はいるか?」
いきなり、何も無い空間に声が響いた。
「えーっと、まずそんなに頭皮を見たいのですか?変態さんですか?と言いたいのは私だけでは無いはず…」
私は、その言葉に対して煽りで返した。
「それなー」
紅ちゃんもそれに乗ってくる。
「む…反省していないようだな…しかし、我が変態じゃ無い事を証明するためには…“面を上げよ”」
その言葉でようやく頭を上げる事が出来た。
「で、ここに呼ばれた理由だっけ…もう、地獄での刑罰が終わったから…」
「それもそうだが…」
ありゃ?適当な事言ったつもりだけど正解だったらしい…
「―――さん、そろそろ仕事なので戻して貰っても良いですか?」
紅ちゃんは、多分帰りたいのだろう。
仕事と言う物を使って逃げようとしている。
「お主が全然仕事をしていないのは知っている…だから、数日はここに居ろ」
しかし、さすが神様…紅ちゃんの行動もしっかりと見ている。
「「やっぱ、ストーカーじゃん」」
知らない間に紅ちゃんと言葉がそろってしまった。
「そう言う所だぞ!」
神様は、そうツッコミを入れてくるが…言い訳にしか見えない。
まぁ、心が読まれているだろうからあんまり変な事は考えないでおこう。
「もう、手遅れだろ…」
そう、神様は泣きだしそうに言って来た。
と言うか、普通にあと少しで泣きそうだ…
「まぁ、刑罰は終了したし…私はこの世界に留まる理由を無くした訳で、この後はどうしたらいいのかな?」
私は、今までの事を振り返りそう聞いた。
「まぁ、もう神様レベルに強いし…転生?するのはどう?」
「おい、待て…何故疑問形?」
「分からないから!」
その言葉には、恥など無く堂々としていた。
「そ…そう」
私はそう言うしかなかった。
「じゃあ、転生で良いかな?」
神様はそう聞いて来た。
「うん、それでいいよ…あ、次の人生も女だと有難い…」
私は、最後になるのか分からないけどお願いをしといた。
「うん、了解!じゃあ、またすぐ会える事を願ってるよ!ちなみに、今までゲットした能力は…この説明は後でいいか…じゃあ、生きれるように頑張ってね!」
その言葉を聞いた瞬間…私の目の前に魔法陣が現れ私を飲み込んだ。
次、目を覚ますと…そこは…雷と火が飛び交う地獄だった。
(何故、私はこうも運が無いのだろう…)
そう思いつつ、一先ず現実逃避のためステータスを見る事にした。
う、この神様いじるの楽しすぎる…いっぱい出演させてあげるからね~
そのたびに、いじって泣かせる寸前にするけど…ww
今回も、お読みいただき有難うございます。
質問等がありましたら、応援コメントでも何でも聞いていただければ書きます。
答えれない物は、答えれないといいます。
それでは…また来週!
そろそろ、あの神様の泣き顔も見たくなってきた…えへ…えへへへへへ
ごっほん、それでは!
第11話:スキル
今後のストーリの都合上、今回提示するステータスはあんまり覚えなくて良いです。
実際、私も覚えていませんし…
なんか、色々あるな~程度で見て貰えればいいです!
まずは、普通にステータスを見せよう…
――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前:斬原コノハ 性別:女 年齢:0歳(+2500) レベル:1(―――)
攻撃力:F(EX) 防御力:F(SSS) 忍耐力:E(EX)
速度:F(EX) 魔力:D(EX)
スキル:ボーナス 購入 身体強化LV,1 偽造LV,1 生物学者LV,1
スキル変換
称号:異世界の人間 神鴉に愛されし者 神に信頼されし者
《数字表記》
攻撃力:10(―――) 防御力:10(―――) 忍耐力:20(―――)
速度:10(―――) 魔力:60(―――)スキルポイント:100
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何と、弱くなっているのだ。
しかも、見た事の無いスキルがいっぱいある…というか、全部見た事無い…
はぁ、鑑定とか無いの?
《スキルポイントを100p使用し【鑑定】を購入しますか?》
!!?
いきなり頭に声が響き、私は体を震わせた。
しかし、そう言う使用かなと思った私は【鑑定】を購入する事にした。
《スキル【鑑定】を取得しました。使用しますか?yes or no》
ちょっと待って…英語?を出してこないで!
なんか、年齢の所バグってるけど…これでも知能は小学1年なんだよ!?
まぁ、多分yesの方がはい…でいいのだろう…
私は、そう考え心の中でyesと唱える。
その瞬間、目の前に無数の光が現れ私にその能力の詳細な内容を見せてくる。
ボーナス:一日に一回ランダムな時間にランダムな能力を習得できる。
購入:スキル、称号、材料、武器等の賞品を買う事が出来る。
身体強化:一時的に自分の体を強化する。
偽造:スキル、ステータスを一時的に偽造する事が出来る。
生物学者:生きている物の調合方法を知ることが出来る。
鑑定:あらゆる物を調べる事が出来る。
ふむふむ…理解はできた…ほんとだよ?
一先ず、この状況を打破できる何かは…なさそうだ…そう言えば、一日目だからボーナス貰えるんじゃ…いや、それは無いか…
《ボーナスを付与します…スキル【自由成長】を取得しました》
ありゃ?以外に早く来た…
えーっと…自由成長?なにそれ…
分からない時は…【鑑定】…
自由成長:体、身体の一部を自由に成長する事が出来る。ただし、その人の成長限界以上は行く事が出来ない。
おっと…この状況を打破できそうなスキルだ…
一先ず、動かしやすい身長にしよう…
私は、心の中で【自由成長】を使用する。
身長や体重は前世の時と同じにする。
髪の毛は…それに合わせた長さにしている…長さ的に、セミロングだ…
「あ~あ~、声も出る」
私は、身体に不具合が無いか確認し移動を開始する。
雷の鳴り響く地を歩くのは…本当に怖いが…止まっている方が危険そうなので移動する事にしたのだ。
「一先ず、人間を探そう…」
私は、移動の目的を立て捜索を開始した。
まぁ、こんな地獄には人はいないのだろう…
諦め半分の気持で捜索していると…
「おい!魔法班!さっさと魔法撃てよ!」
「じゃあ、そっちだってもっと耐えろ!」
と、男性の言葉が聞こえた。
声が聞こえた方を見ると…そこには、全身防具の男性が二人ローブを着た人が二人いた。
アレが、人間なのか分からないけど…近づいて話を聞きたいそう思った瞬間…
「ぐぎゃああああ!!!」
と言う、悲鳴染みた声が聞こえ…男性達の居た所が赤く染まった。
「 」
私は、いきなりの出来事過ぎて言葉を失った。
しかし、すぐに危険を感じそこから身を引く事にした。
身を引き初めてすぐに私の真後ろで雷が落ちた…
運があるのか無いのか…はっきりとして欲しい!
私は、心の中でそう叫ぶと【身体強化】を使用し全力でその場から離れた。
数分して、魔力切れのせいか体を強い疲労が襲って来た。
私は、そこが安全かも確認せず体に任せて寝る事にした。
次の日…
《スキル【防御lv,1】【自己防衛lv,1】【毒耐性lv,1】【麻痺耐性lv,1】
【火炎耐性lv,1】【睡眠学習lv,1】を取得しました》
《続いて、【防御】がlv,1→lv, MAX になり【絶対防御LV,1】になりました。》
《同じく、【毒耐性】【麻痺耐性】【火炎耐性】がlv, MAX になり【毒無効LV,1】【麻痺無効LV,1】【火炎無効LV,1】になりました》
起きた瞬間…なんか色々と手に入れているんですけど…
あとがきは、また後で!
第12話:孤児院
スキルを色々とゲットして頭が混乱しているが、スキルの事を後にして起き上がる事にした。
しかし、起き上がりすぐ見える光景は私の脳内をさらに混乱させてきた。
そこに広がった光景は、山積みの化け物の死骸とその化け物が持っていたのであろう武器や財宝がそこら辺に転がっているのだ。
「なにが…起こったんだろう…?」
多分、スキル的に私がやった事なのだろうが…私は、無視する事にした。
化け物の死骸があった場所から数時間歩くと小さな村が見えて来た。
私は、目的地をその村にし歩き出した。
数時間後…
ようやく、村の門の前に着いた。
しかし、そこで私の体力が尽き地面に倒れこんでしまった。
次、目を開けると…そこは、見知らぬ部屋だった。
主に白い壁に決して豪華とは言えない天井…
しかし、何故か懐かしさを覚えるその景色にしたっていると…ギシギシと足音がした。
私は、その音に反応しベッドから飛び起きた。
「ん?起きたか?」
その声は、完全に男とは言いにくい少し高めの声で優しさを感じれた。
私は、多分優しい人だと感じとり、警戒を解く。
「はい…お世話になりました」
私が、そう言って外に出ようとすると…
「待て待て、別れが早い!」
と、慌てた様子で止めに来た。
私は、その瞬間【鑑定】を発動させた。
===================================
名前:キルト・ブリュ―イリャ 年齢:35 性別:男 レベル:45
職業:居酒屋兼孤児院のオーナー 元A級冒険者兼元聖騎士
攻撃力:A 防御力:A 忍耐力:A
速度:A 魔力:A
===================================
私の今の【鑑定】ではここまでしか見る事が出来なかったが…普通に強い…
「お前、ここを出て行くところはあるのか?」
「無いですけど…」
「即答かよ!」
私の、即答に突っ込んでくるキルトさん…何だか、からかうの楽しいな…
「お前、多分7歳かそこらだろ」
流石、孤児院のオーナー…パッと見で人間の年齢をあてるなんて…
まぁ、今の私は年齢は0歳なんだけど…
そんな事を言ったら混乱させそうなので、言わなくていいか…
「まぁ、自分でも覚えてませんがそんな感じです」
「何処出身だ?親は?」
おっと…心配性でも付いてるのかな?めっちゃ質問して来る…
「出身は…ここから結構離れた場所です。親は、生き別れの父親が一人と既に亡くなった母が一人…」
「すまん」
急に謝ってくるキルトさんに困惑したが、すぐに理解をしそれに対しての返答をする。
「大丈夫ですよ、母は元々嫌いだったので…父と別れたのは少し悲しいですけどだいぶ前の事なので…」
「お前、名前は?」
私は、その質問をすぐには答える事が出来なかった。
なぜなら、嫌いな名前をずっと使いたくなかったからだ。
私は、頭を働かせ…質問を受けて数分後ようやくそれに対しての答えを提示出来た。
「コノハ…ヤタガミ コノハです。どうぞ、コノハと読んで下さい」
「あ、ああ…よろしくな。俺は、キルト・ブリューリャだ。キルトとでも呼んでくれ!」
私は、その後しばらくキルトさんと話し…この世界の成人…つまり、12歳になるまでここに居る事にした。
キルトさんは、いつまでも居ていいと言ってくれたが流石に申し訳ないのでと言い12歳まで居る事になったのだ。
深夜…
「闇はもうじき満ちる…来週…来週を待っていろ!人間共」
そんな、暗い声が闇に響いた。
私の誕生だ!
後で、私の誕生日とか乗せとこう…
第13話:異世界での偽家族
キルトさんの所に住み始めて2日が経った。
キルトさんは、孤児院の経営者と言う事もあり広い家を持っていた。
二階建てで私が一緒に住んでも片手では数えられないほどの空き部屋がある。
しかも、【鑑定】では分からなかった事がある…キルトさんはまさかの既婚者だったのだ…
ちなみに、私をここに連れて来た時にキルトさんの奥さん…改め、ナナカさんは「まさか、浮気でも」と言っていた。
もしかして、やった事のある?
と思ったが、一種のジョークだったようだ。
「コノハちゃん~クロノがまたどっかに行っちゃったから捕まえて来てくれる?」
私が、そう今までの事を整理していると下の階から、ナナカさんの声が聞こえた。
クロノとは、ナナカさんとキルトさんの息子さんだ。
黒髪黒目という、日本人っぽい見た目をしていて年齢は今年で8歳らしい…
「わかりました…すぐ捕まえてきます」
私は、ナナカさんの言葉にそう返して窓から飛び降りた。
【絶対防御】のおかげなのか、この高さから落ちても痛みは全然感じなかった。
「コノハちゃん…大丈夫!?」
「あ、全然大丈夫です」
心配してくるナナカさんにそう言いクロノくんを探す。
「う~ん、いつもの場所かな?」
私は、まずここ2日クロノくんがずっといる場所に行く事にした。
数分して、目的の場所…この村唯一の公園についた。
まぁ、探すか…
村が普通に小さいためこの公園も結構小さい…
その為、探す側ときたらめっちゃ楽に探す事が出来るのだ。
探す事数十秒…4人の少年に囲まれるクロノくんを発見した。
4人の少年たちはそれぞれスコップや本等をそれぞれ持っていた。
もしかして…あれは、虐めってやつ?私的には、あれは喧嘩なんだけど…
少し、近くで聞いてみるか…
私は、音をたてないように近づき声を聞いた。
「クロノ…お前の様な黒髪の少年は悪魔の子だってママが言っていたんだ!」
少年の一人…小太りしている金髪の少年がそう言った。
て言うか、この世界に悪魔なんているんだ…
「そうだぞ!」
それに続いてやせ気味の金髪の少年がそう言う…
コイツ、絶対ただの僕だろ…言うならば、昔見たアニメのドラ〇もんのス○オと同じ存在だろ…
自分には、なんにも武力が無いくせに…強い奴の後ろにいて…おっと危ない危ない…心が乱れちゃうところだった。
「お前なんかな…俺の最強のスキルの【雷撃】で一殺なんだよ!」
そう、銀髪で筋肉質の少年が言った。
おっと、殺す気!?
「へ、兄貴…やっちゃって下さいよ」
「「おねがいしやす!!」」
殺人を進める、子分達…
「しょうがないな…」
そう言って、詠唱を始める兄貴と呼ばれた少年…
流石に、ダメでしょと思い私は少年達の後ろに立った。
しかし、詠唱に夢中なのか気づいていない。
「『我が願いは、かの者を撃ち滅ぼす力!…響け!【雷撃】』」
そう言った瞬間、クロノくんに向かって雷が走った。
「バカたれ!」
私はそう言いながら、少年の頭を【身体強化】を付けた状態で殴る。
ゴン!っと痛そうな音が響き雷が消えた。
「お、お前は!なんでここに居る!」
頭を押さえながら、そう言う兄貴とやら…
「いや、クロノを迎えにきたんだけど…君達に用ないから…」
私は、そう言うとクロノの手を引き家に向かう。
第14話:家族会議と…
クロノの手を引き家に戻ると、ナナカさんが家の扉の前で立っていた。
「クロノ!こんな遅くまで外に居て…何してたの!」
少し、怒っているようだ。
ちなみに、時間的にはまだ5時だ。
「あ、その…外で遊んでました。」
さらっと嘘をつくクロノくん…
多分、親に心配を掛けたくないのだろう…
「本当に?」
しかし、ナナカさんにはお見通しの様だ。
「まぁ、立って話していても足が疲れるだろ?中で話そう」
そう、キルトさんが言うと「そうね」と短くナナカさんは言い全員リビングに向かった。
リビングには、もう料理が並べられていた。
多分、食事をしながら話を聞くのだろう…
私は、自分の席に着くと小声で「いただきます」と言い食事をする。
その間に、キルトさん達は家族会議をしていた。
そう言えば、私が静かに食事をしている時にお父さんとお母さんが言い争ってたな…そう、昔の出来事に浸っていたら…
「コノハちゃん…今日起きた事を教えてくれる?」
ナナカさんに話すように言われてしまった。
「…」
私は、クロノくんの方に視線を向け、話を始めた。
「じつは…」
数分後…
「なんで言わなかったの?」
少し、心配そうにそう言うナナカさんに私は個人的な予想を伝える。
「多分、ナナカさんとキルトさんに心配を掛けたく無かったんじゃないんですか?」
「なんでまた…」
泣きそうな声で、ナナカさんはそう言った。
その後、誰も話さなくなり一先ず今日の家族会議は終了した。
私は、今はベッド、机と椅子しか無い悲しい部屋で考え事をしていた。
内容としては、今日の夕方起きた事についてだった。
個人的には、あんまり気にして無かったのだが…
何故、クロノくんは言い返さなかったのだろう?
雷も受けるつもりだったようだし…
もしかして…
まぁ、考え過ぎか…そう思い私は寝る事にした。
光りも刺さない部屋に髪の色も分からない少年は体育座りの状態で顔を脚に埋めブツブツとなにかを呟いていた。
「あの生意気なガキ…コノハとか言ったか?俺の邪魔をしやがって…あいつは俺が最強になったら最初に殺してやる!」
「…そう言えば、魔物の方は順調だろうか?」
少年は、本来光がさす窓がある方向を見つめてそう呟いた。
「もう少しで…復讐が出来る…後2日…後2日だ…」
村の外の森林にそんな声が響いた。
今回もお読みいただき有難うございます!
私の設定と言っても、書く事は無いので…誕生日だけ記載しておきます!
誕生日:6月22日
こんなの追加してほしい、と言うものがありましたら…
応援等で貰えると有難いです。
それでは!
第15話:ちょっと世界設定説明
この世界の基礎的な事…
通貨については、純胴、胴、純銀、銀、純金、金、プラチナ、オリハルコンの8つあり、純胴から、1円、10円、100円、1000円、1万円、10万円、100万円、1000万円となっている。
オリハルコンを所持しているのは、世界に8人しか居ないらしい…
次に、この世界の敵…魔物についてだ。
魔物、それはつまり人間の宿敵であり、この世界の闇と呼ばれる物…代表的な物で言えば、オークやゴブリン等の人型の魔物やスライム等の液状の魔物だろう。
そして、魔物にも人間が付けたランク(脅威度)がある。
下から、G,F,E,D,C,B,A,AA,AAA,S,SS,EX
の順になっている。
ランクの内容的には…
G:そこら辺の農民でも倒せるレベル
F:少し装備を整えた農民でも倒せるレベル
E:少し装備を整えた冒険者1人で倒せるレベル
D:少し装備を整えた冒険者3人で倒せるレベル
C:装備をしっかりと整えた冒険者3人で倒せるレベル
B:装備をしっかりと整えた冒険者10人で倒せるレベル
A:装備をしっかりと整えた冒険者20人で倒せるレベル
AA:装備をしっかりと整えた冒険者30人で倒せるレベル
AAA:装備をしっかり整えた冒険者40人で倒せるレベル
S:国宝騎士又はSランク冒険者1人で倒せるレベル
SS:神級騎士や勇者パーティ、Sランク冒険者4人以上が倒せるレベル
EX:殺傷不可
となっている。
国宝騎士や神級騎士は、国宝の方は国が認めた最強の騎士で、神級の方が神に認められた最強の騎士らしい…ちなみに、神級の方が上である。
続いて、冒険者のランクと騎士ランクだ。
騎士ランクの方から言うが…これについては、詳しい情報が得られなかった。
訓練兵:騎士団に入団すぐの一般人の事。
一般兵:騎士団入団後魔物を1匹でも倒したらなれる。
隊長:小隊、中隊、大隊のトップになればなれる。
小隊:2人以上4人以下のチーム
中隊:5人以上8人以下のチーム
大隊:9人以上15人以下のチーム
司令官:大隊の隊長経験があり実績が多い人物がなれる又は、指示を出すのに長けた物がなる事が出来る。
総司令官:司令官をまとめる者、司令官としての実績が高い者がなる事が出来る。
国宝騎士:国に実力を認められたものがなる事が出来る。世界に5人しかいない。
神級騎士:神にその称号を与えられた物がなる事ができる。世界に2人しか居ない。
特級騎士《特別実験級騎士》:『不死』などのスキルをもつ騎士が強制でなる。
《冒険者》
F:冒険者登録をした際になる事が出来る。
E:Fランクの任務を10個クリアするとなる事が出来る
C:Eランクの任務を20個クリアするとなる事が出来る
B:Cランクの任務を30個クリアする事と、
昇格試験《脅威度Bの魔物を1~5体倒す》となる事が出来る。
A:Bランクの任務を50個クリアする事と、
昇格試験《A級素材を10個又は脅威度A級の魔物を20体倒す》
となる事が出来る。
AA:Aランクの任務を100個クリアする事と、
昇格試験《脅威度AAA級の魔物を3体倒す》
S:AAランクの昇格試験をクリアする事。
こんな感じだ。
ちなみに、Sランク冒険者であろうが…脅威度SS級以上の討伐は厳しいらしい…
さっき出て来た、素材のランクを説明し忘れていた。
《素材のランク》
F:そこら辺の雑草と同じくらいたくさん生えている。
E:森の少し奥に行けばあるレベル。
C:少し探すのが難しいが数はあるレベル。
B:気候が合わないととれないレベル
A:脅威度の高い魔物が多い危険地帯に生えているレベル
AA:準絶滅危惧種と同じくらい発生が難しいレベル
S:絶滅危惧種と言っていい程数が少ないレベル
EX:神話級の物で世界にあるかどうかも分からないレベル
まぁ、説明としてはこれだけ…だな…
っと、スキルについて説明し忘れていた…けどほとんど説明する事が無いから…私自身も全然知らないし…
と言う訳だから、スキルの説明はまたいつかと言う事で…
お読み(?)頂き有難うございます。
流石に、進まないと私も物足りないので…後でもう一つ投稿します!
第16話:戦争の合図
どうぞ!
「おはようございます」
私は、いつもと変わらないキルトさん達にする…
しかし、返事が返ってこない…
おかしい、いつもなら「あぁ、おはよう」や「もうちょっとだけ寝てきて良い?」等の言葉が来るはずなのだ…しかし、今日は帰ってこなかった。
と言うよりも、いつも活気のある外も世界が終わったように静かだ…
「何が起きたんだろう?」
私は、そう思い外に出て様子を見ようとした。
その瞬間、世界が暗くなった。
そして、目の前の家が燃えた。
確か、そこの家にはキルトさんの友達が…しかし、その友人を見る事は無かった。
「もしかして…」
私は、身の危険を考えず燃え盛る家の中には言った。
その瞬間、目の前から全てが消え…目が覚めた。
そこは、いつも通りの活気に満ちた村だった。
私は、さっきの見た事は何だったのだろうと思ったが…悪い夢だったのだろうと思い無視する事にした。
私は、最近長くなってきた髪を糸で結び普段着に着替える。
そして、着替えた後は下の階に降りキルトさんに挨拶をする…
そうすると、さっき見た物と違い私の挨拶に声を返してくれた。
「おはよう」と…しかし、いつもの様な感じではない…
何か、違和感を覚える音程…何かが、何かが違う…
私は、これが何か分からなかった…しかし、気が付いたら外に向かって走っていた。
何に気がついたのか、分からない…しかし、その瞬間…また、目が覚めた。
目が覚める時に、何かの話し声が聞こえた。
何か、焦るような…心配するような、急かすような声が…私の近くに何かいる…
そう気がついた瞬間…
本当に目が覚めた。
私が、起きるとそこには黒い蝙蝠の様な翼を持った男と…クロノくんが立っていた。
私は、起きてすぐに見るその男に何を思ったのか全力で殴っていた。
「ぐべぇええ!!」
そう言って、蝙蝠の翼を持つ男は吹っ飛んで行く…勿論、上に…
「キタリさん!」
クロノくんが、その男…改めキタリと言う人が吹き飛んだ方に向かって叫ぶ…
あれは、何だ?…悪魔…と言うものだろうか?いや、私の得た情報に悪魔種は無かったはずだ…じゃあ、何だ?…そもそも、クロノとは…誰だ?
私の頭の中は、混乱状態だった。
しかし、一瞬で結論を出し…
「クロノくん、君は何者なの?」
と、ベッドで寝ころんだ状態で質問した。
キルトさんとナナカさんの息子…違う…こいつは…
「俺か?俺は…この世で最強の生物だ!」
その瞬間、私の目の前に拳が降ってくる。
私は、転がるようにその拳を避け臨時戦闘態勢に入る…
私が使える攻撃系統のスキルでは勝てないだろう…
ちなみに、今持っているスキルは【絶対防御 LV,5】【身体強化 LV,7】【購入】
【ボーナス】【鉱物生成LV,6】【生物学者LV,9】【完全偽造】【改造LV,5】【鑑定】
【解剖LV,4】【工作LV,8】【窃盗LV,9】【調合LV,8】【空間収納LV,9】だ…言い間違えたかもしれない…攻撃系統のスキルを持っていない…ちなみに、色々と初めの方から増えた。
時々、同じ物が来てスキルレベルが上がっている…
「お前は…ここで殺す!!」
そう、クロノくんが言った瞬間私の部屋が壊れた。
「あ!私の住む場所壊さないでよ!」
私が、そう言うが…無視の様だ。
「じゃあ、正々堂々とぶ飛ばしますか!」
私は、そう自分に気合を入れて戦闘を開始した。
私が、クロノくんと戦い始めたころ…別の所でも戦いが始まっていた。
「まさか、本物の聖騎士がくるとは…私も運が悪い…」
黒い翼を持つ男…キタリである。
「嫌、それは俺に言わせてくれ…まさか、息子がデーモンを呼びだすなんてな」
「息子…それは、我が主人の事を言っておられるのですか?」
お互いに、向かい合い生死を掛ける死闘が2か所で始まった。
はい、いま読み返しまして…飛びすぎじゃ…と思ってしまった、八咫神コノハです…。
まぁ、頑張ってついてきて下さい…
私も、頑張って繋がる様に書きます!
発表については…
月曜日に投稿した、『星の始まりを眺める君と…』の第2話(最終話)の点線部分の正解者が出た事です!
え~っと、まだ呼んでいない人は、これ以上スクロールしないで考えて見て下さい!
こんだけ、開ければ大丈夫かな?
え~っと、正解者は、虚無猫様…カービィの二次創作を主に書いている人です。
あれ?あってたっけ?まぁ、いいや…
で、答えは『恋人』です。
ちなみに、書く時は…『こいびと』と平仮名で書きます。
で、別の回答で良いな!と思ったのは…四季咲紫宝様。
解答は、『友達』…確かに、主従関係の人達が二人っきりの時は、友達関係…
最高ですね…これで、お互いに♀…言い方間違えました。
女子だったら、あの時の年齢…つまり、鳴が初めて来た時の年齢設定が…
確か、小1なので、ゴスロリ百合カップリング(二次創作)ができますね!
え?だめだって?なんで?
―ピ―ンポーン
え!?っちょ、どちら様?
「私、○×警察署の、井藤と言うものですが…ちょっと、いかがわしい物を所持している疑いで逮捕令が出てるんです」
「へ~、世の中も物騒ですね」
「貴方にですよ?」
「??」
「だから、貴方にですって」
「…逃げればよろしくてよ!」
「挨拶は、させてあげるから…言い残したい事は?」
「それ、死刑執行の時に言うやつ!」
「ないの?」
「いいえ!あります!…私は、無実…そして、ゴスロリの少女の百合や中学生の恥ずかしがりながらの百合は…最高!」
「はい、え~っと…5月4日、午後8時…逮捕!即、死刑と言う事で…」
「え!?」
ーパーン
「た…まには、こんな…おわりかた…も、いい…よね?」
第17話:懐かしい人達の話し
ふ~ようやく、一つ約束を果たせたような気がする…
その日、コノハは帰ってこなかった。
コノハの誕生日なので、いつもより早く帰宅したが…全然帰ってこなかった。
警察に連絡し、捜索願を出したが…未だに見つかっていない。
俺は、心配でしばらく会社に行けなかったが、メールで『捜索に専念して下さい!』という言葉や、『社長は働き過ぎなので、もう少し休んでいいですよ?』
と言った温かい言葉が送られて来た。
捜索願は、更に大きくなってニュースにまで乗せられた。
「本当に…何処に行ったんだ…」
俺は、自室でそう呟いた。
コノハが消えてから既に、1週間が経過していた。
俺の頭の中には、最悪のケースが思い浮かぶ…
「あなた…少し休んだら?」
妻の海月(ミズキ)がそう言って毛布をかけてくれる。
「あぁ、そうだな…今日は休もう…」
俺は、そう言ってベッドで目を閉じた。
夫の空華(クウカ)が眠ったのを確認し私は外に出ていく準備をした。
『何処に行くの?人殺しさん』
時より、何も居ないはずなのにそんな声が聞こえる。
しかも、最近では幻覚まで見えるようになってきた。
これもそれも、全部あのメスガキのせいだ…
私は、心に怒りを持ちながら外に出た。
車に乗り込み、男遊びとこの幻覚を納める薬を買いに東京のある場所に向かう。
車の中で、爆音で音楽を流し変な声が聞こえ無い様にする。
「私の物に手を出した、あのガキが悪いのよ…私は間違っていないわ…」
そう呟くと、ハンドルを握る手が強くなった。
そして、速度も更に早くなったような気がする。
まぁ、気のせいだと思うが…
そう考えた、次の瞬間何かがドンっと音を鳴らしぶつかった。
「はぁ!?何よ!」
私は、そう言いながらも車から降りずそのまま、車を発進させた。
ゴリゴリと車の下から音が聞こえる。
そして、しばらくしてようやく普通の速度に戻った。
『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!呪って…呪い殺してやる!』
今度は、また別の声が聞こえた。
憎悪に満ちた高い声…声の質的に女なのだろう…
「五月蠅いな!黙れよ!」
私は、誰も居ない場所にそう大きな声で言い、更にスピードを上げた。
しばらくすると、遊びの町についた。
なれた足取りで、闇市に行き、禁止薬物を購入しすぐ近くで薬物を吸った。
「はぁ~…これがなきゃ生きていけないわ」
そう言って、更に吸う。
その後、深夜3時まで男遊びを行った後数パック薬物を購入し自宅に帰った。
私は、何事も無かったかのように夫の横で眠った。
次の日…警察が家に来た。
「どうしました?」
俺は、死んだ様な声で返事をすると、少し心配された後…少し心配された。
流石に、立たせるのも悪いので家の中に入って貰ってリビングで椅子に座って話し始めた。
「先に、そんなに声が死んでいる理由を窺っても?」
「あぁ~、上司さんから聞いていませんか?あの、娘の捜索願を出してしばらくして―と言う感じです。」
俺が、説明すると警察の栗本さんは苦虫でも噛みつぶしたような渋い顔をして…
「それは、申しわけない事を聞きました。娘さん見つかると良いですね」
そう言って来た。
「で、栗本さんがここに来た理由は?」
俺が、丁寧に聞くと…
「あ、忘れるとこでした。昨日の夜の事件なのですが、とある女性が引き殺されていまして…その、引き殺した人間を追っているのです。」
栗本さんも丁寧に返答してくれた。
「何故、俺の家から?」
「それは、血のついた車があったからです。」
血のついた車?
何の事だろう…
「その様子だと、本当に知らないのですね…」
栗本さんは、苦笑いしながらそう呟いた。
これは、長くなりそう…俺は、そんな事を考えながら栗本さんの話を聞いていた。
あれ?私、誕生日に死んだの!?
まじか…少し、悲しい…
てか、あの愚母まだやってんの?
そろそろ、死ぬだろ…
もしかして、今言うべき言葉!?
「おいおい、あいつ死んだわ」
あ、これ死なない奴になっちゃう…
じゃあ、こっちか…
「恐ろしく、遅い殺人…全てばればれだぜ」
あ、こっちは私が死ぬやつ…
まぁ、いいや…
では、また次回!
いやぁ、あれですね…GW…普通よりも少ない数の投稿でしたね…申しわけございません…
出来るだけ、投稿します。
第18話:町の崩壊
ドゴ―ンと言う音が村に響いた。
その音の正体は、コノハの作った大砲による攻撃だった。
「さ~あ!私を殺せるかな?」
一秒毎に10発もの弾が一斉に発射し敵を撃ち滅ぼす…
しかも、本体は異空間の中なので破壊も不可能…
「っく…ウザいな!」
そう言って、クロノは右手に力を込め破壊光線の様な黒いビームを町全体に撃った。
何だろう?この光景何処かで…
私が、気がついた時には既に遅かった…
町全体に火が回っていたのだ…
「かっかっか!愉快愉快!どうだ?お前の育った村が…壊される気分は…」
存分に、煽ってくるクロノにムカつきながら少しでも生存者を生かそうと思い急遽戦闘をサブにし救助をする事にした。
「な、なんだあの化け物!」
救助を始めようとした瞬間、男の子の声が下から聞こえた。
その声には、聞き覚えがあった。
確か、クロノ(前の時)に【雷撃】を喰らわせようとしていた少年だったような…
いや、その隣にいたスネ○か…
「…そうだ!」
私は、ある事を思いつきス○夫に近づく
「じゃあ、来世に期待あれ!」
私は、そう言うと…スキルの【窃盗】を発動する…
窃盗の能力内容は、自身又は、他人の生命力を使用し敵のスキルを奪うというものだ。
案の定、クロノから黒いビームのスキルを奪う事が出来た。
「スネ○、君は必要な犠牲だった…じゃあな!」
私は、一ミリも謝る気の無い言葉を掛けクロノに黒いビームのスキルをぶち当てる。
「ぐ、ガァァァ!!!」
苦しそうに、空中でビームの当たった所を抑え叫ぶクロノ…
その声は、通常の人間が聞いたら鼓膜が破れそうなくらい大きい。
「うる…さい!!」
私は、叫ぶクロノにもっと強いビームを放つ。
口元に丁度当たったのか、今度は叫び声が聞こえ無かった。
その代わり、空に浮いていたクロノが地面に落ちその衝撃の音が町に響いた。
私は、落ちたクロノに近づき問いかける。
「クロノ?誰が貴方を“化け物”にしたの?」
私の問いに答えられないのか、クロノは私がいる位置から目を左に逸らした。
私は、クロノの上空に黒いビームの根源を浮かせ脅す。
「答えて?」
「っ…」
苦しそうな顔をするクロノ、やっば…可愛い。
私は、異空間から砲台の先をクロノを囲う様に配置する。
「早く言わないと…死んじゃうよ?」
私は、笑顔でクロノにそう問い詰める。
「お…俺は!」
最後の気力を振り絞ったのかやたらデタラメな拳が私の目の前に飛んできた。
「そう…言わないんだ」
ドーンという重い音が町に響き血の雨が降った。
「じゃあね、クロノ」
私は、そう言うと全てのスキルを消し自分の居るべき家に向かった。
手にクロノの生首を持ちながら…
クロノの顔は、嬉しそうな、憎んでいる様な意味が分からない顔だった。
私は、それを目の前にかざすと…勝利の印代わりに全力のビームを宇宙(ソラ)に向かって放った。
その光は、数分いや数十分光り続けやがて砂の様に消えて行った。
今回…スネ〇死す!
第19話:元聖騎士VSデーモン
ペーストが難しい…
息子が何か召喚したと聞いていたが…まさか、デーモンを呼びだすとはな…
「久々の相手だが、不足が無いと良いな」
「それは…こちらのセリフですよ?」
お互いに、攻撃せずタイミングを計る。
次の瞬間、森が揺れた。
いや、正確には森の中で起きた衝撃波によるものなのだが…それは、今は良いだろう。
「くっくっく…やはり、腐っても聖騎士ですか」
不気味な笑みを浮かばせながらそう言って来るデーモン。
「そう言うお前こそ、なかなかやるじゃないか…いや、俺の腕が落ちたのか?」
俺は、少し強がってそう言う。
実際の所、このデーモンは強敵だ…現に一回剣を撃っただけなのに手が痺れている。
「では、さいか―」
デーモンが、何かを言おうとした瞬間町の方でドゴ―ンと大きな音が鳴った。
今まで聞いた事のない音に混乱しお互いに生死を掛けた戦いと言う事を一瞬忘れ、町の方を見る。
「何の音だ?」
俺が、そう呟くと。
「さぁ、主人も知らない物なのでしょうか?」
デーモンが、そう答えた。
「俺達ってなんで戦ってるんだ?」
「さぁ?何故でしょう」
いつの間にか、お互いに武器をしまい会話をしながらゆっくりと町に向かって歩き始めていた。
町まで後2kmと言うところだろう。
その時には、デーモン…名前をキタリと言うらしい。
キタリとなじめていた。
年齢も同い年らしく、好物が麦酒と言うのも同じだった。
「いやぁ、主人に感謝しますね。こんな良い友人を紹介してくれるなんて」
「本当だぞ、こんな良い人ばっかだったらデーモン種も家の町に入れたいもんだ」
俺と、キタリはお互いの国事情や好きな物を中心に話していた。
段々と打ち明けて行き、俺の取り扱わない範囲…貿易についての話まで出て来た時は、流石に焦った。
何せ、そんなものに一回たりとも関わった事が無いのだから。
それを言うと、キタリは「失敬、失敬…」
と、苦笑いしながら言っていた。
「んで、キルトは主人の事をどう思っているのでしょうか?」
何処から、それに繋がった!?と突っ込みたくなったが、クロノの事となると…と思い、その言葉は出さなかった。
その代わり、
「クロノは、俺の…俺達の初めての子だ。デーモンを召喚し様が、それは変わらねえ。だから、大切に思ってる」
俺がそう言い終わる頃、町の方から空に一直線に伸びる光が見えた。
その光は、ただただ黒く、怖さを感じさせてきた。
俺は、何か大切なものが手からすり抜けるのを感じ全力で走りだす。
それに気がついたのか、キタリも後ろからついてくる。
町に着くと、そこには服に少し血と傷を付けて笑顔で立っている少女がいた。
その少女をよく観察すると、左手に何かを持っている。
持ち方としては、人の髪を持つような怖い持ち方だ。
俺は、その左手に持っている物に妙に恐怖を感じた。
もしかして、いや…それは違う、違っていてほしい
俺が、内心混乱している中、キタリは何かを察したようにただ地面を見つめていた。
「この…は?」
俺は、笑顔で立っている少女の名前を呼んだ。
「なんですか?キルトさん」
少女は、悪意も何も感じない純粋な笑顔でこっちを見て返答してきた。
「そ、その…手に持って、るのは?」
俺は、震えながら左手に持っている物について聞いた。
「あぁ~これですか?」
コノハはゴミを投げ捨てるような感じで左手に持っている物を俺の目の前に投げた。
そこには、今まで見た事のない笑顔を見せるクロノの生首があった。
「こ、のは…が殺した、のか?」
俺は、「はい」と言って欲しくない質問をした。
「まぁ、正当防衛と言ってはダメですが、私が殺しました」
俺は、それを聞いた瞬間膝から崩れ落ちた。
「そう、か」
俺は、言葉でそう言うとクロノの生首を抱え込むように持ち自分の家に向かって歩き出した。
《裏話》
町から光が出た時、その光を世界に散らばる一部の天才たちが見ていた。
場所としては、龍人国、水国、植物王国、帝国、雷国、炎国…
その中には、神様の候補者が何人もいた。
戦う言って戦わんのかい!
血だらけで見てくる子ってなんか恐怖感じるよね…私何だけどさ…
でも、メイド服だったら…許せる…
第20話:追放
クロノの騒ぎから数日。今日は、この騒ぎと言うか、事件での死者を一斉に埋葬する事になった。
ス○夫や、クロノを筆頭に村の色々な人の遺骨が墓穴の中に入れられていく。
この世界も、多分元の世界と埋葬方法は同じなのだろう。
埋葬には、この町問わず、色々な人が来た。
隣国の国王や魔族の人等…共通していた事は、全員泣いていた事だ。
誰か、大切な人を亡くしたのだろう。
大人とは、思えないほどの涙を流していた。
その中で、私は涙も流さずただ数日前起きた時に刈り取ったクロノの首を持ち早く墓穴に投げ捨てれないかと考えていた。
数分が経ち、ようやく私の番になった。
私は、クロノの首を思いっきり投げ捨て、上空に設置した空間からレーザーを発射する。
私が、後ろを向いて歩き出した瞬間墓穴にレーザーが降り落ちた。
その行動が、どう思われたのか分からないが全員引いていた事は確かだ。
**++**
埋葬の日から、2日が過ぎたころ…町の復刻作業が開始した。
その、復刻作業には色々な人が助っ人として来ていた。
そのおかげか、町の復刻にそれほど時間がかからずその日の内に復刻が完了したほどだ。
その日の夜…
「いやぁ~今日はありがとうございました!」
キルトさんのその言葉により復刻完了祝いと感謝の気持ちを込めたお祝い…略して、復刻感謝祭が行われた。
この祭りには、何処に隠していたのか分からないお酒や食材が大量に食卓に並んだ。
本当に、何処に隠してあったのだろう…?
「そう言えば、今回の事件の罪人への処罰はどうするんです?」
髭を生やした少しぽっちゃりな男性がキルトさんにそう聞いていた。
周囲がまだ話し始める前と言う事もあり、その声はすぐにキルトさんに届いた。
「今回の事件は、俺の実の息子…クロノが引き起こした物だ。責任をとるために、俺と俺の妻は明日白服を着るつもりだ」
この世界の、白服…それは、武士がいた日本と同じで「降参」「処刑を受け入れる」などと言った意味がある。
ちなみに、武士の時代の白服の意味は知らない。
「そ、そこまでは、しなくても宜しいかと…実際の所、キルト様も家族を亡くされた。“被害者”なのですから。」
ぽっちゃりな男のその言葉に、周りから「そうですわ」や「ナハト様の言うとおりです!」
と言う、賛成の声が聞こえた。
「…皆さん。そこまで言うなら、俺は白服を着るのを止めよう。しかし、この町に被害が出たのも事実だ。どうすれば…」
その、キルトさんの言葉に口を開いたのはまたもや、ぽっちゃりな男―改め、ナハトだ。
「それなら、あの禍々しい黒髪の獣を“1年間”コウベル鉱山に行かせてそこでとれた鉱物を謝罪品とするのはどうでしょう…」
そう、ナハトが言うと周りからも称賛の声が上がる。
しかし、私は見逃さなかった。彼の目が一瞬翠に光った事を…
「そう、するか。わかった、コノハ!話しは聞いていたな?お前を、この町から追放する!そして、コウベル鉱山で“1年間”鉱物を撮り続けろ!出発は明日で良い!」
そう、キルトさんが言って来た。
「そう?キルトさんがそれで良いんだったら良いんだけど…まぁ、今日は遅いしお休み~」
私は、そう言って祭のやっている場所を後にした。
家に帰ってから、より強力な武器を作るため、スキルの研究をしていた。
「そう言えば、荷物もまとめないといけないのか…」
私は、荷物をまとめつつ空いた時間に武器を作った。
そして、次の日の朝。
「さっさと出て行け!汚物が!」
と言う、ナハトの言葉で私は門の外に捨てられた。
「はい、今までお世話になりました。」
私は、それだけ言うと全速力で町から離れた。
そして、コウベル鉱山に向かった。
向かう途中、後ろの方から大きな爆発音が聞こえたが…気のせいだという事にしておこう。
《ちょっと裏話》
コノハが出て行ったあと、町の上空を黒い何かが覆い尽くした。
「なんだ!?」
俺が、叫ぶと同時に世界が白く輝いた。
その光は、段々と中心に向かって近づき町を消していった。
その日、この町は完全に消え去った。
誰だ!私の事獣呼ばわりした奴!更に、朝早くに起こすんじゃない!
もう…誤って町一つ消しちゃったじゃんか…
※誤射ではありません。
第21話:コウベル鉱山
走る事数分、流石に疲れて来たので歩きに変更する。
周りは、木々で覆われておりいかにも森の中と言う感じだった。
「だいぶ、来たのかな?」
私が、そう口にした瞬間目の前に巨大な一つ目の人型の魔物が現れた。
右手には、木の棍棒を持っており、叩かれたらひとたまりも無い事が分かる。
「…道、間違えたかな?」
何にも進路も考えてなく飛ばして来たのにそんな事を呟く。
しかし、こんな所で戦うのも…気が引けるし…
「よし、逃げよう!」
私は、そう言いまた走り出した。
魔物の股の下を潜り全力で走る。
潜りぬけた時に起きた風で、魔物に大量の切り傷が出来血が私に付いたが今は気にせず走る。
数分もすれば、もう違う景色だった。
周りに岩が大量にあり、さっき居た森とは大きく違う感じがする。
「もしかして、ここが、なんとか鉱山ってところ?」
私が、そう呟くと後ろから人の気配がした。
私は、急いで空間から剣を取り出し後ろを見る。
そこには、身長が私と同じくらいの髭を生やしたお爺さんが立っていた。
「お、お前さんちょっと待ちなされ!」
お爺さんは、私が急に剣を抜いたからなのか驚いて後ろに倒れながらそう言って来た。
私は、その言葉に敵意が無い事を感じとり剣を空間に戻しお爺さんに手を差し伸べた。
「お、おぉすまんのぉ。」
お爺さんは、そう言いながら私の手を借りて立ちあがる。
立ちあがって、しばらくするとお爺さんの方から口を開いた。
「さっきは、立つのを手伝ってくれてありがとな。して、なぜ人間種がここに居るのだ?」
「え、えっとそれは…」
私は、これまでの経緯を話した。
ちなみに、ここに来るまで1日もかからなかった事は言っていない。
何故かって?ここまで来るまで約6日はかかるからだよ!
「そうか、それでこのコウベル鉱山に来たのか。わかった、俺の方から村長に許可を貰ってこようではないか。ちと、待っておれ」
そう言って、お爺さんは駆け足でどっかに行ってしまった。
そう言えば、私最近レベルとか何も見てなかった。
今見ようかな…時間ありそうだし…
「【ステータスオープン】」
==================================
名前:八咫神コノハ 性別:女 種族:人間(?) 年齢:0(+2500)
レベル:5(―――) 脅威度:B
攻撃力:B(EX) 防御力:C(SSS) 忍耐力:A(EX)
速度:A(EX) 魔力:A(EX)
スキル:絶対強化:LV,MAX 工作:LV,9 学者:LV,9 神眼:LV,8
精神安定:LV,9 快楽:LV,9 練成:LV,9 極限砲撃LV,1 絶対記憶:LV,MAX 鑑定妨害:LV,6
固有スキル:【知識の図書館】【無限の扉】【融合】【レベル上昇速度UP】【消滅】
称号:異世界の人間 神鴉に愛されし者 神に信頼されし者 殺戮者 工作者
作成者 殺人者
《数字表記》
攻撃力:450(―――) 防御力:390(―――)
忍耐力:2000(―――)
速度:1000(―――) 魔力:6000(―――)
===================================
こんな感じだった。
なんか、知らない物が増えているが…
まぁ、だいたい分かるので気にしないでおこう。
第22話:ドワーフの神様
しばらくして、髭を生やしたお爺さん(名前を、ブロウスという)が帰ってきた。
帰ってくる時、少し走ったのか少し息切れしていた。
「はぁ、はぁ、お、お主…つい、て…はぁ、はぁ」
いや、言い間違えた。
結構、息切れしていた。
「私は、何処にも行きませんので少し休んで下さい」
私が、そう言うとブロウスさんは膝に手を付け深呼吸をした。
しばらくして、ブラウスさんが口を開いた。
「一緒に来てはくれんか?」
「わかった。じゃあ、場所教えて?私が走った方が早いだろうし…」
「そ、そうか?場所は…」
そう言って、私の指示にブラウスさんは従い場所を教えてくれた。
私は、教えて貰った場所を瞬間記憶で記憶し、ブロウスさんを持って移動を開始した。
数秒も立たないうちに、到着した。
目の前には、明らかに大きすぎる扉が一つあった。
鑑定したところ、【オリハルコンの暗号扉】と書かれていた。
ちなみに、ブロウスさんは早すぎて数分間気絶していた。
私は、言われた通りの場所で暗号の解読の文を言う。
言い終わった瞬間、扉がゴゴゴと言う音を立てながら開いた。
「おぉ!かっこいい!」
私が、扉の開き方に見とれていると…
急に、私の周りにフルアーマーのドワーフ達が来た。
「殺してもかまわん!ブロウスを助けよ!」
そう言った瞬間、私に向かって槍が突き出された。
私は、いきなりの事過ぎて一瞬気を失っていたが反射的に、槍を手刀で切り落としていた。
「な!?」
驚いた表情を見せるフルアーマーの一人…
「戦争が、お望みですか?」
私は、殺気混じりの声をフルアーマーのドワーフにぶつける。
「っく!…こんなの、“あのお方”のお怒りに比べたら屁でもない!殺せ!」
「そう、知能があれば良かったな」
私は、そう呟くと殺戮を開始した。
しかし、一人目に手を掛けようとした瞬間私の目の前から強烈な怒気が感じられた。
私は、一人目に手を掛けるのを止め即座に防御態勢を取った。
その瞬間、私の穂を高速で動く何かが通過した。
「!!?」
私は、驚きのあまりバックステップで後ろの下がる。
「ほう?我の攻撃を避けるか…なかなかやるな」
そこに居たのは、他のドワーフよりも大きく人間に近い体格をしたドワーフだった。
髪は、主に鼠色で、先の方が赤色。髪の長さは、肩辺りまでしか無い。
服装は、昔のローマの人達の服装と言えばいいのか…そんな感じだった。
「にんげん?」
私は、気が付いたらそんな事を言っていた。
「いんや、我は人間では無い。正確に言えば、“元”ドワーフってとこだ」
元の部分だけ少し強調してそう言って来る。
よっぽど大事らしい。
「そう…でも、その人達は消さないといけない!」
「そうは、できぬな…【神圧】」
そう元ドワーフの人が呟くと…私の周りだけ重力が重くなったように動けなくなった。
「主は、重力と言う存在を知っておるか?重力とは、物が世界の中心に引きつけられる性質だ。これは、全ての物に適用されてな…我の【神圧】もその重力の一種なのだ」
そんな、説明をしてくる、元、ドワーフさん
「っく、でも…耐えれない物じゃない!」
私は、こんな重力なんかの物よりも酷い地獄を見てきて感じたため無理やり重力に耐性を付けようとした。
そして、数分たった頃…
《【スキル:全耐性LV,1】を入手しました》
と言う言葉と共に、私は、元ドワーフさんの元に高速で移動し首元目がけて刀を抜き切るのを試みる。
「む?面白い奴じゃ!【硬化】」
そう、元ドワーフさんが呟いた瞬間に首元に刀の刃が当たり刀が折れた。
「我は、世界の12柱の内の一人、岩神:カナルードだ!」
そう元気のいい挨拶が聞こえた瞬間、手刀を首元に落とされ気絶した。
うおおおおおおおおおおお!
神様のご登場だ!!
第23話:ドワーフの神とコノハ
目が覚めると、知らない部屋に居た。
空気が薄いのか、息がしにくい…
「お?起きたか?」
私が、起き上がると同時にそんな言葉が右から聞こえた。
「方向、好きじゃないのか?」
右ではなく、左側からだった。
左を見ると、そこにはさっき会ったでっかいドワーフ…
岩神:カナルードが立っていた。
ちなみに言うと、私よりはるかに高い。
「ここ、は?」
「うむ、先にその質問をするか…まぁ、良いが。ここは、コウベル鉱山の地下工区、我が国:べルナーゼだ!」
そう、カナルードが言った瞬間壁が消え国全体が見えるようになった。
「!!?」
私は、驚きいつでも着地できる体制を取るが…その必要は、無かった。
なぜなら、落ちなかったからだ。
どういう原理か、考えていると…カナルードから教えてくれた。
「これは、滅石鉱といってな…特定の波長の魔力を流すと消える仕組みなのだ。硬さは、ダイヤモンドも指折りの硬さで、この世界で5番目に硬い鉱石だ」
笑顔で、そう語るカナルード…悪い人ではなさそうだ。
「そう言えば、お主の使っておった武器は何と言うものなのだ?」
唐突にそう聞かれて、度の武器か分からなくなったが…多分、おられた武器の事だろうと思い異空間からもう一つ出す。
「これの事?」
「うむ、見た事のない形だからな」
私は、この武器について話し始めた。
「―と言う感じ、まぁ、私の魔力で強化した鉄で複製しただけだから、本物よりも弱いけど…」
「そうか…しかし、お主も運がいい。ここに居るのは、岩神兼鍛冶の神だぞ!」
そう言って、腰辺りに手を付け胸を張ってくる…
男性小学生じゃないか…
「変な事でも思ったか?」
私が、内心そう思っていると…そんな風い言われた。
神様って、なんか勘が良いんだよね
「いいや、何にも思って無い」
「そうか…」
私が、そう言うと何故か下を向くカナルード…
「近くで見ると、瞳…赤黒いんだね」
私が、そう言うと…
「気持ち悪いか?」
と、聞いて来た。
「いいや、綺麗だよ。赤色て言うのは、好きだし」
私は、精一杯の笑顔でそう言う。
「そ、そうか」
目を逸らしながらそう言う風に言うカナルードは何と言うか…可愛かった。
数分もしないうちに、何故か鍛冶場に来ていた。
カナルード曰く、鍛冶職人は、言葉ではなくスキルで語るというのだ…
私じゃ、分からない領域に来ている…
そんな事を思いながらもついて来たら、鍛冶場についてしまったのだ…
完全に、私のミスだと思いながらも…仕方ないので、カナルードの職人技を見るか…
そう思い、近くにあった椅子に座る。
「お?お前が打つのか?」
そう言って来るカナルード…あれ?ここって…打つ人専用の席なの?
「いや、タダゆっくり見るために座ったんだけど…」
私が、そう言うと…
「そんな事言わず、一本打ってみな…俺以外の神は鍛冶をしないから…打ってすらくれないんだ」
そう、泣きそうな声で言って来る。
こんなの…断れないじゃないか…
私は、そう思いながらも無理やり武器を作る事にした。
ヤバい…書置きが無い…流石に…書くか…
第24話:異世界の神達その1
「そう言えば、この世界の神様って何人いて、どんな神様なの?」
私は、武器を作りながらそんな質問をした。
ちょっと前、この世界の常識について調べた事があったが…神様についての事は記載していなかったのだ。
その為、実際の神様のカナルードに聞く事にした。
「神について知りたいのか?…うむ…覚えとらんのだ!」
急に、笑顔でそう言いだすカナルードに呆れを感じた。
もしかして…
「じゃあ、この世界の常識は?」
「製造こそ正義だろ?」
私の質問に真顔でさぞ、それが当たり前のように話してくる…
これで、だいぶ確信できた…最後の質問にしよう…
「もし、世界から製造が消えたら?」
「それは、もう滅びているな」
やはり…この神…製造や鉱物鑑定は出来ても、日常について何にも知らないのだ。
「聞いた、私が悪かった…本当にごめんなさい」
私は、素直に謝る事にした。
まぁ、当の本人は…とぼけているが…
「何で謝ったのか分からないのでしょ?」
「お?心が読めるのか?」
「いや、たいていそう言う人の内心は顔に書かれているから」
「やはり、世界とは謎だらけなのだな」
日常で使う言葉を言っても、分からないようだ…
もしかしたら、比喩表現がこの世界に無かったり…
いや、そんな訳無いか…
「そう言えば、明後日神達の集まりがあったような…」
突然、カナルードが爆弾発言をした。
「それ、それを言って欲しかったの!」
「いや、でもついて行けるか分からんぞ?」
「大丈夫、大抵の処刑は慣れているから!」
「???」
私も、笑顔で爆弾発言をしてしまった。
とっさに、出た言葉は…
「今の忘れて!」
だった。
武器の製作も終わり、丁度2日後になった。
「本当に、行くんだな?死ぬかも知れないんだぞ?」
「大丈夫!まだ年齢そんなに取って無いから!」
「そ、そうか…」
「ん?その曖昧な返事は何?」
「す、すまん」
緊張しているのか分からないが、そんな返事ばっかりしてくる。
まぁ、それも仕方がない…理由は、私の服装にあるのだから…
今の、服装は…ショートスカートのメイド服だ。
ちなみに、この服は私が作った。
スキル、【工作】【練成】と固有スキル【知識の図書館】を使用して昨日までに作ったのだ。
そのせいで、少し寝不足だ。
寝不足になり過ぎて、髪の先が白く変色している。
「では、参ろうぞ!」
その瞬間、目の前に大きな扉が現れた。
その扉は、ドワーフの集落に来た時にみた門より大きく豪華だった。
門には、金が使われているのだろうか?金色にキラキラと光っていた。
「離れるのでは、ないぞ?」
心配性だな…私は内心そう思いながらカナルードと一緒に門を潜った。
その瞬間、何と言うのか…体中が熱くなって、息苦しくなった。
「だ、大丈夫か?」
「う、うん…大丈夫」
私は、体中を【絶対防御】で包み自身に【神眼】をかけ原因を探る…
===================================
神化中…
===================================
神眼でみた結果は、これだった。
神…化?
そんな事を、思っていたら…魔力切れのせいか分からないが意識が朦朧として来た。
「…だ…か?」
耳もダメになってきた。
話そうにも、口が動かない…
その間にも、身体の熱さは絶えずに続いている。
息苦しさも、胸が、心臓が締められるような痛みが続いている。
私は、流石に苦しすぎてその場に座り込んだ。
「………………」
カナルードが何か言っているが、何にも聞こえない。
そのまま、私は意識を放置した。
うんうん、神化!?
早くない!?
第25話:異世界の神様達 その2
ほぼ、説明文です…すいません
意識が失った後…知らない世界に居た。
ただただ、真っ暗な世界。
しかし、見覚えのあるような世界…
そう考えていると、目の前からマグマが噴出し、世界を塗り替えた。
変わった世界は、地獄と言うにふさわしいほどの世界だった。
雰囲気的には、地獄の門を通る前の場所に似ているが…何かが違った。
門が無いのは、当たり前なのだが…マグマがあるのに、寒いのだ。
冷えて冷えて、凍え死にそうな感じだ。
そして、凍え寒さを無くそうと火炎魔法を使おうとした瞬間…
また、痛みに襲われた。
私が、地面に座り込むと…一人の少女が私に近づいて来た。
そして、
「もう、神化なの?私も側に居るからね!」
と、笑顔で言うと意識が完全に消えた。
目が覚めると、そこは医務室と言えばいいのか分からない場所だった。
周りには、見た事のない人達が6人ほどとカナルードがいた。
奥には、4人の独特な翼を生やした人達と白衣を着た青年がいる。
「こ…こは?」
「よかった!!目が覚めた!」
手前に居る黒髪の女性がそう言って来た。
「それは、俺が見たからな!」
奥で、白衣の青年が叫んでいる。
「五月蠅いな!ヤブ医者!」
「五月蠅いのは、お前だよ!糞ビッチ!」
何故か、口喧嘩を始める女性と青年…こっちからすれば、両方五月蠅いのだが…
「ホントだよね~五月蠅くするならどっかに行って欲しいよ~」
今度は、右に居る青い髪の少年?がそう言った。
「あ~ボク、女だよ~」
少女だったらしい…
「すいません…ちなみに、ここは?」
「ここは、神界の治療場兼裁判場だ。今は、治療場として使用しておるから、ゆっくり休むと良い」
この、人達の頂点なのか分からないが、白い髭を生やしたイケオジがそう言って来た。
「ふぉっふぉっふぉ、わしがイケオジか嬉しい事を言ってくれるのぉ~」
ヤバい、かっこよすぎる…
「お、おい?コノハ、もう大丈夫なのか?」
カナルードが心配そうに言って来る。
「うん、もう大丈夫!」
私は、ベッドから降り元気な事を証明した。
「そ、そうか~」
「「「「お前が原因だからな!!!」」」」
4人位から、一気に攻められるカナルード…嫌われているのか?
「き!嫌われていない!」
そ、そうか…頑張れ!
「元気になったか、では自己紹介をしようではないか…ワシは、世界の12柱の審判:ベルゼールじゃ。まだ、神になれておらぬがのぉ」
イケオジ…改め、ベルゼールさんが自己紹介をした。
しかし、神になっていない?
「主、この世界の絶対的ルールを知らぬのか?」
「まぁ、来たばっかりなので…」
実際に、ここに来てまだ10年近くしか経っていない。
「そうか、まぁ先に自己紹介からだな」
「次は、私がいかせていただきます。私は、世界の12神の召使:メルトで御座います。以後お見知りおきを…」
今度は、メイド服と丸眼鏡を見に付けた赤髪の女性が自己紹介をした。
その後、色々と話しながら自己紹介が終わった。
ちなみに、全員の内容は…
審判:ベルゼール
召使:めると
自由:ルナ
眠姫:くとり
破壊:バスラート
正義:カナルラーゼ
爆発:アクロラーヌ
浄化:ヒビキ
灯台:ルークス
剣士:カルナ
音楽:フォルテ
鍛冶:カナルード
となっている。
ちなみにだが、これは上から順に神に近いとされているらしい。
その分、信仰力や破壊力も強力だとか…
というか、カナルード…何が、岩神だ!!嘘付き!
ちなみに、余談になるが…白衣を着た青年は神の候補者ではないらしい…名前は、カルトというらしい。
お読みいただいている方々、君達もVファンにならないか?
Vは良いぞ~…可愛いし、声もいいし、何より、可愛い!
可愛いは、世界を救うのだ…いやぁ~いいよね
第26話:神様について
「コノハさんは、この世界についてどれくらい知っていますか?」
突然、召使:めるとさんが私に話題を振ってきた。
ちなみに、表情は無表情だ…
「え!?こ、この世界についてですか?まったくと言ってもいい程知りません」
私は、戸惑いながら答える事にした。
しかし、“この世界”と言う言葉は…少し気になる。
「やっぱりですか…そんな気はしていたので。では、この世界について話しましょう…ルナ様、主人様は良く聞くように―」
そう言って、めるとさんは話し始めた。
「昔々、この世界が出来る前の話です。そこには、一つの木の板があるだけで他には何もありませんでした。普通だったら、その木の板は数秒もしない内に粉々に砕けるのですが、何時まで経ってもその板は壊れませんでした。そして、その木の板が出来て数年が立った頃一人の男性が天から降って来ました。その男性は、木の板を見て何を感じたのか魔法を使って何かを作り始めました。」
そこで、一旦話しを区切るめるとさん。何かを、呆れた顔で見ているようだが…私は、めるとさんが見ている方向を見ると。そこには、熟睡しているルナさんがいた。
「本当に、“自由”なのですから…まぁ、話しは続けましょう。」
「はい!お願いします!」
私は、流石に返事がないのはまずいと思い返事を返した。
「男性が、魔法を使って何かを作り始めて2年が立った頃…直径2KMの小さな球体が誕生しました。その球体は、今のこの世界の原型“アトランテス”と呼ばれています。“アトランテス”が出来てから数年後…世界初の人間が誕生しました。ちなみに、私はそれより少し前…と、どうでもいい事は置いておきましょう。そして、人間が誕生してからほんのちょっと後…約1週間後に他の種族の原始が誕生しました。そして、この世界を作った男性は天に帰りこの世界の神として拝められる事になったのです。」
めるとさんは、そこまで言うと笑顔でこっちを見て来た。
「寝ていないのが嬉しいです。」
ただ、笑顔でそう言うとまた無表情になり声のトーンを下げ話し始めた。
「しかし、ここまでは世界が出来た理由です。ここからは、神について話しましょう。神とは、一定の数値の人間を狩る、又は信者をつける事で“候補者”となる事が出来ます。そして、“候補者”になりましたら…後は、話しあい又は殺しあいにより次の“神”になります。ちなみに神として、出来る事は世界の変更、候補者の変更、ルールの変更です。」
え~っと?ど言う事?
「すいません、この様子分かってませんね…」
「ごめんなさい…」
「大丈夫です。まぁ、ここら辺は後で私の候補者になるまでのお話しを参考にしながら話そうと思います。」
そう言って、めるとさんの話は終わった。
少し、分かりにくかった。
本当に、昨日は申しわけございませんでした
今週は、3~4出来たら投稿します!
閑話:候補者『眠姫』
はい、言いたいことはさっき書いたので…どうぞ…
意識が眠りにある時。
私は、ふと昔の事を考えていた。
私の過去…それは、他の人からすれば裕福な世界だった。
私は、前世の世界で『KING MUSIC』と言う音楽会社の社長令嬢として生を受けた。
私は、お父様やお母様に泥を塗らない様に日々の努力を欠かさなかった。
そのせいで、保育園の年中になる頃には友達という物はできなかったし、睡眠時間も3時間を切る様になって眼の下に濃いクマが出来てしまった。
私は、そのクマを必死に隠そうとメイクを学びどうすればいいのかを考えた。
しかし、数日もしないうちに保育園で運動中に倒れてしまった。
先生が心配して近づいて来た。
あの時の先生の心配した顔は今でもはっきり覚えている。
その後、すぐ病院に行き医者に『過労』という診断を受けしばらく、保育園は休むことになった。
私は、仕方ないと思い出来るだけ早く登園できるようにしっかり休んだ。
2日もすれば、メイク無しでもクマが見えないほど元気になった。
その日だろうか?
お父様とお母様が居なくなったのは…。
私は、何故か分からず一先ず会社に連絡をとることにした。
「―ですが…おと…社長は、出勤しているでしょうか?」
私は、丁寧語で電話の相手に聞くと…。
『―ちゃん?社長は、まだ来てないけど…どうかしたの?』
と帰ってきた。
「そ、そうですか…なら、大丈夫です。失礼します」
私は、まだ家の何処かに居ると思い至る所を探す事にした。
そうすると、お父様とお母様の寝室でお父様が、よこたわっているのが見えた。
近づくにつれ、臭う変な匂い。
私が、ゆっくりと扉に近づくと…。
中から、話し声が聞こえた。
しかし、難しい言葉でほとんど分からない。
ただ、分かるのは…お母様の声と知らない男性の声と言う事だけ。
私は、音をたてないように扉を開け覗く。
その瞬間…右目が何も見えなくなった。
そして、左目に映る天井。
何が起きたのか分からなかった。
体の小さい私は、すぐに意識を無くしてしまった。
私は、しばらく無意識の中で何が起きたのかを解決しようとしていた。
しかし、もう無駄だと思い最後の思考も無くした。
その日、私はしんだのだ…。
何十年と時間が過ぎたのだろうか?
私が、目を覚ますと…そこは、知らない天井だった。
見た事のない…白い天井。
そして、目に映る青白い光を放つ板。
そう、私は小説で良くある展開の転生をしてしまったのだ。
私は、戸惑いが隠せなかった。
何せ、私は転生系の小説を読んだことが無いのだから。
何故、今分かるのか?
それは、ルナちゃんに教えて貰ったから。
まぁ、今はその事は…置いておいて。
私は、一先ず意識を夢に置く事にしたのだった。
この、青白い板は何なのか?
ここは何処なのか?
私は、何者なのか?
等の疑問を解決しなければいけないから。
次の日。
目が覚めると、戻っていた…何て事は無かった。
また、白い天井と青白い板が私の視界を塞ぐ。
分からない事だらけ…辛い。
そう言えば、お父様はどうなったんだろう?
お母様は、どうなったのだろう?
ふと、私の心にそんな疑問が浮かんできた。
事件になんてあっていなければいいのだけど…。
怖い…お父様が、お母様が…居ない世界なんて…怖いよ
私は、そんな事を考え…声無く、泣いていた。
いえええええい!
テンションバグったよぉ(ドゴン!ドゴン!←台パンである。
なんか、変な感じ…やばい…友達に、早くめでて貰いたい。
明日…頼もう。
それでは、また来週!
なんか、挨拶決めたい。小説だけど…
ちょっとまって、考える…
5分後
「それでは、お読みいただき有難うございました!また、闇夜が広がる夜に会いましょう!」
↑
黒歴史確定っと…なんでこんなの書いたんだろう?
そして、なんで投稿したんだろう?