学生あるあるを小説化したシリーズです。
1話完結型の短めの小説を書こうと思っています。
隙間時間にどうぞ。
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目次
学生あるある〜忘れ物編〜
鞄を開けて教材を取ろうとしたときに「あれ?ない」ということになったことはないだろうか。
この時、絶望と焦りを感じる人は多いだろう。
みんなだったらこんな時、どうする?
いつも真面目な中学2年の乾は、忘れ物をあまりしない。
前日の夜に学校の準備を終わらせ、忘れ物がないか確認する。
某日、乾が鞄を開くと数学の課題が入っていないことに気がついた。
しまった。
昨日の夜、課題を急いでやって机の上に置きっぱないしにしてしまったのだ。
幸い、問題集の課題をノートに解くという課題だったので、校内の売店でノートを買って解き直しすれば提出は間に合いそうだ。
乾は昼休みも使ってでもなんとか期日までに提出することを試みた。
一方、乾のクラスと同じクラスで、課題提出率ほぼ0%の藤原がいる。
藤原はいつも仲良くしている隣のクラスの山北に、もはや自慢かのように
「今日も課題やってきてない」
といっている。
山北もそれに乗って、
「それな。あんな課題やって、どこがいいんだよ。マジでだるい」
「てかまとめてやっても良くね?」
そういって結局課題をやらないのだった。
---
その日の5限目。
次は隣のクラスで焦りを見せている人がいる。
水上はいままでで1度も忘れ物をしたことがない優等生だった。
しかし、今日、初めて忘れ物をしたのだ。
「英語の教科書がない、、」
どうしようとなっている。
真面目な水上はきちんと先生にその旨を伝え、教材のコピーをもらうのだった。
一方、やはりもう1人忘れている人がいる。山北だ。
「やっべ、英語の教科書忘れた。」
言葉では焦っているように聞こえるが、顔はそこまで焦っているような感じはなく、逆にどこか余裕があるような表情だ。
隣のクラスの藤原のところに向かうと
「藤原、英語の教科書ない?」
と聞いてさもあたりまえかのように借りて授業を受けるのだった。
もちろん、授業はそこまで聞いていない。
おまけ
忘れていると思っていた教科書は実はバッグの違うところに入っていた。
なんてこともあるのでは?
学生あるある〜授業編〜
水上のクラスは、勉強に対して半分の人が真面目で、半分の人が不真面目だ。
もちろん性格はそれぞれ違って、勉強は真面目に取り組んでいても、行事の準備とかには一切協力しない人とかとてつもない捻くれ者の人もいる。
比較的授業中は静かでふざける人はほとんどいない。だから授業中そこまでストップすることもないし、先生が怒鳴り散らかすこともない。
一方、その隣のクラスの藤原のクラスは過半数がふざけるのが大好きな人たちで、課題提出率もいいものとは言えない。しかし、そんなクラスでも考査の平均点は高く、先生方から驚かれる。
「それでは授業始めるぞ」
先生が教室に入ってくるとなぜか全員投稿しているのに空いている席がある。
「あれ、今日欠席いるのか?」
先生が出席簿(誰がどんな理由で休んでいるかが書かれている)を確認して要る間にサッと自分の席にもどる。
それを見て鼻で笑う声が湧く。
その声で顔を上げた先生がツッコミで
「お前、ちゃんと自分の席にいろよ。誰がいないかわからんだろ」
「え、でも先生、席に座ってないやつってわかりますよねえ?先生の位置からだったらわかると思うんですけどお?」
こういう男子は少なからずいる。
若い先生とか年代が近いと冗談で済むが、ノリの悪い年配の先生だとそうはいかない。
「お前ら、きちんとしろ。」
決まり文句から大体説教が始まる。あまりに生徒の反応がひどいと授業放棄をして出ていく先生もいる。
大体、精神が強いクラスは先生が出ていくと
「やったあ!授業が潰れた!」
「うわー、あいつ職務放棄したー、やばー」
とかいって自由な時間を過ごす。真面目に授業を受けたかった人たちは迷惑に思うかもしれないが、これを逆手にとって課題を終わらせたり、予習などをして有効活用する人もいる。
話を戻すが、藤原のクラスはそこまで反抗的ではなかったため、普通に授業が進んだ。
授業を普通に進めていると、真面目で授業を聞いていない生徒をほっとけない教師が注意をし始める。
「ほら、そこ寝ない‼︎」
教室からはささやかな笑い声も聞こえる。
「お前、ちゃんと授業聞いとかないとついていけなくなるぞ」
寝ているやつは起きた時はその場の状況を瞬時には理解できなくても、反応はする。
時々、対抗して
「先生が面白くない授業するのが悪いんですう」
とか平気でいう生徒もいた。それ藤原だった。
「藤原、いい加減にしろよ」
先生が最後にそう一言言って授業に戻るが、先生も一瞬フリーズする。
「えっと、どこまで説明したっけ」
きちんと思い出せる先生もいれば、思い出せず一回説明したところから始める先生もいる。
この場合、クラスの大抵の人がこの流れに慣れていることが多い。
みんなのクラスにもこんな人はいなかっただろうか。
もしかしたら該当する人もいるかもしれない。
でも、これはこれで学生時代のいい思い出ではないだろうか。