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        名前変換設定
        
            この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
            
            
        
        
         
     
 
 
       
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目次
 
    
        みおちゃんとBくん Prologue 娘と記憶
        
        
        みおちゃんとBくんのことを思い出したのは娘が7歳になる誕生日でした。
2か月前、娘は英会話教室を習い始め、アルファベットを初めて習ったときは嬉しさのあまり周りにあるものすべて
Aちゃん、Bちゃん、Cくん、Dくん…
と、こんな調子で名前を付けていました。
娘の7歳の誕生日。
プレゼントでもらった空色のシャツを娘は「Bくん」と名付けました。
「Bくん」この言葉を聞いた瞬間、私の何十年も前の記憶が掘り起こされました。
それは、おかっぱ頭のみおちゃんと青色のTシャツと茶色のズボンを履いたBくんが広場で遊んでいるところでした。
私は懐かしくなって、その一部の記憶から約1年もの記憶をうっかりと見つけ出してしまいました。
        
            ちょっとホラーになる予感。