これはある国のどこかで殺しを生業に生きる子どもたちの物語
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目次
第1話 依頼、受けます
「」セリフ
()心の声
---
店の扉を開ける。少女はお辞儀をしながら
少女
「いらっしゃいませ。なんの御用でしょうか?」
俺は手で首を軽く叩きながら言う。
「今日は”ある仕事”を頼みにね」
少女
「では、奥にご案内します」
カウンターの後ろにある扉に少女は俺を案内する。
---
私はミア・エル。髪は明る茶髪で長い。目はスカイブルーの瞳がよくきれいだと言われる。私の仕事は、基本は何でも屋。けど、たまに殺しも仕事にして生きる13歳の少女。お客さんはたまにお偉いさんもお忍びでくるぐらいの店を任されてる。お客さんは可哀想だと言う人もいる。けど、私はそんなことは思っていない。この仕事は一回の仕事がまあまあお金になるから忙しくなることはないし、戦うとしてもみんな弱い。
今はある貴族の公爵様が敵対している公爵家の長を仕事が出来ないようにしてほしいらしい。他に頼んだけど、全員失敗で終わってるんだと。
「なるほど。希望の殺り方はありますか?あと、地図があると助かるのですが」
男は頭をかきながら言う。
「いや〜、それがね、なんでもいいんだよ。あいつが仕事が出来なけりゃ、殺してもいいしね。地図は(カバンをゴソゴソしながら)ほれ、これがあいつの屋敷の地図」
私は机の上に投げ出された地図を見る。
「随分と広い屋敷ですね、公爵家だけの仕事だけでは流石にここまでにはならないのでは?」
男は驚いたように言う。
「おぉ、随分と察しが良いね。こいつは麻薬の取引もしてるんだ。」
「なるほど、それは死んだほうが世のためですね」
私は頷く
男はケラケラと笑いながら言う。
「さっすがお嬢ちゃんわかってるね。」
「この仕事、お受けいたします。報酬は、、、、、、、、、これくらいで」(微笑みながら2本の指を出す)
男はニヤつきながらわざとらしく言った。
「高すぎやしないか?これくらいの仕事はもっと安くてもいいだろう?」
私はため息をついてしまった。
「はぁ、、、、こんな広い屋敷で金がある公爵家に忍び込んで、護衛を通り抜けて、更にはその長を仕事不能にして、、、、、、、、、、ほとんど命を賭けてる同然です。これは他のところだったらもっと金取られますよ。」
男は大げさに
「わかったわかった。払うからお願いな」
「わかっています。仕事はしっかりやります」
男は軽く会釈をして店を出ていく。
---
夜中、ほとんどの人が寝静まった頃、私は赤いワンピースで白い狐の面をつける。ナイフとロープ、手足に麻痺が残る毒をもって、依頼された公爵家に正面から入る。
門番AとB 門をやりで塞ぎながら疑うように
「招待されたお客人か?」
私は門番が話し終わる前に首元に手刀を入れて二人の大の大人を気絶させる。堂々としたまま、屋敷に入ってすれ違う人を次々に気絶させる。
後ろからたくさんの走ってくる足音がして、振り向く。たくさんの護衛たちだ。
護衛A
「あいつだ!あいつが不審人物だ!」
護衛B
「殺さず捕らえろ!どいつに雇われたか吐かせる!」
--- ドタドタ バタバタ ---
手刀を首に入れたり、みぞおちに重い蹴りやパンチ、頭に強い蹴りを入れたりして一瞬で護衛たちが半分を気絶させた。
護衛C
「なっ!何だ彼奴は!?まだ幼いはずだぞ!?」
護衛D
「化け物か!?あの人数を今の一瞬で、、、、、、あの少女が!?」
またさっきと同じようにして残りの護衛を気絶させる。スタスタと長の部屋だという部屋に歩いていく。
--- 長の部屋の前 ---
大きく無駄に豪華に装飾された扉を音もなく開けて、背後から長の首に手刀をしようとした。だが、相手は私に気づき、近くにあった剣を手に取り、間合いを取った。私はまばたき一つの瞬間にナイフを手にとって相手の剣を弾き、剣を蹴る。剣は宙を舞ってから床に落ち、公爵家の長は怯えていた。
長
「おっ、お前は何者だ!」
「我はただの暗殺者である」
私は長を気絶させ、アキレス腱をナイフで斬り、しっかりと止血をしてから近くにあった水に神経毒を
入れて、飲ませる。
「仕事も終わったから逃げよ」
私は狐の面をとり、夜中を堂々と歩いて店に戻る。これが私の普段からの殺しの仕事。
続きは来月中には出すと思います。
第二話 私の普段の姿
周りが段々と明るくなる頃、私は店兼我が家に帰ってきた。
「ただいま〜」
私がそう言うと奥からドタドタと足音を鳴らしながら3人の子どもが走ってくる。
「”おかえり〜〜!!”」
3人は私をぎゅーっと抱きしめる。
「ただいま、みんなちゃんと寝た?」
1番上の子である、ケン 11歳 しっかりものでいつも元気
ケン
「うん!みんなちゃんと寝かしたよ!ご飯もちゃんと食べて健康そう!」
「ありがとうニコッ」
2番目に上のミナ 10歳 しっかりものだけど甘えん坊さん
ミナ
「ご飯作るの私も手伝った!!すごいでしょ〜」
「すごいじゃん!」ナデナデ
ミナ
ニコニコ「へへ〜ん」
「おれはさかあがりできるようになった!」
「すごいじゃーん!」
この子は末っ子のリョウタ 7歳 いつも元気であわてんぼう
奥から大人の女性が歩いてくる。
「おかえり、ミア」
「ただいま」
この人はルナ、18歳。私のお姉ちゃんのような存在だ。捨てられていた私やこの子達を拾って育ててくれた。戦い方も教えてくれたすごい人。ルナは普段は依頼を受けないでこの子達の面倒を見たり、家事代行の依頼を受けている。危険な依頼は基本私が受けて、私が受けきれないような危険すぎる依頼は断るか、ルナが受けるかのどちらか。私が依頼を受けているときは、なるべく近所に怪しまれないように隠しきっている。
ルナ
「後でおばさんのとこに荷物運ばなきゃだから手伝ってね」
「”は~い”」
おばさんかぁ、私がルナに拾われた最初の頃によくお世話になった人らしいけど、私にはそんな記憶は全然ない。
リョウタ
「まえからおもってたけどおばさんってだれ〜?」
ケン
「確かに、、、、いつもルナとミアしか行かないから俺達は知らないね」
ミナ
「気になるっ!ミナも会ってみたい!」
ルナ
「えぇ〜行くの〜?」
「”行く!!”」
ルナ
「はいはい」
「ルナ〜、私奥から荷物持ってくるね〜」
ルナ
「おねが〜い、荷物はいつものとこにあるから〜」
「は〜い」
私はいつものように木箱を2つ持っていく。今日はりんご・飴・コメ・小麦が入ってる。おばさんは甘いものが好きってだってのは知ってたけど、なんで飴なんだろう?
「ルナ持ってきたよ〜」
ルナ
「ありがと〜」
「てかこの飴って買ったやつ?」
ミアが木箱を覗き込む
ミア
「きれ〜、飴がキラキラしてる!」
ルナ
「あ〜、それ私が作ったやつw」
全員で顔を見合わせる
「”えぇ〜〜!!”」
私はびっくりしてものすごい早口で
「ルナって飴作れたの!?しかも売り物みたいだし!!」
ルナ
「うんw」
ミア
「すご〜い!!」
ケンとリョウタは顔を見合わせたままぼーっとしてる。
ルナ
「2人とも〜ぼーっとしてると置いてくぞw〜」
ルナは木箱を持ち上げてからかい気味に言う。
二人はびっくりして
ケン&リョウタ「”今行く〜!”」
「息ぴったりじゃんw」
私は思わず笑ってしまう
---
--- おばさんの家 ---
ルナがチャイムを押す。
『ピーンポーン』
?
「はーい」
扉が開く。扉が開くとすぐに
ルナ
「おばさん、今週も持ってきたよ〜」
おばさん
「あぁ、いつもありがとうね。」
私は気を遣わせないように
「全然いいよ〜、なんなら鍛えられるから私も嬉しいw」
と思ってもないことを口にする。
おばさん
「そーぉ?ならいいわ。あらっ、そこのオチビサンたちは?」
ルナ
「私が拾った子たち、まだ会ったことなかったよね」
三人は怖いのか私とルナの後ろに隠れる。
「怖がらなくても大丈夫だよ、優しい人だから」
ミアがそっと前にでて
ミア
「はじめまして!ミア・エルです!10歳で家の手伝いをしてます!」
おばさんは少し驚いた顔をしてからすぐに笑顔になって
おばさん
「あら偉いねぇ、自己紹介できるのぉ。飴ちゃんあげるねぇ」
ミア
「わーい!!」
ケンが少し緊張しながら
ケン
「はっはじめまして!ケン・エルです!いつもルナたちがお世話になっております!」
おばさん
「まあ!しっかりものねぇ、良い弟を持ったねぇ〜、ほれ飴ちゃん」
ケン
「あっありがとうございます!」
ルナも私も少し心があったかくなった。二人がもらった飴を見て、リョウタが少し羨ましそうにしている。
「リョウタも行ってくれば?」
そう聞いてもリョウタは首を横に振る。
「なんで?怖いの?」
リョウタは顔を縦に振る。
「このおばさんはとっても優しいから大丈夫だよ」
リョウタは元の親が虐待をしてたから、大人に対して抵抗がある。けど、前よりそれは軽減されてきている。
リョウタはゆっくり前に進んで
リョウタ
「リョウタ・エルです、、、、、、はじめまして、、、、、、、」
自己紹介を終えるとピュッと私の後ろに隠れる。
おばさん
「おやまぁ、頑張ったねぇ、飴ちゃんをあげようか。」
リョウタは飴を受け取ると一気に顔が明るくなった。
おばさん
「この子達もとてもかわいいわねぇ、昔のミアちゃんを見ているよう」
おばさんは微笑みながら言う。血も繋がっていない私に似るわけがないと思いながらも、少し微笑ましくなった。
今回は平和な日常回でした。次も日常回にするつもりだよ〜
2026/02/12 少し変更したところがあります。
第三話 今日は何をしようかなぁ?
一応ミアのキャラ画像
https://d.kuku.lu/m74xatmxv
暗殺時
https://d.kuku.lu/zsup22jas
顔をしっかり隠せるタイプの面がなかったから、頭につけてるやつを被ってると思っていてください。
「ふぁ〜あ。暇」
私は伸びをしながらカウンターで睡魔と闘っている。今日は店番をしてろとルナに言われたのだ。
「月曜の朝なんて誰も来ないってぇ」
一人で愚痴をこぼしながらもカウンターからは離れない。もしルナにサボってることがバレたらそれはもう大変なことになる。ルナは普段は温厚で優しいが、サボりやズルなどにはものずごく厳しい。やったのなら1日中依頼に追われることになる。私はそれだけは避けたい。
「・・・本当に誰も来ない」
しかも今日に限って弟たちはルナについて行って家事代行の手伝いをしている。なんで今日行くかなぁ、いつも行かないくせに…。
---
あれから早くも3時間が過ぎた。
「暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ〜」
こんなこと言っても意味ないけど。
「そうだ!お菓子久しぶりにつっくろ〜!」
お店の看板を準備中にして、キッチンに駆けていく。別にルナには売るように作ってたって言えばギリ
ギリ行けるっしょ、たぶん…。
「何作ろっかな……クッキー!」
思いついたならどんどん器具と材料を準備。ルナが料理好きだから調理器具は店レベルで揃ってるんだよなぁ…まあ使わないやつも結構あるけどwそれを言ったら怒られちゃうんだなw
でなんやかんや言いながら焼くところまで出来た。サクサクにできるといいなぁ。
”カランコロン”
げ…誰だよ、準備中なのに店に入ってくるやつ、常識なさすぎだろ…一応ナイフもっとこ。
太ももに常備してるナイフホルダーにナイフを二本入れて上からスカートで隠す。そして急いでカウンターに走っていく。
「すいません、今は準備中なのですが…」
謝りながら頭を下げる。
?
「あっ!そうなんですか!?すいません…」
焦りながらそう言うけれど、若いのかな…とか思いながら顔を上げる。
「えっ?」
自分でも呆気ないほど変な声が出た。髪は金髪で身長は160くらいの顔が整いすぎてる男、常識なさすぎだなんて思った相手が、数年前に引っ越した幼馴染だったなんて。
リュウ
「あ、なんだミアかぁ、久しぶりだね。大きくなったねぇ」
にこっと柔らかい笑顔のリュウは1個上ですぐ近くに住んでいた。お兄ちゃんのようによく遊んでくれて、私が怪我するとよく「いたいのいたいのとんでけ〜」ってやってくれたっけ。
「久しぶり、リュウ」
久しぶりすぎて緊張してるのか目を合わせられない。
リュウ
「なんでそんな目ぇ逸らすのさ(顔を覗いてくる)」
「うっ…相変わらずの顔面偏差値…眩しい…」
リュウ
キョトン「へ?」
「あれっ?まさか…(心の声漏れてる〜〜!)ごめんなんでもない!!」
リュウ
「ぶっはw!まさかそんなふうに思ってたなんてw」
「う、うるさい!」
リュウ
「すまんてw」
「…なんか懐かしw」
リュウ
「だな〜wそういやルナさんとかは?」
「あー今は仕事中」
リュウ
「俺も仕事依頼しに来たんだ」
「えっ?」
まさかと思ってしまう…リュウが殺しの依頼をしに来たのではないかと…そんなことないよね…あのお人好しの優しすぎるリュウが…。早くなる鼓動、しっかりと次の言葉を声にしようとする。
「えっと…ど、どんな…?」
リュウ
「えw?家事代行w」
「そ、そうなんだ」
良かった…殺しじゃなかった…でも変だな…あんな器用なリュウが家事代行なんて。
「どうして家事代行なんて依頼しに来たの?」
リュウ
「親がここで働くことになってさ、最初のうちは荷解きとかで色々大変だからやってもらうかって家族で話してなった」
「リュウはやらないの?」
リュウ
「だってめんどくせぇじゃん?あと俺はミアとかと遊びてぇし」
「私は仕事があるんだけどw」
リュウ
「別にサボりゃいいじゃん」
「いやまじでサボれないから」
リュウ
「えw?なんでよw」
「ルナの恐ろしさがわかってない、リュウは」
リュウ
「え?ルナさんが怖いw?んなわけ」
「いやいやいやいや!?ルナはサボりとかそういうことに対してめっちゃ怒るし怖いからね!?」
ガチャ
ルナ
「何の話をしてるのかしら?💢(にこり)」
弟たち
「あっ!リュウ兄!」
「あ…」
これ終わったな…私…
リュウ
「みんな久しぶりだな!」
「ルナさんお久しぶりです!お元気でしたか?」
呑気かよお前!ルナが怒ってるのを察しろよ!
ルナ
「えぇ、もちろん元気よ。久しぶりねリュウくん(にこにこ)」
三人
「…」
怖いよ、怖いよ!ルナ!黙るのやめて!怖い怖い怖い!笑ってるけど目が笑ってないのよ!
ルナ
「ごめんなさいだけどリュウくん今日は帰ってもらっていいかしら?仕事だったらまた明日お願いね(にこっ)」
リュウ
「はい!」
はい!じゃないのよ!気づいて!?笑顔って言ってもめっちゃ怒ってる笑顔だって察して!?私今から説教コースなのに!?
この後はしっかりお説教コースでした…
「サボってたわけじゃなくてお店で出す用のお菓子作ってたの!!」
って言ってみたものの…
ルナ「それはミアが食べたいからでしょ?あとリュウくんと喋ってたし、お店の看板は準備中になってたじゃない」
ときれいに図星を言われてしまいました…
読んでくださってありがとうございます!これからはしっかり投稿できるよう頑張ります…たぶん…
2026/02/12 色々変更あり
第四話 久しぶりの”仕事”
カランコロン
?
「すまないが仕事を頼めないかな? ニコッ」
綺麗な茶髪をしっかりと固めたような髪型の紳士的で来る途中に何度も声をかけられそうな容姿を持つその男は久しぶりの常連客だ。
「いつもの仕事ですか…」
アルフレッド・ミラノ
「良くわかっているね。今回も酷な仕事かもしれないけど、君らは希望通りにしっかりと仕事をやってくれるから俺は気に入ってるんだ」
「そうですか…」
アルフレッドはニコニコと人当たりのいい笑顔で話すが、私はそれが仮面だと知っている。だってこの人、めっちゃ腹黒だし口悪いもん…しかもサイコパスというね…知ってることがバレたら私がヤバいヤツ…
「じゃあ奥にお進みください…人の指名などはありますでしょうか」
アルフレッド・ミラノ
「じゃあ今回も君を指名するね ニコッ」
「…わかりました」
この野郎…いつも私を指名してくる…本当に嫌だ…こいつが持ってくる依頼はマジで本当に無傷で帰ってこれない確率高いんだよぉ…しかも相手の身分も絶対に高いし…護衛共は強くて大体致命的だし…
ガチャン
奥の扉が開く。私はアルフレッドを嫌々ながらも連れて行く。
アルフレッド・ミラノ
「君って俺が来るたびに嫌そうな顔するよね。俺悲しいなぁ ニヤニヤ」
「(#^ω^)」
やっぱこいつのこういうところが大っきらい。相手をするのが死ぬほどめんどくさい。で、ルナに変わってもらおうとしてもこいつが変わらせないようにしてきやがる…マジでぶっ殺してもいいかな…
アルフレッド・ミラノ
「今回は最近急に力をつけ始めたヨハンソン家の長であるルイス・ヨハンソンを殺ってほしい。それか戦闘不能にしてくれ。あいつの家は騎士としての実績を評価されて身分が上がったからな」
「了解しました。けれど、殺しはいたしません。今の話だけだとその方は悪いことはしておりませんので。」
アルフレッド・ミラノ
「あ゙ー、お前そういやそうだったっけ。”悪くないやつは殺さない”ってやつだっけ?」
アルフレッドはめんどくさそうに言いながら頭をかく。
「うるさいです。別にそれは私の信念なので。」
はぁ…かわいそ、しかもまだ15歳なんて…なんでこいつに目をつけられちゃったかなぁ…逃がすのもいいけど…
「じゃあ報酬はこれで」
私は指を四本立てる。
アルフレッド・ミラノ
「いつも通り高額だねぇ」
「これでも常連なんでおまけしてるんですよ。本当なら500万ユーロなのですが(908850000円)こちらで払いますか?」
アルフレッド・ミラノ
「やっぱりいいさ、俺はいつも通りおまけしてくれ」
「了解しました」
こいつって悪知恵だけは働くからよく見えないところで物色されてんだよなぁ…まあルナがすぐに止めてるけど。いい加減出禁にしてもいいと思うのだが
アルフレッド・ミラノ
「また次があったら頼むね」
「承知いたしました」
次があっても他に当たれ
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昼間のあんなことから数時間が過ぎ、外は闇に染まった。
「仕事行くかぁ」
私は殺しのときだけに着る赤いドレスと狐の面を纏い、闇に染まった街にくりだす。
今日はいつもより人通りが少ない気がする…
「嫌な予感がすんなぁ…」
こういうときの嫌な予感は大体当たるのが私。
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エリザベス・ヨハンソン
「我が家になにかありまして…?」
やっぱり嫌な予感的中…敷地内に入る前に見つかるなんてある?
「…」
エリザベス・ヨハンソン
「…?」
「はぁ…」
アルフレッドから貰ったヨハンソン家の家族構成だと、この人はエリザベス・ヨハンソン、ルイス・ヨハンソンの妹。12歳で社交界ではもう儚い花なんて呼ばれているらしい。まあものすごく綺麗な顔立ちしてるし、ガラスみたいにすぐに壊れてしまいそうな雰囲気がある。真っ白な髪もきれいだし、肌は透明感やばいし
「あなたは美しいので、傷つけたくないんですけどね…」
エリザベス・ヨハンソン
「はい?」ドサッ
「おっと」
私はエリザベスさんに痕をつけないように力を調整して首元に手刀を入れたら、すぐに受け止める。気絶して倒れたときに怪我したらもうこんな美しいのに勿体ない。
「よいしょっと」
近くのベンチに静かに寝かせる。少し冷えるからエリザベスさんが持っていたブランケットと私が持っていた防災セットの中に入れていたタオルをかける。風邪引いてほしくないしね
私はエリザベスさんをベンチに寝かしたら、敷地内に入る。
「__頼むから護衛はあんまりいないでよね__」
眼の前にあるとてつもなく大きい扉を勢い良く開ける。
バンッ
ザワッ
護衛1
「お前は誰だ!!!」
護衛2
「不法侵入だぞ!!」
護衛3
「何の用だ」
ザッ
いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!めちゃくちゃ多いじゃんかぁぁぁぁぁぁ!!なんでそんなに人いんのぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
「道を開けてくれ。我は無差別に攻撃したいわけではない」
よぉぉぉぉっし!!!声が震えないで言えた!!よしっ!!
護衛6
「誰が開けるかよッ」
「ちょッ!?」
急に攻撃してくんなよ!!危ないだろ!!
護衛5
「あいつの攻撃を避けるって相当強いんじゃ…」
護衛2
「怯むな!!行くぞ!!」
ワアァァァァァァァァァァァ
シュッ ゴッ ボコッ
「急に殴りかかってこないでよ…危ないなぁ」
護衛1
「なっ!?あいつらを全員返り討ちいするなんて。あいつ…やばいな」
「それは褒め言葉として受け取っておくよ」
ゴッ
「ふぅ…なんとか無傷…」
でもこの後がやばいんだよなぁ…
「__死にたくないなぁ__」
護衛
(((いやお前じゃ簡単に死なないだろ)))
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ここがルイス・ヨハンソンの部屋かぁ…扉デカァ…
キィ…
ルイス・ヨハンソン
「何の用だ」
この家の人間って全員それ言うのね
「不法侵入者がいましたが、護衛たちが捕らえました」
ルイス・ヨハンソン
「お前は誰だ。うちの人間でそのような声や言い回しをする人間はいない」
「ほへぇーすげぇやさすがヨハンソン家次期当主様だぁ」
ルイス・ヨハンソン
「黙れ。俺は次期当主っていう言葉が大嫌いなんだ」
カチャッ
「おぉ…殺る気満々だ…私は嫌なんだけどなぁ…」
ルイス・ヨハンソン
「は?お前は俺を殺すために遣わされただろう?」
「当たり!だけど依頼人からの話じゃあんたは悪いことはしてないから正直言って気が乗らないんだよねー。だから逃げてくれる?」
ルイス・ヨハンソン
「は?何馬鹿なことを」
「だって私はあんたを殺したくない、であんたは私に殺されたくないでしょ?Win-Winじゃん」
ルイス・ヨハンソン
「はぁ…わかった…」
「お!いいねぇ頭が働くねぇ」
ルイス・ヨハンソン
「うるさい。けれど俺は少しの間この地から離れるだけだ」
「うんうんそれでいい!そうすれば私は依頼金を貰えて、あんたは死ななくて済む!じゃー用がなくなったんでさよーならー」
グッ
「グエッ」
ルイス・ヨハンソン
「行かせるわけがないだろう」
ですよね〜そんな上手くいくわけないですよね〜
「まあ逃げるけどっ」
トンッ
ドサッ
「おぉ、結構重いだろう音がしたぞ…」
じゃ、私はおさらばしましょ〜