転生したら悪役令嬢になってたって言う話です!
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目次
転生
「異世界」はしばらくお休みします!すいません!
私は車にはねられた。病院に運ばれたが、間に合わずに死んでしまった。
はずだった…
---
「…あれぇ?」
私は見知らぬ部屋にいた。壁一面がピンク色で、いかにもお嬢様らしい部屋だった。
鏡の前に立った私は信じられなかった。
鏡の中には、見たことがないほどの美しい人が立っていた。
この人物が私だと言うことに気づくのにしばらく時間がかかった。
「これ…わたし…?うそ、もしかして…転生?」
私がよく見ていた転生系のの漫画もこのような感じだった。
ガチャ(ドア)
「あ、あのあっアリス様、し、食事の準備ができました、。」
この屋敷のメイド?なのだろうか、なにかを怖がっているように見えた。
私が見つめると、そのメイドらしき人は、急いで逃げるかのようにドアを閉めて、出ていった。
「えーと…リビングはここかな…」
リビングには、長い大きなテーブル、たくさんの椅子、また、この屋敷の使用人っぽい人がたくさんいた。
「ど、ど、どうぞアリス様、こっこちらへ」
「えぇ、ありがとう。」
さっきのメイドさんとは違う人だったけど、やっぱり何かを怖がっているみたいだ。
なにを怖がっているのだろうか、この世界には魔物でもいるの?
いいや、違う、私以外には普通に接することができているじゃない。
もしかして、怖がっている原因は"私"?
「お嬢様、今日は静かね、」
「そうよね、いつもなら 飯がまずい、とか色々と文句を言ってきたり理不尽に怒鳴ってきたりするのに」
「私もそう思う〜今日はおだやかねぇ〜」
メイドさんたちは聞かれていないつもりらしいけど、すごく聞こえてくる…
私って、もしかしてただの転生じゃなくて、悪役令嬢に転生してしまった…?
「ご馳走様、美味しかったわ」
みんなが不思議そうな顔をした、
…だって、そうよね、昨日まで意地悪してきた人が急に穏やかになったら誰だっておかしいと思うもん。
とりあえず私はきた道をたどってなんとか部屋に戻った
「とりあえず今の状況をまとめなきゃ!」
まず、車にひかれたはずなのに、悪役令嬢に転生、それから…なに?それくらいしかわからないわ。
「はぁー」
なんだか頭が痛い…
「え…なに、これ」
頭の中に"アリス"の記憶が流れはじめた…。
なんとなくわかった。
アリスは、6つの時、乗っていた馬車が転落、そして両親を失うことになる。
…そして3年後、立ち直るのにしばらくかかったが、少しだけ元気を取り戻した。
それから、アリスの残されたたった1人の家族、妹のフェリシアが、原因不明の病気にかかった。医者でもわからなかった。
どの医者を呼んでも、どんなに医療に詳しい人を呼んでも、だれもこの病気を治せなかった。アリスの妹は、治らなかった。
アリスの妹は病気で亡くなった。
これがどんなに悲しいことなのだろうか。
幼いアリスにとっては耐えられないことだろう。
その日から、アリスは心に大きな穴があいたかのように元気がなくなって、
どんどん悪役令嬢に、なっていった、みたいな感じね、
"アリス"って人、かわいそう…
私はふと、鏡のほうをみた
「って…鏡から光が出てる!?どう言うこと!?」
「…ほんと、色んなことありすぎでしょ…」
わたしは鏡に近づいてみた。
そしたら……
あああああ!!、!!!語彙力ー!!伝わりづらかったかごめんなんかいろいろ発展させすぎて訳がわからないー!いやー!
て、テストがあったんですサボってたんじゃないんですー!!!ううう
鏡の向こうに
鏡がわーってなっておわりましたよね?!!そうですよね!?ね!?
「えっ…なに!?」
私の体が光に包まれるように、鏡の中へと入っていったような気がした。
気がつくと何もない世界にいた…。
そして、私は前世の時の姿だった。
私は少し歩いてみた、歩いても歩いても出口は見つからない…。
私は大きな不安と恐怖で胸がいっぱいだった。
しばらくすると、コツン…と、何かが足に当たった
「なに…これ、」
それは、宝石の破片ような石だった。真っ暗なはずだったのに、その石だけは鮮やかな赤色を輝かせていた。
私は、歩き続けた。石を見つけては拾い、ポケットに入れた。
何個集めただろうか…何個目かの石を拾いポケットに入れた、その瞬間、石を入れているはずのポケットが光り出した。
「っ!え?はー…と?」
ポケットに入れてたはずなのに、目の前に浮いてた。その石は組み合わされて、綺麗なハート型の宝石になっていた。
私はその石に触れてみた。すると…
石から、沢山の光が出てきて、色んな写真や動画のようなものが出てきた。"アリス"の思い出だ、
本を読み聞かせてもらっている思い出、妹と花を摘んでいる思い出、そして…馬車が転落した時の思い出まで…
今まで真っ黒だった背景が全て"アリス"の思い出で埋め尽くされた。
ということは…さっきのハート型の宝石は、「アリスの心」って…こと…?
バラバラに砕かれたアリスの心…
それよりも…私がアリスの体の中にいるってことは、本物のアリスはどこ?
ここがアリスの思い出ならっ…!
「アリス?そこにいるのでしょう?いるのなら返事をして!」
私は歩き回った…
そして、ついに、ついに見つけた。"アリス"を…
アリスは目を瞑ったまま、座っていた…寝ているのか、意識がないのか、わからない。
アリスの口が少しだけ動いた、なにを言っているのか、聞き取れなかった。ただ、唯一聞き取れた言葉は
「…助けて」
私が、アリスを、たすける?一体どうやって?そうかんがえているうちに、またさっきのような光に包まれるような気がした。
いつの間にか、私は"アリス"になっていて、アリスの部屋に戻っていた…。
「さっきのはなんだったんだろう…」
なんで見ず知らずの私に助けを求めるんだろう…
アリスの身になにが…もしかしたら、私にアリスの運命を変えてほしいってことかもしれない。
私はしばらく考えることにした…。
短くてごめんなさい!!!