鬼滅の刃の二次創作物語〜!!
オリキャラ出まぁす⭐︎
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目次
キャラ紹介&自主企画のお知らせ!!
名前 |如月風華《きさらぎ ふうか》
年齢 21歳
階級 甲(風柱)
身長 164cm
体重 57㎏
誕生日 2月18日
刀の色 青色
鎹鴉の名前 風鈴
好きな食べ物 わらび餅
見た目 https://firealpaca.com/get/EmKa7vVK
富岡義勇、村田と同期。
冷たく真面目な印象を持たれがちだが、人見知りで意外と天然な性格。
妹達のことが大好きだが、なかなか素直に気持ちを言えない。
鬼は醜い生き物だと思っていたが、炭治郎や禰󠄀豆子と出会いその考えが変わっていく。
富岡義勇、不死川実弥、伊黒小芭内、如月羽音、如月由羅と仲が良い。
名前 |如月羽音《きさらぎ はのん》
年齢 18歳
階級 丁
身長 159cm
体重 55㎏
誕生日 5月24日
刀の色 青緑色
鎹鴉の名前 みどり
好きな食べ物 稲荷寿司
見た目 https://firealpaca.com/get/6o5Rqtyy
胡蝶しのぶ・胡蝶カナエと同期。
臆病で気弱な性格。だがやる時はちゃんとやる。意外と頑固。
臆病でもフレンドリーで柱の者達ともよく話す。
炭治郎達に出会い、臆病なままで良いのかと悩みだす。
胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃、宇髄天元、如月風華、如月由羅と仲が良い。
名前 |如月由羅《きさらぎ ゆら》
年齢 15歳
階級 癸
身長 156cm
体重 50㎏
誕生日 12月16日
刀の色 桜色
鎹鴉の名前 桃
好きな食べ物 コロッケ
見た目 https://firealpaca.com/get/j1DzRbiw
炭治郎達と同期。
元気で明るく、溌剌としている。人が大好き。
鬼は大嫌いだが、禰󠄀豆子は大好きらしい。
竈門禰󠄀豆子、栗花落カナヲ、竈門炭治郎、如月風華、如月羽音、暗宵楼翔と仲が良い。
名前 |神崎マコト《かんざき まこと》
年齢 19歳
階級 乙
身長 160cm
体重 51㎏
誕生日 9月21日
刀の色 金色
鎹鴉の名前 妃月
好きな食べ物 アオイの作るご飯
見た目 https://firealpaca.com/get/OY6mi3SZ
神崎アオイと時透無一郎の同期。
神崎アオイの姉であり、優しく明るい性格。妹とは違いマイペース。
鬼が苦手で、禰󠄀豆子とも微妙な距離を保っている。
神崎アオイ、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、不死川玄弥、如月羽音と仲が良い。
名前 |暗宵楼翔《やみよい ろうと》
年齢 16歳
階級 己
身長 168cm
体重 62㎏
誕生日 7月3日
刀の色 青紫色
鎹鴉の名前 藍
好きな食べ物 ざるそば
見た目 https://firealpaca.com/get/wWjYqQiw
甘露寺蜜璃と同期。
冷たく冷淡で人も鬼も嫌い。なので、あまり誰とも話さない。家族しか好きじゃない。
炭治郎達や由羅と関わり、少しずつ変わっていく。
嘴平伊之助、我妻善逸、如月由羅、煉獄杏寿郎と仲が良い。
7月13日にこのシリーズに関する自主企画を開催します!!
是非参加してください♪
おつなこ!!
風の巡る夜道【如月風華過去編】
夜道を歩く風華
この裏路地では人が行方不明になるということがあった
血痕が残っていることもあり、鬼がいるかもしれない
そんなこんなで風柱である風華がここの担当になったのだった
風華「今のところ、鬼の気配はしないけれど…」
もしかしたら、血気術を使う鬼かもしれない
一層注意して裏路地を歩く
ガサッ
近くから草の音がし、刀を構える
風華「いるのでしょう?」
そう言って草を刀で斬ると、鬼が飛びかかってきた
鬼「ふん、柱か」
一瞬で自分の素性を見破られ、ただの弱い鬼ではないと確信する
風華「あなたが毎晩人を攫っている鬼?」
鬼「人攫い鬼なんて、他にもいるぜ?」
そう言うと他にも4体の鬼が出てきた
風華「鬼は群れないはずなのに…」
鬼「まあな、」
早く終わらせて帰らなければ…
鬼「いけ!お前ら!!」
4体の鬼が一斉に飛びかかってきた
足を肩幅くらいに広げ、刀を構える
風華「風の呼吸…」
力強く踏み込み、鬼達の首を斬る
風華「壱の型、、」
風華「|順風斬り《じゅんぷうぎり》」
彼女の斬った鬼達の身体は強風で消え去った
鬼「ほう、風の柱か、、」
風華「私の使う風の呼吸の技は、全て自分で考えたの」
風華「もともとある風の呼吸の技は使いこなせなくてね」
風華「《《あの人》》は凄いわ、あんな技を使いこなせるのだから…」
鬼「お前の話を聞くつもりはない、とっとと死ね」
鬼は間合いを詰めてきた
それと同時に刀を構える
風華「それはあなたが言うべき言葉ではないわ」
鬼「んだと?俺の爪は硬えからなぁ!!」
鬼「隊服も皮膚も突き刺せる強靭な爪だぜぇ!!!」
自分に向けられた爪を
風華はいとも簡単に斬ってしまう
鬼「なっ!?」
風華「あなたの言った言葉、そのまま返してあげる」
**風の呼吸**
風華「私の刀はね、」
**参の型**
風華「硬い爪も、鉄のような首も突き刺せる…」
風華「強靭な刃なのよ」
**|新春の花風《しんしゅんのはなかぜ》**
鬼「ぎゃッ!?!?」
桜の花びらが風に舞うような太刀筋で
風華は鬼の首を斬った
風華「…さようなら、哀れな鬼。生まれ変わったら人間になれるといいわね、、」
---
任務の帰り道、1匹のカラスが風華の肩に降り立った
風鈴「任務終了!!任務終了!!屋敷ヘ帰リ休息シナサイ!!」
風華「風鈴、ありがと」
風鈴「今日ノ姉サンモ素敵ダッタワ!!綺麗ナ技ヨネ!!」
風鈴は風華の鎹鴉だ
任務が終わるといつも褒めてくる
風華「こんな綺麗な技を出せるのもお師匠様のおかげだから、、」
風鈴「オ師匠様ッテ誰ナノ?」
風華「もう、亡くなったの。私が柱になる頃に病気になって、」
そう言うと風鈴は黙ってしまう
風華「厳しいけれど優しかったわ。お師匠様は元の風の呼吸を私が習得できなくても、」
風華「叱らずに、ただこう言ってくれた」
風華「「お前はお前の信じた道を行け」ってね」
風華は足を止めて俯く
風華「お師匠様の言葉が無かったら、私は風柱になれていなかったわ。」
風華「信じた道を進んで、良かった…」
涙が出て、視界が滲む
お師匠様との時間はかけがえのないものだった
絶対に忘れない大切な思い出
妹たちの世話も手伝ってもらったな…
風鈴「…早ク帰リマショ。羽音ト由羅ガ待ッテルワ。」
風鈴は何かを察したのか、風華の肩を離れ空を飛ぶ
風華「…ええ、帰りましょう」
風華は少し走りながら、如月邸へと帰っていくのであった
如月風華過去編 完
次は羽音ちゃんの過去編です!!
楽しみにしていてください!!
おつなこ!!
守るために戦え、若葉【如月羽音過去編】
羽音「うぅ…」
身体を震わせながら歩く山道
歩くたびに落ち葉の音がカサカサと鳴る
羽音「もう少し明るくできなかったのこの山道!!」
そんな文句を大声で言うと驚いたように鳥達が飛び立つ
羽音「大体、こんな真夜中に明かりのない山道を1人で進むとか、」
羽音「怖すぎて帰りたいよもう…」
文句をぶつぶつと言いながらしばらく歩くと、
山の中に一軒の家を見つけた
羽音「こんな山の中に家…?」
少し不安になり家に近づくと、
__「きゃああああああああ!!!!!」__
家の中から悲鳴が聞こえた
それと同時に窓が赤く染まった
羽音「…血の匂い、!!」
全速力で家に向かい、家の扉を思いっきり蹴飛ばした
羽音「うわああすみません!!壊すつもりはなかったんです!大丈夫ですか!?」
鬼「ああん?」
中に入ると一匹の鬼が少女と母親、父親を襲っていた
父親は何ヶ所か怪我をしていて、あの血は父親のものだったと確信する
鬼「鬼狩りか?弱そうな鬼狩りだなぁ…ったく」
少女「お、お姉ちゃん助けて!!」
鬼「うるせぇ!!」
そう叫ぶと鬼は近くにあった花瓶を割った
ガラスの音が響く
少女「きゃあ!!」
少女は涙を溢し、震えていた
鬼「助けなんか求めて何になる?」
鬼「お前ら人間なんて、生きてていいこと何にもねえんだからよぉ」
なぜか、強い怒りが腹の底から湧いてきた
羽音「…そんなことない」
鬼「ああ?」
羽音は刀を抜き、自身の前で構える
羽音「生きてていいことなんて沢山ある」
羽音「あなた達みたいな鬼なんかよりも、沢山!!」
鬼「だからなんだよw」
馬鹿にするような笑みを浮かべてこちらを見る
鬼「生きていても俺たち鬼に、人間は殺される運命なんだからよぉw」
羽音「そんな運命を壊すのが私たち鬼殺隊の役目なの!!」
羽音「この人たちの未来は、私が守る!!!」
鬼「やってみろよ、弱っちい鬼狩りがよぉ!!」
そう言うと鬼は手から針のようなものを出してきた
羽音「ぐっ!!」
斬ろうと思ったが、その針は変形し
懐に潜り込むようにして羽音を突き刺してきた
致命傷は避けたが、左の横腹を掠ってしまった
鬼「どうだよ俺の術はw」
鬼「針を自由自在に操れるのさ…お前もあいつらと一緒に串刺しにしてやる!!」
羽音「んな事、させるかよ…っ!」
羽音「葉の呼吸…」
刀を横向きにして構える
鬼「ふん、葉の呼吸がなんだ!」
そう言うと鬼は何百本もの針を羽音に向かって放った
羽音「弐の型!!」
刀を握り直し、大きく振り無数の針を斬る
羽音「|銀杏の黄海《いちょうのこうかい》…!!」
鬼「あの量の針を全部斬りやがった…」
鬼は舌打ちをして、消えた
羽音「消え…っ」
その瞬間、胸ぐらを掴まれ外に飛ばされた
羽音「なっ…!?」
鬼「俺が本気を出したらこうだぜ?」
鬼「全然反応できていなかったじゃないかw」
そう言っているが、反応はできている
できていなかったら、今頃背中を強打して動けなかった
咄嗟に受け身を取れて良かった…
少女「お姉ちゃん!」
駄目…こっちに来たら危ない!!
鬼「うるせえって何回言えば分かんだよ…!!」
羽音「逃げてっ!!」
少女「え、?」
言うのが遅かった
鬼はすでに私の元からいなくなっていて、
少女の首を後ろから絞めていた
少女「っが…ぁ、!?」
羽音「っ!?」
立ち上がり刀を構えて近づこうとしたが、
鬼「おーっと、動くなよ?」
鬼「動いた瞬間に、こいつの命はないと思え」
そう言われ足が止まってしまった
母親「須江!!」
羽音「動かないで!!」
母親と父親を大声で呼び止め考える
どうしたらあの子を…!!
脳裏にふと一つの考えが浮かんだ
だが、一歩踏み外せば少女に重傷を煩わせてしまう
それでも、、
私ならできる、
《《あの方》》に認められた剣士であり、
柱である如月風華の妹、
如月羽音だから。
**葉の呼吸**
羽音「すぅぅぅ…」
鬼(なんだこの音は…呼吸音?)
**陸の型**
葉の呼吸の中でも最速の技
あいつの速さなんかに負けるか、
シュンッ
鬼「消えた!?」
羽音「どこを見ているのですか?」
鬼「後ろ!?」
鬼が振り向いた瞬間には羽音は鬼の首に刀を当てていた
**|新緑開花・一閃《しんりょくかいか・いっせん》**
鬼の首を高速な2連で斬った羽音だった
少女「あ、、ぁ…」
父親「須江!!良かった無事で…!!」
羽音「はぁぁ怖かった!!あの鬼なんなのよ針なんか出してきてさ!!」
力を抜くと手や足がガクガクと震えていた
羽音「あ、大丈夫だった!?大声とか出しちゃってごめんね!!」
少女「ううん、ありがとう!お姉ちゃん!」
母親「本当にありがとうございます…!」
父親「ありがとうございます!!」
涙を流しながら感謝を述べる家族達に、
羽音は優しい笑みを浮かべた
羽音「…そうだ、これどうぞ!」
羽音は小さな袋から紫色のろうそくを取り出した
母親「…これは?」
羽音「藤の花を練り込んだろうそくです!鬼に襲われた方には毎回これをあげているんです!」
藤の花は鬼にとって弱点だからだ
父親「こんなのいただいていいのですか?」
父親「高いものなのでは…」
羽音「いえいえ!私が作っているものなので大丈夫です!」
そう言い残し、羽音は去っていった
彼女は今夜も人を守るため、鬼と戦ったのだった
羽音「なんか横腹痛いなって思ったら…」
羽音「そういえばあの時針に当たってたんだったあああああああああ!!!!!」
※ちなみに止血していなかったので、この後蝶屋敷へとお世話になりました
如月羽音過去編 完
次は由羅ちゃんですね!!
由羅ちゃんだけはちょっと特殊な過去編になっているかもしれないです!
おつなこ!!
あ、ちなみに羽音ちゃんは物語では今回のようにギャグキャラとして活躍します(?)
人の愛は武器となる【如月由羅過去編】
私は呼吸が使えなかった
由羅「はっ…!!やっ!!!」
どんなに刀を振っても、
由羅「すぅぅ…」
全集中・常中を習得できたとしても、
由羅「…っ!!はっ!!なん…、っで!!!」
呼吸を使うことが使えなかった
---
鍛錬にも疲れ、縁側で休憩していると奥の方から足音が聞こえた
風華「由羅?」
それは任務から帰ってきたばかりの姉さん、
いや、
由羅「…風柱様」
風華「由羅からそんな風に呼ばれるのはなんだか慣れないわね」
姉さんは大きなため息をついて私の隣に座った
私の姉さん、風華姉さんは柱だ
風華姉さんは自分で呼吸を考えたんだって
元ある風の呼吸を、自分の扱いやすい風の呼吸に
私にはそんなことできない
私には、姉さんみたいな才能はないから
風華「自分に合った呼吸、見つかった?」
由羅「ううん、まだ」
風華「そっか」
気まずい沈黙が続く
風華「あのね、由羅」
風華「由羅は、決して才能がないというわけではないと思うの」
風華「だって、鬼殺隊にまだ入隊してないのにあなたは全集中の呼吸が使えるのだから」
由羅「…才能って言えるのかな、これ」
全集中の呼吸なんて基本中の基本
それを才能と言ってしまっていいのだろうか
風華「…気晴らしに人里を歩いてみたらどう?」
そう提案され、私は人里へ向かってみることにした
---
由羅「って言っても何をしたらいいんだか…」
人里なんて数年ぶりだから、どこになんのお店があるのかすら覚えていない
由羅「…あ」
人里を歩く人々
その中には、男女で歩いている者たちもいた
笑って、幸せそうに
由羅「愛、か…」
由羅「いいなぁ…」
由羅「誰かのこと好きになれたらいいなぁ…」
そんなことを思いながら、人里を満喫した
その帰り道、
由羅「なんの呼吸が私には合ってるんだろう…」
由羅「水の呼吸はそもそも体にあってなかったし、」
由羅「炎の呼吸はなんか違うし…」
腕を組みながら歩く道には街灯があまりなかった
由羅「そういえば、姉さんと一緒に鍛錬した…」
由羅「恋柱様だっけ?あの人の使う恋の呼吸が1番しっくりきたんだよなぁ」
由羅「まあ、私身体柔らかくないから使いこなせないんだけどね…」
男「うわあああ!!!」
突然目の前で悲鳴が上がり、思わず身体がビクッとなる
前を見ると、男女が何かに襲われていた
鬼「きしし…w」
由羅「嘘…鬼!?」
それは明らかに鬼だった
でも私が倒せるの?鬼殺隊士でもないし、呼吸だって使えない…
鬼「きしゃああああ!!!!」
鬼が牙と爪を向け、男女に襲いかかった
女「いやあああ!!!」
守らなければ
そう思った時には足が動いていた
由羅「や、やめろ!」
鬼「きしゃあ?」
こっちを見て首を傾げる鬼
裂けたように開いた口からは長い舌が出ていた
由羅「その人達に近づくな!!」
鬼「おめえ、鬼殺隊じゃないだろw」
由羅「!!」
身体が震える
戦闘を拒否しているかのように
鬼「気配が弱そうだしなぁw」
鬼「なのに刀を持っているのはどういうことだぁ?」
由羅「私は…鬼殺隊だよ」
震える口で言葉を綴る
ちゃんと声が出ているのか自分でもわからない
鬼「生意気な娘だなぁw」
男「ひっ…」
鬼「…ま、まずはこいつらから喰ってやろうかw」
そんなことさせるか!!
由羅「水の呼吸、壱の型!」
由羅「水面斬り!!」
カキンッ
奴の腕すら斬れなかった
やはり、私には水の呼吸は扱えない
鬼「今何かしたか?」
由羅「…何も」
一瞬で元の位置に戻り、動いていないかのように見せる
だが、鬼が彼らの方を向いたのと同時に間合いに入る
由羅「炎の呼吸、壱の型!」
由羅「不知火!!」
パキンッ
え、
嘘、
刀…折れた、?
鬼「…はっw」
鬼「やっぱりそうだ、おめえ呼吸使えねえんだろ?w」
由羅「…っ!!」
鬼「だから刀が折れるんだよ、おめえは才能がねえからなw」
やっぱり、私に才能なんてなかった
私は、姉さん達のようにはなれない
私は…
鬼「さあてと…w」
女「いやあああ!!!助けてえええ!!!」
由羅「だめ…っ」
そう思って彼らの方を見ると、2人は抱き合って泣いていた
愛…
風華『由羅は…由羅の信じた道を行きなさい』
いつしか姉さんに言われた言葉を思い出す
それと同時に、私の心に熱い何かが溢れ出す
由羅「はっ!!!」
思うがまま刀を振る
ズシャッ
鬼「なっ!?」
折れた刀身でも、鬼の腕を斬ることができた
由羅「見つけた…!」
これが私の呼吸…!!
鬼「おめえ何をした!?」
由羅「ただ見つけただけだよ!!」
もっと…
もっと熱く!!
誰かへの愛を!!
愛情を深めてっ!!!!
**愛の呼吸**
由羅「私は私の道を進む…」
**壱の型**
由羅「かつて、|あの方《姉さん》がそうしたように!!!」
踏み込み相手の首に向かって真っ直線に突撃する
鬼「…桜!?」
由羅「**|桜花恋愛斬り《おうかれんあいぎり》**!!!!!」
鬼の首は桜のように舞い上がり消えていった
---
ガラガラ
風華「遅いじゃない!羽音も心配していた…」
姉さんは私を見て言葉を止めた
折れた刀
あちこちにできた傷
風華「…鬼に会ったの、?」
由羅「うん、」
由羅「あの、姉さん」
由羅「ありがとう」
由羅「私を見つけてくれて」
そう言うと姉さんは驚いた顔をして、
優しい笑みを浮かべて頷いてくれた
風華「行きましょう、最終選別へ」
如月由羅過去編 完
由羅ちゃんの呼吸特殊ですね…
次はマコトちゃんです!!
ではおつなこ!!!
希望の光を胸に【神崎マコト過去編】
マコトちゃんの過去編は、
炭治郎達の最終選別が終わってからしばらく経ったぐらいのお話です!
炭治郎達は今頃藤の花の家にいるんですかね…
というわけで本編お楽しみください!!
マコト「…はぁ、」
食事をするのもなぜだか疲れてしまう
2週間も療養しているとこうなってしまうのね…
なほ「マコトさん大丈夫ですか?」
すみ「無理しないでくださいね!」
マコト「このくらいなんてことないから大丈夫よ」
きよ「ですが…」
心配症な彼女達を見て思わず笑ってしまう
アオイ「マコト様」
《《妹》》に急にそう呼ばれるなんて思ってもなかった
マコト「なんだか嫌だわ…アオイだけは姉さんって呼んでくれてもいいじゃない!」
アオイ「いえ、一応上の立場の方ですし…」
マコト「えー…?」
なんか嫌なのよね…
まあ、いいか…
アオイ「そういえば、しのぶ様とカナヲが手合わせしたいとのことです」
マコト「私と?」
アオイ「はい。してみたいというのと…失った体力を回復するためとのことです」
手合わせなんてあまりしたことがないからできるか心配なのだけど…
そんなことを思いながら、私は訓練場へと向かった
---
しのぶ「お待ちしていました。マコトさん」
カナヲ「ペコリ」
訓練場には蟲柱様と栗花落さんがいた
…木刀を構えて
マコト「…手合わせ、というのは本当なのですね、、」
マコト「本気でやった方がいいでしょうか?」
しのぶ「本気で来てください、カナヲにも手加減はいりません」
カナヲ「…手合わせ、よろしくお願いします」
栗花落さんが喋っているの初めて見た…
しのぶ「でははじめに、カナヲからやりましょう」
しのぶ「お互い呼吸を使っても良しとします」
蟲柱様から木刀を受け取り、定位置につく
しのぶ「それでは、用意…」
しのぶ「始めっ!!」
その声と同時に私たちは踏み込む
カキンッ
木刀のぶつかる音が訓練場に鳴り響く
カナヲ「花の呼吸、弐の型」
カナヲ「御影梅…!」
綺麗な太刀筋…
最終選別を突破して間もないのにこの強さ…
凄いわ…
カナヲ「花の呼吸…伍の型、」
カナヲ「徒の芍薬!」
マコト「…っ!」
素早い9連撃…
一回当たってしまったわね…
こちらも本気を出すとしましょう、
マコト「光の呼吸…壱の型!!」
刀を構え、強く踏み込む
マコト「|雷光一殺《らいこういっさつ》!!」
眩しい高速技
カナヲ「…速い」
栗花落さんもこの速さについていけるなんて、
カナヲ「花の呼吸、陸の型…!」
それだったら、私も…
マコト「光の呼吸、参の型!!」
カナヲ「渦桃!!」
マコト「|七色の虹彩《なないろのこうさい》!!!」
2人で同時に技を使い、先に首に当てたのは私だった
カナヲ「…とても速かったです」
しのぶ「いい経験ができましたね、カナヲ」
蟲柱様がそう言うと、栗花落さんは頷いてどこかに行ってしまった
しのぶ「次は私ですね…大丈夫ですか?」
マコト「はい、始めましょう」
そして、連続の戦いが始まった
しのぶ「蟲の呼吸…蝶ノ舞、」
突き技、!?
しのぶ「戯れ…」
あれが首…というか、喉に刺さるの?
え、怖っ
マコト「光の呼吸、参の型…」
マコト「七色の虹彩!!」
高速の7連撃も蝶のようにかわされてしまう
しのぶ「絶対に負けませんよ?」
マコト「私だって…っ!!」
しのぶ「長引きすぎてもあれなので…次で決着をつけます」
そう言うと蟲柱様は独特な構えをした
しのぶ「蟲の呼吸、蜈蚣ノ舞…」
しのぶ「百足蛇腹っ!!」
何この技…
動きが読めない…!!
私も、全力を出すしかないわね
**光の呼吸**
力強く踏み切り、蟲柱様の目の前に行く
しのぶ「あ…っ、」
**伍の型**
マコト「はーっ!!!」
**|威光の乱れ裂き《いこうのみだれざき》**
轟音が鳴り響く
アオイ「しのぶ様!!マコト様!!」
その音でアオイ達が駆けつけてきた
一方の私は…
マコト「う…っ、けほっ、げほ、」
蟲柱様に木刀で喉突かれてます
しのぶ「危うく負けるところでした、私の反応が遅ければマコトさんが勝っていましたね」
マコト「あの…っ、離して、ください…げほっ」
あらすみませんと蟲柱様が木刀を離す
しのぶ「手合わせありがとうございました」
マコト「こちらこそありがとうございました」
そして私は病室に戻った
任務に復帰したらもっと強くならなきゃな…
アオイ「姉さんは、凄いなぁ…」
アオイがそんなことを言っているだなんて、私は知るよしもなかった
神崎マコト過去編 完
いや、書くの難しい…
キャラ何人も出るとちょっとやばいかも…w
これからも頑張ります!!
楼翔くんの過去編もお楽しみに!!
ちょっと悲惨かもしれん…
おつなこ!!!