白雪紬の誘いで主人公、刹那奏はあるゲームへとダイブしていく、、、
saoと防振りを超リスペクトさせていただきました!
初作品なので至らない点があればばんばん言っちゃってください!
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目次
2ndWorld online「セカンドワールドオンライン」1話
セカンドワールドオンライン⭐︎
saoと防振りをパk…リスペクトしました!
「ねえねえ!お願い!頼むよ!」
「ええ…やだよ…」
「そこをなんとか!もう2つ買っちゃったんだよー!」
「っはあ!?何してんの!?」
「ごめんちゃい」
「もう何言ってもキャンセルはできないか、、はあ」
「いーい?」
「わかったよ、一回だけね、面白くなかったら即やめるから」
「っっっっっっしゃあ!」
「、、、家、、帰ろ」
私の名は刹那奏(せつなかなで)今年で14歳の女子中学生だ、今どういう状況かと言うと、友達である白雪紬
(しらゆきつむぎ)にゲームを一緒にやろうと提案してきたのだ、私はゲームというゲームは人間ゲームしかやったことがないのである、なのでフルダイブゲームはやったことがない、確かに今はVRギアというのが流行っているが、私はやらないつもりだったのだ、だが紬の流れに持ってかれ、見事VRギアと、VRギア発売と同時に発売されたオープンワールドゲーム、「セカンドワールドオンライン」をプレゼントされたのだ、
ちなみにセカンドワールドオンライン公式の説明によると、
「この現実世界とは全く別物の、二つ目の世界で第二の人生を歩もう!」
ということらしい。
セカンドワールドオンラインでは、ちゃーんとモンスターもいるらしく、完全なる異世界という感じらしい、調べた。
そんなこんな考えてるうちに、家に到着した、色々あって私は、親はいない、なので生活環境は私とおばあちゃんとお姉ちゃんだけなのだ。
「ただいまー」
「おかえりー」
軽く挨拶を交わし、自室に戻る。
「やるって言ったのにやらないのも可哀想だし、やりますか」
そう呟いて私はVRギアを被って、ギアを起動した
初めてなので至らない部分があると思いますが、そういうところは言ってくれると嬉しいです!
これからもよろしくお願いします!
奏(かなで)でした!
2ndWorld online(セカンドワールドオンライン) 2話
セカンドワールドオンライン⭐︎
あとがきをちゃんと見てね⭐︎
「セカンドワールドオンラインへようこそ、まずはあなたのプレイヤーネームを入力してください」
淡々とした機械音が流れて、目の前にホロキーボードが現れる。
「名前〜?うーん」
「あっ!」
視界上にあるホロキーボードを叩き、Senaと打つ。
「Senaでよろしいですか?」
決めたら変えれないよーという節の警告が現れる、yesボタンを押す。
「武器を選択してください。」
ホロキーボードが消え、ホログラムの武器画像が沢山出てくる。
「片手用剣?大剣?うーん、、、?これは?」
刀を選択してみると、詳しい説明とyes、noボタンが出てくる。
えーっと、刀は扱いやすく軽い、低いSTRでも持てるので、何か高くしたいステータスがあればおすすめ
ATK 15
STR 10
いいかも!」
そう言って私は、yesボタンを押す。
「最後に、種族を選択してください。」
獣人などというファンタジー感満載の選択肢が出てくる。
「狐がいーな!」
といって狐人を押し、yesを押す。
「初期設定が完了しました。セカンドワールドオンラインにいってらっしゃいませ、」
といい、視界が真っ白になる、次に目を覚ました時は、もう街の中だった。
「わあ、、ほんとに現実世界みたいだ、!」
頭に「白い」狐の耳が、腰に「白い」尻尾が生えていることは、まだ私は知らなかった。
「えーっと、ウィンドウの開き方は、、、こうか!」
右手の人差し指と中指を合わせて空中を丸く描く。
ぽろろん♩という起動音と共に、ウィンドウが出現する。
ステータスを選択して、スキル欄、ステータス欄を確認する。
スキル欄には、スキルが1つだけ入っていた。
「ん、?白狐?効果は?」
効果 頭と腰に生える耳と尻尾が白くなる、氷雪魔法が使えるようになる。
「氷雪魔法?みんなが使えるのかな?」
試しに使ってみようと、街の外に出て、試す。
その瞬間、目の前の草が凍った。
「おー!こういう魔法なんだ!」
この時の私は、氷雪魔法がこのゲームでたった1人、私だけ使えるということはわからなかった。
--- チャイッター ---
日本の武士 セカンドワールドオンラインに氷属性の魔法なんてあったっけ
弱い人 エクストラスキルとかであんじゃね?
日本の武士 狐人だったんだけど耳と尻尾が白かった、
ただのクマ おいそいつもしかしてユニークスキル持ちなのでは!?
日本の武士 !?
弱い人 !?
日本の武士 あるな
日本の武士 見守ってみる、2人ともありがとう
---
私の様子がこんなに話し合われてるということも、今の私は知らない。
その頃私は
「とお!てい!やあ!」
ステータス振りを終わらせていた。
初期ステータスポイント 100
Sena
ステータス
STR 20
VIT 10
MP 20
HP 10
AGI 40
武器 冒険者の刀
装備 冒険者の軽服 冒険者のミニスカート 冒険者の靴
ステータスがなんでこんなにAGI特化なのか?それはまた次回だよっ⭐︎
奏(かなで)でした!
2ndWorld online(セカンドワールドオンライン) 3話
セカンドワールドオンライン⭐︎
「そういえば、紬と連絡取れないくね?」
大切な事に気づいた、紬と連絡が取れないのだ。
「っこれ、どしよ」
私があたふたしていると、ぴろん♩という音が聞こえる。
「うわあ!?」
視界の右上に、「新着メッセージがあります」という文字が出ている。
私はウィンドウを開き、確認する。
「誰から?えっと、mugi?」
確認すると、mugi という人物からのメッセージだった。
『奏ー?紬だよーいまどこー?』
なんと、ムギという人物は紬だったのだ。
『えと、最初のとこの、おっきい木?にいるよ』
メッセージを送る、そして数秒後
「えっと?奏であってますか?」
「あっうん!紬だよね?」
「そうだよ!ちなみに、プレイヤーネームは?」
「セナだよ!」
「いいなまえ!」
「ちなみに私はムギだよ!」
「うん!」
「あっあとさ、」
「うん?」
「セナの頭についてる白い耳と腰についてる尻尾は何?」
「これ?これは白狐っていうスキルで白くなって、氷雪魔法が使えるようになるらしいよ!」
「ん?氷雪魔法?そんな魔法あったっけ」
「え?みんなが使えるものだと思ってたんだけど、、」
「ちょっと待ってね、!」
ムギはホロキーボードを出して、何かを調べ出した。
「そんなスキル、攻略サイトのスキル一覧にも載ってない、!?」
「セナ!そのスキルの画面みせてくれる!?」
「わっわかった!」
私はウィンドウを開き、スキル欄を開いてムギに見せる。
ムギは10秒ほど凝視して、目を丸くさせた。
「これ、、、ユニークスキル!?」
「ゆにーく?なにそれー」
「その人限定のスキルって事、選ばれしものしか使えないスキルって事」
「それってすごい?」
「バカすごい」
「ええええええええ!?」
「今度はステータスみせて?」
「いいよ?」
ステータス欄を開く、
「AGIに結構ふってるねー」
「現実みたいに足が遅いのはやだからねー」
「おっけー!ありがと!」
ステータスを見終わったムギが私に話しかける。
「それじゃあフィールドでレベル上げしよっか!もうユニークスキルなのはいいや!」
「おっけー!」
私はフィールドに向けて歩く。
フィールドで最初に気になったのは大きい岩だった。
「ムギ?あの岩何?」
「あー?あれか、一応壊せるらしいんだけど多分無理っしょ」
「やってみていい?」
「いいよー」
私は岩の前に立ち、走る。
「セナ!?何してんの!?そのままじゃ岩にぶつかるよ!?」
ムギが叫ぶが、聞こえない。
そして私は、岩にぶつかった、その瞬間。
「っえ、岩が光って、、?」
大きい岩が光り、爆発した。
「セナ!大丈夫!?」
「なんとか、、、」
「ていうか、あれ、、、」
「ん?どうしたの?」
私が指差す方向をムギが見る。
「ど、洞窟!?」
洞窟への入り口があったのだ。
「私、これは1人で行っていい?」
「えっ、セナ1人で大丈夫なの?」
「うん、初めてのダンジョン攻略だしね」
「わかった、気をつけてね!」
「うん!」
そうして私は、洞窟へ向かった。
AGI特化のキャラってよくないですか?
いいですよね(圧)
はい!奏(かなで)でした⭐︎
2ndWorld online(セカンドワールドオンライン) 4話
ダンジョン⭐︎
「っ、、、!」
私は、息を呑んだ。
「ボス部屋、、見つけた、、!」
そう、ボス部屋を見つけたのだ。
私は刀の持ち手を触る。
「、、行くか。」
ボス部屋の重いドアを開ける。
私が部屋に入ると、ドアが勢いよく閉まった。
床が凍った。
「床が凍った!?」
床の氷からボスが出てくる。
【アイスキング】
「ボスの名前は、アイスキング、?」
刀を抜く。
「行くぞっ!アイスキング!!!」
床を蹴ってアイスキングに突撃する。
「やあ!」
飛び上がり、アイスキングを斬りつける。
HPバーはあまり減らない。
「|剣術《ブレードマジック》を使うしかないか!」
私はフィールドに行く最中、ムギに教えられていたのだ、ブレードマジックについてを。
ブレードマジックにはいろいろな効果があり、敵を燃やすもの、感電させるもの、水で流すものなど、さまざまな効果がある、その中でも私は特別で、氷雪が使えるので敵を凍らせることができる。
そして、凍らせた敵のHPを吸い取ることができる。
「|剣術《ブレードマジック》!氷雪!」
刀に冷気が宿る。
「っらああ!」
アイスキングを2発、3発と斬ると、アイスキングがうめき出す。
「この冷気はね、吸っても吸わなくても生気を吸い取るんだよっ!」
「グオオオオオオオオオオオオオ!」
うめき、倒れる。
ただ、異様な負荷をかけてしまったせいで、初期装備の刀は光となり、散ってしまった。
「あっ、、、」
前を向くと、宝箱が目に映る。
「あ!宝箱!」
私は早速駆け寄り、開ける。
「おーぺん!」
入っていたのは鍔が氷のクリスタルでできた空色に輝く刀と、水色のフーデットローブ、水色のマフラー、
ブーツ、水色のチャックがついた、ポッケの多い服と、氷の結晶のピアス、ミニスカートが入っていた。
それを全て装備する。
「す、すごい!!かっこかわいい!」
そして私は、魔法陣に入ると、洞窟の入り口に戻された。
「え?セナ?ほんとにセナ?」
「はいっ!セナだよ!ボスのアイスキングをボコして帰ってきました!新しい装備と一緒に!」
「おおおおおおおおー!」
ムギは興奮してわたしの太ももをペチペチ叩いている。
「それっ!なにそれっ!」
「ドロップアイテム!」
「見せて見せてー!」
私はウィンドウの装備欄をムギに見せる。
【アイスフーデットローブ】
耐久力 無し
VIT +15
AGI+25
【氷塊の太刀】
耐久力 無し
STR +20
AGI+10
その他装備はアイスフーデットローブと同じ効果。
「耐久力なしとは?」
「多分壊れないって事だと思うよー!」
「そうなんだー!」
「レベル上がったね!セナ!」
「まさかレベル4からレベル10まで上がるとは思ってなかったけどねー」
「確かに」
「んじゃ今度は私の装備目当てでダンジョン攻略手伝ってよー?」
「もちのろん!」
「私はこれで落ちるわーまた学校でー」
「うん!また学校で!」
そして私はウィンドウを開き、ムギと同じタイミングでログアウトボタンを押し、警告メッセージのyesを押す。
視界が真っ白になり、次第に自室のベッドの感覚が戻ってくる
「ん〜」
「、、喉乾いた〜」
「おねええええちゃああああああん」
叫ぶ、とにかく叫ぶ。
「なああああああにいいいいいいい」
叫び返された、同じ声量かそれ以上の声で。
「アクアクアス持って来てー!」
「おけええええええええええええ」
5分待ち、お姉ちゃんがやってくる。
「ほい、アクアクアス」
「ありがちょす」
ぐびっと飲む。
「んんんんうまい!」
「あ、それVRギア?持ってたんだ。」
「友達がくれた、全くあいつは無責任なんだから、、、」
「www」
「まあ、そのおかげでいいゲーム見つけたし、いいけど。」
「なんてゲーム?」
「お姉ちゃんなら知ってると思うけど、セカンドワールドオンライン」
「あー!セカオンか!私も実はやってるんだよねー!」
「じゃあ今度一緒にやろか!」
「うん、今日はもうお風呂入って寝な、」
「ご飯はてきとーに食べておくわー」
「おっけー」
私が返事をすると、お姉ちゃんは鼻歌を歌いながら出ていく。
私も部屋を出て、お風呂に行く。
服を脱ぎ捨て、シャワーを浴び、湯船に浸かる。
「お姉ちゃん、セカンドワールドオンライン持ってたんだ、、、」
湯船でそんなことを呟くと、響く。
「新しい服が欲しいなあ」
「お金使いたくないなあ」
防水カバーに入ったスマホを操作し、服を見る。
こんな日常だが、セカンドワールドオンラインがあるだけで、少し新鮮だ。
「けっこうハマっちゃったな」
「強い装備手に入れたし、ユニークスキルあるし、今日始めたとは思えないけどなあ」
「のぼせてきたあ、でよ」
私は湯船から出て、パジャマに着替える。
自室に戻り、ご飯を食べ、布団に入った。
「んうう、ねむう」
「おやすみなさい」
そして私は、セカンドワールドオンラインデビュー1日目を終えたのであった。
2000字いこうと頑張った結果が現実世界パート
許してね⭐︎
ちょっと余談、
今日友達に殴られて「いったああ」ってうめいてたらいつも自分をいじってる人が殴った友達に拍手しててちょっと泣きそうになった。
主は涙脆いんや!
奏(かなで)でした!
2ndWorld online(セカンドワールドオンライン) 5話
セカンドワールドオンライン⭐︎
最初書いてたけどデータ消えてやり直し⭐︎
(๑╹ω╹๑ )
「っは!」
汗だくで目を覚ました、何か嫌な夢を見ていたようだ。
「なんだっけ、、夢の内容、、ん?あれ?今日は何曜日?」
もうすぐで思い出せそうだが、思い出せずに終わる。
「たららんたららんたららん」
着信音がなったので、手に取る。
「もすもすー」
『もすー』
「なに?」
『あいやげーむ誘おうかなと思って。』
「あーねーいーよー」
『世界樹しゅーごーで』
「んー」
ぴろん♩という音と同時に、紬との電話が切れた。
「やるか、!」
といいVRギアを被る。
被り、ゲームを選択すると目の前が真っ白になる。
気がつくとそこは、セカンドワールドオンライン内の世界樹の前だった。
「えーっと、ムギムギ」
そう呟き、ムギの場所を探す。
「おはよー!セナ!」
「おはよ、ムギ」
「今日は挑戦したいダンジョンがあるからちょっと付き合ってくれない?」
「おけ」
「そこには何かあるの?」
「あるに決まってんじゃーん!」
「そこには強い弓があるんだよー!」
「弓ね!いいやん!」
「でしょ!さ、いこ!」
そう言って私達は歩き出す。
歩くこと数分、大きな山に辿り着く。
「え?ここ?」
「うん!ここに弓があるらしい!」
その時、私は一瞬、不思議な感覚に陥った。
視界にノイズが走り、一瞬リアルの視覚に戻ったのだ、ただ私はインターネットの回線による不具合だと思っていた。
「セナー?どうしたの?」
「!別に何も?」
「ならいいや、ここら辺からモンスターがたくさん湧くから注意してねー」
「りょうかーい」
と言った瞬間、モンスターが湧く。
モンスターを薙ぎ倒し、山のてっぺんに着く。
「おおおおおおおおお!これが伝説の〈果ての弓〉!」
と言ってムギは、そこにある紫色の弓を手に取る。
「よかったねえ、ムギ。」
「うん!超嬉しいんだけど!
「あ…そうだ!もう太刀を手に入れちゃったから、使わないと思うけど‥‥」
「はいこれ」
「ん?これは?」
私は首を傾げ、渡してきた剣2本をタップする。
そこにでてきたのは、「青空の剣」と「星空の剣」という名前の剣だった。
「これ、、私に?」
「うん!あげる!」
「ありがとう!いつか太刀が壊れた時には、使わせてもらうね!」
と、私が声を放った時だった。
視界にノイズが走り、耳に不快な音が響いた。
「なに、、!」
視界がノイズに飲み込まれ、何も見えなくなる、VRギアの警告音が響き渡る。
「なにっ!どうしてっ!」
パニックに陥る。
音が聞こえる、現実と仮想世界が混合する音、モンスターのうめき声、都会の喧騒、それら全てが聴覚情報となり、私の耳に入ってくる。
次第に、真っ黒な世界が、現実世界の彩りある世界に戻っていく。
ただ、私が知っている現実世界と、今私見ている現実世界は、全くの別物だった。
急展開でごめんなさい!次で完結させたいと思っています!
奏(かなで)でした⭐︎
2ndWorld online(セカンドワールドオンライン) 終
完結⭐︎
私が今視界に入れている現実世界は、ゲームのログイン前と、全く違う、地獄だった。
「は?なんで?なんでセカンドワールドオンラインに出てくるモンスターが…?」
「っ!悩んでても仕方ない、この格好にも違和感はあるけど、」
私は外に出て、モンスターに襲われる人を救い、道を駆け抜ける。
「斬っても斬ってもキリがない!クソ!」
モンスターを斬ってもまた民家から湧いてくる。
「らあっ!」
私は、モンスターに気を取られすぎていた。
「ヒャッハアアアアアアアアア!!」
「なあっ!」
間一髪で受け止めるが、次第に太刀が折られてしまう。
「きゃあっ!」
一軒家の塀に打ちつけられる。
「お前もこの大剣の糧になりやがれええええええ!」
「やばっ!」
私は必死で回避する。
(誰か…力を…)
そう思った時だった。
背中にずっしりとした重みが増える。
「これは…太刀じゃない、、剣!?」
私は必死で剣を抜き、対抗する。
そして気づいた、これはムギ・・・紬がくれた|星空《ホシゾラ》の剣、|青空《アオゾラ》の剣だったのだ。
「紬…ありがとう!!」
「セエアアアアアアアアア!!」
「キエエエエエエエエエエエエエエエ!!」
大剣と2本の剣がぶつかり合う、不快な金属の音が聞こえる。
「クソッ!」
鍔迫り合いをやめ、距離を取る。
「どうしたあ?ひよってんのかあああああ!?」
男の叫び声が聞こえる。
「黙って戦えよ、そんなこともできないのか?」
私が反論する。
(今しか、チャンスはない、!)
「セアアアアアアアアア!」
気合いを込めて、男に突撃する、2連撃ウィンドスラッシュ。
「!?」
男は度肝を抜かれたような顔をしている。
「いっけええええええええええええええええ!!!」
男は胴体をバツの形に切り裂かれ、倒れた。
「っ、、、!」
私自身、人の死体を見るのは始めてだ、無惨な姿だ、もし私が殺されていたらこうなっていたのかと思うと、全身が強張る。
「っ、行こう」
剣から血を落とし、鞘に戻して、足を動かす。
「まさか、ゲームだけでこんなことになるとは、、、」
街は焼け野原だった。
そんな時、一件のメッセージが携帯端末に届いた。
「?なんだ?」
『リアルとゲームが混合した、2ndWorldにようこそ、私はこの世界を管理している管理者、トゥエルブである、この世界をリアルに戻す方法はたった一つ、日本の富士山にいるワールドボスを倒せばいい、尚、注意してほしいことが何点かある、この世界で壊されたニンゲン、建設物は2度と戻らないそれを踏まえてこの世界を楽しんでくれたまえ。』
メッセージはこのようなものだった。
「富士山…?行ってみるか」
私は、さっきの戦闘でなぜか手に入れたスキル、【浮遊】を使って空を飛び、高速移動を開始する。
「風の抵抗が、、、ここは一応現実だからなあ」
ぶつぶつ言っていると、あっという間に富士山に到着する。
「人多っ!って言うか、あれ、、!」
知っている顔が見える、ムギだ。
私は急降下して、着地する。
「っよっと、ムギ、!」
「あっセナ!あのメッセージみた?」
「みたよー、えらいことになってたねー」
「うん、だから今から戦闘できる人間で富士山に突撃するんだって、」
「うえー、できればソロでいきたかったな、」
「しょーがない、ほら行こ」
「うぃー」
その後、何度か上級モンスターに遭遇したが、数の暴力で倒した。
(もうすぐ頂上か、どんな大型ボスがいるんだろ、)
そして、頂上に辿り着く。
そこにいたのは人間と同じ身長のボスだった。
「!!目が光った、攻撃が来るかも!回避!!」
レイドリーダーがそう言い、私たちは右に左にと飛び退く。
「攻撃!開始っっっ!」
レイドリーダーの指示に合わせ、攻撃する。
「硬っ!」
攻撃しては避け、攻撃しては避けを繰り返す。
「バリアが割れた!!いまだー!」
「やあああああ!」
私は、攻撃に集中しすぎていたのだ。
「危ない!奏!!」
「っえ!?」
目の前に紬がいた、ボスは攻撃体制に入っていた。
瞬間、ドゴンという大きな音がして、紬は吹き飛ばされた、左肩から右の脇腹までの切り傷があった。
「つむ…ぎ?」
「この、、世界を、、ボスを、、倒してね、!」
そう言って、紬はこの世界を去った。
「あ…ああああああああ!許さない、!許さない!!」
絶叫して、突撃する。
「このクソバリア、!壊れろおおおおおおおお!」
剣先が少し食い込む、だがボスも戦闘体制に入る。
「おらああああああああああああ!」
だが、私の方が速かった。
(力を貸して!青空!星空!…紬!)
「ああああああああああああああああ!!」
ボスに剣が入り込む。
「いっけええええええええええ!」
ボスは血を出して、倒れた。
「はあ、はあ、はあ、っく、ごほっごほっ」
「大丈夫ですか!?すごい戦いぶりでした、見惚れてしまいました。」
「ありがとう…ございます」
その瞬間、世界は元に戻った、剣は無くなった。
--- 1年後 ---
世界は今も回っている、1人の人間が私を命懸けで守ってくれたおかげで。
私は、今も毎日紬のお墓に来ている、お墓に来ると涙が溢れる。
「紬、今も私は生きています、貴女のおかげで、ありがとう。」
ここまで読んでくれてありがとうございました!完結です!
次回作も書きますのでぜひ読んでください!ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
奏(かなで)でした⭐︎