現在20XX。地球に謎のウィルスが発生。かかればたちまち死に至る…。そんな地球をまもるべく、とある少女たちは光の使者、プユラァに特別な力をもらい、ウィルスをばら撒く奴らを倒し、元凶も倒し、
この世界を救うことになった。そんな特別な力をもらった冬野紫音とその仲間たち、そして敵たち、
そしてプユラァの物語だ。
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目次
Prologue
「そ、そんなっ、陸!」
しんとした都市の路地の中1人の少女が、悲鳴を上げた。彼女の名は冬野紫音。近くの中学生だ。
「陸…頼むから目を開けて!ねぇお願い!ねえ!」
姉が悲痛に叫んでも弟は目を覚さない。
彼女は絶望に飲み込まれた。
「そんな…陸しんじゃいやあ!」
「ハァハァ…。ゲホッ」
弟の口から大量の血が吐かれた。弟が血の泉に飲み込まれてゆく…。
「はあっ」
少女が泣きそうになった時だ。声をかけられた。
「悲しいかい?」
可愛い高めの声。少年的な口調。少女が振り向くとそこには白い犬のような…でも、頭につのが生えている。
「悲しいに決まってる…誰?」
「ボクは光の使者、プユラァ。弟の仇うち…。さあ、特別な力を授けよう」