ある日、高校一年生、キリトは一件のニュースを見かける。
なんとそのニュースは、妖精卿、アルヴヘイム・オンライン(ALO)にて、中高一貫のオンライン学校を開いた、というものだった。
それを知ったキリトはアスナ、リズベット、シリカと共に、そのオンライン学校に行くことになった。
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目次
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー プロローグ
こんにちは(*´꒳`*)心愛 メイです(●´ω`●)
初めて小説を書いてみました(๑>◡<๑)
今回は、お話のプロローグです!
では、楽しんでくださいね♪
学校の昼休み、|桐ヶ谷和人《きりがや かずと》・俺と|結城明日奈《ゆうき あすな》・明日奈は二人で弁当を食べていた。
明日奈が作ってくれた弁当の味の美味しさをを噛み締めながら、注がれてくる生徒たちの視線に顔をしかめる。
そんな時、明日奈がふと話題を振ってきた。
「ねえキリト君、ALOでオンライン学校が開かれるらしいよ」
「ALOで、オンライン学校?」
ALOとは、妖精卿・アルヴヘイム・オンラインのことだ。
俺が明日奈が言ったことをそのままぼやくように言うと、明日奈は詳しい説明を始めた。
「ALO内で、オンライン学校として施設がオープンしたんだって。本当は学校に行けない人たちや不登校児室が使うのを目的として作られたんだけど、今はそのお試しとして、誰でも気軽に参加可能なの。面白そうじゃない?」
アミュスフィアは、プレイヤーの脳の信号を直接ゲーム内に送ることで、仮想世界を楽しめるマシンだ。
俺と明日奈は、それよりも遥かに高出力のマシン、ナーヴギアによって、二年間、地獄のデスゲームに囚われていた。
「学校って言っても、勉強は今まで習った範囲で復習をするぐらいで、大体は他人との交流の時間って聞いてるよ」
確かに、一日に二つの学校で勉強をしていたら大変すぎる。
そこは配慮してくれていることにほっとする。
「面白そうだな。今夜、一緒に行ってみるか?」
「うん!じゃ、今日の午後八時、ALOで集合。場所は、後でメールで知らせるね」
笑顔で明日奈がそう言うと、傍から二つの人影が飛び出した。
「ちょーっと、お二人さーん?私たちのことを忘れた訳じゃないでしょうね?」
「私たちも混ぜてくださいよ!」
その声と共に、見知った二人・|篠崎里香《しのざき りか》と|綾野珪子《あやの けいこ》が姿を現した。
「もう、二人とも!びっくりしたじゃないの!」
そう言って驚きながら怒っている明日奈の隣で苦笑い。
「二ヶ月間の休戦定刻は結んだけど、遊びに行く時とかは教えるってのが友達ってんじゃないでしょうかねぇー?」
「そうですよ!」
二人には二人の言い分があるようで、説教をするように畳み掛けてくる。
「休戦定刻ってそう言うのをしないってことじゃないの!?」
「……」
「……」
明日奈が言うと、二人は顔を見合わせて黙ったが、やがて同時に明日奈の方を向き直った。
「兎に角、知らないとこで二人きりには絶対させないからね!後でメール送っときなさいよ!」
「絶対ですよ!」
「ああもう、わかったわよ」
明日奈は適当に相槌を返した。
二人は明日奈の返答に不満があったようだったが、やがて揃って向こうへ去っていった。
その様子を見届けた俺と明日奈は、顔を見合わせてほっと息をつく。
「そうだ。そのオンライン学校の名前はなんて言うんだ?」
何気なく俺が聞くと、明日奈は可笑しそうに言った。
「『スクールライフ・オンライン』だよ」
「…そのままだな…」
すると、改めてこちらを向いていった。
「お弁当は食べ終わったし、教室に戻る?」
「いや。まだここにいよう」
俺がそう答えると、明日奈は無言で微笑んだ。
---
その日の午後七時五十分、俺は自室で一人でアミュスフィアを被った。
「リンク・スタート!」
俺の声が部屋中に響くと、視界に何本も何本も虹色の線が伸びる。
そのまましばらく待つ。
虹色の線が消え、目を開けると、視界にはスプリガン領の景色が広がっていた。
指を振り、ウインドウを出し、フレンドメッセージを見る。
欄には、アスナからの『キリト君、ログインした?』という文字が表示されていた。
ホロキーボードを出し、『ああ、ログインしたよ』と打つ。
すぐに既読が付き、『キリト君はどこにいる?私はアルンにいるよ』という文字が表示される。
早いなと思いながら、『今はスプリガン領に。すぐに向かうよ』と打つ。
ウインドウを仕舞い、背中の羽を動かす。
まだあまり操作には慣れていないが、これ以外の移動手段がないため、飛行するしかない。
スティックなしで飛ぶことはできるため、上空にだんだんと上っていき、アルンへと向かっていく。
アルンは、アルヴヘイムの中心の王都だ。
しばらく飛んでいくと、やがて世界樹が見えてきた。
飛行の速度をだんだんと緩めていき、地上に着地する。
そして、アスナを探して辺りを見回す。
「あ、キリト君!」
そんな声がして、声の方へと向かう。
声の先にいたのは、街の一角のベンチに座っているアスナだった。
駆け寄り、隣に腰掛ける。
「お、アスナ。早いな」
「そんなことないわよ。八時ぴったりじゃない」
アスナに言われてウインドウを出すと、本当に八時ぴったりだった。
「行くか?」
「うん。行こっか」
ベンチから腰を上げ、立ち上がる。
そして、アスナと並んでオンライン学校の場所・アインクラッド代一層、はじまりの街へと向かう。
俺とアスナがいるALOは、SAOの複製のため、アインクラッドをそのまま再現することができた。
今はまだ第10層までしか行けないが、次にアップデートがあれば、行ける層はもっと増えるだろう。
俺はアスナと並んでアインクラッドへ向かって飛んでいく。
辺りは真っ暗だが、電灯が周りを照らしている。
所々が光っている街の景色は幻想的だ。
しばらく飛行を続け、やがてアインクラッドのはじまりの街に着く。
「キリト君、あそこだよ!」
そう言うアスナの声は弾んでいる。
俺もアスナの後を追って駆ける。
例のオンライン学校は、大きい建物だった。
色々な教室の他に、食堂や寮まであるようだ。
たくさんのプレイヤーで賑わっている学校を眺めていると、視界の隅で二つの人影が現れた。
「キリト、アスナ、例のオンライン学校、いい感じの雰囲気じゃないの」
「大きいですね!賑わってますね!」
その人影の正体は、レプラコーンのリズベッドと、ケットシーのシリカだった。
二人は口々に感想を言い合っている。
「リズ、シリカちゃん、行こ!早くしないと人数制限で入れなくなっちゃうよ」
「えっ、人数制限とかあるの?」
「そうよ。人が多すぎても困るわ」
「確かにそうですね」
女子三人の会話を聞きながら、辺りを見回す。
学校の敷地は本当に広い。
まるで、小さな催しごとではなく、重要な何かであるような。
「キリト君、どうしたの?」
俺の顔を覗き込んでくるアスナに、慌てて首を振る。
「あ、ああ、なんでもない。それより、人数制限があるんだろ?早く行こう」
「そうだね!じゃ、行こっか!」
アスナの元気に弾んだ掛け声と共に、四人でスクールライフ・オンラインの中へと駆けた。
どうでしたか?
ご指摘・ご感想などがありましたらお気軽にお聞かせ願います(๑>◡<๑)
これからも頑張って参ります(*´꒳`*)これからもよろしくお願いします(●´ω`●)
続きは今日中に投稿できると思います!
みなさんに一つ質問です٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
丁度いい文字数ってどのくらいですか?
一回に文字数は多く書きたいんですが、多すぎると読むのが大変ですよね…。
ご返答お願いします!
では、またお会いできることを願っています♪
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー 一
こんにちは(╹◡╹)♡心愛 メイです╰(*´︶`*)╯♡
今日も張り切っていきましょう(*´꒳`*)
今日も楽しんでいきましょう(●´ω`●)
もうすぐ夏が終わって秋が来ますね♪
みなさんのお好みの季節はいつですか?
私は冬です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
みなさんは暑いのと寒いのはどちらがお好みですか?
私は寒いのです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
最近、誤字が多すぎでしてねぇ…。
あははははは(棒)
わあ、笑い方怖い。
四人で正面玄関から校舎に入る。
両側に靴箱があり、たくさんの靴で埋まっている。
ウインドウを操作して、履いていた靴を靴箱に仕舞うと、ウインドウが出現して、アイテム欄に新しい五つのアイテムが追加されていた。
四人全員がそうだったようで、揃って首を傾げる。
「取り敢えず、歩いてみましょう」
明日奈がそう言い、他の三人が頷く。
靴箱の向こうには、長い廊下が真っ直ぐに伸びており、両側にいくつも教室がある。
「本当の学校みたいね…」
リズベットがぼやくように言った。
階段を上がり、渡り廊下を歩く。
本当の学校のような造りになっているなと思いつつ、辺りを見回す。
すると、教室から出てきている、何人かの制服姿のプレイヤーが見えた。
「アスナ、リズ、シリカ、あの制服、追加されたアイテムじゃないか?」
「確かにそう見えるわね。ここの学校の生徒?何かで申し込みをしてるのかしら…」
そう言って辺りを見回し始めるアスナが、「あっ」と小さく驚きの声を漏らした。
「あそこに職員室があるよ!いってみようよ」
「そうだな。リズ、シリカ、いいか?」
「そうね。先生っているのかな」
「そうですね。何か手掛かりになるかも知れませんし」
リズベットとシリカの反応に黙って頷く。
そして、アスナを先頭に四人で職員室へ。
「すみませーん!」
アスナがそう言うと、職員室の向こうから、一人の女性プレイヤーが現れた。
「このオンライン学校が気になって、来てみたんですが…」
「教室に案内します。着いて来てください」
女性にそう言われ、四人で着いて行く。
階段を降りてすぐの、右手前の教室に案内される。
「ここがあなたたちの教室です」
「あ、はい。ありがとうございます」
アスナがそう言いながらぺこりと頭を下げると、女性は職員室の方へ向かって階段を上がっていった。
「…入ってみる?」
「そうだな」
「そうね」
「そうですね」
そして、アスナは扉に手を当てて聞いた。
「あ、開けるよ?」
「ああ」
「うん」
「はい」
口々に承諾すると、アスナは扉を開けた。
扉を開けても、大した注目は浴びなかった。
生徒たちは黙って自習をしていて、先生は今は留守のようだ。
数秒後、俺たちに気付いた一人の生徒が俺たちに気付き、近づいてきた。
黄色の髪に、緑色の瞳。
どこかで見たことがあるようだったが、どうも上手く思い出せない。
「君たちもこの学校に入るの?」
「あ、うん。でも、これからどうしたらいいかわからなくって…」
「そっか。じゃあ、まずはさっき追加されたアイテムを装備してね」
そう言われ、揃ってウインドウを出す。
先程、靴箱で追加された五つのアイテム、『学生制服 上』、『学生制服 下』、『学生靴』、『学生帽』、『学生証』を選んで装備する。
すると、俺は長袖の黒い上着にネクタイが付いている服、服と同じく黒の長ズボン、上下に合った雰囲気の靴という格好になった。
学生証はどこにいったのかと探していると、胸ポケットの中に入っていた。
「これが、この学校の制服だよ。学生証があれば、食堂も寮も自由に使えるから、無くさないようにね。学生帽は、外に出る時に使うよ」
「へえ。これは無料なの?」
「もちろん。誰でもタダで使えるよ。…さて、じゃあ次に自己紹介をしてね」
「へっ?…あ、うん。わかった」
自己紹介をしてと言われて一瞬アスナは目を丸くしたが、すぐに意味を理解したようで、頷いた。
「みんな、ちょっといい?新しい生徒さんが自己紹介するよ」
アスナが教卓の前に進み出ると、教室中の視線が一気にアスナに集まる。
「みなさん、はじめまして。アスナです。これからよろしくお願いします」
そう言って頭を下げたアスナに、たくさんの拍手が送られる。
「キリト君」
こちらを向いてそう言うアスナに頷き、アスナと場所を交代する。
「キリトだ。よろしく」
短くそうとだけ言うと、アスナほどではないが、拍手が送られる。
「リズベッドよ。よろしく」
リズベットとシリカが自己紹介を終えると、先程の少女がやってきた。
「空いてる席にどこでもいいから座って。今日、学校で習ったことの復習をしてるといいよ。教科書なら机の中にあるから。じゃあ、何かわからないことがあったらまた聞いてね」
もう一度、優しい人だなと思いながら、丁度、空いていたため、少女の席の後ろの席へと向かった。
「わたしとキリト君が隣、リズとシリカちゃんが隣、でいい?」
「仕方ないわねぇ」
「はーい」
二人とも。揃って不満そうだったが、アスナと俺は気のせいにして席に着く。
「わ、すごい。本当に机の中に何でもあるよ」
アスナが驚きながらそう言うと、俺の後ろから、例の少女が振り向いた。
「だよね。学習に必要なプリントとか道具とかは、教材室に何でも揃ってるから。見に行く?」
「え、今いいの?」
「うん。新しい生徒の案内なら、授業中にしていいようになってるから。さ、行こ」
「あ、ありがとう」
アスナは少し躊躇いつつも、お礼を言って立ち上がった。
俺とリズベットとシリカも案内をしてもらうことにし、少女に着いて行くことにした。
教室を出ると、長い廊下が真っ直ぐに伸びているのが見えた。
「こっちだよ」
少女はそう言いながら、教室から左手前の階段の方に歩いて行く。
アスナを先頭にして少女に着いて行く。
階段を上り、廊下の右手前を歩き、教材室と思しき部屋の前で立ち止まる。
「ここ。本当に色々あるよ」
少女はそう言ってから扉を開けた。
教材室と呼ばれているその部屋は、たくさんの棚や引き出しで埋め尽くされていた。
「この棚には、学習で使ういろいろな道具が入ってるよ。段によって教科が違ってるけど、張り紙を見ればすぐにわかるよ」
そう言いながら、傍の壁に貼ってある張り紙を指差す。
「この引き出しには、右側には参考書、左側にはプリントがあるよ。これもこの張り紙を見ればすぐにわかるよ」
そう言いながら、先程と同じように、傍の壁に貼ってある張り紙を指差す。
「使った物を返す箱が教室にあるから、使い終わった道具は忘れずにその箱に入れてね。わかった?」
「うん。丁寧な説明ありがとう」
アスナがお礼を言うと、少女は照れたように頭をかいた。
「ううん。どうする?まだ色々な設備があるけど、そこも案内しよっか?」
「うーん、ひとまずは大丈夫かな。教室に戻って復習するよ」
「そっか。じゃあ、また何かわからなかったら何でも聞いてね。教室、戻ろっか」
少女はそう言うと、教室へ向かって歩き出した。
各自で自習をしていると、チャイムが鳴った。
教室中の生徒ががたがたと席を立っていく。
後ろの少女がこちらを振り返ってきた。
「チャイム鳴ったけど、君たちはもう帰る?」
「チャイム?」
「この学校では、チャイムが鳴ったら自由時間になるんだ。もちろん、このままずっとここいてもいいけどね。帰るなら今のうちだけど、どうする?」
「じゃあ、帰ろうかな。そういえば、向こうに寮みたいなのがあったけど、あれは何だ?」
「あっ、すっかり忘れてた!あそこは、宿屋みたいな感じ。使っていく?」
「ああ。そうするよ」
俺がそう返すと、アスナがすっと前に進み出た。
「色々とありがとう。でも、どうしてこんなに教えてくれたの?」
「えへへ、何の根拠もないんだけど…キリト君には、初めてあったような気がしなくて」
「それには俺も同感だ」
「へえ。二人には何かあるのかな」
アスナは何気なくそう言ったのだろうが、俺の脳のどこかでちかりと瞬くものがあったような気がした。
「じゃ、例の寮に行ってみますか。行くよ、キリト、アスナ、シリカ」
「はい!行きましょう!」
そう言い合うリズベットとシリカに頷き、寮へ向かって歩き始めた。
お昼ご飯は何でしたか?
私はモスバーガに行って来ました(๑>◡<๑)
ナナチキとファミチキ、どちらがお好みですか?
私は、両方とも美味しいので選べません♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
心愛 メイ式の小説執筆方法を教えます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
メモにざっと書いてそれをコピペする方法でやっています(๑╹ω╹๑ )
どこで分けるか重要なんですよ(*´꒳`*)
お勧めのやり方です(●´ω`●)
次回は今日中に投稿するつもりです!
では、また会えることを願っています♪
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー 二
こんにちは♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪心愛 メイです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
今日中に投稿するって言ってこんな夜になってごめんなさい!
では、楽しんでくださいね(๑˃̵ᴗ˂̵)
翌日の放課後。
家のリビングのソファに座り、妹の桐ヶ谷直葉に何気なく話題を振る。
「スグ、ALOでオンライン学校がやってるのは知ってるか?」
「うん、あたしも参加してるよ」
直葉はALOを愛するVRMMOプレイヤーのため知っているのも当然かと思いながら、更に話を進めてみる。
「そこですごい優しい人がいてさ。俺たちに色々と案内してくれたんだよ」
「へえ。どんな人だったの?」
「髪の色は黄色で、目の色は緑色。たぶんシルフだと思う」
「……」
直葉は冷や汗をかき始めた。
「スグ、どうかしたのか?」
「お兄ちゃん、そのメンバーは?」
「俺、明日奈、リズ、シリカ」
「………」
直葉はまた冷や汗をかき始めたので、俺は不安になって尋ねる。
「スグ、大丈夫か?」
「そ…それ…あたし…だ…」
「スグ!?」
「そうだ、あのアバターの名前は知らないよね。一応、教えておくよ。…名前はリーファ」
「リーファ…」
どことなく直葉の面影はあったが、はっきりとはわからないでいた。
「今日の午後六時に約束してある。折角だし、参加してみたらどうだ?」
「そうだね。行ってみるよ」
こうして、俺と直葉はALO内で会ったことを知ったのだった。
約束の午後六時になり、俺がアスナとリズベットとシリカと一緒にオンライン学校へと向かうと、リーファが見たことのないプレイヤーと会話していた。
「ちょっとレコン、何でここにいるのよ!」
「リーファちゃん、探したんだからね!どこにもいないんだから!」
「もう、探さなくていいのに!」
どうやら二人には二人の言い分があるようで、こちらには何も言えないと判断する。
「おいリーファ、行くぞ」
俺が二人の間に入ってそう言うと、レコンと呼ばれたシルフの少年はこちらを怪訝そうに見てきた。
「もしかして、リーファちゃんの彼氏…?」
「違うよ!キリト君はあたしのお兄ちゃん!誤解しないで!」
リーファはそう言ってレコンの頭を叩いた。
「リーファちゃーん…ひどいよ…」
「はっ!あ、ごめん!大丈夫?」
そんな二人に苦笑いしつつ、リーファに言う。
「ほら、行くぞ」
「うん!着いて来ないでよね!」
「リーファちゃーん…」
そうして、リーファを連れて校舎の中に入ることができた。
教室への移動中、アスナがリーファに話題を振った。
「リーファちゃんはキリト君の妹なんだよね」
「はい。あたしも、最初はキリト君がお兄ちゃんだって知りませんでした」
「あはは、VRMMOではよくあることよ」
「そうですね。でも、二人の間で何か不思議な雰囲気が漂ってました」
「言われてみればそうだね」
俺は女子四人の会話を黙って聞きながら歩く。
銭湯を歩くリーファが教室の扉を開ける。
今は休み時間のようで、教室中はたくさんの生徒で賑わっている。
俺たちは各自で昨日と同じ席に座ろうとすると、ふとリーファが言った。
「キリト君の隣の席の人を毎日、変えるっていうのはどうですか?」
「ナイスアイデア、リーファ」
「ご提案ありがとうございます!」
リズベットとシリカは口を揃えてそう言うが、アスナは少し不満そうだ。
「アスナさん、いいですか?」
「わかったわよ。毎日キリト君を独り占めしちゃ悪いし」
「よし!」
「やったぁ!」
こう、女子に囲まれて生活するのも大変だなと思いつつ、自習を始めた。
どうでしたか?
楽しめたでしょうか?
では、また会えることを祈っています(๑˃̵ᴗ˂̵)
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー 三
こんにちは(*´꒳`*)心愛 メイです(●´ω`●)
いぇいいぇい(((殴
では、楽しんでいきましょう(๑>◡<๑)
「はあ…」
わたし・結城明日奈は、今日もいつもと同じように、スクールライフ・オンラインで自習や他人との交流で時間を潰す。
「いつもなら、あんなに楽しいのに…」
遡ること、四時間前。
学校から帰ってきた後、桐ヶ谷和人から一件のメールがあった。
「明日奈、ごめん。用事ができたらから、今日はオンライン学校に行けなくなった」
その文字を読んだ瞬間、わたしは項垂れた。
「うん、わかったよ。今度、また一緒に行こうね」
わたしがそうメッセージを送っても、返信どころか既読すら付かなかった。
これは何かあると悟ったわたしは、約束の午後八時になる前に、リズベットやシリカ、リーファと色々と相談した。
結果、キリトは今、ガンゲイル・オンラインことGGOの中で、バレット・オブ・バレッツ通称BOBという、その仮想世界の中での世界大会に出場しているということがわかった。
そして、その中で、死銃、デス・ガンという、ゲーム内で打ったプレイヤーを現実世界でも殺すというプレイヤーと戦っている現象を知る。
桐ヶ谷和人が病院にいると知ったわたしは、その病院まで急いで飛んで行ったが、桐ヶ谷和人は大会が終わるまでログアウトできないと知り、自分には助けられないとわかり、渋々リズベットやシリカ、リーファが待っているスクールライフ・オンラインへとダイブしたのだった。
だが、キリトがいないことがここまでもつまらないとは思っていなかった。
チャイムが鳴り、教室中の椅子ががたがたと音を立てるのに混じり、リズベットやシリカ、リーファがアスナの元へと駆け寄ってくる。
「やっぱり、キリトがいないとつまらないわねぇ…」
「ですねぇ…」
「だよねぇ…」
三人とも口を揃えて言うのを見て、リーファが苦笑した。
「あはは、お兄ちゃんってそんなに人気者だったんですね」
「まあ、普段はちょっと影が薄いかもしれないけどね」
わたしがそう言うと、集団で笑いが広がる。
「そう言えば、GGOのキリト、すごい髪が長かったじゃない。あんなキリト、見たことある?」
「ないですね。なんか、最初はすごい美少女アバターだなって思いましたもん」
「あはは、あたしも最初はお兄ちゃんだってわかりませんでした」
「えっ、リーファちゃんもわからなかったんだ!」
また笑いが広がっていく。
「どうする?ちょっと早いけど、今日はもうログアウトする?」
「そうねぇ。キリトについて色々と調べたいし」
「そうですね」
「今日はもうログアウトにしましょうか。あたし、家でお兄ちゃんの帰りを待ってます」
口々にそう言い合うのを見て、わたしは一つ頷いた。
「寮、向かおっか」
とわたし。
「うん」
とリズベット。
「はい」
とシリカとリーファ。
一瞬キリトの席を見てから、四人で寮に向かって歩き始めた。
数日後、和人が学校に登校してきた。
「キリト君!」
嬉しさを隠しきれずに駆け寄ると、和人は手を上げて言った。
「明日奈。久しぶりだな」
「心配したよ!GGOの事件は、大丈夫だった?」
「ああ。そうそう、そこで出会ったアバターの人と仲良くなったから、今日のオンライン学校に誘っていいか?」
「もちろん!メンバーが増えるのは嬉しいことだよ!」
顔を輝かせてそう言う。
「じゃ、また休み時間な」
「うん!何があったら、色々と聞かせてね」
「ああ」
お互いに自分の席に戻り、支度を再開した。
視界の隅で、和人が里香や珪子に苦笑しているのが見えた。
どうでしたでしょうか?
いぇいいぇい(((殴(二回目)←頭の中お花畑の人
続きは今日中に投稿しますので、暇な人も暇じゃない人もぜひ読んでくださいね(๑˃̵ᴗ˂̵)(どんな宣伝?)
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー 四
こんにちは♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪心愛 メイです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ソードアート・オンラインのイベントがもうすぐやるみたいなんです(๑>◡<๑)
すごく楽しみです(๑˃̵ᴗ˂̵)
では、小説をお楽しみくださいね♪
俺・キリトは、ALOの寮から学校へと向かう。
ログアウトしている時は、自分の身の安全が確保されないため、本来なら宿屋に泊まらなければ危ないため、寮システムは本当にありがたい。
それは俺と同じくデスゲームに囚われていたアスナも、ALOを愛用しているリーファも同じことだろう。
オンライン学校の周辺では、様々な種族のプレイヤーがわらわらしている。
GGOで出会ったアバターとは、シノンのことだ。
アスナたちと気が合えばいいが。
今は七時二十五分で、約束の時間は七時三十分だ。
きょろきょろと辺りを見回していると、視界の隅に人影が映った。
青色の瞳、青色の髪。
ケットシーを示す耳と尻尾が生えている。
どこかで、見たような。
「キリト」
「…っ!」
反射的に後ずさって剣を抜こうとしてしまい、慌てて止める。
「シ、シノン…?」
「そうよ」
腕を組んでそう言われ、やっと気付く。
「あ、ああ、シノンか!早いな」
「あんたの方こそ早いじゃない」
「いや、待ち合わせってのは早く来るものじゃないか?」
「そうね。これからもそうしてもらうわ」
つまり、これからも早く来なければならないと言う意味を悟り、ぐっとなる。
「冗談よ。別に、早く来なくてもいいんじゃないの?」
「そうですね…」
また先程のようにならないように注意しなければならない。
等々と思っていると、向こうから四人の人影が現れた。
「キリトくーん」
「お兄ちゃーん」
「キリトー」
「キリトさーん」
口々に俺を呼びながら駆け寄ってくる、アスナ、リーファ、リズベット、シリカ。
「キリト、あの人たちは?」
「ああ、俺の友達だよ」
アスナ、リーファ、リズベット、シリカが俺とシノンの周りに集まる。
「キリト君、この人?」
「ああ。GGOで知り合ったシノン」
俺がそう言うと、その場にいる四人の視線がシノンに集まる。
「ウンディーネのアスナよ。よろしくね、シノン」
「シルフのリーファです。よろしくお願いします、シノンさん」
「レプラコーンのリズベットよ。よろしく」
「ケットシーのシリカです。よろしくお願いします」
口々に自己紹介をしていくアスナたち。
「よろしく」
アスナはシノンに手を差し出した。
シノンはその手をおずおずと握る。
アスナはシノンとすぐに打ち解けたようだ。
「全員、揃ったし、行こっか!」
とアスナ。
「ああ」
と俺。
「はい!」
とリーファとシリカ。
「うん」
とリズベットとシノン。
五人で、スクールライフ・オンラインの校舎へと駆けた。
切りのいいところで切れたでしょうか?
文字数にこだわるよりも切りのいいところで切った方がいいとアドバイスを頂きました(๑˃̵ᴗ˂̵)
いぇいいぇい(((殴
頭の中お花畑の作者ですが、これからも温かく見守って頂ければなと思っております(`・ω・´)
では、またお会いできることを願っています♪
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー 五
こんにちは♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪心愛 メイです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
この小説も五まで来ましたね(๑˃̵ᴗ˂̵)
できるだけ長く続けたいです(`・ω・´)
いぇいいぇい(((殴
小説、楽しんでくださいね(๑>◡<๑)
スマホが着信し、画面を確認する。
すると、明日奈から一件のメールが来ていた。
「ごめんね、キリト君。あるギルドに誘われちゃって、今日はスクールライフ・オンラインち行けなくなっちゃった」
文章を読み終え、メールを打ち込む。
「わかった。絶剣のギルドか?」
すると、すぐに返信が来る。
「うん。ギルドメンバーだけでボス攻略に挑戦するんだ。じゃ、行ってくるね!」
明日奈は絶剣と呼ばれるアバターとの戦闘の後に連れて行かれた。
何があったのか俺にはわからないが、ギルドメンバーだけでボス攻略をするらしい。
今日も、明日奈の他のメンバーとオンライン学校で会うことを約束している。
約束の時間まで、明日奈がどうなったのか調べることにした。
アスナを除くいつも通りのメンバーで、オンライン学校でいつも通り過ごす。
やはりアスナがいないと、集団の先頭に立つ者がいない。
色々と調べてみたが、情報屋が扱っている訳はなく、わかったことはないに等しい。
リーファやシノン、リズベット、シリカと別れると、急ぎ足で寮に向かう。
扉を開け、ベッドに寝転がる。
アスナからのメッセージは、もちろんある訳はない。
「…はあ…」
ため息を一つ付く。
そんな俺を、心地よい眠気が襲ってくる。
「…うう…」
気付けば、寝落ちしてしまっていた。
翌日。
学校に向かっていると、後ろから肩を叩かれた。
「うわあっ!」
「キーリートー君っ」
慌てながら振り向くと、そこには満面の笑みの明日奈が立っていた。
「朗報だよスクールライフ・オンラインにー新しいメンバーが入るって!」
「新しいメンバー?」
俺が聞き返すと、明日奈は嬉しそうに言った。
「絶剣が来てくれるって!今日の夜からOKらしいけど、時間は大丈夫?」
「絶剣か。時間は大丈夫だ」
「よかったぁ!」
等々と話していると、向こう側から二つの人が下が現れた。
「明日奈ー、何かあったのー?」
「新しいメンバーですか?」
そう口にする里香と珪子。
「うん!新しくスクールライフ・オンラインに来るっていう子がいてね!」
そう話し出す明日奈の表情は、生き生きをとしていた。
小説、楽しんで頂けましたか?
量が少なくてごめんなさい(汗)
次回は金曜日の投稿となります!
新しいメンバーが登場するので、お見逃しなく(๑>◡<๑)
では、またお会いできる時を楽しみにしています♪
ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー 六
オンライン学校に行くと、小さな集まりがあった。
その中心にいたのは、絶剣ことユウキとアスナ。
集まりの中にいたリーファやシノンたちに声を掛ける。
「何かあったのか?」
「あ、お兄ちゃん。絶剣がこのスクールライフ・オンラインに入るって」
「アスナが絶剣に関わってるみたいね」
口々にそう言われ、状況をなんとなく理解する。
「アスナー!行くわよー!」
リズベットがそう叫ぶ。
「ユウキ、行こう」
「うん!」
アスナとユウキは、そう言い合い、集まりの中から抜けてきた。
「ごめんね。囲まれちゃってて」
「ここ、なかなか広いねー!今まで行ったどのオンライン学校より広いよー!」
謝罪するアスナとはしゃぐユウキ。
「じゃあ、行きましょうか!」
シリカの一声に、一同が頷いた。
「わあー、中もすっごく広いねー!」
ユウキはそう言って隅々まで見て回る。
「寮と食堂もあるよ」
アスナがそう言う。
「ほんと!?行きたい!」
ユウキはそう目を輝かせる。
「元気ねぇ……」
「リズベットさん、年寄り臭いです……」
ユウキを眺めながら言ったリズベットを、シリカが横目に見ながら言った。
「ユウキ。アスナさん」
「シ、シウネー!?」
廊下の向こうから歩いてきた姿が話し掛けてきたため、名前を呼ばれた二人の、ユウキとアスナが驚きの声を発した。
「はい。前にも言った通り、病気は完治しましたが、ここのオンライン学校がやっていると聞いて、来てみたんです」
「そうなんだー!」
とユウキ。
「そうなんですか!」
とアスナ。
「教室はどこでも大丈夫ですが、どこにしますか?」
「キリトとアスナ、リーファ、私、シリカ、リズベットのメンバーの所にする?」
「うん!そこにしよっと!」
ユウキの元気な声が答えた。